「通勤」の範囲の取扱いについて

○「通勤」の範囲の取扱いについて
昭 和 62 年 5 月 20 日 地 基 補 第 81 号
各支部長あて
理事長
第1次改正
平 成 5 年 3 月 29 日 地 基 補 第 119 号
第2次改正
平 成 7 年 3 月 31 日 地 基 補 第 49 号
第3次改正
平 成 11 年 3 月 17 日 地 基 補 第 82 号
第4次改正
平 成 13 年 3 月 21 日 地 基 補 第 65 号
第 5 次改 正
平成 15 年 9月 24 日地 基補第 154 号
第 6 次改 正
平成 16 年 4月 19 日地 基補第 104 号
第 7 次改 正
平成 18 年 4月 24 日地 基補第 148 号
第8次改正
平 成 20 年 1 月 31 日 地 基 補 第 30 号
第9次改正
平成 20 年 10 月 2 日地基補第 264 号
第 10 次改正
平成 24 年5月 16 日地基補第 103 号
第 11 次改正
平成 27 年9月 29 日地基補第 441 号
第 12 次改正
平成 28 年 12 月 20 日地基補第 442 号
地方公務員災害補償法第2条第2項及び第3項並びに地方公務員災
害 補 償 法 施 行 規則 第 1 条 の 4 に 規 定す る 通 勤 の 範 囲 に つい て は 、昭和 62
年 4 月 1 日 以 降、昭 和 62 年 4 月 14 日 付 け 自 治 給第 21 号 及 び 昭 和 62 年
5 月 18 日 付 け 自 治 給 第 29 号 で 示 さ れ た 下 記 基 準 及 び別 添 具 体 例 に よ り
取 り 扱 う こ と にな っ た の で 、 そ の 処理 に 遺 漏 の な い よ うに さ れ た い 。
な お 、 「 「 通勤 」 の 範 囲 の 取 扱 いに つ い て ( 昭 和 48 年 10 月 31 日 地
基 補 第 479 号 )」 は 、 廃 止 す る 。 ( 第 5 次 改 正 ・ 一 部 )
記
1 「 勤 務 の た め 」と は 、勤 務 に 就 く た め 、又 は 勤 務 を 終 了 し た こ とに
よ り 行 わ れ る 移動 を い う も の で あ るこ と 。す な わち 、当 該 移 動 が 、全
体 と し て み て 、勤 務 と 密 接 な 関 連 性を も っ て 行 わ れ る もの で あ る こ と。
し た が っ て、通 常 の 勤 務 の た め の 移動 の ほ か 、公務( 地 方 独 立 行 政 法
人 法( 平 成 15 年 法 律 第 118 号 )第 55 条 に 規 定 す る 一般 地 方 独 立 行 政
法 人 の 業 務 を 含む 。以 下 同 じ 。)災 害 扱 い と な る レ ク リエ ー シ ョ ン( 地
方 公 務 員 法( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号)第 42 条 の 規 定 に 基 づ き 、任命
権 者( 地 方 独 立 行 政 法 人( 地 方 独 立 行 政 法 人 法 第 2 条 第1 項 に 規 定 す
る 地 方 独 立 行 政法 人 を い う 。以 下 同 じ 。)に あ っ て は 、当 該 地 方 独 立
行 政 法 人 の 理 事長 。以 下 同 じ 。)が 計 画 し 、実 施 し た レ クリ エ ー シ ョ
ン 等 任 命 権 者 の支 配 管 理 の 下 に 行 われ た レ ク リ エ ー シ ョン を い う 。 )
に 参 加 す る た めの 移 動 な ど が こ れ に該 当 す る が 、勤 務 終 了 後 、当 該 勤
務 公 署 で 、相 当 時 間 に わ た り 私 用 を弁 じ た 後 帰 宅 す る 場 合 な ど は 、勤
