事業名補助金種別企業等概要企業等の名称代表者氏名継手締め付け力の適正管理用「新型感知器」の開発新技術開発補助金伊藤鉄工株式会社代表取締役伊藤光男所在地埼玉県川口市元郷 3-22-23 連絡先 TEL:048-224-3694 ＵＲＬ http://www.i-g-s.co.jp/ 申請市町村名 FAX:048-222-3379 埼玉県川口市【事業概要】 ◇背景・経緯商業ビル、マンション、公共施設等の建設時の配管設備工事では接続部となる継手部分において漏水を防ぐためパッキンをボルトで締め付ける工程が重要である。この配管工程を簡易に適正な締め付け確認できる方法と施工検査時の確認作業の効率化を図るため、締め付ける力を「見える化」する新型検知器の製品開発を目指す。 ▲新型検知器ＰＰＣ付き継手 ◇研究開発の概要継手とフランジ（部品をつなぐ際に使われる円盤状の部品）の間に挿入されたパッキンの締め付けによる外周円の変化量を、パッキンに装着した欠円型リング（右上画像の青い楕円部分）上のマーカーの位置によって圧縮力を「見える化」し、適正な止水力を確認できる新たな方法を開発し、製品化に結びつける。【商品づくり】 ◇新規性ボルトの締め付ける力を検知する製品は存在するが、既存の技術で ▲新型検知器ＰＰＣの仕組みは締め付け前後の配管部品同士の変位の計測による間接的な検知であり止水力の正確な測定ができなかった。今回の新製品開発ではパッキンに装着した欠円形リングのマーカーで圧縮力を「見える化」し、適正な締め付け作業と確認の効率化を可能とした。 ◇商品化・販売先生産体制が整い量産化が可能となれば販売できる状態であり、新型検知器をＰＰＣ（packing pressure checker）｢ミエルワ｣と名付け展示会への出品や製品チラシなどでゼネコン、デベロッパー、建物設備施工事業者などにＰＲしている。また生産ラインの整備や技術者を新規雇用するなど本格生産に向けた準備を進めている。 ▲実証試験【今後の展望】今後、生産ラインが整備され本格的に販売活動が開始されると、新型感知器の製造部品を供給する関係企業への波及効果も期待され、地域における新たな設備投資や雇用に結びつくことが期待される。