保存版 - 奈良女子大学

保存版
この手引きは、情報処理教
育室の利用時と総合情報
処理センター管理の
WindowsXPの利用時にご利
用ください。
奈良女子大学 総合情報処理センター
E-Mail:[email protected]
目
システム利用
次
編............................................................................. 2
1.利用者番号(ユーザ名)について ......................................................... 2
2.利用者番号とパスワードの受け渡し ....................................................... 2
3.利用者番号(ユーザ名)でのログオン ..................................................... 3
4.利用できる端末 ......................................................................... 4
システム基本操作 編 ......................................................................... 6
1.WINDOWSXP のログオン/シャットダウン ...................................................... 6
2.WINDOWSXP の終了(シャットダウン)方法 ................................................... 7
3.ログオン後のドライブマップ ............................................................. 8
4.パスワードについて .................................................................... 11
5.プリンタの使用方法 .................................................................... 13
6.WEB MAIL サービス ....................................................................... 21
7.ファイルサーバサービス ................................................................ 23
8.パソコンのカスタマイズ制限 ............................................................ 23
9.語学学習システム(ALC NETACADEMY2) ....................................................... 27
10.WEBCT24時間学習システム ............................................................. 28
利用心得
編................................................................................ 29
加害者にならないために(
「自分だけのことだから.
.
.」では済まされない)....................... 29
1.不正アクセス禁止法 .................................................................... 29
2.名誉毀損罪・侮辱罪 .................................................................... 31
3.ダウンロードやコピーの誘惑(著作権法と危険な世界)..................................... 31
4.ウイルスとスパイウェア(自分や研究室のパソコンを使用される方へ)....................... 32
5.記録媒体の廃棄 ........................................................................ 36
被害者にならないために .................................................................... 37
1.バックアップの重要性 .................................................................. 37
2.SPAM(迷惑)MAIL ....................................................................... 37
よき利用者の一人として .................................................................... 38
1.学内の端末・機器は授業や研究のためのものです........................................... 38
2.電子メール(添付ファイル)の大きさについて............................................. 38
3.プリンタ出力と環境保護 ................................................................ 39
付 録..................................................................................... 40
学校その他の教育機関における著作物等利用に関するフローチャート〔著作権法 35 条ガイドライン協議会よ
り転載〕 .................................................................................... 40
1
システム利用 編
総合情報処理センターでは、学生の皆さんを対象に、学内のインターネット端末を利用して
電子メールをはじめとする総合情報処理センターの機器およびサービスをご利用いただけるよ
う、利用者番号(ユーザID)の交付を行っています。
利用者番号(電子メールアドレスを含む)の交付を受けるためには、「2.利用者番号とパ
スワードの受け渡し」の手順に従って、各自で手続き等を行っていただく必要があります。
下記のことに十分ご注意いただき、利用者番号を取得してください。
1.利用者番号(ユーザ名)について
z
総合情報処理センターの計算機を利用する講義(注1)を受講する際に利用します。利用者
番号がなければ、これらの講義が受講できません。在学中にこの講義を受講される方は、必ず
利用者番号の交付を受けてください。
(注1:A棟およびH棟情報処理教育室、CALL教室での演習)
z
総合情報処理センター管理の計算機から電子メールやホームページ検索等のインターネット
の利用ができます。後述の「利用できる端末」の一覧にあるWindowsXPマシンを利用する場合、
いずれも利用者番号が必要です。
z
「語学自習システム(ALC Netacademy)」「WebCT24時間学習システム」等のe-learningを利用
する際に必要です。
z
本学の事務連絡(センターのネットワークの運休や附属図書館および学務課からの事務連絡)
や就職活動の際の電子メール利用の際に利用者番号が必要です。
z
持参したパソコンを学内のオープンネットワークサービスを利用して、インターネットに接
続する際に必要です。
z
有効期限は、本学に在学期間中です。卒業まで継続手続きは不要です。ただし、中途退学等
の場合は、廃止の手続きが必要です。
2.利用者番号とパスワードの受け渡し
①
第一回目の「情報処理入門Ⅰ」の講義を受講し、「利用者番号とパスワード」の交付を受け
てください。交付の際は「学生証」の提示が必要です。
②
大学院生、留学生等や受講カリキュラムの関係で「情報処理入門Ⅰ」を受講できない方は、
総合情報処理センター事務室で第一回目の「情報処理入門Ⅰ」のビデオ受講の予約を行い、ビ
デオでの受講を行ってください。その後「利用者番号とパスワード」の交付を受けてください。
交付の際は「学生証」の提示が必要です。
場
所:
総合情報処理センター(附属図書館同棟西側に入り口があります)
2
3.利用者番号(ユーザ名)でのログオン
利用者番号は、次のような場合に使用します。
3-1.WindowsXP を利用する
①総合情報処理センター管理のパソコン使用時
起動時にアカウント/パスワードを入力してログオンしなければ、パソコンを利用できません。
②ファイルサーバ上の共有データ使用時
・提示用フォルダ(ログオン時にX:にマウント):授業の課題ファイルをここからコピーします。
・提出用フォルダ(ログオン時にY:にマウント):授業の課題ファイルをここに提出します。
詳しくは、授業で確認してください。
③SAS 使用時
④電子メール使用時
⑤Web Disk 使用時
⑥「語学自習システム(ALC Netacademy2)」「WebCT24 時間学習システム」等の e-learning 利用時
3-2.UNIX(Linux)を利用する
