6月定例会 一般質問 発言の要旨

発 言 通 告 表 ( 一 般 質 問 )
平成27年6月定例会
順位
1
氏名(議席)
杉山
諭(12)
発
言
の
要
旨
1.本市の期日前投票所の増設及び変更について
今回、私は、本市の期日前投票所の増設及び変更について、
質問させていただきます。
選挙の投票率は、全国的にも年々低下しており、国政選挙
だけでなく、地方自治体の市議会議員選挙においても例外な
く低下しています。
本市の各選挙の状況については、平成26年11月に富士市選
挙管理委員会より発行された冊子、選挙結果(昭和41年~平
成25年)で確認することができました。本市の投票率につい
ても、昭和には80%前後を維持していましたが、平成に入っ
て、落ち込み、特に平成7年以降の落ち込みは深刻化を増し
ており、ことし4月の県議会議員、市議会議員選挙において
は、50%を切る過去最低の投票率となっております。
このような中、平成15年に公職選挙法が改正され、それま
で当日投票と不在者投票だけでしたが、平成15年12月より期
日前投票制度が導入され、本市でも平成16年7月の参議院議
員選挙からこの期日前投票制度を採用しています。そしてこ
の期日前投票制度は、全国的にも利用者がふえており、本市
においても利用者は増加しております。
私は、この期日前投票制度に注目し、本市の期日前投票所
の増設とともに、現在市役所6階に設置されている期日前投
票所を、市役所2階フロアに移動することを提案させていた
だきます。また、選挙管理委員会が期日前投票所についてど
のようなお考えで、どのように対応しようと計画をしている
のか以下お聞きいたします。
(1) 本市の投票状況と期日前投票の状況について選挙管理委
員会の考察をお聞かせください。
(2) 本市の期日前投票所の問題と課題についてお答えくださ
い。
(3) 本市の期日前投票所増設についてのお考えをお聞かせく
ださい。
(4) 選挙権年齢改正に伴う満18歳以上(高校生)の投票所に
ついてお考えをお聞かせください。
- 1 -
答
弁
者
市
長
及 び
担 当 部 長
選挙管理委員
会委員長
順位
氏名(議席)
2 小池
発
言
の
要
旨
智明(18) 1.選挙権年齢18歳引き下げに伴う富士市及び富士市立高校の
取り組みについて
我々市議会議員は、4月の選挙を経て32名が選出された。
どの議員にとっても厳しい選挙であったが、投票率は
48.37%と過去最低を更新し、依然として低迷している。
一方国では、選挙権年齢を現行の20歳以上から18歳以上に
引き下げる公職選挙法改正案が今国会で審議・成立の見込み
であり、来年夏の参議院議員選挙から導入される見通しとな
っている。
これは、世界的には90%以上の国や地域が18歳選挙権を導
入していることを背景に、これからの社会を担うより多くの
若い世代が政治に参加し、その意見を政策に反映させること
を目的としているとされる。
こうした中、以下について質問する。
(1) 一昨年の富士市長選挙、今回の富士市議会議員選挙にお
ける世代別の投票率はどのような結果か。
(2) 今後、若年層への啓発をどのように進めるのか。
(3) これまで市内中学校(公民等)、富士市立高校(公民、探
究学習等)で、選挙権年齢引き下げをテーマとする授業や
生徒間でのディベートに取り組んだことはあるか。
(4) 今後、富士市立高校での取り組みはどのように進めるか。
2.富士市が目指すコンパクトシティと立地適正化計画につい
て
地方の人口減少・超高齢化問題が大きな課題だとして、国
では昨年から地方創生本部を立ち上げ、さまざまな施策に取
り組んでいる。
富士市でも近年の人口減少傾向は予想以上に大きく、議会
でも「都市活力再生ビジョン」の進行管理等において複数の
議員から質疑・提案が行われている。
人口問題を、富士市という器、物理的な市域の土地の利用
の仕方という面から見たとき、市全体、そして各地区にさま
ざまな問題・課題が顕在化していくことが予想される。
そうした中で、
「コンパクトシティ」が今後のまちづくりの
キーワードとなって久しい。
増加する人口に対応するため、新たな市街地を郊外に求め、
市街地が低密度に拡散したこれまでの拡大・分散型のまちづ
くりから、鉄道やバスなどの公共交通の結節点に都市機能を
集約して人口密度を高め、互いに連携する集約・連携型のま
ちづくりに大きく方向転換していこうという考え方である。
既に第五次富士市総合計画(目標年次平成32年)、富士市都
市計画マスタープラン(目標年次平成45年ごろ)でも、この
考え方が明示されている。
しかしながら、この「コンパクトシティ」については、全
市民的なイメージの共有がなされているとは言えず、またそ
の進め方についても明確になっていない。改めて富士市が目
- 2 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
選挙管理委員
会委員長
順位
氏名(議席)
2 小池
智明(18)
発
言
の
要
旨
指すコンパクトシティの姿と、それに向けた進め方について
質問する。
(1) 富士市の土地利用と人口について
① 全国平均、県内平均、静岡市、富士宮市、沼津市、三
島市と比較すると、富士市のDID(人口集中地区)人
口密度、市街化区域内の未利用地率はどの程度か。
② これまでに地区別の将来人口予測を行っているか。行
っているのなら、どのような推計方法で、何年先まで行
っているか。
(2) 今後、現状のまま人口減少が進んだ場合
① 市民にとって地域生活における課題はどんなことが想
定されるか。
② 積極的に都市基盤整備、公共施設整備を進めてきた中、
都市経営上の課題はどんなことが想定されるか。
(3) 市長が今後必要と考えるコンパクトなまちづくり、集
約・連携型のまちづくりとはどのようなものか。
(4) 本年度から調査・策定する「岳南都市圏総合都市交通体
系調査」の策定スケジュールと計画の基本的な考え方、特
にコンパクトなまちづくりとの関連はどう考えているか。
(5) 公共施設マネジメントに関し、本年度から策定する「公
共施設再編計画」と「再編モデル事業」の取り組みは、ど
のように進めるのか。
(6) 改正都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画制度に
ついて
① 立地適正化計画制度の概要はどのようなものか。
② 富士市が目指すコンパクトなまちづくり、集約・連携
型のまちづくりを進める上で、この制度をどう評価する
か。
③ 立地適正化計画策定及びその活用に取り組む考えはな
いか。
- 3 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
選挙管理委員
会委員長
順位
氏名(議席)
3 一条
発
言
の
要
旨
義浩(16) 1.学校プールの今後について
昭和30年に発生した瀬戸内海沿岸での紫雲丸沈没事故は、
多数の児童を含め168名の犠牲者を出す大惨事となりました。
この事故を契機に、子どもたちには仮に事故に遭っても命を
長らえるための泳力を身につけること、教員たちにはそのた
めの適切な水泳指導力を習得されることが求められ、全国の
小・中学校へのプールの設置と体育の授業における水泳の普
及が進められるようになりました。
本市においても、泳法の習得のみならず「着衣水泳」の実
施等、より実践的な水泳授業が推進されてまいりました。
そうした中で、過般4月の校長会において突如「今後、学
校プールのメンテナンスは行わない」旨の通達があり、それ
はすなわち「施設の使用ができなくなり次第、学校プールは
廃止される」との認識を持つに至りました。
以下、3点について市、教育委員会の見解をお聞かせくだ
さい。
(1) 中・長期的には学校プールは廃止する方向であるのか。
(2) 仮に学校プールを廃止した場合の今後の水泳授業のあり
方について(代替策はあるのか。)
(3) 一方で、維持費の問題や指導者不足、事故発生リスクな
どの理由により、学校プール及び水泳授業について積極的
ではない声も少なからずある。市民の幅広い声を集約する
ために、パブリック・コメントを実施したらどうかと思う
がいかがか。
2.緑地率と企業誘致に対する市の姿勢について
静岡県は新年度から、県内全ての町(12町)を対象に、さ
らなる企業誘致促進を目指し、工場新増設時の敷地内の、い
わゆる緑地率を緩和しました。
工場立地法が、工場敷地内の緑地の面積割合を20%以上、
それらを含む調整池や公園等、環境施設の面積割合を25%以
上と定めている中で、今回の緩和策では、敷地面積9000平方
メートル以上、または建築面積3000平方メートル以上の大規
模工場を対象に、工業地域でそれぞれ10%以上、15%以上に、
準工業地域でそれぞれ15%以上、20%以上に引き下げました。
また、法改正により、市レベルでも基準の範囲内での緑地
率の変更が可能となり、県内では本市も含め、これまで23市
中、7市が緑地率緩和の条例を策定済みです。
しかしながら、本市では、
「準工業地域」については従前ど
おりとなっており、高どまりとなっています。
このように各自治体で新たな取り組みが見られる背景に
は、企業誘致で悪戦苦闘を強いられているということ、そし
て自治体間の競争が激しさを増す中で、一層の工夫が必要で
あることを物語っているものと認識しています。
以下、3点について市当局の見解をお聞かせください。
(1) 準工業地域の緑地率の緩和について
- 4 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
3 一条
義浩(16)
発
言
の
要
旨
(2) 企業が行政に求めることについてどのように認識されて
いるか。
(3) 企業進出、事業拡大、あるいは起業に当たって、あまた
の行政各部署との折衝が必要となる中で、頑なまでに企業
に寄り添う一元的な窓口が必要であると考えるがいかが
か。
