平成28年度沖縄ロケ制作支援事業実施要領 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 制定日 平成28年4月15日 (目的) 第1条 この要領は、国内外向けの沖縄ロケ作品(主に商業映画・テレビ又はWEBコンテン ツ、ミュージックビデオ、アニメ)を活用した本県の歴史・文化・自然等の情報発信を通 じた本県の魅力発信による知名度向上並びに本県への旅行喚起・誘客等を図ることを目的 に、具体的な企画の下、沖縄ロケを実施する制作プロジェクトに対して撮影、制作経費の 一部を支援する助成金を交付(以下「本事業」という。)し、国内外で広く一般消費者が 視聴する作品の誘致を行うものとする。 ※沖縄ロケ作品とは、全編または一部沖縄ロケ作品のことを指す。 (申請対象事業者) 第2条 助成の対象となる事業者(以下「助成事業者」という。)は、次に掲げる条件を全て 満たすものとする。 (1) 国内の事業者(共同制作者)とする。当事業に係る事務連絡等について、日本語で円 滑に対応できること。 (2)申請対象事業者は、メインロケハン、撮影の際には、沖縄フィルムオフィス撮影登録支 援事業者及びロケーションコーディネート協会おきなわ(FGO)県内像制作関連事業 者(注)並びに登録事業者を可能な限り活用する。原則として県内ロケーションコーデ ィネーターに限っては必ず採用するものとする。 (注)映像制作関連事業者とは次の各号の要件を満たす民間企業又は組合をさす。 (1)法人格を有すること (2)県内に事業所を有していること (3)映像制作事業を主たる事業として営んでいること (4)税金等の滞納がないこと (5)会社更生法・民事再生法等に基づく再生又は更正を行ってない者 (6)暴力団等の構成員を役員、代理人として使用している者ではないこと (3)製作委員会で申請する場合には、幹事会社を代理申請者とし、申請時又は報告書提出時 に製作委員会の中核団体である旨を証明する書類(製作委員会組織 において、団体の 担当する業務内容が明示された契約書等)の写しを提出する。 ※上記に係らず、次に該当する場合は助成の対象外とする。 国庫を活用した、当事業と同様の助成金を受給し、助成対象活動を行う事業者。 (沖縄ロケ作品の要件) 第3条 助成対象となる沖縄ロケ作品等については、次の各号に掲げる要件を満たすものであ ることとする。 (1) 国内もしくは国外で一般上映及び放映、販売等が決定されていること。 ※沖縄県が戦略的に選定する国・地域が配給及び放送計画に反映されていること。 (2) 沖縄県で撮影された内容に沖縄県と認識できるシーン(おもに屋外)があり、製作さ れた作品のエンドロール及び印刷物等に「沖縄県」「OCVB」及び「沖縄フィルム オフィス」のクレジット表記を必ず行うこと。 (3) 作品完成後の沖縄県・OCVBのプロモーション、旅行等を喚起する取組みに対して 版権使用が可能な沖縄ロケ作品(例:撮影風景の画像、各シーン、動画等)であるこ と。沖縄県・OCVB沖縄フィルムオフィスは提供された作品に対して、助成決定事 業者へ版権使用の許諾確認をせずに、観光プロモーションに関する印刷物やWEB等 で使用できることとする。 (4) 原則として完成後1年以内に一般に広く公開されるものであること。特段の事情があ る場合においては、完成後2年以内とする。 ※上記に係らず、次に該当する場合は助成の対象外とする。 対象作品の内容が宗教的又は政治的な宣伝意図を有するもの 対象作品の内容が公序良俗に反するもの (助成金額及び対象経費) 第4条 一作品にかかる助成上限金額及び助成対象経費は次のとおりとする。 沖縄県内におけるロケハン並びに撮影本番までの制作経費、または撮影本番のみの助成上 限金額 *1作品につき、ロケ総経費の50%以内とし、原則3,000万円以内とする。 ただし、助成上限金額について、沖縄県とOCVBとで協議した結果、沖縄の認知度、 ブランドイメージの向上に多大な効果が見込める作品については、この限りでない。 *対象経費:沖縄県までの渡航費、県内宿泊費、県内交通費、県内車両費、県内人件費、 県内機材レンタル費、その他 (注)助成対象外経費:食費、航空運賃及び宿泊料金の特別料金(ファーストクラス等)、プ ロモーション費、広告宣伝費、購入に伴う会社及び個人の所有物に該当する備品・美 術品・消耗品、人件費(申請者及びプロデューサー)、その他 (助成事業の募集) 第5条 本事業の募集期間は、平成28年4月15日から平成28年12月1日までとする。ただし 「助成事業者の決定」は随時審査委員会において審査・決定され、規定の助成金額に達し た時点で募集締切りとなる。また、予算の執行状況によっては追加募集を行う場合があ る。 (提出書類) 第6条 本事業にかかる助成金の交付を受けようとする者は、前条の期間内に以下の各号の書 類と添付資料を原本1部、複製10部の計11部を提出する。 (1) 助成金申請書(様式第1号) (2) 製作会社・日本側共同実施者の会社概要(過去の実績含む) (3) シナリオ(プロット可)、企画書等(企画意図・製作スケジュール・公開予定時期、 主な出演者、配給・PR展開等を明記) ※15頁以内 (4) 海外製作者との契約関係等を証する書類(公開・放送する旨の明記) (5) 事業体制図 (6) 提出書類チェックリスト(様式8号) (提出方法) 第7条 前条に規定する提出書類は、電子メールにより提出することができる。ただし、同時 に提出すべき書類すべてを送信するものとし、その7日以内にこれらの原本(代表者印 押印)を郵送もしくは直接OCVBに提出することを条件とする。関連資料は、日本語 で作成することとし、金額は日本国通貨を単位として作成するものとする。 (助成事業者の審査・決定) 第8条 OCVBは、本事業で設置した審査会に基づき助成の決定を行う。 (1) 第一次審査 提案者の応募書類に基づき応募資格を満たしているか、本事業の趣旨に合致しているか 等の書面審査を実施する。 第二次審査 提案者の企画内容、実施体制等総合的に審査する。なお、必要があると認められる場合 には申請者によるプレゼンテーションを実施する。 (2) 選定結果の通知 選定結果については助成決定通知書(様式第2号)により通知する。審査の経緯、助成 可否の理由に関しては、一切公開しない。 (助成対象期間) 第9条 当該助成対象となる沖縄ロケ作品のメインロケハン、撮影等の期間は、平成28年4月 15日を開始日とし、原則として平成28年12月1日までに終了するものとする。 (実施報告書の提出) 第10条 助成金の交付決定を受けた事業者は、沖縄ロケが完了次第、原則2週間以内に実施報 告書(様式第3号)と次の書類関係を添付のうえ提出しなければならない。 (1)助成金請求書(様式第6号)及び経費収支明細(様式第6-2号) (2)沖縄ロケ(撮影)の撮影スケジュール(様式第4号) (3)作品を記録(現場画像・スチール画像)したDVD等の媒体 (4)作品の宣伝物(完成次第) (5)完成した映像作品のDVD2部(完成次第) (6)数値測定調査資料 ※公開及び放送後、半年以内に興行成績並びに視聴率等を報告 (支払金の額の確定) 第11条 OCVBは、前条に規定する実施報告書および成果物を受理し、その内容を審査した 上で適当と認めたときは、助成金額を確定し、助成金交付確定通知書(様式第5号)によ り助成事業者へ通知するものとする。 (助成金の請求) 第12条 助成金の請求をしようとする団体は、第10条による報告書とあわせて請求書(様式第 6号)及び経費収支明細(様式第6-2号)並びに助成対象経費の支出を証する書類(請 求書及び領収書等の写し)を必ず提出しなければならない。なお、証憑類の写しには、申 請者の代表者名で原本証明を記載することとする。 (助成金の支払方法等) 第13条 助成金の交付は、原則として、第10条、第11条に基づき提出されたものを確認したう えで不備がなければ1ヶ月以内に交付額上限の対象経費範囲内で助成事業者が請求書(様 式第6号)で指定した金融機関の口座へ、日本国通貨で振込むことにより行うものとす る。 (助成金の経理等) 第14条 助成金の交付を受けた事業者は、助成金にかかる経理を明確にするとともに、関係書 類を善良な管理のもとに5年間保存しなければならない。 2 県又は国から検査の通知があるときは、関係書類の提示など検査に協力しなければなら ない。 (事情変更による助成金の内定交付の取消し及び返還等) 第15条 OCVBは、助成金の交付内定をした場合において、天変地異その他交付の内定後に 生じた事情の変更により、助成対象活動の全部もしくは一部を継続する必要がなくなっ たとき、又は、内定者が助成対象活動を遂行することができなくなったとき、助成金の 交付内定の全部若しくは一部を取消し、その内定の内容を変更することができるものと する。なお、作品完成から公開・放送報告期日の2年が過ぎて未公開の場合、助成を受 けた事業者は既に交付した助成金の全部または一部を早急に返還しなくてはならない。 2 OCVBは、前項により取消し又は変更した場合は、その取消し又は変更の内容を 内定者に通知するものとする。 (公開後の興行成績及び視聴率等の報告義務について) 第16条 助成決定事業者は、助成決定年度から5年間をかけて、助成決定した沖縄ロケ作品の 成果(映画上映地域及び興行成績、TV視聴率、インターネット視聴者数等)に対する 進捗状況を必ず年1回以上は報告するものとする。 (雑則) 第17条 この要領に定めのない事項については、OCVBが別に定める。 附 則 この要領は、平成 28 年4月 15 日から施行する。 ■問合せ先 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 企画部企画課 沖縄フィルムオフィス 担当:新屋/定歳/大城 Tel:098-859-6162 Fax:098-859-6222 E-mail:[email protected]
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