①UNIX サーバ(計算サーバ、アプリケーションサーバ(SAS))のログイン時(※注 3-5 参照)
②Linux システム使用時
3-3.オープンネットワークを利用する
・持参したパソコンを、オープンネットワークサービスを利用してネットワークに接続する時
3-4.学外からVPN接続を利用する
・自宅でのパソコンを、VPN接続を利用して学内ネットワークに接続する時
3-5.研究用計算機を利用する
卒業研究等でセンターの UNIX サーバ(計算サーバ、アプリケーションサーバ(SAS))を利用する場合
は、別途「奈良女子大学総合情報処理センター利用登録申請書(様式 1)」の提出が必要となります。
3
4.利用できる端末
※利用時間を守ってご利用ください。
4-1.オープン学生用端末
設 置 場 所
台数
附属図書館
2階
利用できる
基 本 OS
プリンタ
主なソフト
30台
WindowsXP
無
WebMail,ALC,
Office2003 Standard
附属図書館
Internet Explorer6.0
10台
WindowsXP
大学会館2階
Internet Explorer6.0
WindowsXP
(娯楽室)
10:00~17:00
モノクロ/カラー
休暇期間等は、
プリンタ
Office2003 Standard
20台
9:00∼21:00
土曜日
WebMail,ALC,
マルチメディア室
休憩室
月∼金
Internet Explorer6.0
第2閲覧室
1階
利 用 時 間
時間変更あり
月∼土
無
WebMail,ALC
9:00∼21:00
Office2003 Standard
4-2.情報処理研究支援用端末
設 置 場 所
総合情報処理
センター
台
数
基 本 OS
WindowsXP
15台
プリンタ
利用できるソフト
モノクロ/カラー
省
略
プリンタ
Linux
利 用 時 間
月∼金 9:00∼17:00
4-3.教育用端末(授業専用)
設 置 場 所
A棟
2階
情報処理教育室1
A棟
2階
情報処理教育室2
H棟
4階
情報処理教育室1
H棟
4階
情報処理教育室2
E棟
1階
E109教室
台
数
51台
基 本 OS
利用できるソフト
省
略
プリンタ
モノクロ/カラー
WindowsXP
省
略
プリンタ
Linux
50台
モノクロ/カラー
WindowsXP
省
略
プリンタ
Linux
20台
モノクロ/カラー
WindowsXP
省
略
プリンタ
Linux
71台
利 用 時 間
モノクロ/カラー
WindowsXP
Linux
26台
プリンタ
省
WindowsXP
4
略
モノクロプリンタ
授業時間帯
4-4.オープンネットワークサービス
持参したパソコンを学内ネットワークに接続するための情報コンセントが設置されています。
設 置 場 所
利 用 時 間
新E棟 2・3・4階 交流ラウンジ(有線 LAN)
24時間(フリー)
大学会館 2 階
ロビー(有線・無線 LAN)
月∼土
9:00∼21:00
5
システム基本操作 編
1.WindowsXP のログオン/シャットダウン
1.パソコンの本体の電源を投入します。
ディスプレイの電源が入らない場合は、ディスプレイの電源も入れるようにしてください。
しばらくすると【WINDOWSXP PROFESSIONAL】,【VINE LINUX】の選択画面がでますので、[Enter]
キーを押してください。
(選択しなければ、10秒後には自動的に Windows が起動します)
しばらくするとログオン画面が表示されます。
2.[Ctrl]キーを押しながら、[Alt]キーと[Delete]キーを同時に押してください。
3.ログオン情報画面が表示されます。
4.ユーザ名(U)の欄に「利用者番号」を入力してください。
5.入力後、[Tab]キーの押下もしくはマウスカーソルを合わせてクリックし、パスワード(P)の欄
に「パスワード」を入力してください。
注意:パスワードは、*(アスタリスク)で表示されます。
6.必ずログオン先(L)が「AD」であることを確認して、OKボタンをクリックします。
([Enter]キーの押下でも構いません)
6
2.WindowsXP の終了(シャットダウン)方法
1.タスクバーのスタートメニューの一番下のシャットダウン(U)...をクリックします。
2.Windowsのシャットダウンメニューが表示されますので、▼のドロップダウンメニューから[シャ
ットダウン]を選択し、OKボタンをクリックすると、終了処理に入ります。
附属図書館1階、2階のパソコンの場合は[再起動]を選択し、OKボタンをクリックしてください。
7
3.ログオン後のドライブマップ
3-1.ファイルの保存先(ドライブ)
ログオン後、利用できるドライブマップは、以下のとおりです。デスクトップのマイコンピュータを
ダブルクリックすると、利用できるドライブが表示されます。
☆A:
3.5インチフロッピーディスク
☆C:
内蔵ディスク(システム領域:37.2GB)
☆D:
DVD/CD-ROM (P9 CD-R/CD-RWの書き込み方法を参照)
★X:
授業提示用(\\hermes\presentation)
★Y:
授業提出用(\\hermes\production)
★Z:
ホームディレクトリ(一人100MBに制限)
(☆はローカルドライブ、★は仮想ドライブ)
ここが
ポイント!
3-2.Z:ドライブ(ホームディレクトリ)について
WindowsXPマシンは、個人のファイル保存のために、Z:ドライブをセンターのサーバに用意しています。フロ
ッピーディスクやメモリチップ(外部記憶)以外に個人のファイルを保存する際は、必ずZ:ドライブに保存してく
ださい。C:ドライブ(通常利用される内蔵ハードディスク[デスクトップを含む])に保存しても、次のログインの際
には、そこに保存したファイルはすべて削除されます。ご注意ください。
また特に指定しない限り、あなたの電子メールは、Z:ドライブにメールボックスが作成されています。
Z:ドライブの表示は…
’hermes’の自分のユーザ名(Z:)
となっています。
【参考】
センター管理のWindowsXPは、マイドキュメントに、Z:ドライブが表示されるよう設定して
います。保存先に「マイドキュメント」を指定しても、Z:ドライブに保存されます。
8
3-3.Z:ドライブの容量制限
学生利用者を対象として、X:、Y:、Z:ドライブやメールの保管領域の合計を、一人あたり100MB に
制限します。これを超えてのディスク利用はできません。ディスク資源の節約や円滑なシステム運用に
ご協力いただくため、これを超えての利用希望については、許可しません。
3-4.その他利用できる外部記憶
USB メモリも利用できます。また USB インターフェイスをもつ MO ドライブやハードディスクなどを自
分で持参して利用できます。
3-5.CD-R/CD-RW の書き込み方法
書き込み用ソフトとして RecordNowDX を用意しています。書き込み前に、すべてのソフトを終了
させておきます。(終了させていないと、書き込みに失敗することがあります)
1.デスクトップの RecordNowDX アイコン
をダブルクリックして起動します。
2.起動した画面からデータディスクの作成を選
択します。
3.CD-R/CD-RW ドライブにメディアを挿入し、
次へをクリックします。
4.[フォルダとファイルを追加]ボタンをクリッ
クします。
9
5.ファイルのある場所(保存した
いファイルのあるドライブ)を指定
します。
6.メディアに書き込みたいファイルを選
択して、追加ボタンを押します。
7.書き込むファイル名を確認して、さらに追
加して書き込みたいファイルがある場合は、[フ
ォルダとファイルを追加]ボタンを押して、先の
操作を繰り返します。ファイルをすべて選択し
終わったら、次へボタンをクリックします。
8.警告メッセージが出ますので、OK ボタンをクリ
ックします。
9.すぐに書き込みが始まります。
10.書き込みが終了したら、以下のメッセージが
出ます。メディアを再生して書き込みを確認しまし
ょう。
10
4.パスワードについて
4-1.パスワードの変更
パスワードは、センターからの初期値パスワードでログイン後、必ず自分自身のパスワードに変更して
ご利用ください。
※Windows XPマシンを利用しない場合も、必ずWindows XPマシンでパスワー
ここが
ポイント!
ドを変更してください。
(特にUNIXマシンから変更する場合は、ご注意ください)
4-2.パスワードの変更方法
1. デスクトップのアイコン【パスワード変更】
をダブルクリックして起動します。
2.次のようなパスワード変更画面が起動後、マウスカーソルでユーザ名の入力欄をクリックします。
3.ユーザ名の欄に利用者番号を入
力し、旧パスワード(変更前)、新パス
ワード(変更後)を、それぞれ入力して
パスワード変更ボタンをクリックし
ます。
ここがポイント!
※)パスワードは、6文字以上8文字以
下で、2つ以上の英字および1つ以上の
数字を含むようにしてください。
※【パワードの変更】ボタンは、1クリッ
クで認証されます。何度もクリックした
り、ダブルクリックすると、認証されませ
ん。ご注意ください。
例)ユーザ名「eaj.nara」のパスワードを変更する場合
11
4-3.パスワードが正常に変更された場合
「パスワードを変更しました」というメッセージがウィンドウ中央に出ます。
4-4.パスワード変更が失敗した場合
パスワード変更がうまくいかなかった場合、エラーメッセージがウィンドウ画面の中央に出ます。
メッセージにしたがって、再度パスワードを入力し直してください。
ここがポイント!