- 5 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
4 遠藤
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
盛正(13) 1.シニア世代の介護サポーター養成研修について
ふじパワフル85計画Ⅳの中には、冒頭2025年問題として、 及 び
介護が必要となる高齢者が急速に増加し、高齢者のひとり暮 担 当 部 長
らし世帯、老老世帯及び認知症高齢者が増加するとあります。
高齢者が可能な限り住みなれた地域で、自立した日常生活
を営めるよう、中長期的な目標を定め、介護給付サービス等
の充実を図るとともに、医療、介護、介護予防、生活支援及
び住まいの支援を「地域包括ケアシステム」として、本市の
実情に応じて構築していく必要もあるともしています。また、
その基本計画の考え方として「互いに支え合い、高齢者がい
きいきと暮らせる地域社会をめざして」と定めてあり、地域
の高齢者は地域で支え合っていくことも目標とされていま
す。市長も、平成27年度施政方針の中で、高齢者福祉につい
て「2025年問題」は本市においても重要な課題であると御認
識されているところは、大変心強く思います。
現在市内にも、多くの高齢者介護施設ができています。特
養、老健、グループホーム、デイサービス、有料老人ホーム、
サービス付き高齢者向け住宅、またそれにかかわる居宅介護
支援所、訪問介護などを入れると、どれだけ多くの介護職員
が働いていることでしょう。しかし、どの施設におきまして
も介護職員不足、看護職員不足は大きな問題となっています。
今後、私たち富士市でも介護の必要な高齢者が間違いなくふ
えていくのがわかっているのですから、今すぐに介護職員不
足対策を考えなくてはならないと思いますが、いかがでしょ
うか。しかし、ここで言う「介護職員」とは、資格のない方
がちょっとお手伝いというわけにはいかない現状がありま
す。介護現場には事故もつきもので当事者の職員が無資格で
は、施設の責任も重大なものになるからです。家族からの訴
訟問題にもなりかねません。ですから、何らかの資格が必要
となるのです。しかし、この富士市には介護職員の資格(初
任者研修)がとれる学校が少ないのが現状です。訪問介護を
するにもこの資格は絶対条件になります。一部の介護施設で
は、自分たちの施設で働いてもらうことを条件に「初任者研
修」を始めたところもあります。この資格をとるには、基本
的には130時間の学習と15万円ほどのお金がかかります。ま
た、資格をとったとしても仕事の大変さに合わないお給料の
安さに長続きしないのが現状です。しかし、その中でも頑張
っている職員のためにも、行政として今から何か手を打たな
ければならないと思います。初任者研修までの資格でなくて
も、補助介護職員として十分に活躍できる資格があればいい
と思います。この資格研修を受けた方が、介護施設現場の仕
事だけでなく家族や地域ケアの担い手として地域介護に取り
組んでいただける環境をつくっていくことが必要だと思いま
す。今回この資格研修をまだまだ元気なシルバー世代の方々
に御参加いただくことで、富士市独自の介護職員研修制度と
- 6 -
順位
氏名(議席)
4 遠藤
盛正(13)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
して確立できないか、お考えいただきたいと思います。私も 市
介護職員経験者として、全国に先駆けたこの制度に期待しま 及 び
す。
「互いに支え合い、高齢者がいきいきと暮らせる地域社会」 担 当 部 長
を目指すふじパワフル85計画Ⅳの考え方に沿った取り組みだ
と考えますが、とかく高齢者社会というと「高齢者は社会の
お荷物」のように言われますが、高齢者こそが、ここまでの
富士市を築いてくれたのですし、富士市の60歳代、70歳代の
方々はまだまだお元気です。その方々に社会貢献の思いを込
め、お仕事をしていただける仕組みをつくっていこうとする
ものです。このような思いから、以下質問させていただきま
す。
(1) まず現状として、低所得者の入居する介護施設が少ない
ことがあります。市は今後10年間の国民年金のみの高齢者
の推移(ひとり暮らしや老老世帯)とその中で介護を必要
とする高齢者の推移をどのように捉えているか。
(2) 高齢者介護施設における介護職員不足、看護職員不足の
実態をどのように捉えているか。とりわけ介護職員不足は
深刻であると思われるがどのような対策を考えているの
か。
(3) より安全・安心な介護施設運営のためには、介護現場に
携わる職員が、
「初任者研修」を受講し、資格を持つことが
重要であるが、受講には多額の費用を要する。そこで、こ
の費用の一部を補助することはできないか。
(4) 介護職員が長続きしない原因の1つが過酷な労働環境で
ある。そこで、補助職員を養成し、介護職員の負担を少し
でも軽減することが対策の1つとして考えられる。補助介
護職員として、元気なシルバー世代の参加を促し、シルバ
ー世代を対象とした富士市独自の補助介護職員養成研修を
実施することで、少しでも介護の担い手不足解消に充てて
はどうか。
以上、4項目をもって1回目の質問といたします。
- 7 -
順位
氏名(議席)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
5 小野由美子(14) 1.市長を含む市職員の人件費はそのままで、子どもの教育や 市
及 び
市民との約束の予算は削減する市長の方針を問う
小長井市長の本年度予算編成方針の中で、
「本市の財政状況 担 当 部 長
は極めて厳しい状況になると予測している。(中略)部単位
の一般財源ベースで前年度比『マイナス5%』」との方針か
ら、「廃止、再構築を前提に抜本的な見直しを行う」との方
針が出された。
その方針を受け、全市的にさまざまな見直し提案が各課で
なされているが、経費削減が市政の最大の判断基準とされて
いることに対して、市民から疑問の声が上がっている。
具体例として、1つ目は、教育委員会から出された提案で、
「予算確保が困難になる」そこで、「使用頻度が低く維持補
修に係る経費も嵩むプール施設」の数を順次減らし、「1箇
所のプールを複数校で使用し、(中略)学校以外のプール(公
営・民営)も代替候補として検討します。」という方針が出
されている。
2つ目には、13年間の市と地元住民との話し合いを経て何
とか平成25年12月に結んだ「新環境クリーンセンター建設に
かかる協定書」に対して、締結から1年半も経過した後、経
費削減の観点からの見直しが提案された。①焼却炉の数を3
炉から2炉にするという提案。②協定書16条で「市は、宿泊
機能を備えた余熱利用施設を建設するものとする」、同条第
2項では「乙(市)は、余熱利用施設のコンセプト、導入機
能及び諸室等について、余熱利用施設基本構想(骨子)に定
めるものとし、骨子に基づき余熱利用施設基本構想を策定し、
事業を実施するものとする」とある。しかし、1年半たって
から市が提案してきたものは、市が保有している土地へ場所
の変更をしたい、そのために余熱で沸かした湯を引っ張って
こられないことから、余熱を使わず、買った電気で湯を沸か
す、当初言っていた公設民営ではなく、民設民営にするとい
うものである。
富士市の全ての建物の中で一番強い耐震構造を持つごみ焼
却炉にする計画であることから、災害時にもすぐにごみを焼
却し、電気とお湯を供給できるということから、余熱利用施
設は災害時にお風呂と電気が使える避難所になるとの話だっ
た。そのお湯と電気が焼却炉からは持ってこられない、つま
り余熱を使わないというのでは、協定書16条の持つ本質的な
意味合いが違ってくることになる。
以上の提案のどちらも経費削減が最大の理由になっている
ことから、「そんなに富士市は貧乏なのか?」、「金がない
のか?」という疑問が市民からたくさん寄せられている。
平成27年度の市長予算編成方針を再検討すると、さまざま
な財政難の理由が書かれた後、「このため、歳出要求の上限
額を、義務的経費及び債務負担や長期継続契約などで支出額
が確定している経費を除き、部単位の一般財源ベースで前年
- 8 -
順位
氏名(議席)
5 小野由美子(14)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
度比『マイナス5%』とする。」とある。義務的経費、つま 市
り、人件費、公債費、扶助費は除き、ほか市民生活に直結す 及 び
るところで「マイナス5%」すると書かれていることになる。 担 当 部 長
そのことから、以下、質問する。
(1) 市長は、自分たち行政側の人件費には全く手をつけずに
温存した上で、子どもたちの教育費を削減し、教育委員会
が「このままでは学校現場より維持補修を求められても、
十分な対応ができるほどの予算確保が困難になることは必
至」と言わせるほどの予算削減を強いている。未来を担う
子どもたちを真っ先に切るやり方は許されるものではな
い。市長は市長戦略室などでみずからの経費は増額し、子
どもたちには負担を押しつけようとしているのか。
(2) 富士市の子どもたちに関係する施策で、この予算削減の
影響を受けて組まれた施策は、ほかにどのようなものがあ
るのか。また、それら全てをきちんと市長は把握した上で
決裁し実行しているのか。
(3) 本年度予算編成方針及び予算削減を知らせる資料には必
ずと言ってよいほど「新環境クリーンセンター建設事業」
を財政が厳しくなる要因に挙げている。新環境クリーンセ
ンターは、今から15年前の平成12年度に最初の基本計画が
でき、そのとき計上されていた300億円予算という数字をも
とに、15年かけて、市は財政計画を立ててきたはずである。
その計画を立てていなかったというのであるなら、それ自
体大変な失政と言わざるを得ない。そんなに建設が困難で
あるのなら、いっそのこと、新環境クリーンセンター建設
