平成26年度文学部開講科目一覧 - 京都大学大学院文学研究科・文学部

平成26年度文学部開講科目一覧 【西洋文化学系】
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3100 001 西洋古典学
講義
1-4
2
2
前期
金5
チエシュコ マルティン
5
3102 002 西洋古典学
講義
1-4
2
2
後期
金5
髙橋 宏幸
6
3202 001 スラブ語学スラブ文学
講義
1-4
2
2
前期
水5
佐藤 昭裕
7
3204 002 スラブ語学スラブ文学
講義
1-4
2
2
後期
水5
佐藤 昭裕
8
3302 001 ドイツ語学ドイツ文学
講義
1-4
2
2
前期
金2
松村 朋彦
9
3304 002 ドイツ語学ドイツ文学
講義
1-4
2
2
後期
水5
川島 隆
10
3402 003 英語学
講義A
1-4
2
2
前期
水4
家入 葉子
11
3404 004 英語学
講義B
1-4
2
2
後期
水4
家入 葉子
12
3406 001 英文学
講義A
1-4
2
2
前期
水4
廣田 篤彦
13
3408 002 英文学
講義B
1-4
2
2
後期
金3
佐々木 徹
14
3502 001 アメリカ文学
講義A
1-4
2
2
前期
火5
森 慎一郎
15
3503 002 アメリカ文学
講義B
1-4
2
2
後期
火5
若島 正
16
3601 001 フランス語学
講義
2-4
2
4
通年
水2
田口 紀子
17
3604 002 フランス文学
講義
2-4
2
2
前期
木2
永盛 克也
18
3606 003 フランス文学
講義
2-4
2
2
後期
木2
増田 眞
19
3701 001 イタリア語学イタリア文学
講義
1-4
2
4
通年
火2
天野 惠
20
3902 001 西洋文学入門
講義
1-2
2
2
前期
木5
佐々木 徹
21
3130 004 西洋古典学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水3
チエシュコ マルティン
23
3131 003 西洋古典学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金4
髙橋 宏幸
24
3131 005 西洋古典学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金4
内田 次信
25
3140 007 西洋古典学
演習
3-4
2
4
通年
木2
チエシュコ マルティン
26
3141 006 西洋古典学
演習
3-4
2
2
後期
月5
髙橋 宏幸
27
3141 008 西洋古典学
演習
3-4
2
2
前期
月5
平山 晃司
28
3141 009 西洋古典学
演習
3-4
2
2
前期
火1
岩谷 智
29
3141 010 西洋古典学
演習
3-4
2
2
前期
火3
早瀬 篤
30
3141 011 西洋古典学
演習
3-4
2
2
後期
火3
早瀬 篤
31
3151 012 西洋古典学
講読
2-4
2
2
前期
水2
勝又 泰洋
32
3151 013 西洋古典学
講読
2-4
2
2
前期
水4
チエシュコ マルティン
33
3151 014 西洋古典学
講読
2-4
2
2
後期
水2
チエシュコ マルティン
34
3151 015 西洋古典学
講読
2-4
2
2
後期
水4
髙橋 宏幸
35
12 通年
集中
髙橋 宏幸
科 目 名
講義コード
科目コード 連番
専修・科目
9990 015 卒業論文(西洋古典学)
4
担 当 者
備 考
項
3231 003 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月2
佐藤 昭裕
36
3231 004 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月2
佐藤 昭裕
37
3231 005 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月3
服部 文昭
38
3231 006 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月3
服部 文昭
39
3231 007 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
木5
楯岡 求美
40
3231 020 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木4
井上 幸和
42
3231 021 スラブ語学スラブ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
木4
井上 幸和
43
3241 009 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
前期
水2
佐藤 昭裕
44
3241 010 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
後期
水2
佐藤 昭裕
45
3241 011 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
前期
月5
佐藤 昭裕
46
3241 012 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
後期
月5
佐藤 昭裕
47
3241 013 スラブ語学スラブ文学
演習
3-4
2
2
後期
月4
Valerij Grecko
48
3251 014 スラブ語学スラブ文学
講読
2-4
2
2
前期
金2
佐藤 昭裕
49
3251 015 スラブ語学スラブ文学
講読
2-4
2
2
後期
金2
佐藤 昭裕
50
3251 016 スラブ語学スラブ文学
講読
2-4
2
2
前期
火3
伊藤 順二
51
3251 017 スラブ語学スラブ文学
講読
2-4
2
2
後期
火3
伊藤 順二
52
3261 018 スラブ語学スラブ文学
外国人実習 3-4
2
1
前期
木3
VINOGRADOVA, Svetlan
53
3261 019 スラブ語学スラブ文学
外国人実習 3-4
2
1
後期
木3
VINOGRADOVA, Svetlan
54
12 通年
集中
佐藤 昭裕
2
金3
川島 隆
9990 016 卒業論文(スラブ語学スラブ文学)
3331 003 ドイツ語学ドイツ文学
4
特殊講義
3-4
2
前期
1
55
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3331 004 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金3
松村 朋彦
56
3331 005 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月4
奥田 敏広
57
3331 006 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月4
奥田 敏広
58
3331 007 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金4
河﨑 靖
59
3331 008 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金4
河﨑 靖
60
3331 009 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木3
D.トラウデン
61
3331 010 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
木3
D.トラウデン
62
3331 011 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
火3
岡田 暁生
63
3331 012 ドイツ語学ドイツ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
火3
岡田 暁生
64
3341 013 ドイツ語学ドイツ文学
演習I
3-4
2
2
前期
水4
川島 隆
65
3341 014 ドイツ語学ドイツ文学
演習I
3-4
2
2
後期
水4
川島 隆
66
3343 015 ドイツ語学ドイツ文学
演習II
3-4
2
2
前期
火2
松村 朋彦
67
3343 016 ドイツ語学ドイツ文学
演習II
3-4
2
2
後期
火2
松村 朋彦
68
3345 017 ドイツ語学ドイツ文学
演習III
3-4
2
2
前期
金5
松村 朋彦
69
3345 018 ドイツ語学ドイツ文学
演習III
3-4
2
2
後期
金5
松村 朋彦
70
3351 019 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
前期
木4
加賀 ラビ
71
3351 020 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
後期
木2
川島 隆
72
3351 021 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
前期
水3
宇和川 雄
73
3351 022 ドイツ語学ドイツ文学
講読
2-4
2
2
後期
水3
宇和川 雄
74
3361 023 ドイツ語学ドイツ文学
外国人実習 2-4
2
1
前期
月3
D.トラウデン
75
3361 024 ドイツ語学ドイツ文学
外国人実習 2-4
2
1
76
科 目 名
講義コード
科目コード 連番
専修・科目
9990 017 卒業論文(ドイツ語学ドイツ文学)
4
担 当 者
後期
月3
D.トラウデン
12 通年
集中
松村 朋彦
備 考
項
3431 005 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
火3
佐々木 徹
77
3431 006 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
火5
若島 正
78
3431 007 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
火5
森 慎一郎
79
3431 008 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月3
谷口 一美
80
3431 009 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月3
谷口 一美
81
3431 010 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金4
水野 尚之
82
3431 011 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金4
水野 尚之
83
3431 012 英語学英文学
特殊講義
2-4
2
2
前期
木4
西村 秀夫
84
3431 013 英語学英文学
特殊講義
2-4
2
2
後期
木4
西村 秀夫
85
3431 014 英語学英文学
3431 015 英語学英文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
西谷 拓哉
87
特殊講義
3-4
2
2
後期
月2
金澤 哲
88
3431 016 英語学英文学
3431 017 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月2
出口 菜摘
89
特殊講義
3-4
2
2
後期
木2
藤井 光
90
3431 018 英語学英文学
3431 019 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
91
特殊講義
3-4
2
2
後期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
92
3431 020 英語学英文学
3431 021 英語学英文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月4
Gallimore,Daniel
94
特殊講義
3-4
2
2
後期
月4
Gallimore,Daniel
96
3431 022 英語学英文学
3431 023 英語学英文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
岩田 美喜
98
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
舌津 智之
100
3431 024 英語学英文学
3431 041 英語学英文学
特殊講義
2-4
30
2
前期
集中
Heinrich Ramisch
102
特殊講義
2-4
2
2
前期
火2
滝沢 直宏
104
3431 042 英語学英文学
3441 025 英語学英文学
特殊講義
2-4
2
2
後期
火2
滝沢 直宏
106
演習1 I
3-4
2
2
前期
金2
廣田 篤彦
107
3441 027 英語学英文学
3443 026 英語学英文学
演習1 I
3-4
2
2
前期
火4
若島 正
108
演習I-2
3-4
2
2
後期
金2
廣田 篤彦
109
3443 028 英語学英文学
3445 029 英語学英文学
演習I-2
3-4
2
2
後期
火4
森 慎一郎
110
演習II-1
4
2
2
前期
水3
佐々木 徹
111
3447 030 英語学英文学
3453 031 英語学英文学
演習II-2
4
2
2
後期
水3
佐々木 徹
112
講読I
2-4
2
2
前期
木1
家入 葉子
113
3453 033 英語学英文学
3453 035 英語学英文学
講読I
2-4
2
2
前期
水4
若島 正
114
講読I
2-4
2
2
前期
水3
桂山 康司
115
3453 041 英語学英文学
講読I
2-4
2
2
前期
火2
佐々木 徹
116
2
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3455 032 英語学英文学
3455 034 英語学英文学
講読II
2-4
2
2
後期
木1
家入 葉子
117
講読II
2-4
2
2
後期
水4
森 慎一郎
118
3455 036 英語学英文学
3455 042 英語学英文学
講読II
2-4
2
2
後期
水3
桂山 康司
119
講読II
2-4
2
2
後期
火2
廣田 篤彦
120
3461 037 英語学英文学
3461 038 英語学英文学
外国人実習 2-4
2
1
前期
木1
LUDVIK,Catherine
121
外国人実習 2-4
2
1
後期
木1
LUDVIK,Catherine
122
3461 039 英語学英文学
3461 040 英語学英文学
外国人実習 2-4
2
1
前期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
123
外国人実習 2-4
2
1
後期
月2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
124
12 通年
集中
佐々木 徹
科 目 名
講義コード
科目コード 連番
専修・科目
9990 018 卒業論文(英語学英文学)
3531 003 アメリカ文学
4
担 当 者
備 考
項
特殊講義
3-4
2
2
前期
火5
若島 正
125
3531 004 アメリカ文学
3531 005 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
火5
森 慎一郎
126
特殊講義
3-4
2
2
後期
火3
佐々木 徹
127
3531 006 アメリカ文学
3531 007 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金4
水野 尚之
128
特殊講義
3-4
2
2
後期
金4
水野 尚之
129
3531 008 アメリカ文学
3531 009 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月3
谷口 一美
130
特殊講義
3-4
2
2
後期
月3
谷口 一美
131
3531 010 アメリカ文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
西谷 拓哉
133
3531 011 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月2
金澤 哲
134
3531 012 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月2
出口 菜摘
135
3531 013 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
木2
藤井 光
136
3531 014 アメリカ文学
特殊講義
2-4
2
2
前期
木4
西村 秀夫
137
3531 015 アメリカ文学
特殊講義
2-4
2
2
後期
木4
西村 秀夫
138
3531 016 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木3
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
139
3531 017 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月1
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
140
3531 018 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月4
Gallimore,Daniel
142
3531 019 アメリカ文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月4
Gallimore,Daniel
144
3531 020 アメリカ文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
舌津 智之
146
3531 021 アメリカ文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
岩田 美喜
148
3531 022 アメリカ文学
特殊講義
2-4
30
2
前期
集中
Heinrich Ramisch
150
3531 039 アメリカ文学
特殊講義
2-4
2
2
前期
火2
滝沢 直宏
153
3531 040 アメリカ文学
特殊講義
2-4
2
2
後期
火2
滝沢 直宏
154
3541 023 アメリカ文学
演習1 I
3-4
2
2
前期
火4
若島 正
155
3541 025 アメリカ文学
演習1 I
3-4
2
2
前期
金2
廣田 篤彦
156
3543 024 アメリカ文学
演習I-2
3-4
2
2
後期
火4
森 慎一郎
157
3543 026 アメリカ文学
演習I-2
3-4
2
2
後期
金2
廣田 篤彦
158
3545 029 アメリカ文学
演習II-2
4
2
2
後期
水5
若島 正
159
3547 028 アメリカ文学
3553 029 アメリカ文学
演習II-1
4
2
2
前期
水5
森 慎一郎
160
講読I
2-4
2
2
前期
水4
若島 正
161
3553 031 アメリカ文学
講読I
2-4
2
2
前期
木1
家入 葉子
162
3553 033 アメリカ文学
講読I
2-4
2
2
前期
水3
桂山 康司
163
3553 036 アメリカ文学
講読I
2-4
2
2
前期
火2
佐々木 徹
164
3555 030 アメリカ文学
講読II
2-4
2
2
後期
水4
森 慎一郎
165
3555 032 アメリカ文学
講読II
2-4
2
2
後期
木1
家入 葉子
166
3555 034 アメリカ文学
講読II
2-4
2
2
後期
水3
桂山 康司
167
3555 035 アメリカ文学
講読II
2-4
2
2
後期
火2
廣田 篤彦
168
3561 035 アメリカ文学
外国人実習 2-4
2
1
前期
木2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
169
3561 036 アメリカ文学
外国人実習 2-4
2
1
後期
月2
マイケル・エドワード・ジャンメンツ
170
3561 037 アメリカ文学
外国人実習 2-4
2
1
前期
木1
LUDVIK,Catherine
171
3561 038 アメリカ文学
外国人実習 2-4
2
1
172
9990 019 卒業論文(アメリカ文学)
4
後期
木1
LUDVIK,Catherine
12 通年
集中
若島・森
3630 004 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水4
田口 紀子
173
3630 011 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水5
大浦 康介
174
3630 014 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水3
稲垣 直樹
175
3631 005 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月4
増田 眞
177
3
回
講義形態 生
週
時
間
単
位
開
講
期
曜時限
3631 006 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月4
増田 眞
178
3631 007 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
火2
永盛 克也
179
3631 008 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
火2
永盛 克也
180
3631 009 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木3
AVOCAT, Eric
181
3631 010 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
木3
AVOCAT, Eric
183
3631 012 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金2
王寺 賢太
185
3631 013 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金2
王寺 賢太
187
3631 015 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
木5
HONORE, Jean-Paul
189
3631 016 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金5
塩塚 秀一郎
190
3631 017 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
金5
塩塚 秀一郎
191
3631 018 フランス語学フランス文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
月3
小栗栖 等
193
3640 019 フランス語学フランス文学
演習I
3-4
2
4
通年
月2
永盛 克也
194
3642 020 フランス語学フランス文学
演習II
4
2
4
通年
火3
田口 紀子
195
3644 021 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
4
通年
金3
増田 眞
196
3645 022 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
前期
木4
AVOCAT, Eric
197
3645 023 フランス語学フランス文学
演習
3-4
2
2
後期
木4
AVOCAT, Eric
199
3651 024 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
前期
金4
永盛 克也
201
3651 025 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
後期
金4
永盛 克也
202
3651 026 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
前期
木3
北村 直子
203
3651 027 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
後期
木3
辻村 暁子
204
3651 028 フランス語学フランス文学
講読
2-4
2
2
後期
火2
多賀 茂
205
3660 029 フランス語学フランス文学
外国人実習 3-4
2
2
通年
火4
AVOCAT, Eric
206
12 通年
集中
田口・増田・永盛
講義コード
科目コード 連番
科 目 名
専修・科目
9990 020 卒業論文(フランス語学フランス文学)
4
担 当 者
備 考
項
3730 002 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
金4
天野 惠
207
3730 003 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
火2
村瀬 有司
208
3730 004 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水3
VAGATA, Daniela Shal
209
3730 005 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
4
通年
水5
VAGATA, Daniela Shal
210
3731 006 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
2
後期
月2
内田 健一
211
3731 007 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
2
2
前期
金2
菅野 類
212
3731 008 イタリア語学イタリア文学
特殊講義
3-4
30
2
前期
集中
鈴木 信五
213
3740 009 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
4
4
通年
木3,4
VAGATA, Daniela Shal
214
3740 010 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
2
4
通年
火4
天野 惠
215
3740 011 イタリア語学イタリア文学
演習
3-4
2
4
通年
金3
村瀬 有司
216
3750 014 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
4
通年
木5
河合 成雄
217
3751 012 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
2
前期
水4
村瀬 有司
218
3751 013 イタリア語学イタリア文学
講読
2-4
2
2
後期
水4
村瀬 有司
219
3760 015 イタリア語学イタリア文学
外国人実習 3-4
2
2
通年
火3
VAGATA, Daniela Shal
220
12 通年
集中
9990 021 卒業論文(イタリア語学イタリア文学)
4
4
天野 惠
授業科目名 西洋古典学(講義)
<英訳> Greek and Latin Classics (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
開講期 前期
曜時限 金5
授業形態 講義
Homer, The Iliad
[授業の概要・目的]
Homer's Iliad is one of the most monumental and influential works of (not just Greek) literature. The whole
Greek culture is directly indebted to and influenced by this poem.
[授業計画と内容]
We will analyze its structure, read the most interesting sections, discuss the society portrayed in it, its literary
merit and the influence it had on later Greek and European culture. It will also be interesting to see in what
ways and why it differs from the beautiful and rich tradition of warrior literature in Japan.
The course will be conducted in English but all selections from the poem will be provided in Japanese
translation.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Final report:70%
Attendance:30%
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
5
授業科目名 西洋古典学(講義) <英訳> Greek and Latin Classics (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 金5
高橋 宏幸
授業形態 講義
ラテン叙事詩
[授業の概要・目的]
ウェルギリウス『アエネーイス』とオウィディウス『変身物語』を取り上げ、ラテン文学がギリシ
ア英雄叙事詩の伝統をどのように生かしながら、ローマの土壌の上に独自の詩作を結実させたのか、
観察する。
[授業計画と内容]
『アエネーイス』は「ローマ建国」を主題とし、そこにともなう苦難を描き出す。神話世界に舞
台を置きながら、その枠組みを遙かに越え、詩人の目は人間社会につねにつきまとう悲しみと怒り
の根源へ向かう。時代が変わっても決して変わらない問題がそこにある。
『変身物語』は神話伝承に取材した大小250あまりの物語を切れ目なく綴って叙事詩の体裁を取
るが、叙事詩の本質的要素である統一的主題が見当たらない。詩人の執筆意図は物語が関わるあら
ゆるレベルで「変身」もしくは「変容」を表現することにある。
これらまったく様相を異にする二編の叙事詩を読み、表現を楽しむ。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末レポートおよび平常点。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
岡道男・高橋宏幸(訳) 『ウェルギリウス アエネーイス』(京都大学学術出版会)ISBN:
9784876981267
中村善也(訳) 『オウィディウス 変身物語(上・下)』(岩波文庫)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
6
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水5
佐藤 昭裕
授業形態 講義
スラブ語学概説Ⅰ
[授業の概要・目的]
ロシアから旧東欧にかけての広い地域に分布するスラブ民族の言葉であるスラブ諸語の構造と歴史
を学ぶ。
[授業計画と内容]
スラブ語は、大きく東スラブ(ロシア語、ウクライナ語等)、西スラブ(ポーランド語、チェコ語、
スロヴァキア語等)、南スラブ(セルビア語、クロアチア語、ブルガリア語、マケドニア語等)の
3つのグループに分かれる。キリル文字(ロシア文字)を用いる正教文化圏(ロシア、ウクライナ、
セルビア、ブルガリア、マケドニア)、ラテン文字を用いるカトリック文化圏(ポーランド、チェ
コ、クロアチア)に分かれる。この「スラブ語学概説I」では、このようなスラブ諸語の初期の歴
史と構造について概説する。はじめにスラブ世界の成立について述べたうえで、スラブ世界最古の
書き言葉として9世紀末に成立した古教会スラブ語の構造を概観し、スラブ語の仕組みを学ぶ。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業への参加状況と学期末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時に必要な資料、テクストをプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくにない。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
もし第2外国語でロシア語を勉強しはじめた人がいたら、是非出席してみてください。きっと役に
たちます。同時に、ロシア語の文字(キリル文字と言います)を読めない人にも配慮します。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
7
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水5
佐藤 昭裕
授業形態 講義
スラブ語学概説Ⅱ
[授業の概要・目的]
ロシアから旧東欧にかけて広大な地域に分布するスラブ民族の言葉であるスラブ諸語の構造と歴史
を学ぶ。
[授業計画と内容]
スラブ語は、大きく東スラブ(ロシア語、ウクライナ語等)、西スラブ(ポーランド語、チェコ語、
スロヴァキア語等)、南スラブ(セルビア語、クロアチア語、ブルガリア語、マケドニア語等)の
3つのグループに分かれる。キリル文字(ロシア文字)を用いる正教文化圏(ロシア、ウクライナ、
セルビア、ブルガリア、マケドニア)、ラテン文字を用いるカトリック文化圏(ポーランド、チェ
コ、クロアチア)に分かれる。この「スラブ語学概説II」では、前期開講の「スラブ語学概説I」で
その構造を学んだ9世紀の古教会スラブ語文法から出発して、実際に古教会スラブ語福音書のテク
ストを講読するとともに、現代のスラブ諸語に翻訳された『星の王子様』を講読することにより、
9世紀以降現代に至る東、西、南の各スラブ語の実際の姿と特徴に触れる。
[履修要件]
前期開講の「スラブ語概説Ⅰ」を履修していることが望ましい。絶対的要件とはしないが、受講者
自身にとっても有益である。
[成績評価の方法・基準]
授業への参加状況と学期末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくにない。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
もし第2外国語でロシア語を勉強しはじめた人がいたら、是非出席してみてください。きっと役に
たちます。しかし、同時に、ロシア語の文字(キリル文字と言います)を読めない人にも配慮しま
す。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
8
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金2
松村 朋彦
授業形態 講義
恋するドイツ文学
[授業の概要・目的]
とかく暗くて重いと思われがちなドイツ文学を、恋愛というテーマにそくして読みなおしてみたい。
ドイツ文学のさまざまな作家や作品にかんする知識と理解を深めると同時に、文学作品を通して愛
の諸相について考察することを目的とする。もっとも、甘美な恋の物語よりも、陰惨な恋愛悲劇の
方が、ドイツ文学にはやはり似つかわしいことを再認識する結果となるかもしれないが。
[授業計画と内容]
取り上げる予定のテーマ、作家、作品は次の通り。
1 愛の諸相:ドイツ語圏の恋愛詩
2 三角関係と四角関係:ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』/『親和力』
3 嬰児殺し:ゲーテ『ファウスト』
4 すれ違う愛:クライスト『ペンテジレーア』/『聖ドミンゴ島の婚約』
5 異類婚:フーケー『ウンディーネ』
6 幼なじみの愛:シュトルム『みずうみ』/ケラー『村のロメオとユリア』
7 愛の死:ヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』
8 ファム・ファタル:ヴェデキント『地霊/パンドラの箱』
9 愛する女性:リルケ『マルテの手記』/ムージル『愛の完成』
10 少年愛と近親愛:マン『ヴェニスに死す』/ムージル『特性のない男』
11 愛と精神分析:シュニッツラー『夢小説』
12 愛の不可能性?:ジュースキント『香水』/シュリンク『朗読者』
[履修要件]
ドイツ語の知識は必要としない。
[成績評価の方法・基準]
毎回の授業時に感想や質問を書いて提出してもらい、平常点(50%)と期末レポート(50%)によ
って評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業で取り上げる作品を、できるだけ自分で読んでみてほしい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
9
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講義) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金2
授業形態 講義
ドイツの児童文学
[授業の概要・目的]
ヨーロッパでは、17世紀から18世紀にかけて「子どもの発見」がなされて以来、子どものあるべ
き姿やあるべき教育方法をめぐって膨大な言説が積み重ねられてきた。それと同時に、子どもが読
むにふさわしい本とはどのようなものか、という問題についても膨大な議論が交わされてきた。児
童文学とは、そうした議論を反映して、あるいはそうした議論に応答する形で生まれてきたもので
ある。本授業では、ドイツ語圏の児童文学作品の内容と、作品が生み出された背景(政治的・社会
的・文化的な時代状況、作者の生い立ちや思想的なバックグラウンド、先行する作品など)を総合
的に理解することをめざす。
[授業計画と内容]
本授業では、基本的に講義形式でドイツの児童文学作品とその作品が生まれた背景を紹介し、必
要に応じて他メディアへの移植(映像化、舞台化等)も視野に入れる。取り上げる予定の作品とテ
ーマは以下の通り。1課題につき1週∼2週の授業を行う予定。
●カンペ『新ロビンソン』――啓蒙主義と子どもの自主性
●グリム兄弟『子どもと家庭のメルヘン』――ロマン主義と市民的価値観
●ホフマン『もじゃもじゃペーター』――教訓と恐怖
●シュピーリ『ハイジ』――自然と教育
●ケストナー『点子ちゃんとアントン』――貧困と社会主義
●リヒター『あのころはフリードリヒがいた』――ナチズムとユダヤ人迫害
●プロイスラー『クラバート』――郷土文学と故郷喪失
●エンデ『モモ』――反資本主義とエコロジー思想
●パウゼヴァング『みえない雲』――反核と反原発
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
毎回の授業時に小課題を提出してもらい、平常点(50%)と期末レポート(50%)で評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業で取り上げる作品を、できるだけ自分で読んでみてほしい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
10
授業科目名 英語学(講義A)
<英訳> English Language (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 水4
家入 葉子
授業形態 講義
英語史A
[授業の概要・目的]
アングロ・サクソン人がブリテン島に移住してから現在に至るまでの英語の発達過程を学びます。
また、英語史についての知識を活かしながら、現代英語をどのように理解し、分析することが可能
であるかを考察します。
[授業計画と内容]
英語史についての基本的な知識を学ぶために『ベーシック英語史』を読み、同時に『古英語・中
英語初歩』を使用して、具体的な文献の講読も行います。『ベーシック英語史』については原則と
して講義形式で進め、『古英語・中英語初歩』については、受講者にも参加を求めることがありま
す。英語学講義Aでは、『ベーシック英語史』の前半を扱い、『古英語・中英語初歩』については、
主に古英語の文献を講読します。
その他、必要に応じて論文等の教材を追加することがあります。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
家入葉子 『ベーシック英語史』(ひつじ書房)
市河三喜・松浪有 『『古英語・中英語初歩』 』(研究社)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『英語の歴史――過去から未来への物語』(中公新書)
R. Hogg & D. Denison 『A History of the English Language』(CUP)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
11
授業科目名 英語学(講義B)
<英訳> English Language (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 水4
家入 葉子
授業形態 講義
英語史B
[授業の概要・目的]
アングロ・サクソン人がブリテン島に移住してから現在に至るまでの英語の発達過程を学びます。
また、英語史についての知識を活かしながら、現代英語をどのように理解し、分析することが可能
であるかを考察します。
[授業計画と内容]
英語史についての基本的な知識を学ぶために『ベーシック英語史』を読み、同時に『古英語・中
英語初歩』を使用して、具体的な文献の講読も行います。『ベーシック英語史』については原則と
して講義形式で進め、『古英語・中英語初歩』については、受講者にも参加を求めることがありま
す。英語学講義Bでは、『ベーシック英語史』の後半を扱い、『古英語・中英語初歩』については、
主に中英語の文献を講読します。
その他、必要に応じて論文等の教材を追加することがあります。
[履修要件]
英語学講義Aの続きとなっていますので、できるだけ英語学講義Aを受講した上で、本講義を受
講するようにしてください。やむを得ない事情で英語学講義Bからの受講になる場合は、『ベーシ
ック英語史』の前半部分を自習してから受講してください。
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
家入葉子 『ベーシック英語史』(ひつじ書房)
市河三喜・松浪有 『古英語・中英語初歩』(研究社)
[参考書等]
(参考書)
寺澤盾 『英語の歴史――過去から未来への物語』(中公新書)
R. Hogg & D. Denison 『A History of the English Language』(CUP)
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
12
授業科目名 英文学(講義A)
<英訳> English Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
開講期 前期
曜時限 金3
授業形態 講義
英文学講義 A
[授業の概要・目的]
英文学史上の著名な作品を紹介しながら、英文学の歴史的変遷について考える。前期は古英語の時
代から18世紀前半までについて、詩を中心に扱う。
[授業計画と内容]
特に韻文の形式に焦点を当てながら、以下の順で授業を進める。
1. Beowulf
2. Geoffrey Chaucer, The Canterbury Tales
3. Sir Thomas Wyatt and Henry Howard, Earl of Surrey
4. William Shakespeare, The Sonnets
5. William Shakespeare, Henry V
6. John Milton, Paradise Lost
7. John Dryden, Virgil's Aeneid
8. Alexander Pope, The Rape of the Lock, The Iliad of Homer
各項目に1-2回の講義をあてる。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
中間レポートと学期末レポートによって評価する。両方のレポートを提出することが単位取得の条
件。
[教科書]
プリント配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
英文学講義Bと今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
13
授業科目名 英文学(講義B)
<英訳> English Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 金3
佐々木 徹
授業形態 講義
英文学史概説(小説・散文)
[授業の概要・目的]
英文学史上の有名な小説・散文を紹介しながら、英文学の歴史的変遷について考える。
[授業計画と内容]
通常、文学史は古いところから説き起こすのであるが、この講義では新しいところから遡る。少し
でも馴染みのある世界から入ったほうがわかりやすいのではないか、という発想に基づく配慮であ
る。従って第1回は現代作家のKazuo Ishiguroを取り上げる。以後、一つの世紀に4回の講義をあてて
20世紀から順に時代を上っていく予定。
[履修要件]
英文学(講義A)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
学期末に提出してもらうレポートによって評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業で紹介した作家について興味がわけば自力でどんどん読み進める知的好奇心をもってもらいた
い。
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
14
授業科目名 アメリカ文学(講義A)
<英訳> American Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
開講期 前期
曜時限 火5
授業形態 講義
アメリカ文学史I
[授業の概要・目的]
植民地時代から20世紀初頭にいたるまでのアメリカ文学史のおおまかな流れをたどる。各時代を代
表する作家、作品を紹介するとともに、できるだけ具体的に個々の作家の文章に触れてもらうこと
を心がけたい。アメリカ文学に関する基礎知識の習得、ならびにアメリカ文学を本格的に学んでい
くための土台作りを目的とする。
[授業計画と内容]
以下の内容を順次扱っていく予定。
1.植民地時代から独立期まで(Franklin他)
2.初期の小説(C.B. Brown, Irving, Cooper他)
3.Edgar Allan Poe
4.超越主義(Emerson, Thoreau他)
5.Nathaniel Hawthorne
6.Herman Melville
7.WhitmanとDickinson
8.南北戦争期
9.Mark Twain
10.Henry James
11.自然主義(Norris, Dreiser他)
12.WhartonとCather
13.F. Scott Fitzgerald
14.Ernest Hemingway
[履修要件]
アメリカ文学(講義B)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
期末試験(50%)とレポート(50%)により評価する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
15
授業科目名 アメリカ文学(講義B)
<英訳> American Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 火5
若島 正
授業形態 講義
アメリカ文学史II
[授業の概要・目的]
20世紀前半から現在にいたるまでのアメリカ文学史を概観する。個々の作家や作品を通時的に紹介
するのみならず、さまざまな大衆小説ジャンルや批評史についても講義する予定。
アメリカ文学に関する基礎知識の習得、ならびにアメリカ文学を本格的に学んでいくための土台作
りを目的とする。
[授業計画と内容]
以下の内容を順次扱っていく予定。
1.小説1
2.小説2
3.小説3
4.小説4
5.小説5
6.小説6
7.小説7
8.小説8
9.大衆小説1
10.大衆小説2
11.詩
12.演劇
13.批評史1
14.批評史2
[履修要件]
アメリカ文学(講義A)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
学期末試験(50%)とレポート(50%)により評価する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
16
授業科目名 フランス語学(講義) <英訳> French Language (Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 4
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 通年
曜時限 水2
田口 紀子
授業形態 講義
フランス語学講義
[授業の概要・目的]
フランス語の仕組みと文学テクストの構造について、文学テクストの抜粋を読みながら理解を深め
ることを目的とする。
[授業計画と内容]
はじめにフランス語の歴史を概説したあと、いくつかの言語学的トピックを取り上げ、フランス
文学作品の抜粋を読みながらテクストでの具体的な用例を分析し、その機能を解説する。1課題に
2∼3回の授業を当てる。
1.フランス語の歴史 2.発話と発話行為
3.レシとディスクール 4.直説法半過去と単純過去の違い
5.話法と内的独白 6.視点
7.映し手と語り手 8.冠詞と照応 など
[履修要件]
フランス語初級を習得していること。
[成績評価の方法・基準]
平常点と定期試験。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
17
授業科目名 フランス文学(講義) <英訳> French Literature (Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 永盛 克也
開講期 前期
曜時限 木2
授業形態 講義
フランス文学講義
[授業の概要・目的]
フランス演劇の代表的作品を時代の文化的・社会的状況に即して紹介していくとともに、それぞれ
の時代における演劇論(批評、創作論、演技論、受容論、さらには「反演劇」論も含む)にも言及
する。時代や社会と密接に関わるジャンルとしてのフランス演劇の流れについて理解を深める。
[授業計画と内容]
以下のテーマについて、それぞれ1∼2回の授業を行う予定である。
1 近代フランス演劇の復興
2 17世紀の演劇ーバロックから古典主義へ 3 フランス古典演劇の完成
4 18世紀の喜劇
5 18世紀の演劇論
6 ロマン主義と演劇
7 19世紀の演劇
8 20世紀の演劇
まとめ フランス演劇の流れ
[履修要件]
フランス語の初歩的知識があることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
期末レポート
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
18
授業科目名 フランス文学(講義)
<英訳> French Literature (Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 木2
増田 眞
授業形態 講義
近代フランス小説の変遷―17-20世紀―
[授業の概要・目的]
小説が文学において中心的な位置を占めることは自明のことのように思われがちであるが、実際に
はそれは比較的新しい事態である。また、小説が文学ジャンルとして確固たる地位を築いてからも、
小説観は多くの変遷を経ており、それは当然、作品にも影響している。この講義では、17世紀末か
ら20世紀までの何人かの作家(あるいはいくつかのグループや潮流)を取り上げ、なるべくその小
説観にもふれつつ、主要作品を紹介する。扱う予定の作家は、マリヴォー、ルソー、ディドロ、ス
タンダール、バルザック、フロベール、ゾラ、ジッド、プルースト、など。
[授業計画と内容]
全体的な紹介ののち、各時代の傾向を概観しつつ、それぞれの時代について何人かの作家を取り上
げ、その主要な小説作品の抜粋を紹介する予定。
作品の抜粋を紹介することが授業の中心になるが、作品の原文だけでなく、翻訳も参照して2回生
や仏文以外の学生でも無理なく参加できるようにする。
[履修要件]
初級フランス語をすでに履修していることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
授業で取り上げられた作家、作品についてレポートを提出してもらう予定。
[教科書]
使用しない
プリントを使用する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
19
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講義) 担当者氏名 国際高等教育院 教授
<英訳> Italian Language and Literature (Lectures)
配当学年 1回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 火2
天野 惠
授業形態 講義
イタリア文学史講義
[授業の概要・目的]
イタリア文学にアクセスするための準備と基礎を理解させると同時に、イタリア語学イタリア文学
専修を選択する学生に対しては研究の道への導入を行なうことを目的とする。
[授業計画と内容]
はなはだ当然ながら、イタリアの文学作品はわれわれ日本人読者を想定して創られてはいない。と
りわけダンテをはじめとする古い時代の作品は、われわれ現代の日本人とは大きく常識を異にする
人々によって、またそうした人々を念頭において産み出されており、従ってこれらにアクセスする
ためには単にイタリア語を習得するだけでは不十分である。本講義においては、外国文学の受容に
潜むさまざまな問題点から目を逸らすことなく、一歩一歩イタリア文学の本質に近づいていくこと
をめざす。言語と文学の関係や作品成立の背景となった社会や文学形式、さらには研究方法などに
も言及しながら、イタリア文学を包括的に解説していく予定。学生と教員のコミュニケーションを
最も重要視し、質問や要望には可能な限り応じる。
[履修要件]
基本的にイタリア語の知識は要求しないので、誰にでも履修可能。
[成績評価の方法・基準]
平常点を基礎とするが、履修者数に応じて適切な方法を取る予定。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
なし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
なし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
20
文学研究科
文学研究科
国際高等教育院
授業科目名 西洋文学入門(講義) 担当者氏名 文学研究科
<英訳> Introduction to Western Literature (Lectures)
文学研究科
文学研究科
文学研究科
配当学年 1,2回生
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木5
教授
教授
教授
教授
准教授
准教授
教授
佐藤 昭裕
松村 朋彦
天野 惠
田口 紀子
森 慎一郎
マルティン チエシュコ
佐々木 徹
授業形態 講義
西洋文学入門
[授業の概要・目的]
西洋文化学系の専任教員7名によるリレー講義。西洋文学の作品を11篇取り上げ、各担当者がその
魅力を語る。西洋文学にかんする全般的な理解を深めることを目的とするが、それと同時に、さら
に深く学びたい人を西洋文化学系へといざなう、動機づけの役割をはたすことも期待している。
[授業計画と内容]
第1∼2週(4月10日、17日、イタリア文学、天野):マキアヴェリ『君主論』
第3∼4週(4月24日、5月1日、西洋古典、チエシュコ):ホメーロス『イーリアス』;エウリ
ーピデース『メーディア』
第5∼6週(5月8日、15日、スラブ文学、佐藤):作者不詳『ロシア原初年代記』(過ぎし年月
の物語)名古屋大学出版会1987年;A. P. チェーホフ『三人姉妹』浦雅春訳・光文社古典新訳文庫
2009他いくつかの邦訳あり
第7∼8週(5月22日、29日、ドイツ文学、松村):シャミッソー『影をなくした男』(岩波文庫)
;エンデ『モモ』(岩波少年文庫)
第9∼10週(6月5日、12日、イギリス文学、佐々木):ディケンズ『大いなる遺産』(河出文庫)
第11∼12週(6月19日、26日アメリカ文学、森):フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』
(新潮文庫、中央公論新社)
第13∼14週(7月3日、10日、フランス文学、田口):アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』(
岩波文庫、新潮文庫);アルベール・カミュ『異邦人』(新潮文庫)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
レポートにより評価する。
[教科書]
使用しない
西洋文学入門(講義) (2)へ続く↓↓↓
21
西洋文学入門(講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する。
授業で取り上げる作品の多くは、下記のサイトでも紹介されている。
(関連URL)
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/wl/index.html(「西洋文学この百冊」)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
22
授業科目名 西洋古典学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
<英訳> Greek and Latin Classics (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水3
授業形態 特殊講義
Scholarship on Homer's Iliad
[授業の概要・目的]
We will acquaint ourselves with the most recent developments in scholarly work on Homer's Iliad.