※変更しようとしている旧パスワードが、UNIXマシンで変更したパスワードと
異なる場合もエラーとなります。ご注意ください。
4-5.パスワード管理について
パスワードは、システムとユーザとの共有の秘密であり、総合情報処理センターの管理者も知り得な
いものです。これが悪意を持った人に漏れた場合は、大学のネットワークシステム全体が危機にさらさ
れる可能性があります。大学のユーザ全体のセキュリティやプライバシーを守るためのものであるとお考え
いただき、「忘れにくいが、複雑である」という、相反する条件をクリアしたものをご利用ください。
利用者番号(ユーザ名)とパスワードは、卒業するまで利用できます。パスワードは、時々変更
しましょう。同じパスワードを長く使い続けるのは、望ましいセキュリティ管理とはいえません。
変更の間隔は、「半年に一度くらい」を目安にしてください。
もし、パスワードや利用者番号を忘れてしまった場合は、
学生証を持参の上総合情報処理センターまで来てください。
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5.プリンタの使用方法
5-1.利用できるプリンタ
Windows XP からプリンタに出力する場合、各端末に設定されているネットワークプリンタの使用が可
能です。各端末からは、設置されている教室内の全てのプリンタに対して出力が可能です。Microsoft
Office Document ImageWriter につきましては使用しないでください。
画面左下の[スタートメニュー]から[設定]−[プリンタとFAX]を選択すると、利用できるプリンタ
を見ることができます。
※デフォルトプリンタは、最寄りのプリンタを設定しています。
例)総合情報処理センター内端末のプリンタ設定
プリンタ名一覧
設置場所
附属図書館 1 階
マルチメディア室
機
種
プリンタ名
モノクロ/カラープリンタ
プリンタ名の解説
l1prt1
先頭の「l」は、library の
l1prt3
頭文字。
総合情報処理センター
モノクロ/カラープリンタ
ccprt1
A棟教育室1(大)
モノクロ/カラープリンタ
aprt1
A棟教育室2(小)
モノクロ/カラープリンタ
aprt2
H棟教育室1(大)
モノクロ/カラープリンタ
h50prt1
先頭の「cc」はセンターの英語
名称の略。
先頭の「a」は A 棟を、末尾の番
号は、教室番号。
先頭の「h」は H 棟を、
「50」は、50人収容の教室1、
H棟教育室2(小)
モノクロ/カラープリンタ
h20prt1
CALL教室
モノクロ/カラープリンタ
llprt1
E109教室
モノクロプリンタ
empr1
13
「20」は、20人収容の教室2
を表します。
先頭の「ll」は、LL 教室の略。
先頭の「e」はE棟。
「m」は「モノクロ」の略。
5-2.WindowsXP での出力方法
●通常の設定
特に意識せずにそれぞれのアプリケーションから[印刷]を選択すると、最寄りのプリンタにモノクロで
出力されます。
(総合情報処理センターではモノクロプリンタに出力されます)が、以前に使用したプリ
ンタが選択されたままになっている場合があります。
[印刷]ダイアログボックスに表示されている[プ
リンタ名]が出力したいプリンタであるか確認をしましょう。
●カラーで出力したい場合【センター内内〔カラープリンタのみ〕,A棟教育室,H棟教育室】
プリンタには2系統があり、
「\\iogate1」から始まるものと、
「\\iogate2」から始まるものとありま
す。通常は取り扱いが簡単な「\\iogate1」
(H棟教育室のみ「\\iogate2」)から始まるプリンタを使用
して下さい。AutoCAD 等繊細な図面などを出力したい場合は「\\iogate2」
(H棟教育室のみ「\\iogate1」
)
から始まるプリンタを使用するときれいに出力されます。
ここが
ポイント!
1.
[印刷]メニューを選択すると、[印刷]ダイアログボックスが表示されます。[プリンタ名]が出力
したいプリンタかどうかを確認します。(P13 プリンタ名一覧を参照)
2.プロパティボタンをクリックします。
14
2.「\\iogate1」(H棟教育室のみ「\\iogate2」)から始まるプリンタの場合
(総合情報処理センターモノクロプリンタ「ccprt1」は除く)
[プリンタのプロパティ]ダイアログボックスの[基本]を選択し、
[カラー/白黒]タブを[白黒]
から[カラー]に変更し、OK ボタンをクリックすると、カラーでの印刷が可能になります。
ここが
ポイント!
3.「\\iogate2」(H棟教育室のみ「\\iogate1」)から始まるプリンタの場合
[プリンタのドキュメントのプロパティ]ダイアログボックスの[用紙/品質]タブの[色]の設定を、
[白黒]から[カラー]に変更し、OK ボタンをクリックすると、カラーで出力されます。
変更する
ここが
ポイント!
※図書館1階マルチメディア室のプリンタについては、マルチメディア室設置のマニュアルを参照してください。
15
●両面で出力したい場合
1.「\\iogate1」(H棟教育室のみ「\\iogate2」)から始まるプリンタの場合
[プリンタのプロパティ]ダイアログボックスの[編集]を選択し[両面/製本]チェックボックス
をクリックします。ページをめくる方向を指定し、OK
ボタンをクリックすると、両面での印刷が可
能になります。
ここが
ポイント!
2.「\\iogate2」(H棟教育室のみ「\\iogate1」)から始まるプリンタの場合
[プリンタのドキュメントのプロパティ]ダイアログボックスの[レイアウト]タブの[両面印刷]の
設定を、[なし]から[長辺を綴じる](本のように印刷)または[短編を綴じる](メモ帳のように印刷)
に変更し、OK
ボタンをクリックすると、両面で出力されます。
変更する
ここが
ポイント!
16
5-3.プリンタの出力枚数制限(学生利用者対象)
総合情報処理センターでは、紙資源の過剰消費防止(環境保護)を主な目的として、一人あたりの
プリンタ出力枚数をポイント制で制限いたします。
(利用心得
編の「3. プリンタ出力と環境保護」もあ
わせて読んでください)
重要!
●ポイントの割り当て
対象となるプリンタでの出力合計:年間400ポイント
月上限50ポイント
A3 未満片面
A3 未満両面
A3 以上片面
A3 以上両面
モノクロ
1ポイント
1ポイント
2ポイント
2ポイント
カラー
2ポイント
2ポイント
3ポイント
3ポイント
※同じサイズの用紙の出力なら、両面印刷も片面印刷と同じポイント数になります。なるべく両面印刷して、
ポイント数と紙資源を節約しましょう。
●対象となるプリンタ
プリンタ設置場所
プリンタ名
A棟情報処理教育室
aprt1、aprt2
H棟情報処理教育室
h50prt1、h20prt1
総合情報処理センター
ccprt1、ccprt2
ここが
ポイント!
