人文学部 留学ガイダンス *平成 27 年 6 月 24 日に開催された、第 7 回人文学部留学ガイダンスの配布資料に 基づいた情報です。留学に関する条件や費用等、変更になる場合がありますので、 詳しくは各留学相談員にお問い合わせ下さい。 1 最近、「グローバル人材」という言葉をよく耳にします。「グローバル人材」 とは何でしょうか。まず外国語をある程度まで駆使できる人であることはもち ろんですが、さらに異文化を深く理解し、自国について正しく発信できる能力 を身に付けた人でなければいけないでしょう。しかしそれだけでは不十分で、 これに課題解決能力、情報リテラシー、高い倫理観などを付け加える必要もあ るのではないでしょうか。これらを考慮して「グローバル人材」をあえて定義 するとすれば、「現代世界において国境を越えて地球規模で起こっている激し い変化や様々な問題に、言語を駆使して柔軟に対応できる人材」と言えるので はないかと思います。 「グローバル人材」ということばは、昔はあまり耳にしませんでしたが、大 学はまさに上のような人材の養成を目指してきたはずです。では、今なぜ「グ ローバル人材」なのでしょうか。背景に、海外へ留学する学生数が、最近激減 してきたという事情があります。2004年にピークだったアメリカへの留学 が、2010年には半減しております。これに反して、アジアの大学生のアメ リカ留学は、急増しております。これは、日本にとって国家的な危機だと言え るでしょう。これには様々な理由が考えられます。経済の不調からくる自信喪 失、就職の早期化と長期化、内向き傾向の蔓延、異文化体験のヴァーチャル化 の広がり、日本の住み易さ、等々。しかし、それだけではないような気がしま す。国は、これまで、派遣よりも明らかに海外からの大学生招致に偏った政策 をとってきました。上に述べた留学生の激減は、そのような極端な政策の必然 的な結果だと言えるでしょう。国はようやくこのことに気がついたようです。 今、私たちは、公的留学奨学金(もちろん給付型)を活用して海外で学べるチ ャンスが増大に向かう時代の転換期にいると言っても過言ではありません。こ れまでも、公的奨学金による留学の機会はありましたが、今は、そのような機 会が大規模に広がりつつある時代の節目にいるということなのです。従って、 これから公的奨学金制度を活用して留学したいと考えている者にとっては、今 はまさに、願ってもないチャンスなのです。だから、皆さんは、今後、学内の いろいろな留学プログラムの掲示に注意してほしいと思います。 次に、留学のタイプについて簡単に学んでおきましょう。 I. 留学のタイプ まず基本的なことですが、留学制度には以下のようなものがあります。 1)交換留学・・・ これは交換学生協定に基づき、数ヶ月から1年の期間、 協定校に留学するものです。学部に在籍したまま留学します。協定校へこ のような形で留学することを交換留学と呼びます。この場合、授業料は、 新潟大学に払うだけで、留学先の大学に支払う必要はありません。交換学 生による留学は、学生支援機構の留学生交流支援制度奨学金(短期)に応 募する道が開かれています。また、留学期間は在籍年数にカウントされま すので、4年間で卒業することも不可能ではありません。単位互換につい ては最大30単位まで認定可能です。 協定校への留学は休学によっても可能です。しかし、このような留学の 形態は、交換留学と呼びませんので注意して下さい。協定の枠の外での留 学になります。この場合、授業料は、新潟大学に払う必要はありませんが、 留学先の大学には原則として支払う必要があります。単位互換は認められ ます。ヨーロッパの協定校の場合、授業料なしのところが多いので、今後、 ヨーロッパへの留学が増えてくるかもしれません。 2)ショート・プログラムによる留学・・・春、夏の数週間、海外の大学で行 う、外国語や外国文化の研修です。短期間なので参加しやすいのが特徴で す。国際課が公募します。他学部の学生と一緒に学ぶ良い機会でもありま す。補助が出るプログラムも最近多くなってきてますので、経費を節約す ることができます。長期留学につなげるには、格好の留学形態です。 3)私費留学・・・一般的には個人の責任で行うものです。留学機関や滞在期 間は様々です。基本的に、休学して行います。単位互換も認められるよう になりました。一般的には、民間の斡旋業者が企画するプログラムに参加 するか、自分で留学先の大学とメールでやり取りして手続きをします。民 間の斡旋業者が企画するプログラムに参加する場合、トラブルになるケー スもあるので、慎重に選ぶ必要があります。自分で留学先の大学とメール でやり取りして手続きする場合、経費節約になるので、語学が得意な方に は、お勧めです。ただし、時間がかかるので、まめでない人には向いてま せん。 II. どのような大学に留学できるか? 新潟大学は海外の多くの大学と協定を結んでいます。人文学部の学生がこれ まで留学したことのある大学やこれから留学できそうな大学は以下の通りです。 その中には人文学部が独自に締結している交流協定校(これを部局間協定と呼 びます)や大学全体で締結している交流協定校(これを全学協定と呼びます) もあります。そのほとんどが交換学生協定書を交わしていますが、交わしてい ない場合でもショート・プログラム(サマースクールなど)などで短期留学が 可能な大学もあるのでご気軽に相談下さい。 