FranceWine list

2013 年 9 月号
FranceWine list
テラヴェール株式会社
東京都港区赤坂 4-1-31 アカネビル 7F 〒107-0052
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
HPhttp://www.terravert.co.jp/
フェイスブックhttp://www.facebook.com/
『最良の状態でお届けすることが私達の責任です』
フランス国内は勿論、海上輸送、日本国内輸送、“全行程で定温管理輸送”を徹底しています
倉庫は“定温・定湿管理”を徹底、入・出荷時も外気に触れることのないようドッグシェルターを使用
『造り手からのメッセージ、最新の情報をできるだけ早く皆様にお届けしたい』
御希望のレストラン様に新入港の御案内や試飲会の御案内をファックスまたはメールでお届けしております
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
『テクニカルデータが充実』
各ワインのテクニカルデータや造り手の考え方、畑や醸造設備の画像等を充実させています
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
嘘のないファインワイン
最高の状態でお届けするためにテラヴェールの約束
『テラヴェールのワインは状態が良い』と言ってくださる方々が沢山いらっしゃることは私達の誇りです。
『劣化していない最高の状態のワインを飲んでいただければ、もっともっとワインの素晴らしさが一般のお客様まで伝わるはず』
| 2 テラヴェールでは海上輸送は勿論、フランス、イタリア国内輸送、日本国内輸送も全てリーファー輸送(定温15度)。日本国内の保管倉庫は横
浜帝蚕倉庫とし、定温管理は勿論、湿度も一定に保って保管。入出庫時も搬入口をドッグシェルターで囲み外気との接触を遮断して作業を行
います。また、契約店制度により契約を交わした配送環境の優れた酒販店様のみとのお取引とし、レストラン・ホテル様まで最高の状態でお届け
できるよう努力いたします。
フランス、イタリア国内全てのワイン輸送に関してリーファートラックを使用して
います。海上の定温輸送は定着しつつありますが現地国内輸送で100%リ
ーファー輸送を行っていることは稀です。テラヴェールではたとえ秋や冬の輸
送であろうと、ボジョレー・ヌーヴォーであろうと、価格競争の激しいボルドーで
あろうとも100%リーファー輸送に拘ります。
日本国内倉庫は横浜帝蚕倉庫。国内最高の保管環境を誇ります。定温保管
は勿論、湿度も一定に管理。ワインにとって最高の状態を約束します。また入庫
時には全てのワインをチェック。異物の混入やボトル不良などをできる限り排除
いたします。
フランス、イタリアから日本までの海上輸送は2ヶ月以上。その間、ワインは波に
揺られながら赤道を2回通過します。温度変化、振動に弱いワインが影響を受
けないはずはありません。赤道で40度以上にまで温められたワインは大きなダ
メージを受けることになります。テラヴェールは100%リーファーを採用。
出庫時はトラックの搬入口をドッグシェルターで囲み、
外気と遮断。一切外気に触れることなく、リーファートラ
ックに積み込まれます。
『ワインの状態を感じて欲しい』
残念ながら、成熟した日本のワイン市場でも劣化したワインは多く存在します。しかし、本当に状態の良いワインを飲んだ時の感動は忘れられま
せん。日本人は元来、旬の味を大切にしてきました。食材が最も美味しくなった状態で、その味を楽しんできたわけです。世界で最も繊細な味覚
を持つと言われる日本人ですからワインの状態も容易に感じることができるはずです。
日本でもっと健全なワインを楽しめる環境が増えれば、ワインを愛する人口はもっともっと増えるのではないでしょうか?ワインの本当の美味しさを、
ワインの本当の楽しさを少しでも多くの皆様にお届けする為、テラヴェールでは細心の注意をはらい、最高の状態でワインを皆様のセラーまでお
届けします。最高の状態管理で造り手の意思と土壌の個性をお届けします。
テラヴェールのフランスワイン造り手一覧
|3
ノルマンディー(P12)
ロワール(P13)
シャンパーニュ(P4)
ドメーヌ・デュポン
アンリ・ブルジョワ
クロ・アンリ(ニュージーランド)
シャンパーニュ・ドラピエ
ジャマール
クレモン・ペルスヴァル
ユレ・フレール
フランク・パスカル
ドノン・エ・ルパージュ
アルザス(P16)
レ・ビネール
ブルゴーニュ(P17)
ジャン・マルク・ブロカール
フレデリック・マニャン
カミュ
フィリップ・パカレ
ルー・ペール・エ・フィス
ドメーヌ・シュヴロ
シャトー・ド・ボールガール
マルセル・ラピエール
ジョルジュ・デコンブ
ボルドー(P40)
シャトー・ル・ピュイ
テラヴェール・ボルドーセレクション
シュッド・ウエスト(P39)
クロ・トリゲディーナ
ラングドック・ルーション(P36)
コート・デュ・ローヌ(P33)
プロヴァンス(P38)
シャトー・ド・カズヌーヴ
マス・アミエル
ジャン・リュック・コロンボ
ジャン・ミシェル・ステファン
シャトー・レウーブ
Champagne
Drappier
Urville
|4
シャンパーニュ・ドラピエ
SO2不添加に挑むメゾン・シャンパーニュ
自然派の造り手に愛されるメゾン・シャンパーニュ
フランスの自然派と呼ばれる造り手達との食事は必ずシャンパーニュ・
ドラピエで始まる。パリで人気のワインショップ、カーヴ・オジェの薦める
シャンパーニュもドラピエ。神に祝福された声を持つと言われ世界三大
テノールの一人ルチアーノ・パヴァロッティは“喉に優しい”とドラピエのシ
ャンパーニュを歌う前に飲んでいたという。ドラピエは自然と芸術を愛す
る人々に愛され続けるシャンパーニュである。シャンパーニュの生産地
としては南端のオーヴ県ウルヴィル村に醸造所を構える。12世紀にシ
ルタシアン派の僧侶達によって築かれた地下セラーは現在も瓶熟庫と
して使われており、当時
からこの地でワイン造りが
行われていた事を示して
いる。1808年よりこの地
でシャンパン造りを始めた
ドラピエファミリーは、現当
主ミッシェルで8代目。他
の大手メゾンとは異なり、
現在まで常に家族経営
を続けている。
完全無農薬とノン・ドザージュを追及
所有する53ha の畑では1989年から一切の農薬を使用しない有機栽
培を実践している。きっかけは長女シャルリーンの誕生だった。「子供
達の将来を考えた葡萄栽培を今こそはじめるべきだ」有機栽培の導入
への道のりは簡単ではなかった。合成肥料から堆肥への切り替え、農
薬の不使用によって病気、害虫被害が
増え一時は30%も収量は落ち込んだ
と言う。しかし、この地の可能性を信じ
てミッシェルは努力を重ねた。結果とし
て、一切の農薬を排除しながらもより良
質の葡萄を収穫出来るようになった。
「葡萄樹畑の見栄えは依然よりも悪くな
った。でも、それが本来の姿だった」ウ
ルヴィル周辺はおよそ1億4千万年前
のジュラ紀からの石灰石土壌が広がり、
ブルゴーニュから伝来したピノ・ノワール
に最適な土壌。よってドラピエはスタン
ダードラインから全てのキュヴェでピノ・ノ
ワールが機軸となっている。またドサー
ジュの少なさもドラピエの特徴。いわゆ
る“門出のリキュール”はシャンパーニュ
の味わいに大きな影響を与える各メゾ
ンが最も気を使う工程の一つであるが、ドラピエはどの銘柄においてもド
サージュの量は非常に少ない。たとえばブリュットのでは15g/㍑まで
許されているが、現在カルト・ドール・ブリュットのドサージュは6~7g/
㍑。これは葡萄の品質に対する絶対の自信なのだと言う。しかも使わ
れるのは25年間樽熟成された角が取れたリキュール(使用は一部キ
ュヴェを除く)。樽熟成するこ
とで蔗糖の甘さから全ての要
素が馴染んだ自然で柔らか
な甘味に変化していき、黒
葡萄であるピノ・ノワールに良
く馴染むのだという。「これも
全て有機栽培によって葡萄
の品質を向上させる事が出
来たから」ピノ・ノワール10
0%でドザージュを一切行わないブリュット・ナチュールもこのメゾンの人
気キュヴェのひとつとなっている
“SO2無添加/ノン・ドザージュ/PN100%”キュヴェ
さらにドラピエの特徴として忘
れてはならないのが、酸化防
止の使用を極限まで減らして
いる事。「きっかけは私も父もS
O2のアレルギーだった事。そ
して、なによりSO2は果実本来
の香りを台無しにしてしまう」ド
ラピエでは数十年かけて使用
量を10%ずつ減らし、試行錯誤の末、通常100mg/L程度使われると
ころ35mg/Lまでに抑えている。収穫された健全な葡萄は小分けにし、
できる限り短時間でタンクに運ぶ。18℃を基本とした完全な温度管理
の下、野性酵母を使ってゆっくりと発酵。酸素を遮断するため圧搾機
を発酵層の真上に設置したグラヴィティシステムの採用といった拘りに
よってSO2無しでも果汁はバクテリアに侵されること無くワインへと変化
していくこととなる。2007年にはSO2完全無添加のブリュット・ナチュ
ール・サン・スフレの生産に成功し、大きな話題を呼んだ。15年の月
日をかけて誕生したピノ・ノワール100%・ノン・ドザージュ・SO2無添加
という一切を削ぎ落とした究極の1本である。ワインとして完成されるま
でにゆるやかに(良い
意味で)酸化していくこ
とで抜栓後、時間と共
に力強く開いていくよう
になるのだと言う。現
在作付面積およそ10
0ha。より良質の葡萄
を手に入れる為、少し
ずつではあるが年々所
有畑を増やしている。
また、オーク製の卵型
の樽を導入するなど、常に品質向上の努力を欠かさない。今では世界
中で大きな市場を持っているシャンパーニュだが、これだけ実直に葡
萄本来の旨味を感じさせてくれるメゾンは他に存在しない。
商品記号
ワイン
AOC
Carte Blanche Brut
69364 カルト・ブランシュ・ブリュット
Champagne
ヴィンテージ 色
NV
白
サイズ
参考上代
メモ
在庫
750ml
5,100
○
◎
○
○
△
△
△
△
△
△
△
△
ピノ・ノワール75%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ10%。ウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等12の異なる畑の葡萄を使用。
Carte d'Or Brut
69366 カルト・ドール・ブリュット
Champagne
NV
白
750ml
5,600
Champagne
NV
白
750ml
5,600
69283 Carte d'Or Brut≪375ml≫
Champagne
NV
白
375ml
3,400
Carte d'Or Brut millesime
69K43 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
Champagne
1976
白
750ml
28,000
Carte d'Or Brut≪化粧箱入≫
| 5 69710 カルト・ドール・ブリュット
カルト・ドール・ブリュット
Carte d'Or Brut millesime
69K42 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
Champagne
1979
白
750ml
29,000
Carte d'Or Brut millesime
69B99 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
Champagne
1990
白
750ml
19,000
69312 Carte d'Or Brut millesime
Champagne
1992
白
750ml
12,000
Carte d'Or Brut millesime
69C01 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
Champagne
1993
白
750ml
8,200
Carte d'Or Brut millesime
69C02 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
Champagne
1995
白
750ml
10,000
Champagne
1995
白
1500ml
28,000
Champagne
2002
白
750ml
7,800
カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
Carte d'Or Brut millesime≪1500ml≫
69C04 カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
69Q46 Carte d'Or Brut millesime
カルト・ドール・ブリュット・ミレジメ(蔵出しバックヴィンテージ)
ピノ・ノワール85%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ5%。ウルヴィル村を中心として、モンターニュ・ド・ランス、エペルネからの葡萄を使用。極めてブラン・ド・ノワールに近くピノ・ノワールの造り手であるドラピエを代
表するキュヴェ。ピノ・ノワールの豊かな果実味と骨格が特徴。
Brut Nature
69360 ブリュット・ナチュール
Champagne
NV
白
750ml
5,900
Brut Nature≪化粧箱入≫
69712 ブリュット・ナチュール
Champagne
NV
白
750ml
5,900
69469 Brut Nature"Sans Soufre"
Champagne
NV
白
750ml
6,300 亜硫酸完全無添加
Rose Brut Nature
69K41 ロゼ・ブリュット・ナチュール
Champagne
NV
ロゼ
750ml
6,900
ブリュット・ナチュール・サン・スフレ
○
○
○
○
ピノ・ノワール100%。ノン・ドザージュ。”Sans Soufre"は醸造中及び瓶詰め前に一切の亜硫酸を添加しない独自のキュヴェ。
Rose Brut
69361 ロゼ・ブリュット
Champagne
NV
ロゼ
750ml
6,500
69711 Rose Brut≪化粧箱入≫
Champagne
NV
ロゼ
750ml
6,500
○
○
Champagne
NV
白
750ml
7,500 ミレジメからNVへ変更
○
9,000 古代品種を使用
○
ロゼ・ブリュット
ピノ・ノワール100%。ウルヴィル村の”Val des Demoiselles"区画の葡萄のみを使用。セニエ方式。
Cuvee Charles de Gaulle 【NVへ変更】
69Q34 キュヴェ・シャルル・ド・ゴール
ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。ドラピエの愛飲者であったシャルル・ド・ゴール将軍の、兵役50周年祝典を記念して造られた肖像画をプリントしたボトル。
"Cuvee Quattuor" Blanc de Blancs
69309 キュヴェ・キャトゥール・ブラン・ド・ブラン
Champagne
NV
白
750ml
アルバンヌ 25%, プティ・メリエ 25%、 ブラン・ブレ 25%、 シャルドネ 25%。ウルヴィルとその周辺で栽培される希少な古代品種を使用。キャトゥールはラテン語で数字の4を意味。
Grande Sendree
69Q85 グラン・サンドレ
Champagne
2005
白
750ml
14,000
○
ピノ・ノワール55%、シャルドネ45%。1838年の大火で焼灰に覆われたウルヴィル村の最良区画の古樹。13世紀のボトルを再現。
Tres Vieux Marc de Champagne
69313 トレ・ヴュー・マール・ド・シャンパーニュ
Marc de
Champagne
NV
白
700ml
6,800
○
Ratafia de
Champagne
NV
白
700ml
3,900
○
自社畑のピノ・ノワール100%。アルコール度数40%。オーク樽にて10年熟成。
Ratafia de Champagne
69D84 ラタフィア・ド・シャンパーニュ
自社畑のピノ・ノワール100%。アルコール度数18%。SO2無添加の果汁に2回蒸留のオー・ド・ヴィーを加える。
Carte d'Or Special Bottles
商品記号
ワイン
69C07 Carte d'Or Brut≪1500ml≫
AOC
Champagne
カルト・ドール・ブリュット バルタザール
69C08 Carte d'Or Brut Jeroboam
ヴィンテージ 色
NV
白
サイズ
1500ml
参考上代
メモ
在庫
11,500
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
△
△
△
△
△
△
Champagne
NV
白
3000ml
28,000
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
Champagne
NV
白
6000ml
58,000
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
Champagne
NV
白
12000ml
125,000
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
69B21 Carte d'Or Brut Nabuchodonosor
Champagne
NV
白
15000ml
250,000
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
69D82 Carte d'Or Brut Salomon
Champagne
NV
白
18000ml
360,000
ボトルの移し替えをせず、直接瓶内で
2次発酵・熟成
カルト・ドール・ブリュット ジェロボアム
Carte d'Or Brut Mathusalem
| 6 69D80 カルト・ドール・ブリュット マチュザレム
69D81 Carte d'Or Brut Balthazar
カルト・ドール・ブリュット バルタザール
カルト・ドール・ブリュット ナビュコドノゾール
カルト・ドール・ブリュット サロモン
Champagne
Clémant Perseval
Chamery
クレモン・ペルスヴァル
|7
“粘土”“砂”“石灰”異なる土壌の個性を最大限にシャンパーニュに表現
100%プルミエ・クリュ・シャムリィ村の畑
20代後半の若手醸造家クレモ
ン・ペルスヴァル。学校卒業後
にジャック・セロス等で研修をし
て2010年に自らのドメーヌを設
立した。父から譲り受けた4ha程
の畑は全てプルミエ・クリュ・シャ
ムリィ村。モンターニュ・ド・ランス
の中地に位置し南東向きの斜
面を持つ小さな村だ。興味深い
のはこの村のテロワール。下層
はこのモンターニュ・ド・ランス特
有のチョークだが表面は2m以
上も砂質土壌に覆われている。
砂質土壌の特徴は水はけの良
さと葡萄の熟度の高さ。表土に
含まれる砂が日中の熱を蓄え葡萄樹を温め、熟度の高い葡萄が収穫
出来る。表土が浅いモンターニュ・ド・ランスの東ではダイレクトに根がチ
ョーク層に届く事で鋭角な酸がワインに表れるが、シャムリィ村の砂質
土壌からはより繊細でバランスのとれた緻密なシャンパーニュが生ま
れる。ペルスヴァルのシャンパーニュの品質の高さは、リリース直後か
ら周囲の造り手達やランス市内のカヴィストの間で評判に。現在では仏
国内でさえ入手困難になりつつある。「試飲会に参加した事は殆ど無
い。今のところは予約で完売してしまっているからね。それに僕は人前
に出るよりも畑で葡萄樹の手入れをしている方が好きなんだ」
“粘土”“砂”“石灰”3つの土壌が存在する区画
「シャムリィ村では同じ丘の斜面でも区画毎にミクロクリマが存在してい
る。調べてみると僕が所有する畑には同じ区画の中でも更に細かいテ
ロワールの違いがある事に気づいた」村の南西にある緩やかな傾斜を
持つクレモンの区画には3つの異なる土壌が存在する。区画の上部に
あるのは粘土質土壌。そこから50メートル程緩やかな斜面を下ると砂
質土壌。更に下方へ移動すると今度は白色石灰を多く含む粘土石灰
質土壌が表れる。この区画には全てシャルドネが植えられているが、土
壌によって仕上がるワインの個性は大きく異なる。繊細で華やかなアロ
マを持つ砂質土壌のシャルドネはピノ・ノワールやピノ・ムニエとアッサン
ブラージュ、石灰土壌のシャルドネはそのミネラル豊かな味わいを活か
す為、ブラン・ド・ブランに使用する。「なぜ下の方には石灰が多い土壌
が有るかって?それは僕も分からない。言える事は僕の区画には希少
なマクロクリマが存在するという事。面白いでしょう。この特徴の違いを
より引き出す様なシャンパーニュを造りたい」葡萄栽培は極めて“シン
プル”な方法で行われる。父の代から冬の間は除草せずに畝の間に草
商品記号
ワイン
1er cru Tradition Brut
69T62 プルミエ・クリュ・トラディション・ブリュット
を生やす事で土壌
を柔らかく保ってき
た。クレモンは更に
畑の品質向上に力
を注ぎ除草剤や化
学肥料の使用を一
切中止した。「畑の
状態は3年目の春
に劇的に変わった。
タンポポや他の花
が畑覆う様に咲き
出したんだ」ビオロ
ジックやビオディナミの認証には拘らず、気候的に難しい年には最低限
の有機肥料による処理を行う事もある。「“シンプル”にワインを造るとい
う事は、葡萄樹に必要な処置を正しく選ぶことだと思っている」砂質土
壌のクレモンの畑は春になると黄色の絨毯を敷いたようにタンポポが咲
く。土は指の間からさらさらとこぼれて行く程の柔らかく細かい砂に細か
い植物の根が多く混ざる。植物の根はバランスよく土壌に空気を抱き
込ませ、微生物がより活発に活動すると言う。
単一品種・単一区画・単一年のシャンパーニュ造りを目指す
「将来的に目指すのはブルゴーニュの様なシャンパーニュ。テロワール
を明確に表現して行きたい。今後は単一品種、単一区画、単一年で
シャンパーニュを造っていく」自らの所有する畑の土壌の複雑さ知るほ
ど、その個性