をやめてはいかがか。
(4) 現環境クリーンセンターの老朽化を考えると、新環境ク
リーンセンター建設は待ったなしと市から何度も言われ、
平成25年12月に富士市と青葉台地区で協定書を締結してか
ら、早1年半が建設に全く入らないまま経過した。経費削
減のためと言いながら、このような提案で建設がおくれれ
ばおくれるほど、オリンピックの建設ラッシュと重なり、
さらなる建設費の高騰を招いている。経費削減の提案の費
用対効果は、市の不作為によりなくなったと言える状況に
あると思う。今まで費やした時間と人件費と経費を含め、
それこそ税金の無駄遣いと思われるがいかがか。
(5) 市長は、経費削減を自身の市政運営の最重要課題にして
いるとしか思えないが、多くの市民の心に先行きの見えな
い不安感が宿り、民意の喪失が感じられる。市長は「お金
がない」と言うことでいったい何がしたいのか。
- 9 -
順位
6
氏名(議席)
高橋
正典(9)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.建設工事等の入札契約制度について
昨年5月、衆議院を通過した法案の中に公共工事品確法・ 及 び
改正建設業法・入契法3法があります。この中で、改正建設 担 当 部 長
業法と入契法は平成27年度からの施行でしたが、公共工事品
確法については、公布と同時に施行されました。この法律を
施行するについては、将来にわたる公共工事の品質の確保と
担い手の確保、あわせてダンピングの防止などの基本理念が
あります。
次に発注者の責務が明記されております。これは、予定価
格や低入札価格調査基準額などの適切な設定と計画的な発
注などが盛り込まれております。その事業に応じた多様な入
札契約方式を導入できるようにして、行き過ぎた価格競争を
是正しようというものであります。
当局は、これらの動きについてどのように受けとめている
のか、以下質問します。
(1) 最低制限価格と調査基準価格の相違について、どのよう
に捉えているか。
(2) 最低制限価格を割って不調になった案件は、その後どう
対処したか。
(3) 低価格で受注した工事の工事成績について、どのような
結果がみられるか。
2.空き家対策について
次は、防災減災の観点から質問させていただきます。以前
にも質問させていただきました空き家の問題です。
空き家のことがクローズアップされ、全国的には平成25年
の段階で全国に820万戸の空き家が存在しております。
また、355の自治体において条例がつくられております。
静岡県では、空き家が約27万戸存在するとされております。
これは、住宅総数に占める割合としては、16.3%で、全国平
均を2.8ポイント上回っております。
ここにきて、空家等対策の推進に関する特別措置法が5月
26日に施行されこれまでの放置空き家については、防災上の
問題からその所有者に対し撤去や修繕等勧告・命令ができる
と規定し、命令違反者には50万円以下の過料を科し、強制撤
去も可能にしています。
また、勧告を受けた物件については、固定資産税の優遇を
受けられないために税額が6倍になるという大変厳しい措置
をとれるようになりました。
これらは、いつ発生するのかわからない南海トラフ等の3
連動巨大地震により、市街地で放置された空き家を倒壊させ、
あるいは火災を起こし、近隣に類焼させることにより、避難
や復旧などの妨げにならないようにとの観点から、早急にこ
の空き家については対処すべきであるという特措法だと思っ
ております。
当局として、この特措法が本格的に施行される中、これ
- 10 -
順位
6
氏名(議席)
高橋
正典(9)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
をどのように考えているのか、以下質問いたします。
及 び
(1) 空き家のデータベース化についての問題点
(2) 空き家所有者の特定から指導、勧告、命令についての基 担 当 部 長
準の設定について
(3) 使用に耐え得る空き家の利活用について
- 11 -
順位
7
氏名(議席)
佐野
智昭(2)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.田子の浦港振興ビジョンの具体化について
平成25年6月の富士山世界文化遺産登録、そして、同年11 及 び
月の静岡県第4次地震被害想定の公表を契機として、田子の 担 当 部 長
浦港の活性化に向け、防災対策の推進と、観光・交流の促進
による、にぎわいづくりの創造を目的とした「田子の浦港振
興ビジョン」
(以下「振興ビジョン」といいます)が策定され
たことは、富士市の発展にとって重要なことであり、早期に
その実現が望まれるところです。
そこで、振興ビジョンの具体化に向けて、以下の点につい
てお伺いします。
(1) 振興ビジョンには、目標年次が明記されていません。 お
おむね何年後を想定してのビジョンなのかお伺いします。
(2) 「にぎわいづくり」に関しては、平成28年度に基本計画
の策定が予定されており、今年度は、策定のための準備を
行うとのことですが、以下についてお伺いします。
① 振興ビジョン策定時に組織された「田子の浦港振興ビ
ジョン推進協議会」の今年度の役割をお伺いします。
② 今年度実施されている、
「にぎわいづくり」について女
性目線で話し合う「なでしこ会議」での提案は、具体的
にどのように基本計画に反映されるのかお伺いします。
③ 基本計画の策定を円滑に進め、かつ実現性の高い計画
とするために、準備段階である今年度の取り組みは重要
であると考えます。特に「にぎわいづくり」を推進して
いく上で課題となっている土地利用規制への対応、港湾
機能との調整、背後地との一体的整備の合意などについ
ては、ある程度の見通しを立てておくことが必要である
と考えます。また、導入可能な具体的な事業・制度、各
種の制約条件などを整理しておくことも必要であると考
えますが、今年度の準備段階としての取り組みについて
お伺いします。
④ 田子の浦港及び周辺一帯については、さまざまな制約
を乗り越えて、富士市発展の起爆剤となり、環富士山観
光の拠点となり得るような「にぎわいづくり」を行って
いくことが必要です。そして、田子の浦漁協の生シラス、
海抜ゼロメートルから山頂までを見渡せる富士山の眺
望、工場夜景などで注目され、来訪者がふえつつある今
がチャンスです。夢があり、かつ迅速に実践していける
ような基本計画としていただきたいと考えますが、当局
の見解をお伺いします。
⑤ 今後5年間の計画として今年度策定する富士市版創生
総合戦略において、田子の浦港及び周辺一帯の「にぎわ
いづくり」のための施策等をしっかりと位置づけておく
ことも重要であると考えますが、どのような内容を盛り
込む予定なのかお伺いします。
2.防災対策(津波対策)について
- 12 -
順位
7
氏名(議席)
佐野
智昭(2)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
振興ビジョンのもう1つの柱である防災対策については、 市
他計画との関連性もありますので、あわせて以下の点につい 及 び
担 当 部 長
てお伺いします。
(1) 振興ビジョンに位置づけられている「富士埠頭周辺津波
防護施設」については、本年度、田子の浦港津波対策事業
として「富士埠頭周辺津波防潮堤予備設計」及び「富士埠
頭周辺用地調査」が実施されています。その結果や、今後
の財政状況等にも左右されると思いますがおおむね何年の
完成を目標に取り組んでいくのかお伺いします。
(2) 同様に位置づけられている「田子江川流末に水門の設
置」、潤井川・沼川の「堤防等の嵩上げ」についても、おお
むねのスケジュールをお伺いします。
(3) 「富士市地震・津波対策アクションプログラム2013」
(以
下「アクションプログラム」といいます。)における施策項
目「津波を防ぐ施設の整備」の個別アクション「レベル2
津波に対する田子の浦港の整備」の目標指標は、
「官民一体
となった協議会の設置及び津波対策計画の策定」となって
います。今回、振興ビジョンを策定したことで、目標は達
成されたと考えますが、計画期間は平成34年度までであり、
あと7年あります。各アクションは、随時、追加や見直し
を行うと示されていますので、
「レベル2津波に対する田子
の浦港の整備」については、平成34年度を目指して、富士
埠頭周辺津波防潮堤の建設、田子江川流末への水門の設置、
潤井川・沼川の堤防等の嵩上げに関する新たな目標指標を
設定することが必要であると考えますが、見直しの有無と
内容についてお伺いします。
(4) ハード面の整備の推進とともに、ソフト面からの各種津
波対策も同時に進めていただいているところであり、特に、
昨年度から取り組んでいる津波避難の対象となる12町内会
の津波避難行動計画の策定と、それに基づく防災訓練は重
要であると考えます。しかしながら、津波避難行動計画の
内容は、不十分であると感じています。特に、①地震によ
る被害を地区レベルで想定(ブロック塀や老朽化した廃屋
の倒壊等)した上で一時避難場所への避難経路等を決めて
おくこと、②一時避難場所への避難設備を整えておくこと、
③安否の確認方法や体制を確立しておくこと、④救助の方
法とその後の手当ての体制を整えておくこと、⑤一時避難
場所での避難生活(2~3日間)の方法を決めておくこと、
⑥市指定避難所への避難の方法を想定しておくこと、など
について充実・追加することが必要であると考えます。こ
れらを踏まえ、今年度の策定スケジュールと計画内容につ
いてお伺いします。また、町内会相互の情報交換も必要で
あると考えますが、その実施の可能性についてお伺いしま
す。
(5) アクションプログラムでは、施策項目「避難所運営体制
- 13 -
順位
7
氏名(議席)
佐野
智昭(2)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