[授業計画と内容]
We will read and discuss secondary literature on Homer, esp. as an introduction to reading the Iliad in the
original Greek. Everything that elucidates the language and society of the Iliad will be dealt with, Literary
criticism and archaeological evidence will also help us familiarize ourselves with arguably the most
monumental and influential work of Greek literature.
Participants are invited to attend my seminar on the Iliad, Books 1 and 2.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance and participation in class.
[教科書]
I will provide handouts. Class instruction will be conducted in English, but students can use Japanese during
their presentations.
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
23
授業科目名 西洋古典学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Greek and Latin Classics (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金4
高橋 宏幸
授業形態 特殊講義
ウェルギリウス研究
[授業の概要・目的]
ラテン文学を代表する詩人ウェルギリウスの詩作について考究する。『牧歌』を精読し、テオクリ
トスが創始したジャンルを詩人がどのようにローマへ引き継いだか観察する。
[授業計画と内容]
恋の悩み以外に何一つ憂いの影が見当たらないようにも思えた牧歌世界に詩人は不条理と狂気に近
い激情を持ち込んだ。それらに着目しつつ、『農耕詩』、『アエネーイス』という後の詩作との関
連も見据えながら、作品理解を試みる。
[履修要件]
ラテン語文法を修得し、なんらか原典を読んだ経験があること。
[成績評価の方法・基準]
平常点、および、期末レポート。
[教科書]
R.A.B.Mynors(ed.) 『P.Vergili Maronis Opera.(OCT)』(これを標準テキストとするが、各自用意でき
るものも可。)
[参考書等]
(参考書)
R. Coleman 『Vergil Eclogues』(Cambridge UP)ISBN:0521291070
W. Clausen 『Virgil Eclogues』(Oxford UP)ISBN:9780198150350
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
24
授業科目名 西洋古典学(特殊講義)
担当者氏名 大阪大学
<英訳> Greek and Latin Classics (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金4
内田 次信
授業形態 特殊講義
『オデュッセイア』をめぐって―受容研究と作品解釈
[授業の概要・目的]
前6世紀のクセノパネスから、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』(1922年)、あるいはデレ
ク・ウォルコットの長編詩『オメロス』(1990年)と劇『オデュッセイア』(1993年)に至るまで、
ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』が連綿としてどのように受容されたかについて考察するとと
もに、テクストを丁寧に読んでその芸術性を味わい、受容研究を媒介としながら作品理解を深める
のが、この授業の目的である。1.『オデュッセイア』のあらまし
2.∼4.古代における受容
5.中世における受容
6.∼8.ルネサンスおよび近代における受容
9.∼12.20世紀における受容
13.テクストの芸術性
14.∼15 テクスト解釈の試み
[授業計画と内容]
1.『オデュッセイア』のあらまし
2.∼4.古代における受容
5.中世における受容
6.∼8.ルネサンスおよび近代における受容
9.∼12.20世紀における受容
13.テクストの芸術性
14.∼15 テクスト解釈の試み
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
レポートの成績(80%) 平常点評価(20%)
平常点評価は毎回の出席と授業ごとに課す小レポートの評価を含む。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
西村 賀子 『ホメロス『オデュッセイア』〈戦争〉を後にした英雄の歌』(岩波書店)ISBN:9784-00-028300-7
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
古典ギリシア語の知識がなくてもよい。西洋古典学専修以外の学生も参加可能。ただし、邦訳(岩
波文庫版の松平千秋訳)でよいので『オデュッセイア』を事前に読んでおくことが望ましい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
25
授業科目名 西洋古典学(演習) <英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
担当者氏名 文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
開講期 通年
曜時限 金3
授業形態 演習
Homer's Iliad 1-2
[授業の概要・目的]
Using the most up-to-date, multi-volume German commentary edited by Joachim Latacz, we will be reading
the Iliad in the original at the steady pace of some 50-60 lines per week.
[授業計画と内容]
We will be reading Homer's Iliad, approximately one Book per term, starting with Book 1 in the Spring term
and continuing with Book 2 in the autumn.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance, participation, and an occasional pop quiz on vocabulary.
[教科書]
J. Latacz, ed. 『Homers Ilias』(De Gruyter)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
26
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 月5
高橋 宏幸
授業形態 演習
オウィディウス『変身物語』
[授業の概要・目的]
オウィディウスの神話叙事詩『変身物語』を精読して、物語構成の変化の妙、繊細な人物造形、
それらの表現を支える巧みなウィットとユーモアを味わい、楽しむ。
[授業計画と内容]
『変身物語』はギリシア・ローマの神話伝承に取材した大小250あまりの物語が切れ目なく連な
って、形式上は叙事詩の体裁を取る。しかし、そこには叙事詩の本質的な要素である統一的主題が
見当たらない。詩人の執筆意図は物語が関わるあらゆるレベルで「変身」もしくは「変容」を表現
することにある。本演習はその仕掛けを読み解くことを目指す。
今期は第8巻611行より始めて、毎回70行前後を読み進む。「ピレーモーンとバウキス」、「エリ
ュシクトーン」、「ヘーラクレースの死」、「ビュブリス」といった物語を味読する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点および期末試験。
[教科書]
W.S.Anderson 『Ovid's Metamorphoses Books 6-10.』(Oklahoma 1972.)
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
原典の下調べの他、教科書に挙げた注釈書をよく読んで授業に望むこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
27
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
平山 晃司
担当者氏名 大阪大学 大学院言語文化研究科 准教授
開講期 前期
曜時限 月5
授業形態 演習
キケロー『卜占について』
[授業の概要・目的]
キケロー『卜占について』第1巻の精読を通じて、共和制末期のローマ社会における宗教生活の
一端を窺知するとともに、古代社会において宗教がいかなる役割を果たしたかという問題をも考え
る。
[授業計画と内容]
キケロー最晩年の著作の一つである『卜占について』は著者キケロー自身と弟クイントゥスの対
話という体裁をとっており、第1巻ではストイシズムに同調する後者が未来を予知するための有効
な手段として卜占を擁護し、第2巻では前者が新アカデーメイア派の立場からこれに容赦なく反駁
を加える。
授業では注釈書を参照しながら第1巻を綿密に読み解く。毎回3∼4ページずつ進む予定。
[履修要件]
ラテン語文法を修得済みであること。
[成績評価の方法・基準]
平常点による。
[教科書]
R. Giomini (ed.) 『M. Tulli Ciceronis scripta quae manserunt omnia. Fasc. 46: De divinatione. De fato.
Timaeus』(Teubner 1975)(コピーを配布する。)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
28
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 千里金襴大学
開講期 前期
曜時限 火1
岩谷 智
授業形態 演習
オウィディウス『Amores』
[授業の概要・目的]
オウィディウスの『Amores』を精読し、ラテン語の読解力を養成するとともに、恋愛詩の伝統のな
かでこの作品がどのように位置づけられるかを探る。
[授業計画と内容]
この授業では、『Amores』第1巻から読み始める。初回の授業では、テクストのコピーを配布し、
参照すべきコメンタリーを指示する。毎回の授業では、出席者に訳読をしてもらいながら、数十行
の割合ですすむ予定である。
[履修要件]
ラテン語の初級文法を既修のこと。
[成績評価の方法・基準]
平常点評価。(必要に応じて学期末テストを行う予定である。)
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
出予習が必要である。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
29
授業科目名 西洋古典学(演習)
<英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名
開講期 前期
曜時限 火3
非常勤講師 早瀬 篤
授業形態 演習
プラトン『テアイテトス』を読む
[授業の概要・目的]
昨年度に引き続き、プラトンの『テアイテトス』の原典を精読する。基本的には、古典ギリシャ語
文献を日本語に訳読するための能力を養成することが目的であるが、同時に、プラトンのテクスト
について、註釈や研究書を参照しながら、明晰な仕方で議論できるようになることも目指したい。
[授業計画と内容]
プラトンの『テアイテトス』を第二部冒頭から丁寧に読んでいく。しばしば認識論の古典と呼ばれ
るこの対話篇は、知識・信念/判断・感覚知覚などの我々の認識能力を徹底的に吟味した西洋哲学
史上最初の著作であり、現代哲学においてもその影響力を失っていない。対話篇は、ソクラテスの
「知識とは何であるか」という問いをめぐって進行し、対話相手のテアイテトスが提示する「知識
とは感覚である」「知識とは真実の信念である」「知識とは真実の信念にロゴスを加えたものであ
る」という三つの回答が、順に棄却されるという内容になっている。
授業は、毎時間、3ページ程度のテクストを、事前に担当者を決めずに、参加者全員が少しずつ
訳読するという形式にする (ただし、古典ギリシャ語にまだ慣れていない学生は、毎回の範囲の最
初の部分の訳を担当する)。注釈書や研究書を参照しつつ、内容についても議論を行う。
[履修要件]
古典ギリシャ語の初級文法を習得していること。
[成績評価の方法・基準]
平常点による。
[教科書]
E. A. Duke, et al. 『Platonis Opera, Tetralogias I-II』(Oxford Classical Text)ISBN:9780198145691
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業に参加するにはかなりの予習が必要である。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
30
授業科目名 西洋古典学(演習) <英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名
開講期 後期
曜時限 火3
非常勤講師 早瀬 篤
授業形態 演習
プラトン『第七書簡』を読む
[授業の概要・目的]
プラトンの『第七書簡』の原典を精読する。基本的には、古典ギリシャ語文献を日本語に訳読する
ための能力を養成することが目的であるが、同時に、プラトンのテクストについて、註釈や研究書
を参照しながら、明晰な仕方で議論できるようになることも目指したい。
[授業計画と内容]
半期にわたりプラトンの『第七書簡』を丁寧に読んでいく。『第七書簡』は、哲学者プラトンが亡
き友人ディオンの親族や友人たちに宛てて書いたとされる手紙であり、シュラクサイ(現在のシケ
リア)でのプラトンの活動を自伝的に記録している他、プラトンの哲学理論についての説明も含ま
れる。偽作説もあるが、プラトンの伝記的な情報についての貴重な源泉であり、プラトン哲学を学
ぶ人は一度は繙いておきたい。
授業は、毎時間、3ページ程度のテクストを、事前に担当者を決めずに、参加者全員が少しずつ
訳読するという形式にする。注釈書や研究書を参照しつつ、内容についても議論を行う。
[履修要件]
古典ギリシャ語の初級文法を習得していること。
[成績評価の方法・基準]
平常点による。
[教科書]
R. S. Bluck 『Plato’s Seventh and Eighth Letters』(Cambridge, 1947)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業に参加するにはかなりの予習が必要である。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
31
授業科目名 西洋古典学(講読)
<英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名
開講期 前期
曜時限 水2
非常勤講師 勝又 泰洋
授業形態 講読
ルーキアーノス『本当の話』
[授業の概要・目的]
紀元後2世紀の知識人ルーキアーノスの代表作『本当の話』を精読することを通じ、ギリシア語
読解能力の向上をはかる。
[授業計画と内容]
『本当の話』は、一人称の語り手による、小説体の異世界旅行譚である。プラトーンやデーモス
テネースの作品群と同じアッティカ方言で書かれており、言語的な点では極めて平易といえる。ホ
メーロスの『オデュッセイア』やヘーロドトスの『歴史』といった先行作品へのアリュージョンに
満ちた文章は、読む者に知的快楽も与えてくれる。
授業は伝統的訳読形式で進める。文法事項を確認しつつ、少しずつ、ゆっくりと読み進めていき
たい。
なお、初回授業では、ルーキアーノス及び『本当の話』に関する全般的解説を行うとともに、テ
クスト、辞書、註釈書の使用法について丁寧に説明をする。それらをふまえた上で、2回目から、
読解作業に入る。
[履修要件]
ギリシア語文法を習得していること。
[成績評価の方法・基準]
平常点。
[教科書]
M. D. Macleod (ed.) 『Luciani Opera, I』(Oxford University Press)ISBN:9780198146568(テクスト)
コピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
C. S. Jerram 『Luciani Vera Historia』(Bolchagy-Carducci Publishers)ISBN:0865162409(標準的に用
いる註釈書)
コピーを配布する。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
毎回の予習を必要とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
32
授業科目名 西洋古典学(講読) <英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
開講期 前期
曜時限 水4
授業形態 講読
Cicero, Pro Archia Poeta
[授業の概要・目的]
Cicero's speech is a beautiful defense of his teacher, of literature and the humanities in general.
[授業計画と内容]
We will read the whole speech in one term, paying special attention to grammar, vocabulary and style. It is
particularly suitable for those who have just finished a basic Latin course.
[履修要件]
Mastery of basic Latin required.
[成績評価の方法・基準]
Attendance and participation in class.
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
33
授業科目名 西洋古典学(講読) <英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 マルティン チエシュコ
開講期 後期
曜時限 水2
授業形態 講読
Lysias, On the murder of Eratosthenes
[授業の概要・目的]
We will read a speech by Lysias in defense of Euphiletos charged with the murder of Eratosthenes.
[授業計画と内容]
The speech, in pure Attic, is brilliantly written, engaging, and it concerns matters of high interest to students
of Classical Athens: the role of women in the society, concepts of adultery and hybris, private life of
Athenian citizens, even one of the very few detailed descriptions of an Athenian house...
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance and participation in class.
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
34
授業科目名 西洋古典学(講読) <英訳> Greek and Latin Classics (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 水4
高橋 宏幸
授業形態 講読
ラテン語中級講読
[授業の概要・目的]
ラテン語初級文法を終えた人を対象に、カエサル『内乱記』を教材として、ラテン語の基礎力を養
う機会を提供する。
[授業計画と内容]
カエサルの平明な文体の散文を読むことで、ラテン語の基本的な感覚を身につけることを目指す。
そのため、初級文法のおさらいを行なう一方、初級者が見落としやすい意味の区別、よく使われる
言い回し、構文の特徴などに注意を喚起しながら、原文を読む。
第1巻から始める。前49年の内乱勃発から、カエサル軍の南進、ポンペイユス軍のイタリア脱
出などの個所を教材とし、毎回、2∼3章を読み進める。
折に触れてカエサルの記述意図や歴史的背景などにも言及する。
[履修要件]
ラテン語初級文法を既習得であること。
[成績評価の方法・基準]
平常点。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
35
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月2
佐藤 昭裕
授業形態 特殊講義
古教会スラブ語研究Ⅰ
[授業の概要・目的]
聖書の翻訳のため9世紀末にスラブ世界最古の文字言語として成立した古教会スラブ語を学ぶ。
[授業計画と内容]
9世紀末に、スラブ人にキリスト教を伝道するため、テッサロニケ出身のギリシア人、キュリロス
とメトディオスの兄弟が文字を作り、聖書や他の教会文献を翻訳したことにより成立したのが、古
教会スラブ語である。南スラブ語の特徴を示すとともに、共通スラブ語の構造に極めて類似した構
造を残している。新約聖書、旧約聖書の全巻が翻訳されたと伝えられるが、現在きちんとした形で
残っているのは、そのうちの4福音書、使徒書簡、詩篇である。この授業ではその中から「福音書」
を講読することにより、この言語の基本的構造を学ぶ。出席者の顔ぶれを見、必要があれば開講に
際して文法構造を概説したあとで、実際にテクストを読み始める。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と学期末のレポート。
[教科書]
授業中にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくにない。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に示す。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
36
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月2
佐藤 昭裕
授業形態 特殊講義
古教会スラブ語研究Ⅱ
[授業の概要・目的]
聖書の翻訳のため9世紀末にスラブ世界最古の文字言語として成立した古教会スラブ語を学ぶ。
[授業計画と内容]
9世紀末に、スラブ人にキリスト教を伝道するため、テッサロニケ出身のギリシア人、キュリロス
とメトディオスの兄弟がスラブ語を書き表すための文字を作り聖書や他の教会文献を翻訳したこと
により成立したのが、古教会スラブ語である。南スラブ語の特徴を示すとともに、共通スラブ語の
構造に極めて類似した構造を残している。新約聖書、旧約聖書の全巻が翻訳されたと伝えられるが、
現在きちんとした形で残っているのは、そのうちの4福音書、使徒書簡、詩篇である。この授業で
はその中から「福音書」を講読することにより、この言語の基本的構造を学ぶ。出席者の顔ぶれを
見、必要があれば開講に際して文法構造を概説したあとで、実際にテクストを読み始める。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と学期末のレポート。
[教科書]
授業中に必要な資料、テクストをプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくにない。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に示す。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
37
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月3
服部 文昭
授業形態 特殊講義
ロシア語学の諸問題
[授業の概要・目的]
現代ロシア語の文体論について考えてゆく。
今年度は、その準備として、19世紀の著名な作家の文章を少しずつ精読する。
[授業計画と内容]
今年度は、その準備として、19世紀の著名な作家の文章を少しずつ精読する。具体的には、
プーシキン『その一発』(『ベールキン物語』から)(1831)
レールモントフ『ベーラ』(『現代の英雄』から)(1840)
ドストエフスキー『ネートチカ・ネズヴァーノヴァ』(1849)
トゥルゲーネフ『貴族の巣』(1859)
トルストイ『アンナ・カレーニナ』(1875-1877)
ガルシン『信号』(1887)
チェーホフ『恋について』(1898)
などに取り組む予定である。
単なる講義には終わらず、精読、輪読する形式で進めてゆく。受講生諸君に割り当てる際には、
本人の関心・興味と勉学・研究の進み具合を勘案の上、分担を決めようと考えているので、受講す
る諸君は積極的に参加して欲しい。
[履修要件]
ロシア語の読めることが望ましい(具体的には、少なくとも8単位は履修済みのレベルで)。
[成績評価の方法・基準]
平常点とレポートなどの総合評価を原則とする。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業中に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
38
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月3
服部 文昭
授業形態 特殊講義
ロシア語学の諸問題
[授業の概要・目的]
現代ロシア語の文体論について考えてゆく。
今年度は、その準備として、19世紀の著名な作家の文章を少しずつ精読する。
[授業計画と内容]
今年度は、その準備として、19世紀の著名な作家の文章を少しずつ精読する。具体的には、
プーシキン『その一発』(『ベールキン物語』から)(1831)
レールモントフ『ベーラ』(『現代の英雄』から)(1840)
ドストエフスキー『ネートチカ・ネズヴァーノヴァ』(1849)
トゥルゲーネフ『貴族の巣』(1859)
トルストイ『アンナ・カレーニナ』(1875-1877)
ガルシン『信号』(1887)
チェーホフ『恋について』(1898)
などに取り組む予定である。
単なる講義には終わらず、精読、輪読する形式で進めてゆく。受講生諸君に割り当てる際には、
本人の関心・興味と勉学・研究の進み具合を勘案の上、分担を決めようと考えているので、受講す
る諸君は積極的に参加して欲しい。
[履修要件]
ロシア語の読めることが望ましい(具体的には、少なくとも8単位は履修済みのレベルで)。
[成績評価の方法・基準]
平常点とレポートなどの総合評価を原則とする。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業中に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
39
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
楯岡 求美
担当者氏名 神戸大学大学院 国際文化学研究科 准教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木5
授業形態 特殊講義
19世紀ロシア文学の多様性:自己表象と他者表象からみる文化的アイデンティティの
揺らぎ
[授業の概要・目的]
「ロシアにはロシア人が住んでいる」、と単純に考えがちですが、ロシアは100以上もの民族
が住む多民族の帝国であり、その版図は20世紀のソ連にも受け継がれました。地理的にもヨーロ
ッパとアジアの端境に位置し、地政学的にも文化的にもヨーロッパとの比較においてアイデンティ
ティの揺らぎが問題となり続け、「ロシアとは何か」という問題は21世紀の現代ロシア文学にお
いても、ソローキンやペレーヴィンなどの作品の中で問われ続けています。ヨーロッパの世界観が
無意識に内面化されており、たとえば、アラブ諸国は、ロシアから見て明らかに南であるにもかか
わらず、「東」と呼ばれる奇妙な現象さえあります。
本講義では、ロシア文学の中にどのようにロシアの自己表象、他者表象が現れているのかを概観
し、ロシアの多面性を考察したいと考えています。
[授業計画と内容]
1.イントロ:ロシアの歴史と文学、多民族国家としてのロシア帝国
2.ロシアはヨーロッパか?:文学とスラヴ派vs西欧派の論争
3.ロシアから見た東西南北
・純粋性(北)
・異郷への憧憬と畏怖(東・南)
・コンプレックスとして(西)
4.ロシアのルーツとエキゾチズム
・ルーツとしてのウクライナ:ゴーゴリ
・異文化としての「民衆」:フォークロア
5.ロシア的「自然」の発見と創造 以上のような論点を手がかりに、19世紀ロシア文学を概観する。
プーシキン『スペードの女王』、ゴーゴリ『ヴィー』、レールモントフ『アシク・ケリブ』、チェ
ルヌィシェフスキー『なにをなすべきか』、トゥルゲーネフ『猟人日記』、ガルシン『赤い花』、
オドエフスキー『四三三八年』、スンドゥキャン『ペポ』、ツァガレリ『ハヌマ』など。
授業時に随時、課題を支持する。翻訳があるものについては読むことが望ましい。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末レポートによって成績を評定する。
論考の構成力、論理的説得性、文章表現力を重視して採点する。
[教科書]
授業中に指示する
参照する小説、論文については、随時指示しますが、翻訳テキストについては、できる限り各自入
スラブ語学スラブ文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
40
スラブ語学スラブ文学(特殊講義)(2)
手して読むようお願いします。
[参考書等]
(参考書)
小野理子他 『ロシア文学史』(岩波文庫)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業前に取り上げる小説を読んでおくことが望ましいです。
授業中に、ロシア語表現に関する説明も行いますが、ロシア語は必須ではありません。ただし、理
解する(興味を持つ)よう、努力してください。
連絡先:[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
41
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者氏名
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木4
非常勤講師 井上 幸和
授業形態 特殊講義
スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
[授業の概要・目的]
ロシア語を中心としたスラヴ諸語世界とバルト諸語世界をいくつかの側面から概説する。東ヨーロ
ッパ比較言語論Aでは、現代のスラヴ諸語世界とバルト諸語世界をそれらの周辺のヨーロッパ諸語
との比較対象で概観する。
[授業計画と内容]
次のようなテーマで、それぞれ1−3回の授業数でトピック的にまとめる。
1 スラヴ言語世界とバルト言語世界。総説。
2 スラヴ言語世界の内と外。
2.1 スラヴ諸語の概説。
2.2 バルト諸語の概説。
2.3 印欧諸語の中のスラヴ語
2.4 印欧諸語の中のバルト語
3.文字圏と宗教圏
4.スラヴ語の歴史
5.バルト語の歴史
6.スラヴ語とバルト語、およびその他の印欧諸語との関係。
[履修要件]
できるだけ、日本語と英語の知識の範囲内で講義を行うが、内容の性質上、ロシア語の基礎知識の
あることが望ましいので、最低限、ロシア文字の知識、できればロシア語初級の知識があることが
望ましい。
[成績評価の方法・基準]
出席、授業態度、レポートを総合して判定する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
紹介する参考文献のうち、少なくとも日本語もしくは英語で書かれたものについては、極力目を通
してほしい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
42
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(特殊講義)
担当者氏名
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木4
非常勤講師 井上 幸和
授業形態 特殊講義
言語学(特殊講義)
[授業の概要・目的]
ロシア語を中心としたスラヴ諸語世界とバルト諸語世界をいくつかの側面から概説する。東ヨーロ
ッパ比較言語論Bにおいては、スラヴ諸語とバルト諸語を歴史的にとらえる。
[授業計画と内容]
次のようなテーマで、それぞれ1−3回の授業数でトピック的にまとめる。
1.印欧諸語比較言語学の概要
2.古代スラヴ語の概説
3.スラヴ語の歴史概要
4.バルト語の歴史概要
5.スラヴ祖語とバルト祖語
6.スラヴ語とバルト語、およびその他の印欧諸語との関係。
7.東ヨーロッパ言語世界研究の課題
[履修要件]
できるだけ、日本語と英語の知識の範囲内で講義を行うが、内容の性質上、ロシア語の基礎知識の
あることが望ましいので、最低限、ロシア文字の知識、できればロシア語初級の知識があることが
望ましい。
[成績評価の方法・基準]
出席、授業ヘの参加、レポートを総合して評価する。
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
43
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水2
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ポーランド文学演習Ⅰ
[授業の概要・目的]
Jaroslaw Iwaszkiewicz (1894-1980) の長編小説『栄光と称賛』Slawa i chwala (1956-1962)を読む。
[授業計画と内容]
Jaroslaw Iwaszkiewicz (1894-1980) は戦間期から戦後にかけて活躍した現代ポーランドを代表する作
家の一人である。邦訳された作品として、中編小説「尼僧ヨアンナ」の他、いくつかの短編が紹介
されている。この演習の授業では、彼の代表的な長編作品『栄光と称賛』Slawa i chwala (19561962) を精読する。この物語は1914年、第一次世界大戦前夜のオデッサを舞台にした1シーンから始
まり、第二次大戦直後のポーランドで終わる。前学年の続き(第8部Dojrzale winogrona, II、p.256よ
り)から始めるが、登場人物とこれまでの出来事については、最初の授業時に簡単に解説する。
[履修要件]
ポーランド語の初級文法を修めていること。独習でも構わない。
[成績評価の方法・基準]
授業への出席と学期末のレポートの両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくにない。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
44
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水2
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ポーランド文学演習Ⅱ
[授業の概要・目的]
Jaroslaw Iwaszkiewicz (1894-1980) の長編小説『栄光と称賛』Slawa i chwala を読む。
[授業計画と内容]
Jaroslaw Iwaszkiewicz (1894-1980) は戦間期から戦後にかけて活躍した現代ポーランドを代表する作
家の一人である。邦訳された作品として、中編小説「尼僧ヨアンナ」の他、いくつかの短編がある。
この演習の授業では、彼の代表的な長編作品『栄光と称賛』Slawa i chwala (1956-1962) を精読する。
この物語は1914年、第一次世界大戦前夜のオデッサを舞台にした1シーンから始まり、第二次大戦
直後のポーランドで終わる。前学期(「ポーランド文学演習I」)の続きから始める。必要があれ
ば、登場人物等について、最初の授業で説明する。
[履修要件]
ポーランド語の初級文法を修めていること。独習でも構わない。
[成績評価の方法・基準]
授業への出席と学期末のレポートの両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくになし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
45
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月5
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ロシア文学演習Ⅰ
[授業の概要・目的]
ドストエフスキーの『罪と罰』を読む。
[授業計画と内容]
Ф.М.Достоевскийの長編小説『罪と罰』(Преступление и наказа
ние、文字通りに訳せば『犯罪と処罰』を読む。テクストはФ.М.Достоевский. По
лное собрание сочинений в тридцати томах. т.6. 1973. を用
いる。前学年の続き(第2部、1章、p.75より。)
[履修要件]
初級文法を修めていること。ただし独習であっても構わない。自分の力に不安がある人は前もって
教員に相談してください。
[成績評価の方法・基準]
出席の状況と学期末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくになし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
46
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月5
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ロシア文学演習Ⅱ
[授業の概要・目的]
ドストエフスキーの『罪と罰』を読む。
[授業計画と内容]
Ф.М.Достоевскийの長編小説『罪と罰』(Преступление и наказа
ние、文字通りに訳せば『犯罪と処罰』を読む。テクストはФ.М.Достоевский. По
лное собрание сочинений в тридцати томах. т.6. 1973. を用
いる。(前学期「ロシア文学演習I」の続き)。
[履修要件]
初級文法を修めていること。独習であっても構わない。自分の力に不安がある人は前もって教員に
相談してください。
[成績評価の方法・基準]
出席の状況と学年末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
特になし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
47
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(演習) 担当者氏名
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月4
非常勤講師 Valerij Grecko
授業形態 講読
近現代ロシアの短編小説
[授業の概要・目的]
ロシア語能力(読解力、コミュニケーション能力)を高め、ロシア文学やロシア文化に対する理解
を深めるとともに、文学理論についての知識を得る。
[授業計画と内容]
19世紀から20世紀にかけて書かれた短編小説(プーシキン、チェーホフ、ハルムス、プラトーノフ
など)をロシア語で読み、分析する。ロシア語で書かれたテクストを精読し、それぞれの作家独自
の文体や表現をじっくり味わいたい。また、分析にあたっては文学理論に関する論文を適宜参照す
る。文学研究にとって重要な概念や方法論についての知識を得るとともに、具体的な作品分析にど
のように応用できるかを考える。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
成績は平常点(出席状況、課題への取り組み、討論への貢献度など)で評価する。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
質問等がある場合はメールで連絡してください。[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
48
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金2
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ロシア文学講読Ⅰ
[授業の概要・目的]
ロシア語の初級文法を終えた2回生以上の学生諸君が、辞書を引き、自分で少しずつロシア語のテ
クストを読めるようになるのを手助けする。後期開講の「ロシア文学講読II」とあわせて毎回出席
すれば、学年の終わりにはかなりの力がつく筈である。
[授業計画と内容]
19世紀ロシア文学の中から、出席者の学習レベルにあわせ、適当な作品を選んで講読する。必要な
文法事項の復習にも努めながら、できるだけ読みやすい文章を精確に、かつ多く読むことを目指す。
出席者の学力を見たうえで、アントン・チェーホフの短編ないしは戯曲を読むことになろう。やさ
しい文章から始めて、読解力がつくのに応じて、スピードを上げていく。教員は各自が自分で読む
手助けをするので、しっかりと予習してきて欲しい。
[履修要件]
初級文法を修めていること。ただし独習であっても構わない。未修者は教員に予め相談してくださ
い。
[成績評価の方法・基準]
出席の状況と学期末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくになし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
49
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金2
佐藤 昭裕
授業形態 講読
ロシア文学講読Ⅱ
[授業の概要・目的]
ロシア語の初級文法を終えた2回生以上の学生諸君が、辞書を引き、自分で少しずつロシア語のテ
クストを読めるようになるのを手助けする。前期開講の「ロシア文学講読I」とあわせて1年間毎
回出席すれば、学年の終わりにはかなりの力がつく筈である。
[授業計画と内容]
19世紀、20世紀ロシア文学の作品の中から、出席者の学習レベルにあわせ、適当な作品を選んで講
読する。必要な文法事項の復習にも努めながら、できるだけ読みやすい文章を精確に、かつ多く読
むことを目指す。前期開講の「ロシア文学講読I」に続いて19世紀の作家の作品あるいは20世紀ソ
ビエト・ロシア時代の作家の作品を読むことになろう。この「ロシア文学講読II」では徐々にスピ
ードを上げ、また多少難しい文章にも挑戦する。
[履修要件]
初級文法を修めていること。ただし独習であっても構わない。未修者は教員に予め相談してくださ
い。
[成績評価の方法・基準]
出席の状況と学期末の試験の両方で評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
とくになし。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業時に指示する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
50
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読)
担当者氏名 人文科学研究所 准教授 伊藤 順二
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火3
授業形態 講読
露書購読1
[授業の概要・目的]
19世紀前半を扱った史料集の講読を通じて、ロシア語の一般的読解力を向上させるとともに、公文
書・公的書簡・私的書簡・回想録などのさまざまな文体に触れさせ、19世紀的な文体に習熟させる。
[授業計画と内容]
以下の史料集をテクストとする予定である。 東アジアと関係の深い露米会社の行跡をたどることで、
ロシア語の文章を身近に感じられるようにしたい。
Российско-американская компания и изучение Тихо
океанского Севера : сборник документов