務 と の 直 接 的 関連 性 が 失 わ れ る の で 、勤 務 の た め と は 認め ら れ な い も
のであること。
ま た 、地 方 公 務 員 災 害 補 償 法( 昭 和 42 年 法 律 第 121 号 。以 下「 法」
と い う 。)第 2 条 第 2 項 第 3 号 の 移動 の う ち 、当該 移 動 が 勤 務 に 就 く
当日若しくは前日又は勤務に従事した当日若しくは翌日に行われた
場 合 は 、原 則 と し て「 勤 務 のた め 」の 移 動 と 認 め ら れ るも の で あ る が 、
当該移動が勤務に就く前々日以前から行われた場合又は勤務に従事
し た 翌 々 日 以 後に 行 わ れ た 場 合 に つい て は 、交 通 機 関 の 状 況 等 の 合 理
的 理 由 が 認 め られ る と き に 、「 勤 務 の た め 」の 移動 と 認 め ら れ る も の
であること。(第6次改正・一部、第7次改正・一部)
2 「 住 居 」と は、職 員 が 居 住 し て日 常 生 活 の 用 に 供 して い る 生 活 の 本
拠 と し て の 家 屋の ほ か 、勤 務 の 都 合 そ の 他 特 別 の 事 情 があ る 場 合 に お
い て 特 に 設 け られ た 宿 泊 の 場 所 な どを い う も の で あ る こと 。ま た 、単
身赴任者等が勤務場所と家族の住む自宅との間を移動する場合にお
け る 当 該 自 宅 は 、単 身 赴 任 手 当 の 支給 を 受 け る 職 員 そ の他 当 該 職 員 と
均衡上必要があると認められる職員として認められる合理的な理由
が あ り 、か つ 、当 該 移 動 に 反 復・ 継 続性 が 認 め ら れ る 場合 に は 、こ れ
に該当するものであること。(第1次改正・一部、第2次改正・一部、第7次改
正・一部)
3
「 勤 務 場 所 」と は 、職 員 が 職 務 を 遂 行 す る 場 所 と して 、明 示 又 は黙
示 の 指 定 を 受 けた 場 所 を い う も の であ る こ と 。こ の 場 合 、通 常 の 勤 務
公 署 の ほ か 、外 勤 職 員 の 外 勤 先 な ども こ れ に 該 当 す る もの で あ る こ と。
4 「 合 理 的 な 経 路 及 び 方 法 」と は 、社 会 通 念 上 、法 第 2 条 第 2 項 各号
に 掲 げ る 移 動 を行 う 場 合 に 、一 般 に 、職 員 が 用 い る と 認め ら れ る 経 路
及 び 方 法 を い うも の で あ る こ と。し た が っ て 、定期 券 に よ る 経 路 、通
勤 届 に よ る 経 路な ど の ほ か 、当 日 の 交 通 事 情 に よ り や むを 得 ず 迂 回 す
る 経 路 、自 動 車 通 勤 者 が ガ ソ リ ン 補給 の た め に 迂 回 す る場 合 な ど の 通
勤 に 伴 う 合 理 的必 要 行 為 の た め の 経路 な ど は 、合 理 的 経 路 に 該 当 す る
が 、特 別 の 事 情 が な く 著 し く 遠 回 りと な る 経 路 な ど は 、合 理 的 と は 認
め ら れ な い も ので あ る こ と 。ま た 、電 車 、バ ス など の 公 共 交 通 機 関 の
利 用 、自 家 用 自 動 車 な ど の 使 用 、徒 歩 に よ る 場 合 な ど 通常 通 勤 に 利 用
す る 方 法 は 合 理的 な 方 法 に 該 当 す るが 、運 転 免 許 を 受 けて い な い 者 の
運 転 す る 自 動 車を 利 用 す る 場 合 な どは 、合 理 的 な 方 法 とは 認 め ら れ な
