の・ほ・本 4年生

2013年版
宝塚市立中央図書館
『チームふたり 』
吉野 万理子/作 学研教育出版
6年生の大地は、卓球部のキャプテン。最後の試合では、最強コンビで勝ち上がろうと
思っていたのに、ダブルスを組まされたのは5年生の純だった。なっとくできない大地だっ
たが、だまって努力する純を見るうちに…。
『ピーターサンドさんのねこ』
ルイス・スロボドキン/作 あすなろ書房
夏の間、ホタル島ですごす人たちは、「ねこがいたらいいのにな」と思います。そこでピー
ターサンドさんからねこをかりて、夏中かわいがるのですが、夏の終わりにはねこのこと
なんか忘れてかえってしまうのでした。ところが、ピーターサンドさんがけがをして、入院
することになり、だれもねこのことを世話してやらなくなると…。ねこを愛するピーターサン
ドさんとこどもたちのすてきなおはなし。
『カステラ、カステラ!』
明坂 英二/文 福音館書店
むかしむかし、長崎にやってきたポルトガル人がもってきた「パン・デ・ロー」というおかし
が、日本でなぜか「カステラ」という名前をもらって、広まっていった。日本にオーブンがな
い時代、かしづくりの人たちは苦労しながら工夫して、おいしいカステラを作り上げたん
だ。身近なおかしのふか~い歴史が楽しくわかる本。
『ロボット魔法部はじめます』
中松 まるは/作 あかね書房
休み時間もかくれてゲームをしていたぼく。美空に見つかって、ゲーム機を先生にとりあ
げられ、返してもらうためは、美空に「おたくはキモくない」とみとめさせなきゃいけない。
そこで、ロボットと人間によるダンス大会に出場し、おたくのすごさを見せつけようとした
ら、なんと美空もいっしょに参加することになって…。ロボット制作プログラミング、ダンス
と音楽のアイデア、そして練習とチームワーク。ちょっとやってみたくなる物語。
『ねことテルと王女さま』
クライド・ロバート・ブラ/さく 長崎出版
くつ屋ではたらく若者テルは、画家になるゆめをあきらめていました。でも、かわいい子
ねこをひろったことから、絵をかく喜びを思い出します。ところが、ある日、ねこがえんとつ
そうじ屋にさらわれて…。ねことテルの運命は? 最後はもちろんめでたしめでたし。ワイ
スガードの美しい絵がおはなしを何倍もおもしろくしてくれます。
しゅうりや
『うちはお人形の修理屋さん』
ヨナ・ゼルディス・マクドノー/作 徳間書店
ニューヨークの少女アナのお父さんは人形修理職人。アナたち3姉妹は、あずかっている
人形で時々遊んでもいいことになっていました。アナのお気に入りは足が1本しかないベ
ルナデッテ。戦争が始まると、人形修理の材料が手に入らず、一家の生活は苦しくなりま
す。そんなとき、アナはとてもいいことを思いつきました…。アナとベルナデッテはずっと
いっしょにいられるのでしょうか。
つなみ
『津波をこえたひまわりさん』
今関 信子/文 佼成出版社
東日本大震災で津波におそわれた宮城県の大島。大島と本土を結ぶれんらく船「ひまわ
り」の船長・菅原進さんは、島のこりつをさけるため、「ひまわり」で津波を乗りこえ沖に出
ようとしますが…。津波に向かっていく力強さ、不安、おたがいさまの気持ちでささえ合う
人たちのあたたかさ。そぼくでふつうで、でも強い人たちのお話です。
『どこに行ったの?子ネコのミニ』
ルザルカ・レー/作 徳間書店
子ネコのミニがうちに来て、あたしとフローラおばさんは毎日楽しくくらしていた。でも学校
ではボレクにいじわるをされてばがり。そこで友だちのパウラといっしょにボレクをスパイ
して弱みをさぐることにした。ところが、ボレクの家をのぞいたら意外なことがわかって
…。行方不明になった子ネコのミニをさがすうち、ボレクのひみつが明らかになったり、思
いがけない人が助けてくれたり。あたたかい町の人たちに、ほっとする物語。
『負けない!』
クルム伊達公子/著 ポプラ社
今も大かつやくのテニスプレイヤー、クルム伊達公子。世界のトップにかけ上がりながら
もとつぜん引退。そして11年後、37歳にして復帰。無我夢中で苦しかった若いころと違っ
て、テニスをすることの喜びにちた今の伊達さんの語る言葉は、前向きでひたむきで、勇
気をあたえてくれます。最後の章は子どもたちの質問に答えています。
『転校生は忍びのつかい』
加部 鈴子/作 岩崎書店
転校生の宗助はからかわれても気にしないふうだった。夏休み、忍者の修業をしている
宗助をみかけ、一緒に「忍者ごっこ」をすることにしたおれだったが、実は宗助は本物の
忍者だった? 出会いと別れ、ちょっぴり切ない夏休みの物語。
『いつでもだれかの味方です』
田中 直子/作 朝日学生新聞社
6年生のハルタが部長をつとめる応援部は、廃部の危機を迎えていた。応援部を盛り上
げるため、サッカー部やバスケ部の練習試合、なんと囲碁部の試合まで応援することに
したのだが、思いがけないところからじゃまが入り…。 明るくて元気いっぱいのおはな
し。だれかの応援をしたくなっちゃうかもね。
『エレベーター・ファミリー』
ダグラス・エバンス/作 PHP研究所
小さな部屋で家族いっしょにいるのが大好きなウィルソン一家。とあるホテルのエレベー
ターが気に入って、そこでバカンスをすごすことにしました。エレベーターにのる人はだれ
でもウィルソン家のお客さまとして大かんげい! なやみをかかえた人もこまっている人
もウィルソン一家のおかげで「上向き」になるんです。そんなウィルソン一家がある怪しい
客に気づいて…。エレベーターファミリーが大かつやく!
* このリストは、「“読む”を楽しむ」をテーマに、面白い本を集めています。(4年生向き)
* すべての本は、宝塚市立中央図書館・西図書館で所蔵し、貸し出し中の本は予約できます。
2013年10月 発行/編集・発行 宝塚市立中央図書館/電話 0797(84)6121