授業科目名 (英語名) 現代社会生活論Ⅰ( Society and Modern LifeⅠ

授業科目名
現代社会生活論Ⅰ( Society and Modern LifeⅠ)
(英語名)
担当教員
小野澤章子(非常勤講師)
(所属)
教育課程
社会福祉学部展開科目・福祉システム教育群
開講年次
3年前期
授業形態
講義
単位数
2
必修・選択
選択科目
資格対応
この講義は、人々の生活を理解することから現代社会の構造を捉え直す試みです。つまり、
人間が生きるために行う様々な行為とそれをささえる価値を理解することで、社会にアプロー
チしようということになります。
「生活を理解する」とはどのようなことなのでしょうか。社会学的知見でいえば、人々の生活
は、生活者としての個人の全生活分野にわたって、そこに見られる物質的・社会的・文化的諸
条件と時間的空間的枠組みと具体的な行動パターンの体系化された複合体をなしている、と
授業のねらい・概要
言えます。しかし、私たちの実際の「生活」では、「生活」はあまりに多用され、日常的な世界に
埋没して意外にもリアルに捉えているとはいいがたいのではないでしょうか。
今回の講義では、まず様々な実証的なデータにもとづいて現代の生活と価値の輪郭を明確
化していきたいと思います。そのうえで、それらがどのような経緯をたどって現代社会に現れて
いるのか、日本の地域社会に現れた生活史を中心に、理解を深めていきたいと思います。最
後に、いくつかの観点から「生活」の分析を行い、履修者のみなさんの関心と関連づけていき
たいと思います。
1 現代日本の生活の実態を、データ等に基づき理解する。
2 地域社会をキーワードに、現在の社会生活を巡る問題の基盤となる枠組みを理解する。
学修目標
3 いくつかの具体的なトピックを取り上げる。そのような現在の社会生活を表す「現象」から、
社会生活の意味を再検討する。
4 履修者自身の問題関心に関連づけて、現代の社会生活を考察する。
第1回 はじめに 現代社会生活とは
第2〜4回 生活実態と生活意識
授業の計画
第5〜8回 現代日本における社会生活史
第9〜11 回 現代社会生活をめぐるトピック(1)地域生活とはなにか
第 12〜14 回 現代社会生活をめぐるトピック(2)ライフスタイルの多様化
第 15 回 まとめ
テキスト教材等
授業の形式
成績評価の方法
履修にあたっての留
意点
備考
講義時に参考文献を指示する。
原則的には講義形式をとる。
学期末試験により、講義内容を踏まえ、理解した内容を論述し、自らの社会に関する考察を行
う。基準の6割以上に単位を認定する。