第3章 カリキュラム 本章では、カリキュラムと科目の構成について述べられています。内容を十分に理解したうえで科目を履修する ようにしてください。不明な点は、各プログラムの学習指導またはコース担当教員に相談をしてください。 1.カリキュラム構成 修士課程には、プログラム科目・研究支援科目・プロジェクト科目・特設科目の4つの科目群が設けられ、これ らの学習結果に基づいて修士論文を作成することになります。それぞれの科目に付けられている数字は科目ソー ト番号で、「塾生の皆様へ」Web サイトに掲載されている講義案内はこの数字の順番に掲載されています。 [研究支援科目] 50000 番台 [修士論文] 80001 番 [プログラム科目] 60000 番台 [特設科目] 95000 番台 [プロジェクト科目] 70001 番 [自由科目] 97000 番台 2.修士課程設置科目一覧 原則として2単位科目は、1週間1コマ(90分)実施され、4単位科目は1週間2コマ(180分)実施され ます。それぞれの科目に付けられている数字は科目ソート番号で、履修申告時の登録番号ではありませんので、 注意してください。 科目の開講状況については、講義案内にて確認してください。 研究支援科目 研究支援科目は、概念系、先端研究系の2系列から構成されます。単位数は2単位です。 概念構築・・・・・・各プログラムの主要概念を明示する科目です。 50001 概念構築(GR) 50002 概念構築(フィールドワーク論) 50003 概念構築(ヒューマンセキュリティ) 50004 概念構築(アカデミック・コミュニケ ーション手法) 50005 概念構築(リサーチデザイン) 50006 概念構築(戦略と制度設計) 50007 概念構築(CB) 50008 概念構築(EG1) 50009 概念構築(EG2) 50010 概念構築(CI) 50011 概念構築(BI) 50012 概念構築(コミュニケーション) 先端研究・・・・・各プログラムにおける先端的研究を明示する科目です。 51001 先端研究(GR) 51003 先端研究(語用論) 51004 先端研究(パブリックポリシー) 51005 先端研究(ケースメソッド) 51006 先端研究(CB) 51007 先端研究(EG1) 51008 先端研究(EG2) 51015 先端研究ワークショップ(XD1) 51016 先端研究ワークショップ(XD2) 51017 先端研究ワークショップ(XD3) 51018 先端研究ワークショップ(XD4) 51013 先端研究(CI) 51014 先端研究(BI) 51019 先端研究(言語と文化) 51020 先端研究(アジア途上地域) 51002 先端研究(社会理論と開発) プログラム科目 各プログラムを構成する専門科目および各プログラムに関連する主要な課題を明らかにし、これらの課題に対す るアプローチの方法を示すことによって、各プログラムを支援していく科目です。単位数は原則として2単位で すが 「応用環境デザイン」および「低炭素社会デザイン演習」は4単位です。 60010 グローバル・ガバナンス研究(基礎) 60020 60040 グローバル・イシュー・プラクティス 60050 60070 地域戦略研究(北東アジア) 60080 60100 地域戦略研究(米州) 60110 グローバル・ガバナンス研究(グロ ーバル・ガバナンスの視点) グローバル・パートナーズ・ネットワ ーキング 60030 グローバル・ガバナンス研究(グロ ーバリゼーションと地域変容) 60060 地域戦略研究(東アジア) 地域戦略研究(中華圏) 60090 地域戦略研究(イスラーム圏) 地域戦略研究(欧州) 60120 ワールドエコノミー 60130 グローバルエコノメトリックス 60140 東南アジア現代史 60150 ポリシーマネジメント(開発とヒュー マンセキュリティ) 60160 言語教育デザイン論 60170 ITと学習環境 60180 トランスカルチャー論 60190 ファイナンス理論 60200 応用ファイナンス 60210 リスクの統計分析 60220 不動産市場分析 60230 組織評価論 60240 60250 ネットワークと情報経済 60260 経営戦略特論 60270 日本のビジネス ポリシーマネジメント(政策形成と ソーシャルイノベーション) 60280 ガバナンス論 60290 ソーシャルビジネスと評価 60300 意思決定モデル 22 60310 地方政府のガバナンス 60320 ITビジネスとグローバル経営 60330 ITビジネスと経営組織の革新 60340 行政組織の経営 60350 地域情報化論 60360 ソーシャルファイナンス 60370 キャリア開発演習 60380 テクノロジーマネジメント論 60390 HCI設計論 60400 