を反映したシ
ャンパーニュ
を造りたいと
いう思いは膨
らむ。数年後
には3つの土
壌を持つシャ
ルドネの区画
か らは 3つ の
異なるキュヴ
ェをリリースする予定だ。「畑を丁寧に耕して来た祖父や父は数畝毎に
異なるこの村の特殊な土壌に以前から気付いていた。だから各土壌に
相応しい品種を細かく分けて植えたんだ。僕はそれらを異なるキュヴェ
のシャンパーニュとして仕上げて行きたい」今後は父が所有する残りの
畑も徐々に引き継いで行く。クレモンは確実にこれからの時代のシャン
パーニュを代表する造り手となっていくだろう。
AOC
完売/次未定
Champagne
ヴィンテージ 色
NV
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
在庫
6,000 砂質土壌
○
ピノ・ムニエ50%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール20%。シャムリィ村の葡萄のみ使用。砂質土壌主体の繊細なシャンパーニュ。ドザージュ8g/L
1er cru Blanc de Blanc Reserve Brut
69T63 プルミエ・クリュ・ブラン・ド・ブラン・レゼルヴ・ブリュット
完売/次未定
Champagne
NV
白
750ml
6,600 石灰質土壌
△
Champagne
NV
白
750ml
6,600 粘土質土壌
△
シャルドネ100%。シャムリィ村の葡萄のみ使用。石灰質土壌の個性を表現。ドザージュ4g/L
1er cru Blanc de Noir Privilege Brut
69T64 プルミエ・クリュ・ブラン・ド・ノワール・プリヴィレージュ・ブリュット
完売/次未定
ピノ・ムニエ60%。ピノ・ノワール40%。シャムリィ村の葡萄のみを使用。粘土土壌。ピノ・ノワールとピノ・ムニエが混植された樹齢40年以上の区画の葡萄主体。ドザージュ10g/L
Champagne
Huré Frère
Lude
ユレ・フレール
|8
30ヴィンテージを含むリザーヴワインが生む完璧なバランス
リュ―ド村で60年代から続く家族経営メゾン
モンターニュ・ド・ランスの東に位置するリュ―ド村。プルミエ・クリュに格
付けされピノ・ムニエを中心に栽培している。ユレ・フレールはこの村で
3代続くシャンパーニュ・メゾンだ。現在このメゾンの代表を務めるのが
フランソワ・ユレ。ま
だ34歳だがフランス
国内や海外で多くの
経験を積み、近年レ
ヴュー・ド・ヴァン・ド・
フランス誌や他のメ
ディアからシャンパー
ニュの注目生産者と
して多く取り上げられ
ている。60年代にこ
の地でシャンパーニ
ュ造りを始めたのはフランソワの祖母のジャンヌ。当時女性がシャンパ
ーニュ造りに携わる事は非常に珍しかったが、彼女は果敢にもその世
界にゼロから挑戦した。リザーヴワインが揃うまでの最初の数年間は一
部の葡萄を共同組合へ販売したが、その後は当時から自社で醸造。
間もなく彼女の3人の息子が手伝う様になったが、常にリーダーシップ
を取るのはジャンヌだった。1971年からはフランソワの父ラウルが中心
となりメゾンは徐々に拡大。2008年からは正式にフランソワがメゾンを
引き継いでいる。
醸造は小区画毎に最適な方法を選択
ディジョン大学で醸造学を学んだ後にフランソワはシャンパーニュ・フル
ーリー、オスピス・ド・ボーヌ、シャプティエ、ニューワールドと世界各地
でワイン造りを学んだ。フランソワに特に大きな影響を与えたのが、ブル
ゴーニュとニュージーランドでの経験だった。「ブルゴーニュでは区画毎
のテロワールの個性と伝統的醸造法をリスペクトする事の重要さを学ん
だ。反対にニュージーランドでは既存のルールにとらわれず新しい手法
に挑戦する精神を学んだ」フランソワがシャンパーニュに戻ったのは20
03年。その後彼の意見により葡萄畑の作業が大きく変えられた。除草
剤の使用を減らしていき、一部にはビオディナミを取り入れより自然に
近い農法を取る様になった。また醸造面でも多くの改革を行っている。
彼の特徴は統一した手法を使うのではなく、区画毎に最適の手法を選
択している点。「以前は全てのキュヴェに同じ手法を取り入れていた。
しかし区画毎のテロワールを引き出す為には、その個性や造り出すキ
商品記号
ワイン
ュヴェに合わせて柔軟に醸造を
変える必要があると気付いた。マ
ロラクティック発酵の有無や野性
酵母と野性酵母の使用も細かく
分けている」例えばブラン・ド・ブラ
ンに使用するワインはマロラクティ
ック発酵を行わない。温暖化の
影響もある現在ではモンターニ
ュ・ド・ランスの石灰層で育つシャ
ルドの魅力を十分に伝える為に
はマロラクティック発酵を行わず
に敢えてフレッシュな酸を残す必
要があると考えるからだ。より高
品質のシャンパーニュを造る為に、常に柔軟な対応を心掛けている。
ソレラシステムによるリザーヴワインを使用
現在では約10ヘクタールの畑を管理している。祖
父が亡くなった後の相続によって名義が父と2人
の兄弟に分けられた為、叔父たちの畑の葡萄は書
類上フランソワが一度購入してから醸造している事
になる。この為に区分上はネゴシアン・マニピュラン
となってしまう。ヴィルドマンジュ、ブルイエ等複数
の村に畑を所有しているが中心となるのは本拠地
であるプルミエ・クリュのリュ―ド村。東にはグラン・
クリュのマイィ・シャンパーニュ村が隣接。40cm程
の表土には粘土が多く含まれ下層には石灰岩が
含まれる白亜紀の土壌だ。この石灰層まで葡萄
樹が根をおろす事で、溌剌とした豊かなミネラルを
含み長期熟成可能なシャンパーニュが生まれる。
「ノン・ヴィンテージの“ブリュット・レゼルヴ・ランヴィ
タシオン”に加えるのは特別なリザーヴワインで父
が1982年からソレラシステムで熟成させているも
の。毎年約3分の1を残して新しいヴィンテージを
継ぎ足していく。複数ヴィンテージが合わさる事でよりバランス良く安定
した味わいに仕上がる」目指すのは華々しくも乾杯の一口だけで満足し
てしまうシャンパーニュでは無い。食事の間を通して最後の一口まで飲
み続ける事の出来る、静かな品格のあるシャンパーニュだ。
AOC
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
69P58 Brut Reserve L'Invitation
メモ
Champagne
750ml
9月入港予定
N.V
6,000 ソレラシステムで30ヴィンテージを
白
含むリザーブ・ワインを使用
ブリュット・レゼルヴ・ランヴィタシオン
ピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール35%、シャルドネ15%。リュ―ド村を中心としたモンターニュ・ド・ランス産の葡萄のみを使用。リザーブワインを約30%アッサンブラージュ。24カ月熟成。ドザージュ9g/L
69P60 Brut Selection L'Instantanee
Champagne
ブリュット・セレクション・ランスタンタネ
2005
白
750ml
7,500
在庫
◎
○
ピノ・ノワール35%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ30%。リュ―ド村を中心としたモンターニュ・ド・ランス産の葡萄のみを使用。60カ月瓶内熟成。ドザージュ9g/L
69P59 Blanc de Blancs L'Inattendue
Champagne
ブラン・ド・ブラン・リナタンデュ
2005
白
750ml
7,500
◎
14,000
○
シャルドネ100%リュ―ド村を中心としたモンターニュ・ド・ランス産の特に長期熟成可能な区画の葡萄のみを使用。60カ月瓶内熟成。ドザージュ6g/L
69P61 Cuvee Terre Natale
キュヴェ・テール・ナタル
Champagne
1999
白
750ml
シャルドネ40%ピノ・ノワール30%、、ピノ・ムニエ30%。リュ―ド村の古樹からの葡萄のみを使用。良年のみに造られるキュヴェ。10年間の瓶内熟成。ドザージュ5g/L
Champagne
Franck Pascal
Baslieux-sous-Châtillon
フランク・パスカル
|9
シャンパーニュにおけるビオディナミの継承者
除草剤や除虫剤など一切の
農薬の使用を中止。ビオロジッ
ク農法を取り入れた。しかし実
際には満足する結果がでなか
った。「自分が思っていたよう
な畑の変化が表れなかった」
のだ。そこで2003年から一部
ビオディナミ農法を取り入れる
実験を始めた。幸運にもビオ
ディナミの先駆者であるフラン
ソワ・ブシェに直接教えを請う
事も出来きた。結果としてビオ
ロジックとビオディナミを比べる
と明らかにビオディナミの畑の
方が満足のいく出来だった。ワ
インの味わいはより純粋で明
確になり、ヨードやミネラルを豊
富に感じられるように。「目に見えて畑と仕上がるワインのバランスが良
くなった。何より安心して妻や子供達を畑に連れて行く事が出来るよう
になったしね」
ヴァレ・ド・ラ・マルヌの土壌を追求
フランク・パスカ
ルはヴァレ・ド・
ラ・マルヌ、マル
ヌ河の右岸の小
さな村に拠点を
構えるレコルタ
ン・マニュピュラ
ン。「傾斜の多い
この地でビオディ
ナミに挑戦する
のは大変な事。
1人が作業出来
るのはせいぜい
1ヘクタール。最終的に隣人より60%も費用がかかってしまう」しかし
彼にとって理想のシャンパーニュを造る為にはビオディナミ農法は欠か
す事が出来なかった。表土のすぐ下にチョーク層が広がるモンターニ
ュ・ド・ランスとは異なり、ここはシレックス・石灰・粘土の混ざる土壌。葡
萄樹が地下のミネラル分を十分に吸収する為には地中深くまで根を生
やさなくてはならない。しかし通常の葡萄栽培では表土に含まれる粘
土が水分を保持する為に根が浅い所で成長してしまう。故にこの一帯 亜硫酸無添加への挑戦
から造られるのはミネラル感に欠ける重たいシャンパーニュになってし
2010年以降は完全にビオディナミへの転向
まうのだ。そこで葡萄樹をより活性化させ地中深く根を伸ばす為にたど
が済んだが、次に彼が追求しているのは亜硫
酸無添加のシャンパーニュ造り。「2008年
り着いた農法がビオディナミだった。「今でも私の父を含めて周囲の仲
間達からは白い目でみられているよ。従来の手法で葡萄を作っても十
から実験を重ねている。実際に樽熟成をさせ
分に買い手がある。そんな環境の中であえてリスクを負いたくないのさ。
る際に亜硫酸を添加した場合には無添加の
でも私はミネラルと酸のバランスのとれた繊細なシャンパーニュだけを
場合に比べて樽香が付きやすかった。理由
作って行きたい」
は分からない。でも明らなのは亜硫酸を使わ
ない方がよりピュアではっきりとした輪郭を持
辿りついた答えはビオディナミだった
つワインに仕上がる事」2010年には初めて
フランク・パスカルはグラン・ゼコール出身の工業工学博士号を持つエ
完全無添加に成功。現在では生産量の半数
リート。交通事故で亡くなった兄に代わり1994年から地元に戻りワイン
以上を亜硫酸無添加で造っている。「亜硫酸
造りに携わったが、直後に自らが使っている農薬の危険性に気が付い
無添加でも私のシャンパーニュからは酸化の
た。「当時フランスには大学や国の機関、研究者が専用に使っている
ニュアンスは感じられない。これもビオディナミにより土壌と収穫される
インターネット回線があった。そこから世界中の農薬の研究者とコンタク
トをとったよ。最終的に除草剤や殺虫剤には化学兵器のマスタードガス 葡萄のバランスが整っている為。土壌、葡萄樹、醸造。全てに注意を
と極めて近い成分が含まれている事が分かった」そこで1998年からは 払わなくては出来ない事だ」
商品記号
ワイン
AOC
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
在庫
Reliance (Extra Brut)
69Q64 ルリアンス・エクストラ・ブリュット
Champagne
NV
白
750ml
5,800 ドザージュ5g/L
69Q63 Reliance (Brut Nature)
Champagne
NV
白
750ml
5,800
NV
ロゼ
750ml
7,000
○
白
750ml
8,500
○
白
750ml
8,500
○
ルリアンス・ブリュット・ナチュール
上記と同アイテム、ノン・ドザージュ
◎
◎
ピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール25%、シャルドネ15%、ベースは2007年。ビオディナミ。天然酵母のみで発酵。
Tolerance Rose
69Q67 トレランス・ロゼ
Champagne
ピノ・ムニエ58%、ピノ・ノワール39%、シャルドネ3%、ベースは2007年。ビオディナミ。天然酵母のみで発酵。ドザージュ4g/L
Harmonie Blanc de Noir
69Q66 アルモニ・ブラン・ド・ノワール
Champagne
2004
ピノ・ムニエ50%(古木、粘土石灰土壌)ピノ・ノワール50%(泥灰土壌)。ビオディナミ。天然酵母のみで発酵。ドザージ4.8g/L
69Q65 Quinte Essence
Champagne
カント・エッサンス
ピノ・ノワール60%、ピノ・ムニエ25%、シャルドネ15%。ビオディナミ。天然酵母のみで発酵。ドザージ4.4g/L
2004
Champagne
Jamart
Saint Martin d’Ablois
ジャマール
| 10
チョーク質土壌で育つ樹齢80年のピノ・ムニエ
エペルネ南の新地域“コトー・ド・シュッド・デペルネイ”
ジャマールの創設は1
934年。パン屋を営
んでいたエミリアン・ジ
ャマールと、モエ・エ・
シャンドンのカヴィスト
として働いていた義父
が村の醸造所を購入
して始まった。当時は
村に共同組合が無か
った為、近隣の造り手
は ジャ マ ールの 醸 造
所に葡萄 を持 ちこみ
圧搾機を使用。その使用料やパン代のツケとして支払われた葡萄を
使ってワイン造りを始めたと言う。現在は4.8ヘクタールを自社所有。
家族経営のままで続けられる量だけを丁寧に造り続けている。ジャマー
ルの本拠地は“コトー・ド・シュッド・デペルネイ”のサン・マルタン・ダブロ
ワ村。“コトー・ド・シュッド・デペルネイ”は1996年に誕生した地域。ヴァ
レ・ド・ラ・マルヌとモンターニュ・ド・ランスの間、エペルネの南に位置す
る16の村が所属している。シャンパーニュの味わいの基盤となるチョー
ク層が浅い表土のすぐ下に豊かに広がり、起伏の多い丘の斜面に張り
付く様に葡萄畑が位置している。まだ余り知られていない地域だが、良
質のチョーク層に恵まれヴァレ・ド・ラ・マルヌのふくよかさと、コート・デ・
ブランのシャープなミネラルの両方を併せ持つワインが産出される。近
年ではラエルト・フレールなど、若手の優良生産者を輩出している。今
後も更に注目が集まるであろう地域だ。
白亜紀後期の凝縮したチョーク層
ジャマールの畑は白い。この地域の畑は20cm程の浅い表土の下に
は固いチョーク層が数十メートル続いている。畑の表土にもチョーク層
の欠片が多く含まれる為この地域の畑は全体的に白っぽく見える。こ
の周辺に露出するのは白亜紀後期のチョーク層。今から約1億年から
6千5百年前に生物の死骸が海底に堆積して出来た土壌だ。ランス周
辺の柔らかいチョーク層とは異なり、固く圧縮されたチョーク層へ葡萄
樹は30m以上も根を伸ばしていくという。「このチョーク層こそが私達の
シャンパーニュの主役。軽やかなアロマと繊細なミネラルをもたらしてく
れる。ランス周辺の土壌に比べると表土が浅く、より凝縮したチョーク
質土壌だ」と、4代目で現在栽培と醸造を担当するマキシム。ジャマー
ルでは、この土壌を好むピノ・ムニエとシャルドネを中心に栽培している。
商品記号
ワイン
Carte Blanche
69U09 カルト・ブランシュ
比較的冷涼な気候
を好むシャルドネは
斜面上部に、霜害
に強いピノ・ムニエは
丘の下部に植 えて
いる。「シャルドネの
栽培地としてはコー
ト・デ・ブランと似た
土壌ではあるけど、
ここで育つシャルド
ネはより柔らかさを併せ持つ。コート・デ・ブランが張りつめたミネラルと
酸を持つのに対して、私達のシャルドネはより繊細で女性的なシャンパ
ーニュに仕上がる。通常のブラン・ド・ブランの強い酒質が苦手な方に
も楽しんで貰える筈」マーケティングは数年前から母に代わってマキシ
ムの妹エミリーが担当している。
ミネラル+ピノ・ムニエの古樹=柔らかさ、フィネス
ジャマールの栽培品種はピノ・ムニエ50%、シャルドネ40%、ピノ・ノワ
ール10%。ピノ・ムニエは1930年代に植えられた区画を所有してい
る。この地域でも樹齢80年のピノ・ムニエは非常に希少。葡萄樹はチョ
ーク層 に深く根を下
ろし地中のミネラル
分 を 存 分 に ワイ ン に
表現する。醸造所で
は創業当時の設備を
現在でも使用してい
る。珍しいのは 130
年前の正方形の垂
直式プレス機。プレス
毎に四方の木枠を取
り外す必要があり、4
人掛かりの作業になるが、通常の円形垂直式プレス機よりもゆっくりと
プレスが可能。果皮や果梗からの余分な成分の抽出をより避ける事が
出来ると言う。専門業者に依頼をして行われる事が多いデゴルジュマ
ンやドザージュ作業も、ジャマールでは全て醸造所内の小さな設備で
行う。「醸造方法は曽祖父の時代と殆ど変えていない。私達が造りた
いのは絢爛豪奢なシャンパーニュでは無い。この地域の個性である柔
らかく繊細なシャンパーニュを楽しんで欲しい」
AOC
Champagne
ヴィンテージ 色
NV
白
サイズ
参考上代
750ml
メモ
在庫
5,000 樹齢80年のピノ・ムニエ
◎
ピノ・ムニエ95%、シャルドネ5%。ドザージ7g/L。サン・マルタン・ダブロワ村の樹齢80年の古樹。 2010年をベースに2008、2009年をアッサンブラージュ。
69U10 Blanc de Blancs Volupte Brut
Champagne
NV
白
750ml
5,600
◎
Champagne
NV
ロゼ
750ml
5,400
○
白
750ml
5,800
○
ブラン・ド・ブラン・ヴォリュプテ・ブリュット
シャルドネ100%。ドザージ7g/L。NVだが現行キュヴェは2007年のみ使用。
Rose Brut
69U12 ロゼ・ブリュット
ピノ・ムニエ68%、シャルドネ17%、ピノ・ノワール15%。ドザージ7g/L。アッサンブラージュによるロゼ。2009年及び2010年を使用。
Libertine Brut
69U11 リベルティーヌ・ブリュット
Champagne
NV
ピノ・ムニエ50%、シャルドネ50%。ドザージ3.5g/L。ジャマールの主要品種を使いテロワールとメゾンの味を表現。NVだが現行キュヴェは2008年のみ使用。
Champagne
Dosnon&Lepage
Avirey-Lingey
ドノン・エ・ルパージュ
| 11
木樽熟成によるコート・デ・バール産シャンパーニュ
コート・デ・バールのテロワールを表現
「最高のシャンパーニュを造る為には、何よりも最高のワインを造らなく
てはならない」ドノン・エ・ルパージュの当主ダヴィ・ドノンは語る。メゾン
はシャンパーニュ地方の南端コート・デ・バールに位置する。この地域
の畑の特徴はシャブリに続くキンメリジャン土壌であるという事。標高30
0m程の斜度の強い丘が連なるこの地域では、良質の後期キンメリジ
ャン土壌が露出する丘の中腹に葡萄が植えられている。チョーク層が
主体のモンターニュ・ド・ランスに比べて、コート・ド・バールのシャンパー
ニュにはキンメリジャン土壌に由来する溌剌としたミネラルが特徴的に
顕れる。「このバールという土地の個性を体現したシャンパーニュを造
りたい」本
拠地は携
帯電話の
電波も繋が
らない小さ
なアヴィレランジェ村。
ダヴィ・ドノ
ンは生まれ
育ったこの
土地に約2
ヘクタール
を所有。そ
して同じ理
念を持つ近隣の造り手より5ヘクタール程の葡萄を手に入れ毎年600
00本のみを生産している。
木樽熟成がベースワインに骨格を与える
コート・デ・バールのテロワールを表現したシャンパーニュを造る為にダ
ヴィ・ドノンが最適と判断したのは木樽を使うブルゴーニュ手法である。
彼のキュヴェの多くは228Lのオーク樽で発酵・熟成が行われる。樽は
ピュリニー・モンラッシェで最低でも5年使用されたもののみを購入。こ
れは樽を使用する目的が決して樽香やタンニンを抽出する為ではない
事を明確にしている。「樽を使用する事でワインに繊細さやふくらみをも
商品記号
ワイン
Recolte Noire
69M92 レコルト・ノワール
たらすと共に、微量な空気との接触がワインに骨格を与えてくれる。ま
たワインそのもの
に骨格があれば、
ドザージュの量を
減らす事が出来、
より的確にこの地
のテロワールを表
現出来る」ヴァン・
ド・レゼルヴも全て
木樽にて保管をし
ている。その年の
葡萄の出来具合
によっては一部ス
テンレスタンクも使用する。小規模メゾンならではの臨機応変さもブル
ゴーニュのワイン造りに近いと言えるだろう。
全てのキュヴェで最低24カ月以上の瓶内熟成
瓶内2次発酵後の熟成にも彼のこだわりがある。全てのキュヴェにおい
て最低でも24カ月熟成の後にデゴルジュマン。熟成の期間は一定で
は無く試飲を重ねてフレッシュさと熟成の具合が絶妙のバランスになっ
たと判断した時に、手作業でデゴルジュマンを行っていく。この土地の
テロワールがもたらす
伸びのある酸と樽熟
成からくるふくらみの
ある味わいが彼のシ
ャンパーニュに奥深
さを与えている。もう
一つ特筆すべきは非
常にモダンで美しいボ
トルである。キュヴェ
毎にエチケットからミ
ュズレ、キャップシー
ルまでの色を統一させている。多くの点においてコート・デ・バールのワ
イン造りに新風を巻き起こす若き造り手である。
AOC
Champagne
ヴィンテージ 色
NV
白
サイズ
参考上代
メモ
在庫
750ml
5,400
◎
750ml
5,900
○
750ml
5,900
◎
750ml
6,200
○
ピノ・ノワール100% コート・ド・バール産の葡萄のみを使用。リザーブワインを約40%アッサンブラージュ。ブラン・ド・ノワール。ドザージュ9g/L
Recolte Brut
69M93 レコルト・ブリュット
Champagne
