株式会社アプリックスの現状と将来 平成16年1月16日 ご注意:この文章は一般に公開するための記者発表文であり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。投資を行う際は、必ず当社が作成する「新株式発行 並びに株式売出届出目論見書」(ならびに訂正事項分)をご覧いただいた上で、投資家ご自身の判断で行うようお願い致します。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Ⅰ. 上場に関する基本情報 n n n n n Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 会社概要 Executive Summary I PO概要 株式状況 業績概況 2 会社概要 Ⅰ. 上場に関する基本情報 | | | | | | | 社 名:株式会社アプリックス 英 文 社 名:Aplix Corporation 本社所在地:〒169-0051東京都新宿区西早稲田二丁目18番18号 設立年月日:1986年2月22日 資 本 金:3,749.3百万円 代 表 者:代表取締役会長兼社長 郡山 龍 事 業 内 容:組み込み向けソフトウェアの研究開発、及び販売。 パソコン向けソフトウェアの研究開発、及び販売。 | 会計監査人:監査法人トーマツ | 子 会 社:アプリックス・ドット・ネット株式会社 Aplix Corporation of America Aplix Europe GmbH (2004年1月16日現在) Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 3 本社は早稲田大学の近くにあります。現在本社ビルとして使っている建物は昔専門学校でした。 大家さんは佐渡島の金井町です。 米国の現地法人はサンフランシスコ市にあります。スタッフは主にJETRO San Francisco Office にいた人達とPointBaseという会社でJavaの組み込み用データベースエンジンを開発していた人 達です。 欧州の現地法人はミュンヘンにあります。スタッフは全員Sony/Sony EricssonでGSM/GPRSの 携帯電話にJBlendを搭載する仕事に関わっていた人達です。 Executive Summary Ⅰ. 上場に関する基本情報 ●キーワード 売れる製品を実現するための 魅力的な技術を開発する研究開発型企業 ●事業領域 パソコンを含む民生用電子機器向け ソフトウェア基盤技術の研究開発 ●主な製品 ・CDやDVDを作成するパソコン用ソフトウェア ・家電機器組み込み用Java実行環境 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 4 当社の事業で一番大切なキーワードは「 売れる製品」 です。これはものを作るエンジニアのモチ ベーションを高めるためだけでなく、高い収益性を実現するために数が売れる製品に当社のソ フトウェアが採用されることが重要だということです。もちろん、当社のソフトウェアが搭載される 事によってお客様( メーカー) の製品が数多く売れるようになることが最も喜ばしいことであり、常 に当社の究極の目標となっています。 I PO概要 | | | | | | | | 上 場 日: 上 場 市 場: 証 券 コード: 発行済株式数: 決 算 期: 定時株主総会: 中間配当基準日: 名義書換代理人: | 取 扱 場 所: | 取 次 所: | 公告掲載新聞名: Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Ⅰ. 上場に関する基本情報 平成15年12月17日 東京証券取引所 マザーズ市場 3727 25,615株 12月31日 毎年12月31日の翌日から3ヶ月以内 6月30日 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱信託銀行株式会社 証券代行部 三菱信託銀行株式会社 全国各支店 日本経済新聞 (2004年1月16日現在) 5 昨年12月17日に東京証券取引所マザーズ市場に上場致しました。投資家の皆様のご期待に応 えるべく今後も頑張っていきます。 株式状況 Ⅰ. 上場に関する基本情報 ●任意のロックアップ契約: 主幹事証券会社である野村證券株式会社に対して14名が締結 ●ロックアップ期間: 元引受契約締結日から180日間 (平成16年6月4日まで) ●契約内容: 主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意 1月16日現在の発行済株式総数 オーバーアロットメントによる売出 3%(840株) 25,615株 オーバーアロットメントによる売り出し分 840株を含む 公募 12%(3,000株) 規制上のロックアップ 45%( 11,475株) 売出 10%(2.600株) その他 9%(2.317株) 任意のロックアップ 21%(5,383株) Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. ロックアップ対象 66.0%(16,858株) ストックオプション 1,124株 6 規制上のロックアップの対象となっているのは、平成14年および平成15年に当社に出資頂いた ゴールドマンサックスやジャフコなどとなっています。その他、古くからご支援頂いているベン チャーキャピタルなどにも任意のロックアップに協力して頂いております。 ※規制上のロックアップ:上場前の公募又は売出し等に関する規則において規定されている「継続保有期間」 業績概況 Ⅰ. 上場に関する基本情報 主要な連結業績の推移 (単位:百万円) 3,892 4,000 売上高 3,288 3,213 3,000 経常利益又は 経常損失(△) 2,000 当期純利益または 当期純損失(△) 733 1,000 731 0 △491 -1,000 △736 平成13年12月期 △551 △604 平成14年12月期 平成15年12月期 (予想) 連結業績予想(平成15年度12月期) 売上高 38億9千2百万円 (対前年増減率 18.4%増) 経常利益 7億3千3百万円 ( 対前年増減額 12億8千4百万円増) 当期純利益 7億3千1百万円 ( 対前年増減額 13億3千5百万円増) Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 7 平成14年まで3期連続で赤字となっていましたが、平成15年は黒字に戻る見込です。この資料 では、後半のファイナンシャルレポートのところで、収益性の回復と高収益性体質への脱皮に関 して具体的に説明させて頂きます。 Ⅱ. アプリックスの歩み n n n n Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 放送機器特機(受託開発) CS事業 ES事業 事業内容と売上比率 8 放送機器特機(受託開発) Ⅱ. アプリックスの歩み ●仙台笹かま館 「お魚クイズシステム」(追記型LDシステム) ●警視庁交通管制センター 「渋滞情報システム」(プロトタイプ) ●ケーブルテレビジョン東京 「CATV用通信制御装置」 ●テレビ朝日 「TV番組用CGシステム」 ●アスキー 「Ethernet FAXシステム」 ●東京都庁 「ハイビジョン都政展示システム」 ●全日食チェーン 「ノンストップ受注システム」 ●CD-iソフト 「F-1データブック」 ●通信ソフトウェア 「CTERM2」 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 9 当社は当初放送機器特機関連の受託開発を収益源にして研究開発投資を行い、最初の自社 商品の開発と事業の立ち上げを行いました。 CS事業 Ⅱ. アプリックスの歩み CDやDVDを作成するパソコン用のパッケージソフトウェア Windows対応の統合型CD/DVD書き込みソフトウェア WinCDR 8.0 Double Saucer 2 (平成15年11月14日発売) 販売会社:インテリジェント ウェイブ Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Mac OS X対応のCD/DVD 万能バックアップソフトウェア 販売会社: アクト・ ツー 10 最初に立ち上がった事業は、CDのマスタリング装置やソフトウェアの開発、製造、販売のビジネ スです。この時に開発した技術が今のWinCDRやDouble Saucerの元となっています。 CS事業への歩み Ⅱ. アプリックスの歩み 周辺技術の研究開発・ 試作 DVI LD ADPCM DVD対応 CD-R バンドル パッケージ展開 パソコン以外の 分野での製品化 CS事業 放送機器特機( 受託開発) Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 11 CS事業も最初からCDやDVDのマスタリング技術を狙って研究開発していた訳ではなく、放送機 器特機の受託開発に伴って研究開発を行っていた追記型レーザーディスクの制御やDVI、 ADPCM等のマルチメディア関連技術の一つでした。当時当社が他社に先駆けて研究開発して いた光ディスク関連のマスタリング技術と、デバイス技術の発展や市場のニーズがうまくマッチ して今のCS事業に発展しました。 ※DVI:Digital Video Interactive(RCA のDavid Sarnoff研究所で開発された動画圧縮伸長の方式で当時Intelがライセン スしていた。次のURLにわかりやすい説明が載っています。 「http://www.net.intap.or.jp/oiia/cont1/p0302.html%7B0recid=10029.html」) ※ADPCM:Adaptive Differential Pulse Code Modulation(CD-iやCD-ROM XAで使われている音声圧縮伸長の方式。 次のURLにわかりやすい説明が載っています。「http://www.itmedia.co.jp/mobile/0102/13/keyword_4.html」) CS事業の実績 Ⅱ. アプリックスの歩み CD/DVD関連製品の受賞・採用実績 WinCDR 6.0 プレミアムパッケージ Logitec CD-R/RW ドライブ for Macintosh & Windows LCW-R6406U DOS/Vマガジン 2000/8/15 テクニカルテストラボ Tester‘s Choice & Observer’s Choice DOS/V POWER REPORTマガジン RECOMMENDED Product (GOLD Prize) (Feb, 2001) Panasonic CD-R/RW Drive for USB Interface LK-RW7585UZ Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. SONY IBM COMPAQ Portable CD-R/RW Drive アプティバシリーズ プレサリオシリーズ CRX76A / CRX76U 12 CS事業の成功によって、高い収益を得ることが出来、その収益を新たなる研究開発活動に投 資していきました。 