電気自動車「トミーカイラZZ-EV」

事
業
名
補助金種別
企業等概要
企業等の名称
代表者氏名
京都舞鶴から世界へ。電気自動車「トミーカイラZZ-EV」開
発プロジェクト
新技術開発補助金
GLM 株式会社
代表取締役社長
小間
所在地
京都府舞鶴市森 220-33
連絡先
TEL:0774-39-8822
URL
http://www.glm.jp
申請市町村名
裕康
FAX:0774-39-8338
京都府舞鶴市
【事業概要】
◇背景・経緯
京都が生んだ公道を走るレーシングカー、トミーカイラZZをEV
として復活させる京都電気自動車プロジェクト。独自のアルミ溶接の
特殊技術を持つ小阪金属工業㈱と連携し、量産型実用化モデルを開発
する。造船業を中心とする「ものづくり産業」が集積している舞鶴の
技術を生産工程に加えることで、地域産業への貢献、新たな実用化モ
デルを生み、京都舞鶴湾から諸外国へと輸出を目指す。
▲FRP カウルの制作工程
◇研究開発の概要
車両デザインスケッチから試作車製作までを実施。モジュール生産
方式を自動車に適用させることで、ユーザーの視点に立った多品種少
量生産を目指し、新デザインのFRPカウル、フレーム設計・図面化、
ヘッドライトレンズ等を製作。バッテリー制御の向上のため、パワー
トレイン試作車の製作を行う。
【商品づくり】
◇新規性
▲車体走行テスト
日本初の電気自動車(EV)スポーツカーの量産モデルを開発。ア
ルミフレーム、ボディカウル、バッテリー、充電器を含む搭載部品の
大部分を京都企業の製品で構成。車体構造の特徴として、プラットフ
ォーム(車体)だけで剛性・強度等の安全性を担保している。ボディ
カウルを軽量のFRP(繊維強化樹脂)で作製することで安全性と高
いデザイン性を両立させている。
◇商品化・販売先
99 台の初回限定生産モデルを販売。そのデータを基にホロ(屋根)
▲トミーカイラZZ-EV
やエアコンなどの付加機能の充実を図る。車体のモデル周期を 2 年と
し、新デザイン・性能・オプションを開発して多品種少量生産を行い、
大手企業との差別化を行う。
【今後の展望】
海外販路の開拓として、右ハンドルであるドバイ、マレーシア、タイの市場やトミーカイラZZとの関
係があるイギリスなど想定。主要な製品を地元企業が製作しており、地域に対する波及効果も大きい。生
産拠点として体制が整い、京都舞鶴港を利用した海外輸出が実現することを期待したい。