プレスリリース 香港 | 2016 年 3 月 26 日 第4回目を迎えたアートバーゼル香港- 記録の年 今年のアートバーゼル香港では 70,000 人を越える来場者を迎え、その中には 100 を越える世界中の美術 館やアート施設のディレクター、キュレーター、理事やパトロンらも含まれています。本日閉幕したフェアでは、 新たなフロアプランやアジアと西欧からのギャラリーによる力強いパフォーマンスに焦点が充てられました。ア ジアをリードする国際アートフェアとしての立ち位置を更に明確にした今回、全てのセクターを通して好セール スが報告されています。 近年のアートマーケットへの懸念にも関わらず、アートバーゼルは世界水準のギャラリーによる高品質な作品 に対しては変わらず強力な需要があることを、世界中から参加したコレクターや美術館ディレクターらを初めと する観客に証明してみせました。また、広くアジアの様々な地域に拡大する洗練されたコレクター陣の増加も 多くの参加ギャラリーが認めています。 今年も UBS をリードパートナーとしたアートバーゼル香港には、世界 35 カ国・地域から 239 軒のギャラリ ーが参加しました。半数以上のギャラリーがアジア地域にギャラリースペースを有し、香港ショウがアジア を主軸にしたフェアである事を示しました。 アジアからのギャラリーとアーティストに焦点をあてるインサイト部門では今回、小規模から大規模ギャラリ ーの展示をよりバランスのとれたフロアプランで紹介、来場者にとってより巡り易い工夫を施しました。 今回、28 のギャラリーがアートバーゼル香港に初参加しており、そのうち 18 軒は西欧からのギャラリー、 また 9 軒のアジアから、そしてチュニジアから Selma Feriani Gallery も参加しています。 アートバーゼル香港はアジア地域のアートシーンを類まれな形で紹介、その多様性とスピード性を魅せる 機会を提案しています。ショウではまた歴史的で卓越した質の作品と、国際的に活躍するアーティストらを 同時に展開しています。エンカウンターセクターでは6つの新作と4つのサイトスペシフィックな作品を含 む、16 の意欲的な大型インスタレーション作品を紹介しました。人気のフィルムセクターも今年は長編ドキ ュメンタリーと映画を含み、作品数も2倍となりました。 今年は 70,000 人を越える来場者を迎え、アートバーゼル香港史上最多の来場者数となりました。 ギャラリーからは西欧とアジア双方から来場した多くの新しいコレクターとの出会いも報告されており、初め て来場した美術館の代表らも含まれています。来場したディレクター、キュレーター、理事やパトロンらの中 には、4A Centre for Contemporary Asian Art(シドニー)、Art Gallery of New South Wales(シドニー)、 ブルックリン美術館(Brooklyn Museum、ニューヨーク)、ダラス美術館(Dallas Museum of Art、ダラス)、 バイエラー財団(Fondation Beyeler、バーゼル)、Hirshhorn Museum and Sculpture Garden(ワシント ン DC)、Institute of Contemporary Arts (ICA)(ロンドン)、Long Museum(上海)、森美術館(東京)、 National Gallery Singapore(シンガポール)、Rockbund Art Museum(上海)、Royal Academy of Arts (ロンドン)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum、ニューヨーク)、テ ート(Tate、ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(The Metropolitan Museum of Art、ニューヨーク)、ユーレ ンス現代アートセンター(Ullens Centre for Contemporary Art、北京)、そしてホイットニー美術館 (Whitney Museum of American Art、ニューヨーク)などが含まれます。 参加ギャラリーからは今回のフェアを高く評価したコメントが寄せられています。 「これまでの香港フェアの中で一番の成功だったと言えるでしょう。上海、北京、香港、シンガポールそして 台北と、近隣アジアのコレクターからも高い評価を得ていたと思います。今回、ベルギー人アーティスト、ミ ヒャエル・ボレマンズもフェアへの参加が叶い、新作5点を出品する事ができました。これら全ては最初の 数時間の内に完売しました。」 David Zwirner, Founder, David Zwirner(ニューヨーク・ロンドン) 「今年のフェアは Pace の55年の歴史の中で最良のフェアのひとつとなりました。作品は完売し、アジアの 素晴らしい美術館にラウシェンバーグの傑作がコレクションとして加わりました。 