ES事業 Ⅱ. アプリックスの歩み 携帯電話やAV機器を含む家電機器向けJava実行環境 1995 1996 JDK 1.0 1997 1998 JDK 1.1 Java2 製品群 (JDK 1.2) Enterprise Java J2EE 32MB以上+α Embedded JBlend CDC for Mobile J2SE 32MB以上 Java JAE JDK JRE J2ME CDC JavaOS Personal Java 1991 Oak ターゲット 製品群 FP/PBP/PP 2MB~ Embedded JBlend CDC for CE CDC with MIDP microJBlend CLDC++ High End Phone microJBlend CLDC for Mobile CLDC MIDP/DoJa 600KB~ 1990 Green Project microJBlend CLDC for CE 発足 Java Card nanoJBlend Java Card picoJBlend 15KB~ Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 家電 プラット フォーム Embedded JBlend for Mobile Embedded Java Smart Phone, PDA Phone 家電製品 ユーザー インター フェイス (携帯電話) Middle Range Phone Low End Phone 小型家電 機器 ユーザー インター フェイス 13 現在のES事業は当時のCS事業の収益とIPAからの助成金やベンチャーキャピタルからの投資、 銀行からの融資等を元に、将来の電子機器用の高度なユーザインタフェースを実現する技術と して研究開発したJBlendが主力商品となっています。 ※IPA:情報処理振興協会(現在の独立行政法人情報処理推進機構) ES事業への歩み Ⅱ. アプリックスの歩み CD/DVDからJavaへ CD-ROM VIEWER 電子ブック ITS/GIS BROWSER 家電機器に採用 DVI LD ADPCM Java 組み込みJava を実用化 CD-R 携帯電話 に採用 放送機器特機 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. ES事業 CS事業 14 現在のES事業の中心となっているJBlendも、CDの応用技術として研究開発を行っていた電子 ブックやCD-ROMのビューワー、ITS/GIS用のブラウザなどのCS事業周辺技術の一つが発展し た物です。 ES事業の実績 Ⅱ. アプリックスの歩み JBlend搭載機器 三洋電機 デジタルフォト アルバム DMA-100 ボーダフォン 携帯電話 ソニー デジタルフォトプリンター 三洋電機 DPP-SV88 BSデジタルテレビ C-36DZ2 NTTドコモ i-mode携帯電話 ソニー デジタルビデオカメラ MD DISCAM DCM-M1 PFU Java搭載汎用 コントローラ BossaNova Powered by 三洋電機 POS端末 MBC-J100 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. KDDI 携帯電話 15 JBlendを搭載した最初の民生用電子機器は三洋電機のデジカメ周辺装置やソニーのビデオカ メラでした。あまり知られていませんが、その後プリンタやデジタルテレビにもJBlendが搭載され ています。 また、最初のJBlend搭載携帯電話は平成13年3月に発売されたDoCoMo SO503iです。その後 同年6月にJBlendを搭載したJ-Phone J-SH07、7月にKDDI/au C451Hが発売されています。 事業内容と売上比率 Ⅱ. アプリックスの歩み ■Consumer Software( CS事業) ・・・WinCDR、DoubleSaucer パーソナルコンピュータ用ソフトウェア ■Embedded Systems( ES事業) ・ ・ ・JBlend 携帯電話やAV機器を含む家電機器への組み込み用ソフトウェア 現在はES事業の売上が主体 平成13年12月 平成14年12月 平成15年中間期 CS事業 CS事業 36% 28% ES事業 64% Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 9% CS事業 ES事業 ES事業 72% 91% 16 平成15年中間期時点でES事業の売上が9割以上となっていますので、この資料では主にES事 業を中心にお話をさせて頂きます。 Ⅲ. JBlendについて n n n n Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. JBlendとは? なぜJBlendが必要なのか? JBlendのメリット JBlendの実績 17 JBlendとは? Ⅲ. JBlendについて 従来の組み込み用OSを進化させる上位OS(MetaOS) 従来の組み込みシステム JBlend搭載組み込みシステム Java Java Java Java Application Application Application Application Application Middleware Middleware JBlend Middleware Middleware 組み込み用OS Device Driver Device Driver Device Driver Device Driver Device Driver Middleware 組み込み用OS Device Driver マンマシンインターフェイスなどのア プリケーションが、OSやミドルウェア、 デバイスドライバと渾然一体となって いるため、製品開発が複雑で困難に なり、致命的な障害(バグ等)の発生 頻度が高い。