消費設備<業務用コンロ> 保育園での調理中のCO中毒事故 事故の推定原因 ◎原因 使用されていた鋳物コンロは、五徳のないものでコンロ筐体内側の突起部分 に直接鍋等を置くタイプであったが、現場では、このコンロの大きさに比べ小 さな鍋がコンロの筐体に嵌っており、鋳物コンロと鍋との間に空間がない 状 態にあった。 このことから、バーナへの二次空気の供給が不十分となり、不完全燃焼を起 こし、COが発生したと推定される。 一方、給気口がない調理室において、窓を閉め切ったままエアコンを稼働さ せ、換気扇を回さずに鋳物コンロを使って調理をしていた。 このことから、調理室内の給排気がされず、発生したCOが調理室内に滞留し たこと、また、不完全燃焼を助長させたこと等により、CO中毒事故に至ったも のと推定される。 ◎類似例 (通常使用) (五徳を裏返しての使用) 一般用コンロにて五徳を裏返しに使用。この場合も二次空気の供給が不十分 となり、不完全燃焼を起こし易い状況と言え、COが発生する。 Copyright(C)2011 Nuclear and Industrial Safety Agency All Rights Reserved.
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