Arne Glimcher, Founder, Pace(北京, 香港, ロンドン, メヌロパーク, ニューヨーク) 「ことしもまた驚くべきフェアとなりました。回を追うごとに常に驚かされます。今年は特に、アジア・西欧双 方の作家の作品を販売ことができました。」 Pearl Lam, Founder, Pearl Lam Galleries(香港、上海、シンガポール) 「長年に渡り関係を築き上げてきた作家の作品への高い評価はとても意味のあることです。既知のクライ アントである台湾や韓国からのコレクター陣は皆フェアに参加しましたし、新たに中国本土やマレーシアか らの重要なコレクターやアート施設との繋がりもできました。 Polly Robinson Gaer, Executive Director, Galerie Thaddaeus Ropac(パリ、パンタン、ザルツブル グ) 「今年のフェアでは作品を完売することが出来、とても嬉しく思っています。今回初めて出品をした Peng Wei などの若い作家への評価もとてもいいものでした。中国本土からのコレクターに加え、ヨーロッパ、台 湾、フィリピンやインドネシアからのバイヤーも非常に強力だと感じました。」 Tina Keng, Executive Director, Tina Keng Gallery (台北、北京) 「今回が2度目の参加となりましたが、来場者から非常に良い反応を得ることが出来ました。数多くのアジ アからのコレクターや美術館、アート施設の方々に出会うことができました。フェアそのものも素晴らしく、来 場者の知識が1年でこんなにも増えていることに驚かされました」 Regina Fiorito, Director, Galerie Gisela Capitain(コロン) 「世界中のトップレベルのコレクターが集まるアートバーゼル香港は我々にとってとても重要なフェアの一 つです。今年、多くのリピーターの方々と再会することが出来ました。販売した作品の多くは中国そしてアジ アの卓越したコレクションに加わることになります。 Patricia Crockett, Director, Sprüth Magers(ベルリン、ロンドン、ロサンジェルス) 「アートバーゼルはアジアのプライマリーマーケットにおいて、最大のプラットフォームと言えるでしょう。ショ ウには毎年、最高の作家やコレクター、来場者が集まっています。」 Emily Chao, Director, Eslite Gallery(台北) 「今年のフェアも大成功となりました。グレン・リゴン(Glenn Ligon)の個展を展開しましたが、多くのアジア 地域で彼の作品を直に見て理解する初めての機会になったと思います。来場者からの反応は極めて良い もので、販売した作品はアジア地域の重要なコレクションの一部となりました。」 Thomas Dane and Martine d'Anglejan-Chatillon, Partners, Thomas Dane Gallery (ロンドン) 「販売した作品の全てはフェア最初の3日間で素晴らしいコレクションの一部となり、とても嬉しく思います。 同時に我々のプログラムに興味を持つ、アジア地域以外の良質なアート施設とも出会うことができました。 Simon Wang, Director, Antenna Space(上海) 「今年のフェアは素晴らしいバズを作り出したと思います。以前バーゼルで出会ったコレクターとの再会 や、新たに上海、ニューヨーク、オーストラリアや様々なアジア地域のプライベートコレクターやアート施設と も出会うことができました」 Neil Dundas, Senior Curator, Goodman Gallery(ヨハネスブルグ、ケープタウン) 「若手の作品からマスターピースまで、幅広く販売することが出来ました。地域の重要なコレクターとの関係 を築くことが出来とても嬉しく思います。今後もこのフェアに参加して行きたいと考えています。」 Trina Gordon, Director, Andrea Rosen Gallery (ニューヨーク) 「世界水準として評価されるアートバーゼルの元、アジア地域における文化ハブとしてのの迅速な成長と評 価を得てきている香港でのフェアは非常に強力で多様な切り口をもたらしていると思います。完璧なフェア として機能しながら、同時に美術館とアートマーケットをも繋いでおり、コレクターだけではなく、展覧会を創 るキュレーターらにも効果的に訴求が出来ていると言えます。アデリン・ウーイのディレクションの元進み始 めたアートバーゼル香港のこれからがとても楽しみにです。 John McCormack, Co-Director, Starkwhite, (オークランド) 「Tiffany Chung の作品に毎日多くの人々が集まり、高い評価を得ることができました。中には世界からの 美術館グループも見られました。この香港でのプロジェクトは地域の観客の琴線に触れることができ、作品 が M+のコレクションともなったことをとても嬉しく思います。」 