(Исследования Русских на Тихом океане в XVIII-первой
половине XIX в.), 1994,(『ロシア・アメリカ会社と太平洋北部の調査:資料集 (18世紀
から19世紀前半のロシア人による太平洋探検)』)
ただし、受講者の希望によってテクストを変更する可能性もある。
受講人数にもよるが、毎回1頁程度、一人あたり数行∼十数行ずつの割当てで進行する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末テストはおこなわない。出席と予習の精度による。
[教科書]
使用しない
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
露和辞典は研究社出版のものを所持していることが望ましい。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜4限とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
51
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(講読)
担当者氏名 人文科学研究所 准教授 伊藤 順二
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars) (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火3
授業形態 講読
露書講読2
[授業の概要・目的]
ロシア革命直後の時期をあつかう資料集を講読し、ロシア語の一般的読解力を向上させるとともに、
公文書・公的書簡・私的書簡・回想録などのさまざまな文体にも習熟させる。
[授業計画と内容]
以下の史料集をテクストとする予定である。 日本と関係の深い北サハリン関係の史料を読解するこ
とで、ロシア語の文章を身近に感じられるようにしたい。
Победа советской власти на Северном Сахалине (19171925 гг.) : сборник документов и материалов, Южно-Сахал
инск, 1959. (『北サハリンにおけるソヴェト権力の勝利(1917-1925年):資料集』)
ただし、受講者の希望によってテクストを変更する可能性もある。
受講人数にもよるが、毎回1頁程度、一人あたり数行∼十数行ずつの割当てで進行する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末テストはおこなわない。出席と予習の精度による。
[教科書]
使用しない
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
露和辞典は研究社出版のものを所持していることが望ましい。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜4限とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
52
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(外国人実習)
担当者氏名
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 1
開講期 前期
曜時限 木3
非常勤講師 VINOGRADOVA, Svetlan
授業形態 外人実習
ロシア語実習
[授業の概要・目的]
話すこと、書くことの両面にわたって現代ロシア語の確実な知識の習得を目指す。基本的な日常表
現から始めて、よく使われる語彙、熟語、文法的形式を身に付けるることを目指す。
[授業計画と内容]
文法の授業で習ったことをネーティブ教員との対話によってひとつひとつ確認し、確実にロシア語
の力を身に付けていくことを目指す。出席者の興味に応じて具体的なテーマを設定し、それによっ
て授業を進める。それぞれのテーマはロシアにおける実際の生活の場を想定したテクストとそれを
発展させる対話、さらに練習課題からなる。また日常的会話の場面だけでなく、知的な対話の場面
を想定した訓練や一定のテーマによって文章を書く訓練も行う。
[履修要件]
ロシア語初級文法を習得していることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
出席状況、授業時の参加状況、課題の提出状況と学年末の試験の結果を総合して評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
必要に応じて映像資料、音声資料、ロシアで発行されている雑誌等を補助教材として用いる。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
53
授業科目名 スラブ語学スラブ文学(外国人実習) 担当者氏名
<英訳> Slavic Languages and Literatures (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 1
開講期 後期
曜時限 木3
非常勤講師 VINOGRADOVA, Svetlan
授業形態 外人実習
ロシア語実習
[授業の概要・目的]
話すこと、書くことの両面にわたって現代ロシア語の確実な知識の習得を目指す。基本的な日常表
現から始めて、よく使われる語彙、熟語、文法的形式を身に付けるることを目指す。
[授業計画と内容]
前期に続き、各自の持つ文法的知識をネーティブ教員との対話によってひとつひとつ確認し、確実
にロシア語の力を身に付けていくことを目指す。出席者の興味に応じて具体的なテーマを設定し、
それによって授業を進める。それぞれのテーマはロシアにおける実際の生活の場を想定したテクス
トとそれを発展させる対話、さらに練習課題からなる。また日常的会話の場面だけでなく、知的な
対話の場面を想定した訓練や一定のテーマによって文章を書く訓練も行う。
[履修要件]
ロシア語初級文法を習得していることが望ましい。前期の授業から継続して出席することが望まし
いが、絶対的条件とはしない。
[成績評価の方法・基準]
出席状況、授業時の参加状況、課題の提出状況と学年末の試験の結果を総合して評価する。
[教科書]
授業時にプリントの形で配布する。
[参考書等]
(参考書)
必要に応じて映像資料、音声資料、ロシアで発行されている雑誌等を補助教材として用いる。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
54
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金3
授業形態 特殊講義
カフカ文学の諸相
[授業の概要・目的]
プラハのドイツ語作家フランツ・カフカ(1883-1924)の作品は今日、さまざまな方向から解釈
されている。本授業では、主として文化史・社会史的な観点からのアプローチと、メディア論的な
アプローチ(カフカがどのようなメディアに接したか、カフカ作品がどのようなメディア的展開を
見せているか)を重視しつつ、どのような切り口でカフカ作品を読むことができるかを考えていく。
フランツ・カフカの生きた時代(世紀転換期)のヨーロッパは、社会の急激な近代化にともなう多
種多様な問題が噴出し、それが文化的な方面にさまざまな影響を及ぼしていた。そのような状況と
の相互作用から生まれたものとしてカフカ文学を捉えることで、ひいては現代社会が抱える問題に
光をあてることをめざす。
[授業計画と内容]
本授業では、カフカの生きた世紀転換期のプラハの社会的・文化的状況を見ることから始め、カ
フカの主要作品と社会的・文化的なテーマとを関連づけながら読んでいく。取り上げる予定のテー
マは以下の通り。
●世紀転換期プラハの社会と文化
●カフカの生い立ち
●カフカ初期作品とユーゲントシュティール
●長編『失踪者』と映画
●長編『訴訟』と「サラリーマン生活」
●長編『城』と第一次世界大戦
●カフカの動物物語とユダヤ人問題
●『変身』の映像化をめぐって
●日本におけるカフカ受容の歴史
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点のみで評価。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
55
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金3
松村 朋彦
授業形態 特殊講義
ゲーテ『ファウスト』を読む
[授業の概要・目的]
ゲーテのライフワークである『ファウスト』(1808/32)のなかからいくつかの場面を抜粋して読み、
作品成立の背景や、さまざまな解釈の可能性について学ぶ。舞台での上演、オペラ、映画などの映
像資料も活用する。ドイツ文学を代表するこの作品を、16世紀以来のファウスト文学の歴史のなか
に位置づけるとともに、その現代的意義についても考えてみたい。
[授業計画と内容]
取り上げる予定のテーマは次の通り。
1 ファウストとドイツ文学
2 救済の構図:3つの序曲
3 認識と行為:学者ファウスト
4 善と悪:メフィストフェレス
5 聖母と魔女:グレートヒェン
6 自然と科学:ホムンクルス
7 古代と近代:ヘレナ
8 救済と断罪:ファウストの最期
9 ファウストと音楽
10 ファウストと映画
[履修要件]
ドイツ語の知識がなくても受講できるように配慮する。
[成績評価の方法・基準]
レポートによって評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
56
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月4
奥田 敏広
授業形態 特殊講義
人造人間ゴーレムと近代ドイツ文学
[授業の概要・目的]
人造人間ゴーレムは、ユダヤ伝説に起源をもつが、その宗教的・人種的な問題を孕みつつ、また時
としてそのような枠を超えて、近代ドイツ文学においてしばしば取り上げらてきた。それは、現代
におけるロボットやクローン人間にも繋がる問題であり、空想(ファンタジー)と現実の相克の問
題でもある。さまざまなゴーレム像を通して、神による創造と比較・対置される人間による創造の
意味を問い、19世紀前半の近代ドイツ文学について理解を深める。
[授業計画と内容]
ゴーレムが登場する、アルニム、E.T.A. ホフマン、ドロステ=ヒュルスホフら、19世紀前半の作家
たちの作品を取り上げ、日本語翻訳やドイツ語原文で読みながら、上記「授業の概要と目的」で挙
げた問題について考察し、議論する。その際、並行して Beate Rosenfeld: Die Golemsage und ihre
Verweltung in der deutschen Literatur.(1934)や、Thomas Schlich: Vom Golem zum Roboter. Der Traum
vom künstlichen Menschen.(1998)といった文学とゴーレム伝説に関する評論も読み、考察と議論の参
考にする。
[履修要件]
ドイツ語の文法を学習し、習得していること
[成績評価の方法・基準]
授業参加とレポート
[教科書]
上記「授業計画と内容」で挙げた作品と評論の必要箇所をコピーして配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
指示に従い、予習ないし復習として、上記「授業の概要と目的」で言及した、日本語翻訳に目を通
し、またドイツ語原文の下調べをすることが必要です。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
57
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月4
奥田 敏広
授業形態 特殊講義
人造人間ゴーレムと近代ドイツ文学
[授業の概要・目的]
人造人間ゴーレムは、ユダヤ伝説に起源をもつが、その宗教的・人種的な問題を孕みつつ、また時
としてそのような枠を超えて、近代ドイツ文学においてしばしば取り上げらてきた。それは、現代
におけるロボットやクローン人間にも繋がる問題であり、空想(ファンタジー)と現実の相克の問
題でもある。さまざまなゴーレム像を通して、神による創造と比較・対置される人間による創造の
意味を問い、19世紀中期の近代ドイツ文学について理解を深める。
[授業計画と内容]
ゴーレムが登場する、シュトルムやヘッベルら、19世紀中ごろの作家たちの作品を取り上げ、日本
語翻訳やドイツ語原文で読みながら、上記「授業の概要と目的」で挙げた問題について考察し、議
論する。その際、並行して Beate Rosenfeld: Die Golemsage und ihre Verweltung in der deutschen
Literatur.(1934)や、Thomas Schlich: Vom Golem zum Roboter. Der Traum vom künstlichen Menschen.
(1998)といった文学とゴーレム伝説に関する評論も読み、考察と議論の参考にする。
[履修要件]
ドイツ語の文法を学習し、習得していること
[成績評価の方法・基準]
授業参加とレポート
[教科書]
上記「授業計画と内容」で挙げた作品と評論の必要箇所をコピーして配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
予習ないし復習として、上記「授業の概要と目的」で言及した、日本語翻訳に目を通し、またドイ
ツ語原文の下調べをすることが必要です。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
58
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金4
河崎 靖
授業形態 特殊講義
ドイツ語学・ゲルマン語学入門
[授業の概要・目的]
印欧語の世界を視野に収めながら、ことばの普遍性・体系性を明らかにすることを目標とする。史
的言語学の諸分野(音論、形態論、統語論等の諸領域)を対象に、言語体系の普遍的な法則性を探
るべく、通時的考究を進める。比較言語学的な方法と併せて、言語の理論的考究による種々の成果
を踏まえ、言語学の方法論上の問題についても考察する。言語体系の法則性・言語変化のメカニズ
ムを探り、そのあり方を解明することを通して、言語の本質に迫る。
[授業計画と内容]
ドイツ語学の諸分野(音論・形態論・統語論・意味論などの領域)を対象に、言語体系の普遍的な
法則性を探るべく考究を進める。言語の理論的アプローチによる種々の成果を踏まえ、言語学の方
法論上の問題についても考察する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点・小テスト・レポート等により総合的に判断する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
59
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金4
河崎 靖
授業形態 特殊講義
ドイツ語・ゲルマン語概論
[授業の概要・目的]
ドイツ語を中心にしてゲルマン諸言語を軸に、印欧語の世界を視野において、ことばの普遍性・体
系性を明らかにすることを目標とする。
[授業計画と内容]
多様性の背後に見え隠れする言語の普遍的特質を追求する。このようにして、言語体系の法則性・
言語変化のメカニズムを探り、そのあり方を解明することを通して、言語の本質に迫る。
1∼5. ゲルマン語学入門
6∼10. ドイツ語学入門
11∼13. ドイツ方言学
14∼15. 個別言語学と一般言語学(まとめとして)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点・小レポートなど、総合的に判定する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
60
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木3
授業形態 特殊講義
Literatur im geteilten Deutschland I
[授業の概要・目的]
In diesem Kurs sprechen wir über Texte aus der Zeit zwischen 1945 und 1990, die aus den beiden Staaten des
damals noch geteilten Deutschland stammen. Wir suchen dabei nach Unterschieden und Gemeinsamkeiten
und untersuchen die jeweiligen historischen und politischen Bedingungen, unter denen diese Texte
entstanden.
[授業計画と内容]
"Es gibt zwei deutsche Literaturen." -- mit diesem provokanten Satz begann der Literaturkritiker Frirz J.
Raddatz sein 1972 erschienenes Buch über die Literatur in der DDR. Ist diese Aussage angesichts der
vielfältigen Verflechtungen und Bezugnahmen der Texte aus den beiden deutschen Staaten wirklich haltbar?
Dieser Frage wollen wir uns stellen. Im ersten Teil des Kurses werden Texte aus der Nachkriegszeit bis zum
Anfang der 70er Jahre behandelt.
[履修要件]
Es wird erwartet, dass die Studenten die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・基準]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung.
[教科書]
Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Als Hilfsmittel sind Wörterbücher (auch elektronische) notwendig.
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
61
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木3
授業形態 特殊講義
Literatur im geteilten Deutschland II
[授業の概要・目的]
In diesem Kurs sprechen wir über Texte aus der Zeit zwischen 1945 und 1990, die aus den beiden Staaten des
damals noch geteilten Deutschland stammen. Wir suchen dabei nach Unterschieden und Gemeinsamkeiten
und untersuchen die jeweiligen historischen und politischen Bedingungen, unter denen diese Texte
entstanden.
[授業計画と内容]
"Es gibt zwei deutsche Literaturen." -- mit diesem provokanten Satz begann der Literaturkritiker Frirz J.
Raddatz sein 1972 erschienenes Buch über die Literatur in der DDR. Ist diese Aussage angesichts der
vielfältigen Verflechtungen und Bezugnahmen der Texte aus den beiden deutschen Staaten wirklich haltbar?
Dieser Frage wollen wir uns stellen. Im zweiten Teil des Kurses werden Texte von der Mitte der 70er Jahre
bis zur Wiedervereinigung behandelt.
[履修要件]
Es wird erwartet, dass die Studenten die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・基準]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung.
[教科書]
Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Als Hilfsmittel sind Wörterbücher (auch elektronische) notwendig.
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
62
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人文科学研究所 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火3
岡田 暁生
授業形態 特殊講義
20世紀音楽とは何だったのか(1)
[授業の概要・目的]
20世紀は西洋で生まれた芸術音楽が、19世紀ヨーロッパの帝国主義的な世界ヘゲモニーを失い始め
ると同時に、世界に拡散してあまたのクレオール的な音楽文化(ジャズやタンゴなど)を生み出し
ていく時代である。この講義では20世紀の西洋音楽史を、現代的状況が現出する第一次大戦後の
1920年代より、第二次大戦をはさんで、ポストモダンの到来する1970年前後まで、①前衛音楽の系
譜 ②クレオール音楽の系譜 ③音楽における東西冷戦状況 の三点に焦点を当てて考察する。
[授業計画と内容]
予定しているのは以下のテーマであり、それぞれに3回程度の授業を充てる予定である。
1−3回:時代区分(1918/1945/1970)
4−6回:世界音楽の誕生
7−9回:音楽の政治化について
10−12回:ノイズとダンス
13−15回:前衛音楽における科学主義
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
レポートのみによる
[教科書]
使用しない
毎回レジメを配布する
[参考書等]
(参考書)
岡田暁生 『西洋音楽史』(中公新書)
ホブズボーム 『極端な時代 上下』(三省堂)
アレックス・ロス 『20世紀を語る音楽 上下』(みすず書房)
そのほかにアドルノの『音楽社会学序説』及び『啓蒙の弁証法』及び『新音楽の哲学』には頻繁に
言及する予定なので、ぜひとも一読されたい。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
63
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(特殊講義) 担当者氏名 人文科学研究所 教授
<英訳> German Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火3
岡田 暁生
授業形態 特殊講義
20世紀音楽とは何だったのか(2)
[授業の概要・目的]
20世紀は西洋で生まれた芸術音楽が、19世紀ヨーロッパの帝国主義的な世界ヘゲモニーを失い始め
ると同時に、世界に拡散してあまたのクレオール的な音楽文化(ジャズやタンゴなど)を生み出し
ていく時代である。この講義では20世紀の西洋音楽史を、現代的状況が現出する第一次大戦後の
1920年代より、第二次大戦をはさんで、ポストモダンの到来する1970年前後まで、①前衛音楽の系
譜 ②クレオール音楽の系譜 ③音楽における東西冷戦状況 の三点に焦点を当てて考察する。
[授業計画と内容]
予定しているのは以下のテーマであり、それぞれに3回程度の授業を充てる予定である。
1−3回:ダルムシュタット楽派
4−6回:社会主義リアリズム
7−9回:社会現象としてのジャズ・エイジ
10−12回:偶然音楽の衝撃
13−15回:ミニマリズムとフュージョンの登場
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
レポートのみによる
[教科書]
使用しない
毎回レジメを配る予定
[参考書等]
(参考書)
岡田暁生 『西洋音楽史』(中公新書)
ホブズボーム 『極端な時代』(三省堂)
アレックス・ロス 『20世紀を語る音楽 上下』(みすず書房)
そのほかにアドルノの『音楽社会学序説』及び『啓蒙の弁証法』及び『新音楽の哲学』には頻繁に
言及する予定なので、ぜひとも一読されたい。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
64
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習I) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水4
授業形態 演習
アンデルセン研究の現在
[授業の概要・目的]
ハンス・クリスティアン・アンデルセン(1805-1875)はデンマークの国民作家であるが、ドイ
ツ・ロマン派の強い影響下で創作を行っていたことが知られている。一方、彼の創作したメルヘン
作品はドイツ語圏で多数の読者を獲得し、後世のドイツ文学に多大な影響を与えている。本授業で
は、アンデルセン研究の歴史を概観しつつ、時代ごとにどのような要因でアンデルセンの人と作品
の評価が変遷していっているかを理解することをめざす。
[授業計画と内容]
基本的に輪読形式でドイツ語の研究論文を読む予定であるが、必要に応じて、アンデルセン作品
のドイツ語版も読んでいく。以下のテーマに関する文献を、1テーマにつき3∼4週のペースで読む
予定である。
●アンデルセンの伝記研究① 19世紀中
●アンデルセンの伝記研究② 20世紀以降
●作品の評価の変遷
●ドイツ語圏の作家のアンデルセン受容
●児童文学としての評価の妥当性
[履修要件]
中級以上のドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・基準]
平常点のみで評価
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
65
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習I) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水4
授業形態 演習
アンデルセン研究の現在
[授業の概要・目的]
ハンス・クリスティアン・アンデルセン(1805-1875)はデンマークの国民作家であるが、ドイ
ツ・ロマン派の強い影響下で創作を行っていたことが知られている。一方、彼の創作したメルヘン
作品はドイツ語圏で多数の読者を獲得し、後世のドイツ文学に多大な影響を与えている。本授業で
は、アンデルセン研究の歴史を概観しつつ、時代ごとにどのような要因でアンデルセンの人と作品
の評価が変遷していっているかを理解することをめざす。
[授業計画と内容]
前期に引き続き、基本的に輪読形式でドイツ語の研究論文または作品を読む。
取り上げるテーマとテキストについては、受講者の希望を考慮しつつ決定する。
[履修要件]
中級以上のドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・基準]
平常点のみで評価
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
66
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習II) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火2
松村 朋彦
授業形態 演習
ドイツ文学の名作を読む(1)
[授業の概要・目的]
さまざまな時代やジャンルのドイツ文学のテクストを抜粋して読み、作品の時代背景や、作品解釈
の方法について学ぶ。ドイツ文学の作家や作品についての知識と理解を深めるとともに、卒業論文
を書くための足がかりとする。
[授業計画と内容]
前期の授業では、卒業回生全員に、卒業論文で取り上げる予定の作家、作品、テーマなどとかかわ
りのあるテクストを選んでもらい、受講者全員でそれらを順番に読んでゆく。初回の授業時に、取
り上げるテクストと授業計画について全員で協議して決定するので、受講者は必ず出席すること。
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学部学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への出席と参加)によって評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
67
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習II) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火2
松村 朋彦
授業形態 演習
ドイツ文学の名作を読む(2)
[授業の概要・目的]
さまざまな時代やジャンルのドイツ文学のテクストを抜粋して読み、作品の時代背景や、作品解釈
の方法について学ぶ。ドイツ文学の作家や作品についての知識と理解を深めるとともに、卒業論文
を書くための足がかりとする。
[授業計画と内容]
後期の授業では、3回生全員に、現在関心をもっている作家、作品、テーマなどとかかわりのある
テクストを選んでもらい、受講者全員でそれらを順番に読んでゆく。初回の授業時に、取り上げる
テクストと授業計画について全員で協議して決定するので、受講者は必ず出席すること。
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学部学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への出席と参加)によって評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、必ず下調べしたうえで出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
68
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習III) 文学研究科 准教授 川島 隆
担当者氏名
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
文学研究科 教授
松村 朋彦
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金5
授業形態 演習
ドイツ語学ドイツ文学の諸問題(1)
[授業の概要・目的]
受講者の研究発表と、それにもとづく出席者全員による討論を中心にして授業を進める。ドイツ語
学ドイツ文学研究のさまざまなテーマや方法についての理解を深めるとともに、研究発表とディス
カッションの技法を学ぶ。
[授業計画と内容]
前期の授業では、博士後期課程1回生と修士課程1回生に、前年度に提出した修士論文と卒業論文
の内容について研究発表をしてもらう。また、博士後期課程2・3回生と修士課程2回生に、博士
論文と修士論文に向けての中間報告をしてもらう。出席者は、少なくとも1度は発言すること。
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への出席と参加)によって評価する。
[教科書]
発表者が、ハンドアウトを作成して配布する。
[参考書等]
(参考書)
発表者が、必要に応じて紹介する。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
発表者は、事前に予告篇を作成して、受講者に配布しておくこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
69
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(演習III) 文学研究科 准教授 川島 隆
担当者氏名
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
文学研究科 教授
松村 朋彦
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金5
授業形態 演習
ドイツ語学ドイツ文学の諸問題(2)
[授業の概要・目的]
受講者の研究発表と、それにもとづく出席者全員による討論を中心にして授業を進める。ドイツ語
学ドイツ文学研究のさまざまなテーマや方法についての理解を深めるとともに、研究発表とディス
カッションの技法を学ぶ。
[授業計画と内容]
後期の授業では、修士課程2回生と学部4回生に、修士論文と卒業論文の中間発表をしてもらう。
また、博士後期課程1∼3回生、修士課程1回生、学部3回生に、博士論文、修士論文、卒業論文
に向けての中間報告をしてもらう。出席者は、少なくとも1度は発言すること。
[履修要件]
ドイツ語学ドイツ文学専修の学生は、できるだけ出席すること。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への出席と参加)によって評価する。
[教科書]
発表者が、ハンドアウトを作成して配布する。
[参考書等]
(参考書)
発表者が、必要に応じて紹介する。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
発表者は、事前に予告篇を作成して、受講者に配布しておくこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
70
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者氏名
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木4
非常勤講師 加賀 ラビ
授業形態 講読
シュティフターの文学
[授業の概要・目的]
シュティフターの「石さまざま」から「水晶」を抜粋して読む。シュティフターの代表作の一つに
親しむと共に、ドイツ語の基礎的読解力を養うことを目標とする。
[授業計画と内容]
19世紀オーストリアの作家アーダルベルト・シュティフター(1805-1868)の小説は、その真に
迫っていると同時に美しい自然描写と、そこから生まれる独特の静けさをたたえた作風によって知
られている。この授業では、シュティフターの物語集「石さまざま」から、彼の代表作の一つであ
る「水晶」を抜粋して読む。
[履修要件]
ドイツ語初級の授業を履修済みであることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への参加)によって評価する。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式なので、予習を必要とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
71
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木2
授業形態 講読
ドイツの「フクシマ」関連ルポルタージュ
[授業の概要・目的]
2011年の東日本大震災における福島第一原発の事故は、ドイツで大きな注目を浴び、ひいてはド
イツの脱原発政策にも影響を与えた。その際、ドイツのマスメディアが「フクシマ」に関する「過
熱報道」を行い、それが脱原発の世論形成につながったとされる。
これに対して、震災から数ヵ月後に続々と刊行されはじめた「フクシマ」関連のルポルタージュ
作品では、多くの場合、ドイツのメディア報道への批判が基調となっており、メディアが伝えなか
った震災の真実を明らかにする意図が打ち出されていた。本授業では、「ドイツ人の日本像の揺れ」
という観点からこれらのルポルタージュを読むことを通じ、異文化理解の問題について考えていく。
[授業計画と内容]
基本的に輪読形式でドイツ語のルポルタージュを読む。とくに以下のテーマを軸としてテキスト
を選定する。
●被災体験(東北)
●被災体験(首都圏)
●被災体験(それ以外)
●地震・津波をめぐるドイツのメディア報道
●原発事故をめぐるドイツのメディア報道
●日本の状況とドイツからの反応との温度差
●日本文化の特殊性
●拡散した放射能のリスクをめぐる考え方
[履修要件]
ドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・基準]
平常点のみ
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式なので、予習を必要とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
72
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者氏名
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水3
非常勤講師 宇和川 雄
授業形態 講読
伝承と創作――ハウフ『冷たい心臓』を読む(1)
[授業の概要・目的]
19世紀ドイツの作家、ヴィルヘルム・ハウフ(1802‐1827)の創作メルヘンを読む。メルヘンとい
えば、有名なものでは『グリム童話』がある。『グリム童話』は、ハウフの少し前に活躍したグリ
ム兄弟が集めたメルヘン集。世界各地の古い伝説や神話への関心が高まりを見せていた19世紀はじ
め、グリム兄弟はドイツ各地に伝わる昔話の収集にのりだした。ハウフのメルヘンはしかしひと味
違う。ハウフは古いメルヘンを保存するだけではなく、世界中の物語文学のなかから素材を拾い集
め、組みあわせ、脚色し、新しいメルヘンを紡ぎだす才能に長けていた。アラビアンナイトの物語
世界、オリエンタルなものへの憧れ、残響する古のドイツの伝承、そして揺れる近代社会の倫理―
―それらが交差するところで、ハウフの「創作メルヘン」が成立する。この授業ではハウフの代表
作『冷たい心臓』の講読によってドイツを読む基礎的な力を養いながら、「物語」とは何かという
19世紀のハウフの投げかける問いについても考察する。
[授業計画と内容]
前期に読むのは、ハウフの最後のメルヘン集『シュペッサルトの森の宿屋』(1828)に収められた
「冷たい心臓」の第一部である。ドイツの森の山奥の炭焼き職人の若者が、貨幣経済の権化である
悪魔との取引に応じるまでの顛末が描かれている。
ハウフのドイツ語は格調高いと評されるが、けっして難しくはない。子どもから大人まで楽しめる
リズミカルな文章である。講読は輪読形式で進める。最初は2ページ程度を目安に、慣れてきたら
少しずつペースを上げる。
この作品には、悪魔との取引や森に住む小人といった伝統的なモティーフを下敷きにして、貨幣経
済のおける倫理の動揺といったさまざまなテーマが織り込まれている。授業ではテキストを読みな
がら、「物語」とは何か、「小説」とは何かというハウフの投げかける問いについても考えていき
たい。
[履修要件]
ドイツ語の初級を履修済みであること。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への参加)での評価。
[教科書]
テキストはプリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式で進めるので、かならず予習をしてくること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
73
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(講読) 担当者氏名 文学研究科 准教授 川島 隆
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木2
授業形態 講読
ドイツの「フクシマ」関連ルポルタージュ
[授業の概要・目的]
2011年の東日本大震災における福島第一原発の事故は、ドイツで大きな注目を浴び、ひいてはド
イツの脱原発政策にも影響を与えた。その際、ドイツのマスメディアが「フクシマ」に関する「過
熱報道」を行い、それが脱原発の世論形成につながったとされる。
これに対して、震災から数ヵ月後に続々と刊行されはじめた「フクシマ」関連のルポルタージュ
作品では、多くの場合、ドイツのメディア報道への批判が基調となっており、メディアが伝えなか
った震災の真実を明らかにする意図が打ち出されていた。本授業では、「ドイツ人の日本像の揺れ」
という観点からこれらのルポルタージュを読むことを通じ、異文化理解の問題について考えていく。
[授業計画と内容]
基本的に輪読形式でドイツ語のルポルタージュを読む。とくに以下のテーマを軸としてテキスト
を選定する。
●被災体験(東北)
●被災体験(首都圏)
●被災体験(それ以外)
●地震・津波をめぐるドイツのメディア報道
●原発事故をめぐるドイツのメディア報道
●日本の状況とドイツからの反応との温度差
●日本文化の特殊性
●拡散した放射能のリスクをめぐる考え方
[履修要件]
ドイツ語の読解能力があること
[成績評価の方法・基準]
平常点のみ
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は輪読形式なので、予習を必要とする。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
74
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(外国人実習) 担当者氏名 人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 前期
曜時限 月3
授業形態 外人実習
Lustige Leute I
[授業の概要・目的]
Thema dieses Kurses sind kurze deutsche Texte und Erzählungen aus mehreren Jahrhunderten, die von
Narren, Schelmen und anderen lustigen Gestalten handeln. Die Texte dienen als Grundlage für Gespräche, in
denen die Teilnehmer ihr freies Sprechvermögen schulen sollen.
[授業計画と内容]
Wir lesen Auszüge aus Kinderbüchern sowie anderen Erzählungen, die zum Thema passen, und sprechen
über ihre kulturhistorischen Grundlagen. Die Studenten lernen in Deutschland berühmtes Erzählgut kennen
und haben Gelegenheit, ihre Meinung im Gespräch frei zu äußern.
[履修要件]
Es sind erwartet, dass die Studenten die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・基準]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung und zweier kleiner Tests jeweils am
Ende des Semesters.
[教科書]
Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Als Hilfsmittel sind Wörterbücher (auch elektronische) notwendig.
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
75
授業科目名 ドイツ語学ドイツ文学(外国人実習) 担当者氏名 人間・環境学研究科 外国人教師 トラウデン,ディーター
<英訳> German Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 後期
曜時限 月3
授業形態 外人実習
Lustige Leute II
[授業の概要・目的]
Thema dieses Kurses sind kurze deutsche Texte und Erzählungen aus mehreren Jahrhunderten, die von
Narren, Schelmen und anderen lustigen Gestalten handeln. Die Texte dienen als Grundlage für Gespräche, in
denen die Teilnehmer ihr freies Sprechvermögen schulen sollen.