NV
白
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。コート・ド・バール産の葡萄のみを使用。リザーブワインを約40%アッサンブラージュ。エクストラ・ブリュット。ドザージュ4g/L
Recolte Blanche
69M94 レコルト・ブランシュ
Champagne
NV
白
シャルドネ100%。コート・ド・バール産の葡萄のみを使用。リザーブワインを約40%アッサンブラージュ。ブラン・ド・ブラン。ドザージュ8g/L
Recolte Rose
69M95 レコルト・ローズ
Champagne
NV
ロゼ
ピノ・ノワール100% コート・ド・バール産の葡萄のみを使用。リザーブワインを約40%アッサンブラージュ。アッサンブラージュによって仕上げられるロゼ。ドザージュ7g/L
Grande Cuvee Alliae≪木箱入り≫
69M96 グラン・キュヴェ・アリエ
Champagne
NV
白
750ml
15,000 プリントボトル
ピノ・ノワール50%、シャルドネ50% コート・ド・バール産の葡萄のみを使用。10%新樽を使用して樽熟成。36カ月の瓶熟成。ゼロ・ドザージュ。限定480本のみ生産
△
Normandie
Domaine Dupont
Cidres du Pays d’Auge
ドメーヌ・デュポン
| 12
究極のガストロノミー・シードルの造り手
シャンパーニュに肩を並べるシードルを目指す
「ワインやシャンパ-ニュに比類するエレガントなシードルを造りたい」ドメ
ーヌ・デュポンの3代目オーナー・ジェロームは熱弁する。元来ワインと
比べてシードルはアルコール飲料の中では低く見られがちだ。ワインや
シャンパーニュの造り手達とも交流が深いジェロームは『エレガントさに
欠ける』『何もアロマがない』という彼らのシードルに対する低い評価に
常に不満を持っていた。「ワインに複数のセパージュがあるように、リン
ゴにも様々な品種がある。我々が栽培しているリンゴは13種類。それ
ぞれのリンゴの個性を組み合わせ、適切な醸造法を取り入れる事で、
シードルは驚くほど可能性を持った飲み物になる」ドメーヌ・デュポンは
ノルマンディー地方ヴィクト・ポンフォル村に約6000本のリンゴ樹を所
有し、収穫したリンゴからシードルとカルヴァドスを醸造している。カルヴ
ァドスはフランス国内の三つ星レストランには必ずオン・リストされている
と言って良
い程名が知
られている。
その彼らが
造り出すの
は、今まで
の一般的な
シードルの
“低アルコ
ールでシン
プルな味わ
い”というイメージを根本から覆す様な個性的なものばかりだ。
完熟して樹から落ちたリンゴを集める
約6000本のリンゴを所有するドメーヌ・デュポンでは徹底したリンゴ樹
の管理を行っている。リュット・レゾネを取り入れ、春先には樹勢をコント
ロールする為に丁寧な剪定作業を行う。リンゴは機械収穫されるが、
樹についている果実を採るのでは無く、完熟して木から落ちたリンゴの
みを1本の樹に対し3回に分けて集める。樹から落ちたリンゴを傷付け
ない様に地面には柔らかく短い芝を植えリンゴを受け止めるクッションと
している。「手間はかかるが高品質のリンゴを手に入れる為には必要な
事。ブドウ栽培と同じさ」収穫後のリンゴは通常はサイロの中で大量に保
管されるが、ドメーヌ・デュポンではリンゴを傷つけないように小容量の
商品記号
Cidre Bouche
69M84 シードル・ブシェ
ワイン
AOC
木製の容器が使わ
れる。更に手作業で
選果を行い痛んだ
果実を全て取り除い
た上で、洗浄・カット。
そして特別に調整し
たワイン用の圧搾機
でゆっくりと時間をか
けてプレスを行う。
人口酵母は使わず
野性酵母のみで発酵を行う。
アルコール11度のシードル“キュヴェ・トリプル”
「最近では良質のシードル造りに取り組む造り手が増えてきた。とても嬉
しい。シードルの時代がやってくるはず」以前は多くの造り手達は農業の
片手間にシードル造りを行っていた。シードルは地元でがぶ飲みされる
酒として考えられ、品質の向上には無関心だったという。近年では低ア
ルコール志向も手伝い、幅の広いタイプのシードル造り注目される様に
なってきた。ジェロームの造り出すシードルはアルコール度数も非常に
個性的。スタンダードな“シードル・ブシェ”はアルコール度数5%だが、
“シードル・キュヴェ・レゼルヴ”は7.5%。ベルギー・ビールの手法を取
り入れた“シードル・トリプル”に至って
は何と11%もあるのだ。通常はステ
ンレス又は樹脂加工のタンクで一定
期間アルコール発酵を行った後に
瓶詰をしてすぐに販売されるが、彼
はキュヴェによっては瓶詰前に長い
熟成と複数回に渡るアルコール発
酵を行うからだ。「周りのシードル生
産者から見たら僕は相当の変わりも
のだと思う」自他共に認める“マニア”
なシードル。しかし近年彼のシードル
は各地のコンクールで高い評価を受
けている。彼の努力は確実にシード
ルの地位向上と認知に貢献している。
ヴィンテージ 色
2010
サイズ
参考上代
750ml
2,400
メモ
伝統的製法
◎
ノルマンディ・オージュ地方の伝統的製法によって醸造。3種の異なるリンゴを使用。搾った果汁はステンレスタンクにて天然酵母のみでアルコール発酵。数回のスーティラージュを行う事でアルコール発酵を調
整し、3月から4月にかけて瓶詰めされる。香りは焼きリンゴ革のニュアンス。果実味と適度な酸味のバランスが良い。アルコール度数5%
Cidre Cuvee Reserve
69M85 シードル・キュヴェ・レゼルヴ
2010
750ml
3,200
カルヴァドスの樽で熟成
◎
ステンレスタンクで2カ月アルコール発酵を行った後に、カルヴァドスを熟成させていた400Lの樽で更に6カ月熟成させる。こうする事で、シードルに凝縮感とエレガントさと与える。一般的なシードルよりもワインに
近い味わい。長期熟成が可能なガストロノミー向きのシードル。4種のリンゴをブレンド。アルコール度数7.5%
Cidre CuveeTriple
69M86 シードル・キュヴェ・トリプル
NV
750ml
2,800
3回発酵、Alc11%
苦みの強い品種のリンゴのみを使用し、黒ビールの製法を取り入れて造られたシードル。”トリプル”は、アルコールの高いベルギービールで”トリプルXXX”と表示される事に由来する。ベルギー・ビールの様な味
わいを持つ個性的な辛口シードル。アルコール度数11%。シャルキュルトリーや軽めの肉料理など食事とも相性が良い。
○
Loire
Henri Bourgeois
Sancerre
アンリ・ブルジョワ
| 13
サンセールの異なる土壌を熟知した造り手
“マルヌ・キンメリジャン”土壌が広がっている。今から1億6千万年前に
今日多くの生産者が日本を訪 海の底だった土壌で、アンモナイトの化石や牡蠣の貝殻を多く含む。特
れるが、ジャン・マリー・ブルジ に醸造所の正面にあるモン・ダネと呼ばれる急斜面はサンセールの造り
ョワ程の有名人はそう多くはな 手が一度は手掛けたいと望む区画。ヨード香と花や果実の複雑なアロ
いだろう。1980年代から日本 マとミネラルに富んだ女性的なワインが生まれる。シャヴィニヨール村の
訪問を始めて訪問回数は50 東、ロワール河沿いに南北に広がるのは“シレックス(二酸化ケイ素粘
回を超えた。「アンリ・ブルジョ 土)”土壌。9~8千万年前の白亜紀の土壌だ。表土に砂利を多く含み、
ワのワインは、日本食と非常に 大きなシレックス(火打ち石)のかけらが見られる、これが日中の熱を集
相性が良い。私が来日の度に め葡萄の成熟を早める。キンメリジャン土壌で感じられる花や果実香は
しっかり確かめているからね」 控えめで、若い内はやや閉じたニュアンスとスパイス香が全面にでる。
常に安定した彼のワインはソム また畑にある火打ち石を擦った時に出る煙香と同質の香りをワインの中
リエから圧倒的な支持を受け、にも見つける事が出来る。またシレックス土壌のサンセールは熟成によ
輸入開始当初よりワイン・リスト り真価を発揮する。熟成させることで、煙香がよりはっきりと感じられる様
に採用し続けているレストラン になる。その他
は少なくない。アンリ・ブルジョワの創業は1955年の事。当時はわずか にもメイン・キュ
2ヘクタールしか所有しない貧しい造り手だった。「当時はフランス国内 ヴ ェ 『 サ ン セ ー
でもサンセールワインの認知度は非常に低く、殆どが地元でのみ消費さ ル ・ レ ・ バ ロ ン
れていた。その為、貧しい生活を送る生産者が多かった。多くの若者は ヌ 』 が 造 ら れ る
貧しさから脱却する為に村を出てしまっていたよ」自分の生まれ育った “テール・ブラン
土地のワインをもっと広めようと決意したアンリ・ブルジョワは、造ったワイ シュ(粘土石灰
ンを率先してパリへ持って行き、レストランを回って売り歩いたと言う。そ 質)“土壌など、
の結果、徐々にサンセールワインの品質と個性が高い評判を呼び、パリ 主に3つのテロ
のソムリエやワイン愛好家が自らこの地域を訪れるようになった。ワイン ワールからワイ
の銘醸地としても観光地として有名になり村人の生活も次第に豊かに ンを造り出す。
なったという。そして彼の努力もありサンセールのソーヴィニヨン・ブラン 「 今 で は 1 つ の
は世界を代表するワインとなった。現在ブルジョワ家では、ジャン・マリー 造り手が多くのキュヴェを造るのはあたりまえになった。でも私達は異な
の次男が栽培、三男が営業、甥が醸造を担当とまさに一族総出でドメ るタイプのワインを造るのでは無く、異なる土壌毎にほぼ同じ手法でワイ
ンを造っている。実際に仕上がるワインは大きな味わいの違いがあるで
ーヌを切盛りしている。(長男は村内でレストランとホテルを経営)
しょう。どれも同じソーヴィニヨン・ブランなのに、テロワールがこんなにも
“キンメリジャン”“シレックス”土壌毎に造られるキュヴェ
「サンセールは小さなAOCだが、そのテロワールは非常に複雑だ」AO 明確な個性の違いを生みだす。これがサンセールの面白さだ」
AOCサンセールのパイオニア
Cサンセールとし
て認定されている
畑は約2,350ヘ
クタール、その内
80%がソーヴィ
ニヨン・ブランから
造られる白ワイン
だ 。 この 小さ なA
OCはロワール川
の左岸サンセー
ルの町を中心に
広がる複数の村からなる。車で移動をすれば遠くても20分程で移動出
来るエリアだが、実は驚くほど複雑な異なるテロワールから構成されて
いるのだ。「今では土壌毎にワインを分ける生産者が増えたが、当時は
皆全ての葡萄を一緒にしてただ“サンセール”として仕上げていた」早く
からこの土壌の特異性に着目していたジャン・マリーの父は土壌毎に分
けてその特徴を前面に表現したキュヴェ造りに取り組んだ。アンリ・ブル
ジョワが拠点とするのは“クロタン・ド・シャヴィニョール”という山羊の乳か
ら造られるフロマージュで有名なシャヴィニョール村。この村の周囲には
10世代に渡りこの土地と向き合う
「私達の一族はこの土地で10世代に渡って生活している。この土地の
個性と伝統的ワイン造りに敬意を払い尊重すること。それは伝統を重ん
じるということだけでなく、この土地の表現の為に最適の判断をするとい
うことだ」この土地を愛する気持ちはワイン造りだけに
はとどまらない。醸造過程に出る糖分を含んだ水(タ
ンクやトラクターの洗浄で出る水など)が河に流れ込
むと、それが再発酵する事で河に住む生命体に影
響をおよぼします。これを懸念したジャン・マリーは
息子達と共に独自の浄水システムを考案。シャヴィ
ニヨール村から出る排水は全てこのシステムで浄水
されてから村の外に流されている。「世界中を旅す
るのが好きだけれども、やはりサンセール村に勝ると
ころは無いよ」この土地と、ここから生まれるワインを
心より愛するブルジョワ一家。この地のテロワールを
熟知しその個性を表現したワインを世界に届けるワ
インからは、彼らのこの土地への深い愛情がひしひ
しと感じられる。
商品記号
AOC
"Petit Bourgeois" Sauvignon
69M89 プティ・ブルジョワ・ソーヴィニヨン
Vin de Pays
ヴィンテージ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
在庫
◎
2,000
異なる複数の畑で栽培される。平均樹齢10年の若木から40年の古木まで、様々な葡萄がブレンドされる。品種個性を的確に表現している。現地レストランでも最も定番のワイン。
"Petit Bourgeois" Cabernet Francs
69P22 プティ・ブルジョワ・カベルネ・フラン
| 14
Vin de Pays
2011
赤
750ml
◎
2,000
サンセールの丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のカベルネ・フラン100%で造られる。100%除梗。14日間ステンレスタンクでのアルコール発酵。果実味を最大限に引き出し10ヶ月間フレンチ樽(60%)に
て熟成、フレッシュでフルーティなワインに仕上げている。
Petit Bourgeois Rose Pinot Noir
69U79 プティ・ブルジョワ・ロゼ・ピノ・ノワール
新入港
Vin de Pays
2011
ロゼ
750ml
◎
2,200
ロワール河に面した丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のピノ・ノワール100%で造られる。3日間のマセラシオンの後に圧搾し、その後16℃~17℃にてアルコール発酵を行う。各種料理と相性が良く、アペ
リティフにも最適な冷涼感のあるロゼ。
Sancerre "la Vigne Blanche"
69M48 サンセール・ラ・ヴィーニュ・ブランシュ
Sancerre
2011
白
750ml
○
3,500
土壌:カイヨット中心の白亜質土壌。シャヴィニヨールに位置するカイヨットと呼ばれる石灰岩土壌が2/3を占める畑。樹齢は40年を越す。15~18℃に温度管理されたステンレスタンクで、18日間、自然酵母で
アルコール発酵を行う。(一部培養酵母使用することもある)発酵後6~7月の間、シュール・リーにて熟成され瓶詰め。
69U85 Sancerre "Les Baronnes Blanc"
Sancerre
サンセール・レ・バロンヌ・ブラン
2012
白
750ml
3,600 粘土石灰質土壌
◎
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺
麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
69Q02 サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
Sancerre
2002
白
750ml
6,400
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
69U87 サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
Sancerre
2006
白
750ml
7,800
Sancerre
2010
白
750ml
4,800
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
69U40 サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
△
△
○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺
麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
69C15 Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
Sancerre
2007
赤
750ml
69H41 Sancerre La Bourgeoise Rouge≪1500ml≫
Sancerre
2003
赤
1500ml
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ(蔵出しバックヴィンテージ)
4,500 シレックス土壌
10,800
○
△
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。南西の粘土石灰質土壌の畑。収量制限を課すことで葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。除梗は行わず、18日
間、26~32℃で自然酵母にて発酵。ピジャージュや1日2回のルモンタージュを行い、シュール・リーにて、色素やタンニンを丁寧に抽出。そして10~12カ月の間、トロンセ産樽にて熟成。
Sancerre Le Monts Dannes
69Q05 サンセール・ル・モンダネ(蔵出しバックヴィンテージ)
Sancerre
2007
白
750ml
5,800 キンメリジャン土壌
Sancerre Le Monts Dannes
69S14 サンセール・ル・モンダネ
Sancerre
2011
白
750ml
4,200
○
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。シャヴィニヨールの起伏のある丘の斜面のキンメリジャン泥灰土と粘土石灰土壌で栽培される。完熟をゆっくり待ってから収穫され、丁寧に発酵槽へと運ばれる。最良の果汁を取り
出す為、ゆっくりと圧搾し低温にてデブルバージュ。21日間のステンレスタンクでの発酵(15~18℃)。シュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間熟成させる。
Sancerre Jadis
69U80 サンセール・ジャディス
新入港
Sancerre
2011
白
750ml
7,000 キンメリジャン土壌の最良区画
土壌:キンメリジャン泥灰土。樹齢30年以上の畑でリュット・レゾネによる栽培。ソーヴィニヨン・グリが数%含まれる。ステンレスタンクとフレンチオーク樽(1:1)で11ヶ月間の熟成。無清澄、無濾過で満月後に滓
引き
Sancerre
新入港
69665 Sancerre d'Antan
2006 白 750ml
9,800 シレックス土壌の最良区画
サンセール・ダンタン(蔵出しバックヴィンテージ)
Sancerre d'Antan
69U81 サンセール・ダンタン
Sancerre
2011
白
750ml
7,000
○
△
○
土壌:シレックスでも特に優れた土壌。火打ち石の混じる石灰質土壌。樹齢40年。リュット・レゾネによる栽培。除梗せず自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレスタンクにて、11ヶ月間熟成。
無清澄、無濾過で満月後に滓引き。
69Q03 Sancerre Etienne Henri Blanc
Sancerre
サンセール・エチエンヌ・アンリ・ブラン
2009
白
750ml
7,000
シレックス土壌、樹齢75年の古樹
○
土壌:シレックスでも特に優れた区画の古樹を使用。リュット・レゾネによる栽培。除梗せず自然酵母のみで発酵。100%バリック樽を使用(1/3新樽)し12カ月熟成。サンセールで初めて新樽を醸造に使用した
前当主エチエンヌ・アンリ・ブルジョワの名を冠したスペシャル・キュヴェ。
69667 Sancerre "le Chene St Etienne"
Sancerre
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ルージュ
2000
赤
750ml
9,500
樹齢435年の木の樽を使用
限定キュヴェ
○
土壌:石灰岩。除梗を100%行い、自然酵母により、19日間のアルコール発酵後(26~32℃)。12ヶ月に渡り、樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な新樽で熟成させる。限定本数
のみの希少なキュヴェ。
Pouilly Fume En Travertin
69S15 プイィ・フュメ・アン・トラベルタン
Pouilly Fume
2011
白
750ml
3,200
○
△
○
土壌:粘土石灰土壌。圧搾後にステンレスタンクにて発酵(15~18℃)。その後ステンレスタンク5カ月間シュー・ル・リーにて熟成させる。
Pouilly Fume la DM de Bourgeois
69V15 プイィ・フュメ・ラ・ドゥモワゼル・ド・ブルジョワ(蔵出しバックヴィンテージ)
Pouilly Fume la DM de Bourgeois
69T02 プイィ・フュメ・ラ・ドゥモワゼル・ド・ブルジョワ
新入港
Pouilly Fume
2007
白
750ml
7,800
Pouilly Fume
2011
白
750ml
4,800
土壌:キンメリジャン泥灰土。自然酵母にて、ステンレスタンクとフレンチオーク樽にて22日の間、発酵。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。夏に入ってから、ようやく瓶詰めされる。最も瓶詰
が遅いキュヴェ。
New Zealand
Clos Henri Vinyard
Marlborough
クロ・アンリ・ヴィンヤード
| 15
断層をまたぐアンリ・ブルジョワの新天地
アンリ・ブルジョワの新しい挑戦
アンリ・ブルジョワと言え
ば誰もが認めるサンセ
ールのトップ生産者だ。
そのブルジョワ・ファミリ
ーが新天地を求め、ソ
ーヴィニヨン・ブランとピ
ノ・ノワールの新たな可
能性を見出したのがニ
ュージーランドの南島
北部マールボロである。
1989年から現地の調
査をはじめ、2000年に98ha の畑を購入するまでに実に11年の歳月
を要したという。一口にマールボロと言ってもクラウディ湾に注ぐワイラウ
川に沿って10キロ以上にも渡る。内陸から湾へと土壌を押し出す様に
流れた氷河からワイラウ川が生まれたが、河口付近とクロ・アンリが位
置する内陸では、萌芽の時期が一週間も異なる程、気候も土壌も異
なる。アンリ・ブルジョワの当主であるジャン・マリーが選んだのはマール