●対象外となるプリンタ
プリンタ
プリンタ名
E棟109教室プリンタ
empr1
附属図書館マルチメディア
室プリンタ
センター内大型プリンタ
備
考
B5、A4をモノクロでのみ出力可能。
(授業のみ)
l1prt1、l1prt3
ccprt3、epprt
各自で用紙を持参して利用します。
(レーザプリンタ用紙のみ使用可)
別方式での課金対象となっています。
●印刷設定管理
1.年間上限
3月31日までに印刷した枚数に関係なく、年度初めは0枚からのスタートになります。その年度で
使い切らなかった枚数を、次年度分としてカウントに追加しません。400ポイントを超えると、印刷
できなくなります。
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2.月間上限
年間ポイントと同様に当月に使いきれなかった枚数を、次月分としてカウントに追加しません。
月に50ポイントを超えると、次月まで印刷ができなくなります。
●印刷枚数の上限値を超えた場合
年間上限値、月間上限値とも追加設定は一切できません。
研究室や私物のプリンタ、商用プリントアウトサービス等の利用をお願いします。
参 考(商用プリントアウトサービス)
富士ゼロックスネットプリントサービス(※要ユーザ登録〔登録料は無料〕)
URL http://www.printing.ne.jp
※ プリント出力時にお金がかかります。
1枚あたりの料金 白黒:30 円、カラー:80 円(A3 のみ 120 円)〔2007 年 4 月現在〕
富士ゼロックスネットプリントサービス専用 Web に出力したいファイル(フロッピーディスクに保
存可能なファイルの大きさまで)をアップロードし、アップロード後に発行されるプリント予約番
号を控えて街中のコンビニエンスストア(セブン・イレブンのみ)で必要なお金を投入後、プリン
トアウトされるサービスです。
総合情報処理センターにおいても学内諸規定の改定が完了後、プリペ
イドカード等でプリントアウト可能な機器を学内に設置し、サービス
を開始する予定です。
●印刷枚数のカウント方法等について
以下のとおりに印刷枚数をカウントします。
a. ポイントの消費
「●ポイントの割り当て」の記載とおり、モノクロ、カラー、用紙のサイズ(A3 未満か以上か)
によって消費されるポイント数は変わります。
b. 例 外
1. 集約印刷について
2ページ以上のファイルを1枚の用紙にまとめて印刷した場合、集約させる前のページ数分のポイ
ントが消費されます。(1枚にまとめた用紙分のポイント消費ではありません)
(例: A4サイズのファイル4ページのものをA3サイズ1枚に集約印刷しても、A4サイズ4枚
分のポイントが消費されます。)
18
2. カラー素材入りファイルのモノクロ印刷
([\\iogate2]で始まる〔H 棟教育室の場合は[\\iogate1]〕カラープリンターのみ)
カラーかモノクロの判断は印刷するファイル単位(ただし、印刷ページ範囲指定をした場合は指定
した範囲)で判断します。
そのため、1文字(図や画像においては1ドット)でもカラー部分が存在していた場合でモノクロ
印刷を行う場合、強制的にモノクロ印刷の設定(プリンタの「用紙/品質」での色と「詳細設定」で
のカラー選択の両方でモノクロ設定を行う)をしないかぎり、モノクロで出力されてもカラー印刷扱
い(グレーでの印刷)になってしまい、カラー印刷のポイントが消費されます。
強制的にモノクロ印刷を行う方法
1. [プリンタのドキュメントのプロパティ]ダイアログボックスの[用紙/品質]タブの[色]の設定
を、[カラー]から[白黒]に変更し、[詳細設定]ボタンをクリックします。
2. [プリンタの詳細オプション]ダイアログボックスの[カラー選択]タブを[カラー]から[モノク
ロ]に変更し、OK ボタンをクリックすると、強制的にモノクロでの印刷になります。
3. 印刷終了後にカラー印刷される場合は元に戻すか、再起動して下さい。
3. Microsoft Office(Word,Excel,PowerPoint 等)でのオートシェィプ等を含むファイル
(カラープリンタのみ)
Microsoft Office ソフト(Word,Excel,PowerPoint 等)バグのため(2007 年 4 月現在)、強制的に
カラー印刷扱いになります。(カラー印刷時のポイントが消費されます)
なお、テキストボックスもオートシェィプと同じ扱いになります。
オートシェイプ
テキストボックス
19
C. 報告されている印刷トラブル
1. Microsoft Office(Word,Excel,PowerPoint 等)での集約印刷
2ページ以上の Microsoft Office ファイル(Word,Excel や PowerPoint 等)を1枚の用紙に集約
印刷する場合、文字や画像等が米粒より小さく縮小されて印刷されてしまう場合が多く発生していま
す。
2. Microsoft Office(Word,Excel,PowerPoint 等)でのレイアウト崩れ
印刷時において、文字が真ん中に集まってしまう場合が発生しています。
文書作成時には、ページ設定で1ページの行数と1行あたりの文字数、文字の大きさ等の書式設定
をお願いします。
3. Microsoft Office(Word,Excel,PowerPoint 等)ファイルや PDF ファイルの文字化け
印刷時において文字がすべて、またはランダム的に文字化け(特に Mac の Office で作成したもの)
が発生しています。
文字作成時には、ページ設定で Windows でよく使用される文字(MS 明朝や MS ゴシック等)を使
用されますようお願いします。
20
6.Web Mail サービス
学内外で使用可能なメールサービスです。新入生・編入生の皆様は、Web Mail をご利用ください。
ブラウザによるメールの送受信により、学内・研究室以外に自宅やインターネットカフェなどからの利用も
できます。
①Web Mail ではメールサーバに既読メールがたまっていきます。既読メールは受信箱から削除するか
新規にフォルダを作成して移動してください。メールをためる利用者が増えると、メールサーバに負
担になります。ご協力をお願いします。
②他のメールソフトなどでいったん取り込んでしまったメールは見ることができません。メールを利用す
る場合は、学外からも利用ができる Web Mail のみを利用するのが便利です。
③ほかのメーラーと併用すると、一部のメールが見えなくなるなどの誤作動が生じることが確認されて
います。センターでは、ほかのメーラーとの併用については、動作の保証をいたしませんので、ご注
意ください。
6-1.Web Mail の利用方法
1.ブラウザを起動し、URL
https://webmail.cc.nara-wu.ac.jp
を入力します。
ここが
ポイント!
Web Mail ログイン画面
2.ユーザ名,パスワードをそれぞれ入力してログインボタンをクリックします。Web Mail が利用でき
ます。詳しい利用については、オンラインマニュアルを参照ください。
21
6-2.既読メールの移動方法
オプション-:メールボックス管理を選んでお好みのフォルダを作成してください。(1回だけ)
ここが
重要!
mailhome というフォルダを作成した例
※必ず英数字で作成ください。日本語を利用したい場合は『別名』を利用ください。
メール受信メニューで移動先としてフォルダを指定。カートを実行すれば移動完了です。
6-3.メール(添付ファイルを含む)大きさについて
無秩序にファイルサイズが大きい電子メール(添付ファイル)や大量のファイルを一つの圧縮ファイ
ルに詰め込んだ添付ファイルを送付した場合、円滑なインターネットの流れを阻害し、インターネット
に参加している者に重大な迷惑をかけることになります。
よきインターネット市民の一員として、添付ファイルを含む電子メールは
・
ファイルサイズ(添付ファイルを含む)
→20MB 以内
・
1つのメールで圧縮ファイルに詰め込める数
→99個まで
にして下さい。上記以上の電子メールは本学から送受信できません。
22
7.ファイルサーバサービス
Z ドライブや UNIX のホームディレクトリや提示用・提出用ドライブを、ブラウザから利用することが
できます。研究室や自宅などからブラウザでアクセスすることもできます。
7-1.ファイルサーバサービスの利用方法
1.デスクトップの総合情報処理センターWebFileService
を起動し、URL
http://webshare.cc.nara-wu.ac.jp/
を選択します。またはブラウザ
を入力します。
2. Webshare のログイン画面が起動します。ユーザ名、
パスワードをそれぞれ入力して OK ボタンをクリックし
ます。
3.ホームディレクトリ(教室での Z:ドライブ、
UNIX ホーム)が表示されます。通常のエクスプロ
ーラと同様に、ファイルのコピー&ペースト、フ
ォルダの作成などができます。自分の使っている
パソコンとのコピーなどやり取りも可能です。
8.パソコンのカスタマイズ制限
センター管理の Windows XP パソコン(E109のパソコンを除く)は、デスクトップにおいたデータ
や壁紙、ブラウザのお気に入り等の個人のカスタマイズは、シャットダウンすると、すべて消去される
システムとなっています。すべての利用者のカスタマイズを保護するとかなりのディスク領域を占有し、
システム全体の円滑な稼働に影響を及ぼすため、システム管理の都合上個人のカスタマイズ設定よりも
システムの円滑な稼動を優先させていただくことにしています。必要な個人のデータは、必ず Z:ドラ
イブや外部記憶に保存していただき、また個人のカスタマイズについては、後述の対処方法(8-2.お気
に入りのエクスポート/インポート)を参考にしてご利用ください。
ここが
ポイント!