[授業計画と内容]
Wir lesen Auszüge aus Kinderbüchern sowie anderen Erzählungen, die zum Thema passen, und sprechen
über ihre kulturhistorischen Grundlagen. Die Studenten lernen in Deutschland berühmtes Erzählgut kennen
und haben Gelegenheit, ihre Meinung im Gespräch frei zu äußern.
[履修要件]
Es sind erwartet, dass die Studenten die Texte jeweils vor dem Unterricht gut vorbereiten.
[成績評価の方法・基準]
Die Bewertung erfolgt auf der Grundlage der Unterrichtsbeteiligung und zweier kleiner Tests jeweils am
Ende des Semesters.
[教科書]
Alle nötigen Materialien werden im Kurs verteilt.
[参考書等]
(参考書)
Als Hilfsmittel sind Wörterbücher (auch elektronische) notwendig.
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
76
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火3
佐々木 徹
授業形態 特殊講義
小説の技巧に関する考察
[授業の概要・目的]
David Lodge著『The Art of Fiction』をテクストに用いて、小説の技巧的側面、とくに「語り」の問
題について考察する。
ロッジは多様な小説作品をサンプルにとりあげて解説しているが、具体的な理解をふかめるために、
あらかじめすべての受講生はコンラッド、『闇の奥』(Heart of Darkness)とジョイス、『死者たち』
(The Dead)を翻訳でよいから読んでおくこと。
[授業計画と内容]
第1回 Beginning (1)第2回 Point of View (6), Intrusive Author (2)
第3回 Showing and Telling (26), Telling in Different Voices (27)
第4回 Stream of Consciousness (9), Interior Monologue (10)
第5回 Defamiliarization (11), Introducing a Character (14)
第6回 Reader in the Text (17), Comic Novel (23) 第7回 Repetition (19)
第8回 Symbolism (30), Allegory (31) 第9回 Unreliable Narrator (34)
第10回 Epiphany (32), Time-Shift (16) 第11回 Irony (39) 第12回 Weather (18)
第13回 Metafiction (46) 第14回 Ending (50)
授業中に発表を行ってもらう予定。これについては授業時間中に説明する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業中の発表と学期末レポートによって評価する。
[教科書]
David Lodge 『The Art of Fiction』(Vintage Books)ISBN:978-0099554240
[参考書等]
(参考書)
デイヴィッド・ロッジ 『小説の技巧』(白水社)ISBN:978-4560046340
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業時間で扱うチャプターはあらかじめ読んで出席すること。Lodgeの本すべてをカヴァーするこ
とはできないので、残りは自分で学習してもらいたい。オフィスアワーは月曜14:15∼15:
15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
77
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火5
若島 正
授業形態 特殊講義
翻訳の理論と実践 I
[授業の概要・目的]
近年学際的分野として注目を集めつつあるtranslation studiesから、いくつかのトピックスを紹介し
つつ、翻訳(英→日)のトレーニングを行う。
translation studiesにおける主要な概念について理解を得るとともに、文学翻訳の作業を通じて、英
語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、言語芸術のあり方への理解を深め
ることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
まずイントロダクションでtranslation studiesの概観を講義する。
その後は、こちらから配布する英文テクスト(短篇小説など、数ページ分)をあらかじめ指名した
数名の当番に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する。その過程におい
て遭遇する、翻訳をめぐる諸問題については、指定した教科書を用いつつ解説を行う。
進行予定は次のとおり。
第1∼2週:イントロダクション
第3∼14週:実践篇
[履修要件]
後期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の理論と実践 II)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点100%で評価する。
[教科書]
David Bellos 『Is That a Fish in Your Ear?』(Penguin)ISBN:978-0241954300
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
78
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火5
授業形態 特殊講義
翻訳の理論と実践II
[授業の概要・目的]
英語文学作品の日本語への翻訳を実践しながら、文学およびその翻訳という営みについて多面的に
考える。そうした作業を通じて、英語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、
言語芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
前半は各回こちらで用意した英文テクスト(短編など、数ページのもの)を3∼5人程度の受講
者に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する、という形で進める。後半
は翻訳するテクストの選定から受講者に行ってもらう予定。そうして実地に翻訳という作業を経験
してもらいながら、その都度生じる翻訳をめぐる問題について、指定した教科書を用いつつ解説を
行う。また、学期末には、各自選んだ文学作品の翻訳を課題として提出してもらう。
なお、以上は予定であり、授業の方式は受講者数等によって多少変わる可能性があります。
[履修要件]
前期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の理論と実践I)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末の翻訳課題を合わせて評価する。
[教科書]
David Bellos 『Is That a Fish in Your Ear?: The Amazing Adventure of Translation』(Penguin)ISBN:
978-0241954300
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
79
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月3
授業形態 特殊講義
題目
[授業の概要・目的]
この授業では、認知文法、構文文法の最新の動向を把握すると共に、得られた知見を受講者各自の
研究テーマへと発展的に応用させることを目的とする。
[授業計画と内容]
認知言語学の代表的な学術雑誌である Cognitive Linguistics や、近刊の論文集を中心とし、受講者各
自の興味関心に応じ、英語論文を各回1本ずつ取り上げる。担当者が論文の概要を発表し、その内
容について、全員でディスカッションを行う。論文の担当は、初回授業で割り当てる。1本の論文
(20∼30ページ程度)を1名ないし2名で担当する予定。
[履修要件]
認知言語学の基礎知識を備えていることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
演習の担当およびディスカッションへの参加状況、学期末のレポートから、総合的に評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
80
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月3
授業形態 特殊講義
題目
[授業の概要・目的]
この授業では、認知意味論を中心に取り扱い、メタファーやメトニミー、イディオムなど言語の意
味拡張に関わる様々な現象を考察する。
[授業計画と内容]
はじめに認知意味論の理論的発展と現在の動向を概要した後、具体的な事例研究を扱う英語論文を
取り上げる。事例そのものは英語に限定せず、日本語はじめ様々な言語における意味的現象を考察
する。受講者はその論文内容の発表を順に担当すること。その内容に基づき、受講者相互で議論を
深めていく。
[履修要件]
認知言語学の基礎知識を備えていることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
演習の担当およびディスカッションへの参加状況、学期末のレポートから、総合的に評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
81
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金4
水野 尚之
授業形態 特殊講義
アメリカ文学と「ロマンス」再考
[授業の概要・目的]
イギリス小説が伝統的に「ノヴェル」を主流として発展してきたのに対して、アメリカ小説は「ロ
マンス」を特徴とする独自の発展を遂げてきた。本講義では、様々な作品の読解を通して、アメリ
カ文学に見られる「ロマンス」的特徴を考察する。また、アメリカの「ロマンス」が、イギリスで
は傍流であった「ゴシック・ロマンス」の流れを汲む点も検証する。
[授業計画と内容]
Charles Brockden Brown, Washington Irving, Nathaniel Hawthorne, Edgar Allan Poe, Herman Melville,
Frank Norris, Henry Jamesなど、アメリカ文学を代表する作家たちの小説を抜粋して読む。扱う作品
のhandoutをあらかじめ配布しておくので、受講者は十分な予習をした上で授業に臨むこと。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席、授業中の発表態度、学期末の筆記試験の成績、の三者を総合して評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜2時限、もしくは火・木・金曜の昼休みで研究室在室時。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
82
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金4
水野 尚之
授業形態 特殊講義
アメリカ文学と「ロマンス」再考
[授業の概要・目的]
イギリス小説が伝統的に「ノヴェル」を主流として発展してきたのに対して、アメリカ小説は「ロ
マンス」を特徴とする独自の発展を遂げてきた。本講義では、様々な作品の読解を通して、アメリ
カ文学に見られる「ロマンス」的特徴を考察する。また、アメリカの「ロマンス」が、イギリスで
は傍流であった「ゴシック・ロマンス」の流れを汲む点も検証する。
[授業計画と内容]
Charles Brockden Brown, Washington Irving, Nathaniel Hawthorne, Edgar Allan Poe, Herman Melville,
Frank Norris, Henry Jamesなど、アメリカ文学を代表する作家たちの小説を抜粋して読む。扱う作品
のhandoutをあらかじめ配布しておくので、受講者は十分な予習をした上で授業に臨むこと。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席、授業中の発表態度、学期末の筆記試験の成績、の三者を総合して評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜2時限、もしくは火・木・金曜の昼休みで研究室在室時。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
83
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木4
授業形態 特殊講義
中英語詩研究(1): Chaucer, _The Clerk's Tale_
[授業の概要・目的]
中英語詩の豊かな世界に親しむことを目標に、中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucerの
_The Canterbury Tales_から_The Clerk's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。
[授業計画と内容]
・英語史の復習
・Chaucerの人と文学
・辞書(OED, MED)の引き方
・作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2(Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
84
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木4
授業形態 特殊講義
中英語詩研究(2): Auchinleck写本
[授業の概要・目的]
1330-40年頃ロンドンで製作されたと考えられているAuchinleck写本(NLS Advocate 19.2.1)に収めら
れた作品の中から、中英語韻文ロマンスを中心に取り上げます。この写本、あるいはこれにきわめ
て近似した写本をChaucerが読んだ可能性が指摘されており、Chaucerの詩作の背景を考える上で非
常に重要な写本です。
[授業計画と内容]
・写本の構成の概説
・Sir Orfeoの講読
以後、「ブリテン物」と呼ばれる作品を中心に読み進めます。
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点およびレポートで評価します。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
85
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 西谷 拓哉
担当者氏名 神戸大学 大学院国際文化学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
アメリカン・ルネサンスの文学―メルヴィルを中心として
[授業の概要・目的]
1830年代から60年代にかけての「アメリカン・ルネサンス」と呼ばれる時期は、エマソン、ソロ
ー、ポー、ホーソーン、メルヴィルら、代表的なアメリカ作家が輩出しました。本講義は特にメル
ヴィルに焦点を当て、その文学の先進的な特質を理解することを目標とします。その際、三つの観
点から、主として後期の小説を読み解いていきます。
(1)「人種」。ここでは最近のアメリカン・ルネサンス研究の動向を参照しつつ、メルヴィル
の描く異人種間の交渉、接触、トランスナショナリズムを論じます。対象作品は主として、ポー「
アーサー・ゴードン・ピムの冒険」、メルヴィル『白鯨』、「ベニート・セレーノ」。
(2)「映像性」。ポーやホーソーンとも比較しながら、メルヴィルの叙述の映像性、視覚性を
探り、文体の特徴を論じます。主として、ポー「アシャー家の崩壊」、ホーソーン『緋文字』、メ
ルヴィル『白鯨』。
(3)「作家としての自意識」。語り手の造型、語る者と語られる者との関係、作中に仕掛けら
れた謎といった点から、(当時の)読者に対峙するメルヴィルの態度を探ります。主として、メル
ヴィル「バートルビー」、「ベニート・セレーノ」、『信用詐欺師』。
以上を総合して、アメリカン・ルネサンス期の作家の中で、メルヴィルがいかにモダニズムを先
取りしていたかを浮き彫りにしたいと思います。基本的には講述形式ですが、受講生からの発表も
取り入れながら、双方向的に理解を深めたいと考えています。「講義の内容」に記した作品はいず
れも翻訳があります。原文で読む時間がない場合でも、できるだけ目を通しておいてください。例
えば次のものが入手しやすいでしょう。
ポー「アーサー・ゴードン・ピムの冒険」(『ポオ小説全集 2』創元推理文庫)
ホーソーン『緋文字』(八木敏雄訳、岩波文庫)
メルヴィル『白鯨』(八木敏雄訳、岩波文庫)
メルヴィル「バートルビー」、「ベニート・セレーノ」(坂下昇訳『幽霊船』岩波文庫、杉浦銀
策訳『乙女たちの地獄 メルヴィル中短篇集』国書刊行会)
[授業計画と内容]
第一部「人種」
1.19世紀アメリカ文学とトランスナショナリズム
2.メルヴィル『白鯨』のイシュメールとクィークエグ
3.メルヴィル『イズリアル・ポッター』における身体
4.ポー『アーサー・ゴードン・ピム』、ストウ『アンクル・トムの小屋』と奴隷制
5.メルヴィル「ベニート・セレーノ」における黒人反乱
第二部「映像性」
1.小説の映像性と映画の映像性
2.ホーソーン『緋文字』の映像的文体
3.アダプテーションの問題
4.映画版『白鯨』の検討
5.メルヴィル『白鯨』の映像的文体
第三部「作家としての自意識」
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
86
英語学英文学(特殊講義) (2)
1.メルヴィルと当時の読者層
2.メルヴィル「バートルビー」読解(1)
3.同上(2)
4.短篇における喜劇的自画像
5.メルヴィル『信用詐欺師』における虚実
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
以下を総合して評価します。ただし、レポートのいずれかが提出されない場合は不可とします。事
前レポートも必須ですから注意してください。
・出席・授業への貢献 45%
・事前のレポート 15%
・授業後のレポート 40%
[教科書]
プリントを配布します。
[参考書等]
(参考書)
①平石貴樹『アメリカ文学史』(松柏社)
②八木敏雄『マニエリスムのアメリカ』(南雲堂)
③福岡和子『変貌するテキスト』(英宝社)
④野間正二『読みの快楽――メルヴィルの全短編を読む』(国書刊行会)
⑤竹内勝徳・高橋勤編『環大西洋の想像力』(彩流社)
⑥西谷拓哉・成田雅彦編『アメリカン・ルネサンス 批評の新生』(開文社)
個々の論題については授業中に文献を提示します。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メルヴィルの短篇「バートルビー」については、受講生からの事前レポートをもとに全員で意見交
換したいと思います。翻訳でも結構ですから(原文ならなおよい)、あらかじめ作品を読み、特に
面白いと思った点について、日本語1200∼1500字でレポートを書き、それを初日に提出してくださ
い。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
87
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 京都府立大学 文学部 教授 金澤 哲
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月2
授業形態 特殊講義
Zola Neale Hurston の短編を読む
[授業の概要・目的]
授業の概要:
1920年代マンハッタンを中心とした黒人文化運動 The Newe Negro Renaissance (Harlem
Renaissance) の中心人物の一人だった Zola Neale Hurston の短編を読み、おもに黒人表象と語りの問
題について考察する。
授業の目標:
(1) 文学における人種表象の問題 (2) Modernism 的語りの技法について理解し、それらの観点から
作品分析ができるようになる。
[授業計画と内容]
(1) Introduction (Hurston の生涯、 Modernism と黒人表象の問題)
(2) Drenched in Light
(3) Spunk
(4) Magnolia Flower
(5) The Eatonville Anthology
(6) Sweat
(7) The Gilded Six-Bits
(8) Mother Catherine
(9) Uncle Monday
(10) The Fire and the Cloud
(11) Cock Robin Beale Street
(12) Story in Harlem Slang
(13) High John de Conquer
(14) Harricane
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
以下を総合して評価する。
・毎回の授業時に提出するコメンタリー(30%)
・期末レポート(70%)
[教科書]
Zola Neale Hurston 『Complete Stories』(Harper Perennial)ISBN:978-0060921712
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
毎回取り上げる短編を読んできてください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
88
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者氏名 京都府立大学 文学部 出口 菜摘
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月2
授業形態 特殊講義
アメリカ詩を読む
[授業の概要・目的]
このクラスの目的は、アメリカ詩を通じて言葉の性格やその働きについての理解を深めることであ
る。具体的には、詩を以下の3点から考える。①意味(比喩、寓意、詩語、言葉の選択)②音(韻
律、詩型、擬態語)③視覚(図形詩、形象文字、イメージ)これら3点と作品テーマとの関連、詩
人の伝記的背景や当時の社会状況の考察、またイギリス詩との比較も行う。
[授業計画と内容]
1.Introduction
2.Robert Frost
3.Walter Whitman
4.Emily Dickinson
5.William Shakespeare
6.William Wordsworth
7.John Donne
8.William Carlos Williams 9.Lewis Carroll 10.Ezra Pound
11.T. S. Eliot
12.E. E. Cummings
13.Elizabeth Bishop
14.Sylvia Plath
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点とレポートを総合的に評価する
[教科書]
初回授業でプリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
89
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 同志社大学 文学部 准教授 藤井 光
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木2
授業形態 特殊講義
現代アメリカ短篇の翻訳
[授業の概要・目的]
現代アメリカ作家たちを中心として、未訳の短篇の講読と翻訳を行う。授業内容としては、①現代
作家たちによる、アメリカ文化あるいは他文化を背景とした短篇を読み、②その翻訳を通じて、日
本語文化との接点や距離感を探る、という二点を中心とする。
[授業計画と内容]
一人の作家の短篇に一週の授業を割く予定。取り上げる作家としては、Jonathan Lethem, Amber
Sparks, Aimee Bender, Dave Eggers, Salvador Plascenciaなどを予定している。アメリカの文化・社会・
歴史を調べること、あるいは、他国の地理や社会を調査することが、その過程で必要となる
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点80%(各作品について提出する翻訳,発表およびディスカッションを評価する)、期末レポー
ト20%(英文・和文どちらでも可)。レポートの内容については授業時に指示する。
[教科書]
適宜プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
毎回の教材を精読のうえ授業に臨むこと。それ以外の情報については、初回時の授業で連絡先を配
布する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
90
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木3
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 特殊講義
Elementary Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to refine their English writing skills, particularly those
skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as that found in
literary criticism.
[授業計画と内容]
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which various skills necessary for
writing cogently in English will be addressed. Each class will open with a warm-up session devoted to
practical exercises that are designed to review the basic grammar and usage required for effective writing.
In the second session of each class, the instructor will introduce a brief reading pertinent to the goals of the
class. These readings will generally be excerpts of essays, or newspaper columns and reviews concerned with
language, writing and the arts. Students will be asked to read, analyze, and discuss these examples in class.
These readings will serve as models for later student efforts and will provide students an opportunity to
examine how sophisticated arguments are structured and facts are presented.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing exercises. Students will be assigned specific writing tasks each week. Students may,
however, choose to work on revising previously completed writing or works in progress in place of the topics
assigned by the instructor.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
91
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月1
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 特殊講義
Advanced Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to further refine their English writing skills, particularly
those skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as those
found in literary criticism.
[授業計画と内容]
This course is intended primarily for students who have previously composed academic papers in English and
wish to polish their early work or to embark on new writing projects. The structure of individual class
sessions will resemble those in the spring elementary course.
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which techniques required for writing
cogently in English will be addressed. The first portion of the class will begin with a session devoted to
reading and analysis of a superior example of writing by a well-known author. These readings will serve as
models for student efforts and will provide students an opportunity to examine how sophisticated arguments
are structured and facts are presented.
The second portion will focus on building appropriate vocabulary for academic writing in the humanities and
distinguishing levels of formality in written language.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing projects of their own choosing. Students will receive individual guidance on revising
and editing previously submitted passages of their writing.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
92
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月4
授業形態 特殊講義
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (1)
[授業の概要・目的]
この数年、私は戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) の詩選集を教えている。今年度は
Larkin を生み出した文学的背景について検討してみたい。T.S. Eliot などに代表されるモダニズムと
は一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあったのだろうか。19世紀末より活躍してい
た Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘されるところだが、Larkin の詩を精読すれば、
16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[授業計画と内容]
SPRING SEMESTER
[1/2] course introduction: Philip Larkin, 'This Be The Verse' (1971), and Robert Louis Stevenson, 'Requiem'
(1887)
[3/4] Thomas Hardy, 'The Selfsame Song' (1922), and Philip Larkin, 'The Trees' (1967)
[5/6] Matthew Arnold, 'Dover Beach' (1851), and Philip Larkin, 'Self's the Man' (1958)
[7/8] Thomas Hardy, 'Neutral Tones' (1867), and Philip Larkin, 'Wild Oats' (1962)
[9/10/11] T.S. Eliot, 'The Fire Sermon' (from 'The Waste Land', 1922), and Philip Larkin, 'The Whitsun
Weddings' (1957)
[12/13] Thomas Hardy, 'During Wind and Rain' (1917), and Philip Larkin, 'An Arundel Tomb' (1956)
[14] Philip Larkin, 'Home Is So Sad' (1958)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・基準]
出席状況(25%)、中間課題(25%)、および学期末試験(50%)
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
93
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
94
授業科目名 英語学英文学(特殊講義) 担当者氏名 関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月4
授業形態 特殊講義
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (2)
[授業の概要・目的]
この数年、私は戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) の詩選集を教えている。今年度は
Larkin を生み出した文学的背景について検討してみたい。T.S. Eliot などに代表されるモダニズムと
は一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあったのだろうか。19世紀末より活躍してい
た Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘されるところだが、Larkin の詩を精読すれば、
16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[授業計画と内容]
AUTUMN SEMESTER
[1/2] Philip Larkin, 'The Mower' (1979), Thomas Hardy, 'The Blinded Bird' (1916), and Andrew Marvell, '
The Mower's Song' (published 1681)
[3/4] interview with Philip Larkin, 'The Art of Poetry' ('The Paris Review', 1982)
[5/6] Philip Larkin, 'Sad Steps' (1968), and 'Aubade' (1977)
[7/8/9] Philip Sidney, Sonnet 31, 'Astrophel and Stella' (circa 1581), John Donne, 'The Sun Rising' (after
1603), and Andrew Marvell, 'To His Coy Mistress' (circa 1649)
[10/11] Philip Larkin, 'Deceptions' (1950), and William Shakespeare, Sonnet 129 (1609)
[12/13] William Empson, 'Aubade' (1937), and John Betjeman, 'Slough' (1937)
[14] Philip Larkin, 'Going, Going' (1972)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・基準]
出席状況(25%)、中間レポート(25%)、および学期末レポート(50%)
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
95
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
96
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
岩田 美喜
担当者氏名 東北大学 大学院文学研究科 准教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
アングロ=アイリッシュ演劇入門
[授業の概要・目的]
伝統的な演劇史においては、アイルランド演劇は19世紀末のW. B. イェイツらによるアイルランド
演劇復興運動に始まり、ジョージ・ファーカーやR. B. シェリダンなど、それ以前のアイルランド
系劇作家たちは「英文学」のキャノンに包摂されることが多い。だが、彼らは〈内なる他者〉とし
てロンドンの観客のために芝居を書いていたのであり、また同時に、小規模ながらもスマック・ア
リーを中心にダブリンの観客のために書かれた芝居も存在していた。この授業では、「アングロ=
アイリッシュ演劇」という新しい認識の枠組みを用い、18世紀から20世紀初頭までのアイルランド
とイングランドにおける喜劇に触れ、その理解を深めることを目的とする。これらの作品に横溢す
る〈兄弟〉の表象を隠喩として読みながら、ときに看過されがちなアングロ=アイリッシュ喜劇の
文化的多様性について考察したい。
[授業計画と内容]
授業では各回以下の項目を扱う予定だが、変更する場合もある。また、授業は主として講義形式で
進められるが、その日の授業の終わりに、受講者にはミニット・ペイパーを提出してもらう。
1. アングロ=アイリッシュ演劇の射程とステージ・アイリッシュマン
2. George Farquhar, The Twin-Rivals (1702)
3. Farquhar, The Beaux’ Stratagem (1707)
4. Thomas Sheridan, The Brave Irishman (1755)
5. Oliver Goldsmith, She Stoops to Conquer (1773)
6. John O’Keeffe, Tony Lumpkin in Town (1778)
7. R. B. Sheridan, The Rivals (1775)
8. R. B. Sheridan, The School for Scandal (1777)
9. O’Keeffe, Wild Oats (1791)
10. Dion Boucicault, London Assurance (1841)
11. Boucicault, The Shaughraun (1874)
12. Oscar Wilde, The Importance of Being Earnest (1895)
13. W. B. Yeatsの演劇論とJ. M. Synge
14. George Bernard Shaw, John Bull’s Other Island (1904)
15. 全体のまとめ/フィードバック
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
ミニット・ペイパー(4回)(50%)と期末レポート(50%)
英語学英文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
97
英語学英文学(特殊講義)(2)
[教科書]
使用しない
教科書は使用せず、教員が用意した資料を教室で配布する。
[参考書等]
(参考書)
Harrington, John P., ed. 『Modern Irish Drama』(New York: Norton, 1991)
Morash, Christopher 『A History of Irish Theatre 1601-2000』(Cambridge: CUP, 2002)
Wheatley, Christopher, and Kevin Donovan, eds. 『Irish Drama of the Seventeenth and Eighteenth Centuries』
(Bristol: Thoemmes, 2003)
その他は必要に応じて 授業中に紹介する。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
*日本では馴染みの薄い作品を多く取り扱うので予習もしにくいでしょうが、シェリダン『悪口学
校』やワイルド『真面目が肝心』は日本語訳が存在するので、できる範囲で事前に読める作品を読
んでおいてください。授業内容の理解がさらに深まります。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
98
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者氏名 立教大学 文学部 教授 舌津 智之
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
ディズニー映画とアメリカ文学批評
[授業の概要・目的]
1930年代から40年代に制作されたディズニー作品(『ダンボ』、『ピノキオ』、ミッキーマウスの
短編映画)を取り上げて、それらを分析する際に有効となる文学批評の方法論を学ぶとともに、作
品の背景にある文化的ないしは文学史的な特殊事情を考察する。文学作品については、アメリカン
・ルネサンス期の古典的小説も視野におさめつつ、そこからモダニズムの時代に連なる系譜学を広
く分析対象とする。
[授業計画と内容]
【1日目】障害研究の射程
1)イントロダクション――ダンボは何を語るのか
2)異常/非凡なる身体と構築主義
3)障害とマイノリティの政治学
【2日目】動物表象の可能性
4)1930年代のアメリカ事情
5)動物研究と文学批評
6)ネズミと大恐慌
7)短編小説実践演習
【3日目】宗教とセクシュアリティ
8)アメリカにおけるキリスト教
9)『ピノキオ』と聖書
10)ゴスペル音楽にみる宗教性と官能性
11)逸脱するセクシュアリティ
【4日目】テクノロジーと身体
12)アメリカ的身体論の輪郭
13)サイボーグ・フェミニズム
14)機械/人間/種の脱構築
15)授業内試験(筆記論述式)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業参加と1日1枚のリアクションペーパー提出)を50%、最終授業時の論述式筆記試験
を50%とする。
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
99
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
授業プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業期間中、いくつかのディズニー短編映画を動画サイトで予習して頂くので、YouTubeを視聴で
きる環境を整えておくこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
100
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
非常勤講師 Heinrich Ramisch
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
Varieties of English
[授業の概要・目的]
It is estimated that at the time of Elizabeth I (1533-1603) there were at most seven million native speakers of
English, all of whom lived in the British Isles, whereas today English is used by millions of people in
different forms and functions all over the world. Apart from its use as a native language in countries such as
the US or New Zealand, it may be employed as a second language, for example in Nigeria or India, or as a
foreign language in countries such as Japan or Germany. The course will therefore be concerned with
varieties of English in different social and cultural settings. We will discuss the characteristic features of
these varieties in terms of their pronunciation, grammar, vocabulary and spelling. Moreover, it is intended to
explore the general principles that underlie the variation of English in different areas. Our objective will be to
show how varieties of English have developed and what causes have determined the convergence/divergence
of English in general.
[授業計画と内容]
1. Variation in English: Introduction (cf. Schneider 2011: 1-13)
2. Basic Notions I (cf. Schneider 2011: 14-24)
3. Basic Notions II (cf. Schneider 2011: 25-41)
4. The Historical Background (cf. Schneider 2011: 42-61)
5. English crossing the Atlantic I (cf. Schneider 2011: 62-92)
6. English crossing the Atlantic II (cf. Schneider 2011: 92-110)
7. Planning your own variety project - guidelines
8. Southern Hemisphere Englishes (cf. Schneider 2011: 111-133)
9. English in Africa (cf. Schneider 2011: 134-148)
10. English in South and South-East Asia (cf. Schneider 2011: 149-164)
11. Language Development: A General Perspective (cf. Schneider 2011: 189-209)
12. Attitudes towards English (cf. Schneider 2011: 210-228)
13. Discussion of individual projects
14. Discussion of individual projects
15. Discussion of individual projects
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Short presentation and essay on a variety of English
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
101
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
The relevant texts for this course will be made available as pdf-files in June 2014.