番 号 国・地域名 大 学 名 全学 or 部 局 授業料 不徴収 交換学生 限度数 1 中華人民共和国 北京大学歴史学系 Department of History, Peking University 部局 ○ 2 人/年 2 中華人民共和国 復旦大学中国語言文学系 Department of Chinese Language and Literature, Fudan University 部局 ○ 2 人/年 3 中華人民共和国 首都師範大学歴史学院 Department of History, Capital Normal University 部局 ○ 2 人/年 4 中華人民共和国 黒竜江大学 Heilongjiang University 全学 ○ 3 人/年 5 中華人民共和国 清華大学 Tsinghua University 全学 - - 6 中華人民共和国 ハルビン工業大学 Harbin Institute of Technology 全学 ○ 5 人/年 7 中華人民共和国 中央民族大学 Minzu University of China 全学 ○ 5 人/年 8 中華人民共和国 中国農業大学 China Agricultural University 全学 ○ 5 人/年 9 中華人民共和国 湖南大学 Hunan University 全学 ○ 5 人/年 10 中華人民共和国 中国地質大学武漢校 China University of Geosciences (Wuhan) 全学 ○ 5 人/年 11 中華人民共和国 華南師範大学 South China Normal University 全学 ○ 3 人/年 12 中華人民共和国 中国地質大学北京校 China University of Geosciences (Beijing) 全学 ○ 5 人/年 13 中華人民共和国 北京師範大学珠海分校 Beijing Normal University Zhuhai 全学 ○ 10 人/セ メスター 14 中華人民共和国 東北師範大学 Northeast Normal University 全学 ○ 3 人/年 15 大韓民国 仁荷大学校文科大学 College of Humanities, Inha University 部局 ○ 3 人/年 16 大韓民国 翰林大学人文大学 Hallym University, College of Humanities 部局 ○ 2 人/年 17 大韓民国 仁荷大学 Inha University 全学 ○ 10 人/年 ショート・ プログラ ムの実績 ○ ○ ○ 18 大韓民国 漢陽大学 Hanyang University 全学 ○ 2 人/年 19 マレーシア プトラ大学 Universiti Putra Malaysia 全学 ○ 3 人/年 20 モンゴル モンゴル生命科学大学 Mongolian University of Life Sciences 全学 ○ 3 人/年 21 モンゴル モンゴル国立大学 National University of Mongolia 全学 ○ 2 人/年 22 スリランカ ペラデニア大学 University of Peradeniya 全学 ○ 5 人/年 23 台湾 国立中央大学 National Central University 全学 ○ 3 人/年 24 台湾 中原大学 Chung-Yuan Christian University 全学 ○ 5 人/年 25 タイ王国 チェンマイ大学社会科学部 Faculty of Social Sciences, Chiang Mai University 部局 ○ 5 人/年 26 タイ王国 チェンマイ大学人文学部 Faculty of Humanities, Chiang Mai University 部局 ○ 5 人/年 27 タイ王国 コンケン大学 Khon Kaen University 全学 ○ 3 人/年 28 オーストラリア連邦 シドニー工科大学 University of Technology, Sydney 全学 ○ 3 人/年 29 カナダ アルバータ大学 University of Alberta 全学 - - 30 カナダ ニューブランズウィック大学 University of New Brunswick 全学 ○ 2 人/年 31 フランス共和国 ミシェル・ド・モンテーニュ=ボルドー第三大 学 University of Bordeaux 3 部局 ○ 3 人/セメ スター 32 フランス共和国 ナント大学 University of Nantes 部局 ○ 2 人/セメ スター ○ 33 フランス共和国 ナント大学 University of Nantes 全学 ○ 5 人/年 ○ 34 ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト大学言語学・文学部及び歴史・ 哲学・神学部 Faculty of Linguistics and Literature and Faculty of History, Philosophy and Theology, Bielefeld University 部局 ○ 3 人/年 35 ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト大学 Bilefeld University 全学 ○ 5 人/年 36 ドイツ連邦共和国 ルール大学ボッフム東アジア学部 Ruhr-Universität Bochum, Faculty of East Asian Studies 部局 ○ 3 人/年 37 ドイツ連邦共和国 マグデブルク・オットーフォンゲーリック大学 Otto-Von-Guericke University Magdeburg 全学 ○ 10 人/年 ○ ○ ○ 38 ドイツ連邦共和国 ダルムシュタット工科大学 Darmstadt University of Technology 全学 ○ 2 人/セメ スター 39 ロシア連邦 サンクト・ペテルブルグ国立大学 Saint-Petersburg State University 部局 ○ 2 人/セメ スター 40 ロシア連邦 北東連邦大学外国文献学・地域研究学術学 院 Institute of Foreign Philology and Regional Studies, North Eastern-Federal University 部局 ○ 2 人/セメ スター 41 ロシア連邦 沿海地方農業アカデミー Primorskaya State Academy of Agriculture 全学 ○ 3 人/年 42 トルコ共和国 アンカラ大学 Ankara University 全学 ○ 6 人/年 43 アジア太平洋地域 アジア太平洋大学交流機構 University Mobility in Asia and the Pacific 全学 *原則 不徴収 *原則 2 人/年 *参加大学の協定に基づく III.