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Middleware Device Driver Device Driver Device Driver Device Driver JBlendを搭載することにより、Javaによる アプリケーションを、OSやミドルウェア、 デバイスドライバと完全に分離して開発 できるため、様々なアプリケーションを簡 単に安全に作れるようになった。 18 JBlendとは何かと一言で言い表すのは非常に難しいことです。 JBlendの提供している機能はOSのようだけど、JBlendのいるところにはいつも別にOSがいる。 だから、従来の組み込み用OSを進化させる上位OSという意味でMetaOSと言う表現を使ってい ます。 なぜJBlendが必要なのか? Ⅲ. JBlendについて 家電機器の進化 ●携帯電話やAV機器を含む家電機器は、どんどん多機能化し、作るのも使うのも難しくなった。 ●そのため、高度なユーザインタフェイスとネットワーク機能を実現する、 使いやすくて安全なプラットフォーム技術が必要になった。 ●そこで、小型、高速、高機能な組み込み用Java実行環境としてJBlendが使われるようになった。 JBlend搭載機器 デジカメ アルバム MD DISCAM Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 19 民生用電子機器の進化とともにJBlendがニーズが高まってきました。 JBlendのメリット(その1) Ⅲ. JBlendについて JBlendなら開発が簡便 ハードウェアを エミュレートする ダミーモジュール JBlendが2つのアプリケーションを 協調して動作させる。 完成した Javaによる アプリケーション ネイティブ アプリケーション 簡便なJavaの機能を活かし、試行錯誤を重ねて ユーザインターフェースを完成させる Javaアプリケーション JBlend RTOS ファイル システム ハード ウェア 完成した ハードウェア制御 アプリケーション ネットワーク ドライバ ディスプレイ ドライバ フォント ポインティング デバイス ターゲットハードウェア 従来のICE等でハードウェア制御のドライバを開発 GUIなど、複雑で試行錯誤が必要なプログラミング部分はJavaで、高速処理やリアルタイム処理が必要な機 器制御部分はITRONなどのリアルタイムOSでと、目的に応じて使い分けることができる。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 20 JBlendを採用することにより、よりリッチなユーザインタフェースをより簡単に開発できるようにな ります。 JBlendのメリット(その2) Ⅲ. JBlendについて JBlendなら短期間で製品開発が可能 ※ハードウェア開発、デバイ スドライバデバッグが完了し ないとアプリケーションデバッ グに取りかかれない。実機の 台数分しかアプリケーション のデバッグを並行して行うこ とができないため、非常に開 発効率が悪い。 ※ハードウェア開発、デバイ スドライバデバッグと並行し て、アプリケーションデバッグ を行うことができる。PC上で 動作確認ができるため、複数 のプログラマによる並行開発 が可能。 非常に開発効率が良い。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 21 JBlendを採用することにより、より短期間により魅力的な製品を開発することが可能になります。 JBlendのメリット(その3) Ⅲ. JBlendについて JBlendはマルチベンダーに最適 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 22 JBlendを搭載することにより、新しいサービスを同時に展開することが可能になります。 JBlendの実績 Ⅲ. JBlendについて 6ヶ月で1000万台 9ヶ月で1000万台 Powered by 16ヶ月で1000万台 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 23 おかげさまで、約2年半という短い間に3000万台以上のJBlend搭載製品が出荷されました。 最初の1000万台出荷するのに16ヶ月かかりましたが、次の1000万台を出荷するには9ヶ月、そ の後の1000万台の出荷は6ヶ月と、どんどん出荷のペースが速くなってきています。 Ⅳ. アプリックスの成長力 n n n n Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. ビジネスモデル 研究開発戦略 研究開発体制 研究開発ポリシー 24 ビジネスモデル Ⅳ. アプリックスの成長力 先行開発し、市場を創り、収益を増し、研究開発を促進する。 