[参考書等]
(参考書)
Gunnel Melchers and Philip Shaw 『World Englishes』(Hodder Education 2011 2nd edition)
Edgar W. Schneider 『English Around the World. An Introduction』(Cambridge University Press 2011)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
102
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
滝沢 直宏
担当者氏名 立命館大学 大学院言語教育情報研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
英語語法文法研究(1)
[授業の概要・目的]
英語の語法文法の研究をする際には、まずもって自分で英語の一次資料(新聞、雑誌、小説その
他)を分析的な目で常に読み、聞き、見る癖をつけることが大切である。そこで、本授業の受講生
には、語彙・語法・文法・表現・言語理論の観点はもとより文化的視点、修辞的視点など幅広い観
点から英語を観察し、興味深い例を発見することを求める。既に研究の積み重ねのある現象ではな
く、これまでの研究で気付かれていない現象を自ら発掘し、それを研究につなげていくことを特に
薦めたい。
この授業では、受講生各自が一週間の間に発見した例のうち、特に興味深いと思われる数例(具
体的な数は受講生の数次第)を限度に紹介し合い、それを全員で検討しながら、英語の語法文法に
関する理解を深める。
紹介する各例には、分類タグをできるだけ多く付与することが求められる。付与した分類タグの
分だけ、その例を多角的に見たことになる。同時に、Quirk et al. (1985)、Huddleston & Pullum (2002)、
Biber et al. (1999)といった英文法書においてその現象に関連する事柄が扱われている箇所を、でき
るだけ明示することが望まれる。(常にこの3冊を座右に置いて参照すると良い。)分類タグには、
関連する言語学上の専門用語を正確に用いることが求められる。そのため言語学関係の用語辞典も
頻繁に参照することが必要となる。
例文は、毎週、日曜の正午までに授業用のメーリングリストに投稿し、担当教員と受講生が授業
前に検討できるようにする。
例文の検討を通して、言語学的に英文を見る目を養うことを目的とする。
[授業計画と内容]
1. 英語の語法文法研究入門
2. 例文データベースの作成方法
3. 多角的、複眼的に英文を見ることの重要性
4. 英語学、言語学の術語に精通することの重要性
などについて講義した後、受講生には、英語の一次資料から興味深い例の抽出をしてもらい、全員
で議論する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点評価・・・宿題,学期末小レポート
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
103
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
Quirk, Randolph, Jan Svartvik, Geoffry Leech, and Sidney Greenbaum 『A Comprehensive Grammar of the
English Language』(Pearson Education)(20世紀英文法書の最高峰)
Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum 『The Cambridge Grammar of the English Language』(
Cambridge University Press)(Quirk et al.と並ぶ大著)
Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, Edward Finegan 『A Longman Grammar of
Spoken and Written English』(Pearson Education)(コーパスに基づく初の本格的文法書)
小西友七 『英語基本動詞辞典』(研究社)
小西友七 『英語基本形容詞・副詞辞典』(研究社)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メイリング・リストを立ち上げ、宿題は(基本的に)毎週、そこに提出することを求める。受講
生の数にもよりますが、毎週、多くのメールが飛び交うことになる。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
104
授業科目名 英語学英文学(特殊講義)
滝沢 直宏
担当者氏名 立命館大学 大学院言語教育情報研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
英語語法文法研究(2)
[授業の概要・目的]
【本授業は、前期の授業の続編である。以下は、前期のシラバスと同じ。】
英語の語法文法の研究をする際には、まずもって自分で英語の一次資料(新聞、雑誌、小説その
他)を分析的な目で常に読み、聞き、見る癖をつけることが大切である。そこで、本授業の受講生
には、語彙・語法・文法・表現・言語理論の観点はもとより文化的視点、修辞的視点など幅広い観
点から英語を観察し、興味深い例を発見することを求める。既に研究の積み重ねのある現象ではな
く、これまでの研究で気付かれていない現象を自ら発掘し、それを研究につなげていくことを特に
薦めたい。
この授業では、受講生各自が一週間の間に発見した例のうち、特に興味深いと思われる数例(具
体的な数は受講生の数次第)を限度に紹介し合い、それを全員で検討しながら、英語の語法文法に
関する理解を深める。
紹介する各例には、分類タグをできるだけ多く付与することが求められる。付与した分類タグの
分だけ、その例を多角的に見たことになる。同時に、Quirk et al. (1985)、Huddleston & Pullum (2002)、
Biber et al. (1999)といった英文法書においてその現象に関連する事柄が扱われている箇所を、でき
るだけ明示することが望まれる。(常にこの3冊を座右に置いて参照すると良い。)分類タグには、
関連する言語学上の専門用語を正確に用いることが求められる。そのため言語学関係の用語辞典も
頻繁に参照することが必要となる。
例文は、毎週、日曜の正午までに授業用のメーリングリストに投稿し、担当教員と受講生が授業
前に検討できるようにする。
例文の検討を通して、言語学的に英文を見る目を養うことを目的とする。
[授業計画と内容]
1. 英語の語法文法研究入門
2. 例文データベースの作成方法
3. 多角的、複眼的に英文を見ることの重要性
4. 英語学、言語学の術語に精通することの重要性
などについて講義した後、受講生には、英語の一次資料から興味深い例の抽出をしてもらい、全員
で議論する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点評価・・・宿題,学期末小レポート
英語学英文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
105
英語学英文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
Quirk, Randolph, Jan Svartvik, Geoffry Leech, and Sidney Greenbaum 『A Comprehensive Grammar of the
English Language』(Pearson Education)(20世紀英文法書の最高峰)
Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum 『The Cambridge Grammar of the English Language』(
Cambridge University Press)(Quirk et al.と並ぶ大著)
Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, Edward Finegan 『A Longman Grammar of
Spoken and Written English』(Pearson Education)(コーパスに基づく初の本格的文法書)
小西友七 『英語基本動詞辞典』(研究社)
小西友七 『英語基本形容詞・副詞辞典』(研究社)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メイリング・リストを立ち上げ、宿題は(基本的に)毎週、そこに提出することを求める。受講
生の数にもよりますが、毎週、多くのメールが飛び交うことになる。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
106
授業科目名 英語学英文学(演習1 I)
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金2
授業形態 演習
Harold Pinter, _Betrayal_ 演習I
[授業の概要・目的]
Harold Pinter(1930-2008)は、20-21世紀の英国演劇を代表する劇作家の一人であり、ノーベル文学賞
受賞者(2005)である。Pinterは演劇言語のあり方を根本から変えた劇作家とも言われている。本演習
では、その代表作の一つであり、今日でもしばしば上演されている_Betrayal_ (1978初演)の精読を
通じて、英語による演劇テクストの読み方を身につけると共に、20世紀の英国演劇と演劇言語につ
いての理解を深めることを目指す。
[授業計画と内容]
_Betrayal_は、Emma, Jerry, Robertという三人の男女を主要登場人物とし、時間を逆行させながら
その関係を描いていくという構造を有している。授業においては、この時間の処理がどのような劇
的効果を生み出しているかという点に特に注意を払いながら、テクストを丹念に読んでいく。担当
箇所を各受講者に予め指定するという方法で読み進める。特に初めのうちは、戯曲というジャンル
の特性について基礎的な解説を適宜加える。
前期のみで完結する演習であるが、指定のテクストでは138頁程の長さの劇を前期のみで通読す
ることは不可能であるので、後期に開講される「Harold Pinter, _Betrayal_ 演習II」において講読を続
ける。「演習II」とあわせて受講することが望ましい。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
Harold Pinter 『Betrayal』(Faber & Faber)ISBN:978-0571305483
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
107
授業科目名 英語学英文学(演習1 I)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火4
若島 正
授業形態 演習
Faulknerの"The Bear"を読む
[授業の概要・目的]
William Faulknerの中篇"The Bear"を読む。難解で知られるFaulknerの作品世界とその文体的特徴を理
解することを授業の目的としたい。
[授業計画と内容]
授業では、濃淡をつけた精読を行う。この作品は5つのセクションから成るが、重点的に精読する
のはセクションIとIV。
進行予定は次のとおり。
第1∼3週:セクションI
第4∼5週:セクションII
第6∼7週:セクションIII
第8∼12週:セクションIV
第13∼14週:セクションV
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
William Faulkner 『Three Famous Short Novels』(Vintage)ISBN:978-0307946751
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
108
授業科目名 英語学英文学(演習 I-2)
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金2
授業形態 演習
Harold Pinter, _Betrayal_ 演習II
[授業の概要・目的]
前期開講の「Harold Pinter, _Betrayal_ 演習I」に引き続き、_Betrayal_ の精読を通じて、英語による
演劇テクストの読み方を身につけると共に、20世紀の英国演劇と演劇言語についての理解を深める
ことを目指す。
[授業計画と内容]
前期「演習I」の継続であり、前期終了箇所から、担当箇所を各受講者に予め指定するという方法
で読み進める。「演習I」とあわせて受講することが望ましいが、「演習II」のみの受講も認める。
後期のみの受講者は初回に担当教員に申し出ること。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
Harold Pinter 『Betrayal』(Faber & Faber)ISBN:978-0571305483
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
109
授業科目名 英語学英文学(演習 I-2)
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火4
授業形態 演習
John Updike, Pigeon Feathersを読む
[授業の概要・目的]
John Updike (1932-2009)の代表的短篇集Pigeon Feathers (1962)収録の作品を精読する。Updikeの流麗
かつ緻密な文章を丹念に読んでいくことで、小説の英語を読むおもしろさを体感しつつ、テクスト
の基礎的な読解力、および語り口や文章表現の妙を味わう力を養うことを目指す。
[授業計画と内容]
前半の授業では、輪読(訳読)形式でテクストをじっくり丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程
度)。そうしてUpdikeの文章・作品世界にある程度慣れてもらったうえで、後半は発表形式を取り
入れつつ、授業1回につき短篇1作品のペースで進めていきたい。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末レポートを合わせて評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
110
授業科目名 英語学英文学(演習II-1)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 4回生のみ
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水3
佐々木 徹
授業形態 演習
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
この授業の目的は文学テクストの精密な読解能力(すなわち、丹念に辞書を引き一語一語丁寧に考
えながら読む力)を養成することにある。また、卒業論文を作成するための基礎的な訓練もあわせ
て行う。
[授業計画と内容]
The Penguin Book of English Short Storiesはイギリスを代表する作家の短編を収めたアンソロジーで
ある。その中からWaugh, Greene, Lawrence, Woolfなど、20世紀に活躍した作家の作品をとりあげて
精読する。最初は毎回3ページ程度のスロー・ペースで精読するが、慣れてくれば、スピードを上
げて読み進める。また、批評文献にあたることで、卒業論文を作成するにあたっての批評的思考の
トレーニングも行う。
[履修要件]
英語学英文学(演習2 II)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点により評価する。
[教科書]
Christopher Dolley 『The Penguin Book of English Short Stories』(Penguin)ISBN:978-0241952856
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
111
授業科目名 英語学英文学(演習II-2)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 4回生のみ
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水3
佐々木 徹
授業形態 演習
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
この授業の目的は文学テクストの精密な読解能力(すなわち、丹念に辞書を引き一語一語丁寧に考
えながら読む力)を養成することにある。また、卒業論文を作成するための基礎的な訓練もあわせ
て行う。
[授業計画と内容]
The Penguin Book of English Short Storiesはイギリスを代表する作家の短編を収めたアンソロジーで
ある。その中からWaugh, Greene, Lawrence, Woolfなど、20世紀に活躍した作家の作品をとりあげて
精読する。最初は毎回3ページ程度のスロー・ペースで精読するが、慣れてくれば、スピードを上
げて読み進める。また、批評文献にあたることで、卒業論文を作成するにあたっての批評的思考の
トレーニングも行う。
[履修要件]
英語学英文学(演習2 I)と今年度中に合わせて履修するのが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点により評価する。
[教科書]
Christopher Dolley 『The Penguin Book of English Short Stories 』(Penguin)ISBN:978-0241952856
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
112
授業科目名 英語学英文学(講読I) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木1
家入 葉子
授業形態 講読
英語の変容
[授業の概要・目的]
英語がこれまでにどのような変化をたどってきたかを概観し、同時に現在進行中の言語変化を実
践的に観察します。
[授業計画と内容]
授業は、以下のような作業の組み合わせにより行います。
・教科書に指定したLanguage Changeの講読
・授業の内容に関連する論文の講読
・レポートの作成(レポートは授業の中で議論をしながら、少しずつ仕上げていきます)
[履修要件]
最初の授業でガイダンスを行いますので、受講者は必ず出席するようにしてください。出席できな
い場合は、事前に連絡を取ってください。
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
R. L. Trask 『Language Change』(Routledge)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
113
授業科目名 英語学英文学(講読I)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水4
若島 正
授業形態 講読
CapoteのBreakfast at Tiffany'sを読む
[授業の概要・目的]
Truman Capoteの短めの長篇Breakfast at Tiffany'sを精読する。文学作品を一語一語にこだわりながら
読む姿勢を身につけることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
授業の前半ではテキストを丹念に精読する。
また後半では、この作品を最後まで読み終わるために、読むページ数を増やし、あらかじめ指名し
た当番による発表形式とする。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキスト精読
第8∼14週:テキストの残りを読み終わる(輪番制発表形式)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Truman Capote 『Breakfast at Tiffany's』(Penguin Classics)ISBN:978-0141182797
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
114
授業科目名 英語学英文学(講読I)
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 桂山 康司
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水3
授業形態 講読
英詩入門
[授業の概要・目的]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。本年度はミルトンの作品を中心に取り上げ
る。どの作品を読むかは、最初の授業において指示する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末試験の成績に、日常の活動を加味して評価する。
[教科書]
John Leonard (ed.) 『John Milton: The Complete Poems 』(Penguin Classics)ISBN:0140433635
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業において、英詩を読む上で必要な基礎的事実について解説をする予定なので、受講を希
望するものは必ず出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
115
授業科目名 英語学英文学(講読I)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火2
佐々木 徹
授業形態 講読
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
『75 Short Masterpieces』は3∼4ページの短い短編小説を集めたアンソロジーである。この授業で
は、ここからイギリスの作家によって書かれたものをとりあげて精読する。
[授業計画と内容]
毎回一つの作品を読み終える。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点により評価する。
[教科書]
Roger Goodman 『75 Short Masterpieces』(Bantam)ISBN:978-0553251418
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
116
授業科目名 英語学英文学(講読II) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木1
家入 葉子
授業形態 講読
中英語入門(道徳劇の講読)
[授業の概要・目的]
道徳劇の講読を通して中英語への理解を深めます。現代英語も含めた英語史全般についての観察
力をやしないます。
[授業計画と内容]
授業は、以下のような作業の組み合わせにより行います。
・中世道徳劇の講読
・授業の内容に関連する論文の講読
・レポートの作成(レポートは授業の中で議論をしながら、少しずつ仕上げていきます)
[履修要件]
最初の授業でガイダンスを行いますので、受講者は必ず出席するようにしてください。出席できな
い場合は、事前に連絡を取ってください。
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
117
授業科目名 英語学英文学(講読II)
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水4
授業形態 講読
Nathaniel Hawthorneの短篇を読む
[授業の概要・目的]
19世紀アメリカ文学を代表する作家、Nathaniel Hawthorne (1804-64)の短篇を精読する。文学作品
を一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
授業ではひとまず輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程度)。そ
うしてHawthorneの文章と文学世界にある程度慣れてもらったところで、受講者数や受講者の理解
度等を勘案しながら、可能なら後半の授業では発表形式を取り入れ、読み進む分量を増やすことを
考えている。その場合、各回1人∼数人の受講者に1つの短篇について発表してもらい、それをも
とに受講者全員で議論する、といった形で授業を進める予定。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末レポートを合わせて評価する。
[教科書]
Nathaniel Hawthorne 『Young Goodman Brown and Other Tales』(Oxford UP)ISBN:978-0199555154
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
118
授業科目名 英語学英文学(講読II)
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 桂山 康司
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水3
授業形態 講読
英詩入門
[授業の概要・目的]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。本年度は、前期に引き続き、ミルトンの作
品を中心に取り上げる。どの作品を読むかは、最初の授業において指示する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末試験の成績に、日常の活動を加味して評価する。
[教科書]
John Leonard (ed.) 『John Milton: The Complete Poems』(Penguin Classics)ISBN:0140433635
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
119
授業科目名 英語学英文学(講読II)
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火2
授業形態 講読
Noel Coward, _Still Life_講読
[授業の概要・目的]
Noel Coward (1899-1973)は20世紀英国演劇を代表する劇作家のひとりであり、その戯曲は今日も頻
繁に上演されている。この授業では、Cowardが書いた一幕物の一つである_Still Life_の精読を通じ
て、英語による戯曲テクストの読み方の基礎を身につけることを目指す。
[授業計画と内容]
_Still Life_ (初演1936年)はイングランドのある駅の待合室を舞台とした既婚男女の出会いから別
れに至る様子を描いた劇であり、1945年上演の映画_Brief Encounter_の基となった作品である。授
業においては、担当箇所を各受講者に予め指定するという方法で、英語の微妙な表現に注意を払い
ながら、丹念にこの戯曲を読んでいく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
プリント配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
120
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 前期
曜時限 木1
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業形態 外人実習
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part I
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings on various aspects of the cultural heritage and history of Kyoto,
which will then be discussed in class. Topics will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual
arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance, class participation, timely completion of required readings, short written assignments, two class
presentations, and one in-class test.
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available))
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
121
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 後期
曜時限 木1
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業形態 外人実習
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part II
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings on various aspects of the cultural heritage and history of Kyoto,
which will then be discussed in class. Topics will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual
arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance, class participation, timely completion of required readings, short written assignments, two class
presentations, and one in-class test.
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available) )
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
122
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 前期
曜時限 木2
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 外人実習
Introduction to the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
This course will focus on the art and practice of translation through an examination of English-language
translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the opportunity to analyze these
works and study the techniques used by leading translators in the field.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be either a group or individual translation project. Individual students
will be responsible for producing either a complete translation of a single short work or one portion of a
longer work as part of a collective translation of a previously untranslated work of Japanese literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese very two weeks.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
123
授業科目名 英語学英文学(外国人実習) 担当者氏名
<英訳> English Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
開講期 後期
曜時限 月2
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 外人実習
Refining the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
As in the spring offering, this course will focus on the art and practice of translation through an examination
of English-language translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the
opportunity to analyze these works and study the techniques used by leading translators in the field.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be a group or individual translation project. Students will be asked to
produce either a translation of a portion of a previously untranslated work of English or American literature
or an analysis of varying English translations of a work of Japanese literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese very two weeks.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
124
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 火5
若島 正
授業形態 特殊講義
翻訳の理論と実践 I
[授業の概要・目的]
近年学際的分野として注目を集めつつあるtranslation studiesから、いくつかのトピックスを紹介し
つつ、翻訳(英→日)のトレーニングを行う。
translation studiesにおける主要な概念について理解を得るとともに、文学翻訳の作業を通じて、英
語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、言語芸術のあり方への理解を深め
ることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
まずイントロダクションでtranslation studiesの概観を講義する。
その後は、こちらから配布する英文テクスト(短篇小説など、数ページ分)をあらかじめ指名した
数名の当番に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する。その過程におい
て遭遇する、翻訳をめぐる諸問題については、指定した教科書を用いつつ解説を行う。
進行予定は次のとおり。
第1∼2週:イントロダクション
第3∼14週:実践篇
[履修要件]
後期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の理論と実践 II)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点100%で評価する。
[教科書]
David Bellos 『Is That a Fish in Your Ear?』(Penguin)ISBN:978-0241954300
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
125
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
開講期 後期
曜時限 火5
授業形態 特殊講義
翻訳の理論と実践II
[授業の概要・目的]
英語文学作品の日本語への翻訳を実践しながら、文学およびその翻訳という営みについて多面的に
考える。そうした作業を通じて、英語文学作品読解の精度を高めると同時に、言葉への感性を磨き、
言語芸術のあり方への理解を深めることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
前半は各回こちらで用意した英文テクスト(短編など、数ページのもの)を3∼5人程度の受講
者に事前に翻訳してもらい、その翻訳原稿を授業の場で全員で検討する、という形で進める。後半
は翻訳するテクストの選定から受講者に行ってもらう予定。そうして実地に翻訳という作業を経験
してもらいながら、その都度生じる翻訳をめぐる問題について、指定した教科書を用いつつ解説を
行う。また、学期末には、各自選んだ文学作品の翻訳を課題として提出してもらう。
なお、以上は予定であり、授業の方式は受講者数等によって多少変わる可能性があります。
[履修要件]
前期同日同時限開講の特殊講義(翻訳の理論と実践I)も合わせて受講することが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末の翻訳課題を合わせて評価する。
[教科書]
David Bellos 『Is That a Fish in Your Ear?: The Amazing Adventure of Translation』(Penguin)ISBN:
978-0241954300
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
126
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 火3
佐々木 徹
授業形態 特殊講義
小説の技巧に関する考察
[授業の概要・目的]
David Lodge著『The Art of Fiction』をテクストに用いて、小説の技巧的側面、とくに「語り」の問
題について考察する。
ロッジは多様な小説作品をサンプルにとりあげて解説しているが、具体的な理解をふかめるために、
あらかじめすべての受講生はコンラッド、『闇の奥』(Heart of Darkness)とジョイス、『死者たち』
(The Dead)を翻訳でよいから読んでおくこと。
[授業計画と内容]
第1回 Beginning (1)第2回 Point of View (6), Intrusive Author (2)
第3回 Showing and Telling (26), Telling in Different Voices (27)
第4回 Stream of Consciousness (9), Interior Monologue (10)
第5回 Defamiliarization (11), Introducing a Character (14)
第6回 Reader in the Text (17), Comic Novel (23) 第7回 Repetition (19)
第8回 Symbolism (30), Allegory (31) 第9回 Unreliable Narrator (34)
第10回 Epiphany (32), Time-Shift (16) 第11回 Irony (39) 第12回 Weather (18)
第13回 Metafiction (46) 第14回 Ending (50)
授業中に発表を行ってもらう予定。これについては授業時間中に説明する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業中の発表と学期末レポートによって評価する。
[教科書]
David Lodge 『The Art of Fiction』(Vintage Books)ISBN:978-0099554240
[参考書等]
(参考書)
デイヴィッド・ロッジ 『小説の技巧』(白水社)ISBN:978-4560046340
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業時間で扱うチャプターはあらかじめ読んで出席すること。Lodgeの本すべてをカヴァーするこ
とはできないので、残りは自分で学習してもらいたい。オフィスアワーは月曜14:15∼15:
15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
127
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 金4
水野 尚之
授業形態 特殊講義
アメリカ文学と「ロマンス」再考
[授業の概要・目的]
イギリス小説が伝統的に「ノヴェル」を主流として発展してきたのに対して、アメリカ小説は「
ロマンス」を特徴とする独自の発展を遂げてきた。本講義では、様々な作品の読解を通して、アメ
リカ文学に見られる「ロマンス」的特徴を考察する。また、アメリカの「ロマンス」が、イギリス
では傍流であった「ゴシック・ロマンス」の流れを汲む点も検証する。
[授業計画と内容]
Charles Brockden Brown, Washington Irving, Nathaniel Hawthorne, Edgar Allan Poe, Herman Melville,
Frank Norris, Henry Jamesなど、アメリカ文学を代表する作家たちの小説を抜粋して読む。扱う作品
のhandoutをあらかじめ配布しておくので、受講者は十分な予習をした上で授業に臨むこと。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席、授業中の発表態度、学期末の筆記試験の成績、の三者を総合して評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜2時限、もしくは火・木・金曜の昼休みで研究室在室時。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
128
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 金4
水野 尚之
授業形態 特殊講義
アメリカ文学と「ロマンス」再考
[授業の概要・目的]
イギリス小説が伝統的に「ノヴェル」を主流として発展してきたのに対して、アメリカ小説は「
ロマンス」を特徴とする独自の発展を遂げてきた。本講義では、様々な作品の読解を通して、アメ
リカ文学に見られる「ロマンス」的特徴を考察する。また、アメリカの「ロマンス」が、イギリス
では傍流であった「ゴシック・ロマンス」の流れを汲む点も検証する。
[授業計画と内容]
Charles Brockden Brown, Washington Irving, Nathaniel Hawthorne, Edgar Allan Poe, Herman Melville,
Frank Norris, Henry Jamesなど、アメリカ文学を代表する作家たちの小説を抜粋して読む。扱う作品
のhandoutをあらかじめ配布しておくので、受講者は十分な予習をした上で授業に臨むこと。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席、授業中の発表態度、学期末の筆記試験の成績、の三者を総合して評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
オフィスアワーは、火曜2時限、もしくは火・木・金曜の昼休みで研究室在室時。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
129
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
開講期 前期
曜時限 月3
授業形態 特殊講義
題目
[授業の概要・目的]
この授業では、認知文法、構文文法の最新の動向を把握すると共に、得られた知見を受講者各自の
研究テーマへと発展的に応用させることを目的とする。
[授業計画と内容]
認知言語学の代表的な学術雑誌である Cognitive Linguistics や、近刊の論文集を中心とし、受講者各
自の興味関心に応じ、英語論文を各回1本ずつ取り上げる。担当者が論文の概要を発表し、その内
容について、全員でディスカッションを行う。論文の担当は、初回授業で割り当てる。1本の論文
(20∼30ページ程度)を1名ないし2名で担当する予定。
[履修要件]
認知言語学の基礎知識を備えていることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
演習の担当およびディスカッションへの参加状況、学期末のレポートから、総合的に評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
130
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 谷口 一美
開講期 後期
曜時限 月3
授業形態 特殊講義
題目
[授業の概要・目的]
この授業では、認知意味論を中心に取り扱い、メタファーやメトニミー、イディオムなど言語の意
味拡張に関わる様々な現象を考察する。
[授業計画と内容]
はじめに認知意味論の理論的発展と現在の動向を概要した後、具体的な事例研究を扱う英語論文を
取り上げる。事例そのものは英語に限定せず、日本語はじめ様々な言語における意味的現象を考察
する。受講者はその論文内容の発表を順に担当すること。その内容に基づき、受講者相互で議論を
深めていく。
[履修要件]
認知言語学の基礎知識を備えていることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
演習の担当およびディスカッションへの参加状況、学期末のレポートから、総合的に評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
131
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
西谷 拓哉
担当者氏名 神戸大学 大学院国際文化学研究科 教授
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
アメリカン・ルネサンスの文学―メルヴィルを中心として
[授業の概要・目的]
1830年代から60年代にかけての「アメリカン・ルネサンス」と呼ばれる時期は、エマソン、ソロ
ー、ポー、ホーソーン、メルヴィルら、代表的なアメリカ作家が輩出しました。本講義は特にメル
ヴィルに焦点を当て、その文学の先進的な特質を理解することを目標とします。その際、三つの観
点から、主として後期の小説を読み解いていきます。
(1)「人種」。ここでは最近のアメリカン・ルネサンス研究の動向を参照しつつ、メルヴィル
の描く異人種間の交渉、接触、トランスナショナリズムを論じます。対象作品は主として、ポー「
アーサー・ゴードン・ピムの冒険」、メルヴィル『白鯨』、「ベニート・セレーノ」。
(2)「映像性」。ポーやホーソーンとも比較しながら、メルヴィルの叙述の映像性、視覚性を
探り、文体の特徴を論じます。主として、ポー「アシャー家の崩壊」、ホーソーン『緋文字』、メ
ルヴィル『白鯨』。
(3)「作家としての自意識」。語り手の造型、語る者と語られる者との関係、作中に仕掛けら
れた謎といった点から、(当時の)読者に対峙するメルヴィルの態度を探ります。主として、メル
ヴィル「バートルビー」、「ベニート・セレーノ」、『信用詐欺師』。
以上を総合して、アメリカン・ルネサンス期の作家の中で、メルヴィルがいかにモダニズムを先
取りしていたかを浮き彫りにしたいと思います。基本的には講述形式ですが、受講生からの発表も
取り入れながら、双方向的に理解を深めたいと考えています。「講義の内容」に記した作品はいず
れも翻訳があります。原文で読む時間がない場合でも、できるだけ目を通しておいてください。例
えば次のものが入手しやすいでしょう。
ポー「アーサー・ゴードン・ピムの冒険」(『ポオ小説全集 2』創元推理文庫)
ホーソーン『緋文字』(八木敏雄訳、岩波文庫)
メルヴィル『白鯨』(八木敏雄訳、岩波文庫)
メルヴィル「バートルビー」、「ベニート・セレーノ」(坂下昇訳『幽霊船』岩波文庫、杉浦銀
策訳『乙女たちの地獄 メルヴィル中短篇集』国書刊行会)
[授業計画と内容]
第一部「人種」
1.19世紀アメリカ文学とトランスナショナリズム
2.メルヴィル『白鯨』のイシュメールとクィークエグ
3.メルヴィル『イズリアル・ポッター』における身体
4.ポー『アーサー・ゴードン・ピム』、ストウ『アンクル・トムの小屋』と奴隷制
5.メルヴィル「ベニート・セレーノ」における黒人反乱
第二部「映像性」
1.小説の映像性と映画の映像性
2.ホーソーン『緋文字』の映像的文体
3.アダプテーションの問題
4.映画版『白鯨』の検討
5.メルヴィル『白鯨』の映像的文体
第三部「作家としての自意識」
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
132
アメリカ文学(特殊講義) (2)
1.メルヴィルと当時の読者層
2.メルヴィル「バートルビー」読解(1)
3.同上(2)
4.短篇における喜劇的自画像
5.メルヴィル『信用詐欺師』における虚実
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
以下を総合して評価します。ただし、レポートのいずれかが提出されない場合は不可とします。事
前レポートも必須ですから注意してください。
・出席・授業への貢献 45%
・事前のレポート 15%
・授業後のレポート 40%
[教科書]
プリントを配布します。
[参考書等]
(参考書)
①平石貴樹『アメリカ文学史』(松柏社)
②八木敏雄『マニエリスムのアメリカ』(南雲堂)
③福岡和子『変貌するテキスト』(英宝社)
④野間正二『読みの快楽――メルヴィルの全短編を読む』(国書刊行会)
⑤竹内勝徳・高橋勤編『環大西洋の想像力』(彩流社)
⑥西谷拓哉・成田雅彦編『アメリカン・ルネサンス 批評の新生』(開文社)
個々の論題については授業中に文献を提示します。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メルヴィルの短篇「バートルビー」については、受講生からの事前レポートをもとに全員で意見交
換したいと思います。翻訳でも結構ですから(原文ならなおよい)、あらかじめ作品を読み、特に
面白いと思った点について、日本語1200∼1500字でレポートを書き、それを初日に提出してくださ
い。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 京都府立大学 文学部 教授 金澤 哲
開講期 後期
曜時限 月2
授業形態 特殊講義
Zola Neale Hurston の短編を読む
[授業の概要・目的]
授業の概要:
1920年代マンハッタンを中心とした黒人文化運動 The Newe Negro Renaissance (Harlem
Renaissance) の中心人物の一人だった Zola Neale Hurston の短編を読み、おもに黒人表象と語りの問
題について考察する。
授業の目標:
(1) 文学における人種表象の問題 (2) Modernism 的語りの技法について理解し、それらの観点から
作品分析ができるようになる。
[授業計画と内容]
(1) Introduction (Hurston の生涯、 Modernism と黒人表象の問題)
(2) Drenched in Light
(3) Spunk
(4) Magnolia Flower
(5) The Eatonville Anthology
(6) Sweat
(7) The Gilded Six-Bits
(8) Mother Catherine
(9) Uncle Monday
(10) The Fire and the Cloud
(11) Cock Robin Beale Street
(12) Story in Harlem Slang
(13) High John de Conquer
(14) Harricane
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
以下を総合して評価する。
・毎回の授業時に提出するコメンタリー(30%)
・期末レポート(70%)
[教科書]
Zola Neale Hurston 『Complete Stories』(Harper Perennial)ISBN:978-0060921712
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
毎回取り上げる短編を読んできてください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 京都府立大学 文学部 出口 菜摘
開講期 前期
曜時限 月2
授業形態 特殊講義
アメリカ詩を読む
[授業の概要・目的]
このクラスの目的は、アメリカ詩を通じて言葉の性格やその働きについての理解を深めることであ
る。具体的には、詩を以下の3点から考える。①意味(比喩、寓意、詩語、言葉の選択)②音(韻
律、詩型、擬態語)③視覚(図形詩、形象文字、イメージ)これら3点と作品テーマとの関連、詩
人の伝記的背景や当時の社会状況の考察、またイギリス詩との比較も行う。
[授業計画と内容]
1.Introduction
2.Robert Frost
3.Walter Whitman
4.Emily Dickinson
5.William Shakespeare
6.William Wordsworth
7.John Donne
8.William Carlos Williams 9.Lewis Carroll 10.Ezra Pound
11.T. S. Eliot
12.E. E. Cummings
13.Elizabeth Bishop
14.Sylvia Plath
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点とレポートを総合的に評価する
[教科書]
初回授業でプリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
135
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 同志社大学 文学部 准教授 藤井 光
開講期 後期
曜時限 木2
授業形態 特殊講義
現代アメリカ短篇の翻訳
[授業の概要・目的]
現代アメリカ作家たちを中心として、未訳の短篇の講読と翻訳を行う。授業内容としては、①現代
作家たちによる、アメリカ文化あるいは他文化を背景とした短篇を読み、②その翻訳を通じて、日
本語文化との接点や距離感を探る、という二点を中心とする。
[授業計画と内容]
一人の作家の短篇に一週の授業を割く予定。取り上げる作家としては、Jonathan Lethem, Amber
Sparks, Aimee Bender, Dave Eggers, Salvador Plascenciaなどを予定している。アメリカの文化・社会・
歴史を調べること、あるいは、他国の地理や社会を調査することが、その過程で必要となる。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点80%(各作品について提出する翻訳,発表およびディスカッションを評価する)、期末レポー
ト20%(英文・和文どちらでも可)。レポートの内容については授業時に指示する。
[教科書]
適宜プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
毎回の教材を精読のうえ授業に臨むこと。それ以外の情報については、初回時の授業で連絡先を配
布する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
136
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
開講期 前期
曜時限 木4
授業形態 特殊講義
中英語詩研究(1): Chaucer, _The Clerk's Tale_
[授業の概要・目的]
中英語詩の豊かな世界に親しむことを目標に、中世イギリス文学を代表する詩人Geoffrey Chaucerの
_The Canterbury Tales_から_The Clerk's Tale_を取り上げ、言語、題材等の観点から精読します。
[授業計画と内容]
・英語史の復習
・Chaucerの人と文学
・辞書(OED, MED)の引き方
・作品の講読
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点およびレポートで評価します。評価方法も含めて、授業の進め方を第1回目に説明しますの
で、受講を考えている人は必ず出席してください。
[教科書]
Larry D. Benson (gen. ed.) 『The Riverside Chaucer 3rd ed.』(Oxford University Press)ISBN:978-0-19955209-2
Riverside版以外のテキスト(Blake, Skeat, etc.)でもかまいません。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
第1回目の授業で参考文献のリストを配布します。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
137
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 三重大学 教育学部 教授 西村 秀夫
開講期 後期
曜時限 木4
授業形態 特殊講義
中英語詩研究(2): Auchinleck写本
[授業の概要・目的]
1330-40年頃ロンドンで製作されたと考えられているAuchinleck写本(NLS Advocate 19.2.1)に収めら
れた作品の中から、中英語韻文ロマンスを中心に取り上げます。この写本、あるいはこれにきわめ
て近似した写本をChaucerが読んだ可能性が指摘されており、Chaucerの詩作の背景を考える上で非
常に重要な写本です。
[授業計画と内容]
・写本の構成の概説
・Sir Orfeoの講読
以後、「ブリテン物」と呼ばれる作品を中心に読み進めます。
※「特殊講義」ですが、基本的には講読の形態で授業を行いますので、受講者には事前の準備が求
められます。 です。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点およびレポートで評価します。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
受講にあたっては入念な下調べが要求されます。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
138
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名
開講期 前期
曜時限 木3
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 特殊講義
Elementary Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to refine their English writing skills, particularly those
skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such as those found
in literary criticism.
[授業計画と内容]
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which various skills necessary for
writing cogently in English will be addressed. Each class will open with a warm-up session devoted to
practical exercises that are designed to review the basic grammar and usage required for effective writing.
In the second session of each class, the instructor will introduce a brief reading pertinent to the goals of the
class. These readings will generally be excerpts of film or literary criticism, or newspaper columns and
reviews concerned with language, writing and the arts. Students will be asked to read, analyze, and discuss
these examples in class. These readings will serve as models for later student efforts and will provide students
an opportunity to examine how sophisticated arguments are structured and facts are presented.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing exercises. Students will be assigned specific writing tasks each week. Students may,
however, choose to work on revising previously completed writing or works in progress in place of the topics
assigned by the instructor.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
139
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名
開講期 後期
曜時限 月1
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 特殊講義
Advanced Academic Writing in the Humanities
[授業の概要・目的]
This course is designed to assist students who wish to further refine their English writing skills, particularly
those skills needed to compose advanced-level academic papers and to create polished essays such those
found in literary criticism.
[授業計画と内容]
This course is intended primarily for students who have previously composed academic papers in English and
wish to polish their early work or to embark on new writing projects. The structure of individual class
sessions will resemble those in the spring elementary course.
Each meeting of the class will be composed of three sessions during which techniques required for writing
cogently in English will be addressed. The first portion of the class will begin with a session devoted to
reading and analysis of a superior example of writing by a well-known author. These readings will serve as
models for student efforts and will provide students an opportunity to examine how sophisticated arguments
are structured and facts are presented.
The second portion will focus on building appropriate vocabulary for academic writing in the humanities and
distinguishing levels of formality in written language.
The third portion of the class will operate as a workshop for honing writing skills. Students will spend this
final period on writing projects of their own choosing. Students will receive individual guidance on revising
and editing previously submitted passages of their writing.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the degree of participation in in-class assignments (40%) and quality of
additional written work (60%).