8-1.カスタマイズできないもの
1.デスクトップ環境(個人ファイルの保存、壁紙の設置、デスクトップの色変更など)
2.ユーザレベルのアプリケーションの設定(お気に入り、ユーザ辞書、ツールバーの設定など)
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8-2.お気に入りのエクスポート/インスポート
Internet Explorer の「お気に入り」を登録しても、それだけではログオフすると、「お気に入り」
の登録はカスタマイズ制限にかかって消えてしまいます。これを回避するには、ログオフする前にお気に入
りのエクスポートを行って、bookmark.htm ファイル(お気に入りの情報を記録するファイル)を保存しておき、再
びログインしたときに、お気に入りのインポートを行ってください。
●お気に入りのエクスポート方法
(登録したお気に入り[bookmark.htm ファイル]を Z:ドライブに保存する)
1.ブラウザを起動して、[ファイ
ル]メニューから、[インポートおよ
びエクスポート]を選びます。
2.[インポート/エクスポートウィザード]が表
示されますので、ウィザードに従って設定してい
きます。次へボタンをクリックします。
3.[お気に入りのエクズポート]を選択し、次へをクリックします。
24
4.「Favorites」を選択した状態で、次へをクリック
します。
5.[ファイルまたはアドレスにエクスポ
ートする]にチェックが入り、テキストボ
ックスに「Z:\\bookmark.htm」となってい
るのを確認して、次へボタンをクリックし
ます。
6.完了ボタンをクリックします。
7.「お気に入りのエクスポートに成功しま
した」というメッセージが出たら、OK ボタン
クリックします。
●お気に入りのインポート方法
(ログインして Internet Explorer を起動し、登録したお気に入りを表示させる)
1.エクスポートの1、2を操作し、インポート
したお気に入りを保存するフォルダに Favorites
を選択して、次へをクリックします。
25
2.お気に入りのインポート元を[ファイルまたはアドレスからインポートする]にチェックして、テ
キストボックスを[Z:\\bookmark.htm]とし
て、次へをクリックします。
8.完了ボタンをクリックします。
9.「インポートに成功しました」というメッセージが出たら、OK ボタンを押します。お気に入りボタ
ンをクリックすると、お気に入りが表示されます。
ここが
重要!
新たにお気に入りを追加しり、整理や削除をしたときにも、Z:ドライブに保存した
bookmark.htm ファイルを、上書きしておく必要があります。上書きは、お気に入りのエクスポ
ートで行ってください。
26
9.語学学習システム(ALC Netacademy2)
利用者番号を取得した方は、本学のネットワークを利用して「語学学習システム(ALC Netacademy2)」、
リスニング及びリーディングの英語・日本語自習システム(アルク社)の利用ができます。本学在学中
は、無料で利用できます。このシステムを利用する場合も、センターの利用者番号を利用します。
学内だけでなく、Web が閲覧可能な自宅等の Windows パソコンでも利用が可能です。
ただし、パスワード変更については「4-1.パスワードの変更」ではなく、語学学習システム(ALC
Netacademy2)にログイン後にパスワード変更の画面で行います。
以下のアドレスにアクセスして休憩時間や放課後に自由にご利用ください。
語学学習システム(ALC Netacademy2)の URL
https://alc2.cc.nara-wu.ac.jp/anet2/
語学学習システム(ALC Netacademy2)の画面
27
10.WebCT24時間学習システム
利用者番号を取得した方は、本学のネットワークを利用して「WebCT24時間学習システム」
(エミッ
トジャパン)の利用ができます。WebCT は、本学の e-Learnig(パソコンやコンピュータネットワーク
などを利用する教育)システムとして授業での活用が急増しています。このシステムを利用する場合も、
センターの利用者番号を利用します。
「WebCT24学習システム」は、以下のアドレスにアクセスしてご利用ください。
WebCT24学習システムの URL
http://www.nara-wu.ac.jp/ipc/main/24hours/24hour_top.html
WebCT24 時間学習システムの画面
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利用心得 編
加害者にならないために(「自分だけのことだから...」では済まされない)
自動車の所有が急激に進んだ昭和 40 年代。
「交通戦争」と呼ば
れるほど、交通事故による死者が多い時代でした。それから数十
年が経ち、その頃よりも多くの自動車があふれていますが、事故
による死者は半減しています。
理由はさまざまで、罰金などによる強制力もあったにしろ、利
用者の運転マナーの向上も大きかったようです。
今のインターネットでも、利用者が急増しているなか、さまざ
まな事故が毎日起きています。あなたが被害者になる可能性があ
ることは、おそらく十分わかっていると思いますが、それと同じ
くらい加害者になってしまう可能性も高いのです。
整備不良の車
=
きちんと管理されていない、使い方を理解されていない車
ルールを守らない車
=
インターネット、パソコンの注意を知らない利用者
「知らなかったから」「自分だけのことだから」という行動が、自らが加害者となる事件・事故につ
ながるかもしれません。それらを未然に防ぐためにユーザとしての基本的なマナーを勉強していきまし
ょう。
1.不正アクセス禁止法
不正アクセス禁止法では、他人の ID やパスワード、指紋や音声など、ネットワークへのアクセスを
制御する「アクセス制御機能」を悪用したネットワークへの侵入を「不正アクセス行為」と定義し、取
り締まりの対象にします。直接の違反者には、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられま
す。直接の違反者以外に、この識別符号を第三者に無断で提供する行為を「不正アクセス行為を助長す
る行為」と定義して禁じられ、違反者には 30 万円以下の罰金刑が科せられることになっています。
見ただけ、アクセスしただけでも犯罪成立です。興味本位で悪意がなくても立派な犯罪になります。
ログ(通信記録)詳細にとっていることが多く、つまらぬところから不正アクセスが発覚して人生を
台無しにする可能性もあるのです。
1-1.不正アクセス行為の例(その1)
他人の ID・パスワードなどを無断で使用する行為
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1-2.不正アクセス行為の例(その2)
セキュリティ・ホールを攻撃してアクセス制御機能を欺き、コンピュータに侵入する行為
1-3.不正アクセス行為を助長する行為の例
(注)もちろん、A さん自身が承諾または A さん自身の行為でも利用プロバイダーのネットワークシ
ステム全体が危機にさらされ、インターネットユーザ全体のセキュリティやプライバシーが脅か
されるため、利用プロバイダーの規約違反になります。
プロバイダー
: 電子メールやホームページ検索等のインターネットの利用サービスを提供す
る会社、機関、学校等の総称名。本学総合情報処理センターも該当する。
アクセス制御機能
: 正規利用者であることを証明するもの。総合情報処理センターが引き渡す利