収益性の確保 用途拡大 普及活動 研究開発投資 事業化 次世代技術の研究開発 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 25 当社のビジネスモデルでは、まず研究開発投資による次世代技術の研究開発を先行して行い、 その技術を事業化し、普及活動によって収益性を確保します。この普及活動が一番費用がか かりますが、既にJBlendでは普及活動のフェーズを過ぎ収益性を確保しましたので、用途拡大 による収益の極大化のフェーズに入りました。これからJBlendの収益をベースにさらなる研究開 発投資を行い、次世代技術の研究開発を行っていきます。 研究開発戦略 Ⅳ. アプリックスの成長力 確立した基盤技術の周辺技術に 研究開発範囲を広げていくことで、 次の基盤技術を確立させてきた。 電子ブック CD-ROM VIEWER ITS/GIS BROWSER DVI LD ADPCM Java CD-R 放送機器特機 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. CS事業 ES事業 26 当社では現在行っている事業の周辺技術や応用技術を中心に研究開発を行っています。 研究開発体制 Ⅳ. アプリックスの成長力 その他 9.1% (13名) 管理本部 9.1% (13名) 研究開発本部 75.5% (108名) 営業本部 6.3% (9名) 合計143名 (平成15年9月末現在/連結) 「その他」は法務室、コミュニケーション室、経営企画室、内部監査室、子会社の従業員 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 27 研究開発本部のメンバーが全社員の4分の3以上を占めています。今後も研究開発は現在のメ ンバーを中心に行っていきますので、大幅な増員の予定はございません。大幅な増員をしなく ても、十分研究開発を行っていける体制になっています。詳しくは次ページ以降で・・・ 研究開発ポリシー Ⅳ. アプリックスの成長力 現業の周辺に、次世代の技術がある そのため・・・ ●アプリックスに研究専任スタッフは不要 ●研究はすべて、現業に携わっているエンジニアが行う ●カスタマーサポート、コンサルティング業務の中から 次世代のニーズを発掘→研究開発→次世代技術創出 当社の全てのエンジニアが、製品開発だけでなく、営業支援や顧客サポート等の業務を 分担して行っている。 エンジニアとしての見聞を広げ実務経験を積みながら、各自が自らの時間の中から約 10% の時間を次世代技術の研究開発に当てている。 当社の研究開発費がエンジニアの人件費の約10%となっているのはこのため。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 28 当社は物作りの会社なので、研究者( サイエンティスト)ではなくエンジニアが研究開発を行って います。あくまで物作り一筋、現場主義です。 自由豁達にして愉快なる理想工場と… Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 物作りで大切なのは、人と人を生かす場と・・・ 29 Ⅳ. アプリックスの成長力 真面目なる技術者が… Ⅳ. アプリックスの成長力 国際的な品質保証規格であるISO9001は、組み込み用ソフトウェア 業界、特に携帯電話用ソフトウェア業界では、弊社以外にほとんど 取得しているところが無いほど取得が難しい。 当社では独立した品質保証部門を中心とした高度な品質保証プロ セスを実現し、ソフトウェア製品の設計・開発からサポートまで、事業 全般におよぶ認証を取得した。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 30 ・・・真剣な物作りの姿勢です。 ドキュメントの作成や品質保証業務は地味な仕事かも知れませんが、物作りの基本です。どん なにすばらしいものを作っても、致命的な不具合が発生して製品が回収になっては意味があり ません。投資家の財産を守るためのリスク管理の一貫としても品質保証は物を作る企業として 非常に重要だと思っています。 他社の追随を絶対許さない発展を実現する Java 売上 CD/DVD 受託開発 売上 0 売上 30億 億 10 10億 億 次世代 技術 1億 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 31 当社は当然現在の事業を発展させて収益を向上させるだけでなく、今後も次世代技術の研究 開発によって新たなる事業を作り続け、収益を向上させていきます。 Ⅴ. ファイナンシャルレポート n n n n n Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 成長の軌跡 収益とコストの軌跡 携帯電話市場 ビジネスコンセプト 新技術研究開発 32 成長の軌跡 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 38.9億 37.2億 JBlend 携帯電話へ の搭載開始 30億円 単体売上 32.1億 32.8億 25.2億 26.5億 単体経常利益 連結売上 20億円 JBlend発表 連結経常利益 WinCDW/MacCDW発売 10億円 CDWriter発表 0 7.4億 7.3億 -2.2億 -5億円 昭和 63年 10月 平成 元年 10月 平成 2年 10月 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 平成 3年 10月 平成 4年 10月 平成 5年 9月 平成 6年 9月 平成 7年 9月 平成 8年 9月 平成 8年 12月 平成 9年 12月 平成 10年 12月 平成 11年 12月 平成 12年 12月 -4.9億 -5.9億 -5.5億 平成13年 平成14年 平成15年 12月 12月 12月( 予想) 33 平成12年から平成14年まで3年赤字が続きましたが、平成15年から黒字に戻る見込みです。 