ソシオコンテンツ分析特論 60410 ソシオセマンティクス特論 60420 認知・脳科学論 60430 認知意味論 60440 スポーツ・スキルサイエンス論 60450 心理情報解析特論 60460 人間工学論 60470 宇宙法 60480 建設マネジメント論 60490 地域環境論 60500 60510 60520 安全環境論 60530 60540 デジタルアース論 応用環境デザイン(都市環境のデ ザイン) 60550 環境の変遷 60560 都市政策 応用環境デザイン(建築とランドス ケープのデザイン) 環境デザイン・フィールド・ワークシ ョップ 60570 環境空間論 60580 建築環境制御論 60590 建築技術論 60600 建築構成論 60610 構造のデザイン 60620 都市デザイン論 60630 エネルギー政策分析 60640 ランドスケープデザイン 60650 環境の力学 60660 都市空間の構成 60670 空間モデリング特論 60680 エンタテイメントセオリー 60690 デザインセオリー 60710 エンタテイメントコンテンツプロデュース論 60720 インターネットの進化と可能性 60700 デジタルサウンドセオリー マルチメディア知識ベース構築 60730 システムソフトウェア 60740 ソフトウェア開発方法論 60750 論 60780 オブジェクト指向分析 マルチメディア知識ベース構築論 60760 情報セキュリティ論 60770 ユビキタスコンピューティングシス テム論 60790 知識発見法 60800 自律分散協調システム論 60810 先端分子細胞生物学 60820 ゲノム工学実習 60830 バイオインフォマティクスアルゴリズム 60840 ゲノムデザイン学 60850 ゲノム医科学 60860 数理生物学 60870 生命科学英語 60880 生命分子ネットワーク 60890 フィールドワークA 60900 フィールドワークB 60910 フィールドワークC 60920 フィールドワークD 64010 運動生理学・バイオメカ 64020 64030 老年学 64250 環境フィールドワーク 64260 高齢社会デザイン論 ソーシャルビジネスの商品開発と プロモーション 64270 社会起業とイノベーション 64280 社会イノベーションとデザイン 64290 ファミリービジネス論 64300 低炭素社会設計論 64310 環境技術システム論 64320 環境ビジネスデザイン論 64330 低炭素社会デザイン演習1 64340 低炭素社会デザイン演習2 64360 調査研究設計論 64370 設計情報論 64380 次世代WEBプラットフォーム論 64390 自然言語処理システム論 64400 ヒューマンインタフェース 64410 メディア情報学 64420 実践コンピュータシステム 64430 計算機アーキテクチャ 64440 分散並列計算論 64450 知的所有権と著作権 64460 環境測定演習 64470 64480 インターンシップA 64490 インターンシップB 64500 地域創造演習 応用環境デザイン(グリーン・アー キテクチャ・デザイン) 64510 応用環境デザイン(総合) 64520 持続的開発のためのアジア・太平 洋イニシアティブ 64530 個益公益のデザイン1 64540 個益公益のデザイン2 64550 オープンデータと組織経営 64560 生物多様性科学特論 プログラム科目-併設 すべての科目が、総合政策学部・環境情報学部と併設されています。単位数は2単位です。 65010 国際関係論 65020 開発とローカリズム 65030 リスクと保険 65040 時系列解析法 65050 公共選択論 65060 ベンチャー経営論 65070 社会保障政策(医療・介護) 65080 社会保障政策(年金・労働・福祉) 65090 ゲーム理論 65100 ネットワーク産業論 65120 地域計画実践論 65130 地球環境技術論 65140 地球環境法 65150 地球システム 65160 エネルギー環境論 65170 ポピュレーションダイナミクス 65180 地球環境政策 65190 代謝システム工学実習 65200 メタボローム解析実習 65210 プロテオーム解析実習 65220 デザイン戦略(アーキテクチャ) 65230 デザイン戦略(アンビエントメデ ィア) 65240 デザイン戦略(ビジュアライゼー ション) デザイン戦略(ビジュアライゼーション) 65250 デザイン戦略(インタラクショ ン)) 65260 社会起業論 23 特設科目 各科目を理解するうえで必要と思われる関連科目、演習的科目、萌芽的研究のためのフロンティア科目、寄附講 座に関連する特別科目です。単位数は原則として2単位ですが、「環境デザイン特別演習」は4単位です。 