い も の で あ る こと 。 ( 第 7 次 改 正 ・ 一 部 )
5 「 逸 脱 」と は、通 勤 と は 関 係 のな い 目 的 で 合 理 的 な経 路 か ら そ れ る
こ と を い い 、「 中 断 」と は 、合 理 的 な 経 路 上 に お い て 、通 勤 目 的 か ら
離 れ た 行 為 を 行う こ と を い う も の であ る こ と 。し た が っ て 、通 勤 の 途
中 で 観 劇 な ど をす る 場 合 は 、逸 脱 又 は 中 断 に 該 当 し 、当 該 逸 脱 又 は 中
断 後 は 勤 務 の ため の 通 勤 と は み な され な い が 、経 路 上 の 店 で 、タ バ コ 、
雑 誌 な ど を 購 入す る 場 合 や 通 勤 に 伴う 合 理 的 必 要 行 為 は 、逸 脱 又 は 中
断 と は し な い もの で あ る こ と 。
6 「 日 用 品 の 購 入 そ の 他 こ れ に 準ず る 行 為 」と は 、飲 食 料 品 、衣 料 品 、
家 庭 用 燃 料 品 など 、職 員 又 は そ の 家族 が 日 常 生 活 の 用 に充 て る も の で
あ っ て 、日 常 し ば し ば 購 入 す る も のを 購 入 す る 行 為 、又 は 家 庭 生 活 上
必 要 な 行 為 で あり 、か つ 、日常 行 わ れ 、所 要 時 間 も 短 時間 で あ る な ど 、
前記日用品の購入と同程度に評価できる行為をいうものであること。
し た が っ て 、日 用 品 の 購 入 の ほ か 、独 身 職 員 が 通 勤 途 中で 食 事 を す る
場 合 、理 髪 店 、美 容 院 へ 行 く 場 合 など が こ れ に 該 当 す るも の で あ る こ
と。
7 「 学 校 教 育 法( 昭 和 22 年 法 律 第 26 号)第 1 条 に 規 定 す る 学 校 に お
い て 行 わ れ る 教育 、職 業 能 力 開 発 促進 法( 昭和 44 年 法 律第 64 号)第
15 条 の 7 第 3 項 に 規 定 す る 公 共 職 業 能 力 開 発 施 設 に お い て 行 わ れ る
職業訓練その他これらに準ずる教育訓練であつて職業能力の向上に
資 す る も の を 受け る 行 為 」と は 、高 等 学 校 、大 学 、高 等 専 門 学 校 等 に
お い て 行 わ れ る教 育 を 受 け る 行 為 、国 、都 道 府 県 及 び 市町 村 並 び に 独
立 行 政 法 人 高 齢・障 害・求 職 者 雇 用 支 援 機 構 が 設 置 す る職 業 能 力 開 発
校 、職 業能 力 開 発 短 期 大 学 校、職 業 能 力 開 発 大 学 校、職 業 能 力 開 発 促
進センター及び障害者職業能力開発校において行われる職業訓練を
受 け る 行 為 の ほか 、学 校 教 育 法第 124 条 の 専 修 学 校 に おけ る 教 育 及 び
職 業 能 力 開 発 促進 法 第 27 条 の 職 業 能 力 開 発 総 合 大 学 校に お け る 職 業
訓練を受ける行為又はこれらと同程度に評価できる行為をいうもの
であること。(第1次改正・一部、第3次改正・一部、第7次改正・一部、第8次改
正 ・ 一 部 、 第 10 次 改 正 ・ 一 部 、 第 11 次 改 正 ・ 一 部 )
8
「 病 院又 は 診 療 所 に お い て 診 察又 は 治 療 を 受 け る こと そ の 他 こ れ に
準 ず る 行 為 」と は 、病 院 又 は 診 療 所に お い て 通 常 の 比 較的 短 時 間 の 診