留学相談員 英語圏 グレゴリー・ハドリー A503 (内)6460 [email protected] 中国語圏 永木敦子 A508(内)6827 [email protected] 韓国語圏 藤石貴代 A515(内)6378 [email protected] フランス語圏 高田晴夫 A618(内)6556 [email protected] ドイツ語圏 吉田治代 A610(内)6472 [email protected] ロシア語圏 鈴木正美 A615(内)7254 [email protected] ロータリ財団 高橋秀樹 A612(内)6333 [email protected] IV. 情報へのアクセスの仕方 留学に関する情報へのアクセスの仕方は、部局間交流協定校への留学と全学 交流協定校への留学で異なります。 1)部局間交流協定校への留学に関する情報へのアクセス 人文学部が独自に協定を結んでいる協定校(=部局間交流協定校)へ交換留学 を希望する人の場合、早めに、上記 III.の留学相談員に相談してください。いつ でも個別に相談に応じることができます。現在、学部全体での選考はしておら ず、外国語毎の選考だけを行っております。多数相談にくることを切に願って おります。 2)全学交流協定校への留学に関する情報へのアクセス 全学交流協定校へ交換留学を希望する人の場合 新潟大学国際課の「留学情報コーナー」(総合教育研究棟 D3、国際課内)へ相 談してください。また、新潟大学ホームページの「海外への留学を希望する学 生情報」の以下のようなページを参照してみてください(トップページの「研 究・産学連携・国際交流」(http://www.niigata-u.ac.jp/research/index.html)から入 れます)。 ̶新潟大学における留学の仕組み ・ 新潟大学における留学の仕組み ・ 出発までのスケジュール ̶留学を考えているあなたに ・ 留学までのフローチャート ・ 留学情報コーナー ・ 奨学金制度(新潟大学によるもの) ・ 奨学金制度(その他公的機関によるもの) ・ 安全の確保と危機管理情報 ・ 留学体験談 以上のページのほとんどは部局間交流協定校へ留学する場合にも大変参考に なります。 次に、留学のタイプと、身分、授業料、単位互換、在籍年数の関係を表にし たものをあげておきます。 留学先大 学の種類 身分 交換留学 (数ヶ月 1年) 協定校 ショート プログラ ム (数週間 1 ヶ月 位) 私費留学 (数ヶ月 1年) 協定校 (本学企 画) 非協定校 (民間業 者企画) 協定校 非協定校 (民間業 者企画) 留学 新潟大学 派遣先大 へ納める 学へ納め 単位互換 授業料 る授業料 あり なし あり 在籍年数 のカウン ト あり なし*1 なし*1 休学 なし あり あり なし 休学 なし あり あり なし *1副専攻では、海外研修単位として認められる場合がある。 平成 27 年度 新潟大学人文学部 留学ガイダンス 2016/06/24 英語圏への留学について [1] アルバータ大学短期留学プログラム(VSCP)について(2015 年度用) 1.内容および年間スケジュール このプログラムは Visiting Student Certificate Program(VSCP)といい、5 月から翌年の 3 月(正式 には 4 月)までの「スケジュール 1」と、5 月から 12 月までの「スケジュール 2」の2つが、日本の大学生 が参加しやすい期間設定になっています。 新潟大学の学生は、アルバータ大学に短期留学生(Visiting Student) として滞在し、8 月末までは集中 英語コース(ESL)を、9 月に始まる秋学期からは各自の英語能力に応じて大学の通常の授業も受講する、 というスケジュールです。 参加の形態は、つぎの(1)・(2)から選択してください。 単位認定については、在籍している学部によっ て取り扱いが異なるので、(1)を選択する場合は、特に注意してください。 いずれの参加形態でも「協定校への私費留学」であり、「交換留学」ではありません。 (1) 在学のまま参加する場合 単位認定や進級要件など新潟大学での手続きについては各自で所属学部の学務係に事前に必ず確認して ください。 (2) 休学して参加する場合 休学手続をしてこのプログラムに参加する場合は、新潟大学に授業料を支払う必要はなく、アルバータ 大学のみに授業料を支払うことになります。ただし、この期間は、新潟大学での在学年限に算入されませ ん。 2.アルバータ大学における授業料 下記の授業料の概算例は、確定したものではありません。だいたいの目安にしてください。 単位は全てカナダドルで、9 月からの授業料は多少の値上がりが予想されます。 ○プログラム参加費用:申込金$115+プログラム費$6,088=$6,203(確定) ○学部の通常授業の授業料: 3単位の授業1科目につき、単位認定を伴う場合(履修)は、約 $2,200 単位認定を伴わない場合(聴講)はその半額(約 $1,100) ○諸経費:各学期につき、約 $600 ☆授業料の総額の概算例: (秋学期・冬学期の ESL 選択コースの授業料は除く) ○「スケジュール1」 (3 月まで)に参加し、秋学期と冬学期に 2 科目ずつ聴講した場合 (休学して参加し、単位取得を伴わない場合) プログラム参加費 6,200 正規授業の授業料 4,400 諸経費 1,200 合計 約 $11,800 ○「スケジュール1」に参加し、秋学期に 2 科目履修、冬学期に 2 科目聴講した場合 (在学のままの参加で、ESL のほか秋学期に 2 科目の単位取得を目指す場合) プログラム参加費 6,200 正規授業の授業料(秋学期)4,400 正規授業の聴講料(冬学期)2,200 諸経費 1,200 合計 約 $14,000 ○「スケジュール2」 (5 月~12 月)に参加し、秋学期に 2 科目聴講した場合 (休学して参加し、単位取得を伴わない場合) プログラム参加費 6,200 正規授業の聴講料 2,200 諸経費 合計 600 約 $9,000 3.