95001 グローバル・ガバナンス研究(応 用研究) 95004 プロジェクトマネジメント論 95007 エネルギー環境政策分析 95008 インターネット時代のセキュリティ管理 95014 フューチャーインターネットテクノロ ジー:アーキテクチャと構成要素 95015 新世代ネットワーク特論 95016 環境デザイン特別演習1 95017 環境デザイン特別演習2 95018 若年者のキャリア教育 95019 脊椎動物のボディプラン 95020 グローバル環境政策特論 95021 大規模環境システム構築法 95022 環境情報システム構築法 95023 環境科学技術・政策特論 95006 エネルギーシステム論 プロジェクト科目 研究活動の中心となるのは「プロジェクト」です。従来の座学を中心とした受動的な講義だけでなく、プロジェ クトへの参加を主体とした能動的なカリキュラムを中心に構成されています。教員が実施している先端的なプロ ジェクトに参加することを通じて、研究の計画、実施、評価などを実際に体験し、職業人・研究者としてのトレ ーニングを受けます。また、プロジェクト科目は研究のフロンティアであるテーマについて、問題発見、分析、 結果のとりまとめを体系的に学び、研究の計画、実施、評価を実践することにより、「自律、分散、協調」を体 得することを目的とします。 【プロジェクト活動報告書】 修士課程の学生は、プロジェクト科目履修学期の終了時に必ずプロジェクト活動報告書(A4・1枚程度)を作 成し、オンラインにて公開しなければなりません。(プロジェクト科目を履修していない学生、博士課程の学生 は対象外です。) 期日までにプロジェクト活動報告書のURLを登録してください。 URL: http://it.sfc.keio.ac.jp/m-pro/ プロジェクト活動報告書が期日までに提出されない場合、次学期の研究費(プログラム費)が配分されません。登 録期日については、巻頭の「学事日程」で確認をしてください。 原則として1プロジェクトにつき、2単位科目を2つ設定しています。(2 単位のプロジェクトは、1 プロジェク トにつき登録番号が2つずつあります。1 プロジェクトで 4 単位申請する場合は、2つの登録番号を履修申告して ください。) プロジェクト科目名 関連 プログラム プロジェクト科目名 関連 プログラム グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス GR 医療福祉政策・経営 グローバリズム・ナショナリズム・ローカリズム GR インターリアリティ イスラームとグローバル・ガバナンス研究プロジェクト GR 文化政策プロジェクト PS WTO 体制と東アジアにおける経済統合 GR 少子高齢化と外国人労働者 PS 日本研究 GR インタラクションデザインプロジェクト(IDP) CB.CI International Policy Analysis(国際政策分析) GR 認知・言語の発達と学習 CB・CI チャイナ・パースペクティヴ GR スポーツサイエンスとコグニティブエルゴノミクス 開発ネットワーク(JANP1) HC ネットワークスタイル 持続可能な開発 HC サイコスペース 現代社会文化論プロジェクト HC・GR 認知・行為・メディアと言語・言語教育 ITと学習環境プロジェクト HC 生活実践知 言語教育デザインプロジェクト HC 環境デザインの手法開発とその支援システムの構築 近代社会研究 HC 環境とビジネスのイノベーション 評価プロジェクト GR・PS・HC アーバン・リノベーション研究 PS PS・GR・CB CB CB・XD CB CB CB・XD・PS EG EG・PS EG・PS ファイナンスと不動産プロジェクト PS 環境と開発のジオインフォマティクス EG ネットワークコミュニティ PS グローバル環境システム EG インターネットとマス・メディア PS アーバン・ルーラル・リデザイン EG プラットフォームとビジネス PS ソーシャル・ファブリケーション XD・CB パブリックポリシー(合意形成) PS モバイル・メソッド XD・CB 24 Designing Real XD ITシステムプロジェクト CI モービル広域ネットワーク CI バーチャル・バリュー・リサーチ ユビキタス・コンピューティング&ネットワーキングプロジェクト CI CI プロジェクト CI ノーベル・コンピューティング CI・CB 先端生命科学 BI プレイス&モバイルメディア CI・XD CB・CI・PS 3.後期博士課程設置科目一覧 特設科目 各科目の単位数は括弧内の通りです。フィールドワークを単位化するためには計画書の提出が必要です。詳細は A 館 1 階事務室学事担当にてお問い合わせください。 