用者番号と対応するパスワード(利用者が変更したものも含む)のこと。
電気通信回線
:
大学のネットワークやインターネット、それに接続するのに必要なもの。
セキュリティ・ホール:
ソフトウェアの設計、設定ミス等によって生じた弱点のこと。
電子掲示板
参加者すべてが読み書きできる電子的な掲示板サービスのこと。
:
30
2.名誉毀損罪・侮辱罪
名誉毀損罪は立派な刑法の犯罪です。逮捕されることも十分にあり得ます。たった一言の書き込みで、
留置場行きになってしまう可能性があるのです。
2-1.名誉毀損が成り立つ例その1:「○○は不倫をしている」
不特定多数の人間が参照できる掲示板に、「○○は不倫を
している」と書き込んだとします。
この場合、不倫していることの真偽は別にして、名誉毀損
が成立する可能性が高いといえます。まったくの私人のプラ
イベートな出来事については、たとえそのことが事実であっ
ても、そのことを指摘することで名誉を傷つける結果となれ
ば、立派に名誉毀損罪が成立するのです。
名誉毀損が成立すれば、名誉を毀損された人は、その相手に対して損害賠償の請求や名誉を回復する
ための謝罪広告の掲載請求などを行うことができます。
2-2.名誉毀損が成り立つ例その2:女性名で「彼氏募集」と虚偽の書き込み
不特定多数の人間が参照できる掲示板に、実在する女性の個人情報(住所、氏名、電話番号等)と共
に、「彼氏募集」といった虚偽の書き込みが行われた場合も、名誉毀損が成り立つ例です。
これは、その女性が不特定多数の男性に交際を求めているということを公の目に触れるように示した
と考えられるので、名誉毀損罪につながるといえます。
2-3.侮辱罪で告訴されることも
名誉毀損が成り立たなくても、侮辱罪で告訴される場合もあります。名誉毀損と侮辱罪との違いは、
「事実を指摘することによって社会的評価を低下させた場合」が「名誉毀損」で、「事実の指摘を伴わ
ず単に評価・判断を示すことによって、社会的評価を低下させる場合」が「侮辱」であるとされていま
す。いずれにしても、逮捕・立件されれば不名誉であることに変わりはありません。
3.ダウンロードやコピーの誘惑(著作権法と危険な世界)
「市販の音楽や映画を無料で手に入れることができるよ」−−こんな話を聞いて、心を動かされたこ
とはありませんか。甘い話に心を動かされると、思いがけない罠が待っています。違法コピーファイル
に手を出すと、著作権や肖像権侵害という罪を犯してしまう恐れもあるのです。
3-1.P2P(ファイル共有)ソフトの危険:著作権や肖像権等の侵害
WinMX や Winny 等の P2P(ファイル共有)ソフトを使用すると、音楽 CD や映画 DVD 等をコピーしたフ
ァイルなど、著作権や肖像権等(第三者の権利)を侵害するファイルをダウンロードしてしまう非常に
高い危険性があります。
それだけではありません。P2P(ファイル共有)ソフトは、ダウンロードしたファイルを自動的に公
開する(アップロードする)仕様になっていることが非常に多いので、これらの違法ファイルを自分が
広める立場なってしまいます。違法ファイル(第三者の権利を侵害するファイルや法的に違法なファイ
ル)を広める行為は犯罪とみなされます。
31
3-2.P2P(ファイル共有)ソフトの危険:情報流失
WinMX や Winny 等の P2P(ファイル共有)ソフトは誤操作や誤設定、ウイルス感染等でパソコン内に保
管されているファイルや、過去に一度でも取り扱ったことのあるファイルをインターネット上に流失さ
せる危険性が非常に高いのです。
一度流失したファイルをインターネット上から完全に削除することは不可能です。そのため、あなた
が扱ったファイルやあなたの個人情報がインターネットを通じて多くの人の目に触れ、あなたは公私と
も大きな不利益、危害を被るおそれがあります。
3-3.ウイルスやスパイウェアをダウンロードする恐れ
大手の Web ページ上にあるファイルでも、ウイルスやスパイウェアが紛れこんでいる可能性がありま
す。また、Web ページや掲示板、電子メールに記載されている怪しい Web ページや、個人で運営してい
る Web ページなどの場合は、ウイルスに感染したファイルや、スパイウェアなどが組みこまれたファイ
ル等を故意に置いてあることもあります。
3-4.ウイルスの偽装
上記等の事項よりダウンロード用に公開されているファイルが、ウイルスに感染しているケースは少
なくありません。また、このようなファイルは拡張子を2つ以上追加することで、ほかのファイルのふ
りをしていることが非常に多くなっています。ファイルが偽装されているかどうかをダウンロードする
前に確認することは非常に難しいです。
さらにファイル名を故意にダウンロードソフトと同じにしている危険なファイルも存在します。ダウ
ンロードファイルを置いている Web ページが混雑している場合などに、Yahoo 等の検索 Web ページでフ
ァイル名をキーワードとして検索するのは危険性が非常に高いといえるでしょう。
3-5.著作物のコピー
学内では私的なものはもちろん、学業や研究のためでも音楽 CD や映画 DVD、写真等、第三者の権利が
含まれている著作物を勝手にコピーすることはできません。インターネット上の世界はもちろんのこと、
学内という限られた範囲であっても、著作権で認められている私的使用目的の範囲には当たりません。
引用等の場合でコピーが認められている場合でも決められたルールがあり、権利保有者への許諾手続
きや使用料を支払なければならない場合もあります。(付録の「学校その他の教育機関における著作権
利用に関するフロチャート」
〔著作権法 35 条ガイドライン協議会より転載〕もあわせて読んでください)
4.ウイルスとスパイウェア(自分や研究室のパソコンを使用される方へ)
4-1.コンピュータウイルスとは
コンピュータウィルスとは、コンピュータの中に保存された情報を破壊したり、正常な運用を妨害
したりするといった悪意あるソフトウェアの総称です。インターネットの普及とともに、様々な種
類・形態のものが毎日のように出現しています。感染したコンピュータが自動的に複製ウィルス付き
の電子メールを大量に送ったり、ホームページを提供するコンピュータに対して運用妨害といった攻
撃を行ったり、第三者が自由にそのコンピュータを制御したり情報を読み書き消去できるような「バ
ックドア(裏口)」を自動的に設定したりします。ウィルスの感染や拡散も様々で、電子メールにく
っついてきたり、Web のページに埋め込まれていたり、フロッピーや CD-ROM 等にまぎれこんでいたり
32
します。さらに「ワーム」と呼ばれるウィルスは、感染したコンピュータが接続されているネットワ
ークをぐるっと見渡して、対策不十分な侵入可能のコンピュータを勝手に見つけ出し、そこにもぐり
こんで次々と自分を増やしていきます。
このように、ウィルスやワームは、利用者が気の付かないうちに悪いことを散々行って、またネッ
トワークでつながったコンピュータに次々と仲間を増やします。自分が気づかないうちに「加害者」
となっていることが多いのです。まず自分のコンピュータにウィルスが感染しないよう、日々の対策
を怠らないことです。難しいことではありません。外から帰ったら手を洗いうがいをして、実世界の
ウィルスを防ぐように、これから述べる内容を日常作業の一環として位置づけ、普段から心がければ
簡単に感染を防ぐことができます。
4-2.コンピュータの弱点(脆弱性)を解消する
買ってきたばかりのコンピュータ。他の家電とは違い、 買ってきたばかりの状態が一番危険!!そ
のままで使ってはいけない!! ということは既にご存知でしょうか。コンピュータは多用途を実現す