コストの軌跡 収益と Ⅴ. ファイナンシャルレポート 40億円 売上 30億円 販管費 20億円 売上原価 10億円 0 経常利益 -10億円 昭和 63年 10月 平成 元年 10月 平成 2年 10月 平成 3年 10月 平成 4年 10月 平成 5年 9月 平成 6年 9月 平成 7年 9月 平成 8年 9月 平成 8年 12月 平成 9年 12月 平成 10年 12月 平成 11年 12月 平成 12年 12月 平成 13年 12月 平成 14年 12月 平成 15年 12月 (予想) (注)昭和63年∼平成12年については単体、平成13年以降は連結の数字です。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 34 赤字の原因となった急激なコスト増を改めたことと、ES事業の立ち上がりが収益性の回復に貢 献しています。 売上の推移 Ⅴ. ファイナンシャルレポート ターニングポイント 40億円 売上 30億円 販管費 20億円 売上原価 10億円 0 経常利益 -10億円 平成10年 12月 平成11年 12月 平成12年 12月 平成13年 12月 平成14年 12月 平成15年 12月(予想) (注)平成10年∼12年については単体、平成13年以降は連結の数字です。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 35 平成13年から平成14年にかけてES事業の売上構成が大きく変革しています。赤字の原因となっ た急激なコスト増に対して適切な手段をもっと早く講じていれば平成14年の時点で収益を出す ことができたのではないかと反省しています。 高収益性事業へのターニングポイント Ⅴ. ファイナンシャルレポート 品目別販売実績 品目別 13 年12月期 平成 金 額 携帯電話 関連 E S 事 業 409,091 1,345,000 1,754,091 202,416 69,440 32,626 304,482 2,058,574 1,154,734 3,213,309 製品売上 技術支援売上 小計 製品売上 携帯電話 以外 技術支援売上 その他 小計 ES事業合計 CS事業 合計 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 単位: 千円 14 年12月期 平成 金 額 1,700,217 528,403 2,228,621 63,025 46,400 25,297 134,723 2,363,344 925,473 3,288,817 36 平成13年は携帯電話用のJavaサービスが始まった年です。この年、ES事業の携帯電話関連売 上は、主にJ-PhoneやKDDI/auのJavaサービス開始に伴うJava仕様策定やコンサルティング等 の技術支援売上が中心でした。しかし、翌年の平成14年にはJBlend搭載携帯電話の出荷に伴 うロイヤリティ等の製品売上が大半となり、コンサルティング収入と金額的にも入れ替わりまし た。 コンサルティング収入は役務提供に伴う収益のため利益率はあまり高くありませんが、ロイヤリ ティ収入は製品の出荷数量の増加に合わせて増えるため、出荷数量が増えると原価率がどん どん下がっていき、高い収益性を実現します。 このことにより、既に平成14年にはES事業は収益の出る事業に脱皮していました。 販管費の推移 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 40億円 売上 30億円 削減 販管費 20億円 急増 売上原価 10億円 0 経常利益 -10億円 平成10年 12月 平成11年 12月 平成12年 12月 平成13年 12月 平成14年 12月 平成15年 12月(予想) (注)平成10年∼12年については単体、平成13年以降は連結の数字です。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 37 平成12年から13年にかけて、売上が大きく増えていますが、同時に販管費も大きく増やしてしま い、結果として大幅な赤字となってしまいました。平成14年も販管費の削減への着手が遅れた ため大幅な赤字が続きましたが、平成14年末から販管費の大幅な削減を行い平成15年から収 益の出るような体制に戻しました。今後も恒常的に販管費の削減活動を継続していくことにより、 高収益体制を維持していきます。 売上原価の推移 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 40億円 売上 30億円 CS事業の見直し 販管費 20億円 売上原価 10億円 0 経常利益 -10億円 平成10年 12月 平成11年 12月 平成12年 12月 平成13年 12月 平成14年 12月 平成15年 12月(予想) (注)平成10年∼12年については単体、平成13年以降は連結の数字です。 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 38 売上原価の主要構成要素は研究開発部門の人件費及びソフトウェア資産の償却とSun MicrosystemsへのJavaテクノロジーのロイヤリティ支払いです。 