詳細を見る

4 STEP レポート
会社名 株式会社イノウエ
企業概要
・設立年月日:1992 年(創業 1928 年 5 月)
・代表者:井上 旭
・資本金:2,000 万円
・所在地:神奈川県相模原市緑区鳥屋 750
・従業員数:37 名
日本を代表する“ヘアゴム”製造会社である。シェアは国内の約6割で、1ヶ月の出荷数は約230万個に達す
る。大手コンビニから雑貨屋,100円ショップなど、出荷先も多種多様である。雇用形態としては、社員より
も内職が多いのが特徴で、その数は約8倍にもなる。立地も、大手繊維業界の多くは製造拠点を海外に移転して
いるのに対し、イノウエは相模原という地元にこだわっている。
商品・サービス
繋ぎ目のないヘアゴム
・『質・技術力の高さ』により、繋ぎ目をなくす事に成功し、また 6~7kg の荷重に耐えられる伸縮性を実現。
・『安全性へのこだわり』により、乳幼児が用いても安心な繊維製品で作り、消費者の安心を確保。
髪にかかわる製品…『商品展開の幅広さ』により、髪ゴムのカラーバリエーションを豊富に製造。
また、カチューシャやピンなど、髪に関わるもののほとんど製品化。
グッドポイント
①『人を大切にする』考え方…“良い商品を生み出すのは社員であり、その社員が働けるのは周りの環境が
あってこそ”という社員ありきの企業経営を第一に考えている。
②アイデアや意見を取り入れる『積極性』…学生や取引先の商品の要望・改善点などの声を、出来ないと拒否
するのではなく受け入れ、次なる商品へと繋げていく姿勢により、商品の幅広さに繋がっている。
③『考える姿勢』…社のスローガンである「常に考える」という貼り紙が社内の至る所に貼ってあり、社内で
効率良く働く工夫や、仕事などで問題点の改善や対策などにも生かされている。
総じて、社長が人のことを常に考えているということ。消費者のみならず、従業員のこともしっかり考えると
いう社長の姿勢はイノウエの魅力を生み出す原泉だと言える。また、中小企業の強みである“社長と従業員の距
離感”を生かし、社員を尊重する。一人一人が持っている“無形の力”を大切にする。そして何か(どこにも真
似出来ないような商品展開など)で日本一を目指すという“こだわり”と、品質が良ければ売れるという“確信”
。
それらがイノウエ成功の秘訣だと感じた。
アイデア・企画
『イノウエの社名認知向上』イノウエのヘアゴムは安心安全で、私達の身近にある程シェアが高いにも関わら
ず、社名としてあまり知られていない印象を感じたからである。その中で、提案したい案は 2 つある。
①『ロゴマークを広める』
。商品のパッケージなどを見ても、イノウエのロゴマークは印刷されていなかった。ロ
ゴマークというのは、一番わかりやすく浸透しやすい広報手段だと言える。せっかく良いロゴマークがあるため、
もっと有効活用したら良いのではないかと考えた。
②『商品を雑誌の付録にする』
。雑誌の付録というのは、最も消費者が手に入れやすい方法である。その中で私達
は、
「消臭機能、又は冷却機能のある弁当用バンド」を提案する。ターゲットは、弁当を作る主婦だ。主婦がよく
購読する雑誌とタッグを組めば、認知度は広まるのではないかと考えた。このバンドにもロゴマークを付け、一
目見てイノウエだと分かるようにすれば、より効果的である。
社名の認知が向上した場合のメリットとしては、第一に経営拡大の可能性が挙げられる。社名が世に広まること
により、消費者はイノウエの商品を手に取る機会が増え、売り上げが伸び、その他あらゆる場面にお金をかける
ことが出来る。 第二に、自社商品が出しやすくなるということだ。認知されることで信頼性は増し、売れやす
くなると考えた。また、話題性も十分にある。