[教科書]
使用しない
Students are not required to purchase a textbook for the course. The instructor will provide materials on a
weekly basis.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
140
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
開講期 前期
曜時限 月4
授業形態 特殊講義
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (1)
[授業の概要・目的]
この数年、私は戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) の詩選集を教えている。今年度は
Larkin を生み出した文学的背景について検討してみたい。T.S. Eliot などに代表されるモダニズムと
は一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあったのだろうか。19世紀末より活躍してい
た Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘されるところだが、Larkin の詩を精読すれば、
16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[授業計画と内容]
SPRING SEMESTER
[1/2] course introduction: Philip Larkin, 'This Be The Verse' (1971), and Robert Louis Stevenson, 'Requiem'
(1887)
[3/4] Thomas Hardy, 'The Selfsame Song' (1922), and Philip Larkin, 'The Trees' (1967)
[5/6] Matthew Arnold, 'Dover Beach' (1851), and Philip Larkin, 'Self's the Man' (1958)
[7/8] Thomas Hardy, 'Neutral Tones' (1867), and Philip Larkin, 'Wild Oats' (1962)
[9/10/11] T.S. Eliot, 'The Fire Sermon' (from 'The Waste Land', 1922), and Philip Larkin, 'The Whitsun
Weddings' (1957)
[12/13] Thomas Hardy, 'During Wind and Rain' (1917), and Philip Larkin, 'An Arundel Tomb' (1956)
[14] Philip Larkin, 'Home Is So Sad' (1958)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・基準]
出席状況(25%)、中間課題(25%)、および学期末試験(50%)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
141
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
142
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 関西学院大学 文学部 教授 Gallimore, Daniel
開講期 後期
曜時限 月4
授業形態 特殊講義
イギリス詩を読む:Larkin と Larkin の先祖 (2)
[授業の概要・目的]
この数年、私は戦後イギリス詩を代表する Philip Larkin (1922-85) の詩選集を教えている。今年度は
Larkin を生み出した文学的背景について検討してみたい。T.S. Eliot などに代表されるモダニズムと
は一線を分かつ Larkin は、どのような詩的影響の下にあったのだろうか。19世紀末より活躍してい
た Thomas Hardy (1840-1928) の影響はしばしば指摘されるところだが、Larkin の詩を精読すれば、
16世紀にまで遡る詩的な響きが様々な形で聞こえてくる。
本科目では、Larkin および Larkin の詩的先祖の考察を通して、poetic influence(詩的影響)を検証
しつつ、イギリス詩に対する新たな視野を広げてみたい。
[授業計画と内容]
AUTUMN SEMESTER
[1/2] Philip Larkin, 'The Mower' (1979), Thomas Hardy, 'The Blinded Bird' (1916), and Andrew Marvell, '
The Mower's Song' (published 1681)
[3/4] interview with Philip Larkin, 'The Art of Poetry' ('The Paris Review', 1982)
[5/6] Philip Larkin, 'Sad Steps' (1968), and 'Aubade' (1977)
[7/8/9] Philip Sidney, Sonnet 31, 'Astrophel and Stella' (circa 1581), John Donne, 'The Sun Rising' (after
1603), and Andrew Marvell, 'To His Coy Mistress' (circa 1649)
[10/11] Philip Larkin, 'Deceptions' (1950), and William Shakespeare, Sonnet 129 (1609)
[12/13] William Empson, 'Aubade' (1937), and John Betjeman, 'Slough' (1937)
[14] Philip Larkin, 'Going, Going' (1972)
[履修要件]
本科目は、基本的に英米文学を専門とする大学3・4年生および大学院生を対象とするが、他学科・
他学部の学生・大学院生も受講することができる。
[成績評価の方法・基準]
出席状況(25%)、中間レポート(25%)、および学期末レポート(50%)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
143
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
毎回プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業は原則として英語でおこなう。
[email protected]
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
144
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 立教大学 文学部 教授 舌津 智之
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
ディズニー映画とアメリカ文学批評
[授業の概要・目的]
1930年代から40年代に制作されたディズニー作品(『ダンボ』、『ピノキオ』、ミッキーマウスの
短編映画)を取り上げて、それらを分析する際に有効となる文学批評の方法論を学ぶとともに、作
品の背景にある文化的ないしは文学史的な特殊事情を考察する。文学作品については、アメリカン
・ルネサンス期の古典的小説も視野におさめつつ、そこからモダニズムの時代に連なる系譜学を広
く分析対象とする
[授業計画と内容]
【1日目】障害研究の射程
1)イントロダクション――ダンボは何を語るのか
2)異常/非凡なる身体と構築主義
3)障害とマイノリティの政治学
【2日目】動物表象の可能性
4)1930年代のアメリカ事情
5)動物研究と文学批評
6)ネズミと大恐慌
7)短編小説実践演習
【3日目】宗教とセクシュアリティ
8)アメリカにおけるキリスト教
9)『ピノキオ』と聖書
10)ゴスペル音楽にみる宗教性と官能性
11)逸脱するセクシュアリティ
【4日目】テクノロジーと身体
12)アメリカ的身体論の輪郭
13)サイボーグ・フェミニズム
14)機械/人間/種の脱構築
15)授業内試験(筆記論述式)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業参加と1日1枚のリアクションペーパー提出)を50%、最終授業時の論述式筆記試験
を50%とする。
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
145
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
授業プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業期間中、いくつかのディズニー短編映画を動画サイトで予習して頂くので、YouTubeを視聴で
きる環境を整えておくこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
146
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
岩田 美喜
担当者氏名 東北大学 大学院文学研究科 准教授
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
アングロ=アイリッシュ演劇入門
[授業の概要・目的]
伝統的な演劇史においては、アイルランド演劇は19世紀末のW. B. イェイツらによるアイルランド
演劇復興運動に始まり、ジョージ・ファーカーやR. B. シェリダンなど、それ以前のアイルランド
系劇作家たちは「英文学」のキャノンに包摂されることが多い。だが、彼らは〈内なる他者〉とし
てロンドンの観客のために芝居を書いていたのであり、また同時に、小規模ながらもスマック・ア
リーを中心にダブリンの観客のために書かれた芝居も存在していた。この授業では、「アングロ=
アイリッシュ演劇」という新しい認識の枠組みを用い、18世紀から20世紀初頭までのアイルランド
とイングランドにおける喜劇に触れ、その理解を深めることを目的とする。これらの作品に横溢す
る〈兄弟〉の表象を隠喩として読みながら、ときに看過されがちなアングロ=アイリッシュ喜劇の
文化的多様性について考察したい。
[授業計画と内容]
授業では各回以下の項目を扱う予定だが、変更する場合もある。また、授業は主として講義形式で
進められるが、その日の授業の終わりに、受講者にはミニット・ペイパーを提出してもらう。
1. アングロ=アイリッシュ演劇の射程とステージ・アイリッシュマン
2. George Farquhar, The Twin-Rivals (1702)
3. Farquhar, The Beaux’ Stratagem (1707)
4. Thomas Sheridan, The Brave Irishman (1755)
5. Oliver Goldsmith, She Stoops to Conquer (1773)
6. John O’Keeffe, Tony Lumpkin in Town (1778)
7. R. B. Sheridan, The Rivals (1775)
8. R. B. Sheridan, The School for Scandal (1777)
9. O’Keeffe, Wild Oats (1791)
10. Dion Boucicault, London Assurance (1841)
11. Boucicault, The Shaughraun (1874)
12. Oscar Wilde, The Importance of Being Earnest (1895)
13. W. B. Yeatsの演劇論とJ. M. Synge
14. George Bernard Shaw, John Bull’s Other Island (1904)
15. 全体のまとめ/フィードバック
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
ミニット・ペイパー(4回)(50%)と期末レポート(50%)
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
147
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
教科書は使用せず、教員が用意した資料を教室で配布する。
[参考書等]
(参考書)
Harrington, John P., ed. 『Modern Irish Drama』(New York: Norton, 1991)
Morash, Christopher 『A History of Irish Theatre 1601-2000』(Cambridge: CUP, 2002)
Wheatley, Christopher, and Kevin Donovan, eds. 『Irish Drama of the Seventeenth and Eighteenth Centuries』
(Bristol: Thoemmes, 2003)
その他は必要に応じて 授業中に紹介する。
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
*日本では馴染みの薄い作品を多く取り扱うので予習もしにくいでしょうが、シェリダン『悪口学
校』やワイルド『真面目が肝心』は日本語訳が存在するので、できる範囲で事前に読める作品を読
んでおいてください。授業内容の理解がさらに深まります。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
148
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
非常勤講師 Heinrich Ramisch
担当者氏名
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
Varieties of English
[授業の概要・目的]
It is estimated that at the time of Elizabeth I (1533-1603) there were at most seven million native speakers of
English, all of whom lived in the British Isles, whereas today English is used by millions of people in
different forms and functions all over the world. Apart from its use as a native language in countries such as
the US or New Zealand, it may be employed as a second language, for example in Nigeria or India, or as a
foreign language in countries such as Japan or Germany. The course will therefore be concerned with
varieties of English in different social and cultural settings. We will discuss the characteristic features of
these varieties in terms of their pronunciation, grammar, vocabulary and spelling. Moreover, it is intended to
explore the general principles that underlie the variation of English in different areas. Our objective will be to
show how varieties of English have developed and what causes have determined the convergence/divergence
of English in general.
[授業計画と内容]
1. Variation in English: Introduction (cf. Schneider 2011: 1-13)
2. Basic Notions I (cf. Schneider 2011: 14-24)
3. Basic Notions II (cf. Schneider 2011: 25-41)
4. The Historical Background (cf. Schneider 2011: 42-61)
5. English crossing the Atlantic I (cf. Schneider 2011: 62-92)
6. English crossing the Atlantic II (cf. Schneider 2011: 92-110)
7. Planning your own variety project - guidelines
8. Southern Hemisphere Englishes (cf. Schneider 2011: 111-133)
9. English in Africa (cf. Schneider 2011: 134-148)
10. English in South and South-East Asia (cf. Schneider 2011: 149-164)
11. Language Development: A General Perspective (cf. Schneider 2011: 189-209)
12. Attitudes towards English (cf. Schneider 2011: 210-228)
13. Discussion of individual projects
14. Discussion of individual projects
15. Discussion of individual projects
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Short presentation and essay on a variety of English
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
149
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
The relevant texts for this course will be made available as pdf-files in June 2014.
[参考書等]
(参考書)
Gunnel Melchers and Philip Shaw 『World Englishes』(Hodder Education 2011 2nd edition)
Edgar W. Schneider 『English Around the World. An Introduction』(Cambridge University Press 2011)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
150
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義) <英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
滝沢 直宏
担当者氏名 立命館大学 大学院言語教育情報研究科 教授
開講期 前期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
英語語法文法研究(1)
[授業の概要・目的]
英語の語法文法の研究をする際には、まずもって自分で英語の一次資料(新聞、雑誌、小説その
他)を分析的な目で常に読み、聞き、見る癖をつけることが大切である。そこで、本授業の受講生
には、語彙・語法・文法・表現・言語理論の観点はもとより文化的視点、修辞的視点など幅広い観
点から英語を観察し、興味深い例を発見することを求める。既に研究の積み重ねのある現象ではな
く、これまでの研究で気付かれていない現象を自ら発掘し、それを研究につなげていくことを特に
薦めたい。
この授業では、受講生各自が一週間の間に発見した例のうち、特に興味深いと思われる数例(具
体的な数は受講生の数次第)を限度に紹介し合い、それを全員で検討しながら、英語の語法文法に
関する理解を深める。
紹介する各例には、分類タグをできるだけ多く付与することが求められる。付与した分類タグの
分だけ、その例を多角的に見たことになる。同時に、Quirk et al. (1985)、Huddleston & Pullum (2002)、
Biber et al. (1999)といった英文法書においてその現象に関連する事柄が扱われている箇所を、でき
るだけ明示することが望まれる。(常にこの3冊を座右に置いて参照すると良い。)分類タグには、
関連する言語学上の専門用語を正確に用いることが求められる。そのため言語学関係の用語辞典も
頻繁に参照することが必要となる。
例文は、毎週、日曜の正午までに授業用のメーリングリストに投稿し、担当教員と受講生が授業
前に検討できるようにする。
例文の検討を通して、言語学的に英文を見る目を養うことを目的とする。
[授業計画と内容]
1. 英語の語法文法研究入門
2. 例文データベースの作成方法
3. 多角的、複眼的に英文を見ることの重要性
4. 英語学、言語学の術語に精通することの重要性
などについて講義した後、受講生には、英語の一次資料から興味深い例の抽出をしてもらい、全員
で議論する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点評価・・・宿題,学期末小レポート
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
151
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
Quirk, Randolph, Jan Svartvik, Geoffry Leech, and Sidney Greenbaum 『A Comprehensive Grammar of the
English Language』(Pearson Education)(20世紀英文法書の最高峰)
Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum 『The Cambridge Grammar of the English Language』(
Cambridge University )(Quirk et al.と並ぶ大著)
Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, Edward Finegan 『A Longman Grammar of
Spoken and Written English』(Pearson Education)(コーパスに基づく初の本格的文法書)
小西友七 『英語基本動詞辞典』(研究社)
小西友七 『英語基本形容詞・副詞辞典』(研究社)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メイリング・リストを立ち上げ、宿題は(基本的に)毎週、そこに提出することを求める。受講
生の数にもよりますが、毎週、多くのメールが飛び交うことになる。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
152
授業科目名 アメリカ文学(特殊講義)
<英訳> American Literature (Special Lectures)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
滝沢 直宏
担当者氏名 立命館大学 大学院言語教育情報研究科 教授
開講期 後期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
英語語法文法研究(2)
[授業の概要・目的]
【本授業は、前期の授業の続編である。以下は、前期のシラバスと同じ。】
英語の語法文法の研究をする際には、まずもって自分で英語の一次資料(新聞、雑誌、小説その
他)を分析的な目で常に読み、聞き、見る癖をつけることが大切である。そこで、本授業の受講生
には、語彙・語法・文法・表現・言語理論の観点はもとより文化的視点、修辞的視点など幅広い観
点から英語を観察し、興味深い例を発見することを求める。既に研究の積み重ねのある現象ではな
く、これまでの研究で気付かれていない現象を自ら発掘し、それを研究につなげていくことを特に
薦めたい。
この授業では、受講生各自が一週間の間に発見した例のうち、特に興味深いと思われる数例(具
体的な数は受講生の数次第)を限度に紹介し合い、それを全員で検討しながら、英語の語法文法に
関する理解を深める。
紹介する各例には、分類タグをできるだけ多く付与することが求められる。付与した分類タグの
分だけ、その例を多角的に見たことになる。同時に、Quirk et al. (1985)、Huddleston & Pullum (2002)、
Biber et al. (1999)といった英文法書においてその現象に関連する事柄が扱われている箇所を、でき
るだけ明示することが望まれる。(常にこの3冊を座右に置いて参照すると良い。)分類タグには、
関連する言語学上の専門用語を正確に用いることが求められる。そのため言語学関係の用語辞典も
頻繁に参照することが必要となる。
例文は、毎週、日曜の正午までに授業用のメーリングリストに投稿し、担当教員と受講生が授業
前に検討できるようにする。
例文の検討を通して、言語学的に英文を見る目を養うことを目的とする。
[授業計画と内容]
1. 英語の語法文法研究入門
2. 例文データベースの作成方法
3. 多角的、複眼的に英文を見ることの重要性
4. 英語学、言語学の術語に精通することの重要性
などについて講義した後、受講生には、英語の一次資料から興味深い例の抽出をしてもらい、全員
で議論する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点評価・・・宿題,学期末小レポート
アメリカ文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
153
アメリカ文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
Quirk, Randolph, Jan Svartvik, Geoffry Leech, and Sidney Greenbaum 『A Comprehensive Grammar of the
English Language』(Pearson Education)(20世紀英文法書の最高峰)
Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum 『The Cambridge Grammar of the English Language』(
Cambridge University Press)(Quirk et al.と並ぶ大著)
Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, Edward Finegan 『A Longman Grammar of
Spoken and Written English』(Pearson Education)(コーパスに基づく初の本格的文法書)
小西友七 『英語基本動詞辞典』(研究社)
小西友七 『英語基本形容詞・副詞辞典』(研究社)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メイリング・リストを立ち上げ、宿題は(基本的に)毎週、そこに提出することを求める。受講
生の数にもよりますが、毎週、多くのメールが飛び交うことになる。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
154
授業科目名 アメリカ文学(演習1 I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 火4
若島 正
授業形態 演習
Faulknerの"The Bear"を読む
[授業の概要・目的]
William Faulknerの中篇"The Bear"を読む。難解で知られるFaulknerの作品世界とその文体的特徴を理
解することを授業の目的としたい。
[授業計画と内容]
授業では、濃淡をつけた精読を行う。この作品は5つのセクションから成るが、重点的に精読する
のはセクションIとIV。
進行予定は次のとおり。
第1∼3週:セクションI
第4∼5週:セクションII
第6∼7週:セクションIII
第8∼12週:セクションIV
第13∼14週:セクションV
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
William Faulkner 『Three Famous Short Novels』(Vintage)ISBN:978-0307946751
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
155
授業科目名 アメリカ文学(演習1 I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
開講期 前期
曜時限 金2
授業形態 演習
Harold Pinter, _Betrayal_ 演習I
[授業の概要・目的]
Harold Pinter(1930-2008)は、20-21世紀の英国演劇を代表する劇作家の一人であり、ノーベル文学賞
受賞者(2005)である。Pinterは演劇言語のあり方を根本から変えた劇作家とも言われている。本演習
では、その代表作の一つであり、今日でもしばしば上演されている_Betrayal_ (1978初演)の精読を
通じて、英語による演劇テクストの読み方を身につけると共に、20世紀の英国演劇と演劇言語につ
いての理解を深めることを目指す。
[授業計画と内容]
_Betrayal_は、Emma, Jerry, Robertという三人の男女を主要登場人物とし、時間を逆行させながらそ
の関係を描いていくという構造を有している。授業においては、この時間の処理がどのような劇的
効果を生み出しているかという点に特に注意を払いながら、テクストを丹念に読んでいく。担当箇
所を各受講者に予め指定するという方法で読み進める。特に初めのうちは、戯曲というジャンルの
特性について基礎的な解説を適宜加える。
前期のみで完結する演習であるが、指定のテクストでは138頁程の長さの劇を前期のみで通読す
ることは不可能であるので、後期に開講される「Harold Pinter, _Betrayal_ 演習II」において講読を続
ける。「演習II」とあわせて受講することが望ましい。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
Harold Pinter 『Betrayal』(Faber & Faber)ISBN:978-0571305483
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
156
授業科目名 アメリカ文学(演習 I-2)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
開講期 後期
曜時限 火4
授業形態 演習
John Updike, Pigeon Feathersを読む
[授業の概要・目的]
John Updike (1932-2009)の代表的短篇集Pigeon Feathers (1962)収録の作品を精読する。Updikeの流麗
かつ緻密な文章を丹念に読んでいくことで、小説の英語を読むおもしろさを体感しつつ、テクスト
の基礎的な読解力、および語り口や文章表現の妙を味わう力を養うことを目指す。
[授業計画と内容]
前半の授業では、輪読(訳読)形式でテクストをじっくり丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程
度)。そうしてUpdikeの文章・作品世界にある程度慣れてもらったうえで、後半は発表形式を取り
入れつつ、授業1回につき短篇1作品のペースで進めていきたい。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末レポートを合わせて評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
157
授業科目名 アメリカ文学(演習 I-2)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
開講期 後期
曜時限 金2
授業形態 演習
Harold Pinter, _Betrayal_ 演習II
[授業の概要・目的]
前期開講の「Harold Pinter, _Betrayal_ 演習I」に引き続き、_Betrayal_ の精読を通じて、英語による
演劇テクストの読み方を身につけると共に、20世紀の英国演劇と演劇言語についての理解を深める
ことを目指す。
[授業計画と内容]
前期「演習I」の継続であり、前期終了箇所から、担当箇所を各受講者に予め指定するという方法
で読み進める。「演習I」とあわせて受講することが望ましいが、「演習II」のみの受講も認める。
後期のみの受講者は初回に担当教員に申し出ること。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
Harold Pinter 『Betrayal』(Faber & Faber)ISBN:978-0571305483
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
158
授業科目名 アメリカ文学(演習II-2)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 4回生のみ
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 水5
若島 正
授業形態 演習
アメリカの短篇小説を読む
[授業の概要・目的]
前期の演習IIに引き続いて、アメリカの現代作家Joyce Carol Oatesが編んだアメリカ短篇小説のアン
ソロジーを読む。20世紀後半におけるアメリカ文学の全体的なパースペクティヴを獲得するのが授
業の主な目的である。なお、卒業論文作成のための指導も同時に行う。
[授業計画と内容]
授業においては、Joyce Carol Oatesが編集したアンソロジーをテキストとして、毎週1篇の短篇小説
を読む。扱う作家は、Jackson, Bradbury, Roth, Proulx, Wolff, O'Brien, King, Boyle, Erdrich, Wallace,
Lahiriなど。授業の形式としては、あらかじめ発表当番を決めておき、その当番の報告という形を
取る。これと並行して、卒業論文作成のための指導を行う。卒業予定者は、卒業論文のドラフトを
次のような段階を踏んで作成すること。
(1)9月末まで、英文10枚。
(2)11月末まで、英文15枚。
なお、以上の2回のドラフト提出後、それぞれ個人面接による指導を行う。
[履修要件]
アメリカ文学専修4回生のみ受講可能。
[成績評価の方法・基準]
平常点100%で評価する。
[教科書]
Joyce Carol Oates (ed.) 『The Oxford Book of American Short Stories, 2nd Ed.』(Oxford UP)ISBN:9780199744398
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
卒業論文ドラフトについての面接指導の曜日・時間については、受講生と相談の上決定する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
159
授業科目名 アメリカ文学(演習II-1)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 4回生のみ
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
開講期 前期
曜時限 水5
授業形態 演習
アメリカの短篇小説を読む
[授業の概要・目的]
アメリカの現代作家Joyce Carol Oatesが編んだアメリカ短篇小説のアンソロジーを読む。20世紀前半
までのアメリカ文学の全体的なパースペクティヴを獲得するのが授業の主な目的である。なお、卒
業論文作成のための指導も同時に行う。
[授業計画と内容]
授業においては、Joyce Carol Oatesが編集したアンソロジーをテキストとして、毎週1篇の短篇小説
を読む。扱う予定の作家は、Hawthorne, Melville, Clemens, James, Jewett, Wharton, Cather, London,
Fitzgerald, Faulkner, Bowles, Cheeverなど。授業の形式としては、あらかじめ発表当番を決めておき、
その当番の報告という形を取る。これと並行して、卒業論文作成のための指導を行う。卒業予定者
は、卒業論文のドラフトを次のような段階を踏んで作成すること。
(1)4月末まで、計画書(扱う作家・作品などについて、日本語でよい)。
(2)6月末まで、英文5枚。
なお、ドラフト提出後、それぞれ個人面接による指導を行う。
[履修要件]
アメリカ文学専修4回生のみ受講可能。
[成績評価の方法・基準]
平常点100%で評価する。
[教科書]
Joyce Carol Oates (ed.) 『The Oxford Book of American Short Stories, 2nd Ed.』(Oxford UP)ISBN:9780199744398
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
卒業論文ドラフトについての面接指導の曜日・時間については、受講生と相談の上決定する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
160
授業科目名 アメリカ文学(講読I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 水4
若島 正
授業形態 講読
CapoteのBreakfast at Tiffany'sを読む
[授業の概要・目的]
Truman Capoteの短めの長篇Breakfast at Tiffany'sを精読する。文学作品を一語一語にこだわりながら
読む姿勢を身につけることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
授業の前半ではテキストを丹念に精読する。
また後半では、この作品を最後まで読み終わるために、読むページ数を増やし、あらかじめ指名し
た当番による発表形式とする。
進行予定は次のとおり。
第1∼7週:テキスト精読
第8∼14週:テキストの残りを読み終わる(輪番制発表形式)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点50%と期末の英文レポート50%を合わせて評価する。
[教科書]
Truman Capote 『Breakfast at Tiffany's』(Penguin Classics)ISBN:978-0141182797
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
161
授業科目名 アメリカ文学(講読I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 木1
家入 葉子
授業形態 講読
英語の変容
[授業の概要・目的]
英語がこれまでにどのような変化をたどってきたかを概観し、同時に現在進行中の言語変化を実
践的に観察します。
[授業計画と内容]
授業は、以下のような作業の組み合わせにより行います。
・教科書に指定したLanguage Changeの講読
・授業の内容に関連する論文の講読
・レポートの作成(レポートは授業の中で議論をしながら、少しずつ仕上げていきます)
[履修要件]
最初の授業でガイダンスを行いますので、受講者は必ず出席するようにしてください。出席できな
い場合は、事前に連絡を取ってください。
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
R. L. Trask 『Language Change』(Routledge)
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
162
授業科目名 アメリカ文学(講読I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 桂山 康司
開講期 前期
曜時限 水3
授業形態 講読
英詩入門
[授業の概要・目的]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。本年度はミルトンの作品を中心に取り上げ
る。どの作品を読むかは、最初の授業において指示する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末試験の成績に、日常の活動を加味して評価する。
[教科書]
John Leonard (ed.) 『John Milton: The Complete Poems』(Penguin Classics)ISBN:0140433635
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
最初の授業において、英詩を読む上で必要な基礎的事実について解説をする予定なので、受講を希
望するものは必ず出席すること。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
163
授業科目名 アメリカ文学(講読I)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 前期
曜時限 火2
佐々木 徹
授業形態 講読
イギリス短編小説精読
[授業の概要・目的]
『75 Short Masterpieces』は3∼4ページの短い短編小説を集めたアンソロジーである。この授業で
は、ここからイギリスの作家によって書かれたものをとりあげて精読する。
[授業計画と内容]
毎回一つの作品を読み終える。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点により評価する。
[教科書]
Roger Goodman 『75 Short Masterpieces』(Bantam)ISBN:978-0553251418
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業の目的はあくまでも精読であるから、毎回の授業のためには徹底的に辞書を引く、入念な予習
が必要である。
オフィスアワーは月曜14:15∼15:15。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
164
授業科目名 アメリカ文学(講読II)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 森 慎一郎
開講期 後期
曜時限 水4
授業形態 講読
Nathaniel Hawthorneの短篇を読む
[授業の概要・目的]
19世紀アメリカ文学を代表する作家、Nathaniel Hawthorne (1804-64)の短篇を精読する。文学作品
を一語一句にこだわりながら読む姿勢を身につけることを授業の目的とする。
[授業計画と内容]
授業ではひとまず輪読(訳読)形式でテクストを丁寧に読んでいく(1回3∼4ページ程度)。そ
うしてHawthorneの文章と文学世界にある程度慣れてもらったところで、受講者数や受講者の理解
度等を勘案しながら、可能なら後半の授業では発表形式を取り入れ、読み進む分量を増やすことを
考えている。その場合、各回1人∼数人の受講者に1つの短篇について発表してもらい、それをも
とに受講者全員で議論する、といった形で授業を進める予定。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末レポートを合わせて評価する。
[教科書]
Nathaniel Hawthorne 『Young Goodman Brown and Other Tales』(Oxford UP)ISBN:978-0199555154
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
165
授業科目名 アメリカ文学(講読II)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 教授
開講期 後期
曜時限 木1
家入 葉子
授業形態 講読
中英語入門(道徳劇の講読)
[授業の概要・目的]
道徳劇の講読を通して中英語への理解を深めます。現代英語も含めた英語史全般についての観察
力をやしないます。
[授業計画と内容]
授業は、以下のような作業の組み合わせにより行います。
・中世道徳劇の講読
・授業の内容に関連する論文の講読
・レポートの作成(レポートは授業の中で議論をしながら、少しずつ仕上げていきます)
[履修要件]
最初の授業でガイダンスを行いますので、受講者は必ず出席するようにしてください。出席できな
い場合は、事前に連絡を取ってください。
[成績評価の方法・基準]
授業への貢献度およびレポートによって評価を行います。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(関連URL)
http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htm(このURLを定期的にチェックしてください。)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
メールアドレスは、http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/index.htmにあります。必要な場合は、
メールでご連絡ください。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
166
授業科目名 アメリカ文学(講読II)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 人間・環境学研究科 准教授 桂山 康司
開講期 後期
曜時限 水3
授業形態 講読
英詩入門
[授業の概要・目的]
英詩における名作を味読することを通じて、英詩の特質全般についての基礎知識を身につけると同
時に、特に、リズムのもつ意味について、理解を深める。
[授業計画と内容]
テキストに収められた作品を一つ一つ丹念に精読する。本年度は、前期に引き続き、ミルトンの作
品を中心に取り上げる。どの作品を読むかは、最初の授業において指示する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
期末試験の成績に、日常の活動を加味して評価する。
[教科書]
John Leonard (ed.) 『John Milton: The Complete Poems』(Penguin Classics)ISBN:0140433635
[参考書等]
(参考書)
小泉博一他(編) 『イギリス詩を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN:4790707997
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
167
授業科目名 アメリカ文学(講読II)
<英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
担当者氏名 文学研究科 准教授 廣田 篤彦
開講期 後期
曜時限 火2
授業形態 講読
Noel Coward, _Still Life_講読
[授業の概要・目的]
Noel Coward (1899-1973)は20世紀英国演劇を代表する劇作家のひとりであり、その戯曲は今日も頻
繁に上演されている。この授業では、Cowardが書いた一幕物の一つである_Still Life_の精読を通じ
て、英語による戯曲テクストの読み方の基礎を身につけることを目指す。
[授業計画と内容]
_Still Life_ (初演1936年)はイングランドのある駅の待合室を舞台とした既婚男女の出会いから別
れに至る様子を描いた劇であり、1945年上演の映画_Brief Encounter_の基となった作品である。授
業においては、担当箇所を各受講者に予め指定するという方法で、英語の微妙な表現に注意を払い
ながら、丹念にこの戯曲を読んでいく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席状況、担当箇所の訳、授業内の発言を考慮し、平常点により評価する。
2回欠席した場合、以後の受講を認めない。
[教科書]
プリント配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
丹念に辞書を引いてテクストの理解に努めること。当然のことながら指定された担当箇所以外につ
いても十分な準備をして毎回の授業にのぞむこと。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
168
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
担当者氏名
開講期 前期
曜時限 木2
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 外人実習
Introduction to the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
This course will focus on the art and practice of translation through an examination of English-language
translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the opportunity to analyze these
works and study the techniques used by leading translators in the field.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be either a group or individual translation project. Individual students
will be responsible for producing either a complete translation of a single short work or one portion of a
longer work as part of a collective translation of a previously untranslated work of Japanese literature.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese very two weeks.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
169
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
担当者氏名
開講期 後期
曜時限 月2
非常勤講師 マイケル・エドワード・ジャメンツ
授業形態 外人実習
Refining the Art and Practice of Translation
[授業の概要・目的]
As in the spring offering, this course will focus on the art and practice of translation through an examination
of English-language translations of acclaimed modern Japanese short stories. Students will have the
opportunity to analyze these works and study the techniques used by leading translators in the field.
[授業計画と内容]
Students will be required to read, analyze, and respond to English translations of masterpieces of short fiction
and to compare and contrast them with the Japanese originals.
At its most basic level this class is a “reading course” in literature in English. Students will generally have
two weeks for each reading. Students should maintain a notebook in which they attempt a literary analysis
and record a personal response to each work. The analysis and response will be the basis for an examination
of the translation and for class discussions.
In addition to the notebook, there will be a group or individual translation project. Students will be asked to
produce either a translation of a portion of a previously untranslated work of English or American literature
or an analysis of varying English translations of a work of Japanese fiction.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Students will be evaluated on the basis of attendance, performance in classroom activities, completion of a
notebook, and the quality of a translation project.
[教科書]
使用しない
There is no textbook required. The instructor will provide readings in English and Japanese very two weeks.
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
170
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
担当者氏名
開講期 前期
曜時限 木1
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業形態 外人実習
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part I
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings on various aspects of the cultural heritage and history of Kyoto,
which will then be discussed in class. Topics will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual
arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance, class participation, timely completion of required readings, short written assignments, two class
presentations, and one in-class test.
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available))
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
171
授業科目名 アメリカ文学(外国人実習) <英訳> American Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 1
担当者氏名
開講期 後期
曜時限 木1
非常勤講師 LUDVIK,Catherine
授業形態 外人実習
Kyoto's Cultural Heritage, in English Part II
[授業の概要・目的]
This class aims to provide students with the necessary skills to explain in English various aspects of Kyoto's
cultural heritage and how it is being preserved.
[授業計画と内容]
Students will be assigned weekly readings on various aspects of the cultural heritage and history of Kyoto,
which will then be discussed in class. Topics will include Shinto shrines, Buddhist temples, festivals, visual
arts, and so on.
Students will be required to make two short class presentations on selected aspects of Kyoto's cultural
heritage, and to participate actively in class discussion.
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
Attendance, class participation, timely completion of required readings, short written assignments, two class
presentations, and one in-class test.