療 を 受 け る 行 為に 限 ら れ ず 、人 工 透 析 な ど 比 較 的 長 時 間を 要 す る 行 為
を も 含 む ほ か、施 術 所 に お い て、柔 道 整 復 師 、あん 摩 マ ッ サ ー ジ 指 圧
師 、は り 師 、き ゅ う 師 等 の 施 術 を 受け る 行 為 を も 含 む もの で あ る こ と。
(第7次改正・一部)
9
「 選 挙 権 の 行 使 そ の 他 こ れ に 準ず る 行 為」と は 、国 政 選 挙 及 び 地 方
選 挙 に お け る 選挙 権 の 行 使 の ほ か 、最 高 裁 判 所 裁 判 官 の国 民 審 査 権 の
行 使 、住 民 の 直 接 請 求 権 の 行 使 等 の行 為 が こ れ に 該 当 する も の で あ る
こと。(第7次改正・一部)
10 「 負 傷、疾 病 又 は 老 齢 に よ り 2週 間 以 上 の 期 間 に わた り 日 常 生 活 を
営 む の に 支 障 が あ る 配 偶 者 (婚 姻 の 届 出 を し て い な い が 、 事 実 上 婚 姻
関 係 と 同 様 の 事 情 に あ る 者 を 含 む 。 )、 子 、 父 母 、 配 偶 者 の 父 母 及 び
次 に 掲 げ る 者( ロ に 掲 げ る 者 に あ つて は 、職 員 と 同 居し て い る も の に
限 る 。)の 介 護 (継 続 的 に 又 は 反 復 して 行 わ れ る も の に 限る 。)」と は 、
定期的に帰宅途中に老齢により寝たきりの状態にある父の介護を行
う た め に 父 が 同居 し て い る 兄 宅 に 一定 時 間 立 ち 寄 る 場 合、介 護 保 険 法
( 平 成 9 年 法 律 第 123 号 ) 第 8 条 第 23 項 に 規 定 す る 施設 サ ー ビ ス が
提供されない養護老人ホーム等の施設に一時的に入所している者を
介 護 す る 場 合 など が こ れ に 該 当 す るも の で あ る こ と 。
「職員との間において事実上子と同様の関係にあると認められる者
及び職員又は配偶者との間において事実上父母と同様の関係にあると
認められる者」とは、子の配偶者、配偶者の子、父母の配偶者、配偶
者 の 父 母 の 配 偶者 が こ れ に 該 当 す る も の で あ る こ と。( 第 9 次 改 正・一 部 、
第 12 次 改 正 一 部 )
( 別 添 )( 第 1 次 改 正・一 部 、第 2 次 改 正・一 部 、第 3 次 改 正・一 部 、第 4 次 改 正・一 部 、
第7次改正・一部、第8次改正・一部、第9次改正・一部)
通 勤 災 害 の 対 象と な る 通 勤 の 範 囲 事例
事
項
勤務のため
通勤災害とする事例
通勤災害としない事例
○ 通 勤 の 途 中 で 作 業 衣 、定 期 券 等 、勤 務
○出勤途中で自己都合により引き返す
又は通勤に関係あるものを忘れたこ
場合
とに気付き、これを取りに戻る場合
○交通途絶、スト等の交通事情により、
許可を受けて引き返す場合
○休日等に勤務公署の運動施設を利用
するため住居と勤務公署との間を移
動する場合
○ レ ク リ エ ー シ ョ ン( 公 務 災 害 と 認 定 さ
れる場合に限る。)に参加する場合
○任意参加の親ぼく会等に参加する場
合
○次の勤務時間までの間に相当の間隔
○勤務終了後相当時間にわたり囲碁、
が あ る 場 合 に お い て 、住 居 と の 間 を 移
将棋等私用を弁じた後帰宅する場合
動する場合
○遅刻して出勤し、又は早退する場合
(勤 務 時 間 中 に 私 用 で 帰 る の は 勤 務 を
終了して帰る場合とは認められない
ので通勤としない。)
○単身赴任者が月曜日からの勤務に備
○単身赴任者が日曜日の私的な用事の