Tyler Rollins, Founder and Owner, Tyler Rollins Fine Art(ニューヨーク) 「ギリシャのアートシーンへの興味が非常に高まってきているように感じました。長期に渡る関係性を築くこ とを望む真剣なコレクターとの出会いもありました。中国本土からのコレクターの数も更に増え、多くと繋が ることができました。地域やアメリカからの美術館とも、所属作家について議論をする機会にも恵まれまし た。」 Roupen Kalfayan, Co-Founder, Kalfayan Galleries(アテネ, テッサロキ) 「初回からアートバーゼル香港に出展していますが、新しい観客との出会いの場として最強な場だと思い ます。ここで出会ったコレクター達とはその後1年を通して関係を築いています。今年は香港そして中国本 土からの新しいコレクターにも販売する機会に恵まれました。」 Simone Battisti, Associate Director, Gladstone Gallery(ニューヨーク、ブリュッセル) 「売れ行きは素晴らしく、フィリピン、日本、韓国、オーストラリアやニュージーランドなどからの来場者と良 い対話の機会を持つことができました。VIP プレビュー以後の参加者数も強力でした」 Kevin Scholl, Director, Susanne Vielmetter Los Angeles Projects(ロサンジェルス) 「来場者の数には目を見張ります。Galerie Ora-Ora は今年最強のセールスを記録しました。作品はアメリ カ、イギリス、オーストラリア、中国本土、台湾、香港を始め多くのコレクターの元へと渡ります。一人の作 家の作品が完売しました。」 Henrietta Tsui, Founder, Galerie Ora-Ora(香港) メインセクターであるギャラリーズ(Galleries)には 187 軒の近現代ギャラリーが参加、最高レベルの絵画 や彫刻ドローイングやインスタレーション、写真、ビデオそしてエディション作品などが展示されました。少し 期間をおいて再びアートバーゼルに戻ってきたギャラリーを含めた強力な出展陣に、Marianne Boesky Gallery(ニューヨーク)と Applicat-Prazan(パリ)、そして他のセクターより本セクションに移行が決定した 以下のアジアのギャラリー陣を迎え、これまで以上の幅広いプログラムを展開する予定です。Athr(ジッダ) , Blindspot Gallery (香港), Chambers Fine Art(北京, ニューヨーク)、Galerie Ora-Ora(香港)Gallery Isabelle van den Eynde(ドバイ, ブリュッセル)Nanzuka (東京)、Nature Morte(ニューデリー)、Project Fulfill Art Space(台北)、Taro Nasu(東京)、TKG+(台北, 北京)、Yavuz Gallery(シンガポール)、ユミコ チバアソシエイツ(東京)。また、Francesca Minini(ミラノ)、Galeria Plan B(クルジュ, ベルリン)、Rossi & Rossi(ロンドン, 香港)も今回初めてギャラリーズセクションに出展しました。 アジアの歴史的な作品と強力な個展形式のプレゼンテーションには、galerie nichido (東京, 名古屋, 福岡 , 軽井沢, 笠間, パリ) より梅村龍三郎 (b. 1888, 日本) 、ユミコチバアソシエイツ(東京)より、高松二郎(b. 1936, 日本) 、Eslite Gallery (台北)より David Diao (b. 1943, 中国)、In Situ - fabienne leclerc (パリ)よ り Ni Haifeng (b. 1964, 中国)が含まれました。また、その他の個展ブースに、Marianne Boesky Gallery (ニューヨーク)よりフランク・ステラ(Frank Stella) (b.1936, アメリカ)、Thomas Dane Gallery (ニューヨー ク)よりグレン・リゴン(Glenn Ligon) (b. 1960, アメリカ) そして、Goodman Gallery (Johannesburg, Cape Town) より ウィリアム・ケントリッジ(William Kentridge) (b. 1955, 南アフリカ)などです。詳しくは こちらをご覧ください(artbasel.com/hongkong/galleries)。 インサイト(Insights)部門では、アジアにスペースを持つキュレトリアルプロジェクトが展開されたこのセク ターでは、28のギャラリーによる展示が行われ、優れた歴史的作品、そして明確なテーマを持ったグルー プ展が展開されました。本年度のこのセクターでは、非常に質の高い近代の作品が紹介され、多くのギャ ラリーが同時代の作品を紹介しました。この多様で詳細なセクションには今年、オーストラリア, バングラデ ィッシュ, インド, イラン, 日本, 中国, 韓国, フィリピン, シンガポール, 台湾そしてトルコといった国々のアー ティスト作品が展開されました。