アルバータ大学(エドモントン市)における生活について (1)サポート体制:アルバータ大学の International Centre のスタッフと関係学部の教職員が、同大学に おける生活上・学習上のアシストおよびアドバイスをします。 (2)住居形態と費用: ☆学生寮:大学構内の寮は、1 ヶ月あたり約 500~1,000 カナダドル(水道・電気料込)。 ① 寮(HUB)の1ヶ月の寮費は、2011 年 5 月現在、1 人部屋(Studio)約 700~750 ドル、2 人部屋 572 ドル、 4 人部屋 414 ドル。 ② 学生間の国際交流を目的に建てられたインターナショナルハウスは、留学生とカナダ人学生が一定の 割合で入居し、寮内外で交流のためのいろいろなイベントを行います。入寮はそれらに積極的に参加する 意志のある学生に限られるため、入寮審査があります。シャワー・トイレ・家具付きの個室で、キッチン とリビングは共同使用し、寮費は 9 月~4 月までの 8 ヶ月契約(一括払い)で現在約 5,500 ドル(5 月~8 月も空きがあれば入居可能)。 ☆ホームステイ:希望する場合はアルバータ大学が紹介します。平日は 1 日 2 食付きで 1 ヶ月約 700 ドル。 その他に通学のための交通費(バス・電車等)がかかります。 *詳細は経済学部の 岡崎 百合子 助手にお問い合わせください。 [2] 大学間交流協定校 カナダ・ニューブランズウイック大学 交換留学プログラムについて 1. カナダ・大西洋岸のニューブランズウィック州にある大学 新潟大学と大学間交流を結んでいる。 単位互換が可能。 2. 応募は毎年4月に行われる。詳しくは国際課に行って情報を収集する。 3. 学期 秋学期9月上旬から12月中旬 春学期1月上旬から4月下旬 4. 寮費は自己負担。滞在費、食費、航空運賃等も自己負担。 [3] 学部間交流協定校 人文学部では現在、ニューヨーク州立大学フレドニア校(State University of New York at Fredonia) との学部間協定の締結を間近に控えています。この交換留学プログラムは、早ければ来年度(2016 年度) 頃より始まります。プログラムの詳細が決定しだい、人文学部在籍の学生からまずは2名を募集する予 定です。興味・関心のある方は、今後の留学ガイダンスでの説明や新潟大学のホームページなどに掲載 される情報をチェックしておいてください。 [4] 海外留学ショートプログラムについて 新潟大学では、語学研修、異文化体験、専門分野の実習などを目的として、夏期・春期休業を利用 したショートプログラムを実施しています。詳しくは、新潟大学ホームページ「国際交流・留学情報> 海外への留学を希望する学生向け情報」をご覧ください。↘ (http://www.niigata-u.ac.jp/intl/kaigai/shikumi.html) 中国留学のすすめ 1.北京大学 北京大学は、1898 年に創設された中国で初めての国立の総合大学です。多くの大 学や研究機関、ハイテク企業が集まる、中国のシリコンバレーとも呼ばれる北京市 の市街地北西部の中関村に位置します。周辺には、北京の名所である円明園や頤和 園などがあります。 ●北京大学での学生生活 ○授業について ・所属:歴史学系 ・留学期間:1 年間(第 1 学期:9 月∼1 月、第 2 学期:2 月∼6 月) ・授業:歴史学系で開設している授業が聴講できます。 中国語等の学習について、歴史学系スタッフが推薦する中国人学生が サポートします。 ・授業料は新潟大学に納入し、北京大学歴史学系での学費は免除されます。 *ただし、語学学習の為、北京大学対外漢語教育学院で学習する場合 は、別途授業料(13,000 元/半年)を支払う必要があります。 ○滞在先・生活費などについて ・渡航費、宿舎費、教材費、生活費等は自己負担です。 ・北京大学の留学生宿舎に入居できます。 宿舎費: 月 3,000-3,600 元(2-3 人で 1 ユニット:個室と共同のリビン グ、シャワー・トイレ) ・生活費:月 2,000 元位 食費:20-30 元/日(学内の食堂では 1 食 5-10 元、外食は 1 食 20-60 元) 雑費:インターネット使用料 100 元/月(加入タイプにより違いあり) 携帯通話料 約 50 元/月(プリペイド式なので、個人差あり) 2.復旦大学 復旦大学は、1905 年に創設された中国を代表する大学の一つで、文系・理系とも 充実した総合大学です。多数の高等教育機関が存在する上海市陽浦区に広いキャン パスを有しています。 ●復旦大学での学生生活 ○授業について ・所属:中文系(中国語言文学系) ・留学期間:1 年間(第 1 学期:9 月∼1 月、第 2 学期:2 月∼6 月) ・授業:中国語中国文学専攻の学部に所属することになりますので、外国人向 けの中国語初級から、中国文学、語学に関する最新の研究まで、各自 のレベルに即したプログラムで学習できます。 ・授業料は新潟大学に納入し、復旦大学中文系での学費は免除されます。 ○滞在先・宿舎費などについて ・渡航費、宿舎費、教材費、生活費等は自己負担です。 ・復旦大学の留学生宿舎、又は隣接する同和国際留学生村に入居できます。 