の整備」の個別アクションとして「避難所運営支援体制の 市
充実・強化」があり、目標指標は「市指定避難所における 及 び
避難所運営マニュアルの作成」となっています。特に、津 担 当 部 長
波による浸水が想定されている地域においては、早期の作
成及びそれに基づく訓練が必要であると考えます。平成34
年度末での数値目標が100%の作成となっていますので、今
後の作成予定と作成方法についてお伺いします。
- 14 -
順位
8
氏名(議席)
藤田
哲哉(8)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.富士市の商業振興について
富士市は平成15年、中小小売商業が市民生活の変化や大型 及 び
店の進出などにより厳しい状況に置かれる中、市全体の商業 担 当 部 長
のあり方や商業振興策に関する「商業振興ビジョン」を策定
した。
商業振興へ向けての基本的な考え方として、
「商業振興は富
士市民の生活の質を高めるために進めます」、
「商業振興はコ
ンパクトなまちづくりと並行して進めます」、
「商業振興は地
域コミュニティー形成のためのものであり、その主役は市
民・商業者と位置づけます」としている。
また、富士市都市計画マスタープランの土地利用の基本方
針における商業・業務系土地利用では、中心商業・業務地、
地域生活商業地に区分されており、いずれも「生活に身近な
商業地としての機能の維持」をうたっている。
そこで、以下質問する。
(1) 商業振興ビジョンの基本的な考え方を実現するため、商
業地へさまざまな支援を行っているが、その効果はいかが
か。
(2) タウンマネージャーのような人的支援による商業振興が
必要と考えるが、いかがか。
2.福祉バスについて
福祉バスの廃止を検討中というが、現況と今後について以
下質問する。
(1) 廃止検討に至る理由について
(2) 今後の対応について
- 15 -
順位
氏名(議席)
9 川窪
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
吉男(23) 1.マリンプールと観光行政について
ことしも暑い夏が来ます。昭和48年6月15日、旧市民プー 及 び
ルが蓼原にオープンし20年が経過、平成7年、施設の老朽化 担 当 部 長
や南側にロゼシアターが建設され、ロゼシアターの駐車場の
確保や中央公園との一体化を図る等の面から移転改築が決定
しました。その後、平成8年6月15日に現在の元吉原地区に
新市民プールが「富士マリンプール」の名称でオープンしま
した。当時の鈴木清見市長は挨拶の中で「21世紀を展望した
『富士山をシンボルに、緑あふれる文化と産業のまち・富士』
を構築していくために、スポーツ・レクリエーション活動の
振興は重要な課題のひとつであります。」と述べております。
富士山、駿河湾、松林と自然に親しめる水辺の遊空間をテー
マに、オープン時の6月から9月終了時には、初年度という
こともあり、17万8751人の入場者を数え、その後も入場者は
順調で、平成10年8月には入場者50万人達成、オープンより
6年目の夏、平成13年8月には100万人を、平成20年には200
万人を突破し、記念セレモニーを催したものでした。この入
場者の人気は流れるプールはもとより、近隣のプールにはな
かった3つのスライダー(ボディスライダー、チューブスラ
イダー、そしてストレートスライダー)が大ヒット商品であ
ったことも集客がふえた理由の1つでした。
しかし、そのヒット商品のボディスライダーとチューブス
ライダーが昨年撤去され、また、ことしはストレートスライ
ダーも使用禁止と報道で知りました。非常に残念でなりませ
ん。私はこのマリンプールを富士市のシンボルと捉え、生き
生きと元気な富士市をプロデュースする思いから、以下伺い
ます。
(1) ヒット商品であった3つのスライダーは補修して使用で
きなかったのでしょうか。撤去、使用中止の経緯
(2) 今後の施設維持、リニューアル整備を含め運営の方向性
(3) まちのにぎわいの点から観光面でどのように捉えている
のでしょうか。
2.ふじさんプレミアム商品券と地域振興について
国の「地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金」を活用
したプレミアム商品券の利用が6月4日より始まりました。
本市においては富士商工会議所、富士市商工会、金融機関等
からなる「富士市消費促進事業実行委員会」を組織してプレ
ミアム率20%、発行総額8億円、6万6700セットの商品券を
発行しました。また、この取得方法は広報ふじ5月20日号と
同時配布の申込書により1世帯3セット3万円(3万6000円
分)を限度に購入できるようにしています。利用が始まって
3週間余りであり、評価は後日として、若干の物足りなさを
感じるので、以下伺います。
(1) ふじさんプレミアム商品券の申し込み方法がチラシによ
ったため、捨ててしまいあきらめた、あるいは申込書の再
- 16 -
順位
氏名(議席)
9 川窪
吉男(23)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
発行が富士商工会議所のみであるため、購入をあきらめたと 市
いう声を聞きました。さらに、存在すら知らなかったという 及 び
方もいたようです。どのような形での市民への周知を図られ 担 当 部 長
たのでしょうか。
(2) 各市町の状況を調べるとプレミアム率、購入可能数、1
冊の額面金額などはさまざまであるが、今回どのような検
討により「ふじさんプレミアム商品券」となり、また事業
経費(発券時や換金時の手数料等)はどのようになってい
るのでしょうか。
(3) 833店舗の加盟店ならば使用でき、大手スーパーで食料品
を安価に購入できてよかったとの声もありますが、単にこ
れでよかったのでしょうか。地元の商店や飲食店が潤う観
点での制度設計ができなかったのでしょうか。例えばプレ
ミアム分は地元(本社が市内)の商店のみで使用できるよ
うな色違いの券を発行するような検討はなかったのでしょ
うか。
- 17 -
順位
氏名(議席)
10 海野
発
言
の
要
旨
庄三(15) 1.貴重な理科教材である鷹岡中学校天文台の存続と体験的理
科教育の充実・強化について
国の中央教育審議会や生涯学習審議会は、テレビを長時間
視聴する子どもが多い状況に加え、近年においてはパソコン
や携帯電話の普及によりインターネットも長時間利用。その
バーチャルの仮想社会の中での思考、判断により自己中心的
な人間関係の在り方が助長されていると指摘。その上で実体
験の機会をふやすことを提唱している。
富士市教育委員会も基本目標を「学び合い 学び続ける
ふじの子」とした平成 27(2015)年度の指導の重点の1つに
「体験的活動の充実」を掲げている。
こうした中、中学校における理科教育の体験的活動の場で
あり、さらに全市的な理科教育の教員研修の場ともなり得る
貴重な理科教材である鷹岡中学校の天文台が老朽化により、
その存続に黄信号が点灯している。
富士市内の中学校に唯一、現存する鷹岡中学校の天文台の
存続と体験的理科教育の充実・強化を願うスタンスから、以
下、3点を質問、回答を得たい。
(1) 鷹岡中学校の天文台は、3階建て校舎落成時の昭和
41(1966)年度にPTA会長だった西村清常氏の寄贈により
誕生。富士南中学校とともに理科教育の体験的活動の場と
して活用されてきた。昭和 50 年代に入って教科書以外に天
体に関する教材としてビデオ、DVDが登場、さらに天体
観測が夜間という時間的な制約もあって富士南中学校の天
文台は廃止、撤去され、鷹岡中学校も維持費用の面で一時
閉鎖となった。こうした中、生徒や保護者から、復活させ
てほしいの声が上がり、平成 15(2003)年8月に教育委員会
の「特色ある教育活動」の認定を受けて復活。以後、学校
とPTA、さらにPTAのOBなどで組織された天文クラ
ブが協調して月1回ペースで天体教室を開き、学校ホーム
ページにも、その日程を掲載するなどして広く参加を呼び
かけ、理科教育を超えた社会教育教材として活用されてい
る。しかし、天体望遠鏡は2台目で、今後も使用可能であ
るものの、ドーム本体は老朽化が著しく、存続に黄信号が
点灯、大規模な補修が必要となっている。市内の中学校で
唯一の天文台、さらにPTAも、その維持費の負担を続け
ているなどを踏まえ大規模な改修に取り組み、存続させる
べきではないか。
(2) 平成 27 年度当初予算には、「中学校緊急補修事業費」と
して 6030 万円が確保されているが、市内 16 校分で、1校
当たり 377 万円余という計算になる。この「中学校緊急補
修事業費」での対応が難しく、年度途中での補正予算化も
財政的に厳しいならば、生徒を対象とすることから、「1、
2年、待って…」と言えない活用の継続が必要、加えて社
会教育教材としても活用されていることを踏まえ、
「富士市
- 18 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
10 海野
庄三(15)
発
言
の
要
旨
文化振興基金」の補助金交付要領が示す「その他、特に市長
が認めた事業」を運用、緊急措置として基金からの充当をも
って補修事業に対応してはどうか。
(3) 月1回ペースで天体教室を続ける中、PTAのOBなど
で組織されているサポート団体の天文クラブはメンバーが
高齢化していること、それに鷹岡中学校の教員負担が重い
ことから、
「天文台を全市的な理科教材とし、理科教員の研
修の場に位置づけていくことはできないものか。」の声が上
がっている。中学校における理科の教科書での天体分野は、
3年生の教科書に、かなりのスペースで掲載されている。
しかし、その教科指導は、紙ベースの教科書と、映像によ
る。まず、教科指導の教員みずから体験的活動をもって天
体分野の魅力と不思議、さらには天体観測からの教育上の