研究開発部門の人件費は全額原価に直接なるのではなく、製品開発に伴う費用はソフトウェア 資産として一端計上された後に製品原価として償却されていきます。 売上が大幅に増えているのに、原価が大幅に増えないのは、研究開発部門の人件費とJavaテ クノロジーのロイヤリティ支払いがともにあまり増えていないからです。 Javaテクノロジーのロイヤリティ支払いがあまり増えていないのは、メーカーが直接Sun MicrosystemsにJavaテクノロジーのロイヤリティを支払うようになったからです。 なお、平成14年はCS事業のソフトウェア資産を前倒しで償却した為、売上原価が通常より多め に発生しています。 携帯電話市場:国内 vodafone KDDI DoCoMo N ○ - × P D ○ ○ ○ - × × F - - × T SO ○ ○ × - ○ ○ SH SA ○ - ○ ○ ○ - H CA - ○ - - ○ - K - ○ - Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Ⅴ. ファイナンシャルレポート 国内Java搭載携帯電話 メーカー 内製 Java JBlend 搭載 47.5% 採用促進 39 現在国内で販売されている携帯電話の半数以上がまだメーカー内製のJava実行環境を搭載し ており、これらの携帯電話にJBlendを搭載して頂けるよう営業活動を積極的に行っています。 携帯電話市場:国内と海外 国内 海外 Java 搭載率 19.2% Java 搭載率 42.8% 3Gの普及 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Ⅴ. ファイナンシャルレポート 欧州・中国 メーカーへの採用促進 40 国内では、今後3Gの普及により、携帯電話へのJava搭載率が上がっていくと見込まれています。 また、海外ではJava搭載携帯電話の普及が始まったばかりなので、今後欧州や中国を中心に 大幅に出荷数量が増え、日本国内のようにJava搭載率が上がっていくことが見込まれています。 市場環境 Ⅴ. ファイナンシャルレポート Java搭載携帯電話のマーケット まだまだのびる携帯電話へのJava搭載比率(Java搭載携帯電話出荷台数予測) 6億台 携帯電話出荷総数 4.56億台 4億台 Java搭載携帯電話 2億台 Source: Zelos Group 0 携帯電話出荷総数 Java搭載携帯電話 Java搭載比率 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 401.8 44.9 11.2% 450.8 86.4 19.2% 509.1 151.8 29.8% 550.4 242.6 44.1% 584.7 354.4 60.6% 613.7 456.0 74.3% 41 携帯電話の出荷数量自体ののびは緩やかですが、Java搭載携帯電話は今後急速に数量が増 えていくと見込まれています。 組み込み用ソフトウェアの市場規模 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 4インチ未満のLCD搭載機器は2001年実績17億台、2008年予測23億台 単位: 千台 サイズ別LCD市場(2008年予想) 0∼3 FLCD 10,000 LCOS 1,400 DLP 0 PRT 0 CPT 0 CDT 0 VFD 245,000 有機EL 75,700 無機EL 0 M-PDP 0 C-PDP 0 TN 1,052,400 M-STN 245,100 C-STN 182,850 HPS-TFT 7,100 LPS-TFT 209,500 a-Si TFT 284,640 TOTAL 2,313,690 4∼9 0 0 0 0 0 0 0 1,880 1,220 30 0 0 3,200 440 0 2,160 16,610 25,540 10∼12 13∼15 16∼19 20∼29 30∼39 40∼49 50以上 TOTAL 0 0 0 0 0 0 0 10,000 0 0 0 0 0 0 2,160 3,560 0 0 0 0 0 0 3,920 3,920 0 0 0 0 0 0 10,800 10,800 0 29,200 0 127,300 15,500 0 0 172,000 0 1,600 12,100 500 0 0 0 14,200 0 0 0 0 0 0 0 245,000 0 0 0 0 0 0 0 77,580 140 0 0 0 0 0 0 1,360 0 0 0 0 0 0 0 30 4インチ未満の合計 0 0 0 0 1,920 6,450 1,630 10,000 0 0 0 0 0 0 0 1,052,400 0 0 0 0 0 0 0 248,300 0 0 0 0 0 0 0 183,290 0 0 0 0 0 0 16,080 23,180 2,180 2,640 580 800 430 0 0 218,290 11,280 95,530 89,370 7,280 3,970 830 250 509,760 13,600 128,970 102,050 135,880 21,820 7,280 34,840 2,783,670 23億台 出典: 「 2003 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)」 株式会社富士キメラ総研 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 42 当社では組み込み用ソフトウェアの事業計画を策定して行くに当たって、当初から液晶ディスプ レイのマーケットデータをベースにしています。 