そのハイライトの一部として、マイケル・クック(Michael Cook, b.1968, オ ーストラリア)によるThis Is No Fantasy + dianne tanzer gallery (メルボルン)、Antenna Space’s(上海) からGuan Xiao(b. 1983、中国) とYu Honglei (b. 1984、中国)、Galerie du Monde(香港)から、Stella Zhang (b. 1965, 中国)、Ink Studio(北京)からLi Huasheng (b. 1944, 中国)、MEM(東京)から三島喜 美代(b. 1932, 日本)、アラタニウラノ(東京)は、高嶺格(b. 1968、日本)、そしてPi Artworks (イスタンブー ル, ロンドン)から Tayeba Begum Lipi (b. 1969, バングラディッシュ)が紹介されました。詳細はこちらを ご覧ください(artbasel.com/hongkong/insights)。 ディスカバリー(Discoveries) 部門では 24 軒のギャラリーより、強力な新進作家が個展または二人展形 式で紹介されました、今回は 5 軒の初参加ギャラリーを迎え、Galerie Isabella Bortolozzi (ベルリン)より Wu Tsang(b. 1982, 米国)、Darren Knight Gallery (シドニー)からジェス・ジョンソン(Jess Johnson, b. 1979, ニュージランド)、313 Art Project (ソウル) から Wan Lee (b. 1979, 韓国) 、Artinformal (マンダル ヨンシティ・Mandaluyong City) からアルヴィン・ザフラ(Alvin Zafra, b. 1978, フィリピン)、そして Sabrina Amrani(マドリード)よりパキスタン人墨絵作家 ワカス・カーン(Waqas Khan, b. 1982, パキスタン)が紹 介されました。詳しくはこちらをご覧ください(artbasel.com/hongkong/discoveries) BMW アートジャーニー(BMW Art Journey)受賞者、サムソン・ヤング(Samson Young, b 1979)は、「 So You Are Old by the Time You Reach the Island」を展示しました。作品は香港の金鐘(Admiralty) そして湾仔(Wan Chai)地域の通りを歩く観客をマルチメディアウォークで案内する形式をとるものです。 国際的な審査員によって選ばれた第二回目の候補アーティストも発表され、Rokeby (ロンドン)からの Abigail Reynolds (b. 1970, イギリス)、Thomas Erben Gallery (ニューヨーク) の Newsha Tavakoljan (b. 1981, イラン) 、そして Artinformal (マンダルヨンシティ・Mandaluyong City)のアルヴィン・ザフラ(Alvin Zafra b. 1978, フィリピン) らが選ばれました。3 人は今後それぞれの旅の提案をすることになります。優 勝者の発表は 2016 年の初夏を予定しています。詳細はこちらをご覧ください(artbasel.com/partners)。 シドニーの現代美術施設・アートスペースシドニーのエグゼクティブディレクター、アレクシィー・グラス・カン トワー(Alexie Glass-Kantor)が再びエンカウンターズ(Encounters)のキュレーションを担当しました。作 品は前例のない意欲作で、内6作品はフェアで初公開され、4つはサイトスペシフィック作品となりました。 展示された作品は、ブルック・アンドリュー(Brook Andrew)(b. 1970, オーストラリア)、チャールズ・エー ブリー(Charles Avery) (b. 1973, United Kingdom), ハンス・ベルグ(Hans Berg)(b. 1978, スウェーデ ン) と ナタリー・ユールベリ(Nathalie Djurberg)(b.1978, スウェーデン)、ロベルト・チャベット(Roberto Chabet)(1937-2013, フィリピン)、陳箴(Chen Zhen、チェン・ゼン)(1955-2000, 中国)、イザ・ゲンツケン (Isa Genzken) (b. 1948, ドイツ)、ハム・ギョンア(Kyungah Ham)(b. 1966, 韓国)、アリック・レヴィ (Arik Levy)(b.1963, イスラエル)、ピーター・リバシッジ(Peter Liversidge)(b. 1973, イギリス)、リチャ ード・マロイ(Richard Maloy)(b. 1977, ニュージーランド)、ティンティン・ウリア(Tintin Wulia)(b. 1972, インドネシア)、トロマラマ(Tromarama)(インドネシア)、植松奎二(b. 1947, 日本)、ローレンス・ウェイナー (Lawrence Weiner) (b. 1942,アメリカ)、パエ・ホワイト(Pae White)(b.1963, アメリカ)、そして Zhang Ding(张鼎)(b.1980, 中国)です。