留学生宿舎:55 元/日(2 人部屋), 80 元/日(1 人部屋)各室シャワー・ トイレ付 同和国際留学生村:75-95 元/日(2-3 人で 1 ユニット:個室と共同のリ ビング、キッチン、シャワー、トイレ) ○短期研修について 長期の交換留学(1 学期間または 2 学期間)以外に、毎年 2 月中旬から 3 月中 旬にかけての 4 週間、復旦大学中文系で短期研修を行っています。各自のレベル に合わせたクラスで中国語を学ぶことができ、また太極拳や水墨画の練習、京劇 鑑賞など、中国の文化を体験することもできます。 研修への参加者募集は、12 月頃に開始します。 3.首都師範大学 首都師範大学は、1954 年に創設された、文・理・工・外国語・芸術などの学部を 備えた総合大学で、特に教師の養成に優れた成果を上げています。キャンパスは北 京市の中心地近くにあり、交通の便がとてもよいです。 ●首都師範大学での学生生活 ○授業について ・所属:歴史学院 ・留学期間:1 年間(第 1 学期:9 月∼1 月、第 2 学期:2 月∼6 月) ・授業:歴史学院で開設している授業が聴講できます。 ・授業料は新潟大学に納入し、首都師範大学歴史学院での学費は免除されます。 *ただし、語学学習の為、首都師範大学国際文化学院で学習する場合は、 別途授業料(約 9,800 元/半年)を支払う必要があります。 ○滞在先・宿舎費などについて ・渡航費、宿舎費、教材費、生活費等は自己負担です。 ・首都師範大学の留学生宿舎に入居できます。 宿舎費: 約 9,000 元/半年(2 人部屋,各室シャワー・トイレ付き) *交換留学の手続き ・派遣人数:各大学、2 名以内 ・留学手続きのスケジュール(9 月入学の場合) 11 月 募集開始 12 月 派遣学生決定 翌年 3 月 先方大学への申請手続き 6 月 ビザ申請等、渡航手続き 8 月下旬-9 月初旬 渡航、留学開始 *新潟大学の全学協定校、黒龍江大学や北京の中央民族大学等にも交換 留学できます。全学協定校への留学手続きは国際課になります。 問 い合 わせ先 人文学部 永木敦子 [email protected] 2015年度第1回 人文学部留学ガイダンス資料 韓国語圏(2015.6.24) 藤石貴代(朝鮮文学・朝鮮文化) ・ 韓国(大韓民国)について 人口:約 5,000 万人 首都:ソウル(SEOUL/서울) 面積:98,480km(北海道+四国くらい) 民族:朝鮮民族 言語:朝鮮(韓国)語 世界で約 8000 万人(フランス語約 7200 万・イタリア語約 6100 万) ・ 大学/部局間交流協定校 仁荷(Inha/인하)大学校 1954 年創立 12 学部 総学生数:約 21,000 名 (全学で 10 名受入・派遣) 漢陽(Hanyang/한양)大学校 1939 年創立 15 学部 総学生数:約 33,000 名 (全学で 2 名受入・派遣) 翰林(Hallym)/한림大学校 1982 年創立 8 学部 総学生数:約 9,500 名 (学部で 2 名受入・派遣) ・ 交換留学(半年または 1 年) 新潟大学と外国の大学との間で結ばれている学生交流協定に基づいて留学する制度です。 交換留学生は学内の選考を経て、半年から1年間、外国の協定校へ派遣されます。定員数は、協定校によっ て異なります。留学期間は修業年限(在学年限)に算入され、「授業料不徴収」協定が結ばれている場合、本学 に授業料を納めれば、留学先の大学へ授業料を支払う必要がありません。 大学間協定校については国際課へ、部局間協定校については学務係に問い合わせてください。 ○ 参加条件 (大学間交流協定に基づく交換留学プログラム) ・ 1 新潟大学に「在学」し、新潟大学に授業料を納入(協定校では学費は徴収されない) ・ 2 生活費(新潟でアパート暮らしするくらい)・渡航費・海外旅行保険費用などは自己負担 ・ 3 単位認定は所属学部の判断による ・ 4 留学期間は、「半年(1学期間)」「1年(2学期間)」から選択可 ・ 5 協定校が要求する語学力を満たす(英語圏の場合) ○ 募集時期 ・ 2∼3月開始プログラム(例年、前年の6∼7月頃に募集) ・ 8∼9月開始プログラム(例年、前年の11月頃に募集) ※募集通知は、学務情報システムを通じて行います。また、募集要項はホームページに掲示されます。 (新潟大学国際課ホームページ:http://www.niigata-u.ac.jp/intl/kaigai/koukan.html) ・ イナ大学サマースクール(7 月下旬 or8月上旬∼3 週間) 申請期間(1∼4 月):<申込先> Inha Summer School H.P.(http://summer.inha.ac.kr)Online Application * 15∼16 週の期末試験・レポート提出日を必ず授業担当教員に確認すること。 ・ ハニャン大学サマースクール(8 月上旬∼18 日間) 申請期間(4∼6 月):<申込先>新潟大学学務部国際課 ・先輩たちの声 新潟から飛行機で2時間程、お隣の国韓国。韓流の影響もあり、旅行先に選ぶ人も多くなっているようです。 しかし、旅行での韓国は本当に韓国のほんの一面です。留学生活を終えて、改めて行って良かったと思うこと ばかりです。 1 中でも印象的なのが、本当に腹を割って話すこと。教授とお酒を飲む機会に、韓国の学生が学科や将来のこ となど、教授に悩みも思っていることも全て話しているのを見たことは今でも鮮明に覚えています。また、学校周 辺の屋台や沢山のご飯屋さんに行く度に、人の温かさを感じました。「今日もバナナジュース?」とか「オレンマニ ダ(久しぶり)」と声を掛けて下さいました。 ぜひ、韓国の人情あふれる中で生活してみてください。もちろん、楽しいばかりではありませんが、日本で感じ ることのないことが多く、韓国、日本についても、そして自分についても新しい一面を見つけることができると思い ます。 (アジア文化履修コース 2013 卒 留学期間 2011.2-2012.1) 私は留学前、ちゃんと授業についていけるのか、友達はできるのか、など不安でいっぱいでした。