沖縄県警察ヘリコプター・テレビシステム運用要綱 発出年月日:平成8年3月29日 文書番号:沖例規地1 公表範囲:全文 改正 前略…平成24.3沖例規地1 第1 趣旨 この要綱は、警察用航空機(以下「航空機」という。)にテレビカメラを搭載して撮 影した映像及び音声を警察本部等において受信するヘリコプター・テレビシステム (以下「ヘリテレシステム」という。)を適正かつ効果的に運用管理するため、必要な 事項を定めるものとする。 第2 ヘリテレシステムの構成 ヘリテレシステムの構成は、次に掲げる設備により構成するものとする。 1 機上設備 映像及び音声を送信するため、航空機に搭載するテレビカメラ装置、テレビカメラ 防 振装 置 、 モ ニタ ー テ レ ビ、 VTR装 置 、 映像 送 信 装 置 、映 像 処 理装置 、空中 線装置 及 び連絡用無線機等をいう。 2 固定設備 地上で受信する映像及び音声を中継する固定型自動追尾装置、映像音声切替分配器 及びモニターテレビ等をいう。 3 可搬設備 航空機から送信される映像及び音声を警察署又は現地本部等で受信する可搬型自動 追尾装置、映像送・受信装置、連絡用無線機等をいう。 4 本部設備 航空機から送信される映像及び音声を分配するため、警察本部に設置する映像分配 切 替装 置 、 映 像復 元 装 置 、モ ニ タ ー テ レビ 、 VTR装 置 、連 絡 用 無線機 並びに これら の 附帯装置をいう。 第3 使用基準 ヘリテレシステムは、次に掲げる場合において、その特性を活用することが効果的 であると認められるときに使用するものとする。 1 地震、津波、火災、爆発、風水害などの災害警備 2 突発大規模重要事件・事故の捜査又は処理 3 大規模な警衛及び警備実施 4 重要な交通対策 5 その他警察本部長(以下「本部長」という。)が必要と認める場合 第4 運用体制等 1 運用責任者 (1) 生活安全部地域課に運用責任者を置き、生活安全部地域課長をもって充てるもの - 1 - とする。 (2) 運用責任者は、本部長の指揮を受け、ヘリテレシステムの運用及び管理に関する 業務を総括する。 2 操作員 (1) 機 上設備 の操作 員(以 下「操 作員」 という 。)は、 原則と して、 航空隊 員とす る 。 (2) 大規模な警衛、警備実施その他運用責任者が必要と認める場合は、航空隊員以外 の者を操作員として指定することができる。 (3) 航空隊員以外の者を操作員として指定する場合は、運用責任者が口頭その他適宜 の方法により行うものとする。 (4) 固 定 設備 及 び 可 搬 設備 の 操 作 は、 九 州 管 区警 察 局沖縄 県情報 通信部 (以 下「情 報 通信部」という。)の職員が行うものとする。 (5) 3 本部設備の操作は、生活安全部通信指令課員が行うものとする。 操作員の訓練 (1) 運用責任者は、操作員の操作技術の向上を図るため、必要に応じて操作員の訓練 を実施するものとする。 (2) 操作員は、航空機の安全運航に配意し、ヘリテレシステムの特性を最高度に発揮 できるよう運用責任者の計画する訓練に参加して操作技術の向上に努めるものとす る。 第5 使用手続等 1 所属長は、ヘリテレシステムの使用を必要とする場合は、沖縄県警察航空隊の運用 等に関 する訓 令(平 成23年沖 縄県警 察本部 訓令第 17号 。以下 「訓令」という。)第16 条に規定する航空機支援要請書の目的欄に、ヘリテレシステムを使用する旨及び使用 の目的を記載して申請するものとする。 2 所属長は、ヘリテレシステムを緊急に使用する必要がある場合は、電話その他の方 法により使用申請し、事後速やかに当該申請書を提出するものとする。 3 運用責任者は、前記1、2の申請があった場合は、直ちに生活安全部通信指令課長( 以下「通信指令課長」という。)及び情報通信部機動通信課長(以下「機動通信課長」 という。)と連絡調整を図るものとする。 第6 使用承認等 1 運用責任者は、第5の使用申請があった場合は、使用の目的等について審査して適 当と認めるときは、使用を承認するものとする。 2 運用 責 任 者 から 使 用 の 承認 を 受 け た 所属 長( 以下「 使用 所属長 」とい う。)は、 撮 影構図の設定、運航経路等必要な事項について、運用責任者と事前に協議及び意見交 換を行うとともに、ヘリテレシステムの使用中は、機長と緊密な連携を保持するもの とする。 第7 ヘリテレシステムの使用 操作員は、使用所属長の指揮を受けて、次に掲げる事項を行うものとする。 (1) ヘリテレ映像の撮影に関すること。 (2) 映像の送信及び録画並びに音声の送信に関すること。 - 2 - (3) その他ヘリテレシステムを有効かつ効率的に使用するため、必要と認められるこ と。 第8 映像の保存、管理等 1 撮影した映像の記録は、原則としてヘリテレシステムの使用を終了する際に消去す るものとする。ただし、次に掲げる場合についてはこの限りでない。 (1) 運用責任者が映像の記録を保存することが必要であると認める場合 (2) 第6の承認を受けた使用所属長が映像の記録を保存することが必要であると認め る場合 2 運用責任者は、他の所属長から映像の記録を提供するよう依頼を受けた場合は、使 用目的、使用期間等を記載した書面を提出させ、必要があると認める場合に限り提供 するものとする。 3 1の(1)及び(2)に該当する映像の記録並びに2に基づき運用責任者から提供を受け た映像の記録は、外部記録媒体に保存するものとし、管理については、次に掲げると おりとする。 (1) 1 の(1)に 該 当 す る場合 は、ヘ リテレ 映像管 理簿( 別記様 式)を 作成し 、情報 流 出、紛失等に十分注意して運用責任者の責任において厳正に管理するものとする。 (2) 1 の(2)に 該 当 す る場合 及び2 に基づ き運用 責任者 から映 像の記 録の提 供を受 け た場合は、情報流出、紛失等に十分注意して使用所属責任者又は当該所属長の責任 において厳正に管理するものとする。 (3) 第9 1 保 存の必 要がな くなっ た場合 は、速 やかに 映像の 記録 を消去 するも のとす る。 障害発生時の措置 操作員は、ヘリテレシステムに故障等の異常障害が発生した場合は、直ちにその状 況を運用責任者に報告するものとする。 2 運用 責 任 者 は、 前 記 1の 報 告 を受 け た 場 合は 、 通 信 指 令課 長 及 び 機動 通 信 課長に 通 報するとともに、速やかに復旧のための必要な措置を講ずるものとする。 第10 亡失、損傷時の報告 使用責任者は、ヘリテレシステムの機器を亡失又は損傷した場合は、速やかにその 状況を運用責任者を経て本部長に報告するものとする。 第11 検査 運用責任者は、ヘリテレシステムの設備を定期又は随時に検査し、常時有効に機能 するように適切に管理しなければならない。 第12 協議 運用責任者は、ヘリテレシステムを有効かつ効率的に運用し、適正に管理するため 必要な事項について、警務部警務課長、会計課長、通信指令課長、機動通信課長及び 情報通信部通信施設課長と随時、協議を行うものとする。 以下様式等省略 - 3 -
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