示唆の習得が求められていると言える。鷹岡中学校の天文
台を全市的な理科教育の教員研修の場とし、天体教室の充
実・強化に結びつけてはどうか。
2.富士市の魅力を再発見、発信する「『富士山と、
』運動」の
取り組みと今後の事業展開について
就任2年目を迎えた小長井義正市長は、前市長時代に喫緊
の課題に対応することを目的に策定され、平成23年度から27
年度を計画期間とする都市活力再生ビジョンを踏襲、平成26
年度には、この都市活力再生ビジョンを構成する戦略の一つ
であるプロモーション強化の推進体制強化策として産業経済
部の観光課に課内室「富士山・シティプロモーション推進室」
を設置している。
以後、市は、平成26年度をシティプロモーション元年と位
置づけ、それなりの予算化を図って事業を戦略的に推進。手
始めとして富士市に対する現状認識や課題、今後の可能性な
どを把握するフィールド調査や、富士市の観光資産の認知、
魅力をインナー、アウターの視点から把握し、施策立案に生
かしていくブランド調査を実施。その調査結果をもとに富士
市ブランドプロジェクトの名のもとに富士山と並ぶ富士市の
魅力を再発見、発信していく「『富士山と、
』運動」を打ち出
して市民からポスターを募集、寄せられた作品を紹介する「富
士山と、新聞」を号外として発行、配布。さらに都市イメー
ジを共有するための「富士山ブランドブック」の作成、配布、
ポスターの作成と公用車などへのマグネット掲示、ウエブ上
での紹介などを進めている。
しかし、担当課及び課内室の意欲は感じ取れるものの、こ
れまでの取り組み、さらには今後の事業展開に向けて疑問も
散見される。それを提示しながら、以下、4点を質問、回答
を得たい。
(1) 平成26年度スタートのシティプロモーション事業の事業
展開名である富士市ブランドプロジェクトとは、富士山の
世界文化遺産登録を富士市のブランド力を高めるチャンス
- 19 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
10 海野
庄三(15)
発
言
の
要
旨
として捉え、富士市の魅力を再発見、それを富士山と組み合
わせて全国に発信していくもの。そのために、まず、市民が
富士市の魅力を再発見することによって富士市に住む市民と
しての誇りを持つ。次の段階として行政と市民が協働して富
士山と組み合わせた富士市の魅力を全国に発信して、観光客
誘導の「富士市に行きたい」だけでなく、企業誘致や移住に
も結びつく「富士市に住みたい」という観光の本質を捉えて
の長期的な成長スパイラルの構築を図っていくもの、そう理
解して、よろしいか。
(2) 富士市ブランドプロジェクトの要諦である「『富士山と、』
運動」で寄せられた作品を紹介する「富士山と、新聞」を
号外として平成27年4月1日付で発行、配布しているが、
応募3379点中、1044点を、ただ単に羅列したもので、作品
個々の意図や説明などの掲載は見送られている。
「新聞」と
した以上、今後、号外に続く作品個々の意図や説明などを
掲載しての第1号、第2号の発行、配布があると受けとめ
る市民も多いが、その予定は、あるのか。
(3) 「『富士山と、』運動」は、まず、市民が富士市の魅力を
再発見することによって富士市に住む市民として誇りを持
つことからスタートした、と理解した上で質問。その取り
組みの1つである「富士山と、新聞」の号外の発行部数は、
掲載ポスター数にも至らない、わずか1000部。市内26のま
ちづくりセンターに配布しても1センター当たりは38部に
過ぎない。発行目的からして発行部数が絶対的に少ないの
ではないか。
(4) 富士市ブランドを全国に売り込むシティプロモーション
事業では、映画やテレビドラマ、CMなどのロケ地を全国
に紹介することが効果的とされる中、観光課はNPO法人
フィルムコミッション富士と連携して、そのロケの誘致と
受け入れを進め、平成26年度事業で「富士市ロケ地マップ」
も作成している。NPO法人フィルムコミッション富士の
まとめによれば、平成26年度のロケ依頼件数は220件、その
うち51件が成立、撮影総日数は160日間で、ロケの誘致と受
け入れの経済効果も、かなりの金額に達している。今後は、
これまでのロケの誘致と受け入れの実績をもとに、観光客
誘導に結びつく手だてが必要であり、そのためには観光資
源となり得るロケ地を取捨選択しての情報発信の強化、さ
らに市内部における横断的な連携体制の構築や、ロケ地関
係者(社)に理解と協力を求めていくことも必要ではない
か。
- 20 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
11 鈴木
発
言
の
要
旨
幸司(11) 1.品確法運用指針に基づく発注関係事務の運用について
国土交通省と総務省は本年4月28日、全国の都道府県・市
区町村を対象に行った「歩切りの実態調査(1月1日時点)」
の結果を発表した。この調査に対し、全地方自治体の42.3%
に当たる757団体が「設計書金額から減額して予定価格を決定
している場合がある。」と回答、予定価格設定の段階で歩切り
を行っていた事実を認めた。
国土交通省は平成27年4月1日から品確法運用指針に基づ
く発注関係事務の運用を開始しており、地方公共団体には、
必ず実施すべき事項として「予定価格の適正な設定」、
「歩切
りの根絶」、ダンピング受注防止のための「低入札価格調査基
準又は最低制限価格の設定・活用の徹底等」、また実施に努め
る事項として「発注や施工時期の平準化」、落札者がなかった
場合の「見積りの活用」
、「受注者との情報共有、協議の迅速
化」等を求めている。
そこで、品確法運用指針をもとに以下のように質問する。
(1) 市はこの実態調査に対し、どのように回答したのか。
(2) 富士市の入札制度におけるダンピング受注の防止策は何
か。
(3) 平成27年度の最低制限価格制度の変更の目的は何か。
(4) この制度変更の際に、学識経験者や関係団体等からの意
見の聴取は行ったのか。
2.障害者差別解消法に対する準備状況について
本年6月8日、改選後初めてのユニバーサル就労推進議員
連盟の総会が開かれた。そして障害を理由とする差別の解消
の推進に関する法律、通称、障害者差別解消法が平成28年4
月1日より施行される。この新しい法律に対する富士市の準
備状況を伺うとともに、障害者の雇用環境について以下のよ
うに質問する。
(1) 障害者差別解消法第10条に定められた「地方公共団体等
職員対応要領」はどのようなものを作成したか。もしくは
作成予定か。
(2) 同じく法第17条に定められた「障害者差別解消支援地域
協議会」を組織する予定はあるのか。
(3) 市内の障害を持つ方の就労状況についてどのように把握
しているか。
(4) 障害者の表記について富士市は「障がい者」というよう
に変更する予定はないか。
以上2項目、合わせて8点について質問する。
- 21 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
12
氏名(議席)
笠井
浩(19)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.マリンプールの今後の運営について
砂山公園富士マリンプール(以下「マリンプール」という。) 及 び
は、平成8年にオープンし、6年後には入場者が100万人を超 担 当 部 長
えた。オープンから平成25年度までの平均入場者数は年間15
万5733人である。
マリンプールは、ボディスライダー、チューブスライダー、
ストレートスライダーの3基のスライダーと、子どもプール、
さざ波、せせらぎ、流水プール、芝生ビーチ、レストコーナ
ー、売店など近隣のプールの中では、ずば抜けた装備を誇る
施設であった。
ところが、海に隣接しているために設備が傷みやすく、昨
年度はボディスライダー、チューブスライダーが、ことしは
ストレートスライダーが使用中止となった。
昨年度は天候不順も重なり、オープン以来初めて、入場者
が10万人を割った。
入場料も大人400円、子ども200円と下げたことから運営費
に不足を生じ、一般会計から1000万円の委託料が追加された。
ことしはストレートスライダーも使用を禁止するというこ
とであり、以下質問する。
(1) 市は、廃止されたスライダーにかわる呼び物を何か考え
ているのか。
(2) (1) を指定管理者に対してどのように指導しているか。
(3) 今年度も運営費に不足が生じた場合、どう対処するか。
2.公共工事の品質向上のため、職人の資格に注目すべき
平成17年に公共工事の品質確保の促進に関する法律が制定
され、富士市でも施工体制台帳などを活用し、下請業者の選
定を管理し、発注した工事の品質確保に努めている。
今まで発注金額が3000万円以上の下請工事に義務づけられ
ていた施工体制台帳が、本年度からは下請金額にかかわらず
作成が義務づけられた。
公共工事の品質確保のためにはとても必要なことである
が、建築工事にはさまざまな業種があり、板金、左官、内装
など末端で働く業者にまで及んでいないのが現状である。
例えば板金工には、一級・二級建築板金技能士、屋根外装
調査士、一級・二級施工管理技士(仕上げ)などがあり、左
官工には一級・二級建築施工管理技士などがある。
こうした資格を持っている方々はまじめに経験を積み、組
合に入ってしっかりとした指導を受け、資格を取得した方々
であり、施工も確かであることから、設計図書、施工計画書、
施工体系図などを活用し、有資格者を優先して採用すべきだ
と思うがいかがか。
- 22 -
順位
13
氏名(議席)
下田
良秀(6)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.富士市の新たな産業の推進について
少子高齢化、産業構造や市場状況の変化等により富士市も 及 び