ボロでも最も内陸に位置するワイホパイバレーである。(この辺りはマオリ
語の地名が多く残る。)なぜならマールボロでも最も複雑な土壌を持っ
ているからである。
NZでも土壌毎にワインを造る
ま ず ワ イ ラウ 川周 辺
に広がる“グレイワッ
ケ”と呼ばれる玄武
岩が細かく砂状にな
った堆積土壌が河口
よりも豊かである。そ
してこのワイラウ川に
南から合流するワイ
ホパイ川が“ウィザ
ー・クレイ”という褐色
の粘土土壌を運んで
来ている。更にニュージーランドの南島を南北に分ける断層が畑の中
央を南北に縦断している。この断層が“グレイワッケ”と“ブロード・ブリッ
ジ”と呼ばれる黒色粘土土壌をくっきりと分けているのだ。水はけの良
い”グレイワッケ“にはかつてはワイラウ川の底にあった30センチ以上の
丸い石がゴロゴロと転がっており、ここではソーヴィニヨン・ブランが栽培
商品記号
ワイン
69U39 Petit Clos Sauvignon
プティ・クロ・ソーヴィニヨン
される。”ブロード・ブリッジ“ ”ウィザー・クレイ“では、ピノ・ノワールが栽
培されている。
一度も人の手を加えられていない土地
またこの地でワイン造りを始める上でのもうひとつの優れた点は今まで
一度も手を加えられた事の無い自然のままの土地だったという事であ
る。以前は羊が放牧されていた広大な牧場は今まで開墾されたり、植
物が植えられたことの無い無垢の大地だった。「サンセールを含め、フ
ランス国内のブドウ栽培に適した土地で手付かずの場所を見つける事
はほぼ不可能である。広大な土地と自然を持つニュージーランドだか
らこそ、これ程に可能性がある土地が残されていた」とアンリ・ブルジョ
ワは語る。この土地を
購入した後も自然環境
を急激に変える事が無
いように、ブドウの植樹
も数ヘクタール毎にゆ
っくりと進めている。ま
た冬場には羊達を放
牧し地面の余分な雑
草を食べさせ、4年程
前からは化学薬品を
使わずに有機栽培を
取り入れている。有機栽培にしてから畑のコンディションが更に向上し
土中にはミミズなどの生物が多く見られるようになった。2年前からは灌
漑設備はあるものの一度も使用せずにブドウを栽培出来ている。畑に
クローバーを植える事で葡萄樹を害虫から守るミツバチを増やし畑の
生態系を守る事もしている。「我々は長年にわたるサンセールでの経
験を活かしながら、テロワールを繊細にあらわしたワインを造っている。
時にこの地域のスタンダードからは大きく外れ、地元の栽培家に失笑を
買う事もある。でも、全ては工業製品では無く、このテロワールから生ま
れるワインを造る為。気にしてはいない。」とディレクター兼醸造責任者
のダミアンは誇らしげに語る。クロ・アンリでの葡萄樹の蜜植率は1ヘク
タール辺り4,400~6,000本収量45hl/ha。対して周囲の畑の密植
率は3000本以下で更に収量100hl/ha 以上と考えると、その違いは
明らかである。ワイナリー創設から10年を迎えた昨年、ボルドーで行わ
れたソーヴィニヨン・コンクールでクロ・アンリ2010が世界最高ソーヴィ
ニヨンに選ばれた。新天地での彼らの努力は着実に身を結び始めてい
る。
AOC
11月入港予定
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
在庫
Marlborough
2012
白
750ml
2,600
◎
Marlborough
2011
赤
750ml
2,600
◎
Marlborough
2011
白
750ml
3,800
○
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
69S16 Petit Clos Pinot Noir
プティ・クロ・ピノ・ノワール
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
69Q06 Clos Henri Sauvignon
クロ・アンリ・ソーヴィニヨン
グレイワッケ土壌。以前は近くの河を流れるワイラウ河の川底にあった大きな石を含む砂質の沖積土。通常よりも葡萄樹を密植し、更に収量を下げる事で良質の葡萄を収穫出来る。ステンレス発酵。
69U86 Clos Henri Pinot Noir
クロ・アンリ・ピノ・ノワール
Marlborough
2010
赤
750ml
ブロードブリッジ土壌。鉄と黄土を含む粘土土壌。コクがあり余韻の長いピノ・ノワールに仕上がる。ステンレスタンクで発酵後は30%の新樽を含む木樽にて熟成。
5,800
○
Alsace
Les Binner
Ammerschwihr
レ・ビネール
| 16
ドメーヌ・ビネールが2010年に設立したネゴシアン
親友の葡萄のみ使用“レ・ビネール”
アルザスのヴァン・ナチュールの造り手として必ず名前の挙がるドメー
ヌ・ビネール。古くから無農薬栽培に取り組むドメーヌで現当主のクリス
チャン・ビネールは妻や家族と共に出来る限り自然に近いワイン造りを
行っている。今年より開始した“レ・ビネール”は彼らが2010年から新
たに始めたネゴシアン部門。ネゴシアンだが使用する葡萄はコルマー
ルの南に畑を持つ同じ意思を持つ親友の葡萄のみ。2009年のヴィン
テージから クリスチ
ャン・ビネールが一
緒にワイン醸造を手
掛け、2010年ヴィ
ンテージ以降はビネ
ールがネゴシアンと
して正式に販売して
いる。ドメーヌ・ビネ
ールと同じ理念のも
とにクリスチャンが手
掛けるワインだ。
リースリングの理想区画“ビルドストックレ”
レ・ビネールに使用するの畑の多くはコルマールの南に位置する。モザ
イクの様に多様な土壌が複雑に組み合わさるアルザスの中で、彼が所
有するのは泥土を多く含む風化した石灰土壌。“黒い森”と呼ばれるド
イツ・バーデン地方からヴォージュー山脈にかけて存在した巨大な山
脈の崩落によって出来た地域だ。ヴォージュー山脈を背後に守られた
畑はアルザスの中でも年間の降水量が極めて少ない。ゲヴェルツトラミ
ネールやピノ・グリに向く肉付きの良いアルザスワインが生まれる。全て
商品記号
ワイン
の畑はビオディナミ農
法が導入されている。
またリースリングに最
適の地として高名な
“ビルドストックレ”区画
も所有。“ビルドストッ
クレ”は小石と泥土を
含む質の良い石灰土
壌。グラン・クリュ“オ
ーバーモルシュヴィ
ア”の下方平地に近
い所に位地する。グラン・クリュの格付けはされていないもののその土
壌・真南向きの斜面、風通しの良さから周囲のグラン・クリュを凌ぐ品
質のリースリングを産出するとして人気の高い区画。平均齢40年を超
える古樹が植えられている。この区画からはレ・ビネールを代表するリ
ースリングが造られている。
“酵母・亜硫酸・リキュール”何も加えずに造るクレマン
レ・ビネールのワインは全て“ワインは醸造所ではなく畑で造られる”とい
うドメーヌと同様の理念の元で造られている。清潔で状態の良い葡萄
を造り、その後は出来る限りワインに手を加えない。仲間の造り手たち
からも高い評価を受けている“クレマン・ゼロ・ドザージュ”は野性酵母の
みで発酵、SO2無添加、ノン・ドザージュで造られる。瓶内二次発酵の
際も糖分や酵母は加えずにその年に収穫した葡萄の果汁のみを加え
るのみ。葡萄以外のものは一切加えずに造る究極の一本だ。僅か28
00本の生産のみ。
AOC
69T61 Cremant Zero Dosage
Alsace
クレマン・ゼロ・ドザージュ
ヴィンテージ 色
2010
泡
サイズ
750ml
参考上代
3,000
在庫
ノン・ドザージュ、亜硫酸無添加
2次発酵も野性酵母のみ使用
○
リースリング及びピノ・ブラン。天然酵母のみで発酵。瓶内2次発酵時にはその年の葡萄果汁を添加。18カ月の熟成の後に出荷。ドザージュ無し。醸造中及び瓶詰め前も含めて亜硫酸無添加。
Saveurs
69Q50 サブール
完売/次未定
Alsace
2011
白
750ml
2,200
○
シルヴァネール、ピノ・ブラン、ミュスカ、ピノ・グリのアッサンブラージュ。手摘み収穫。天然酵母のみで発酵。タンク内で澱引きせずに8カ月の熟成。ノン・フィルター。
Riesling Sec
69Q51 リースリング・セック
完売/次未定
Alsace
2011
白
750ml
2,800
○
Alsace
2010
白
750ml
4,200 コルマール南の特別区画
○
低温にてデブルバージュ後に天然酵母のみで発酵。澱と接触させながら11カ月の熟成。ガラス栓使用
69Q52 Riesling Bildstoecke Sec
リースリング・ビルドストックレ・セック
グラン・クリュに比類する優良区画”ビルドストックレ”のリースリング。低温にてデブルバージュ後に天然酵母のみで発酵。澱と接触させながら11カ月熟成。ノン・フィルター。ガラス栓使用。
Muscat Sec
69Q53 ミュスカ・セック
Alsace
2011
白
750ml
3,000
○
天然酵母のみで発酵。発酵及び7カ月の熟成。一部は香りを引き出しワインを安定させる為にマールと一緒に発酵・熟成させる。ノン・フィルター。ガラス栓使用。
Pinot Gris Sec
69Q54 ピノ・グリ・セック
Alsace
2010
白
750ml
3,000
○
Alsace
2011
白
750ml
3,000 やや甘口
○
750ml
3,000
○
天然酵母のみで発酵。11カ月木樽にて澱と接触させながら熟成。ノン・フィルター。ガラス栓使用。
69Q56 Gewurztraminer
ゲヴェルツトラミネール
10月入港予定
低温でデブルバージュ後に天然酵母のみで発酵。木製の大樽にて澱と接触させながら11カ月の熟成。ノン・フィルター。ガラス栓使用。
Pinot Noir
69Q55 ピノ・ノワール
Alsace
2011
天然酵母のみで発酵。10日間のマセラシオンを行う。その後澱と接触させながら11カ月の熟成。亜硫酸無添加。ガラス栓使用。
赤
Bourgogne
Jean-Marc Brocard
Chablis
ジャン・マルク・ブロカール
| 17
シャブリにおける最初のビオディナミ挑戦者
オディナミで栽培。既にひとつのドメーヌのビオディナミ栽培面積として
現在約5,000ヘクタールあるシャブリの葡萄畑の多くは、大手の大企 はブルゴーニュで
業によって所有されている。その中で200haという広大な畑を所有し 最大である。また
ながらも、家族経営を続けているのがドメーヌ・ジャン・マルク・ブロカー ビオディナミの理
ルだ。ドメーヌの始まりは1973年、ジャン・マルク・ブロカールが妻の父 念 は 醸 造 過 程 に
から買い取った おいても率先して
わずか0.3ヘク 取り入れている。
タールの畑から。 特 徴 的 な の が 熟
義理の父からワ 成容器。ステンレ
イン造りを学び ス 、 大 樽 の 他 に
ながら地道な努 『 ウ ッ フ( フ ラ ンス
力を重ねて畑を 語 で 卵 の 意 ) 』 と
拡 大 し て き た 。 呼ばれるコンクリート製の醸造容器を使用している。このコンクリート容
現 在 は ジ ャ ン ・ 器はビオディナミの哲学に基づいて造られている。コート・ド・ローヌのビ
マルクと共に次 オディナミ生産者シャプティエも使用。大きさは700Lから800L、重さ
男 の ジ ュ リ ア ン は約500kg。内側は樹脂加工していない為コンクリートの隙間から木
が中心となってドメーヌを運営している。「私達が造りたいのは本来のシ 樽と同様に微量の空気接触を行う事が出来る。樽香を避けるブロカー
ャブリが持つ“純粋さ・ミネラル・新鮮さ”を持つワイン。その為には良質 ルにとっては最も適した容器。また卵型の形状ゆえにバトナージュをし
のキンメリジャン土壌が不可欠だ」1億5千万年前のジュラ紀には海の なくても澱を自然に攪拌する事が出来るのもメリットだ。現在はグラン・
底にあったシャブリ。その後海水が引きこの地に海からの堆積物で構 クリュ・レ・プリューズに実験的に使用。この容器の中で澱と共に16ヶ
成されるキンメリジャン土壌が残された。キンメリジャン土壌には牡蠣の 月の熟成を行っている。
化石などが多く含まれる。これらがワインにシャブリ特有のミネラルとヨ AOCシャブリもキンメリジャン土壌の自社畑
ード香を与えてくれる。AOCシャブリの地域が拡大される以前は多くの ジャン・マルク・ブロカールが最も力を入れるのが“AOCシャブリ・サン
ワインがこのシャブリの特徴的な味わいを表現していた。しかし世界的 ト・クレール”。「ウィリアム・フェーブルやラロッシュとの大きな違いは私
にシャブリの人気が高まった1970年代以降はAOCの地域が大幅に 達が造っているワインの多くがAOCシャブリだという事。シャブリは本来
拡大。シャブリの北部にある異なるポルトランディアン土壌の地域から 手に入れられ易いワイン。グラン・クリュの様に手の届きづらい高級品
のワインもシャブリと名乗れる様になった。「私が大切にするのは真っ直 だけにしてはいけないと思っている」ブロカールが造るAOCシャブリは
ぐに伸びるミネラルとヨード香。キンメリジャン土壌こそが葡萄にこの味 全て自社畑の葡萄を使用。醸造所の隣接した畑で収穫後はすぐに仕
わいを与えてくれる」理想のシャブリを造る為、葡萄栽培・醸造に関し 込みを行う事が出来る。通常AOCシャブリは買い葡萄から造る事が
ても彼ら独自の拘りがある。その一つが収穫の方法。彼らは葡萄を酸 多い。100%自社畑の造り手は他に数件
とミネラルのバランスの良い状態で仕込む為には、機械収穫が必要だ しかない。また通常AOCシャブリに使われ
と主張する。「シャブリはシャルドネだけの単一品種なので、殆どの畑が るのは主にシャブリ北部のオックスフォーデ
同時に熟す。収穫で手間取って葡萄が熟成のピークを超えてしまうよ ィアン土壌からの葡萄。しかしブロカールの
り、機械によって理想的なタイミングで収穫する方が何倍もメリットがあ AOCシャブリ“サント・クレール”の畑はシャ
る」ジュリアンは言う。最も早く熟すグラン・クリュとシャブリ・ヴィラージュ ブリの中心を流れるセラン川の左岸南に位
の収穫日の差はわずか3、4日。機械収穫も同時に行う事で良質のミ 置する。この辺りは石灰質や化石成分の多
ネラルと酸を保った葡萄を手にする事が出来る。実際にグラン・クリュ、 い典型的な後期キメリジャン土壌。本来の
プルミエ・クリュ、ビオディナミの畑は手摘みだが、その他の多くは機械 シャブリが持つミネラル豊かなワインに仕上
収穫を行っている。醸造は原則としてバリック樽は使用しない。彼らが がる。ジャン・マルクがこのシャブリを80年
追求しているワインの“純粋さ・ミネラル・新鮮さ”とバリック樽は調和し 代にリリースした直後は現代的な柔らかい
ないと考えるからだ。
シャブリの味わいに馴染んだパリの人々か
らは固すぎると言われた事もある。しかしこ
100%ビオディナミを目指す
2代目のジュリアンがドメーヌに加わってからジャン・マルク・ブロカール の個性を好むイギリスやスカンジナビアの
のワインは更に品質が向上したと言われる。その理由のひとつが1998 国、特にヨードの香りを理解する国では非
年から行っている畑へのビオディナミの導入。当初、父のジャン・マーク 常に高い評価を受け、次第にフランス国内でも指示される様になった。
は『ビオディナミ農法は狂信的宗教集団』だと猛反対。しかし転換を進 ジュリアンによるビオディナミ農法の採用によりこのシャブリの特徴的な
めた葡萄畑の品質の向上を目の当たりにし、現在はビオディナミの導 味わいはより際立つ様になったと言う。ドメーヌ・ジャン・マルク・ブロカー
入に賛同している。元来シャブリは気温の低さや湿気の多さからビオ栽 ルはシャブリの本当の価値を求めて真摯にワイン造りを続ける。「シャブ
培には向かないとされていた土地。当時は誰も取り組んでいなかったビ リ・ヴィラージュは、注意深く造れば、プルミエ・クリュやグラン・クリュと
オディナミを大きなリスクを承知で取り入れた。現在約80haの畑をビ 同じくらいの潜在性がある。ぜひその品質の高さを感じて欲しい」
“ミネラル・ヨード香”シャブリ本来の味わい
商品記号
ワイン
AOC
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
69U84 Chablis Sainte Claire
Chablis
2012
白
750ml
2,800 全て自社畑のACシャブリ
69L26 Chablis Saint Claire ≪1500ml≫
Chablis
1996
白
1500ml
12,500 全て自社畑のACシャブリ
シャブリ・サント・クレール
シャブリ・サント・クレール(蔵出しバックヴィンテージ)
◎
△
このドメーヌのフラッグ・シップとなるACシャブリ。セラン川の左岸南、醸造所の近くに広がる典型的なキンメリジャン層の畑。樹齢は約20年。80ha所有。
| 18 69S95 Chablis V.V. Saint Claire
Chablis
2011
白
750ml
3,200 全て自社畑のACシャブリVV
Chablis
2001
白
1500ml
9,000 全て自社畑のACシャブリVV
シャブリ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・サント・クレール
69H13 Chablis Saint Claire V.V. ≪1500ml≫
シャブリ・サント・クレール・ヴィエーユ・ヴィーニュ (蔵出しバックヴィンテージ)
◎
○
シャブリ・サント・クレールと同じ区画。樹齢約60年の古木が地中深く根を伸ばし地中の要素を吸い上げる事で、凝縮しバランスの良い葡萄が出来る。ビオディナミ。
69L25 Chablis Boissonneuse
Chablis
2006
白
750ml
5,300 98年より完全ビオディナミ
69M47 Chablis Boissonneuse
Chablis
2010
白
750ml
3,700 98年より完全ビオディナミ
シャブリ・ボワッソヌーズ(蔵出しバックヴィンテージ)
シャブリ・ボワッソヌーズ
△
○
醸造所のあるプレイ村の斜面に位置するモノポールで11haの畑。非常に質の高いキンメリジャン土壌。ジャン・マルクの息子ジュリアンにより1998年からビオディナミ農法が行われている。
69L24 Chablis 1er cru Montmains
Chablis
1er cru
2002
白
750ml
7,200
69T57 Chablis 1er cru Montmains
Chablis
1er cru
2011
白
750ml
4,400
69H12 Chablis 1er cru Montmains ≪1500ml≫
Chablis
1er cru
1998
白
1500ml
12,500
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン(蔵出しバックヴィンテージ)
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン(蔵出しバックヴィンテージ)
△
○
△
セラン川の左岸、プレイ村よりもやや北に位置するプルミエ・クリュ。谷から来る風と冷涼な環境がこのワインにミネラルと美しい酸を与えている。セラン川左岸のシャブリの特徴がよく現れている。
69W04 Chablis 1er cru Vau de Vey
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォード・ヴェイ
Chablis
1er cru
2011
白
750ml
4,800
○
セラン川左岸、モンマンよりも北西に位置する斜度52度の険しい東向きの畑。認知度の低い畑であるが、繊細かつミネラル感豊かな高品質のシャブリが造られる。現在、畑はビオディナミに転換中。
69U32 Chablis 1er cru Vaulorent
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン
Chablis
1er cru
2011
白
750ml
5,600 グラン・クリュの丘に位置
○
グラン・クリュと同じ丘に唯一存在するプルミエ・クリュ。グラン・クリュ・レ・プルーズの北に位置する畑。プルミエ・クリュとして品質は非常に高く、エレガントで繊細なワインを生み出す。
69T58 Chablis Grand cru Valmur
シャブリ・グラン・クリュ・ヴァルミュール
Chablis
Grand cru
2010
白
750ml
7,800
○
丘の上部に位置する13.2haのグラン・クリュ。畑は北西から南向きまで様々な角度に広がる。バランスの良いミネラル感としっかりとした骨格を持ち、長期熟成可能なワインが造られる。
69F04 Chablis Grand cru Bougros
Chablis
Grand cru
2009
白
750ml
7,500
69T59 Chablis Grand cru Bougros
Chablis
Grand cru
2010
白
750ml
7,800
シャブリ・グラン・クリュ・ブーグロ
シャブリ・グラン・クリュ・ブーグロ
○
○
グラン・クリュ・ブーグロは口中に丸く広がり余韻の長いエレガントなワインを生み出す。また密の様にフローラルで豊かな香り。熟成を経る事で、更にその素晴らしさが増していく。
69D99 Chablis Grand cru Les Preuses
Chablis
Grand cru
2009
白
750ml
10,000 卵型コンクリート容器使用
69T60 Chablis Grand cru Les Preuses
Chablis
Grand cru
2010
白
750ml
11,000 卵型コンクリート容器使用
シャブリ・グラン・クリュ・レ・プリューズ
シャブリ・グラン・クリュ・レ・プリューズ
グラン・クリュの中でも特に長熟のポテンシャルがある。またシャブリらしい力強いミネラル感が支配する一方でエレガントさも兼ね備えている。熟成には「ウッフ」と呼ばれる卵型容器が使用されている。現在、ビオ
ディナミ農法へと転換中。
○
○
Bourgogne
Frederic Magnien
Morey Saint Denis
| 19
フレデリック・マニャン
「岩」「粘土」「鉄」テロワールの探究を続けるネゴシアン
各誌で高評価“マニャンは変わった!”