え 、日 曜 日 に 帰 省 先 住 居 か ら 赴 任 先 住
ため、土曜日に帰省先住居から赴任
居に移動する場合
先住居に移動する場合(勤務日が月
曜日の場合)
住
居
○家族と共に生活している家等、通常
○地方出身者の一時的帰省先
勤務のための出勤の始点
○単身赴任者等が家族の住む家から反
復・継続性をもって通勤する場合の
○単身赴任者等が年末年始のみ家族と
共に過ごす場合の家族の住居
家族の住む家
○通常の勤務のために、又は長時間の
残業、早出出勤等に備えて設けた宿
泊場所
○交通事情等のために一時宿泊する旅
館、ホテル等
○家族が長期入院し看病する必要があ
る場合の病院
○台風等で避難した場所から出勤する
○家族と共に郷里の実家に行き、そこ
から出勤する場合の当該実家
場合の当該避難場所
勤務場所
○通常の勤務提供の場所
○レクリエーション(公務災害と認定
○同僚との懇親会、同僚の送別会の会
場
される場合に限る。)の場所
合理的な経路
(1) 経 路 の 合 理 的 解 釈 に よ る も の
○定期券による経路
○通勤届による経路
○定期券による経路ではないが、
通常これと代替することが考え
られる経路
(2) 通 勤 事 情 に よ る も の 又 は 通 勤 に 伴
う合理的必要行為
○経路上の道路工事等、当日の交
通事情によりやむを得ず迂回す
る経路
○事故、スト等の場合の代替輸送
機関による経路
○座席確保や急行列車利用のため
1~2駅戻る経路
○誤って1~2駅乗り越して戻る
経路
○乗降駅以外の駅へ定期券を購入
しに行く経路
○通常の経路を少し離れた場所に
ある便所に行く経路
○自動車通勤の者がガソリン補給
のためにガソリンスタンドに立
ち寄る経路
○自動車通勤の者がその自動車の
修理のため最小限度の迂回をす
る経路
(3) そ の 他
○共稼ぎの職員が子供を託児所に
連れて行く経路
○交通事情によらず、著しく遠回りと
なる経路
合理的な方法
○電車、バス等公共交通機関を利用す
る場合
○運転免許を受けていない者の運転す
る自動車を利用する場合
○自家用自動車(友人のものに同乗す
る場合を含む。)、自転車等を使用
○飲酒運転又はそれを知りながら同乗
する場合
する場合
○徒歩による場合
事
項
逸脱又は中断に該当するが、日常生活
逸脱又は中断に該当し、経路に復した
上必要な行為であって総務省令で定め
としても通勤とはしない事例
るものに該当し、経路に復した後は通
勤とする事例
逸脱又は中断
(1) 日 用 品 の 購 入 そ の 他 こ れ に 準 ず る
行為
〔日用品の購入に該当する行為〕
○次のものを購入する行為
○次のものを購入する行為
・パン、米、酒類等の飲食料品
・装飾品、宝石等の奢侈品
・家庭用薬品
・テレビ、冷蔵庫、ピアノ、自動
・下着、ワイシャツ、背広、オ
ーバー等の衣料品
・石油等の家庭用燃料品
車、机、たんす等の耐久消費財
・スキー、ゴルフ等のスポーツ用
品
・身廻り品
・文房具、書籍等
・電球、台所用品等
・子供の玩具
〔日用品の購入に準ずる行為〕
○独身職員が通勤途中で食事をす
る場合
○クリーニング店に立ち寄る場合
○通勤途中で娯楽等のため麻雀、ゴ
ルフ練習、ボーリング、料亭等で
の飲食等をする場合
○理髪店、美容院に行く場合
○観劇等のため回り道する場合
○テレビ、冷蔵庫等の修理を依頼
○同僚の送別会に行く場合
しに行く場合
○税金、光熱水費等を支払いに行
く場合
○市役所等に住民登録、戸籍抄本
等を取りに行く場合
○冠婚葬祭に行く場合
○単身赴任者が、帰省先住居と勤
務場所間の移動又は帰省先住居
と赴任先住居間の移動に際し、
これらの移動に長時間要するこ
とにより、食堂で食事をする場
合や自家用自動車内等で仮眠を
とる場合
◎次のような事例は、逸脱又は中断と
はしない。
○経路上の店で、タバコ、雑誌等を
購入する場合
