自社直営農場産サフォーク羊肉の高付加価値化加工商品研究開発事業

事
業 名
補助金種別
企業等概要
企業等の名称
代表者氏名
自社直営農場産サフォーク羊肉の高付加価値化加工商品研究開
発事業
地域資源開発補助金
有限会社 拓美
代表取締役
棚田
清
所在地
北海道檜山郡厚沢部町字美和 1239-4
連絡先
TEL:0139-67-2445
URL
http://esashi-kuki.jp/takumi/
申請市町村名
FAX:0139-67-2445
北海道厚沢部町
【事業概要】
◇背景・経緯
永年にわたり「食の安心・安全」
「資源循環型営農」にこだわった独
自の持続可的農業生産を実践し、独自飼料による養育技術を用いてで
きた羊肉は、肉質・脂身に臭みが少なく、高品質と評価を受けており、
生肉を高級レストラン向けて出荷している。ただ、肉質が固い脛や内
臓など多くの部位が未利用であるため、歩留まりが生じている。
◇研究開発の概要
地元の宿泊施設や公共施設付属レストランなどへの食材提供を通じ
▲飼育場
て得られた情報を基に、未利用部位を活用した競争力のある特徴的な
オリジナルブランドの商品を開発・研究に取り組む。
【商品づくり】
◇地域性
羊の首や脛など硬く生肉としての提供が難しい部位をミンチ状に加
工し、ウインナーやハンバーグにする。臭みが少ないことを活かすた
め、スパイスやハーブによる影響を考慮した。
内臓は屠殺した直後に加工を施すことでレバーペーストなど加工。
オリジナルの燻煙小屋を作成し、羊肉のほかに自社農場で栽培した有
▲加工工程
機野菜や地鶏の加工を行った。
◇商品化・販売先
自社関連企業への料理用の食材として提供に留まっているが、燻煙
技術やレシピの開発など加工技術の向上を図っている。外注への対応
のために、加工場の整備、拡大が必要。首都圏、中部圏にある既存販
路、試食モニター、企画旅行商品への食材提供などを通じて商品展開
の拡大を想定。高級レストランや食への意識が高い顧客への販売を行
う。
▲ラム肉商品
【今後の展望】
加工技術の向上が図られたことで、4 割出ていた未利用部位が 1 割まで減少した。また、羊肉以外の食
材への適用もできるため、商品展開力の向上につながっている。しかし、まだ地域外への提供が出来てい
ないため、加工場の充実を図ることで生産拡大及び販路拡大につながることを期待したい。