ここ数年でフレデリック・マニャンのワインの評価は驚くほど高くなってい
る。確かに時代の流行もあり2000年代初めのフレデリックのワインは
樽香が全面に出
た力強いタイプの
ワインだった。しか
し最近の彼のワイ
ンにはテロワール
の個性がストレー
トに表現されたピ
ュアな果実味が
ある。ボーヌの醸
造学校を卒業し
た後、フランスの
みならず世界各
国でワイン造りを学び、実家に戻ったのが1993年。その後1995年に
は自分の理想のワインを造るため、自身の名前を冠したネゴシアンワイ
ンの生産を始めた。より高品質のワインを造る為には、常に探究心を持
ち努力し続けなくていけない。彼のワインのスタイルが変わってきたのも、
テロワールを探究しワイン造りに専心してきた努力の結果であろう。実
際に年々彼のワインの評価は上がり、2012年版のベタンヌ・ドゥソーブ
両氏のワインガイドでは、ネゴシアンとしては最高評価の BD マーク4つ
を獲得した。非常に喜ぶべき事だが、等の本人はいたって冷静で、
黙々とワインを造り続けている。
ネゴシアンである事の優位性を活かす
「かつて研修したカレラではピノ・
ノワールを造るために粘土石灰
質土壌がある土地を探し回らな
ければならなかった。しかし私
達には探さずともそれが足元に
ある」カリフォルニアでブルギニ
ヨンであることを再認識させられ
たのだという。「しかし、ブルゴー
ニュの特殊性を意識できている
ブルゴーニュ人が実は非常に
少ない」テロワールの価値を十
分に理解している生産者の少
なさに危機感を感じているよう。
フレデリックが自分のワインを、
しかもネゴシアンワインを造ろう
と決心した大きな理由は、ブルゴーニュという特殊な土地において、生
産者の趣向や時々のトレンドを追うものではなく、異なるテロワールの個
性が自然な形で引き出されているワインを造りたかったのだと言う。そ
れは限られた畑のみを所有するドメーヌでは限界があった。「ネゴシア
ンであるが故に、自分の望むテロワールを表現したワインを造る事が出
来る。」その為になによりも大事なのは、畑選びである。「朝日が一番早
く当たる区画(=日照量に恵まれた区画)を厳選する」新しい畑を探す
際はお気に入りの自転車で陽の昇る前から畑に行く。そして朝日が上り
始め、最初に陽が当たる畑を中心に土壌を見極めながら区画を選ぶ。
クリュの境界線は完璧に頭に入っていて、下層の土壌についても熟知
している。テロワールに拘り始めた頃から自然に葡萄畑を立体的にイメ
ージできるようになったのだという。その中で最重要視するのが樹齢。4
0年以上のヴィエーニュ・ヴィーニュを中心に厳選する。「テロワールを
表現するにはやはり樹齢が高く、根のしっかりと張った樹を選ばなけれ
ばならない。仕立てはできる限りコルドン・ド・ロワイヤルを選ぶ。」(グイヨ
に比べてコルドンは収量が低く品質に差が出るからだ。)細かに観察し、
決めた畑は所有者に直接交渉を持ちかけ、所有者がバルクワインとし
て販売した金額を上回る代金を支払う。こうしてネゴシアンであることの
メリットを最大限に生かし、ワイン造りを行っているのだ。
限りなくドメーヌに近いネゴシアン
マニャンは葡萄耕作会社を設立し、契約した一部の畑での葡萄栽培
を、自身を含めた自前のスタッフで行うようになっている。つまり土地の
所有をしていないだけで、剪定から収穫まで全てフレデリックの意思と
タイミングで行う事が出来るのである。また畑の所有者が自ら葡萄栽
培を行う場合でも常にフレデリックが足を運んで作業を細かく指示して
いる。こうする事でドメーヌに劣らない高品質の葡萄を手に入れられる。
全てはテロワールへの大きな拘りがあるからだ。フレデリックのテロワー
ルへのこだわりは“クール・ド・ロッシュ(岩盤)”“クール・ダルジール(粘
土)”“クール・ド・フェール(鉄)”という土壌のタイプを表記したキュヴェ
を造っている事からも分かる。「テロワールは AOC 法だけで区別出来
るものではない。」例えばし彼が本拠地とするモレ・サン・ドニ村では、
combe(コンブ)と呼ばれる小さな谷があるが、その谷が形成された際
の氷河の動きによる堆積物は場所によって大きく異なる。北側は石灰
及び鉄分が多いが、南側は
粘土分が非常に多い。マニャ
ンが手掛る AC モレ・サン・ド
ニの区画は、雨の日に歩くと
靴の裏にねっとりと張り付く程
に粘土分の多い土壌で、そこ
からは骨格のしっかりとした男
性的なワインが生まれる。そ
のテロワールの特徴を楽しん
で貰う為に、キュヴェ名は“モ
レ・サン・ドニ≪クール・ダルジ
ル≫としているのだ。これらの
キュヴェを飲み比べると、土
壌がワインにもたらす要素を
実感する事ができ非常に興
味深い。ネゴシアンを立ち上
げてから既に15年以上経つ
が、フレデリックはまだ40歳を
過ぎたばかり、これからのブルゴーニュを担う若手として、今後も素晴ら
しい飛躍が期待できる造り手である。
商品記号
| 20
ワイン
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
Cremant de Bourgogne Blanc de Noir Extra Brut
69B27 クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール・エクストラ・ブリュット
NV
泡
750ml
3,500
Bourgogne Chardonnay
69Q24 ブルゴーニュ・シャルドネ
2010
白
750ml
2,800
Bourgogne Pinot Noir
69T13 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
2011
赤
750ml
2,800
Bourgogne Rose
69P10 ブルゴーニュ・ロゼ
2011
ロゼ
750ml
2,400
Cote de Nuits Village 《Coeur de Roches》
69U92 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
《クール・ド・ロッシュ》
2011
赤
750ml
4,000 "岩盤"土壌の特徴を表現
2011
赤
750ml
3,800 "粘土"土壌の特徴を表現
Fixin Crais de Chene
69T95 フィサン・クレ・ド・シェーヌ
2011
赤
750ml
3,800
Gevrey Chambertin 《Coeur de Fer》
69Q19 ジュヴレ・シャンベルタン・クール・ド・フェール
2010
赤
750ml
5,700 "鉄"土壌の特徴を表現
2011
赤
750ml
6,400 樹齢55年以上の古樹
Gevrey Chambertin 1er Cru 《Coeur de Roches》
69U95 ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ《クール・ド・ロッシュ》
2011
赤
750ml
9,800 "岩盤"土壌の特徴を表現
Gevrey Chambertin 1er cru "Perrieres"
69Q72 ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ペリエール(蔵出しバックヴィンテージ)
2003
赤
750ml
13,000
2007
赤
750ml
13,800
69P36 Charmes Chambertin Grand Cru
2010
赤
750ml
21,000
69J23 Chambertin Grand Cru Bio Certifie
2009
赤
750ml
29,000
69P44 Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
2010
白
750ml
4,500
69Q20 Morey Saint Denis 《Coeur d'Argile》
2010
赤
750ml
5,200 "粘土"土壌の特徴を表現
2007
赤
750ml
10,500
69J26 Morey Saint Denis 1er cru "Clos Sorbe"
2009
赤
750ml
7,900
69N68 Morey Saint Denis 1er cru" Ruchots"
2002
赤
750ml
13,800
2011
赤
750ml
7,200 樹齢55年以上の古樹
Chambolle Musigny1er cru 《Coeur de Pierres》
69P39 シャンボール・ミュジニー・プルミエクリュ・クール・ド・ピエール
2010
赤
750ml
8,400
V.V. age 70"
69P40 Chambolle Musigny 1er cru "Les Charmes
V.V.
70
2010
赤
750ml
10,500
2007
赤
750ml
13,800
Mares Grand cru
69J28 Bonnes
ボンヌ・マール・グラン・クリュ
2009
赤
750ml
26,000
Bonnes Mares Grand cru
69Q23 ボンヌ・マール・グラン・クリュ
2010
赤
750ml
26,000
Marsannay 《Coeur d'Argiles》
69U93 マルサネ
《クール・ダルジール》
新入港
Gevrey Chambertin "Vieilles Vignes age 55"
69U94 ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
69U88 Gevrey Chambertin 1er cru "Lavaux Saint Jacques"
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
新入港
シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ
シャンベルタン・グラン・クリュ・ビオ・セルティフィエ
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
モレ・サン・ドニ 《クール・ダルジール》
69A28 Morey Saint Denis1er cru "Clos Sorbe"
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・ルショ(蔵出しバックヴィンテージ)
Chambolle Musigny "Vieilles Vignes age 55"
69W54 シャンボール・ミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢56
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム・
10月入港予定
・平均樹齢
Chambolle Musigny 1er cru "Baudes"
69U89 シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ボード(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
◎
◎
◎
○
◎
○
○
◎
◎
○
○
○
△
△
◎
◎
○
○
○
◎
○
○
○
△
△
商品記号
ワイン
ヴィンテージ 色
参考上代
メモ
69T96 Vosne Romanee "Vieilles Vignes age 55"
2011
赤
750ml
6,600
69T03 Vosne Romanee 1er Cru "Les Beaux Monts"
2004
赤
750ml
14,800
69P43 Echezeaux Grand cru
2010
赤
750ml
21,000
2011
赤
750ml
6,200
69J33 Corton Charlemagne Grand cru Bio Certifie
2009
白
750ml
24,000
69P45 Corton Charlemagne Grand cru
2010
白
750ml
21,000
2007
白
750ml
7,200 "岩盤"土壌の特徴を表現
2011
白
750ml
5,800
2007
白
750ml
12,000
2007
白
750ml
14,800
2006
白
750ml
11,500
2007
白
750ml
12,800
2011
白
750ml
6,800
2011
白
750ml
4,200
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ボーモン(蔵出しバックヴィンテージ)
| 21
サイズ
エシェゾー・グラン・クリュ
69U96 Nuits Saint Georges "Vieilles Vignes age 55 "
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ・平均樹齢55
新入港
コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ・ビオ・セルティフィエ
コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ
69U91 Meursault 《Coeur de Roches》
新入港
ムルソー 《クール・ド・ロッシュ》(蔵出しバックヴィンテージ)
69T97 Meursault 《Coeur de Roches》
ムルソー 《クール・ド・ロッシュ》
69G10 Meursault 1er cru Charmes
ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
69T05 Meursault 1er Cru "Les Perrieres" Blanc
ムルソー・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール(蔵出しバックヴィンテージ)
69T04
69U90
Chassagne Montrachet 1er Cru "Les Baudines" Blanc
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ボーディーヌ(蔵出しバックヴィンテージ)
Chassagne Montrachet 1er Cru "Les Baudines" Blanc
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ボーディーヌ(蔵出しバックヴィンテージ)
新入港
69T98 Puligny Montrachet
ピュリニー・モンラッシェ
69U97 Saint Romain Blanc
サン・ロマン ブラン
新入港
◎
○
△
◎
△
△
○
◎
○
○
○
○
◎
◎
Bourgogne
Domaine Camus Pere & Fils
Gevrey Chambertin
ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス
| 22
180年の歴史を持つジュヴレ特級畑最大の所有者
ジュヴレ特級畑の最大所有者
1850年代から既にカミュ家では
葡萄栽培が行われていた。現当
主ユベールは16.8ヘクタールを
所有。その約2/3は特級畑で、こ
れはジュヴレ・シャンベルタン村に
おいて最大の地主の一人だ。198
1年から2004年の長期間 INAO
の地域代表を努めた。更に1993
年には IBV(ブルゴーニュワイン事
務局)の局長となるなど、地元民の
人望も厚く責任感の強い人物。こ
のドメーヌでは生産量の約70%を
ドメーヌで元詰めし、残りはネゴシアンに販売。現在は娘のエディーとの
二人三脚でドメーヌを運営している。
“50年間変わらない”シンプルな醸造方法
ユベールのワイン造りは至ってシンプル。発酵時の温度調節機の導入
はなされたが、基本的には
約50年間なにも変わって
いない。40年を超える葡萄
樹から産まれる健全な葡萄
は収穫後100%除梗され、
1週間から10日の1次発酵
に入る。ルモンタージュとピ
ジャージュを1日1回行い、
ユベールお気に入りの192
0年製のプレス機でゆっくり
商品記号
プレスされたワインは15~18ヶ月、樽熟成。新樽の比率は平均で2
5%(グラン・クリュに関しては約50%)。できるかぎりシンプルに。人為
的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うことでブルゴーニ
ュの、シャンベルタンの威厳が生まれると言う。ユベールにとっては何
も特別なことはないが今のブルゴーニュにおいては非常に稀有な存在
かもしれない。
純粋に土地の魂をワインに宿す
彼らは自身のワインに対する評価を真摯に受け止め敬意を表している。
数々の賞賛の声があると同時に、『現代風でない』彼等のワインに対す
るマイナスの評価も多々存在する。「私達は年間数十万本を生産して
いるわけではありません。
ずっと続けているものはシ
ャンベルタンという特別
な土地の魂をワインに宿
すこと。伝統に拘るのも
そのためで、それがクラ
シックな味わいと評価さ
れるのは当たり前のこと。
それでも我々のワインを
認めてくれる人たちがい
るのはとてもありがたいし、
その人たちのためのワイン造りが今後も続けられれば幸せです。」控え
めな口調ながらカミュ親子のこの一言には彼らの信念が垣間見えるよ
う。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力強さより優しく長い余
韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体にエネルギーを与えて
いるようにも思える。それを発見したとき、このドメーヌの本当の評価が
できるのではないだろうか。
ワイン
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
Gevrey Chambertin
69S34 ジュヴレ・シャンベルタン
Gevrey
Chambertin
2001
赤
750ml
69620 Chambertin
Chambertin
2001
赤
750ml
16,400 価格改定
69L54 Chambertin
Chambertin
2003
赤
750ml
22,800 価格改定
69Q44 Charmes Chambertin
Charmes
Chambertin
1998
赤
750ml
シャルム・シャンベルタン
9,800 価格改定
69S33 Charmes Chambertin
Charmes
Chambertin
2001
赤
750ml
8,200
シャンベルタン
シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
6,200
メモ
在庫
◎
◎
◎
◎
◎
Bourgogne
Philippe Pacalet
Beaune
フィリップ・パカレ
| 23
学術的根拠に基づくワインの造り手
ジュール・ショヴェ、マルセルに学ぶ
今やブルゴーニュの生産
者として筆頭に名前が挙
がる生産者となったフィリッ
プ・パカレ。ボジョレー出身
で、代々続く栽培・醸造家
の家系で育った。ボジョレ
ーの代表者故マルセル・
ラピエールを叔父に持つ。
幼い事からマルセルと接し
ワインに関して多くの事を
学んだ。ブルゴーニュ・デ
ィジョン大学で醸造学を学
んでいた時にマルセルの
紹介でボジョレーの醸造家
であり高名な醸造科学者
でもあるジュール・ショヴェ
と知り合う。化学物質を使
わない自然なワイン造りを
行っていたショヴェ氏のも
と大学で「自然栽培と酵母」「土壌と酵母」についての研究を共に深め
ていく。卒業後は、ビオロジック農法団体「ナチュール・プログレ」で2年
程務めた後に、ドメーヌ・プリューレ・ロックの醸造及び販売責任者とな
った。2001年までの間10年に渡って働いたがこの間にロックのワイン
の評価は世界的に高まり、それと共にパカレの名声も上がっていった。
その後自身でワイン造りを始め、2001年が初ヴィンテージである。
野性酵母がワインにテロワールを表現する
パカレは自ら畑を持たずに賃貸契約畑でワインを仕上げる。しかし畑の
台木選びから醸造まで徹底したこだわりを持っている。2007年からは
自社で葡萄耕会社を設立。畑仕事のプロフェッショナル達が、パカレの
指示のもとで最適な作業を行う。「彼らに畑での作業を任せる事でより
丁寧な畑での作業が可能になった。お陰で自分はより醸造に専念する
事が出来る」収穫時にもパカレの収穫専門のチームを作り、収穫には
厳しい選果の基準を徹底的に指示する。「除草剤や除虫時を使えば
畑での仕事は楽になる。でもそれはドーピングをするようなもの。葡萄
樹を栄養過多にして病気への抵抗力を落としてしまう。何より大切な
畑の酵母を死滅させてしまう事に繋がる」パカレが常に重視するのが畑
に生息する野生酵母の働き。土壌のミネラル分をテロワールとしてワイ
ンに表現する為にはこの野生酵母が不可欠と考えるからだ。その為に
土中の酵母を減らしてしまう化学薬品の使用は一切行わない。使用
するのは硫黄、及びオリゴを多く含む植物性調剤や、マグネシウムを含
むシリス等。発酵はセミ・マセラシオンカルボニック方式による全房発
酵。酵母の自然な働きを促す為に、発酵中の温度管理は行わないよ
うにしている。各区画に存在する酵母は約30種。それぞれが働く時期
は発酵の段階により異なると共に引き出すテロワールの風味も異なる。
人為的に温度コントロールすると、一部の酵母しか働かずに“単純”な
味わいのワインになってしまうからだ。「人口酵母では一種類の酵母し
か活動しない。ワインの持つ複雑な要素を引き出せず、どのワインも同
じ味わい
にしてしま
う」発酵初
期には、
人がトロン
コニック型
の発酵桶
に入り優し
く葡萄をつ
ぶしていく。
アルコー
ル発酵を
終えた後
は、228Lの樽でマロラクティク発酵及び熟成。熟成中は出来るだけ酸
素との接触を避け、澱と接触した"還元的な状態“においておく。「ワイ
ンの一部である澱は胎盤の様なもの。澱がゆっくりとワインを育ててい
く」熟成中は定期的に試飲を行い、途中でワインの入った樽を転がす
事で澱とワインを攪拌していく。自生酵母の働きを阻害するSO2は醸
造中には一切添加せず、瓶詰め前に必要最低量のみ添加。瓶詰めは
ブルゴーニュ・ルージュからグラン・クリュまで、全て手作業で行ってい
る。
「ワイン造りは全て化学で証明出来る」
“自然派”の代表者として語られる事の多いフィリップ・パカレだが、実
際には自身が行うワイン造りは全て化学で証明出来ると考える理論派。
彼のワインに関する話はまるで学校の講義を聞いているかの如く分かり
易い。「不要な化学製品を排除する為に、造り手はワインに関する化
学を徹底的に知り抜くべき」という師匠ジュール・ショヴェの考えを継承
している。最近のヴィンテージでは、「Le guide des meilleurs vins de
france ル・ギッド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2013」等伝統的
なワインガイドにも他の著名な造り手と共に名前が挙げられるようになっ
た。妄信的な彼のワインファンによって“自然派の代表”として語られ過
ぎてしまったが、今のパカレは真の“ブルゴーニュ・ワイン”を追求する
造り手となった。「人口酵母の使用や近代設備での醸造を悪いとは思
わない。ただ
私が造りたい
のは伝統的
なスタイル
の”本物の
“ブルゴーニ
ュ・ワイン。そ
の為の手段
が自生酵母
の使用であり、
醸造における
SO2を使わ