出席をとる 時、聞いたことのない名前ということで、他の生徒の視線が一気に自分へ向けられたのが最初はストレスでした。 また、ルームメイトが英語しか話せなかったため、自分の英語力のなさを痛感する日々で、その時期は精神的に 辛かったです。私は人見知りが激しい性格でしたが、この留学を機に積極的に話しかける努力をし、色々な人と 友達になることができました。なかでも歴史学科の人たちと一緒に行った現地研修は忘れられない思い出の一 つです。 私はこの一年間でソウル市内はもちろん、江陵、全州、中国と様々な場所に出かけました。色々な場所に出 かけることによって、その地域の人たちと交流をすることができるし、自分の語学力がどれほどなのか再確認す ることができます。たった二時間の距離にある韓国ですが、日本と違うことだらけで毎日が新鮮でした。辛いこと もありましたが、それを乗り越えられた時は自分が成長出来た証だと思います。自分の価値観が 180 度変わると 思うので、もし留学を 迷っているなら、ぜひ行く事をおすすめします。 (アジア文化履修コース 2014 卒 留学期間 2010.8-2011.8) 今年の夏から半年間、韓国の仁荷大学へ留学することになりました。決意するまでには相当悩みましたが、 やはりここで行っておかないと一生後悔すると思い決めました。留学を決めた理由は以下の二つです。 一つ目は語学の習得です。私は一年生の頃から韓国語の勉強を続けています。言語は日本でももちろん学 べますが、それには限度があると感じます。留学生と話しても上手く伝わらないことがあり、勉強は続けているの にもかかわらず、形にならないことがとても悔しかったです。韓国語に囲まれた生活の中で言語を学び、しっかり と使えるものにしたいと思っています。 二つ目は自分を成長させることです。私はもともと何かに挑戦したり、新しい環境へ進んだりすることが苦手で す。しかし、その性格を少しでも変えたいと思い、二年次にサマースクールへ参加しました。たった三週間の体験 でしたが、自分の中で何かが変化したのだと感じています。 この夏は誰も知らない新しい環境での生活です。不安もありますが、これが今後の人生にプラスになると思っ ています。 (文化コミュニケーション履修コース 2014 卒 留学期間 2012.8-2013.2) 2 フランス留学のすすめ (ボルドー第3大学) 1. ボルドー第3大学 ボルドー第3大学は、ボルドー市にあります。ボルドー市は、アキテーヌ地 域・ジロンド県にある、人口 23 万ほどの都市で、パリから TGV で南西方向に 3時間ほどのところにある街です。ワインが有名で、サンテミリオン、メドッ ク、ポムロール等など高級ワインを産するぶどう園がたくさんあります。ボル ドー第3大学は 1441 年に創立された歴史ある人文科学系の大学で、学生数約 1 万 6 千人を数えます。16 世紀の人文学者で『随想録』で有名なミシェル・ド・ モンテーニュを輩出したところから、別名ミシェル・ド・モンテーニュ大学と も呼ばれてます。新潟大学人文学部は 2001 年に、新潟大学大学院現代社会文化 研究科は、2006 年に交流協定を締結し、これまで 40 名以上の学生・教員の交流 実績があります。 2. ボルドー第3大学での学生生活 2.1. 所属、受入期間、授業料 所属は、通常外国人フランス語学部(DEFLE)になります。DELF/DALF の B2 の語学力(仏検準1級)があれば、文学部や歴史学部などの授業も聞くこと ができます。授業は留学期間が 1 学期の場合、9 月初旬から 1 月下旬まで、1 年 間の場合はさらに、2 月初旬から 5 月下旬までです。学費は全学免除されます。 2.2. 滞在先・生活費 交換留学生として留学する場合には、原則的に、大学の寮に入居できます。 寮費は月 300 ユーロから 400 ユーロほどですが、申請すれば 20%ほどの allocation familiale を受けることができます。1 ヶ月の生活費は、贅沢をしなければ全部で 700 ユーロほどあれば十分でしょう。 フランス(ボルドー第3大学)留学についての問い合わせ先 人文学部 高田晴夫 [email protected] Tel 262-6556 フランス留学のすすめ ナント大学編 Université de Nantes 1 フランス・ナント市 ナント市はパリから TGV で2時間、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏の中核都市です。ロワール河を 中心に中世より港町として発展してきましたが、現在では国際交流にもとても力を入れており、新潟市 と姉妹都市提携を結んでいます。国際交流や文化イベントが盛んな、活気あふれる街です。 ナント市から近郊に足を伸ばすと、塩田で有名なゲランドや、古城と歴史の街アンジェが近くにあり、 さらに世界遺産のモン・サンミッシェルも日帰り旅行にちょうどいい距離です。 2 ナント大学への長期留学(1学期間または2学期間) 2-1 所属 交換留学生は、ナント大学附属フランス語学院(IRFFLE)に所属します。第1学期は9月から 12 月まで、第2学期は1月から5月まで、週 18 時間の授業があります。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR) に準拠した習熟度別クラス編制ですから、あなたのフランス語がどのレベルでも、言語・文化を総合的 にしっかり学習することができます。また、取得した単位の認定も可能です。 CEFR の B2 レベルをクリアしていれば、ナント大学の学部に登録して、専門の授業を受けることが できます。 2-2 学生寮・生活費 交換留学生は、学生寮に入ります。すべて1人部屋で、寮費は水道・光熱費込みでおよそ月額 250 ユーロ(約 35,000 円)です。6ヶ月以上滞在するなら、フランス政府から毎月 100 ユーロ程度の住 居費補助金を受けられます。