現在4インチ未満の液晶ディスプレイの市場は約20億枚となっており、この数字をベースに試算 すると携帯電話やAV機器などを含めた家電機器向けの組み込み用ソフトウェアのマーケットは 1兆円以上あると見込まれます。 ビジネスコンセプト Ⅴ. ファイナンシャルレポート メーカーの魅力的な製品作りに貢献 売れる製品 ヒット商品に搭載 高い 収益性 魅力的な 技術 魅力的な技術の先行開発 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 大きなロイヤリティ 43 1兆円の組み込み用ソフトウェアの市場に対して、CD/DVDやJavaなどの技術だけでなく、より 多くの高付加価値で競争力のある魅力的な製品を実現するためのソフトウェア基盤技術をどの ように提供していくかが当社事業の成長のキーポイントとなります。 3つの基本戦略 Ⅴ. ファイナンシャルレポート ●将来のメーカーneeds/ユーザneedsを追求 先行優位を目指す ●高収益性事業を実現 高付加価値技術の開発を目指す ●売れる魅力的な製品への搭載 個々の製品の出荷ボリューム増大を目指す Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 44 将来のneedsを見越して早くからseedsとなる技術の研究開発を地道に行っていくことが大切だ と思っています。 用途の拡大 Ⅴ. ファイナンシャルレポート picoJBlend nanoJBlend (JavaCard未満) (CLDC未満JavaCard以上) 超小型( 8k-32k) マイクロシーケンサー的 Java実行環境 利用例: Java搭載腕時計( Motion Watch) LCD用ユーザーインターフェイス( UI)や テレビ用オンスクリーンディスプレー( OSD) 向け小型( 64k-128k) Java実行環境 LCD用コントローラに内蔵可能 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 45 まずは現在持っている技術力をベースに用途を拡大し、足下の収益性を確実にしていくことが 重要だと思っています。 新技術研究開発 Ⅴ. ファイナンシャルレポート ダイレクトプリント カメラ付き携帯電話からプリンタに直接写真を印刷するミドルウェア 「Mobile PictDirect(モバイル ピクトダイレクト)」 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 46 また、携帯電話での実績を元に、携帯電話をより魅力的な商品にしていく基盤技術を提供して いきます。 新技術研究開発 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 無線タグ(RF-ID)/非接触式 IC カード JBlend による無線タグ用拡張機能/非接触式 IC カード用拡張機能 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 47 さらにTRONプロジェクトや T-Engineフォーラムと共に進めてきた今までの研究開発の成果を事 業化していきます。 新技術研究開発 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 音声認識 サーバーと連携した音声認識システム( DSR) Internet CP Client Application DSR Client DSR Server CP Server Application Grammar Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 48 また、様々な基礎研究を行っているパートナーと協力して魅力的な製品を効率よく、タイムリー に実現していきます。 新技術研究開発 Ⅴ. ファイナンシャルレポート バイオメトリックス 指紋認証用拡張機能 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. さらに基盤技術の充実に努めていきます。 49 新技術研究開発 Ⅴ. ファイナンシャルレポート 脱Java、しかし近Java ITS/GIS BROWSER Java ES事業 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 50 脱といってもJavaを辞めてしまうわけではありません。 Javaの周辺に、Javaを超える技術を創り出していきます。 組み込みソフトウェアは産業の米 Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. Ⅴ. ファイナンシャルレポート 51 Aplixという会社( 場) と、Aplixに関わる人々( 株主様、お客様、スタッフ) と、Aplixが創るソフトウェ アそのものがDream Enablerです。 電子機器をより魅力的にする、その魂となるソフトウェアをAplixが創っていきます。 www.aplix.co.jp www.JBlend.com Copyright 2004 Aplix Corporation. All rights reserved. 52
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