ないというだ
けの事だ」
商品記号
| 24
ワイン
AOC
Chablis 1er cru Beauroy
69S18 シャブリ・プ
ルミエクリュ・ボーロワ
Chablis 1er
cru
Gevrey Chambertin
69T65 ジュヴレ・シャンベルタン
Gevrey Chambertin 1er Cru La Perriere
69T66 ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ペリエール
Gevrey
Chambertin
Gevrey
Chambertin
Gevrey Chambertin 1er Cru Ber Air
69T67 ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ベル・エール
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
2011
白
750ml
9,000
2011
赤
750ml
9,000
2011
赤
750ml
14,000
Gevrey
Chambertin
2011
赤
750ml
14,000
2011
赤
750ml
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック
Gevrey
Chambertin
15,000
Charmes Chambertin Grand Cru
69T69 シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ
Gevrey
Chambertin
2011
赤
750ml
28,500
Chambolle Musigny 1er Cru
69T72 シャンボール・ミュジニ・プルミエ・クリュ
Chambolle
Musigny
2011
赤
750ml
14,000
Nuit Saint Georges Blanc
69L18 ニュイ・サン・ジョルジュ・ブラン
Nuit Saint
Georges
2010
白
750ml
12,500 ピノ・ブラン100%
Nuit Saint Georges Blanc
69S27 ニュイ・サン・ジョルジュ・ブラン
Nuit Saint
Georges
2011
白
750ml
12,500 ピノ・ブラン100%
Nuit Saint Georges
69T76 ニュイ・サン・ジョルジュ
Nuits St
Georges
2011
赤
750ml
9,000
Nuit Saint Georges 1er Cru Aux Argillas
69T77 ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・アルジラ
Nuits St
Georges
2011
赤
750ml
14,000
Beaune 1er cru Les Perrieres
69M64 ボーヌ・プ
ルミエ・クリュ・レ・ペリエール
Beaune 1er
cru
2010
赤
750ml
11,500
Beaune 1er cru Les Perrieres
69T78 ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール
Beaune
1er cru
2011
赤
750ml
11,500
Monthelie 1er cru Clos Gauthey
69S17 モンテリー・プルミエ・クリュ・クロ・ゴティ
Monthelie
1er cru
2011
白
750ml
8,500
Pommard
69T79 ポマール
Pommard
2011
赤
750ml
9,000
Pommard 1er cru Les Arvelets
69T80 ポマール・プルミエ・クリュ・レザルヴレ
Pommard
1er cru
2011
赤
750ml
12,500
Meursault
69S19 ムルソー
Meursault
2011
白
750ml
10,500
Chassagne Montrachet
69S22 シャサーニュ・モンラッシェ
Chassagne
Montrachet
2011
白
750ml
11,000
St Aubin 1er cru Murgers des Dent de Chien
69S25 サントーバン・プルミエ・クリュ・クリュ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シャン
Saint Aubin
1er cru
2011
白
750ml
10,000
69T68
Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaux Saint Jacques
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
Bourgogne
Domaine Roux pere et fils
Saint Aubin
ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス
| 25
コート・ド・ボーヌの魅力を純粋に表現
5代目兄弟による新スタート
1885年から家族
経営を続けるドメー
ヌ・ルー・ペール・
エ ・ フ ィ ス。 コ ート ・
ド・ボーヌのサン・ト
ーバン村に拠点を
構えている。コート・
ドールに70haの自
社畑を所有する他
に 、 ネ ゴ シ ア ン とし
ての生産も行って
いる。現在でも栽培から販売までの各部門を7人の家族で分担。大手
企業の資本が入る事が多いブルゴーニュのメゾン・ドメーヌとしては非
常に珍しい。2012年からは5代目にあたるセバスチャン・ルーが代表
となり、弟マチューと共に兄弟でメゾンを経営。家族から受け継いだ畑
とワイン造りに対する理念を大切にしながらも、醸造・栽培及び販売方
法等に新しい考えを導入している。
120の小区画が持つテロワールを表現
ルー・ペール・
エ・フィスがサン・
トーバンに拠点を
構えたのは194
3年。当時所有
していたのは僅
か4haのみ。そ
の後少しずつ所
有畑を増やし、
現在はコート・ド・
ボーヌを中心に
13の村に70ha
を所有する。「祖父や父は地元の畑所有者達と信頼関係を築きなが
ら毎年少しずつ畑を増やしてきた。無理な畑の拡大はワインの質をお
ざなりにしてしまう。僕達の代でも急ぐ事なくゆっくりと畑を増やしていき
たい」とセバスチャン。特徴的なのは区画の知名度だけにとらわれる事
商品記号
ワイン
なく、土壌の調査や葡萄樹の状態を慎重に認しながら本当にポテンシ
ャルのある区画だけを選んでいる事。細かい区画を合わせると所有区
画は120区画以上になる。大きな区画を所有する方が畑での作業が
効率的なのは明確。しかし彼らはその小さな区画が持つテロワールの
表現に拘る。「AOCサン・トーバンでも10以上の区画を所有している。
同じ村でも区画によりワインにあらわれる個性は様々。その個性を純粋
にワインに表現している」所有畑にはモノポールの“ムルソー・プルミ
エ・・クリュ・クロ・デ・ポリュゾ”も含む。ネゴシアンとしては47の栽培家と
長期契約を結んで葡萄を購入。年毎の作柄に影響される事なく葡萄
を買い続ける事で信頼関係を築き、ドメーヌと同じ品質の葡萄を手に
いれる事が出来る。
伝統的手法と現代技術“ルー・メソッド”
栽培・醸造を担
当するのは弟の
マチュー・ルー。
伝統的なブルゴ
ーニュ手法によ
りオーク樽 で発
酵・熟成。新樽
比率は約30%
で熟成期間は
区画やヴィンテ
ージによって調
整している。「7
0年代に畑の拡大に伴って父達が大規模な設備投資をした。その時
に最も重要視したのが、“品質管理”が出来る設備である点。醸造はブ
ルゴーニュの伝統的手法を続けるが、ワインの品質を管理する為には
現代の技術も導入する。私達が“ルー・メソッド”と呼んでいる考え方」
醸造過程で自ら樽のワインを試飲し状態の確認を行うと同時に、通常
よりも多い回数の分析を行い、数値でもワインの状態を把握していく。
「分析を行うのは決して人為的にコントロールをする為ではない。常にワ
インの状態を把握する事で、最適なタイミングでワインを仕上げて行く
事が出来る」彼らのワインは作為が無く、テロワールの純粋さが素直に
伝わってくる。ドメーヌ・ルーのワインはコート・ド・ボーヌのテロワールの
魅力を再認識させてくれる。
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
Bourgogne Chardonnay Les Murelles
69U13 ブルゴーニュ・シャルドネ・レ・ミュレル
新入港
2011
白
750ml
3,000 自社畑
Bourgogne Pinot Noir La Moutonniere
69U23 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ムートニエール
新入港
2011
赤
750ml
3,000 自社畑
Chambolle Musigny
69U30 シャンボール・ミュジニー
新入港
2009
赤
750ml
7,200 自社畑
Chambolle Musigny 1er Cru Aux Combottes
69U31 シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・オー・コンボット
新入港
2008
赤
750ml
11,800 自社畑
Clos de la Roche
69V13 クロ・ド・ラ・ロッシュ
新入港
2010
赤
750ml
23,800
Clos de Vougeot
69V14 クロ・ド・ヴージョ
新入港
2010
赤
750ml
24,800
Aloxe Corton
69U27 アロックス・コルトン
新入港
2009
赤
750ml
6,200 自社畑
メモ
◎
◎
◎
○
△
△
○
商品記号
| 26
ワイン
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
Corton Grande Gru Les Renardes
69V12 コルトン・グラン・クリュ・レ・ルナルド
新入港
2007
赤
750ml
Beaune Montee Rouge
69U25 ボーヌ・モンテ・ルージュ
新入港
2011
赤
750ml
4,600 自社畑
69U29 Pommard
新入港
2011
赤
750ml
6,200
69U20 Meursault
新入港
2011
白
750ml
6,400
Meursault 1er Gouttes d'Or
69U21 ムルソー・プルミエ・クリュ・グット・ドール
新入港
2011
白
750ml
12,000
Meursault 1er Cru Clos des Poruzot
69U22 ムルソー・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ポリュゾ
新入港
2011
白
750ml
13,800 モノポール
Puligny Montrachet
69U16 ピュリニィ・モンラッシェ
新入港
2011
白
750ml
7,600 自社畑
69U17 Chassagne Montrachet
新入港
2011
白
750ml
7,000 自社畑
69U26 Chassagne Montrachet Les Chenes
新入港
2010
赤
750ml
6,200 自社畑
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Macherelles
69U18 シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・マシュレル
新入港
2011
白
750ml
12,400 自社畑
Saint Aubin La Pucelle
69U14 サン・トーバン・ラ・ピュセル
新入港
2011
白
750ml
4,400 自社畑
69U24 Saint Aubin l'Ebaupin
新入港
2009
赤
750ml
4,200 自社畑
69U15 Saint Aubin 1er Cru Les Frionnes
新入港
2011
白
750ml
6,000 自社畑
Rully Clos de Mollepierres
69U19 リュリー・クロ・デ・モルピエール
新入港
2011
白
750ml
4,000 自社畑
Mercurey La Perriere
69U28 メルキュレイ・ラ・ペリエール
新入港
2011
赤
750ml
4,000 自社畑
ポマール
ムルソー
シャサーニュ・モンラッシェ
シャサーニュ・モンラッシェ・レ・シェーヌ
サン・トーバン・レボーパン
サン・トーバン・プルミエ・クリュ・レ・フリオンヌ
15,600
メモ
○
○
◎
◎
○
○
◎
◎
○
○
◎
◎
○
◎
◎
Bourgogne
Domaine Chevrot
Marange
ドメーヌ・シュヴロ
| 27
マランジュらしさを追求しマランジュの常識を覆す
コート・ド・ボーヌ最南端AOCマランジュ
コート・ド・ボー
ヌ最南端のA
OCマランジュ。
数多くあるブル
ゴーニュのア
ペラシオンの
中でも指折り
のマイナー産
地。しかし、 A
OCに認定さ
れてからの20
年間マランジ
ュはかつてな
い程のスピードで進化を遂げている。(かつてマランジュはコート・ド・ドー
ルの隣のソーヌ・エ・ロワール県に位置し、コート・ド・ボーヌの地図では
隣村のサントネイまでしか載っていなかった)3つの村の統合により198
9年、コート・ド・ボーヌ最南端のAOCとしてマランジュが誕生した。19
97年、サン・ヴァンサンの祭りがマランジュで開催されたのをきっかけ
に社会的にも認知されるようになった。ドメーヌ・シュヴロは日本人のか
おり・シュヴロさんが当主の奥様であることで日本ではお馴染みだが、も
ともと地場に密着し、堅実にワインを造り続けた実力派ドメーヌで、マラ
ンジュを表舞台に押し上げた功労者の1人。近年では全面ビオディナ
ミの採用に切り替えた。
2億年前の粘土石灰土壌
コート・ドールの南の玄関口であるマランジュ村は2億年以上前のジュ
ラ紀の土壌から成っており、シュヴロの所有する8haの畑もその時代の
商品記号
ワイン
Bourgogne Aligote
69S97 ブルゴーニュ・アリゴテ
石灰土、粘土と白亜の混合土が表土を形成し、葡萄栽培には恵まれ
た環境にある。現在最も古いもので80年、平均で35年の畑では3代
に渡って自然環境に敬意を払い、土に息吹を吹き込むように丁寧に耕
作を行ってきた。(現在では完全有機栽培への移行も完了)科学的肥
料の不使用。トラクターを使用せず、馬による耕作によって土を固めな
いよう配慮。現在ドメーヌは3代目の兄パヴロと弟のヴァンサン、そして
パヴロの妻かおりさんによって運営される。家族経営ドメーヌ。ワインは
硬く、ファーストノーズからミネラルを感じさせる引き締まった味わいで
バランスの良さと伸びのあるフィニッシュが印象的。
樹齢45年の古木から生まれる長熟アリゴテ
マランジュ村のワインは圧倒的に赤が多く、粘土成分の多い土壌も黒
葡萄に向いている。しかし、シュヴロは白ワインでも注目を集めている。
現当主パヴロの
父が自分の畑に
植わる樹齢の高
いアリゴテに熟成
の可能性を感じ、
酸を基調に伸び
のある余韻を持
つワインに仕上げ
ている。特に樹齢
45年を超えるテ
ィユルは10年以
上の熟成も可能。
また、マランジュ・ブランの畑はクロ・ド・タールが所有していた優良畑。
こちらも高い樹齢で長く有機栽培が実践された最高の環境となってい
る。
AOC
Bourgogne
Aligote
ヴィンテージ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
2,600
在庫
◎
4つの東向きの区画で計1.95ha。粘土石灰質。場所によってマグネシウム砂岩を含み、テロワールの異なる畑のアッサンブラージュは複雑味を増す。平均樹齢は25年。収量は50hl/haで全て手摘み。
69M43 Bourgogne Aligote "Tilleul"
ブルゴーニュ・アリゴテ・ティユル
Bourgogne
Aligote
2009
白
750ml
3,900 樹齢45年のアリゴテ
◎
大変珍しく貴重な樹齢45年のアリゴテから造られる。 この貴重な樹を守るために今でも昔と変らぬ馬での耕作を続けている。収穫は他の畑より遅く、全て手摘み。
69L36 Bourgogne Pinot Noir
Bourgogne
2010
赤
750ml
2,900
◎
Haut Cote
de Baune
2011
白
750ml
3,200
○
750ml
3,600
○
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
粘土石灰質。平均樹齢40年の古樹。収量はACブルゴーニュとしては非常に少ない37hl/ha。
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Blanc
69S98 ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン
小石状に細かい石灰岩が表土を被う粘土石灰質。炭酸カルシウムを含む青色泥灰も見られ、より強いミネラル分を葡萄に与える。
69U77 Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
Haut Cote
de Baune
Marange Blanc
69L35 マランジュ・ブラン
Marange
2010 赤
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
小石状に細かい石灰岩が表土被う粘土石灰質。収量ヘクタール辺り35hl/haにまで収量制限することで密度、熟度の高い葡萄を得ている。
2010
白
750ml
4,200
◎
2009
赤
750ml
3,800
○
ジュラ紀の低土に細かな石灰岩を含んだ粘土石灰質はシャルドネにとても適している。平均樹齢は40年の古樹。
69S99 Marange Rouge "Sur le Chene"
マランジュ・ルージュ・シュール・ル・シェーヌ
Marange
真南を向いた細かな石灰岩の多い粘土質。平均樹齢50年の古木が粒の小さいミネラル豊富な完熟した葡萄を産む。Sur le Chene (樫の木の上)の名は昔この畑の隣に樫の木が生殖していたことに由来。
商品記号
ワイン
69M88 Maranges 1er cru "Les Clos Roussots"
マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ
AOC
Marange
1er
ヴィンテージ 色
2009
赤
サイズ
750ml
参考上代
メモ
4,500
在庫
○
マランジュで最も高名な区画の1つで平均樹齢50年以上の古木が植えられている。収量は20hl/haにまで抑え完熟した葡萄のみを収穫する事とで、凝縮感と独特な深みを持ったワインに仕上がる。
69L37 Maranges1er cru Fussiere
マランジュ・プルミエ・クリュ・フュシエール
| 28
Marange
1er
2009
赤
750ml
4,500
灰色泥灰土壌と石灰泥土という2つの土壌の異なる区画の葡萄をアッサンブラージュして造られる。現在ビオロジックに転換中の畑。木樽で16カ月の熟成の後に清澄・濾過は行わずに瓶詰めされる。
○
Bourgogne
Joseph Burrier
Chateau de Beauregard
| 29
Fuisse
ジョセフ・ブーリエ/シャトー・ド・ボールガール
プイィ・フュイッセの探究者
モザイク様に複雑なプイィ・フュイッセのテロワール
マコネのワインはシン
プルで退屈なワインだ
と言う人がいる。確か
に平坦で焦点の定ま
らないワインに出会う
ことも多い。しかし一
度プイィ・フュイッセの
畑 を 見 れば 、 こ の 土
地の可能性にすぐ気が付くはずだ。不規則に入り組んで小さな丘状に
なった畑が連なり、土壌はアルカリ性が強く粘土の下には石灰岩が豊
富に含まれている。この変化に富んだテロワールを誠実に表現しようと
した時、マコン・ヴィラージュとは違う世界が広がる。ブーリエ家は5世
代に渡りブル
ゴーニュ南部
(マコネ・ボジ
ョレ地区)にお
いて、ぶどう
畑を所有し、
ワイン造りを
営んできた歴
史ある家系。
15世紀よりこ
の地方にその
名を残し“Les
Burrier ” ( レ ・
ブーリエ)と呼ばれるフュイッセ村から 7km の村に位置する。マコネ・ボ
ジョレー地区において広大かつ良質の畑を所有することで知られ、そ
の中にはマコネ地区最高峰のひとつと名高いプイィ・フュイッセ・レ・メネ
トリエールやラ・マレショード、ボジョレー地区のグラン・クリュとも言える
丘の斜面に位置する樹齢80年以上のムーラン・ナヴァン・ラ・サロミン
などの畑も所有する。
フュイッセの代表を務めるなど、
地元生産者からも厚い信頼を
得ながら積極的に活動を行っ
ている。特にこの地に戻った後
に彼が着手したのは“クリマ(小
区画)”の地図の作成。今まで
になく詳しい土壌調査を行い、
各クリマの土壌特性が一目で分
かる様な詳細な地図を仕上げ
た。「コート・ドールでの経験の後
より“テロワール”という概念を強
く持つようになった。まずプイィ・
フュイッセの複雑なテロワールを
しっかりと認識しなくては行けな
い。この土地からはコート・ドール
に比類する白ワインを造る事が
可能だ」
こだわりのキュヴェ“プイィ・フュイッセ・クラシック”
ジョセフ・ブーリエを代表するキュヴェがプイィ・フュイッセ・クラシック”。
生産量も多いベースとなるワインだが、最もメゾンが力を入れているキ
ュヴェだ。使用する葡萄樹の平均樹齢は30年以
上。畑は有機肥料のみで健全に保たれ、微生物
のバランスがとても良い状態だと言う。葡萄樹は地
中深くまで根を張り巡らせワインにミネラルと骨格を
与える。収穫は勿論、全て手作業。年により異なる
が約30区画の葡萄をアッサンブラージュして仕上
げる。「大事なのはキュヴェに含まれる葡萄の出処
をしっかりと把握する事。各クリマの個性を組み合
わせる事で、毎年安定した品質のワインに仕上げ
る事が出来る」毎年フレデリックがアッサンブラージ
ュを担当するが、彼の頭の中にはその年のキュヴ
ェに含まれるクリマが全てインプットされているという。
この地のクリマを詳細に把握しているフレデリックだ
初めてプイィ・フュイッセの土壌を調査
からこそ仕上げられる究極の“プイィ・フュイッセ”だ。
常にマコネ・ボジョレー地区のリーダー的存在として、そこに生きる「テロ
醸造過程では昔ながらの直接的プレス機を使い果
ワールの個性」を引き出すことを目指し、妥協のないぶどう栽培を徹底
汁のみならず、果皮のエキスを多少ワインに取り込
してきた。その姿勢は現当主フレデリック・マーク・ブーリエにより更に強
んでいる。今では空気圧を使って果皮や種子の影
固なものとなり今のブーリエ家を支えている。リュット・レゾネを基本とし、
響を極力排した果汁が好まれる傾向だが、ボール
農薬の使用を最小限にとどめ、土への風通しと水はけを考えた耕作と、
ガールでは果皮由来の苦味、塩味、厚みを大切に
樹が健康に深く、強い根を張るように一年の多くの時間を畑仕事のた
している。果皮成分(特にタンニン)を取り込み、通常のプイィ・フュイッ
めに費やす。現当主フレデリック・マーク・ブーリエは若くから家業である
ワイン造りの道を志し、ディジョン大学醸造学科を卒業、農業技士免許 セよりも熟成に耐えうる酒質になっていながら、若いうちでも、その果実