る一方で、多くの弱点(脆弱性)を抱えています。次々と明らかになる脆弱性を解消するために、
Windows を開発・販売するマイクロソフト社、MacOS のアップルコンピュータ社など、各ソフトウェ
ア会社からは毎月、頻繁な場合は毎日といった間隔で、脆弱性を解消するための「パッチ」と呼ばれ
る更新用追加プログラムが(主に各社のホームページ等を通じて)提供されています。
多くのコンピュータウィルスは、これら
の脆弱性の中で、パッチ導入による修正が
まだ終わっていないものを感染の糸口とし
て利用します。ですから買ってきたばかり
のコンピュータは、本格的に使い始める前
に、まずはパッチを導入してセキュリティ
を確保する必要があります。また、普段使
っているコンピュータについても、新しい
パッチが提供されている場合は導入しなけ
ればなりません。
図 1 は Windows のパッチ入手画面です。
図 1 Windows Update
画面左下「スタート」→「Windows Update」
もしくは http://windowsupdate.microsoft.com/ より、
「更新をスキャン」してパッチを導入(インストール)します。
購入したばかりのコンピュータなどでは、
「重要な更新」が表示されなくなるまで Windows Update
を繰り返す必要があります。
図 2 更新の通知
画面右下に、このような表示が現れた場合は「重要な更新」の新しいパッチが提供されています。
面倒がらずに表示をクリックして、Windows Update を実行してください。
33
マイクロソフトの Office シリーズ(Word や Excel、
PowerPoint 等)をお使いなら、それらについてもアップ
デートが随時公開されています。Windows Update のページ
から Office のアップデート用ページにリンクを辿って移
動することが出来る他、直接 Office Update のページに接
続することも可能です。
Windows や Office 等マイクロソフトのソフトで多いので
すが、パッチ・サービスパックインストール後に他のソフ
トが動かなくなる場合があります。そのため、データのバ
ックアップはこまめにしておきましょう。
図4
Office アップデート
4-3.ウイルス対策ソフトウェアの導入と更新
コンピュータウィルス対策ソフトを導入、新種
ウィルスに対応できるよう適切に更新すること
で、コンピュータウィルスからの脅威を防ぐこと
が出来ます。脆弱性の解消も(特にワームによる
侵入防止のため)大切ですが、電子メールや Web
ページ、記録媒体に添付されてくるウィルスを防
ぐためにはウィルス対策ソフトが欠かせません。
自動車を運転する場合に保険をかけるのが常識
のように、コンピュータを使う場合はウイルス対
策ソフトをインストールするのは常識です。
図 5 ウィルス対策ソフトの画面例
図 5 は、ウィルス対策ソフトの画面例です。電子メール受信時の自動チェックが有効になっているの
がわかります。また、ウィルス定義ファイルという項目があり、日付が載っています。これは新種のウ
ィルスを検知し削除・駆除するための情報がこの日付時点の情報に更新されていることを示しています。
大抵、一週間∼10 日程度で更新されますが、最近では感染が急速に拡がっている緊急度の高いウィルス
の出現が多発しているため、毎日更新されています。そのため、毎日情報が自動的に更新するように設
定しておきましょう。
購読期限という項目は、新種のウィルス情報を入手できる有効期間を示しています。この製品の場合
は期限が切れると、延長するための権利を別途購入しなければなりません。よくあるケースとしては、
この有効期限が切れた後放置されて、最新のウィルスに対応出来ないためウィルスの感染やワームの侵
入を許している場合が多発していますので注意が必要です。情報が更新されていないウィルス対策ソフ
トは、完全に何の役にも立ちません。
新種対策の情報を一括して入手し、各コンピュータに自動で配信する専用の対策ソフトが導入されて
いる場合もあります。その場合は管理者の指示通りに導入・設定を行ってください。
34
4-4.スパイウェアへの対策
スパイウェアという、コンピュータの中にもぐりこんで個人情報を収集したりするソフトウェアの存
在が問題となっています。ウィルスと似ていますが、データ破壊や活動妨害・繁殖といったことを目的
とするのではなく、利用者が閲覧した
Web ページの履歴を無断で収集して広
告等のマーケティングに利用したり、
ひどいものでは「キーロガー」という、
キーボードの押されたキーをこっそ
り記録し、パスワード破りやプライバ
シーの侵害に利用されるものもあり
ます。たとえばある程度の期間インタ
ーネットをお使いの方なら、左図のよ
うなダイヤログを見たことがあるの
ではないでしょうか。
図7
ActiveX によるインストールの警告例
これは、Web ページが ActiveX を用いてプログラムをインストールしようとするときに表示される警
告です。このウィンドウが表示されたときに、何も考えずに「はい」を押しては絶対にいけません!!
ここで「はい」を押すということは「私は何をされても OK です」と宣言しているのと同じことです。
赤丸で囲われた部分などをチェックして、
「何というソフトをインストールしようとしているのか」
「メ
ーカはどこか」を必ず確認してください。総合情報処理センターのサービスを使用する場合を除き、イ
ンストールしようとした覚えがなければ「いいえ」を押してしまってかまいません。
悪質なものだと、ダイアログの内容をわかりにくくしています。たとえば「あなたは 18 歳以上です
か? 18 歳以上であれば『はい』を押してください」というようなメッセージが書かれている場合があ
ります。文面を当てにせず、このウ
ィンドウの「スタイル」を覚えてお
いて、必ず「いいえ」を押すように
してください。
また、何かのソフトウェア(フリ
ーソフトウェアも含む)をインスト
ールするときに、
「ライセンス条項」
「免責事項」「使用許諾契約書」と
いったものを確認させられること
はよくあります。この手のライセン
ス条項等はどれも非常に長く、文字
が小さい読みにくい場合が多いの
で、ほとんどの方は読まずにそのま
ま『同意する』を押してしまってい
図 8 「Windows Media Player」のをインストール例
うとしているときがあるのではない
かと思います。
35
しかし、もしこのライセンス条項の中に「私はこのソフトが行う、いかなる個人情報の収集も認め
ます」なんていう文面が入っていたとしたら? スパイウェアに「自発的に許諾した」というお墨付き
を与えることになってしまいます。
法的には「理不尽な約款は無効とする」と定められてはいますが、私たちにとって重要なのはスパ
イウェアをインストールしてしまったあとの法的な保護より、むしろスパイウェアをインストールし
ないことです。そのためには、怪しいソフトだと思ったらライセンス条項をよく読んでみましょう。
きな臭い文面が入っていたら、まずはインストールをやめておくのが妥当です。
このようなソフトウェアは、データ破壊や活動妨害・繁殖等の動作をしないものが多く、ウイルス
対策ソフトでも検知、駆除できないものが多く存在しています。
そのため信頼できる Web ページの最低限の閲覧にとどめ、信頼できないフリーソフトのインストー
ルはやめましょう。
5.記録媒体の廃棄
廃棄処分になりそのままゴミ箱に捨てられた CD-R、USB メモリースティ
ク、フロッピーディスク等の記録媒体から、様々な情報が漏洩することに
みなさんは気をつけてますでしょうか??