詳しくはこちらをご覧ください(artbasel.com/hongkong/encounters) 3回目となるフィルム(Film)セクターでは70作品を紹介しました。 キュレーションを担当したのは昨年同 様、北京とチューリッヒを拠点とするキュレーター、マルチメディアアーティスト、またプロデューサーの李振 華(Li Zhenhua)で、6つの多様なテーマのもと展開されました。今年は初めて5つの長編フィルム作品も 紹介され、展覧会会場(HKCEC)にて上映されました。ハイライトはアジアでの初公開となったマイケル・シ ンドヘルム(Michael Schindhelm)の「The Chinese Lives of Uli Sigg」 (2016)、李诗(Shi LiSanderson) と フィリップ・シュテルツェル(Philipp Stölzl) ディレクションの 「Zeng Fanzhi: YOU Art Project」、村上隆の「めめめのくらげ」、ジュー・アンチ(Ju Anqi)の「Poet on a Business Trip」そして、ウ ィリアム・ケントリッジ(William Kentridge)10のアニメーションフィルムシリーズ「10 Drawings for Projection」です。1500人以上の来場者が上映に参加、香港アーツセンター内に位置するアニエスベー (agnès b.)シネマと香港コンベンション& エキシビションセンター (HKCEC)において、入場無料にて上映 されました。詳しくはこちらをご覧ください。(artbasel.com/hongkong/film)。 カンバセーション & サロンには4日間で2,000 が来場、アジアと世界のアートワールドから著名な文化人が 登壇しました。今年のプレミアアーティストトークでは、中国系アメリカ人アーティスト、デイビッド・ディアオ (David Diao)とM+香港キュレーター、ポーリン・ヤオ(Pauline J. Yao) の対談で幕を開けました。アン・ パステルナーク(Anne Pasternak)、デフネ・アヤス(Defne Ayas)、ンゴネ・フォール(N'Goné Fall)、ト マス・ベルギス(Thomas J. Berghuis) らが、アンドラス・ザント(András Szántó)をモデレーターに迎え 「Building Platforms」をテーマに議論を重ね、インディペンデントに存在する機関が現代のプラットフォー ムになるための様々な方法を探りました。最後のカンバセーションでは、「Collecting as a Radical Practice」をテーマに、アーロン・セザール(Aaron Cezar)と、福武英明、フィリップ・キア(Phillip Keir)、 サラ・プイグ(Sara Puig)、そしてルービナ・カロデ(Roobina Karode)が対話を重ねました。モデレーター にはアラン・ラウ(Alan Lau)を迎えました。サロンプログラムでは、よりインフォーマルで短いプレゼンテー ションが展開され、アーティストやキュレーター、美術館ディレクターや大学教授、批評家らによるアーティ ストトークとパネルディスカッションが行われました。全ての映像はオンライン上でも視聴が可能です (artbasel.com/hongkong/talks)。 国際的に著名な日本人アーティスト、宮島達男 (b. 1957, 日本) はアートバーゼル香港と香港の象徴とし て九龍ハーバーフロントに位置する全長 490m のインターナショナル・コマース・センター (ICC)のコラボレ ーションプロジェクトに「Time Waterfall」を展示しました。作品は自然数 1〜9から成り、その数字が ICC ビルの前面を滝のように流れ落ちますが、決して0(ゼロ)には到達しません。作品は毎夜2回の上映にて 2016 年 4 月まで続きます。 アートバーゼルはまた、アジアアートアーカイブ (AAA) やアジアソサイエティ、パラサイトアートスペースや スプリングワークショップ、映像美術の未来型の美術館 M+など、様々な文化機関とのコラボレーションも 行われ、会期中はフェア会場や香港各所にて関連プログラムも開催されました。 会期中、アート・バーゼルはアートの世界への関わりをアートフェアの開催から拡大し、各都市と手を組ん で国際色豊かな文化的イベントを展開する新たな取り組み、アート・バーゼル・シティズを発表しました。こ のイニシアティブでは世界中のカルチャーシーンを発見し、触れ合う機会をアートの世界に提供します。取 り組みの一環として、アート・バーゼルは厳選した都市と共同で、活気がありコンテンツ中心の、その都市 独自のプログラムを開発し、アート・バーゼルのネットワークを通じてグローバルなアートの世界につなげま す。