さらに 25 歳以下なら、市内のバス・トラム乗降自由のパスを大人料金の 半額で購入できます。食料品も日本よりもずっと安く、外食をしなければ食費は月額 300 ユーロ程度 で済みます。 ナント大学に留学した先輩たちの話では、必要以上の出費がなければ、寮費・食費などの生活費を合 算して、月々5∼6万円くらいで生活できます。 2-3 学費 フランス語学院(IRFFLE)で授業を受けるには学費がかかります。ところが、IRFFLE の授業料は 1学期あたり 810 ユーロですが、交換留学生は特別に4割引です。810 ユーロの 60%を日本円にす ると、およそ1学期あたり 68,000 円ということになります。授業料は変更される可能性もありますか ら、応募するときにチェックしましょう。学部に登録して専門の授業を受けるなら学費はかかりません。 3 ナント大学への短期研修 2016 年2月から3月にかけて、ナント大学異文化研修を行います。IRFFLE の正規授業に編入して プチ留学体験、一般家庭にホームステイして異文化体験、ナント大学で日本語を学ぶ学生との交流授業、 などを予定しています。詳細は後日、メールでお知らせします。 4 新潟市・ナント市の国際交流 新潟市とナント市は 2009 年から姉妹都市提携を結んでいますが、民間ベースの国際交流はすでに 20 年以上の歴史があります。両都市間では今でも活発に様々なプロジェクトが行われ、たくさんの人 が行き来しています。新潟で毎年5月に開催される音楽祭・ラフォルジュルネもそのひとつです。 さらに、新潟市民と親交のある友好団体がナント市に3つ存在し、新潟から留学した学生を温かく迎 え入れてくれます。日本からの留学生の生活支援を目的とした協会も存在しますので、留学開始直後で フランス語に自信がなくても、この団体が行政・学籍登録手続きに同行してサポートしてくれますから、 とても安心です。 長い民間交流史を背景に、ナント市民とのつながりを結びやすく、また長続きするのが、ナント大学 留学の大きなメリットと言えるでしょう。 5 留学準備としてのフランス語チャット 図書館 FL-SALC で毎週水曜5限に、フランスからの留学生が集まって、あなたの話し相手になって くれます。ナントやボルドーの様子を尋ねたり、フランス語で会話練習したりすれば、留学準備にぴっ たりです。予約不要ですので、気軽に遊びにきてください。 6 交流協定に基づく交換留学手続き 全学で4名までの学生を募集します。募集は、国際課を通じて次のように行われます。 2015 年 10 月∼11 月 11 月∼12 月 2016 年 4月 募集開始・〆切 面接、派遣学生決定 ナント大学学生登録手続き 6月 VISA 申請手続き 9月 渡仏、ナント大学留学開始 7 問い合わせ先 駒形千夏 (A507) [email protected] 国際課・留学生支援係 http://www.niigata-u.ac.jp/intl/ ドイツ留学のすすめ I. ビーレフェルト大学 1. ビーレフェルト市 ビーレフェルトは、ノルトライン・ヴェストファーレン州の、人口 32 万ほど の都市で、近隣には、州都デュッセルドルフ、ケルン、サッカーで有名なドル トムントなどの都市があります。ビーレフェルト大学は 1969 年に創立された大 学で、学生数約 1 万 8 千人を数えます。新潟大学人文学部と新潟大学大学院現 代社会文化研究科は、2009 年 3 月に、ビーレフェルト大学言語文学部および歴 史学・哲学・神学部と交流協定を締結し、研究交流・学生交流を行っています。 2. ビーレフェルト大学での学生生活 2.1. 所属 留学期間は 1 学期、もしくは 1 年間となります。交換留学生は、上記の言語 文学部もしくは歴史学・哲学・神学部のどちらかに所属します。冬学期の授業 は 10 月初旬から 2 月初旬まで、夏学期の授業は、4 月初旬から 7 月 20 日前後ま で行われます。ビーレフェルト大学での学費は免除されます。 2.2. 滞在先・生活費 交換留学生は、原則的に、大学の寮に入居できます。寮費は月 240 ユーロほ どです。それを含めて、1 ヶ月の生活費は 600 ユーロほどです。それ以外に「ゼ メスター料金」250 ユーロほどかかりますが、それを支払っておけば、ビーレフ ェルト市内はもとより、ノルトライン・ヴェストファーレン州の公共交通機関 が 6 ヶ月間無料です。 3. ビーレフェルト大学夏の語学コース 2015 年夏より、新潟大学の学生は、ビーレフェルト大学での夏のドイツ語コ ースに参加できることになりました。 II. ルール大学ボッフム 1. ボッフム市 ボッフムもまたノルトライン・ヴェストファーレン州にあり、かつてのルー ル工業地帯を代表する都市の 1 つです。ルール大学ボッフムは 1962 年創立、学 生数は 3 万 4 千人ほどを数えます。新潟大学人文学部は 2012 年、同大学東アジ ア学部と交流協定を締結し、こちらも、活発な交流が始まっています。 2. ルール大学ボッフムでの学生生活 2.1. 所属 留学期間は 1 学期、もしくは 1 年間となります。交換留学生は、上記の東ア ジア学部に所属します(もっとも、他学部の授業も聴講できます)。ボッフム大 学での学費は免除されます。 2.2. 滞在先・生活費 基本的に、ビーレフェルト大学と同様です。 III. 奨学金 近年では、JASSO の奨学金を受けて留学する学生が多くなっています。これ については、担当教員に問い合わせてください。また、ドイツ学術交流会(DAAD) は、毎年、優れた学生に対し、ドイツでの短期語学研修(通常は夏期)に奨学 金を授与しています。新潟大学からもこれまで多くの学生が、この奨学金によ り、ドイツでの語学研修を受けています。奨学金の応募締め切りは、通常、年 明けになりますが、奨学金に応募しようとする場合は、11 月頃には申し出て下 さい。 