を取得。その翌年にはリヨンの高等商業学校においてマネジメントを学 感を隠すことはない。3~5年程度の熟成期間を経ると、樹齢30年樹
び、1988年ルイ・ジャドに入社。のちに輸出部長として、またワイン造り のパワフルながら老練な洗練されたブルゴーニュワインへと変化を遂げ
にも参加しながらメゾンの中心的存在として活躍。その後1999年、父 る。彼の造るワインは、アラン・デュカス、ジョルジュ・ブラン、ピエール・
ジャック・ブーリエより家業を受け継ぎ当主となった。また AOC プイィ・ ガニエールをはじめとする多くのトップレストランにオンリストされるなど、
極めて高い評価を得るに至っている。
商品記号
ワイン
69P25 Bourgogne Blanc Chevalier Frederic
AOC
Bourgogne
ブルゴーニュ・ブラン・シュヴァリエ・フレデリック
| 30
ヴィンテージ 色
2009
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
在庫
◎
2,400
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。特に石灰質の多い畑にこだわっている。買い葡萄ながら先代からの付き合いで木の仕立てから剪定、収穫に至るまで細かな連携によって上質の葡萄を得
る。平均樹齢35年。除梗はせず、昔ながらのセメントタンクにて3週間、ゆっくりと時間をかけてマセラシオン、発酵。
AC
69P24 Bourgogne Rouge Chevalier Frederic
2008 赤 750ml
2,400
Bourgogne
ブルゴーニュ・ルージュ・シュヴァリエ・フレデリック
◎
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。シャルドネが石灰質の多い畑である一方でこちらは粘土がちの粘土石灰質。特にガメイは石灰岩質を含む粘土主体の土壌でそのポテンシャルを発揮する。
100%除梗し、約8日間のマセラシオンはやはりセメントタンクで行う。発酵後、そのままセメントタンクで約4ヶ月熟成し、極薄いフィルターをかけてボトリング。
69P28 Macon Vergisson
Macon Village
マコン・ヴェルジッソン
2011
白
750ml
◎
2,200
レモン、グレープフルーツを想わせる爽やかな酸味と透き通るクリアなミネラルが引き締まった果実味を産む。ジョゼフ・ブーリエはシャトー・ド・ボールガールとジョルジュ・ボールガールを所有する生産者の名称
69S35 Saint Veran "Classic"
Saint Veran
2011
白
750ml
2,600
69M52 Saint "Veran Classic" 《375ml》
Saint Veran
2010
白
375ml
1,600
サン・ヴェラン・クラシック
サン・ヴェラン・クラシック
◎
◎
サン・ヴェランはプイィ・フュイッセの北と南に広がるアペラシオンで北と南で個性が異なる。このサン・ヴェランは南側境界線のシャスラ村の異なる複数の区画で計7.2ha。プイィ・フュイッセのアペラシオンの影響
が強い区画となるがボジョレーにも近く豊かな粘土質が熟度の高い葡萄を生む。
69U82 Pouilly Fuisse "Classic"
Pouilly Fuisse
2011
白
750ml
4,000
69S36 Pouilly Fuisse 《375ml》
Pouilly Fuisse
2011
白
375ml
2,100
プイィ・フュイッセ・クラシック
プイィ・フュイッセ
◎
◎
ヴェルジッソン、ソリュトレ・フイィの葡萄を中心にその他フイッセ村の30区画からの計7.2haの畑。石灰岩がちの粘土石灰質の沖積層(主体) 東、南東向き(標高250-300m)。多くの区画の葡萄を合わせること
で安定した品質の昔ながらのプイィ・フュイッセを目指す。
69P27 Pouilly Fuisse "la Marechaude"
Pouilly Fuisse
プイィ・フュイッセ・ラ・マレショード
2009
白
750ml
○
4,800
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大き
くワインは引き締まった味わいに。
69K14 Pouilly Fuisse "Les Insarts"
Pouilly Fuisse
2009
白
750ml
5,300
69Q69 Pouilly Fuisse "Les Menetrieres"
Pouilly Fuisse
2003
白
750ml
6,400
69Q70 Pouilly Fuisse "Les Menetrieres"
Pouilly Fuisse
2004
白
750ml
6,400
プイィ・フュイッセ・レ・ザンサール
プイィ・フュイッセ・メネトリエール(蔵出しバックヴィンテージ)
プイィ・フュイッセ・メネトリエール(蔵出しバックヴィンテージ)
○
△
△
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が2005年に明らかに成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持す
る中程度の白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。
69D72 Pouilly Fuisse "Vers Pouilly"
Pouilly Fuisse
プイィ・フュイッセ・ヴェール・プイィ
2008
白
750ml
○
4,700
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完
熟した葡萄を感じさせるワイン。
69K15 Pouilly Fuisse "Vers Cras"
Pouilly Fuisse
プイィ・フュイッセ・ヴェール・クラ
2009
白
750ml
○
5,200
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸び
のある余韻になっている。
69Q68 Pouilly Fuisse "Grand Beauregard"
グラン・ボールガール・プイィ・フュイッセ
Pouilly Fuisse
2007
白
750ml
8,000
8区画のそれぞれ最も良い状態の
樽をブレンド
ボールガールが有する8つのクリマのブレンド。各クリマの最も状態の良い樽を選別してブレンドしているボールガールのトップキュヴェで長期熟成に向く。プイィ・フュイッセの常識を覆す奥行きのある味わいは圧倒
的。熟成によって真価を発揮する。1999年よりジョセフ・ブーリエへのオマージュとして造られることとなった。
△
Bourgogne
Marcel Lapierre
Ch.Cambon
マルセル・ラピエール/シャトー・カンボン
| 31
故マルセル・ラピエールの意思は家族が継いでいく
自然派ワインの父“マルセル・ラピエール”
“濃さ”と“スムースな飲み口”が両立
2010 年秋に 60 歳の若さで他界したマルセル・ラピエール。彼の訃報
はボジョレー地区だけでなく、フランス全土、世界各国の醸造家ワイン
愛好家を
悲しませ
た。アン
リ・フレデリ
ック・ロック、
フレデリッ
ク・コサー
ル、マル
ク・アンジ
ェリ、フィリ
ップ・パカ
レ・・・。ボ
ジョレー地
区だけで
なく多くの造り手達がマルセルの考え方に賛同し、その人柄に魅せられ
たと言う。マルセルはジュール・ショヴェ氏の最も近くにいた人物であり、
最も多くを吸収したと言われる。『ワインに対するあらゆる化学を熟知す
ることで、あらゆる化学から守る』と言ったジュール・ショヴェ氏の教えに
従い1981年より畑では科学的薬剤は一切排除され、必要に応じて
極僅かの植物由来の堆肥を撒くだけ。火山由来の花崗岩が堆積して
できているカンボンの土壌は黒く拳大の岩が散らばっている。下草はあ
る程度まで伸ばされ、刈り取られると土に帰される。樹齢も上がり、より
一層葡萄果実はピュアさを増している。区画ごとに収穫された葡萄は
木製の発酵槽に投入される。低い温度を確保されたセラー内ではコー
ルド・マセレーションに近い状態に置かれ果実本来の繊細なアロマが抽
出される。発酵は野性酵母のみでゆっくりと始まる。ここでは発酵による
炭酸ガスを利用したセミ・マセラシオン・カルボニックが採用され、嫌気
的環境下で人為的介入なく健全にワインへと変化していく。
ラピエールのワインは醸造過程での最適な判断によってしっかりとした
“濃さ”と“フレッシュでスムースな飲み口”を両立させていると言える。
これは長年醸造を繰り返してきた彼らの経験によるものなのだろう。ま
たノンフィルターでできる限り少ないSO2添加でボトリングされる。『その
土地で、その土地の自然環境を壊すことなく育てた葡萄を、その土地
に息づく野性酵母によって発酵させ、余計なものを加えたり、余計と判
断したものを引いたりすることなくボトルに詰め込む』そういう酒こそがワ
インなのだろう。
商品記号
Beaujolais
69K39 ボジョレー
ワイン
家族に引き継がれたマルセルの想い
マルセルが亡くなった後は、妻のマリーが中心となり息子マチューら子
供達と共にワイン造りを行っている。『自然派ワインの父』と称されたマ
ルセル・ラピエール。飲めば皆が感じるであろうがそのワインには無理が
ない。作為がない。そして誰にとっても難しくない。単純な美味しさ、華
やかさが鼻腔から口中からストレートに感じられる。果実の詰まったよう
な“濃厚さ”を感
じさせながらも、
どこか“水”のよ
うに溶け込んで
いってしまう“楽
さ”がある。そし
て飲み終えた
後にはこのワイ
ンでしか感じ得
ない満足感で
満たされること
となる。カンボン
に育つ葡萄、ス
トレスのない醸造、そしてこの地に育ったヴィニュロン、全てが揃ってテ
ロワールなのかもしれない。マルセルの思いは残された家族によって確
実に受け継がれている。
AOC
Beaujolais
ヴィンテージ 色
2010
赤
サイズ
750ml
参考上代
メモ
2,800
在庫
◎
畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。樹脂タンクの発酵槽でセミ・マセラシオン・カルボニックによる発酵。ピ
ジャージュは年によるが、2009年は実施していない。タンクでの発酵の後は大樽に移し残糖分の発酵を続ける。大樽による熟成は発酵期間も含めて約8ヶ月。
Beaujolais Rose
69P67 ボジョレー・ロゼ
Beaujolais
2011
ロゼ
750ml
2,500
◎
セニエ方式によって作られるロゼ。畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。発酵が始まり2日目頃に美しいロ
ゼ色になった時点で、木樽の発酵槽から果汁の一部を抜き出した後、発酵を続ける。やや深めの色合いのロゼ。イチゴの様なピュアな赤い果実の香り。爽やかなミネラルと共にグリセリンから来る僅かな甘味が感
じられる。和食、特にお寿司などとも相性の良いロゼ。
Beaujolais "Le Cambon"
69H02 ボジョレー・ル・カンボン
Beaujolais
2009
赤
750ml
3,800 1914年植樹の古樹
シャトー・カンボンで良い年のみに造られるキュヴェ。”Grille-Midi”と呼ばれる、特別区画の葡萄を使用。この区画には1914年に植えられた古樹も多く含まれ、凝縮した糖度の高い葡萄が出来る。畑では、化学
肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。樹脂タンクの発酵槽でセミ・マセラシオン・カルボニックによる発酵。ピジャージュは
年によるが、2008・2009年は実施していない。タンクでの発酵の後は大樽に移し残糖分の発酵を続ける。大樽による熟成は発酵期間も含めて約14ヶ月。
○
Bourgogne
Georges Descombes
Beaujolais
ジョルジュ・デコンブ
| 32
自然な造りから新しいガメイの味わいを追求する
「マルセルのワインに衝撃を受けた」
ジョルジュ・デコンブはワイン醸造学校を卒業後、ワインの瓶詰め会社
で働いていた。ボジョレーの大御所マルセル・ラピエールのワインを瓶
詰めした際、「私が造りたいのはこういうワインだ!!」と、そのワインの
質の高さに衝撃を受けた。それからはマルセルの元へ足繁く通い、す
ぐ側でワイン造りを学ぶと共に、自らも家族から譲り受けた畑でワインを
造り始めた。
モルゴンで最も標高の高い畑
師匠マルセルと同じモルゴン村
の中でも最も標高の高い 400
メートルの冷涼な丘にある畑を
所有している。一部には祖父の
代に植えられた葡萄樹は樹齢
100年以上のものもあり、高台
ならではの昼夜の気温差でゆ
っくりと葡萄が熟していく。また、
砂利や砂が混じる花崗岩の土
壌の痩せた土地で、除草剤を
撒かなくても雑草が生えにくい
のだと言う。手摘みで収穫を行
った後は、二酸化炭素の注入
を行わずに密閉タンクの中に
自然発生した二酸化炭素のみ
を閉じ込めて行うセミ・マセラシ
オン・カルボニック法にて醸造。発酵時は野性酵母のみを使用してい
る。また発酵・熟成時には亜硫酸は一切添加せず、瓶詰め前に僅か
に加えるのみ。「輸送や保存コンディションの影響を考えて僅かに加え
ているが、可能ならば喜んで亜硫酸の添加を忘れてみたいものだ」とジ
ョルジュ。彼は自分では決して“自然派”とは名乗らない。「俺はただ当
たり前の事をしているだけだよ。地球を汚すような行為はしたくないし、
人の体に悪いような造りはしたくないだけさ」しかし、彼がいう“当たり前”
の自然な栽培を行う為には、通常の数倍のリスクと手間がかかってい
商品記号
Beaujolais Cuvee GiGi
69M42 ボジョレー キュヴェ・ジジ
ワイン
るのだ。例えば天然酵
母 の み で 発 酵 を行 う
為には化学薬品の使
用を避け、収穫時に
は雑菌の繁殖源とな
る腐敗果を徹底的に
取り除かなくてはなら
ない。様々な作業に
お いて 、 通 常の 数 倍
の時間を掛けている。
しかし過酷な作業も彼
はそれが当然とばかりに“ヌヌス(熊ちゃん)”と呼ばれる大きな体で
黙々と進めていくのだ。
グルナッシュさえも彷彿させる力強いガメイ
彼の造るワインはしばしば“ボジョレーで最も力強いワイン”と言われる。
確かに口に含むとグルナッシュさえも彷彿させる豊富なタンニンと凝縮
感に驚く。しかしその奥にやや北向きで冷涼な斜面からの葡萄がもたら
す酸がフレッシュさを与え、彼のガメイ種のワインを奥深い味わいへと
高めている。いわゆるボジョレーを典型的な“軽い飲み口”のワインと思
いながら彼のワインを飲むと、誰
もがその力強さに驚く。以前には
彼のボジョレーが、“軽い飲み口”
のボジョレーを造る生産者からの
圧力によって、出荷直前に許可
がおりなかった事がある。その時
も彼は動じず、しかし許可が下り
るまでは決してその場を離れな
かったという。そんな彼のワインに
対する意思の強さと彼自身持つ
温厚さが、現れているワインであ
る。
AOC
Beaujolais
ヴィンテージ 色
2010
赤
サイズ
750ml
参考上代
メモ
2,300
在庫
◎
収穫後は徐梗せずに葡萄を0~5℃に冷却後、セミ・マセラシオン・カルボニックにて発酵。発酵には天然野生酵母のみを使用し自然発酵させる。発酵・熟成はセメント槽及びグラスファイバー槽を使用。醸造の
期間中は亜硫酸の添加は一切行なわず、瓶詰め前にのみ極小量を添加する。キュヴェになっている“GIGI(ジジ)”は、ジョルジュ・デコンブの最愛の妻ジズレーヌの愛称である。
Morgon
69M41 モルゴン
Morgon
2011
赤
750ml
2,800
◎
ヴィリエ・モルゴンの標高の高い(350~400m)小渓谷にある畑の完熟した葡萄を使用。除梗せずに葡萄を0℃~5℃に冷却後、セミマセラシオンカルボニックにて発酵。天然酵母のみ使用。セメント槽及びグラ
ス・ファイバー槽で発酵・熟成。S02添加は瓶詰め前に極少量のみ。
Morgon V.V.
69M81 モルゴン・ヴィエーニュ・ヴィーニュ
Morgon
2010
赤
750ml
3,900
○
ジョルジュの祖父が植樹した、ドメーヌで最も古い区画の葡萄を使用。除梗せずに葡萄を0℃~5℃に冷却後、セミマセラシオンカルボニックにて発酵。天然酵母のみ使用。セメント槽及びグラス・ファイバー槽で
発酵後木樽で8ヶ月の熟成。S02添加は瓶詰め前に極少量のみ。
Brouilly
69M82 ブルイィ
Morgon
2011
赤
750ml
2,800
◎
コート・ド・ブルイィの丘の麓の位地する畑の完熟した葡萄を使用。徐梗せずに葡萄を0~5℃に冷却後、セミ・マセラシオン・カルボニックにて発酵。天然野生酵母のみを使用し自然発酵させる。発酵・熟成はセ
メント槽及びグラスファイバー槽を使用。醸造の期間中は亜硫酸の添加は一切行なわず、瓶詰め前にのみ極小量を添加する。
Brouilly V.V.
69M83 ブルイィ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
Morgon
2010
赤
750ml
3,900
コート・ド・ブルイィの丘を正面に臨む急斜面の区画。日照時間にも恵まれ、完熟した葡萄が育つ。徐梗せずに葡萄を0~5℃に冷却後、セミ・マセラシオン・カルボニックにて発酵。発酵には天然野生酵母のみを
使用し自然発酵させる。セメント槽及びグラスファイバー槽で発酵の後、木樽で約8ヶ月熟成。清澄・フィルター作業は行わない。醸造の期間中は亜硫酸の添加は一切行なわず、瓶詰め前にのみ極小量を添加
す
○
Côte du Rhône
Jean-Luc COLOMBO
Cornas
ジャン・リュック・コロンボ
| 33
現代の食に合うエレガントなコルナスの造り手
区画”Les Ruchets レ・リュッシュ“を購入。その後もAOCを代表する
造り手として、良質のコルナスを造り続けている。娘のロールは長年の
コート・デュ・ロー
ヌ の ネ ゴ シ ア ン 間に忘れられてしまった優良区画を地元の年配者の話を元に探し出
及 び ド メ ー ヌ 経 し、畑を復活させるプロジェクトに取り組んでいる。「両親も私もこのコル
営 者 と し て ジ ャ ナスに深い愛
ン・リュック・コロ 着がある。この
ンボは異色の経 地 は 内 陸 性
歴を持っている。 気候と地中海
元 々 南 仏 出 身 性気候がぶつ
で醸造を学んだ か る 場 所 。 楢
ジャン・リュック・ やブナの木が
コロンボは同じく 生える一方で、
醸造家の妻アン ローズ・マリー
ヌと出会い結婚。 や タ イ ム 等 の
彼女の出身地であるコルナスの地に移り住むと共に1982年に二人で ハーブも自生
醸造コンサルタントのラボを開設し、コート・デュ・ローヌの造り手を中心 している。この
に醸造コンサルタントとして活躍する。その後は現在に至るまで延べ50 環境が複雑で
件以上のドメーヌの醸造コンサルタントとして働いているが、その中には 奥行きのあるワインを生みだす。この土地ならではの味わいを再興して
ドメーヌ・ジャナスなど有名ドメーヌも含まれている。1995年から本格 行きたい」畑ではリュット・レゾネを導入。コルナスの畑に囲まれた丘の
的にネゴシアンとドメーヌの活動を始める。ドメーヌとしては北ローヌと南 上で犬や猫ニワトリやロバといった多くの動物達と暮らす彼らにとっては
仏に畑を所有。ネゴシアンとしては自らが醸造コンサルタントとして働い 至極当然の事だと言う。またごく浅い表土の下の花崗岩は非常に脆く
ている繋がりから、関係生産者の優良畑のブドウを入手する事が出来 崩れやすい。土壌の流失を防ぐ為に細かい木片を畑に敷くなど、独自
ている。現在はジャン・リュックの出身である南仏でも葡萄栽培を行っ の手法も積極的に取り入れている。
ているが、生産本数が増えてもコロンボ夫婦を中心にファミリー経営を 食事と共に楽しめるワイン造りが重要
続けている。2010年からはボルドーとモンペリエ大学で醸造学を修業 彼らのワイン造りに対する理念のひとつに“食事と相性の良いワインを
した一人娘のロールもメゾンに参加。両親と共にコルナスの自社畑の 造る”という事がある。時にコート・デュ・ローヌのワインはアルコールの
高さとタンニンの強さで合わせる料理が難しいとも思われがちである。し
開拓などに積極的に取り組んでいる。
かしジャン・リュッ
AOCコルナスの再興を目指す
ク・コロンボのワイ
現在自社で所 有 す
ンは常にエレガ
る畑は北ローヌに20
ントで焼けるよう
ha、ジャン・リュックの
なアルコールの
出身である南仏に4
高さは感じにくい。
0ha程。特に力を注
「我々にとって
いでいるのが本拠地
“食”はワイン造り
コルナスの畑である。
と同じ位大事な
コート・デュ・ローヌで
事。食事と一緒
最小のアペラシオン
に楽しめるワイン
で作付面積はわず
を造りたい。その
か120ha程。近隣
の ア ペ ラ シ オ ン と は 為にはミネラル・アルコール・タンニンのバランス、そして糖分を残さな
異なり唯一シラーの い事が重要」近年の温暖化の影響、食の嗜好の変化等ワインを取り巻
みの使用が許されている。シラー種が生まれた土地とも言われ、この く環境は大きく変わっている。ワインと食を愛する彼らだからこそ、時代
品種の特徴である力強さの中にも洗練された酸とキメの細かいタンニ に合ったワインを造る事を重視している。「美味しい食事とワインを切り
ンを持つワインが生まれる。しかし花崗岩土壌の急斜面が複雑に入り 離す事できない。その土地を表現したワインであると共に今の時代の
組むこの地でのワイン造りは非常に困難で一時は作付面積が90ha以 食に合うワインを造っていきたい」
醸造コンサルタントからメゾン経営へ
下にまで減少した事もあった。ジャン・リュックは1982年に丘の中腹の
商品記号
ワイン
AOC
69N62 Cotes du Rhone Les Abeilles de Colombo Blanc
コート・デュ・ローヌ・レ・ザベイユ・ド・コロンボ ブラン
ヴィンテージ 色
Cotes du
Rhone
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
1,800
在庫
◎
クレレット80%、ルーサンヌ20%。粘土砂質。南ローヌのラストー、ヴァケラス、ケランヌ地区の畑が主体。クレレットはステンレスタンクにて10~12カ月熟成。ルーサンヌは木樽(2~5年)でシュール・リーにて6カ
月の熟成。
| 34
Cotes du Rhone Les Abeilles de Colombo Rouge
69N56 コート・デュ・ローヌ・レ・ザベイユ・ド・コロンボ ルージュ
Cotes du
Rhone
2010
赤
750ml
1,800
◎
グルナッシュ60%、シラー30%、ムールヴェードル10%。粘土砂質。南ローヌのラストー、ヴァケラス、ケランヌ地区の畑が主体。除梗後発酵。ステンレスタンクにて12カ月熟成。
Les Collines de Laure Syrah
69T99 レ・コリーヌ・ド・ロール
シラー
Cotes du Rhone
2011
赤
750ml
2,000 コルナスの若木
◎
2010
赤
750ml
9,400
○
シラー100%。北ローヌの若木の葡萄主体。手摘み収穫。適切な温度管理の元で発酵。7カ月熟成後に瓶詰め。
Cote Rotie "La Divine"
69V66 コート・ロティ・ラ・デヴィーヌ
新入港
Condrieu