変化に適応していかなければなりません。これからの産業は 担 当 部 長
ボーダーレス化に伴い日本だけでなく世界中が競争相手とな
ります。
そんな中、富士市はナンバーワン及びオンリーワンの魅力
を打ち出し、競争力のある産業を育てていく必要があると考
えております。
静岡県は、医薬品・医療機器の生産額日本一となっており
ます。富士市としては、既存にあるものづくりの力を生かし、
県も進めているファルマバレープロジェクトを踏まえた医療
産業に注力しながら、富士山という世界でもオンリーワンの
資源がある観光に注力していくとの指針が出ております。私
自身もそのような取り組みは必要があると考えています。ま
た、富士市は東京電力及び中部電力の管内を持つという特殊
な地域であり地域PPSには有利な地域だと考えています。
しかしながら、ものづくりの力、ファルマバレープロジェ
クト、富士山、地の利につきましては他の市と比べてみても
生かしきれていない面もあると考えています。
そこで以下質問いたします。
(1) 製紙産業の新しい切り口での発展について
① 製紙産業の医療産業への参入を考える際に富士市が行
っている支援策及び今後の施策についてお聞かせくださ
い。
② 製紙産業及びその他産業のエネルギー産業(PPS等)
への参入を考える際に富士市が行っている支援策及び今
後の施策についてお聞かせください。
(2) 富士市のこれからの観光について
① これから 10 年先、20 年先の富士市の観光を見据えて
富士市はどのような特色ある観光を進めていく予定かお
聞かせください。
② 今、富士市が進めている産業観光、体験型観光に加え
てファルマバレープロジェクトを踏まえた医療観光など
新しい切り口での観光についてはどうお考えかお聞かせ
ください。
(3) 農業のブランド化について
① 富士山麓という地の利を生かしたブランド化を進めて
いく上で、富士市の在来種の作物の保護、育成、ブラン
ド化についてはどうお考えかお聞かせください。
② 富士市ではファルマバレープロジェクトを踏まえた薬
草の栽培や、耕作放棄地を利用した新たな農業について
はどういう取り組みを考えているかお聞かせください。
- 23 -
順位
氏名(議席)
14 荻田
発
言
の
要
旨
丈仁(21) 1.相撲環境の整備推進について
相撲は、国民に深く親しまれ、その国の文化にとって特に
重要な位置を占めるという考えが提唱されているスポーツの
1つであることは間違いない。その相撲を使っての青少年健
全育成事業として東京青年会議所が長きにわたり国技館で開
催している全国わんぱく相撲大会は有名であるが、富士市に
おいても富士総合運動公園内相撲場で市内の子どもたちを集
めたわんぱく相撲大会が既に26回開催されている。富士市で
は近年その全国わんぱく相撲大会を初め相撲の各種全国大会
で個人優勝や団体戦で準優勝をするなど輝かしい成績を納め
る子どもたちがいる。本年度においても富士総合運動公園内
相撲場で練習に励みながら子どもたちが各種全国大会におい
て活躍することが期待されている。ただ、市内唯一の練習場
所である富士総合運動公園内相撲場は昭和60年4月に開設し
てから30年以上たっており、土俵を初め劣化が激しく最近で
も何度かの補修は行っているが今後使用していくには危険が
伴い補修だけは対応できない状況である。
中学校学習指導要領には「伝統と文化の尊重」として武道
の必修化の1つに相撲が規定されているが富士市内の中学校
では相撲を取り入れている学校はないと聞いているし、また、
相撲を続けたい優秀な能力を持った子どもたちを受け入れる
高校は市内にはない。相撲は職業としても将来プロの力士に
なるという夢を持てるスポーツの1つであるが、富士市で相
撲を頑張る子どもたちのためにはソフト、ハード的にも富士
市の相撲環境整備の推進及び充実が求められているので以下
の質問をする。
(1) わんぱく相撲大会をどのように評価しているのか。
(2) 富士総合運動公園内相撲場の土俵は全面的な改修が早急
に求められるがいかがか。
(3) 武道の必修化がされたが中学校での相撲教育が普及しな
い課題をどのように捉えているか。
(4) 富士市立高校で相撲教育の推進は図れないのか、また、
部活動の充実として相撲部の創部を進めることはできない
か。
(5) 指導者の確保として経験者を市の職員採用や学校への教
員配属の要望はできないのか。
2.貧困率が問題視される中での富士市育英奨学条例の見直し
について
厚生労働省が昨年発表した2012年の家庭に所得が少ないた
めに貧困の状態にある17歳以下の割合を示した「子どもの貧
困率」は調査が始まって以来過去最高の16.3%であった。こ
の6人に1人が貧困であることが示されたことで、子どもの
貧困問題に対して社会的関心も高まっている。そのような動
向の中で富士市の貧困率解消について昨年の11月議会でも質
問がなされており、市長は貧困に直面する子どもが6人に1
- 24 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
14 荻田
丈仁(21)
発
言
の
要
旨
人いるとされることに大変憂慮すべき事態であると捉え、貧
困率解消のために市での支援やさまざまな関係機関と連携を
とっての貧困対策としての対応を進めていくことや子どもた
ちに平等に教育の機会を与え、それなりの制度を整えていく
ことが重要であるとしていた。その意味では、就学・進学問
題への対応としていかなる家庭状況においても勉学の意欲を
持つ子どもに均等に学べるチャンスを与えるための奨学金制
度は、将来を担う子どもたちを支援していく人材育成支援制
度ではあるが、貧困対策の1つとしても捉えてよいと思う。
富士市での奨学金制度は昭和27年より始まり、昭和41年の
合併後、昭和42年に富士市育英奨学条例として奨学金制度が
確立された上で、今まで長きにわたり奨学生に役立てられて
きた。特に富士市の奨学金制度は、多くの他の自治体での貸
与型と違い給付型であることは先進的であり利用した保護者
にも大変感謝されている。国でも昨年より給付型奨学金が導
入されたが、貧困率のことを考えれば、給付型の奨学金制度
を利用するニーズは高いことは考えられ、市はしっかりとし
た情報発信を強化して利用促進をするべきである。奨学金制
度の充実は、子どもたちの教育の保障はもちろんだが、一部
の奨学金給付の際行われている学校と連携しての子どもの能
力を発揮させることができる環境や将来に向かって希望を持
ちながら学べること等を進めるアドバイザー制度の活用は、
子どもの支援としての富士市の都市活力に通じると考える。
時代の変化の中での奨学金制度の見直しは今までも求められ
てきたが、貧困率が問題視される中では市として今ある奨学
金制度の拡充と充実を図りながらの利用促進が求められるの
で以下の質問をする。
(1) 子どもの貧困率、貧困問題に関して教育長はどのように
捉えているのか。
(2) 富士市育英奨学生の推移をどのように分析しているか、
その上で奨学金制度が改善されてきたことはどのようなも
のか。
(3) 改めて制度の見直しとして選考基準、奨学金額、人数の
拡充はもちろんだが市としてアドバイザー制度を取り入れ
学校との連携を含め精神的な支援の強化や金銭以外の継続
的な支援の仕組みが求められるがいかがか。
- 25 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
15 井上
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
保(17) 1.富士市における財産区について
富士市においても、人口減少・高齢化・大手事業所の生産 及 び
縮小・公共インフラの維持管理コストの増大などの理由から 担 当 部 長
財政運営は一層厳しくなることと見込まれる。
こうした中、公の財産についてもより効率的・効果的な管
理・運用が求められている。
富士市では「財産区」が設けられており、財産の管理が行
われてきているが、設置から今日まで相当な時間が経過し、
取り巻く情勢も大きく変化、財産区の事情も変わってきてい
る。
この制度によって財産区の財産が区住民の皆さんの福祉向
上のため効率的・効果的に管理されているのか、当局の認識
と今後財産区にどう向き合っていく考えか、以下質問する。
(1) それぞれの財産区設置の経緯を示されたい。
(2) それぞれの財産区の管理する財産・公の施設にはどのよ
うなものがあるか、現況を一覧にして示されたい。
(3) 財産区の財産・公の施設に伴う財産収入・諸収入と住民
の皆さんの使用収益にはどのようなものがあり、その額・
大きさを示されたい。
(4) 財産区制度には、総務費などの管理コストが生じること、
権利能力は管理及び処分に限定されていること、など費用
や制約がある。これらの点を踏まえ今後のあり方をどのよ
うに考えているか。
(5) 財産区に関連し、内山財産などは、財産の管理・運営に
関し、条例を制定し委員会を設置しているが財産区ではな
い。財産区との違い、現在の条例制定に至る経緯、そして、
今後のあり方をどのように考えているか。
- 26 -
順位
16
氏名(議席)
小池
義治(4)
発
言
の
要
旨
1.私立幼稚園就園奨励費の基準額改定について
このほど、平成27年度の私立幼稚園就園奨励費の基準額改
定が公表された。市民税非課税世帯に対する補助金額が増額
になった一方で、
「市民税所得割が第二基準を超える世帯」の
第1子が私立幼稚園に在園する世帯にこれまで補助していた
1万円は減額されゼロ円(支給対象外)となった。以下質問
する。
(1) 今回の改定により減額または支給対象外となった世帯数
は何世帯程度であるか。
(2) 今回の改定について、幼稚園関係者、保護者、議会等に
対して事前に説明を行ったか。
(3) 国の基準では対象とならない所得世帯階層に対する補助
は、本市独自の子育て支援策として長年続いてきたが、今
回の改定はその支援策を打ち切るものといえる。これによ