○駅構内でソバ等を立食する場合
(2) 学 校 教 育 法 第 1 条 に 規 定 す る 学 校
において行われる教育、職業能力
開 発 促 進 法 第 15条 の 6 第 3 項 に 規
定する公共職業能力開発施設にお
いて行われる職業訓練その他これ
らに準ずる教育訓練であって職業
能力の向上に資するものを受ける
行為
〔学校教育法第1条に規定する学校
に該当するもの〕
中学校、高等学校、中等教育学校
、特別支援学校、大学、高等専門
学校
〔 職 業 能 力 開 発 促 進 法 第 15条 の 6 第
3項に規定する公共職業能力開発
施設に該当するもの〕
職業能力開発校、職業能力開発短
期大学校、職業能力開発大学校、
職業能力開発促進センター、障害
者職業能力開発校
〔上記に準ずる教育訓練であって職
業能力の向上に資するものに該当
するもの〕
○ 学 校 教 育 法 第 124条 に 規 定 す る
○趣味又は娯楽のためのもの
専修学校における教育
○ 職 業 能 力 開 発 促 進 法 第 27条 に 規
定する職業能力開発総合大学校
における職業訓練
○ 学 校 教 育 法 第 134条 に 規 定 す る
各種学校における教育で、一般
的に職業に必要な技術に関し1
年以上の修業期間を定めて行わ
れるもの
○上記のほか、教育訓練の内容及
び形態がこれらに準ずると認め
られる教育訓練
(3) 病 院 又 は 診 療 所 に お い て 診 察 又 は
治療を受けることその他これに準
ずる行為
〔病院又は診療所において診察又は
治療を受けることに該当する行為
〕
○人工透析を受けるため病院等に
立ち寄る行為
〔病院又は診療所において診察又は
治療を受けることに準ずる行為〕
○接骨、あん摩、はり、きゅう等
の施術を受けるため施術所に立
ち寄る行為
○家族の見舞い等のため病院等に
立ち寄る行為
(4) 選 挙 権 の 行 使 そ の 他 こ れ に 準 ず る
行為
〔選挙権の行使に該当する行為〕
○衆議院議員、参議院議員並びに
地方公共団体の議会の議員及び
長等の選挙の投票に行く行為
〔選挙権の行使に準ずる行為〕
○最高裁判所裁判官国民審査法の
規定による最高裁判所裁判官の
審査の投票に行く行為
○ 地 方 自 治 法 第 76条 、 第 80条 又 は
第 81条 の 規 定 に よ る 地 方 公 共 団
体の議会の解散の請求、議員の
解職の請求又は長の解職の請求
の署名を行う行為又は投票に行
く行為
○ 地 方 自 治 法 第 74 条 、 第 75 条 又
は 第 86 条 の 規 定 に よ る 条 例 の
制定、改廃の請求、事務の監査
の請求又は主要公務員の解職の
請求の署名を行う行為
(5) 負 傷 、 疾 病 又 は 老 齢 に よ り 2 週 間
以上の期間にわたり日常生活を営
む の に 支 障 が あ る 配 偶 者 (婚 姻 の
届出をしていないが、事実上婚姻
関係と同様の事情にある者を含
む 。)、子 、父 母 、配 偶 者 の 父 母 及
び次に掲げる者(ロに掲げる者に
あつては、職員と同居しているも
の に 限 る 。) の 介 護 (継 続 的 に 又 は
反復して行われるものに限る。)
イ
孫、祖父母及び兄弟姉妹
ロ
職員との間において事実上、
子と同様の関係にあると認め
られる者及び職員又は配偶者
との間において事実上父母と
同様の関係にあると認められ
る者
○歩行が不可能であり、食事や着
替えにも一部介助を必要とする
母の介護を行うために、母と同
居している姉の住む家に立ち寄
る場合
○人に暴力をふるう、しばしば興
奮し騒ぎたてる等の状況にある
○単に様子を見に行く場合
○通常介護を行っている者に代わっ
て、たまたま介護を行う場合
祖父が、施設に一時的に入所し
たことから、介護を行うために
当該施設に立ち寄る場合