モジュール11 M11 知っておくと便利な機能 岡山県情報教育センター 第1章 コピーと貼り付け パソコンを使用するときに、「コピーと貼り付け」はよく使う機能の一つです。この操作をう まく使うことができるようになれば、とても効率よく仕事ができるようになります。 たとえば、文章を作っているときにたびたび出てくる文章を一度コピーしておけば、何度でも 貼り付けることができます。また、文章だけでなく、アイコンやファイルやフォルダももちろん 「コピーと貼り付け」ができます。 1 クリップボード Windows98 にはクリップボードという記憶場所のようなものがあり、コピーの操作を行うと その中に記憶され、次のものがコピーされるまで覚えています。ですから何度でも貼り付けがで きるわけです。 では、「クリップボードビューワ」というツールを使って、コピーしたものが実際に覚えられ ているかどうか確認してみましょう。 ① 「メモ帳」を起動して、次のように入力してください。 「メモ帳」の起動方法 デスクトップ左下の[スタート]ボタン(クリック)→ プログラ ム(ポイント) → アクセサリ(ポイント)→ メモ帳(クリック) ② 「本日」をコピーしましょう。マウスで「本 日」の上をドラッグして反転させて範囲を指定します。[編集(E)]をクリックし、 [コピー(C)]を クリックします。 ③ 「本日」という文字がコピーされます。では「クリップボードビューワ」を起動しましょ う。 [スタート]ボタン → [プログラム ] → [アクセサリ] → [システムツール ] → [クリップボードビューワ] - 1 - すると、「本日」という文字が入ってい るのが見えます。 ③ メモ帳の方をアクティブにして(メモ帳のどこかをクリックするか、タスクバーの中のメ モ帳をクリックする)、カーソルを文の最後において(クリックして)[編集 (E)]の[貼り付け ] をクリックしてください。「本日」が文末に貼り付けられました。同じことを何度行っても 「本日」が貼り付けられます。(下図は3回貼り付けをしました。) ④ 今度は「晴天」という文字をコピーしてみましょう。 「晴天」をドラッグして反転させ、[編集(E)]をクリックし、[コピー(C)]をクリックします。 「クリップボードビューワ」の方を見てみると、「本日」が「晴天」に変わっているのが確 認できましたでしょうか。 このようにして、「コピー」(「切り取り」も同じ )という命令を実行すると、次の「コピー」 が行われるまで、「クリップボード」の中に覚えています。 また、文字だけでなく図や絵、ファイル、アイコンなども「コピー」ができますので、いろい ろな場面で活用することができます。 設問 研修用フロッピーディスクの中に「研修用画像1.bmp」というファイルがありますので、 「ペイント」を起動して[ファイル]→[開く]からこの画像を開き、「コピー」をすると「ク リップボードビューワ」はどうなっているか確認してください。 注:「コピー」をするとき必ず範囲を選択しますが、「ペイント」の場合、 全部を選択するときには[編集(E)]の中の [すべて選択(A)]をクリックし、画像の一部 分だけコピーしたい場合は、ツールの中の選択ボタンをクリックして斜めにド ラッグし、コピーしたい範囲を決めてからコピーしてください。 - 2 - 2 「コピー」と「貼り付け」の簡単な方法 「コピー」と「貼り付け」をするときには、メニューバーの中の[編集(E)]→[コピー(C)]と [貼り付け(P)]を使いましたが、マウスの右クリックで表示されるショートカットメニューか らも簡単に「コピー」と「貼り付け」ができます。この方法を使いこなせるようになると、 作業を効率よく行うことが可能になります。 ① 先ほど作業したメモ帳をアクティブにしてください。メモ帳を終了させてしまっている 場合は、もう一度起動して「本日は晴天なり」と入力してください。 ② 「コピー」や「切り取り」をすると きは、コピーや移動対象を必ず選択し ておく必要があります。「晴天」をコ ピーするので、晴天の文字の上でマウ スをドラッグして反転させます。 ③ マウスの右クリックをします。図の ようなショートカットメニューがでま すので、その中から[コピー(C)]をクリ ックします。 ④ 「晴天」という文字が、コピーされ ました。 ⑤ 貼り付けてみましょう。 文章の最後にマウスカーソルをもっ ていきクリックします。 ⑥ マウスの右クリックをすると先ほど と同じショートカットメニューがでま すので、この中から[貼り付け(P)]をク リックする。 ⑦「晴天」という文字が文末に貼り付き ました。 コピーと貼り付けの簡単ポイント 1 コピーしたいものを選択 → 右クリック → コピー 2 貼り付けたいところを指示 → 右クリック → 貼り付け - 3 - 第2章 ヘルプの利用 Windows98 を操作していて手順がわからなくなった場合は,操作方法を解説するヘルプが 用意されています。ヘルプは<目次(C)><キーワード(N)><検索(S)>の3つが用意されていま す。また,ダイアログボックスにもヘルプが用意されています。 アプリケーションにおいては,それぞれアプリケーションの中に,ヘルプが用意されています。 1 ヘルプの起動 タグをクリックすることによ り,「目次(C)」「キーワード(N)」 「検索(S)」を切り替える。 調べる語句 左の語句の解説 ヘルプ画面が起動する。 2 目次(C)パネルで目的のヘルプを探す 目的の内容に向かって クリックしていけばよい - 4 - 3 キーワードパネルで目的のヘルプを探す 「コンピュータの時刻を合わせたい」 ①キーワードのタブを選択します。 ②「時刻」と入力ボックスに入力し, Enter キーを押します。 ③「時刻の設定」をダブルクリック します。 ④該当するトピックのウィンドウが 開くので,その中の「コンピュータ の時刻を変更するには」をクリック し「表示」をクリックします。 ⑤選択した項目に関する 解説が表示されます。 - 5 - 4 検索パネルで目的のヘルプを探す ①検索のタブを選択します。 ②「時刻」と入力ボックスに入力し, [検索開始(L)]ボタンをクリックします。 時刻 ③ 時刻関連のトピックが表示されますので,その中から「コンピュータの時刻を変更する には」をクリックし,「表示(I)」ボタンをクリックします。 選択した項目に関する 解説が表示されます。 - 6 - 第3章 ショートカットを活用しよう 1 デスクトップにショートカットを作る ショートカットは、ファイルやフォルダのような格好をしていますが、実はそのファイルや フォルダを開くための「近道」のようなアイコンです。よく使うファイルを開くときに、いち いちマイコンピュータなどで開かなくても、デスクトップ上のアイコンをダブルクリックする だけで、すぐ目的のファイルが開きます。ではフロッピーディスクの中のファイルのショート カットアイコンを作ってみましょう。 ① 研修用フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに入れてください。 ② マイコンピュータをダブルクリックして、開いたウィンドウの中から[3.5 インチFD(A:)]をダ ブルクリックしてください。 ③ 下の図のようなウィンドウが開いて、フロッピーディスクの内容を見ることができます。 この中の「研修用文書.doc」のショートカットアイコンをデスクットップに作成します。 (大きいアイコン表示の場合 もあります) ④ 「研修用文書.doc」のアイコ ンの上で右クリックしますと ウィンドウが開き、その中の メニューから[送る(T)]をクリ ックします。 ⑤ メニューの中から[デスクト ップ(ショートカットを作 成)]をクリックします。 ⑥ デスクトップに次の図のよう なショートカットアイコンが できたでしょうか。 ⑦ ショートカットアイコンをダ ブルクリックしてみましょう。 ワープロソフトが起動し、研修用文書.doc が表示されたでしょうか。 ⑧ この文書を閉じて、このアイコンも削除しましょう。デスクトップのアイコンを削除しても、 フロッピーディスクの中の元文書ファイルは削除されませんので安心してください。 削除の方法は、アイコンの上で[右クリック]→[削除(D)] →「ゴミ箱に移してもよろしいです か?のメッセージ」→「はい」で削除できます。 注意 ④のメニューで[送る(T)]を選びましたが、[ショートカットの作成(S)]というのが目につきますが、これ を選ぶとショートカットがデスクトップではなく、本体と同じ場所(フォルダ)にできます。間違って作 っても、あわてることはありません。右クリックで切り取りをして、デスクトップに貼り付けても同じこ とです。 - 7 - 第4章 アプリケーションの強制終了 アプリケーションの操作中に,マウス操作やキーボードからの入力ができなることがあります。 このような場合には,操作中のアプリケーションを強制終了します。 それは、ハングアップと かフリーズといって、マ ウスやキーボードを受け 付けなくなる現象なの で、強制終了するしか方 法はないようね。 パソコンが止ま ってしまって、 終了もできな い。どうしよ ● ハングアップ パソコンを使用中に,マウスやキーボードをまったく受け付けなくなる現象のことをハングア ップまたはフリーズといいます。Windows98 は,1つのアプリケーションがハングアップし ても,他のアプリケーションに影響を与えずに強制終了することができます。ただし、強制終了 後は Windows98 が不安定になるので早めに再起動してください。 ● 強制終了のショートカットキー Ctrl キーと Alt キーを押したまま Delete キーを押すと<プログラムの強制終了>ダイアログボ ックスが表示されます。 (PC-9800 シリーズは CTRL キーと GRPH キーを押したまま DEL キーを押します。) ①強制終了するアプリ ケーションを選択する ②これをクリック これを選択すると Windows98 が終了する。 ● Ctrl+Alt+Delete を押しても<プログラムの強制終了>されない場合 この場合は Windows98 自体がハングアップしている可能性があります。このような場合は Ctrl+Alt+Delete を2回以上押すと Windows98 を再起動することができます。この操作を行っ ても再起動しない場合は,パソコンの電源を長く押して切ってください。 - 8 - ■ Microsoft,Windows,Windows NT,Office,Microsoft Outlook,Internet Explorer,MSN,は米国 Microsoft Corporationの米国およ びその他の国における登録商標または商標です。 ■ Netscape, Netscape Navigator, Netscape ONE, Netscape の Nロゴおよび操舵輪のロゴは、 米国およびその他 の諸国の Netscape Communications Corporation社の登録商標です。 ■ その他、本書に掲載したプログラム名、システム名、CPUなどは一般に各社の登録商標です。 本文中では、TMなどのマークは明記していません。 ■ 本文中では「Microsoft Internet Explorer」のことを「Internet Explorer 5.0」または「IE5.0」、 「Internet Explorer」と記述しています。 平成13年1月29日 初版発行 平成13年5月1日 改定 発行 岡山県情報教育センタ ー 〒703-8288 岡山市赤坂本町3番15号 電話 (086)272-1405(総務課) 272-4608(研修課) 交通機関 市内電車 岡山駅前(東山行)乗車 東山(終点)下車,南へ徒歩7分 市内バス 岡山駅前(東山行)乗車 東高前下車,西へ徒歩2分 禁無断転載 ©2001 岡山県情報教育センター - 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