96001 先端フィールドワーク A (8) 96004 先端フィールドワーク D (6) 96002 先端フィールドワーク B (4) 96003 先端フィールドワーク C (4) 4.同一科目について 担当者が異なる場合も科目名が同じものは同一科目となり、進級・修了にかかわる科目としては、複数回は履修 できません(ただし、プロジェクト科目は除きます)。また、2011 年度以前に修得済みの科目と今年度以降に開 講される科目において、科目名が異なっても同一科目とみなされるものがあります。(詳細は学事担当窓口に確 認してください) 5.休校期間中のフィールドワーク関連活動について(フィールドワーク、インターンシップ など) 大学院での研究活動において、より実践的で専門的な知の形を構築するためには、実際に現地や現場に赴き、デ ータ収集や実地調査、技術の検証・実験などを行うことも必要です。学内での研究活動と並行して、その対象を 社会や海外に広げ、よりグローバルな視点を加えることで、研究活動はより深厚なものとなるでしょう。 SFCでは、個人の研究テーマに関する国内外での実地調査や研究活動を行う「フィールドワーク」や、研究内 容の社会的な実践を試みる上でも有用な「インターンシップ」などを推奨しています。これらの活動については、 以下の科目で申請が可能なケースもあります。研究活動の一環として、また、自分自身のキャリアアップのため、 ぜひ積極的に取り入れてください。 【フィールドワーク関連科目(プログラム科目:2単位)】 以下の科目を「フィールドワーク関連科目」とします。 1)「フィールドワーク A/B/C/D」 2)「グローバル・パートナーズ・ネットワーキング」(GR プログラムサティフィケート修得修了要件科目) 〔GR が提携先としている内外の大学、研究機関等および自己で開拓した機関を拠点として行うフィールドワーク〕 3)「グローバル・イシュー・プラクティス」(GR プログラムサティフィケート修得修了要件科目) 〔グローバルな政策課題に対して自分なりの政策提言あるいは仮説に基づくフィールドワーク〕 4)「インターンシップA/B」 フィールドワーク/インターンシップを単位化するためには、フィールドワーク/インターンシップを実施後 の履修申告期間に「フィールドワーク関連科目」の履修登録をする必要があります。ガイドラインを次の Web サ イトに掲載していますので、必ず確認してください。 http://www.gakuji.keio.ac.jp/sfc/gsmg/fieldwork_mag.html ※休校期間前に事前計画書の提出が必要です。申請期間などの詳細は、「塾生の皆様へ」Web サイトで必ず確認し てください。 6.教職課程 教員免許を取得しようと考えている学生は、「教職課程」を履修しなければなりません。慶應義塾大学では、三 田キャンパスにある「教職課程センター」が、教職課程履修者の指導に当たっています。 教職課程センターでは、毎年、年度初めに教職課程の履修を希望する学生を対象に、「教職課程ガイダンス」を 実施しています。履修希望者は、職課程ガイダンスに出席し、慶應義塾大学における教員養成について十分理解 した上で、教職課程を履修してください。また、ガイダンスの日程・場所・時間や教職課程諸行事については、「教 職課程掲示板」(A館1階インフォメーションロビー)に適宜掲示しますので、確認してください。 25 7.環境デザイン・ガバナンスプログラムの AUD 科目履修と一級建築士受験資格 環境デザイン・ガバナンスプログラムの履修者(2009年度以降入学者)で、指定された科目の中から各項目に おける必要単位数を満たし、合計60単位を修得したものは、大学院修了後の2年間の実務経験の後、一級建築 士受験資格を得ることができます。また、大学院における実務要件も変更され、実務要件を充たす指定科目を履 修すると大学院での就学期間を一級建築士受験資格取得のための1年あるいは2年の実務経験とみなすことがで きます。指定科目に該当する開講科目一覧、建築士試験別、指定科目に係る必要単位数と必要な建築実務の経験 年数は4月上旬に「塾生の皆様へ」Webサイトに掲載しますので、確認してください。詳細は別途説明会を行いま す。日時、場所は「塾生の皆様へ」Webサイトにて周知します。(2008年11月の建築士法の改正に伴い、2 009年度より一級建築士の受験資格取得のための学歴要件が変更されました。2008年度以前入学者の単位 取得要件は別途指定されていますので、A館1階事務室学事担当窓口にてお問い合わせください。) <政策・メディア研究科 AUDに関するWebサイト> http://www.gakuji.keio.ac.jp/sfc/gsmg/aud_guide.html 26
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