CD-ROM や光磁気ディスク(MO)、磁気テープやフロッピーディスクとい
った記録媒体の消去は、物理的に破壊したり、強磁気で消去したりするの
が良いのですが、CD-ROM や DVD-ROM をバキッと折ったら、細かい破片が
沢山飛び散って結構危ないです。そこで、ディスクの表面に細かいキズを
たくさんつけて、読み取りを不可能にする機器や細かく砕くシュレッダー
等が販売されています。フロッピーならば中身をばらして磁気シートをは
さみで細かくカットしても良いのですが、光磁気ディスク(MO)だとそう
も行きません。消去用のソフトウェアを購入してディスクのすべての部分
に無意味な情報を重ね書きし、データ復旧ソフトを使っても取り出せない
ようにして廃棄します。通常のフォーマットはディスク内の管理情報のみ
を消去するだけなので、実際のデータは残ったままになっています。ハー
ドディスク等の分解できない記録媒体については、強力な磁気によってデ
ィスクの基盤ごと破壊したり、ドリルで穴を開けて使用不能にするのが確
実ですが非常に手間なので、消去用ソフトを利用してディスクのすべての
部分に無意味な情報を重ね書きし、データ復旧ソフトを使っても取り出せ
ないようにして廃棄します。
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被害者にならないために
1.バックアップの重要性
ここで改めて強調するまでもなく、多くの方が日々心がけていると思い
ますが、大事なデータは必ずバックアップをとることが必要です。毎年、
卒業論文や修士論文の締め切りが近づいてくると、
や誤操作で書きかけの論文が消えたー!!
コンピュータの故障
という悲鳴がどこからともなく
聞こえてきます。そういうことにならないよう、普段使っている大事なデ
ータは、外部ハードディスクや USB メモリー、光磁気ディスクや CD-R 等に、
こまめにバックアップをとることが必要です。
2.SPAM(迷惑)Mail
あなたの意思には関係なく送りつけられる Mail〔SPAM(迷惑 Mail)〕が来る場合があります。時には
うんざりするほど大量に送りつけられる場合があります。
SPAM(迷惑)Mail 発信は法律・諸規定等で禁じられていますが、送信者は摘発を逃れるために身元情
報、発信経路を詐称しており、また電気通信事業法に基づく通信の秘密の保護・検閲の禁止の規定によ
りサーバ側(総合情報処理センター)で Mail 本文から SPAM(迷惑)Mail か否かを判断するのは非常に
困難です。
そのため、Mail 受信者側で下記の対策をお願いします。
1.
決して SPAM(迷惑)Mail 差出人、又は Mail 本文に記載されている受信否定送付先 Mail アド
レスに受信拒否 Mail を送ってはいけません。すぐ削除しましょう。SPAM(迷惑)Mail 差出人に
存在する Mail であることが分かってしまい、更なる被害を受けます。
2. SPAM(迷惑)Mail 本文に記載されている Web アドレスをクリック(閲覧)するのはいけません。
SPAM(迷惑)Mail 差出人に存在する Mail であることが分かってしまい、更なる被害を受けます。
またウイルス、スパイウェア等に感染する場合もあります。
3.
WebMail の「メール振り分け・迷惑対策」のご利用をお勧めします。
詳しくは、オンラインマニュアルを参照してください。
研究室のパソコンでマイクロソフトの Outlook Express を使用している場合は
4. HTML メール(Mail 本文に画像又は任意の大きさ
の文字が表示されるもの)を受信してもテキスト
メールとして表示されるように設定して下さい。
①
Outlook Express を起動します。
②
「ツール」メニューをクリックし、オプシ
ョンをクリックします。
③ 「読み取り」タブをクリックし、
「メッセー
ジはすべてテキスト形式で読み取る」のチェ
ックが入っているのを確認し、「OK」ボタン
をクリックします。
または、
※Windows XP を使用している場合は Windows XP SP2 をインストールしてください。
37
よき利用者の一人として
1.学内の端末・機器は授業や研究のためのものです
学内に設置されている端末・機器は、本学での授業・研究のために学生や教職員等のみんなが使う
ものです。それ以外の用途で使用されますと、本来の使用目的で使いたい方に迷惑をかけることにな
ります。また、本学が加入しているインターネットサービスを提供している国立情報学研究所学術情
報ネットワーク加入規程で
(加入に当たっての遵守事項)
第7条
一
加入者は、次に掲げる事項を遵守しなければならない
研究・教育並びにその支援のための管理業務以外の目的にネットワークを利用してはなら
ないこと。
二
第8条
営利を目的とした利用を行わないこと。
〔以下省略〕
所長(国立情報学研究所の)は、前項(第7条のこと)に違反したと認められる加入者
に対して、加入の承認を取り消すことができる。
〔以下省略〕
と決められています。そのため、営利を目的した利用はもちろん、本学での授業・研究以外の目的
とした利用はできません。
2.電子メール(添付ファイル)の大きさについて
電子メールはファイルを添付して瞬時に相手に送付が可能で、不在時でも受信が可能等便利なもので
すが、送付先の人のことを考えて送付する必要があります。
電子メールは伝言ゲームと同じようにインターネットに参加している各大学・政府・企業等のサーバ
を中継して送付されます。道路で高速道路・一般道があるのと同様にインターネットでも回線容量の大
きい部分、小さい部分があり、日常的に大渋滞が発生する部分もあります。安全を守るため、日常的に
検問(添付ファイルの検査)も行われています。
そのため、無秩序にファイルサイズが大きい電子メール(添付ファイル)や大量のファイルを一つの
入れ物(圧縮したファイル)に詰め込んだ添付ファイルを送付した場合、円滑なインターネットの流れ
を阻害し、インターネットに参加している者に重大な迷惑をかけることになります。
よきインターネット市民の一人として、添付ファイルを含む電子メールは
・
ファイルサイズ(添付ファイルを含む)
⇒
20MB以内
・
一つのメールで圧縮ファイルに詰め込めるファイルの数
⇒
99個まで
以内の大きさにして下さい。上記以上のメールでは送受信できません。
しかし、送信先によっては本学より規制が厳しく、上記以内の電子メールでも送受信できない場合が
ありますのでご注意ください。
38
3.プリンタ出力と環境保護
紙は木から作られています。
用紙の使用量が増えると森林伐採が増え、ゴミの量も増えます。
使用済の用紙から作られた再生紙を使うことで森林伐採の量を減らすことができますが、用紙再生時
にはエネルギーが必要なので、結果的に環境へ負荷をかけることになります。
そのため、環境負荷低減のため紙資源の過剰消費を防ぐことが必要とされています。
総合情報処理センターでは、紙資源の過剰消費を防ぐため、1人あたりのプリンタ出力をポイント制
で制限していますが、利用者の皆様もプリンタ出力を行う前にもう一度環境への負荷のことを考えて出
力をしてほしいと思います。
1.正しく用紙内に入っていますか??
→プリンタ出力前に印刷プレビュー等で確認して下さい。
2.すべて必要ですか??
→印刷範囲指定等で必要なページのみ指定してください。
また、必要部分を Word 等に集約させてからプリンタ出力しましょう。
3.保存のためだけですか??
→なるべくファイルで保存するようにしましょう。
パソコンで扱うほとんどのものはファイルで保存することができます。
そうすれば再度入力する必要はなく、簡単にまとめることができます。
39
付 録
学校その他の教育機関における著作物等利用に関するフローチャート〔著作権法 35 条ガイドライン協議会より転載〕
40
41