り一部の子育て世帯が保育料の負担増になるが、市長の所
見を伺う。
2.富士市立中央病院医師住宅B棟について
富士総合庁舎東側に位置する富士市立中央病院共同住宅宿
舎(医師住宅)B棟については、平成20年9月の富士市議会
企業会計決算特別委員会において既に医師は居住していない
ことが示され、平成24年9月の企業会計決算委員会において
は、医師は居住しておらず倉庫として利用しており「院内で
B棟並びに駐車場の利用計画について協議をしていきたい」
との答弁がされている。その後どのように進展したか、以下
質問する。
(1) B棟は現状どう利用されているか。
(2) B棟の今後の利用計画はどうなっているか。
3.LGBTに配慮した教育及び行政サービスについて
「LGBT」=レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性
の同性愛者)
、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェ
ンダー(性同一性障害者を含む性別越境者など)を含む性的
マイノリティーの方は全人口の約5%(7.6%との最近の調査
あり)といわれているが、教育や行政サービスにおいては十
分な対応がされていない現状にある。LGBTの子どもが周
囲の無理解や偏見により、いじめや不登校に至った例は全国
で数多く報告されており、性同一性障害者の約3人に2人は
自死念慮を持った経験があるとの調査もある。今後はLGB
T施策を人権問題と捉えさらに積極的な取り組みを進める必
要があると考え、以下質問する。
(1) 本市の学校教育において性の多様性(異性愛や同性愛な
どがあることなど)を教え、差別や偏見を取り除いていく
ための取り組みはされているか。
(2) 本市の教育施設において、トイレや更衣室など設備がト
ランスジェンダーの子どもが使いやすいように対応してい
るか。
- 27 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
16
氏名(議席)
小池
義治(4)
発
言
の
要
旨
(3) LGBTの方に配慮し、印鑑登録証明書や投票所入場券
から男女の別の欄を取り除くなどの自治体の例があるが、
本市においてはそのような対応はされているか。
(4) ことし東京都渋谷区において、同性カップルを結婚に相
当する関係と認める「パートナーシップ証明書」を発行す
る条例が成立したが、本市においても同様の制度をつくる
ことについてどう考えるか。
- 28 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
氏名(議席)
17 太田
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
康彦(22) 1.まちなか再生への取り組みについて
人口減少、少子高齢化の進展の中、平成26年7月施行の「改 及 び
正中心市街地活性化法」は、中心市街地における商業機能の 担 当 部 長
衰退や空き店舗、未利用地の増加に歯どめをかけ、
「コンパク
トシティの実現」に向け、民間投資を喚起する制度を盛り込
んでいます。
富士市の中心市街地として位置づけされる吉原商店街、富
士本町商店街は、ともに長期にわたり、商業機能の衰退が顕
著ですが、近年、新たな動きも見え始めています。
このような状況の中、行政としての中心市街地再生への取
り組みについて伺います。
(1) 中心市街地、特に市内2地区の既存商店街に対するこれ
までの行政の取り組みと、その検証結果について伺いま
す。
(2) 改正中心市街地活性化法では、「コンパクトシティの実
現」に向けて明確な方向が示されています。富士市でも「コ
ンパクトなまちづくり」の姿勢が示されていますが、具体
的な施策について伺います。
近年、リノベーションによるまちなか再生事業が各地域で
始まっています。吉原商店街においても、
「商店街活性化のた
めの遊休不動産活用事業」として平成25年度に実験事業が行
われ、現在、築50年を超える老朽化したビルの再生に向けた
工事が進められています。
(3) この実験事業のプロセス及び結果について、行政として
の分析と評価を示してください。
(4) リノベーションによるまちなか再生への取り組みをどの
ように捉えているのか伺います。
(5) 行政には、コンパクトなまちづくりの強力な政策展開と
ともに、民間の投資を喚起する支援策も求められています。
従来の手法に加え、新たな施策の必要性と展開について富
士市の考え方、方向性について伺います。
- 29 -
順位
氏名(議席)
発
言
の
要
旨
18 山下いづみ(10) 1.富士山東泉院跡地の維持と活用について
現在、今泉地区にある吉原公園は富士山東泉院の跡地が整
備され、新たな公園として親しまれている。この富士山東泉
院の歴史については平成 19 年より「富士山東泉院の歴史~
六所家総合調査」として本格的に調査が始まり、今までに「
六所家総合調査だより」小冊子第 12 号まで発行されている。
富士市立博物館では、明治政府の神仏分離政策によって環俗
するまで富士山信仰拠点の1つであった「富士山東泉院」の
貴重な資料を紹介している。
富士山が世界文化遺産になり、富士山への観光客も今まで
以上に見込まれ、市としても、富士山を活用した観光プロモ
ーションにも力を入れている。そこで、富士山信仰の拠点の
1つであったという歴史的事実を踏まえ、
「富士山東泉院」の
名を市内外はもとより国内外に発信をしていくこと。そして、
活用していくことは重要であると考える。
この富士山東泉院の持つ歴史的価値をどのように考え、富
士山東泉院跡地を維持し、活用をしていくのか、当局の考え
をお聞きしたい。
2.困難を抱える子ども・若者やその家族への支援について
平成 27 年3月「富士市子ども・若者育成支援計画」が策定
された。その基本的な柱3、困難を抱える子ども・若者やそ
の家族への支援は、ニート、ひきこもり、不登校等、社会生
活を営むことが難しい状況にある子ども・若者、家族を支え
ることを重点に置いている。広報ふじ6月5日号にも、この
支援計画について記載があり、若者相談支援体制の充実を図
るため、
「富士市若者相談窓口」の開設などが紹介されている。
困難なケースは障害、虐待、DV、犯罪被害などさまざまで、
問題は複雑に絡み合っていることが多く、多元的、包括的、
継続的な支援が求められている。策定元年のことし、困難を
抱える子ども・若者やその家族への支援がより一層充実し、
次世代の子ども・若者がよりよい環境の中で人間関係を構築
し、成長することを願い、以下、計画の基本的な柱3の施策
の方向、以下3点について伺いたい。
(1) 支援ネットワークの形成について
(2) 相談体制の充実について
(3) 困難を抱える子ども・若者の自立に向けた支援について
- 30 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長
順位
19
氏名(議席)
井出
晴美(7)
発
言
の
要
旨
1.生活困窮者自立支援制度について
経済的に困窮する人を、生活保護に至る前の段階から支え、
自立できるように積極的に後押しする生活困窮者自立支援制
度が本年4月からスタートしました。
この制度は、これまで本来であれば最も支援されるべき対
象でありながら、制度の狭間に置かれてきた人々に寄り添い
型で包括的な支援を届ける仕組みで、支援内容は、就職、住
居、家計管理、子どもの学習等のサポートと、相談者一人一
人の状況に合わせた支援プランを作成し、その後専門の支援
員が寄り添いながら必要な支援を一緒に考え、問題解決を目
指す制度です。
本市では、この制度スタートに伴い、フィランセ内に新た
に「くらし・しごと相談窓口」が開設され、生活や仕事のこ
となど困っている人に対して、生活の立て直しに向けた支援
が始まりました。
そこでお伺いいたします。
(1) 本市においても相談窓口を立ち上げスタートしました
が、広報ふじ等で窓口開設の周知をしたとはいえ、まだま
だ市民に知られていないのが現状です。
この制度が求める成果を得るためには、さらに制度内容
について、きめ細やかな周知が必要と思われますが、今後
の周知についてどのように取り組まれるのか伺います。
(2) 生活困窮者の方はみずからSOSを発することが難しい
方々です。アウトリーチを含めた相談体制や地域の関係機
関や部署との連携体制の構築、早期発見、早期支援が必要
と考えます。関係部署や関係機関との連携体制の強化、早
期発見、早期支援の体制構築等自立支援事業のさらなる充
実に向けての取り組みについて伺います。
(3) 相談後の出口戦略として重要な任意事業である就労準備
支援事業、家計相談支援事業、就労訓練事業、生活困窮世
帯の子どもの学習支援、一時生活支援事業の実施について
伺います。
2.困難を抱える子ども・若者やその家族への支援について
本年4月、ニート、ひきこもりなどの悩みを抱えた若者に
寄り添いながら支援する「富士市若者相談窓口」が教育プラ
ザ内に開設されました。広報ふじ6月5日号でも詳しく紹介
され、支援体制や支援内容では、若者の悩みに寄り添いなが
ら、電話や面接、訪問などでの相談活動、関係機関との連携、
若者の居場所の提供、「家族会」の開催、「若者支援サポータ
ー養成講座」の開催、
「理解・啓発セミナー」の開催、各関係
機関による合同相談会など活動の実施内容が紹介され、この
事業に対しぜひとも全国に誇れる成果を上げていただきたい
と大変期待しているところです。
そこで、お伺いいたします。
(1) 本市における、ニート、ひきこもりの現状について伺い
- 31 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育 長
担 当 部 長
順位
19
氏名(議席)
井出
晴美(7)
発
言
の
要
旨
ます。
(2) ニート、ひきこもりの若者に相談窓口への訪問を望むの
