姫路市生活困窮者自立相談支援事業実施要綱 (趣旨) 第1条 この要綱

姫路市生活困窮者自立相談支援事業実施要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、生活困窮者自立支援法(平成25年法律第105号。以下「法
」という。)第4条第1項の規定に基づき本市が行う同法第2条第2項の生活困窮
者自立相談支援事業(以下「本事業」という。)の実施について、必要な事項を定
めるものとする。
(定義)
第2条
この要綱において使用する用語は、特別の定めがある場合を除くほか、法に
おいて使用する例による。
(本事業の対象者)
第3条
本事業は、法第2条第1項の生活困窮者(以下「生活困窮者」という。)を
対象とする。ただし、第4条第1号及び第2号の支援は、生活困窮者以外の者も対
象とする。
(事業内容)
第4条
本事業では、厚生労働省が定める自立相談支援事業実施要領に基づき、次に
掲げる取組を行うものとする。
⑴
包括的かつ継続的な相談支援
⑵
生活困窮者支援を通じた地域づくり
(包括的かつ継続的な相談支援)
第5条
前条第1号の包括的かつ継続的な相談支援の実施に当たっては、次に掲げる
支援を行うものとする。
⑴
経済的困窮にかかわらず広く福祉に関する相談に対応し、必要に応じて適切な
担当部署に繋ぎ、又は関係各部署と協力し合同で問題解決に当たる支援
⑵
同行等による手続支援
⑶
住居確保給付金、就労準備支援、就労支援、学習支援、家計相談支援、一時生
活支援等各種支援の活用の計画作成、支援の進行状況の把握及び必要な見直しの
実施、設定した目標への到達に向けた関係先同行、家庭訪問、来所相談等伴走型
の支援
⑷
個別の状況に応じた次の支援
ア
経歴等の聞き取りによる適した仕事の選択
イ
ハローワークの利用方法、求人情報の入手の仕方、履歴書の書き方、面接の
受け方等就職活動に必要な指導
ウ
特性に合わせた就労先の開拓
エ
無料職業紹介
オ
就労開始後の状況確認、職場訪問、家庭訪問等による就労定着支援
カ
その他生活困窮者の就職及び就労の継続に必要な支援
(生活困窮者支援を通じた地域づくり)
第6条
第4条第2号の生活困窮者支援を通じた地域づくりにおいては、生活困窮者
の早期把握や見守りを行うため、関係機関・関係者のネットワークを構築し、包括
的な支援策を用意するとともに、生活困窮者の社会参加や就労の場を広げていくも
のとし、既存の社会資源を積極的に活用するとともに、社会資源が不足している場
合は、新たに開発することに努めるものとする。
(人員体制及び役割)
第7条
市長は、本事業の実施に当たり、自立相談支援のための窓口を設け、次の各
号の支援員(厚生労働省が実施するそれぞれの養成研修を受講し、修了証を受けた
者に限る。)を配置し、当該各号に掲げる業務に当たらせるものとする。この場合
において、当該養成研修を受講し、修了証を受けた者がいないときは、市長は、職
員をして当該養成研修を受講させるよう努めることとする。
⑴
主任相談支援員(社会福祉士、精神保健福祉士、保健師として保健、医療、福
祉、就労、教育等の分野における業務に5年以上従事している者で、かつ、生活
困窮者への相談支援業務その他の相談支援業務に3年以上従事しているもの又は
生活困窮者への相談支援業務に準ずる業務として市長が認めた業務に5年以上従
事しているもの)
相談業務全般のマネジメント、他の支援員の指導・育成及び
支援困難ケースへの対応等の高度な相談支援並びに社会資源の開拓・連携等
⑵
相談支援員(生活困窮者への相談支援を適切に行うことができる者)
生活困
窮者のアセスメント及びプランの作成、様々な社会資源を活用したプランに基づ
く包括的な相談支援の実施及び相談記録の管理並びに訪問支援等のアウトリーチ
等
⑶
就労支援員(キャリアコンサルタント、産業カウンセラー等の資格を有する者
又は就労支援業務に従事した経験を持つ者で、かつ、生活困窮者への就労支援を
適切に行うことができるもの) 生活困窮者のアセスメントを踏まえ、公共職業
安定所、協力企業等の就労支援に関する様々な社会資源と連携を図りつつ、生活
困窮者の状況に応じた能力開発、職業訓練、就職支援等の就労支援
(費用の負担)
第8条
本事業による支援を受けるための費用は、無料とする。ただし、窓口や関係
機関までの交通費(駐輪場代等を含む。)、各種手続に必要な証明書代、写真代等
の実費その他本事業の対象者が負担すべきことが適当と思われる費用は、当該者の
負担とする。
(申込み)
第9条
本事業の利用を希望する生活困窮者は、市長に相談申込・受付票(別記様式
)を提出しなければならない。
(業務委託)
第10条
市長は、本事業の実施に当たり、本事業を適切、公正、中立かつ効率的に
実施できるものであって、社会福祉法人、一般社団法人又は特定非営利活動法人そ
の他市長が適当と認める法人に、市が直接行うこととされている事務を除き、その
全部又は一部を委託することができる。
(暴力団員等と関係を有する事業実施者の排除)
第11条
市長は、前条の規定による委託を受けた者が、姫路市暴力団排除条例(平
成24年姫路市条例第49号)第2条第1号に規定する暴力団若しくは同条第2号
に規定する暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有するものであると認めた場
合は、直ちに当該事業委託を中止し、必要に応じて、当該支援の対象者に対し他の
支援の適用を検討するものとする。
(補則)
第12条
この要綱に定めるもののほか必要な事項は、福祉事務所長が別に定める。
附
則
この要綱は、平成27年4月1日から施行する。
別記様式(第9条関係)
相談申込・受付票
※初回相談
ID
年
受付日
月
日
受付者
■基本情報
ふりがな
※性別
氏名
※生年月日
住所
〒
電話
自宅
□男性 □女性 □(
□大正
年
)
□昭和 □平成
月
日 (
歳)
-
(
)
-
携帯
-
来談者の
ご本人と
の関係
(
)
-
E-mail
来談者
氏名
*ご本人
電話
以外の場合
(
)
□家族(本人との続柄:
)
□その他(
)
■ご相談の内容(お困りのこと)
ご相談されたい内容に○をお付けください。複数ある場合は、一番お困りのことに◎をお付けください。
病気や健康、障害のこと
住まいについて
収入・生活費のこと
家賃やローンの支払いのこと
税金や公共料金等の支払いについて
債務について
仕事探し、就職について
仕事上の不安やトラブル
地域との関係について
家族関係・人間関係
子育て・介護のこと
ひきこもり・不登校
DV・虐待
食べるものがない
その他(
)
ご相談されたいことを具体的に書いてください。ご支援に当たっての希望もあればお書きください。
■利用申込み欄
姫路市長宛て
別紙の「個人情報に関する管理・取扱規程」に基づいて、相談支援の検討・実施等に当たり必要となる
関係機関(者)と情報共有することに同意の上、自立相談支援機関の利用を申し込みます。
年
月
日
本人署名
印