これに伴い、アート業界の著名人からなる新たな諮問委員会も発表、委員会メンバーはデイビット・ア ジャイ、Füsun Eczacıbaşı、リチャード・フロリダ、ジャック・ヘルツォーク、サム・ケラー、ウィリアム・リム、 サイモン・モーダント・AM、Lars Nittve、アン・パステルナーク、パトリツィア・サンドレット・レ・レバウデンゴ、 デニス・ショール、ウリ・シグ、マイケル・テイらで構成されています。 編集の皆様へ アート・バーゼルについて アート・バーゼルは、近代および現代美術を取り扱う、世界第一級のアートフェアをバーゼル、マイアミビー チ、そして香港で開催しています。開催都市と地域性を反映した各フェアの独自性は、出展ギャラリー、展 示作品、そして地元機関と同時共催されるプログラムコンテンツに現れています。世界から集まる一流ギャ ラリーが立ち並ぶ大規模なブースに加え、各フェア独自の展示セクターでは、ビジュアルアートにおける最 新動向にスポットライトを当て、来場者に新しいアイデアや着想のヒントを提供しています。 パートナー UBS は過去 20 年間に渡り、グローバル・リード・パートナーとして、アート・バーゼルをサポートしてきまし た。アート・バーゼルの世界的成長と共に、UBS もそのサポートを拡大し、バーゼル、マイアミビーチ、香港 の3フェア全てをリードパートナーとして支えてきました。加えて、企業として最も優れた現代美術コレクショ ンを有する UBS は、グッゲンハイム UBS MAP グローバル・アート・イニシアティブなどのアートプロジェク トとの積極的なパートナーシップや、アートへのより深い理解を支援する UBS アート・コンピテンス・センタ ーや UBS アート・フォーラム、そして新しい現代美術情報アプリ・プラネットアートなどを通して、長きに渡り 現代美術の世界に従事・貢献しています。 アートバーゼルのアソシエイトパートナーズは3フェア全てをサポートしています。ダビドフアートイニシアテ チブ(Davidoff Art Initiative)はレジデンシー、アートにおける対話や助成金ケアを、高品質時計メーカーで あるオーデマ ピゲ(Audemars Piguet )は Audemars Piguet Art Commission など現代美術プロジェクト にその活動範囲を広げています。ネットジェット(NetJets)はプライベート飛行業界を世界的に牽引してい ます。世界的な車メーカーとして、BMW はアートバーゼルと共に BMW アートジャーニーを企画、受賞者 が創造的発見のための旅を自由にデザインできるサポートをしています。その他、アートバーゼルはオフィ シャルシャンパンパートナーとしてルイナール(Ruinart)、オフィシャルオーディオパートナー、シャンハイザ ー(Sennheiser)のサポートを受けています。 アートバーゼル香港は、太古地產(Swire Properties)、LE FREEPORT、H Queen’s とパートナーシップ を結んでいる他、マンダリンオリエンタル香港、クインテセンシャリー(Quintessentially)ライフスタイル、ス イスインターナショナルエアラインと提携しています。フィナンシャル・タイムズはグローバルメディアパート ナーです。パートナーシップに関する詳細は artbasel.com/partners をご参照ください。 今後のアートバーゼルスケジュール 2016 年 6 月 16 日 – 19 日 バーゼル 2016 年 12 月 1 日 – 4 日 マイアミビーチ 2017 年 3 月 23 日 – 25 日 香港 メディア向け情報 メディア情報および画像は、artbasel.com/press から直接ダウンロードが可能です。 メディアメーリングへの登録により、アート・バーゼルに関する情報を受け取ることが出来ます。 アート・バーゼルに関する最新情報は artbasel.com または Facebook ページ facebook.com/artbasel を ご覧ください。またはインスタグラムおよび Twitter、Google+、Weibo、Wechat は@artbasel でフォロー下 さい。 プレスコンタクト Art Basel、Dorothee Dines Tel. +41 58 206 27 06、[email protected] アジア向け PR 代理人 SUTTON, Erica Siu Tel. +852 2528 0792, [email protected] 欧州向け PR 代理人 SUTTON, Sarah Norton Tel. +44 20 7183 3577, [email protected] 米国、南米、中東向け PR 代理人 FITZ & CO, Katrina Weber Ashour Tel. +1 212 627 1653, [email protected]
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