[教科書]
Dougill, John 『Kyoto: A Cultural History』(Oxford University Press)ISBN:978-0195301380
Kyoto Journal 『Kyoto Lives: Interviews, Memoirs, Essays』(Kyoto Journal 70)(http://kyotojournal.org/
backissues/kj-70/ (digital issue also available))
[参考書等]
(参考書)
Clancy, Judith 『Exploring Kyoto: On Foot in the Ancient Capital』(Stone Bridge Press)ISBN:978-1933330-64-8
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
172
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水4
田口 紀子
授業形態 特殊講義
同時代歴史小説としてのスタンダール『赤と黒』
[授業の概要・目的]
1820年代のフランスロマン主義運動の中、演劇と小説の両ジャンルにおいて、歴史を題材とした作
品が数多く生み出された。1830年はヴィクトル・ユゴーの『エルナニ』の上演成功によって、古典
主義に対するロマン主義の勝利が決定づけられた年であるが、同年に発表されたスタンダールの『
赤と黒』は、その「1830年年代記」という副題が示すとおり、同時代史を描き出す意図のもとに執
筆された「歴史小説」であるとも言える。その「歴史家」としてのスタンダールの語りに注目し、
同時代に活躍したロマン派史家のオーギュスタン・ティエリーの歴史書、ロマン派の歴史劇、文学
雑誌に発表された批評論文などとの関連を考察しながら、三人称写実主義小説の生成についての理
解を深める。
[授業計画と内容]
授業では以下のテーマを取り上げる。 ①1820年代のフランスでの歴史小説の流行とその背景
②ロマン主義運動と当時の文壇の状況
③『赤と黒』のテクストの批判的講読
①と②にはそれぞれ2∼3回を当て、③を中心に授業を行う。必要に応じて、ティエリーの『メロヴ
ィング王朝史話』などの歴史書のテクストや歴史劇との比較検討を行い、同時期の文学雑誌の書評
や批評論文も参照する。
[履修要件]
フランス語初級を修了していること。
[成績評価の方法・基準]
平常点と年度末のレポート
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
173
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 人文科学研究所 教授
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水5
大浦 康介
授業形態 特殊講義
Antoine Compagnon の文学理論 (2)
[授業の概要・目的]
本年度は、昨年度に引き続き、Antoine Compagnonの文学理論・批評理論を論じる。
[授業計画と内容]
本年度おもに扱うのは、Antoine Compagnon の以下の著作である。
Le D#233mon de la th#233orie, Seuil, 1998
Les Antimodernes, de Joseph de Maistre #224 Roland Barthes, Gallimard, 2005
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点とレポート
[教科書]
教科書はない。資料は適宜コピーして配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特にない。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
174
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 人間・環境学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水3
稲垣 直樹
授業形態 特殊講義
『レ・ミゼラブル』の特質とその受容の諸相
[授業の概要・目的]
ヴィクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』は1862年の刊行(2012年で刊行150年)以来、19
世紀、20世紀、そして21世紀を通じての一大ベストセラーである。1960年から1984年まで25年間に
おけるフランスでの総出版部数だけを取ってみても、4,927,185部と、500万部近い。日本でも、明
治35(1902)年から翌36年にかけて黒岩涙香が新聞『万朝報(よろずちょうほう)』に『噫無情(
ああむじょう)』と題して翻案を連載して以来、全訳もダイジェスト版も長い間、青少年の必読書
となっていた。映画、ミュージカル等へのアダプテーションも盛んで、ミュージカル『レ・ミゼラ
ブル』はフランス初演1980年、イギリス初演1985年、日本初演1987年以来、全世界で6,000万人以上
と驚異的な観客動員数となっている。2012年12月、このミュージカルの映画化作品が公開されても
いる。
これは、そもそも『レ・ミゼラブル』がどのような作品だからなのか。作者ユゴーと作品『レ・
ミゼラブル』そのものについて、その原典抜粋を拙対訳を手がかりに読みつつ、理解を深める。そ
れとともに、この作品の邦訳翻案、映画、ミュージカル等へのアダプテーションについても比較文
学・比較文化の視点を交えつつ分析・考察する。
[授業計画と内容]
次のような課題を設定して、授業を進める。一つの課題に2∼4週を当てる予定である。ほぼ毎
回、下記の教科書を用いて原典の抜粋を読む。
◇オリエンテーション
◇ヴィクトル・ユゴーとその時代
◇『レ・ミゼラブル』執筆の経緯と刊行後の反響
◇ストーリー展開に隠された深層構造
◇「社会改革」のテーマとユゴーの政治理念
◇カーニヴァル文学としての『レ・ミゼラブル』
◇日本における『レ・ミゼラブル』
◇映画へのアダプテーション
◇ミュージカル『レ・ミゼラブル』の特質
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席をはじめ授業への参加、レポート等の総合的評価
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)へ続く↓↓↓
175
フランス語学フランス文学(特殊講義)(2)
[教科書]
稲垣直樹 『「レ・ミゼラブル」を読みなおす』(白水社)ISBN:978-4-560-00344-2(2012年刊行の
第2刷を使用する)
その他、適宜プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
176
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月4
増田 眞
授業形態 特殊講義
ルソー『告白』研究
[授業の概要・目的]
ルソーの『告白』は西欧における近代的な自伝文学の出発点とされるが、実際には新しい文学ジャ
ンルの創設を目的として書かれたものではない。『告白』は自己探求の書であるが、人間論などル
ソーの思想的なレベルとの関連もあり、自己弁護のための政治的な行為でもある。形式面でも、伝
統的な回想録や当時の小説などとの共通性もあり、多面的な作品である。前期は『告白』の前半の
重要な箇所を取り上げ、この作品の諸側面(構成、思想、文体等)について考察する。
[授業計画と内容]
単なる訳読ではなく、原文についての注釈や分析もできるだけ加えながら授業を進めたい。授業中
は受講者にも原文の分析、コメントなどに参加してもらいたい。
[履修要件]
中級程度のフランス語読解力があることが望ましい。(それ以上に、フランス語の原文を自分で読
むという心構えが必要。)
[成績評価の方法・基準]
平常点またはレポート。
[教科書]
開講時に指示する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
177
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月4
増田 眞
授業形態 特殊講義
ルソー『告白』研究(続)
[授業の概要・目的]
前期に引き続いて、ルソーの『告白』を研究する。後期はこの作品の前半の終わりから、後半にか
けての重要な部分を取り上げ、その諸側面について考察する。『告白』は前半と後半でかなり性格
や雰囲気が異なり、後半のいくつかの部分やテーマの検討を通じて、作品全体の構成や論理などに
ついても考察したい。
[授業計画と内容]
単なる訳読にとどまらず、できるだけ原文に注釈や分析を加えながら授業を進める予定。受講者に
は、なるべく発表などの形でその作業に参加してもらいたい。
[履修要件]
中級程度のフランス語読解力があることが望ましい。(それ以上に、フランス語の原文を自分で読
むという心構えが必要。)
[成績評価の方法・基準]
平常点またはレポート。
[教科書]
開講時に指示する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
178
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
フランス古典喜劇を読む
[授業の概要・目的]
フランス古典演劇を代表する劇作家モリエール (1622-1673) の喜劇『タルチュフ』(Tartuffe, 1664)
を精読する。古典喜劇の作劇法を確認するとともに、同時代の社会に対する諷刺の射程を見定める。
[授業計画と内容]
以下のような問題について、それぞれ1∼3週の授業をする予定である。
モリエールの演劇活動
『タルチュフ』上演の背景
『タルチュフ』上演禁止の背景
『タルチュフ』再演に向けたモリエールの主張
『タルチュフ』読解
『タルチュフ』の作劇法
モリエール作品中の『タルチュフ』の位置
『タルチュフ』上演の歴史
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業での発表および期末レポート
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
179
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
フランス古典悲劇を読む
[授業の概要・目的]
フランス古典演劇を代表する劇作家ラシーヌ (1639-1699) の悲劇『ベレニス』(Berenice, 1670) を精
読する。古典悲劇の作劇法を限界まで単純化したラシーヌの独創性を検証する。
[授業計画と内容]
以下のような問題について、それぞれ 1∼3週の授業をする予定である。
フランス古典悲劇の特徴
劇作家ラシーヌについて
『ベレニス』の創作経緯、初演、受容
コルネイユ作『ティットとベレニス』との競合問題
『ベレニス』の作劇法
『ベレニス』の読解
『ベレニス』序文の分析
ラシーヌ作品における『ベレニス』の位置
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
授業における発表と期末レポート
[教科書]
プリント等を配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
180
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木3
授業形態 特殊講義
Litterature : voyages et voyageurs, de la Renaissance au XXe siecle
[授業の概要・目的]
Même quand ils sont formés à la ressemblance de notre réalité familière, les mondes imaginaires où nous
entraîne la fiction ont la vertu de nous arracher à notre existence quotidienne et de nous emmener ailleurs. Or,
si lire fait voyager, si écrire fait voyager (l’auteur qui rapporte les visions de son imagination et qui crée un
monde à partir d’elles), on ne s’étonnera pas que voyager fasse écrire. Nous irons donc cette année
explorer l’une des plus fécondes sources d’inspiration de la littérature, l’une des plus essentielles. Pour
délimiter dans ce foisonnement un corpus cohérent, nous laisserons de côté les voyages de fiction, et nous
nous limiterons au domaine déjà fort vaste des récits de voyage. Notre panorama comprendra : le voyage d’
exploration et de connaissance, dans le sillage des grandes expéditions de découverte du monde à la
Renaissance et pendant les Lumières ; le voyage de formation (Chateaubriand en Amérique), le voyage
initiatique (Nerval en Orient), le voyage culturel (Stendhal en Italie, qui invente le tourisme) ; le voyage
comme aventure existentielle (Blaise Cendrars et Nicolas Bouvier, au XXe siècle) ; le voyage ethnographique
(Claude Lévi-Strauss). On verra ainsi que toutes ces motivations finissent par se mélanger, et que l’écriture
littéraire brasse toutes les expériences, toutes les sensations, tous les savoirs apportés par le voyage, pour les
conduire aux confins de la fiction.
[授業計画と内容]
Notre voyage à travers la littérature de voyage s’orientera du proche vers le lointain (au point de vue
temporel, qui prime ici sur le point de vue géographique, parce que les mutations des formes du voyage ont
modifié l’échelle des distances physiques, et parce que le professeur et les étudiants n’ont, de toute façon,
pas le même référentiel !). Au cours du 1er semestre, nous traiterons donc des écrivains voyageurs du XXe
siècle : Blaise Cendrars, dont nous étudierons quelques récits du recueil "Bourlinguer", classé parmi ses
"Mémoires" ; et Nicolas Bouvier, dont "L’usage du monde" fait figure de modèle des récits de voyage d’
aujourd’hui. Les "Tristes tropiques" de Lévi-Strauss nous fourniront une transition avec le 2e semestre, où
nous repartirons du même endroit, le Brésil.
[履修要件]
Ce cours est ouvert aux étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités. De solides compétences de lecture
en français, ainsi qu'un intérêt prononcé pour les études littéraires, sont cependant souhaitables.
[成績評価の方法・基準]
L'évaluation se fondera sur un essai demandé à la fin du semestre.
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
181
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence fixe, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous avec lui.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
182
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義) 担当者氏名 文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木3
授業形態 特殊講義
Litterature : voyage et voyageurs, de la Renaissance au XXe siecle
[授業の概要・目的]
Même quand ils sont formés à la ressemblance de notre réalité familière, les mondes imaginaires où nous
entraîne la fiction ont la vertu de nous arracher à notre existence quotidienne et de nous emmener ailleurs. Or,
si lire fait voyager, si écrire fait voyager (l’auteur qui rapporte les visions de son imagination et qui crée un
monde à partir d’elles), on ne s’étonnera pas que voyager fasse écrire. Nous irons donc cette année
explorer l’une des plus fécondes sources d’inspiration de la littérature, l’une des plus essentielles. Pour
délimiter dans ce foisonnement un corpus cohérent, nous laisserons de côté les voyages de fiction, et nous
nous limiterons au domaine déjà fort vaste des récits de voyage. Notre panorama comprendra : le voyage d’
exploration et de connaissance, dans le sillage des grandes expéditions de découverte du monde à la
Renaissance et pendant les Lumières ; le voyage de formation (Chateaubriand en Amérique), le voyage
initiatique (Nerval en Orient), le voyage culturel (Stendhal en Italie, qui invente le tourisme) ; le voyage
comme aventure existentielle (Blaise Cendrars et Nicolas Bouvier, au XXe siècle) ; le voyage ethnographique
(Claude Lévi-Strauss). On verra ainsi que toutes ces motivations finissent par se mélanger, et que l’écriture
littéraire brasse toutes les expériences, toutes les sensations, tous les savoirs apportés par le voyage, pour les
conduire aux confins de la fiction.
[授業計画と内容]
Au 2e semestre, cap sur la Renaissance et la découverte des Amériques (Jean de Léry, "Histoire d’un
voyage fait en la terre du Brésil") ; cap sur les Lumières et la circumnavigation (Bougainville, "Description d
’un voyage autour du monde", dont nous étudierons ce qui a trait aux îles du Pacifique, de façon à leur
confronter le "Supplément au Voyage de Bougainville" de Diderot) ; et cap sur l’Amérique et l’Orient
romantiques (le "Voyage en Amérique" de Chateaubriand, plus tard inclus dans les "Mémoires d’Outretombe", et le "Voyage en Orient" de Nerval, qui a trait à l’Egypte, au Liban et à l’actuelle Istanbul Constantinople). Après un excursus "touristique" dans l’Italie de Stendhal, on essaiera de garder un peu de
temps pour évoquer les utopies, qui sont peut-être l’horizon de toute littérature de voyage, et l’anti-voyage
(Xavier de Maistre, "Voyage autour de ma chambre").
[履修要件]
Ce cours est ouvert aux étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités. De solides compétences de lecture
en français, ainsi qu'un intérêt prononcé pour les études littéraires, sont cependant souhaitables.
[成績評価の方法・基準]
L'é se fondera sur un essai demandé à la fin du semestre.
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
183
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence fixe, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous avec lui.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
184
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 人文科学研究所 准教授 王寺 賢太
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金2
授業形態 特殊講義
アルチュセールのルソー論を読む
[授業の概要・目的]
20世紀フランスのマルクス主義哲学者ルイ・アルチュセールは、『ルソーとその先行者たち:17
・18世紀の政治哲学』と題された1965年から1966年の高等師範学校における講義で、近代自然法思
想(契約論)の系譜の上でルソーの『人間不平等起源論』と『社会契約論』を考察している。その
うち、『社会契約論』講義は、1967年に刊行されたアルチュセールの高名な『社会契約論』批判の
下敷きであるが、同時に見逃せない異同を含んでいる。
本講義では、このアルチュセールのルソー講義を以下の三つの点に留意しながら読解・解説する。
①フランス語を正確に読み、思想的な解釈を行う力を身につけること。対象とするテクストはもと
もと講義ノートにもとづくもので、平明な言葉で綴られている。
②ホッブズ・ロック・ルソーと連なる近代自然法思想(契約論)の流れについての基本的な知識を
学ぶこと。そもそもアルチュセールの授業は、フランスの哲学教授資格試験を準備する学生に向け
られたものだった。
③ アルチュセール自身がルソーから何を読みとり、それをいかに自分自身の哲学に結びつけたかを
理解すること。このため、必要に応じて、アルチュセールのほかのルソー論(1967年の論文、1972
年講義など)も参照する。
[授業計画と内容]
本講義では、アルチュセールの講義録をフランス語で読みながら、以下のテーマについて解説を
加えてゆく。
1) 哲学と政治哲学の関係
2) 17-18世紀の政治的問題設定と基本概念:自然状態、社会状態、契約という切断
3) ホッブズ『市民論』における自然状態(戦争状態)・自然法・社会状態(主権)の問題。
4) ロック『統治二論』(後編)における自然状態・自然法・戦争状態・専制・所有権と契約の位置
5) フランス啓蒙のなかのルソーの位置
6) 『不平等起源論』における「純粋自然状態」論とその含意
7) 『不平等起源論』における「世界の若年期」および「戦争状態」についての考察
8) 『不平等起源論』における契約論とルソー的な歴史の理解
9) 『社会契約論』読解の方法について
10) 『社会契約論』の「深淵」:社会契約の位置と政治体の基礎の不在について
11) 『社会契約論』の「齟齬」I:契約の当事者たる共同体の不在
12) 『社会契約論』の「齟齬」II:「全面的譲渡」と「交換」
13) 『社会契約論』の「齟齬」III:「個別利害」と「共通利害」
14) 『社会契約論』の「齟齬」IV:イデオロギーと農村共同体への逃避
15) アルチュセールにとってのルソー:政治と歴史の問題
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
185
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
評価は平常点(訳読の担当)およびその出来で判断する。
[教科書]
授業中に指示する
読解の対象とするテクストは、コピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
Louis Althusser 『Politique et Histoire de Marx a Machiavel』(Seuil)ISBN:978-2020628334(1965−66
年のルソー講義を収録)
ルイ・アルチュセール 『マキャヴェッリの孤独』(藤原書店)ISBN: 978-4894342552(1967年初出
の論文「「社会契約」について」を収録)
Louis Althusser 『Cours sur Rousseau』(Le Temps des Cerises)ISBN:978-2841099283(1972年のルソ
ー講義を集録)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業参加者には、順番で訳読を担当することが求められる。平易な文体なので、フランス語初級の
力があれば、十分に読める(はず)。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
186
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 人文科学研究所 准教授 王寺 賢太
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金2
授業形態 特殊講義
アルチュセールのルソー論を読む
[授業の概要・目的]
20世紀フランスのマルクス主義哲学者ルイ・アルチュセールは、『ルソーとその先行者たち:17・
18世紀の政治哲学』と題された1965年から1966年の高等師範学校における講義で、近代自然法思想
(契約論)の系譜の上でルソーの『人間不平等起源論』と『社会契約論』を考察している。そのう
ち、『社会契約論』講義 は、1967年に刊行されたアルチュセールの高名な『社会契約論』批判の下
敷きであるが、同時に見逃せない異同を含んでいる。
本講義では、このアルチュセールのルソー講義を以下の三つの点に留意しながら読解・解説する。
①フランス語を正確に読み、思想的な解釈を行う力 を身につけること。対象とするテクストはもと
もと講義ノートにもとづくもので、平明な言葉で綴られている。
②ホッブズ・ロック・ルソーと連なる近代自然法 思想(契約論)の流れについての基本的な知識を
学ぶこと。そもそもアルチュセールの授業は、フランスの哲学教授資格試験を準備する学生に向け
られたものだった。
③ アルチュセール自身がルソーから何を読みとり、それをいかに自分自身の哲学に結びつけたかを
理解すること。このため、必要に応じて、アルチュセールのほか のルソー論(1967年の論文、1972
年講義など)も参照する。
[授業計画と内容]
本講義では、アルチュセールの講義録をフランス語で読みながら、以下のテーマについて解説を加
えてゆく。
1) 哲学と政治哲学の関係
2) 17-18世紀の政治的問題設定と基本概念:自然状態、社会状態、契約という切断
3) ホッブズ『市民論』における自然状態(戦争状態)・自然法・社会状態(主権)の問題。
4) ロック『統治二論』(後編)における自然状態・自然法・戦争状態・専制・所有権と契約の位置
5) フランス啓蒙のなかのルソーの位置
6) 『不平等起源論』における「純粋自然状態」論とその含意
7) 『不平等起源論』における「世界の若年期」および「戦争状態」についての考察
8) 『不平等起源論』における契約論とルソー的な歴史の理解
9) 『社会契約論』読解の方法について
10) 『社会契約論』の「深淵」:社会契約の位置と政治体の基礎の不在について
11) 『社会契約論』の「齟齬」I:契約の当事者たる共同体の不在
12) 『社会契約論』の「齟齬」II:「全面的譲渡」と「交換」
13) 『社会契約論』の「齟齬」III:「個別利害」と「共通利害」
14) 『社会契約論』の「齟齬」IV:イデオロギーと農村共同体への逃避
15) アルチュセールにとってのルソー:政治と歴史の問題
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
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フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
評価は平常点(訳読の担当)およびその出来で判断する。
[教科書]
授業中に指示する
読解の対象とするテクストは、コピーを配布する。
[参考書等]
(参考書)
Louis Althusser 『Politique et Histoire de Marx a Machiavel』(Seuil)ISBN:978-2020628334(1965-66年
のルソー講義を収録)
ルイ・アルチュセール 『マキャヴェッリの孤独』(藤原書店)ISBN:978-4894342552(1967年初出
の論文「「社会契約」について」を収録)
Louis Althusser 『Cours sur Rousseau』(Le Temps des Cerises)ISBN:978-2841099283(1972年のルソ
ー講義を収録)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
授業参加者には、順番で訳読を担当することが求められる。平易な文体なので、フランス語初級の
力があれば、十分に読める(はず)。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 客員教授 HONORE, Jean−Paul
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木5
授業形態 特殊講義
Prosodie, métrique, théorie du vers.
[授業の概要・目的]
L’analyse formelle et sémantique des textes poétiques français, en vers comme en prose, exige une
connaissance approfondie des règles de prosodie et de métrique qui gouvernent la versification, notamment
dans la période qui s’étend de la fin de la Renaissance à celle du Romantisme. L’objectif de ce cours est
de fournir une introduction substantielle à ce système, au vu notamment des travaux de linguistique qui ont
renouvelé la question depuis les années 1980 (théorie psychométrique de Benoît de Cornulier, théorie
phonologique de Jean-Caude Milner).
[授業計画と内容]
Le cours comportera un aspect historique (de la Renaissance à la poésie contemporaine), un aspect théorique
(principalement selon la "Théorie du vers" de B. de Cornulier) et un aspect pratique (lecture à voix haute,
analyse, production écrite et orale). En accompagnement du cours seront proposées des séances d’atelier d
’écriture poétique en français et en vers métrés (facultatives, mais recommandées).
[履修要件]
Ce cours se destine à des étudiants de troisième année et au-delà, spécialisés en littérature française.
[成績評価の方法・基準]
Ce cours donnera lieu à une évaluation finale qui prendra la forme d’un exercice écrit en temps limité. Cette
évaluation sera pondérée par une note de contrôle continu, qui permettra d’apprécier l’assiduité et les
productions des étudiants sur l’ensemble de la période d’enseignement.
[教科書]
Les textes étudiés seront choisis chez différents auteurs et dans différents recueils (poésie et théâtre). Une
liste sera communiquée avant le premier cours.
[参考書等]
(参考書)
Benoît de Cornulier, Art poëtique. Notions et problèmes de métrique, PUL
Jean-Michel Gouvard, La Versification, PUF
Michèle Aquien, Dictionnaire de poétique, Le Livre de Poche
Michèle Aquien et Jean-Paul Honoré Le Renouvellement des formes poétiques au XIXè siècle, Nathan
Il est en outre conseillé aux étudiants de se procurer une anthologie de la poésie française (par ex. L’
Anthologie des poètes français, de Jacques Imbert, Le Livre de Poche), ainsi qu’un dictionnaire de rimes
(par ex. celui de Léon Warnant, Larousse).
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition de tous les étudiants qui souhaitent
prendre rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
189
授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 地球環境学堂 准教授 塩塚 秀一郎
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金5
授業形態 特殊講義
ジョルジュ・ペレック研究
[授業の概要・目的]
20世紀フランスの作家Georges Perecの自伝的作品 W ou le souvenir d'enfance をフランス語原文で精読
する。この作品は、レリスの自伝とともに、二十世紀的な新しい自伝の形式を切りひらいた画期的
著作と評価されている。「自伝」と 「虚構」の交錯を通じて、「記憶」「書くこと」「死」など、
根源的な問題について考えてみたい。
[授業計画と内容]
最初の回にペレックおよびW ou le souvenir d'enfanceに関する概説的講義を行ったのち、第2回授業
から、出席者で分担してテクストを読み進む。出席者に求められるのは、担当箇所の日本語訳と若
干のコメントである。
前期はXVII章までを予定している。
[履修要件]
フランス語の文法を学び終えていること。
[成績評価の方法・基準]
平常点評価(出席と演習への参加姿勢)および期末のレポート
[教科書]
Georges Perec 『W ou le souvenir d'enfance』(Gallimard)ISBN:2-07-073316-5
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
分担箇所がある場合の無断欠席はやめていただきたい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 地球環境学堂 准教授 塩塚 秀一郎
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金5
授業形態 特殊講義
ジョルジュ・ペレック研究
[授業の概要・目的]
20世紀フランスの作家Georges Perecの自伝的作品 W ou le souvenir d'enfance をフランス語原文で精読
する。この作品は、レリスの自伝とともに、二十世紀的な新しい自伝の形式を切りひらいた画期的
著作と評価されている。「自伝」と 「虚構」の交錯を通じて、「記憶」「書くこと」「死」など、
根源的な問題について考えてみたい。
[授業計画と内容]
出席者で分担してテクストを読み進む。出席者に求められるのは、担当箇所の日本語訳と若干のコ
メントである。
後期はXXXVII章までを予定している。
[履修要件]
フランス語の文法を学び終えていること
[成績評価の方法・基準]
平常点評価(出席とゼミへの参加姿勢)および期末のレポート
[教科書]
Georges Perec 『W ou le souvenir d'enfance』(Gallimard)ISBN:2-07-073316-5
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
分担箇所がある場合の無断欠席はやめていただきたい。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 フランス語学フランス文学(特殊講義)
担当者氏名 和歌山大学
<英訳> French Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 月3
小栗栖 等
授業形態 特殊講義
フランス中世の言語と文学:古仏語入門
[授業の概要・目的]
文学作品(Ami et Amile)を講読しながら、12-13世紀のフランス語、すなわち古仏語(ancien francais)
の初歩を身につけていただくのが、本授業の第一の目的です。
今から約800年も前の言葉を知るということは、それ自体、とても面白く、意義深いことです。
けれども、その言葉を通じて、古い世界に親しむことも、同じくらい楽しく興味深いことだと言え
ます。ヨーロッパの中世が暗黒時代だという誤った認識はいまだに根強く残っています。たしかに、
当時の人々が、現代世界とは比べ物にならないほどの困難に直面していたのは事実です。けれども、
キリスト教をはじめとする頑迷な迷信に縛られ、暴力のみが支配する、血の気を失った悲惨な社会
の中で、彼らが生きていたと考えるのは完全な誤りです。
私が専門とする12-13世紀の文学作品の中では、思いのほか、俗っぽく、そのくせ高貴な香りを
失わず、生き生きと現世を謳歌する登場人物が次々と登場します。そうした中世文学の魅力を、翻
訳ではなく、原語によるテクスト読解を通じて知っていただくのも、また、本授業の大きな目的だ
と言えるでしょう。
[授業計画と内容]
初回は中世の文学と言語についての概説と文献案内を行います。テキスト配布もこの時に行いま
す。
一回の授業で読み進めるテクストの分量はそれほど多くはないと予想されますが、毎回の進度を
あらかじめ予測するのは不可能です。そこで、授業の終わりに、次回に読むテクストの範囲をお知
らせします。それにあわせて、予習を行っておいてください。原則として、出席全員に毎回数行ず
つの訳読の機会が回ってきます。この方式で、第2回目から最終回までの授業が進行します。
授業は単に物語を追うだけではなく、テクスト内に見られる様々な言語事実の解説も行います。
また、中世という今日とはきわめて異なった世界で書かれたテクストを理解するには、字面が読め
るだけでは、なお不十分です。フランス語の歴史や作品の政治史的・文学史的背景を知る必要があ
ります。本授業では、時間の許す限り、それらのことについても論じる予定です。さらに、時には、
中世の古写本にさかのぼってテクストを検討し、中世フランス文学研究の世界をかいま見ていただ
く機会も設けます。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
古仏語のテキストを正しく理解し、テクスト内の言語事実を適切に記述できるかを問う、レポート
を課します。
[教科書]
Amis et Amiles und Jourdain de Blaivies. Zwei altfranzoesische Heldengedichte des kerlingischen
Sagenkreises, Konrad Hofmann, Erlangen, 1882 (中身は古仏語です)
初回にプリントを配布します。当該書籍はインターネット上でも入手できます(BNF, Gallicaで検
索 関連URL情報を参照)。
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)へ続く↓↓↓
192
フランス語学フランス文学(特殊講義) (2)
[参考書等]
(参考書)
辞書・参考書については初回時に紹介しますが、あらかじめ、下記のサイトで簡便な辞書と文法
書を手に入れておくのも良いでしょう。
小栗栖のサイト(関連URL情報を参照)で「日本語」、「中世仏語仏文学の世界へようこそ!」
とリンクをたどると、古仏語文法書、Van Daeleの古仏語辞書がダウンロードできます。サイト内を
探索すれば、さらに本格的な辞書も見つかります。
(関連URL)
http://www.eonet.ne.jp/~ogurisu/(小栗栖のサイト)
http://gallica.bnf.fr BNF(BNF, Gallica)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
上記のような盛りだくさんの授業ですので、予習には十分な時間をかけておく必要があります。
古仏語では、活用や曲用が複雑で、規則をひととおり知っているだけでは、原形を推測できない場
合が少なくありません。また、不変化語であっても、テクスト内の単語がそのまま辞書の見出し語
となっていないこともしばしばです。時間をかけて辞書を引き、難解な箇所に頭を悩ませるという
経験を積むことが、古仏語の習得では、現代フランス語以上に、重要かつ困難な過程となります。
なお、Ami et Amileには、現代語仏語訳、日本語訳、日本語による解説本等が存在します(ただ
し、現代仏語訳をのぞき、今回のテキストとは、内容がかなり異なっています)。それらを利用す
ることは禁止しませんが、授業が全て終わった後で、これらの書物を読む方が、ずっとためになる
ことは指摘しておきます。
質問は随時メールで受け付けます(メールアドレスは授業初回にお知らせします)。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
193
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習I)
文学研究科 教授
増田 眞
担当者氏名
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
文学研究科 准教授 永盛 克也
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 月2
授業形態 演習
Introduction a l'analyse des textes litteraires
[授業の概要・目的]
フランス語読解力の養成を主眼としつつ、explication de textesや批評的文章の和訳・要約などを通じ
てフランス文学の研究方法の入門指導をする。
フランス語学フランス文学専修の3回生にとっては必修の授業。
[授業計画と内容]
前期は増田が担当し、explication de textesやcommentaire composeへの入門を行う。これはフランスの
学校教育で行われている基本的な課題であるが、その実例を読んで基礎的な読解力を養いつつ、実
際に書くことによってフランス文学研究の基本的な技法を身につけることをめざす。
後期は永盛が担当し、批評的文章や研究書・研究論文の読解への入門を行う。文学研究において重
要となる概念や理論、あるいは文学史に関する論文を読解の対象とし、和訳や要約のプロセスを通
して内容の理解を目指すとともに、アカデミックな文体のフランス語の読み方を学ぶ。卒業論文準
備の過程でフランス語の研究文献を参照する際に、内容を正確に理解するための訓練ともなる。
[履修要件]
中級程度のフランス語の語学力が必要
[成績評価の方法・基準]
平常点が重視される。そのほかに、学期末のリポートが課されることもある。担当教員は途中で交
代するが,通年講義なので必ず前期、後期ともに履修すること。
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
194
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習II)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 4回生のみ
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 火3
田口 紀子
授業形態 演習
Morceaux choisis
[授業の概要・目的]
批評文を読みながら、様々な文学批評の方法について理解を深めると同時に、卒業論文の準備や作
成の方法を習得する。
[授業計画と内容]
前期は文学理論や批評のテクストの抜粋を読むことで、抽象的なテクストの読解力を高め、同時に
様々な文学批評の方法について理解を深める。
後期は、卒論執筆のための個人指導と定期的な進捗状況の発表にあてる。第1、2週は、全員に口
頭で簡単に論文の計画を発表してもらい、それについて専任教員3名が問題点を指摘して、改善を
求める。それらの指摘を採りいれ、執筆者自身も考えなおしたうえで、それ以降の回で各自がさら
に詳しい発表を行い、論文完成を目指す。オフィスアワーでの個人指導のスケジュールについては、
各自の発表内容に即して決定する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点評価。
[教科書]
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
195
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習)
担当者氏名 文学研究科 教授
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 金3
増田 眞
授業形態 演習
基礎仏作文演習
[授業の概要・目的]
和文仏訳を中心とした中級程度の仏作文演習。秋頃までは基本的な文型や表現の習得をめざし,最
後の数回はまとまった文章を書く練習をする。
[授業計画と内容]
教材は、説明と練習問題からなる約25の単元によって構成され,原則として1回の授業で1課のペ
ースで進む。まずは関係代名詞や間接疑問文の習得によって複文の基本的な構造に慣れ、それから
さまざまな文型(否定、非人称構文など)を経て,時間、比較、条件など内容に応じた表現の習得
へと進む。最後の数回では、個々の文章を書く練習を離れ、短い叙述文や論説文を書くことによっ
て,フランス語らしい構成の初歩を学ぶ。
授業中は、各課の練習問題を実際に黒板に書いてもらい,それを添削する作業が中心となる。(原
則として1課につき12題なので、予習の負担はそれほど重くないはず。)1題1題について質問を
受け、検討する時間もできるだけ確保する。
[履修要件]
中級程度のフランス語の語学力が必要。
仏文以外の学生・院生も歓迎する。
[成績評価の方法・基準]
平常点による。(授業の性質上、学生による積極的な参加が不可欠。ある程度の予習が必要。)
[教科書]
使用しない
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
初回に授業の説明のほか、辞書、参考書等の紹介をする予定。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
196
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木4
授業形態 演習
Culture et societe : les grands debats de la France d'aujourd'hui
[授業の概要・目的]
Ce cours s’adresse à des étudiants de tout profil, désireux de compléter leur savoir théorique sur les
disciplines dont ils sont spécialistes, par une approche plus concrète de la société française actuelle, et / ou de
se préparer à un séjour en France en perfectionnant leur pratique de la discussion et de l’expression orale. L
’objectif est d’observer les spécificités de la façon de vivre et de la façon de penser des Français, et d’en
débattre d’un point de vue comparatiste, intégrant les différences et les ressemblances avec la société
japonaise. Cela n’empêchera pas d’aborder les théories sociologiques, politiques, etc., qui ont été
développées sur ces sujets, mais toujours sur une base concrète, et d’une manière simple et synthétique.
Cette année, nous travaillerons sur deux thématiques majeures, qui sont au centre de la vie politique et
intellectuelle en France, et qui offrent des clefs de compréhension de l’histoire et de l’actualité : au 1er
semestre, l’école (le fonctionnement de l’enseignement secondaire et sa place dans l’organisation de la
vie collective) ; au 2e semestre, la laïcité, le rapport entre la société et les religions, et la place des
communautés dans l’unité nationale. Pour faciliter l’approche de ces problématiques complexes, qui
portent une lourde charge polémique, nous les aborderons à partir d’un roman, d’un film et d’une bande
dessinée, qui seront complétés par d’autres documents (articles de presse, billets de blogs…).