は困難と思われますが、周知も含めアウトリーチの支援体
制はどのような体制で行うのか伺います。
3.「認知症初期集中支援チーム」設置について
厚生労働省は、2012年度時点で我が国の認知症とその予備
軍は、約860万人で65歳以上の4人に1人の割合と推計してい
ます。平成24年度にスタートした現行の「認知症施策推進5
カ年計画(オレンジプラン)」は、厚生労働省による医療、介
護を中心とした内容でした。政府はこのほど、国家戦略とし
て認知症対策に総合的に取り組む「新オレンジプラン」を策
定。新プランは暮らし全般を支える総合的なものとして、悪
徳商法、詐欺などの消費者被害防止対策は消費者庁、就労、
社会参加の支援は文部科学省、公共交通の充実は国土交通省、
徘徊による行方不明時の対応は警察庁、財産保護のための成
年後見制度は法務省など、各省庁が横断的に連携して取り組
んでいくことを発表し、中でも、認知症の早期診断・対応の
ため、医師や看護師などが自宅訪問をする「認知症初期集中
支援チーム」を、平成30年度から全ての市町村に設置するこ
とを掲げました。
そこでお伺いいたします。
(1) 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)について
本市におけるお考えを伺います。
(2) 本市での「認知症初期集中支援チーム」の設置について、
どのようにお考えか伺います。
- 32 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育 長
担 当 部 長
順位
20
氏名(議席)
笹川
朝子(3)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.合併後の旧富士川町の問題について
富士市と富士川町が合併して6年半がたちました。この間、 及 び
富士川第一小学校体育館と富士川第二中学校体育館の改築、 担 当 部 長
水道料金の値下げなどが取り組まれてきました。しかし、現
実は役場がなくなり、行政が遠くなってしまったことへの不
安があります。
今回の選挙で、地域の皆さん特に高齢者の方から合併後の
ふぐあいについていろいろ伺い、「ぜひとも声を届けてほし
い」との意見をたくさんいただきました。
「富士市の端っこに追いやられたようでさみしくなってしま
う」、「車に乗れないから、市役所まで行くのが大変。うちの
家族が亡くなった時は、何回市役所に行ったか分からない。
とにかく大変でした」など。
「富士市・富士川町合併基本計画」に、合併の必要性・効
果として「生活圏と行政圏の一体化を図り、住民の利便性の
向上につなげていくことが重要」とうたってありますし、合
併時にも盛んに「合併すれば利便性が向上する」と言われま
した。期待を持たれた方は多かったと思います。
合併による不便を解消して、合併してよかったと思えるよ
うな行政運営をすることが大事ではないでしょうか。
私は今回の選挙で当選でき、
「何とかして!」の声を届ける
機会をいただくことができました。
以下質問いたします。
(1) まちづくりセンターでの窓口業務の拡充について
現在、各種の証明類の発行はできますが、申請・登録等
の手続はできません。車に乗れない方にとっては、市役所
まで行っての手続は半日仕事です。まちづくりセンターで
の窓口業務の拡充に取り組むべきではないか。
(2) 庵原斎場の利用について
静岡市の所有施設でありますが、旧富士川町の皆さんは、
利用しなれた施設であります。年間の利用件数も多く、近
くにあるので、自己負担なしで以前のように利用できるよ
うにしてもらいたいという要望にどう応えていくのか。
(3) 災害に対する迅速な対応について
大雪・台風の被害の対応に時間がかかり、暮らしに影響
が出ています。迅速な対応にどう取り組んでいくのか。
(4) 2カ所の児童館が閉鎖になり、また、まちづくりセンタ
ーの中にあった自習室は会議室に変わり、放課後の子ども
たちの居場所がなくなりました。
子どもたちの健全な発達を保障するためにも検討が必要
と考えますが、見解を伺います。
2. (仮称)富士川第二幼保園に関して
計画に基づいて、平成28年度開設に向けて新築工事が始ま
っています。建設場所付近には富士川第二中学校・富士川第
二小学校・富士川第二幼稚園があり、子どもや先生、保護者
- 33 -
順位
20
氏名(議席)
笹川
朝子(3)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
長
の方たちが集中する場所となっています。危険のないよう、 市
また充実した園舎になることを願って以下質問いたします。 及 び
(1) 園舎と富士川第二中学校の間の道路は、通学路というこ 担 当 部 長
とで朝7時から8時までは許可車両以外は通行できませ
ん。
そのため幼保園の駐車場には入れなく、問題になってい
ます。どのような手だてをとっていくのか。
(2) 幼保園・小・中学校の先生、来客の駐車場の確保はでき
ているのか。
(3) 松千代保育園及び第二幼稚園の利活用について
- 34 -
順位
21
氏名(議席)
萩野
基行(1)
発
言
の
要
旨
答
弁
者
市
長
1.各種健康診断の受診率向上について
近年、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病が増加傾向にあ 及 び
担 当 部 長
る中、健康診断の重要性が改めて指摘されています。
企業などに所属している人は、職場で健康診断を受ける機
会がありますが、個人事業主や専業主婦などは定期的な健康
診断を受ける機会が少ないと言われており、近年、特に若い
世代の専業主婦の健康診断受診率の低さなどが指摘されてい
ます。
日本人の死因のうち約6割を占めるのが、生活習慣病です。
中でも、死因の第1位であるがんは日本の国民病とも言われ、
日本人の2人に1人が発病し、3人に1人が亡くなっていま
す。しかし今は、早期発見や治療によって、生活習慣病の発
症・重症化が予防可能になっています。
富士市におきましても昨年度より健康診断で、胃がんリス
ク検診を開始し、また休日レディース検診の日程をふやすな
ど、受けやすい体制を整備し、がん健診の受診率向上に努め
られておりますが、国民健康保険加入者の健康診断、特にが
ん検診の申し込みが非常にわかりづらいとの意見もあり、そ
のことから、忙しい個人事業主や子育て世代の主婦、また高
齢者が受診を先送りにしてしまうケースが多いようです。
「健やかに安心して暮らせるまち」構築に向け、市民の皆
さんが健康寿命を延ばして、健やかで心豊かな生活を継続し
て送っていただくためには、各種健診による早期発見による
治療が不可欠です。
そこでお伺いします。
(1) 一般健康診断、がん健診、特定健診の受診率の現状につ
いて
(2) 現状を踏まえて、今後の受診率向上の取り組みについて
(申込書の簡素化・SNSでの呼びかけ等)
2.土砂災害対策について
近年局地的な暴風雨、いわゆるゲリラ豪雨が横行し、全国
的に脅威にさらされております。富士市におきましても、台
風の通り道ということも含め、冠水・浸水や土砂災害が深刻
な問題となっております。
土砂災害につきましては、以前に起きた土砂災害後復旧さ
れていなくて通行不可能な箇所や土砂崩れの心配をしながら
生活されている方がいると聞いております。
先日の議員研修会でもお話を聞かせていただきましたが、
改めてお伺いいたします。
(1) 富士市としての土砂災害想定箇所の掌握について
(等高線、航空写真での指定だけではなく、現場調査によ
るもの)
(2) 現被災場所の把握、対応状況について
(3) 土砂災害防止対策について(整備工事の進行状況等)
- 35 -
順位
氏名(議席)
22 小沢
発
言
の
要
旨
映子(20) 1.要援護者が安心して避難所生活を送るために
災害時要援護者が大規模災害においては、逃げおくれや避
難生活のストレスにより深刻な被害を受けるケースが少なく
ありません。支援の取り組みを推進するために、平成23年2
月、富士市は「災害時要援護者支援計画」を策定し、意識の
啓発、福祉避難所、関係機関の役割等々が位置づけられまし
た。
NPO法人富士市手をつなぐ育成会のアンケートによる
と、知的障害児者の50%は、1人で避難所に行けないとのこ
とで、51%が共同生活は難しいと回答しています。
(1) 自閉症等、環境の変化に特に厳しい要援護者をどのよう
に実態把握しているのか。
(2) 避難所となる学校側と災害時に避難所運営を担う自主防
災組織との連携はどのようになっているのか。
(3) 要援護者が被災してから福祉避難所が利用できるまでの
流れを伺いたい。
2.高齢者を地域で支える体制づくりについて
平成27年3月、「ふじパワフル85計画Ⅳ」が出されました。
ふじパワフル85計画Ⅳの中でも、平成28年4月に施行するこ
ととなった介護予防・日常生活支援総合事業についてお聞き
します。
予防給付の訪問介護及び通所介護について、全国一律の基
準に基づくサービスから、地域の実情に応じて、市町村が効
果的かつ効率的に実施することができる新しい総合事業へ移
行することとしています。移行後の訪問型サービス、通所型
サービスについては、現行の訪問介護、通所介護相当のサー
ビスに加え、市が策定する緩和した基準によるサービス、住
民主体による支援など、多様なサービスの充実が求められて
います。
(1) 地域住民を初め、多様な主体による多様な生活支援・介
護予防サービスが提供されることになるが、新しい総合事
業への参入意向の確認はできているのか。
(2) サービスの基準・単価・利用者負担の設定等の富士市で
の考え方を伺いたい。
(3) 認知症の人と家族、地域住民、専門職等誰でも集うこと
ができ、団らんや相談、情報交換を目的とした「認知症カ
フェ」の設置、推進の状況を伺いたい。
- 36 -
答
弁
者
市
長
及 び
教 育
長
担 当 部 長