IV. ドイツ留学についての問い合わせ先 人文学部 吉田治代 [email protected] ロシアへの留学 サンクト・ペテルブルク大学 Санкт-Петербургский Государственный Университет (Saint Petersburg State University) モスクワ大学と並ぶ、ロシアの名門大学。1724 年、ピョール大帝によって帝国アカデミー(現 在のロシア科学アカデミー)と同時に設立された。 サンクト・ペテルブルクは都そのものが世界遺産。マリインスキー劇場、エルミタージュ美術 館をはじめとする、多数の劇場や美術館があり、ロシア文化の真髄のような都である。 ● 交流協定 新潟大学人文学部との間には交流協定があり、毎年双方から2名ずつ学生の派遣と受け入れを 行っている。授業料は相互不徴収。単位互換制度もある。 ●授業 ロシア語の授業はさまざまクラスがあり、現在のレベルにあわせたクラスに配属される。ロシ ア語学習歴ゼロの学生にも対応できる。 ロシア語検定試験がひとつの目標になる。 ロシア語のレベルが一定の水準にあれば、講義を受講することもできる。 ● 学生生活 学生寮は月1万5千円程度。そのほか光熱費が必要。食料品は日本より安い。 寮の部屋は二人部屋が標準。 現在、ロシアでは日本ブームが続いており、日本語を学習したり、日本文化に関心のあるロシ ア人が多いので、そうした人々と交流する機会も多い。 ●余暇 劇場や美術館など文化施設が多数あり、毎日飽きることがない。 ロシアやヨーロッパ各地への旅行も容易。 ● 必要な経費 サンクト・ペテルブルク大学の授業料は無料。ただし、留学なので新潟大学人文学部には授業 料を納める必要がある。 往復の航空券代 寮費、光熱費、食費 北東連邦大学 Северо-Восточный федеральный университет имени М.К. Аммосова (North-Eastern Federal University in Yakutsk ) 北東連邦大学はロシアにある8つの連邦大学のひとつであり、サハ共和国の首都ヤクーツク市 にある大学である。1934 年に創設されたヤクーツク国立大学が前身で、その後プーチン大統領 による教育改革で上記の主要連邦大学に再編され、2010 年に北東連邦大学となった。10 学術院、 9 学部を有し、学生数約 23,000 人が学んでおり、教員は約 1,600 人である。なかでも外国文献 学・地域研究学術院はロシアにおける人文科学研究の拠点のひとつである。 ● 交流協定 新潟大学人文学部との間には交流協定があり、毎年双方から2名ずつ学生の派遣と受け入れを 行っている。授業料は相互不徴収。単位互換制度もある。 ●授業 ロシア語の授業はさまざまクラスがあり、現在のレベルにあわせたクラスに配属される。ロシ ア語学習歴ゼロの学生にも対応できる。 ロシア語検定試験がひとつの目標になる。 ロシア語のレベルが一定の水準にあれば、講義を受講することもできる。 サハ語の授業も受けることができる。 ● 学生生活 学生寮は月1万5千円程度。そのほか光熱費が必要。食料品は日本より安い。 寮の部屋は二人部屋が標準。 北東連邦大学には日本語・日本文化を学んでいる学生が多いので、彼らと交流する機会も多い。 ●余暇 豊かな自然に囲まれているので、ロシアの大自然を満喫できる。民族音楽の宝庫でもある。劇 場や美術館など文化施設も充実している。 ● 必要な経費 北東連邦大学の授業料は無料。ただし、留学なので新潟大学人文学部には授業料を納める必要 がある。 往復の航空券代 寮費、光熱費、食費 平成 27 年度 新潟大学人文学部 留学ガイダンス ロータリー財団の奨学金を利用した留学について 高橋 秀樹 ロータリークラブとは 社会に役立つことをするために企業経営者等が集まって結成しているクラブ。 1905 年にアメリカ合衆国シカゴで生まれ、世界中に広がった。 ロータリークラブの会員はロータリアンと呼ばれる。地元有力者であることが多い。 国際ロータリー(RI)とは 世界中のロータリークラブが会員として構成されている世界組織。 新潟県は 2560 地区と呼ばれており、57 のクラブがある。 ロータリー財団とは ロータリークラブが地域や国を超えて活動するための財団として結成されたもの。 様々な活動を行っているが、ポリオ撲滅活動などが有名。 ※ポリオ撲滅活動はWHOなどを通して知られることが多いが、 もともとはロータリークラブが始めて世界に広めたもの。 この財団の活動の一つとして、国際間の奨学生派遣が行われてきた。 ロータリー財団の奨学生の趣旨 ロータリークラブの支援のもとに留学して勉学に励み、国際親善活動を並行して行い、 国を超えたロータリークラブ同士の交流の架け橋となる。 奨学生制度の内容は地区により様々。 RI2560 地区(新潟県)の奨学生制度 3 ヶ月∼1年間の留学(国際親善活動を伴う)のために 15,000 US$を支給する。 留学期間は 3 ヶ月から1年間の間で自由に決めることができるが、支給金額は変わらない。 面接試験の際に示した計画から変更がなく、また申請書に記載し、誓約した内容に変更がない 限り返還義務はない。 平成 27 年 7 月 18 日応募説明会 → 10 月 13 日応募書類締切 → 12 月 12 日選考会 → 平成 28 年 3 月 5 日オリエンテーション → 7 月 1 日以降に留学開始 ロータリー奨学金のメリット 返還義務のない 15,000 US $。 提携校でなくとも留学することができる。 ※新潟大学人文学部に関しては、イタリアに留学した事例がある。 ※他の事例としてはアメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ etc. 自分で留学の時期と期間(3 ヶ月∼1 年)を決めることができる。 留学先で地元有力者であるロータリアンから支援を受けることができる。 国際的にステイタスの高い奨学金なので、留学先の教育機関との受け入れ交渉を有利に進める ことができる場合がある。
© Copyright 2024 Paperzz