[授業計画と内容]
Les étudiants japonais qui s'installent en France pour un séjour de quelques mois ou de quelques années sont
amenés, par leurs expériences et par la curiosité qu’elles suscitent en eux, à découvrir des aspects très variés
de la société française, à commencer par le système universitaire. Il y a cependant un lieu où il est très peu
probable qu’ils aient jamais, sauf exception, l’occasion de se rendre, et qui est pourtant le centre et la base
de cette société : l’école. Nous y entrerons guidés par François Bégaudeau, ancien professeur de lettres dans
un collège parisien, qui a tiré de sa pratique et de sa réflexion sur son métier un roman très réaliste, très précis,
et très personnel, "Entre les murs" (2006). Nous lirons des extraits du livre en travaillant en parallèle sur son
adaptation au cinéma par Laurent Cantet (2008), dans laquelle F. Bégaudeau joue son propre rôle face à des
collégiens d’une même classe devenus acteurs pour la circonstance. Le succès extraordinaire rencontré par
ce film, qui a obtenu la Palme d’or du Festival de Cannes, est le signe de l’importance que les Français
donnent à tout ce qui touche à leur école, et du regard, plein d’inquiétude et d’espoir mêlés, qu’ils
portent sur elle.
[履修要件]
Ce cours est ouvert à étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités, à condition cependant qu'ils aient une
aisance suffisante en français pour suivre une discussion en français et pour y participer, ainsi que pour lire
des documents parfois complexes.
フランス語学フランス文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
197
フランス語学フランス文学(演習) (2)
[成績評価の方法・基準]
Pour ce cours, ce sont l'assiduité et la participation qui priment sur tout autre critère d'évaluation. Les exposés
et les travaux écrits étant volontaires, et non pas obligatoires, ils seront, par principe, valorisés et récompensés.
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
198
授業科目名 フランス語学フランス文学(演習) 担当者氏名 文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木4
授業形態 演習
Culture et societe : les grands debats de la France d'aujourd'hui
[授業の概要・目的]
Ce cours s’adresse à des étudiants de tout profil, désireux de compléter leur savoir théorique sur les
disciplines dont ils sont spécialistes, par une approche plus concrète de la société française actuelle, et / ou de
se préparer à un séjour en France en perfectionnant leur pratique de la discussion et de l’expression orale. L
’objectif est d’observer les spécificités de la façon de vivre et de la façon de penser des Français, et d’en
débattre d’un point de vue comparatiste, intégrant les différences et les ressemblances avec la société
japonaise. Cela n’empêchera pas d’aborder les théories sociologiques, politiques, etc., qui ont été
développées sur ces sujets, mais toujours sur une base concrète, et d’une manière simple et synthétique.
Cette année, nous travaillerons sur deux thématiques majeures, qui sont au centre de la vie politique et
intellectuelle en France, et qui offrent des clefs de compréhension de l’histoire et de l’actualité : au 1er
semestre, l’école (le fonctionnement de l’enseignement secondaire et sa place dans l’organisation de la
vie collective) ; au 2e semestre, la laïcité, le rapport entre la société et les religions, et la place des
communautés dans l’unité nationale. Pour faciliter l’approche de ces problématiques complexes, qui
portent une lourde charge polémique, nous les aborderons à partir d’un roman, d’un film et d’une bande
dessinée, qui seront complétés par d’autres documents (articles de presse, billets de blogs…).
[授業計画と内容]
On abordera ce semestre une question particulièrement délicate, qui agite depuis plus de vingt ans les
passions françaises : comment comprendre et appliquer le principe de laïcité, inscrit il y a un siécle (loi de
séparation des Eglises et de l’Etat, 1905) au coeur du "pacte républicain" que les Français considèrent
comme fondateur de leur identité nationale ? On s’intéressera aux mutations que l’histoire contemporaine
a introduites dans les rapports entre l’Etat, les religions et les citoyens : la sécularisation de la culture
catholique traditionnelle est-elle irrésistible ? L’émergence de l’islam comme deuxième religion du pays
pose-t-elle des problèmes spécifiques ? La France est-elle menacée par le développement d’un
"communautarisme" à l’anglo-saxonne, ou devrait-elle au contraire s’en inspirer ?
Sans chercher à apporter à ces questions des réponses tranchées (la liberté d’opinion doit s’exercer
pleinement), on essaiera de les présenter, de les expliquer, de les mettre en perspective, en s’appuyant sur
une bande dessinée qui a le mérite de les traiter par l’humour, mais avec finesse et respect : "L’Affaire du
voile", de Pétillon (2006).
[履修要件]
Ce cours est ouvert à des étudiants de tous niveaux et de toutes spécialités à cependant qu'ils aient une aisance
en français suffisante pour participer à des discussions et pour lire des documents parfois assez complexes.
[成績評価の方法・基準]
Pour ce cours, ce sont l'assiduité et la participation qui priment sur tout autre critère d'évaluation. Les exposés
et les travaux écrits étant volontaires, et non pas obligatoires, ils seront, par principe, valorisés et récompensés.
フランス語学フランス文学(演習) (2)へ続く↓↓↓
199
フランス語学フランス文学(演習) (2)
[教科書]
使用しない
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
pas de commentaire
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est à la disposition des étudiants qui souhaitent prendre
rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
200
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者氏名 文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金4
授業形態 講読
フランス文学の古典を読む
[授業の概要・目的]
17世紀末に書かれ、現在でも広く親しまれている古典的作品、ペローの『童話集』を読む。昔話を
題材としつつ、17世紀フランスの宮廷文化をも反映させた物語を味わうとともに、初級文法を確認
し、読解力の向上を目指す。
[授業計画と内容]
ペロー『童話集』(Perrault, Contes)と呼ばれるもののうち、散文で書かれた『過ぎし昔の物語および
教訓』から「眠りの森の美女」、「赤ずきん」、「長靴をはいた猫」などよく知られた作品を取り
上げる。17世紀に書かれた作品だが、その簡潔かつ優美な文体は決して古びていない。音読を重視
しつつ読み進めることで、フランス語のセンスが磨かれることだろう。文法的な説明も詳しく行う。
[履修要件]
受講者には丁寧な予習が求められる。
[成績評価の方法・基準]
授業での発表と期末レポート
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
201
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者氏名 文学研究科 准教授 永盛 克也
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 金4
授業形態 講読
フランス19世紀小説を読む
[授業の概要・目的]
フランス19世紀前半を代表する小説家バルザックの短編『知られざる傑作』を読む。小説の文体に
慣れること、フランス語の文法的事項を再確認し、中級から上級レベルへステップアップすること
を目的とする。
[授業計画と内容]
バルザック『知られざる傑作』(Balzac, Le Chef-d'oeuvre inconnu, 1831) は芸術における理想の困難さ
を主題とした小説である。授業では特に文法事項を確認しながら文章の正確な読解に努める。同時
にバルザックの小説の文体の魅力を味わうことを目指す。
[履修要件]
受講者には丁寧な予習が求められる。
[成績評価の方法・基準]
授業での発表と期末レポート
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
202
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者氏名
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
単位数 2
開講期 前期
曜時限 木3
非常勤講師 北村 直子
授業形態 講読
題目
[授業の概要・目的]
『フライデーあるいは太平洋の冥界』( Vendredi ou les Limbes du Pacifique, 1967 )、『魔王』(Le Roi
des Aulnes, 1970 ) などの作品で知られるミシェル・トゥルニエ ( Michel Tournier, 1924- ) の "Racontemoi une histoire" (Les vertes lectures, Paris : Gallimard coll.《 Folio 》, 2007. 所収)を読む。
"Raconte-moi une histoire"でトゥルニエは、古典や児童文学について論じている。良く知られた作品
に関する論説文を読むことにより、フランス語による作品批評の論理に親しむことができる。また、
現代のフランス人の読書教養の基盤を垣間見ることも可能であろう。
[授業計画と内容]
初回の授業で、テキストおよび授業の進め方を説明する。
Raconte-moi une histoire は14章構成である。授業では、毎週1章あるいは2章読み進める計画である。
可能であれば、同じくLes vertes lectures所収のMes Robinsonnadesも、『フライデーあるいは太平洋
の冥界』および『フライデーあるいは野生の生活』( Vendredi ou la Vie sauvage, 1971 )と関連づけて
読みたい。
[履修要件]
フランス語の初級文法の知識があることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業への参加)によって評価する。
[教科書]
授業中に指示する
プリントを配布する。
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
受講者には予習が求められる。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
203
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者氏名
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 木3
非常勤講師 辻村 暁子
授業形態 講読
シモーヌ・ヴェイユ『自由と社会的抑圧の諸原因に関する考察』を読む
[授業の概要・目的]
フランスの思想家シモーヌ・ヴェイユSimone Weil(1909-1943)の政治的著作『自由と社会的抑圧の諸
原因に関する考察』(1934)の読解を行う。この論考は、若き労働運動家であったヴェイユが、両大
戦間期のヨーロッパに噴出した様々な政治的・社会的問題―世界恐慌による大規模な失業問題、ド
イツやフランスにおけるナショナリズムの高まり、またソ連のマルクス主義をどう評価し関わるべ
きかといった問題―に正面から向き合い、人間の「自由」とはどういうことか、そしてそれが現実
に可能となる条件とは何か、という問題を根本から問い直そうとした作品であり、哲学的・文明論
的視座をそなえた社会革命論となっている。授業ではこの論考の書かれた時代の状況を踏まえ、ヴ
ェイユの問題意識や思考方法を丁寧に読み解いていきたい。
[授業計画と内容]
最初の2-3回で序文を精読する。両大戦間期のヨーロッパの政治的・社会的状況について概説し、
ヴェイユがこの時期、いかに思索し行動したのかを紹介しながら、彼女の問題提起の射程と意義を
探る。その後は「マルクス主義の批判」「抑圧の分析」「自由な社会の理論的概観」の各章につい
て、とくに重要な部分を、毎回担当を決めて読み進めていく。各章につき3-4週の授業を行う予定
である。師アランの思想との比較や、後のヴェイユの宗教思想との関連についても、適宜指摘を行
いながら進めていきたい。
[履修要件]
フランス語の初級文法を一通り終えていることが望ましい。
[成績評価の方法・基準]
平常点(授業中の訳読、発表)と、期末に提出してもらうレポートに基づいて評価する。
[教科書]
授業中に指示する
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
204
授業科目名 フランス語学フランス文学(講読)
担当者氏名 国際高等教育院 教授
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 火2
多賀 茂
授業形態 講読
現代思想を原語で読む
[授業の概要・目的]
文体・用語法等の特徴に注目しながら、思想家の文章を講読することによって、将来の研究のため
の十分な基礎となるレベルまでフランス語の読解能力を高めることをめざす。
[授業計画と内容]
Lecture de quelques textes modernes sur la folie et les institutions
1. 全体の解説 2. F. Guattari, Ecrits pour l’Anti-OEdipe 解説
3. F. Guattari, Ecrits pour l’Anti-OEdipe
4. F. Guattari, Ecrits pour l’Anti-OEdipe
5. F. Guattari, Ecrits pour l’Anti-OEdipe
6. Jean Oury, Collectif 解説
7. Jean Oury, Collectif
8. Jean Oury, Collectif
9. Jean Oury, Collectif
10. Jean Oury, Collectif
11. Henri Maldiney, Penser l’homme et la folie 解説
12. Henri Maldiney, Penser l’homme et la folie
13. Henri Maldiney, Penser l’homme et la folie
14. Henri Maldiney, Penser l’homme et la folie
15. フィードバック
[履修要件]
フランス語の初級文法以上知識を持っていること
[成績評価の方法・基準]
毎回の授業での発表にもとづく平常点と最終日に行う小テストを合わせて評価する
[教科書]
プリントを配布する
[参考書等]
(参考書)
授業中に指示する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
205
授業科目名 フランス語学フランス文学(外国人実習)
担当者氏名 文学研究科 特定准教授 AVOCAT, Eric
<英訳> French Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 通年
曜時限 火4
授業形態 外人実習
Grammaire et expression. Initiation a l'analyse linguistique et stylistique.
[授業の概要・目的]
La grammaire, le lexique, la logique du discours, sont les objets de ce cours, qui débouchera sur une initiation
à la stylistique. Les étudiants seront sensibilisés à l'idée que les faits de langue sont aussi des faits de style : le
sens que l'on veut donner à un message passe par le choix d'une manière de s'exprimer. Le but de ce cours est
d'aider les étudiants à utiliser les structures linguistiques les plus appropriées à leurs intentions de
communication, et de leur apprendre à analyser le sens de tout type de texte (pas nécessairement littéraire) à
partir de son organisation formelle.
[授業計画と内容]
Le cours se déroule sous la forme d'exercices variés : questionnaires, énoncés à compléter, rédaction de textes
simples, transformations de phrases liées à des variations de points de vue. Les structures gammaticales, les
champs lexicaux, les outils de l'énonciation, les catégories du récit et du discours, sont les objets de ces
travaux pratiques et de cet apprentissage.
[履修要件]
Ce cours est destiné aux étudiants de troisième année qui se spécialisent en littérature française. Mais tous les
étudiants souhaitant ou devant utiliser le français dans le cadre de leurs recherches peuvent y trouver un
intérêt.
[成績評価の方法・基準]
L'évaluation se fondera sur la participation aux exercices proposés tout au long de l'année.
[教科書]
pas de commentaire
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Le professeur n'assure pas de permanence, mais est grave la disposition de tous les étudiants qui souhaitent
prendre rendez-vous.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
206
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名 国際高等教育院 教授
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 金4
天野 惠
授業形態 特殊講義
ピエトロ・ベンボ『俗語論』分析
[授業の概要・目的]
イタリア文学の諸ジャンルの中でも最も重要かつ最も受容の困難な詩的言語の成立に当たって決定
的とも言える重要性を果たした Pietro Bembo の Prose della volgar lingua の読解を通じて、イタリア
文学の本質に迫る。
[授業計画と内容]
活版印刷術の普及に伴って沸き起こった16世紀の《言語論争》に終止符を打つこととに成功したベ
ンボの『俗語論』Prose della volgar lingua の第3巻を講読しつつ、そこで扱われるイタリア語の詩に
関する具体的な指針と、その成立過程を分析する。1525年の初版(Tacuino版)と1538年の第二版(
Marcolini版)、1549年の決定版(Torrentino版)の他、残された唯一の手稿である Vaticano Latino
3210 を適宜参照する。高度な内容の授業であるが、学部学生のためにも懇切な解説を心掛けるので、
イタリア文学の持つ精緻性に関心のある学生には奮って参加を呼び掛ける。また、こうした授業へ
の参加により大学院生の先輩との間に学問的交流が生まれることをも期待する。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点による。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
207
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 火2
授業形態 特殊講義
Torquato Tassoの詩と詩論
[授業の概要・目的]
昨年度に引き続いて、トルクァート・タッソの詩論と詩を精読する。
タッソは、十字軍による聖地解放を歌った『エルサレム解放』"Gerusalemme liberata"の執筆に当
たって、英雄叙事詩の創作技法を詳細に探求し、その成果を数冊の著作にまとめている。前期の授
業では、彼の最初の詩論"Discorsi dell'arte poetica"を取り上げて、英雄詩の筋立てを論じた個所を精
読する。特にタッソが重視した「単一性」と「多様性」という用語に着目しながら、英雄叙事詩創
作に当たってのタッソの基本的な姿勢を確認する。
後期の授業では、前期で取り上げたタッソの創作理論を踏まえつつ、実際に『エルサレム解放』
を精読する。
どちらの授業でも、テキストの読解力を養成することが大きな目的となる。
[授業計画と内容]
前期の授業では、タッソの"Discorsi dell'arte poetica"の第2巻(昨年度の続きから)を精読する。タ
ッソの散文は論理的であり、決して曖昧なところはない。参加者は、語句と語句、節と節の関係を
きちんと把握しながら、イタリア語の文法にしたがって正確にテキストを読解する能力を培っても
らいたい。一回当たりの進度は1∼1.5ページを予定している。
後期の授業では"Gerusalemme liberata"の第4歌32連(昨年度の続き)から精読する。こちらは韻文
であるために難しいところがあるが、原文を読み込んで、自分なりに意味をつかみ取ることに努め
てもらいたい。慣れないうちは予習に時間がかかるだろうが、この機会に是非イタリア詩の読解力
を培って頂きたい。授業では、当時の韻文に特有な表現を解説しながら、1回あたり10stanzeを目処
に、丁寧に読み進めていく予定である。
なお、前期・後期どちらの授業でも、毎回簡単な小テストを行って予習の精度を確認していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
使用しない
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
アリストテレース/ホラーティウス 『詩学・詩論 (岩波文庫)』
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
208
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水3
授業形態 特殊講義
Corso monografico di letteratura italiana
[授業の概要・目的]
Primo semestre: Lettura della terza cantica della "Commedia"
Secondo semestre: La poesia di Eugenio Montale dopo "Ossi di seppia"
[授業計画と内容]
Primo semestre: Lettura della terza cantica della "Commedia"
In questo corso verra' affrontata la lettura - possibilmente integrale del "Paradiso" di Dante Alighieri. Agli
studenti verra' richiesta settimanalmente la lettura e la parafrasi di uno o piu' canti, i quali saranno
successivamente commentati durante la lezione. Saranno consegnate delle pagine di critica da leggere come
approfondimento e durante la lezione sara' dato spazio allo studio dell'intertesto e del laboratorio della
"Commedia".
Secondo semestre: La poesia di Eugenio Montale dopo "Ossi di seppia"
Corso monografico dedicato alla lettura integrale e all'interpretazione della seconda e della terza raccolta
poetica montaliana: "Le occasioni" e "La bufera e altro". E' richiesto agli studenti del corso un intenso
coinvolgimento nelle attivita' seminariali attraverso l'approfondimento individuale o di gruppo di alcuni
argomenti trattati.
[履修要件]
Corso destinato esclusivamente a studenti con un ottimo livello d'italiano.
[成績評価の方法・基準]
E' ammessa una sola assenza.
E' previsto un esame finale.
[教科書]
Dispense consegnate settimanalmente in classe.
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Lezioni di tipo seminariale. E' prevista la partecipazione attiva degli studenti. Programma suscettibile di
cambiamenti.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
209
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名 文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 水5
授業形態 特殊講義
Storia della letteratura italiana
[授業の概要・目的]
Primo semestre: Storia della letteratura V
Secondo semestre: Storia della letteratura VI
[授業計画と内容]
Primo semestre: Storia della letteratura italiana V
Corso dedicato all'apprendimento della storia della letteratura italiana, dalle origini fino alla seconda meta' del
Novecento. In questo corso e' prevista la lettura di estratti dalle opere maggiori degli autori piu'
rappresentativi della letteratura italiana. Sara dato spazio sia all'ermeneusi del testo (parafrasi, commento,
interpretazione), sia all'apprendimento di nozioni storiografiche riguardanti l'opera presa in esame. Sono
previste alcune lezioni di introduzione alla storia della lingua italiana e all'analisi testuale.
Secondo semestre: Storia della letteratura italiana VI
Corso dedicato all'apprendimento della storia della letteratura italiana, dalle origini fino alla seconda meta' del
Novecento. In questo corso e' prevista la lettura di estratti dalle opere maggiori degli autori piu'
rappresentativi della letteratura italiana. Sara dato spazio sia all'ermeneusi del testo (parafrasi, commento,
interpretazione), sia all'apprendimento di nozioni storiografiche riguardanti l'opera presa in esame. Sono
previste alcune lezioni di introduzione alla storia della lingua italiana e all'analisi testuale.
[履修要件]
Corso particolarmente impegnativo e destinato esclusivamente a studenti di lingua italiana di livello
intermedio e superiore, e a coloro che affrontano per la prima volta lo studio della letteratura italiana.
[成績評価の方法・基準]
E' ammessa una sola assenza. E' previsto un esame finale.
[教科書]
Dispense consegnate settimanalmente in classe.
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
Lezioni di tipo seminariale.
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
210
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義) 担当者氏名 京都産業大学 外国語学部 助教 内田 健一
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 月2
授業形態 特殊講義
ダンヌンツィオ『アルキュオネー』を読む
[授業の概要・目的]
ダンヌンツィオ(1863-1938)の生誕150周年に際して、イタリア国内外で数多くのイヴェントが行
われ、日本でも東京大学駒場博物館と京都大学総合博物館で展覧会が開かれた。今後、さらなる関
心の高まりが期待されるが、本授業では彼の最も重要な詩集の一つである『アルキュオネー』(
1904)を読む。さまざまな観点から分析することによって、創作の意図の正確な理解を目指す。
[授業計画と内容]
詩集は5つのセクションに分かれる。前年度はセクション1∼2を中心に読んだ。今年度はセクショ
ン2∼3を主に取り上げる。以下の観点から分析を行う。
・構成(季節、都市と自然、現実と神話)
・韻律(定型詩と自由詩)
・引用(オウィディウス、ダンテ、ロレンツォ・デ・メディチ)
・関連資料(手稿、日記、辞書)
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と期末レポート
[教科書]
プリントを配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
211
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 金2
非常勤講師 菅野 類
授業形態 特殊講義
18世紀イタリアの悲劇理論とアルフィエーリ
[授業の概要・目的]
なにをもってすぐれた文学作品とみなすのか、当然のことながらその基準は時代と地域によって多
様に変化する。本授業では、とりわけ18世紀のイタリアにおける悲劇理論に着目し、その様々な立
場を比較検討しながら当時の文芸趣味について知識と理解を深めていくこととする。授業は主に講
義形式で進めていくが、後半には実例として、ある悲劇作家の作品をダイジェストで読んでもらう
予定である。
[授業計画と内容]
第1週 導入
第2週 おそれとあわれみ、そしてカタルシス
第3週 アリストテレスへの疑問
第4週 悲劇の快楽
第5週 ポエティック・ジャスティス
第6週 「もっともらしさ」
第7週 「力強さ」対「理性・優雅」
第8週 フランス古典劇への不満
第9週 ヴィットーリオ・アルフィエーリの生涯
第10週 『フィリッポ』の講読と解説1
第11週 『フィリッポ』の講読と解説2
第12週 『フィリッポ』の講読と解説3
第13週 『フィリッポ』の講読と解説4
第14週 『フィリッポ』の講読と解説5
学習の理解度に応じて変更される場合がある。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点と学期末レポート
[教科書]
使用するプリントは適宜用意する。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
212
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(特殊講義)
担当者氏名 東京音楽大学 音楽学部 教授 鈴木 信五
<英訳> Italian Language and Literature (Special Lectures)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期集中 曜時限 集中講義
授業形態 特殊講義
イタリア語における主語人称代名詞の使われ方の歴史
[授業の概要・目的]
中世イタリア語(=13世紀フィレンツェ方言)の主語は、現代イタリア語と同様に、文脈から明ら
かな場合、表現されないでよかったように見える。ところが、イタリア語がフィレンツェ方言から
決別する直前の16世紀には、文脈から明らかな場合でも、主語が人称代名詞の形で表されることが
むしろ一般化していた。事実、現代フィレンツェ方言では、主語人称代名詞の表現は義務化してい
る。本講義の目的は、イタリア語史上で主語人称代名詞の使われ方に起こった変化を解明し、それ
を理解する点にある。
[授業計画と内容]
まず、現代フィレンツェ方言の主語人称代名詞が非強勢形であることを見る。そして、19世紀の文
学作品にもその名残が見られることを確認する。
次いで、13世紀イタリア語の主語人称代名詞の使われ方が、主節と従属節とでは異なっていること
に着目し、その従属節での使われ方が16世紀に向かってイタリア語に広がってゆく、という仮説が
立てられることを見る。
最後に、16世紀以降のイタリア語とフィレンツェ方言の主語人称代名詞が、それぞれに影響を及ぼ
し合いながらも、基本的には異なった道をたどっていったことを確認する。
なお、イタリア語のテクストとしては、13世紀末の "Il Novellino(百説話集)"、16記初頭の N.
Machiavelli, "Mandragola(マンドラゴラ)"、19世紀の C. Collodi, "Le avventure di Pinocchio(ピノッ
キオ)" などからの抜粋を用意するつもりである。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
レポートに平常点を加味して評価。
[教科書]
資料のプリントを配布。
[参考書等]
(参考書)
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
213
文学研究科 准教授 村瀬 有司
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
天野 惠
担当者氏名 国際高等教育院 教授
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 木3,4
授業形態 演習
イタリア文学研究の諸問題
[授業の概要・目的]
研究論文執筆のための訓練と準備を目的とする演習である。《勉強》と《研究》の相違を明確に認
識することから始めて、問題の設定と論証のプロセス、それらの表現方法、そして文献目録の作り
方等の細部に至るまでを、学生の行なう実際の研究に沿って学習する。
[授業計画と内容]
学部生の場合は卒業論文、大学院生の場合は修士論文ないし研究報告や学術専門誌への投稿を念頭
においた研究論文等の計画段階から、各自の研究テーマについて順次発表し、これに対して教員が
具体的な指導を行なうと同時に、他の学生もまた自由に意見を述べつつ具体的な検討を加える。多
くの場合、個人作業が中心となる文学研究においては、ともすると個々の学生・研究者が孤立しが
ちであるが、これは客観性を欠かすことのできない研究にとって決して好ましいことではない。ま
た、他人の研究を適切に論評することは、自分の研究能力の向上にダイレクトにつながる。研究者
を志す者ならば、学部学生からODまでキャリアの長短を問わず、誰もがそれぞれ得るところの多
い演習である。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点
[教科書]
使用しない
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
原則的には隔週開講の授業であるが、学生の希望があればこれに限定されることなく時間の許す限
り開講する。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
214
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
担当者氏名 国際高等教育院 教授
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 火4
天野 惠
授業形態 演習
イタリア詩読解
[授業の概要・目的]
13世紀から近代に至るイタリア文学の中で圧倒的な比重を占めるジャンルは詩である。抒情詩、叙
事詩、風刺詩のみならず戯曲もその多くは韻文で書かれており、19-20世紀にあっても詩の重要性
は失われていないし、散文作品も多くの場合、詩のリズムを念頭において書かれている。
作品内容の理解にとどまることなく、リズムを捉えた適切な音読・朗読をすることによって詩を詩
として受容する能力を養うことが本演習の目的である。
[授業計画と内容]
まず古典的なイタリア詩のリズムを完成させたとされるペトラルカ『カンツォニエーレ』から代表
的な作品を取り上げて、ソネット、カンツォーネ、バッラータ、マドリガーレ等の各詩形を、特に
韻律に注意しながら読解する。
文構造を確認しつつ、一行一行の韻律を確認し、その上でスムーズな音読・朗読を練習する。
ペトラルカに続いてルネサンス期の叙事詩『オルランド・フリオーソ』や、レオパルディ、ダンヌ
ンツィオ、サバなど、近代以降のイタリアを代表する詩人の作品を同じように読んでいく。
およそ前期を中世・ルネサンス期のいわゆる古典作品にあて、後期には近代以降の作品を読み進む
予定であるが、いずれの作品においても詩人の狙った効果を具体的に検証していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
平常点
[教科書]
コピー配布
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
予習は必須であるが、詩は一般に散文よりも難解であり、予習の段階ですべてを理解しておこうと
する必要はない。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
215
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(演習)
担当者氏名 文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 金3
授業形態 演習
近現代イタリア文学(小説)
[授業の概要・目的]
近現代の代表的なイタリア作家の短編小説を精読する。イタリア人作家への理解を深めること、
並びにイタリア語の読解力を培うことが、この授業の主要な目的となる。
[授業計画と内容]
N.ギンズブルグ、L. シャーシャ、P. P. パゾリーニら複数の現代作家の短編を精読する。各作家と
作品について適宜説明を加えながらテキストを精読する。作品の読解に当たっては正確に内容を把
むことを重視するので、参加者は各作品の時代背景や状況設定を踏まえつつ自分なりにテキストの
一文一文をよく考えながら予習をしてもらいたい。1回当りの授業で2-3頁の文章を読み進める予定
である。
なお、毎回簡単な小テストを行って予習の精度を確認していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
小テスト・出席点をもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし。
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
216
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者氏名 神戸大学 留学生センター 教授 河合 成雄
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 4
開講期 通年
曜時限 木5
授業形態 講読
Luigi Pirandelloの作品を読む
[授業の概要・目的]
イタリア現代文学での重要な作家ピランデッロの作品に親しむとともに、イタリア語の基礎的な読
解力を習得すること。
[授業計画と内容]
ピランデッロの短篇小説を読むとともに、戯曲を鑑賞する。
前期の最初2週間は時代背景、文学史的な説明をしながら簡単なイタリア語の文章を読む。
その後イントロダクション的な読みやすい短篇から始める予定。
後期からは、ピランデッロについての評論も読みながら、戯曲と短篇を読み比べながら授業を進め
る。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
年度末試験(60%)と通常の授業時の発表(40%)から評価する。
[教科書]
テキストはコピーして配布
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
特になし
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
217
授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者氏名 文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 前期
曜時限 水4
授業形態 講読
イタリア史概説講読
[授業の概要・目的]
ルイージ・サルヴァトレッリの“Sommario della storia d'Italia”を精読する。イタリア史の理解は、
イタリア文化を研究する上で必要不可欠である。特に歴史書の場合、日本人によって執筆されたも
のとは史観が異なるうえ、読者に要求される知識や価値観もイタリア人を念頭に置いたものである
ために、これを読むことは、イタリア文化そのものにダイレクトに触れる機会を与えてくれるはず
である。授業ではイタリア史の理解を深めること、並びにイタリア語文献の読解力を養成すること
が主要な目的となる。
[授業計画と内容]
前期の授業では、16世紀後半を論じた章を精読する。
使用テキストはイタリア史の概説書ではあるが、各時代の重要な情報を細かなところまで網羅的
に記述している。また著者サルヴァトレッリの文章は伝統的なイタリア語散文の流れをくむもので
あり、読解力を培うにはうってつけのテキストである。是非この機会にイタリア史の基礎知識とイ
タリア語の読解力を培ってもらいたい。授業では適宜文中の固有名詞・専門用語などを補足説明し
ながら、1回当り1∼1.5頁のスピードで読み進めていく予定である。
また毎回簡単な小テストを行って、予習の精度を確認していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 イタリア語学イタリア文学(講読)
担当者氏名 文学研究科 准教授 村瀬 有司
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 2回生以上
題目
単位数 2
開講期 後期
曜時限 水4
授業形態 講読
イタリア史概説講読
[授業の概要・目的]
ルイージ・サルヴァトレッリの“Sommario della storia d'Italia”を精読する。イタリア史の理解は、
イタリア文化を研究する上で必要不可欠である。特に歴史書の場合、日本人によって執筆されたも
のとは史観が異なるうえ、読者に要求される知識や価値観もイタリア人を念頭に置いたものである
ために、これを読むことは、イタリア文化そのものにダイレクトに触れる機会を与えてくれるはず
である。授業ではイタリア史の理解を深めること、並びにイタリア語文献の読解力を養成すること
が主要な目的となる。
[授業計画と内容]
後期の授業では、近現代から一章を選んで精読する。
使用テキストはイタリア史の概説書ではあるが、各時代の重要な情報を細かなところまで網羅的
に記述している。また著者サルヴァトレッリの文章は伝統的なイタリア語散文の流れをくむもので
あり、読解力を培うにはうってつけのテキストである。是非この機会にイタリア史の基礎知識とイ
タリア語の読解力を培ってもらいたい。授業では適宜文中の固有名詞・専門用語などを補足説明し
ながら、1回当り1∼1.5頁のスピードで読み進めていく予定である。
また毎回簡単な小テストを行って、予習の精度を確認していく。
[履修要件]
特になし
[成績評価の方法・基準]
出席点・小テストをもとに評価する。
[教科書]
プリント配布。
[参考書等]
(参考書)
授業中に紹介する
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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授業科目名 イタリア語学イタリア文学(外国人実習)
担当者氏名 文学研究科 特定准教授 ダニエラ・ヴァガータ
<英訳> Italian Language and Literature (Seminars)
配当学年 3回生以上
題目
単位数 2
開講期 通年
曜時限 火3
授業形態 外人実習
Esercitazioni di lingua italiana
[授業の概要・目的]
Lettura e analisi testuale di alcuni brevi racconti, articoli o favole italiani [授業計画と内容]
La scelta dei testi da leggere sara' attentamente valutata durante le prime lezioni dell'anno accademico in base
al livello di conoscenza della lingua italiana da parte degli studenti. A secondo del livello complessivo della
classe verranno svolte alcune lezioni di introduzione all'analisi del testo letterario (analisi narratologica e
stilistico-retorica). In questo corso e' prevista la partecipazione attiva dello studente, al quale sara' chiesto di
intervenire in sede di commento del testo. Tra gli argomenti di discussione, saranno affrontati anche temi
volti a far riflettere sulle differenze culturali tra l'Italia e il Giappone.
[履修要件]
Corso destinato a studenti di italiano elementare o intermedio.
[成績評価の方法・基準]
Si richiede una partecipazione attiva da parte dello studente attraverso lo svolgimento di esercizi e la
composizione di un diario.
[教科書]
Verra' distribuita una dispensa settimanalmente.
[参考書等]
(参考書)
特になし
(その他(授業外学習の指示・オフィスアワー等))
※オフィスアワー実施の有無は、KULASISで確認してください。
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