シラー95%、ヴィオニエ5%。雲母を含む片岩の急斜面。手摘み収穫。除梗後適切な温度管理の元でゆっくりと発酵。その後木樽(新樽15%含む1~3年の樽にて18カ月熟成。
Condrieu Amour de Dieu
69N64 コンドリュー アムール・ド・デュー
Condrieu
2011
白
750ml
6,000
○
ヴィオニエ100%。花崗岩土壌の南向き斜面の楢の木に囲まれた区画。手摘み収穫。その後バトナージュを行いながら木樽(新樽15%含む2~4年の樽)にて10~12カ月熟成。
Crozes
Hermitage
Crozes Hermitage Les Fees Brunes
69Q82 クローズ・エルミタージュ・レ・フェ・ブリューヌ
2010
赤
750ml
3,200
◎
シラーの古木100%。花崗岩土壌の斜面及び、ローヌ河の沖積土からなる段丘。除梗した後、適切な温度管理の下ステンレスタンクにて発酵。木樽(新樽15%含む1~4年の樽)にて18カ月熟成。
Hermitage "Le Rouet" Blanc
69V65 エルミタージュ・ル・ルエ・ブラン
新入港
Hermitage
2012
白
750ml
9,400
○
ルーサンヌ85%、マルサンヌ15%。氷河期に形成されたエルミタージュの丘。木樽にてゆっくりと発酵。その後木樽(新樽15%含む2~5年の樽)にて12~16カ月熟成。
69V64 Hermitage "Le Rouet" Rouge
新入港
Hermitage
エルミタージュ・ル・ルエ・ルージュ
2010
赤
750ml
9,800
○
シラー97%、ルーサンヌ3%。花崗岩及び黄土。木樽にてゆっくりと発酵。手摘み収穫。除梗後適切な温度管理の元で約1カ月発酵。その後木樽(新樽15%含む1~4年の樽にて18~20カ月熟成。
Cornas Les Terres Brulees
69S82 コルナス・レ・テール・ブリュレ
Cornas
2010
赤
750ml
7,600
69S83 Cornas Terres Brulees≪1500ml≫
Cornas
2010
赤
1500ml
16,800
コルナス・レ・テール・ブリュレ
△
○
シラーの古木100%。花崗岩土壌の斜面。典型的なAOCコルナスの異なる20区画の葡萄をアッサンブラ-ジュ。手摘み収穫。除梗後適切な温度管理の元で3週間発酵。木樽(新樽15%含む1~4年の樽)
にて18カ月熟成。
Cornas Les Ruchets
69Q59 コルナス・レ・ルシェ(蔵出しバックヴィンテージ)
Cornas
2001
赤
750ml
14,800 樹齢90年の古樹
Cornas Les Ruchets
69Q60 コルナス・レ・ルシェ(蔵出しバックヴィンテージ)
Cornas
2002
赤
750ml
14,800
69Q61 Cornas Les Ruchets
Cornas
2004
赤
750ml
12,800
Cornas Les Ruchets
69S84 コルナス・レ・ルシェ
Cornas
2010
赤
750ml
10,800
Cornas Les Ruchets≪1500ml≫
69S85 コルナス・レ・ルシェ
Cornas
2010
赤
1500ml
23,000
コルナス・レ・ルシェ(蔵出しバックヴィンテージ)
△
△
△
○
○
シラー100%。樹齢90年を含む古木。南東向きの単一区画。花崗岩土壌。表土の流出を防ぐ為及び自然農法の一貫として、細かく砕いた木片で地面を覆っている。手摘み収穫。除梗後適切な温度管理の
元で1カ月発酵。木樽(新樽を3分の1含む1~3年の樽)にて20~24カ月熟成。
69Q62 Cornas La Louvee
Cornas
2000
赤
750ml
14,800
Cornas Vallon de l'Aigle
69S87 コルナス・バロン・ド・レイグル
Cornas
2010
赤
750ml
36,000 日本入港12本のみ
コルナス・ラ・ルヴェ(蔵出しバックヴィンテージ)
△
△
シラー100%。良い年にのみ造られるスペシャル・キュヴェ。2010年の生産本数は694本のみ。オークの森に囲まれた南向きの斜面の古樹。除梗後1カ月ゆっくりと発酵。木樽(新樽30%含む1~2年の樽)に
て22カ月の熟成。シリアルナンバー入り。
Saint Peray La Belle de Mai
69N63 サン・ペレ・ラ・ベル・ド・メ
Saint Peray
2010
白
750ml
3,600
○
ルーサンヌ60%、マルサンヌ40%。黄色泥土に覆われた土壌。木樽にてゆっくりと発酵。その後木樽(新樽15%含む2~4年の樽)にて12~16カ月熟成。初めの1カ月はバトナージュを行う。
Viognier La Violette
69N65 ヴィオニエ・ラ・ヴィオレット
IGP d'OC
白
750ml
2,000
○
2010
赤
750ml
2,000
◎
2012
ロゼ
750ml
2,200
◎
2011
ヴィオニエ100%。ラングドックの粘土石灰質土壌。適切な温度管理の元で発酵を行った後8~10カ月熟成(5%は木樽)
Syrah La Viollette
69N61 シラー
ラ・ヴィオレット
IGP d'OC
シラー,。ラングドックの粘土石灰質土壌。適切な温度管理の元で発酵を行ったコンクリートタンクにて10~12カ月熟成。
69S86
Le Pins Couches Rose
ル・パン・クシェ・ロゼ
V de pays d
Mediterranee
シラー40%、サンソー40%、20%ムールヴェードル。ラングドックの粘土石灰質土壌。低温にて軽くプレス後に発酵。その後フレッシュさを保つ為にすぐに瓶詰め行う伝統的手法のロゼ。
Côte du Rhône
Jean-Michel Stéphan
Côte-Rôtie
ジャン・ミッシェル・ステファン
| 35
コート・ロティの元来の味わいを表現する
パカレと共にジュール・ショヴェの影響を受ける
コート・デュ・ローヌ最北の産
地コート・ロティはリヨンから
車で20分程。ローヌ河の西
側沿って見上げると首が痛く
なる様な40℃の急斜面に
葡萄畑が続く場所である。コ
ート・ロティには著名な2つの
丘”コート・ブロンド“と”コート・
ブリュンヌ“があるが、ジャ
ン・ミッシェル・ステファンは
両方に畑を所有する。その
控えめな人柄と同様に彼の
醸造所は非常に目立たない。
知らない人は見落としてしま
いそうな小さな看板が掲げ
られた醸造所は、元は果樹
栽培を行っていた父親が収
穫した果物の保管庫として使っていた場所だ。ボジョレーの醸造学校
を卒業したジャン・ミッシェルが家に戻ったのは1991年。生物学と農
学を元にこの地でワイン造りに挑戦している。ラピエール一家やフィリッ
プ・パカレとも親交が深く、皆共にジュール・ショヴェの影響を強く受けて
いる。急斜面での作業は一部馬による作業を行う他は、殆どを手作業
で行う。化学薬品は一切使わず、必要な場合はボルドー液と硫黄のみ
使用。醸造は228L の木樽を使用するが、SO2は添加していない。
コート・ロティのシラーの元祖“Serine(スリーヌ)種”
コート・ロティではシラー種に20%までヴィオニエを混ぜる事が許され
ている。ジャン・ミッシェルが拘るのはこの地域で”Serine(スリーヌ)“と
呼ばれるシラー品種だ。80年以前はコート・ロティにはわずか70ha程
しか葡萄畑が無かった。その後この土地のワイン品質の高さが脚光を
浴びた途端に、瞬く間に葡萄畑は200haにまで拡大。その際に多くの
クローン・シラーが植えられたが、殆どが南ローヌのシラー種に由来す
るクローンであった。対して本来この土地に元々植えられていたシラー
種は”スリーヌ“と呼ばれ、クローン・シラーに比べて収量は落ちるもの
の、より繊細で香り豊かな葡萄に仕上がる。ジャン・ミッシェルはこのス
商品記号
ワイン
VSO (Vin Sans Origine)
69V02 ヴァン・サン・オリジーヌ
リーヌに拘りを持ち、キュヴェ”コート・デュ・テュパン“はスリーヌ100%
で仕上げている。
現在は畑をメタ
イヤージュしてい
るが、新しく植樹
する際はボジョレ
ーの苗木屋から
購入するマサル
セレクションによ
るスリーヌ種のみ
を植えている。
「スリーヌはこの
土地のテロワー
ルを表現するには不可欠。この品種を絶やしてはいけない」
出荷は冬と春しか行わない
「私のワインは非常に繊細だ。品質を保つ為に5月から11月までの出
荷は、全て断っているよ」過去に依頼があり夏場に低温カーでの出荷
を受け入れた所、ワインを引き取りに来たトラックからはその前の積荷
の魚の匂いがしたそう。怒ったジャン・ミッシェルは、ワインは渡さずにト
ラックを突き
返した事があ
ったという。醸
造の過程にお
いてSO2を使
わない彼のワ
インは時折還
元的な状態
が表れる事が
ある。「状態に
よっては私の
ワインはカラフ
ェして貰いたい」確かにコート・ロティの中において彼のワインは特殊と
言われる事も多い。しかし80年代以降コート・ロティの味わいが画一化
して行く中で、エレガントで果実味豊かな彼のワインこそコート・ロティの
本来のシラーを表している。
AOC
Vin de
France
ヴィンテージ 色
2011
赤
サイズ
参考上代
750ml
9,800
メモ
INAOから認可されなかった為
コート・ロティを格下げ
在庫
○
コート・ロティの異なる6区画の葡萄を使用。228Lのアリエール産の木樽にて12カ月の熟成。シラー(クローン)90%、ヴィオニエ(マサル・セレクション)10%
Cote Rotie
69N01 コート・ロティ
Cote Rotie
2010
赤
750ml
7,800
○
11,000
○
コート・ロティの異なる6区画の葡萄を使用。228Lのアリエール産の木樽にて12カ月の熟成。シラー(クローン)90%、ヴィオニエ(マサル・セレクション)10%
Cote Rotie Coteau de Bassenon
69M98 コート・ロティ
コトー・ド・バスノン
Cote Rotie
2007
赤
750ml
コンドリューに近い1.3haのコトー・ド・バスノン区画。黒雲母を含む片岩と花崗岩を多く含む土壌。スリーヌ60%、シラー40%に少量のヴィオニエをアッサンブラージュしている。16か月木樽にて熟成。濾過及び
SO2の添加は行わない。
Cote Rotie Coteau de Tupin
69M99 コート・ロティ
コトー・ド・テュパン
Cote Rotie
2008
赤
750ml
11,000
土着シラー種100%
醸造所の裏手の急斜面に広がる2haのコトー・ド・テュパン区画。片麻岩を多く含む。収量は15-20hl/haと非常に低い。スリーヌ100%。36カ月木樽にて熟成。濾過及びSO2の添加は行わない。師匠である
ジュール・ショヴェの考えに基づいて造ったキュヴェ。
○
Languedoc
Chateau de Cazeneuve
Pic Saint Loup
シャトー・ド・カズヌーヴ
| 36
南仏品種で造られる長熟エレガントワイン
ラングドックで最も北に位置する産地
「AOCラングドックの中
でも、ここは独自のテロ
ワールがある。異なる
土壌がモザイクの様に
広がりワインに複雑な
アロマを与える。そして
何より異なるのは気候
的特徴だ」地中海に沿
って広がるワイン産地
ラングドックの中で、ピ
ク・サン・ルーはもっとも
北に位地する。ラングドックのドメーヌのあるロレ村を含む13のコミュー
ンから成り、ここで造られたワインはAOCコトー・デュ・ラングドックの表
示に加えて“ピック・サン・ルー”というコミューン名を表示する事が出来
る。ピック・サン・ルーの年間平均気温はラングドック全体から比べ非常
に低く、年間降水量は約1200ml。これは30キロ程南のモンペリエに
比べて約2倍となり、乾燥したこのエリアの中では非常に珍しく、昼夜の
気温差も含めて葡萄栽培に適した土地だ。当主のアンドレ・レナルトが
このドメーヌを手に入れたのは1987年。当時このドメーヌは所有者達
による畑の分割によって、ほぼ見捨てられた状態であった。そこから15
年以上の月日をかけて葡萄樹の植え替えや醸造所の整備を進めた。
シャトー・ド・カズヌーヴのワインを飲んで驚くのは、何よりもそのエレガン
トさである。一般的なラングドックワインで想像されるアルコールの高さ
が全面に出たワインでは無く、キメの細かいタンニンとワインに芯を与え
る酸が特徴的だ。「ラングドックで最も恵まれたこのテロワールを表現し
たワインを造る」
らかい石灰岩に泥灰が混ざる土壌。冷涼な気候と土壌性質から葡萄
はゆっくりと熟す。比べて上部は小石の多く混ざる固い粘土石灰岩土
壌でブドウは先に熟して収穫を迎える。この2つの異なる土壌と南仏系
品種の組み合わせか
ら、シャトー・ド・カズヌ
ーヴのワインは造られ
る。(赤系品種シラー、
ムールヴェードル、グ
ルナッシュ・ブラン、
サンソー、カリニャン
白系品種ルーサンヌ、
マルサンヌ、グルナッ
シュ・ブラン、ヴィオニ
エ、ロール、ミュスカ)。
「葡萄畑で必要な作業は時間と手間を掛けても徹底的に行う。そして
醸造中は出来る限り手を加えない様にしている」
長期熟成可能なラングドックワイン
「我々フランス人も含めて、ラングドックワインは早飲みのテーブルワイ
ンと思っている人ばかりだ。きちんと造られたピック・サン・ルーのワイン
は安心して8~10年の長期熟成が可能」シャトー・ド・カズヌーヴの熟
成したキュヴェからは角のとれた滑らかなタンニンと驚くほどの余韻を
感じる事が出来る。今
までのラングドックワイ
ンの印象を覆す、まさ
にエレガントなワイン。
ロレ村の村長も務める
アンドレは、今後近隣
の生産者とグループ
南仏系品種を2つの異なる土壌で仕上げる
を造り、北ラングドック
シャトー・ド・カズヌーヴは現在30haを所有。更に近年隣のコミューンに
ワインの品質向上と周
息子のクァンタンが10haを取得。現在は親子で一緒にワイン造りを行
知を目指していく。
っている。南及び南東向きの畑は標高100m~400mの斜面に点在。
周辺の畑では管理し易いゴブレ仕立てを導入する造り手がいる中でも、
全ての畑でパリサージュを行っている。斜面の下部と醸造所周辺は柔
商品記号
ワイン
69M76 Cazeneuve Blanc
カズヌーヴ・ブラン
AOC
Coteaux du
Languedoc
ヴィンテージ 色
2010
白
サイズ
参考上代
メモ
750ml
3,200
◎
粘土石灰質土壌。ルーサンヌ40%グルナッシュ・ブラン30%ヴィオニエ14%ロール8%ミュスカ8%。バトナージュをしながら木樽による熟成。
69M77 Carline Rouge
カルリーヌ・ルージュ
Pic-SaintLoup
2010
赤
750ml
2,400
◎
Pic-SaintLoup
2009
赤
750ml
3,000
◎
シラー40%サンソー40%グルナッシュ・ブラン15%。ステンレスタンクによる熟成。
69M78 Cazeneuve Calcaires
カズヌーヴ・カルケール
シラー45%グルナッシュ25%サンソー20%カリニャン10%。 粘土石灰土壌及び粘土泥灰土壌。長めのマセラシオンの後、ステンレスタンク及び大樽にて熟成を行う。
69M79 Cazeneuve Roc Des Mates
カズヌーヴ・ロック・デ・マット
Pic-SaintLoup
2005
赤
750ml
3,900
750ml
5,800
長期熟成・蔵出し
○
シラー80%(樹齢25年以上)グルナッシュ20%。粘土石灰質土壌。30日間のマセラシオンの後18カ月バリック樽にて熟成。新樽比率20%。
69M80 Cazeneuve Le Sang Du Calvaire
カズヌーヴ・ル・サン・ドゥ・カルヴェール
95%ムールヴェードル5%シラー。30日間のマセラシオンの後24カ月バリック樽にて熟成。
Pic-SaintLoup
2008
赤
○
Roussillon
Mas Amiel
Maury
マス・アミエル
| 37
ヴァン・ドゥー・ナチュレルの代表生産者
ボンボンヌで造られる天然甘口ワイン
になった。この地の気候、地形、
土壌など全ての要素が揃う事で
出来る独自のワインを世界にも広
めたい」オリヴィエはモーリィ造りに
情熱を傾ける。モーリィのキュヴェ
“10アン・ダージュ”“15アン・ダ
ージュ”は、屋外に設置されたボ
ンボンヌと呼ばれるガラス製の丸
いボトルで造られる。ボンボンヌで
1年の熟成を行った後に、350ヘ
クト・リットル(35,000リットル)の
大樽で9年及び14年の熟成。こう
する事で果実に由来するアロマがモーリィ特有のドライフルーツやナッ
ツ香へゆっくりと変化していくと言う。マス・アミエル独自のキュヴェだ。
この造り手の代名詞である
モーリィはミュタージュとい
う技法によって造られる天
然甘口ワイン。グルナッシ
ュ・ノワールを75%使用す
る事が義務付けられている。
潜在糖度 が15%以上の
葡萄を使い発酵途中で葡
萄を原料としたアルコール
を加え発酵を強制的に停止させる。これによって葡萄本来の糖分が
残る甘口ワインに仕上がる。「1936年にこの地で甘口ワインのAOCが
定められてからモーリィはフランスを代表するヴァン・ドゥー・ナチュレル
モーリィでは恒久的な問題として畑での水不足が挙げられる。オリヴィ
エは葡萄畑の改良に積極的に取り組みこの問題に取り組んでいる。
「生きた土壌を造る事で畑が水分を保持する力を引き出したい。その
為にコンポストを畑に撒いたり、畑の間に休耕地をつくり土地のバランス
を整えている。馬での耕作も積極的に進めているよ」また近年ではグル
ナッシュ・ノワールを主体とした辛口スティル・ワインにも力を入れてい
る。「現在は辛口ワインにはAOCモーリィとつける事が出来ずAOCコー
ト・ド・ルーションになってしまう。我々の辛口ワインはこのテロワールの
個性をしっかりと反映している。今後はAOCモーリィと付ける事が出来
るよう働きかけているよ」歴史の長い造り手だが、甘口・辛口ワイン共に
今後の更なる品質の向上が期待出来る。
グルナッシュ・ノワールの最適地AOCモーリィ
ヴァン・ドゥー・ナチュレルの代表産地としてしられるAOCモーリィ。地
中海とピレネー山脈に挟まれたアペラシオンだ。マス・アミエルはフィロ
キセラの前の1816年からこの地でワイン造りを行っている。1999年
からボルドーにもシャトーを所有するオリヴィエ・デュセルが所有してい
る。地中海気候のこの地は“トラモンターヌ”と呼ばれる強風が一年を
通して吹き冬は温暖で夏は非常に暑く年間260日以上の晴天に恵ま
れる乾いた土地である。吹きさらす風と年間降水量の少なさから非常
に痩せた畑は2つの土壌が露出している。白亜紀セノマニアンの黒色
片岩を含む土壌と白亜紀のアルビアンの黒色泥土を含む土壌だ。こ
の地の主要品種はグルナッシュ・ノワール。地中海沿岸の痩せたガリ
ーグ(石灰質の荒れ地)の地に適合する品種だと言う。特に黒色片岩
を多く含む丘の中腹及び下部に植えられている。
商品記号
ワイン
Plaisir Blanc
69Q12 プレジール・ブラン
辛口ワインのAOC認定を目指す
AOC
Cotes du
Roussillon
ヴィンテージ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
在庫
◎
2,800
グルナッシュ・ブラン、マカブー、ルーサンヌ、マルサンヌ。片岩の南西向き斜面。除梗せずにプレス。ステンレスタンク及び228Lの木樽にて発酵の後、シュー・ル・リーで熟成。
Cotes du
69Q13 Plaisir Rouge
2011 赤 750ml
2,800
Roussillon
プレジール・ルージュ
◎
グルナッシュ・ノワール80%、シラー20%。片岩の南向き及び北向き斜面。畑にはコンポストを撒いている。手摘み収穫。84hlのコンクリートタンクにて発酵、8~12日間のマセラシオン。マロラクティック発酵。
Cotes du
Plaisir Rose
69Q14 プレジール・ロゼ
2011 ロゼ 750ml
2,600
Roussillon
◎
グルナッシュ・ノワール50%、シラー25%、カリニャン20%、ムールヴェードル5%。片岩の南向き及び北向き斜面。手摘み収穫後2回の選果を行う。セニエ方式。
Muscat
69Q15 ミュスカ
Muscat de
Rivesaltes
2010
甘
750ml
○
3,400
ミュスカ・プティ・グラン80%、ミュスカ・ダレキサンドリー20%。PHが高く石の多く混ざる片岩の南向き斜面。手摘み収穫。2回の選果。ステンレスタンクにてアルコール発酵中にミュタージュを行う。
69Q16 VINTAGE
Maury
ヴィンテージ
2010
甘
750ml
○
3,800
グルナッシュ・ノワール100%。PHが高く石の多く混ざる片岩の南向き斜面。手摘み収穫。2回の選果。ステンレスタンクにてアルコール発酵中にミュタージュを行う。捕酒せずに10カ月熟成。
Maury 10 ans d'Age
69Q17 モーリィ・10アン・ダージュ
Maury
NV
甘
750ml
4,800
ボンボンヌで最低10年の熟成
○
グルナッシュ・ノワール90%、マカブー5%、カリニャン5%。片岩・黒色泥土の混ざる南向き斜面。手摘み収穫。2回の選果。アルコール発酵中にミュタージュを行う。捕酒せずに10カ月熟成。屋外のガラス製容
器にて12カ月の熟成、350HLの大樽にて9年以上熟成。
69Q18 Maury 15ans d'Age
Maury
モーリィ・15アン・ダージュ
NV
甘
750ml
6,000
ボンボンヌで最低15年の熟成
○
グルナッシュ・ノワール90%、マカブー5%、カリニャン5%。片岩・黒色泥土の混ざる南向き斜面。手摘み収穫。2回の選果。アルコール発酵中にミュタージュを行う。捕酒せずに10カ月熟成。屋外のガラス製容
器にて12カ月の熟成、350HLの大樽にて14年以上熟成。
69S96 Maury Millesime
モーリィ・ミレジム
Maury
1969
甘
750ml
15,800
ボンボンヌ熟成
ヴィンテージ・モーリィ
グルナッシュ・ノワール90%、マカブー5%、カリニャン5%。片岩・黒色泥土の混ざる南向き斜面。手摘み収穫。2回の選果。アルコール発酵中にミュタージュを行う。捕酒せずに10カ月熟成。屋外のガラス製容
器にて12カ月の熟成、350HLの大樽にて熟成。
○
Provence
Château Léoube
Borme-Les-Mimosas, France
シャトー・レウーブ
| 38
高品質プロヴァンスの先駆けオット父子の新たな挑戦
ドメーヌ・オットの元所有者が造るプロヴァンス・ワイン
年間を通して欧州
人を魅了する南
仏プロヴァンス。シ
ャトー・レウーブの
英人所有者バン
フォード家も当初
はバカンス用の別
荘を建てる目的で
古いシャトーと20
ha程の葡萄畑の
ついたこの土地を
購入した。その後
に自身もイギリスで25年前からオーガニック農園とショップを経営する
経験からこの地での葡萄栽培のポテンシャルの高さに気付き、敷地内
で自然な農法によるワイン造りを決意。荒れ放題だった葡萄畑の植え
替えと整備を初めた。ワイン造りに関しては素人であった彼が初めに相
談をしたのがすぐ隣のル・クロ・ミレイユを所有するドメーヌ・オットのジャ
ン・ジャック・オットだった。その後ジャン・ジャック・オットは2000年に所
有するドメーヌ・オットを売却。同時に息子のロマンと共にシャトー・レウ
ーブの醸造を担当するようになった。現在でもこの2人が醸造責任者
を担当し、シャトー・レウーブのワインは飛躍的に品質を向上させている。
海抜1mの地中海に面した葡萄畑
シャトー・レウーブは地中海に面した560haの敷地を所有している。葡
萄畑は65ha程のみでそ
れ以外は若干のオリーブ
畑がある他は手つかずの
自然が広がっている。夏
は非常に暑く乾燥した土
地だが、夜の湿った海風
が葡萄樹を冷やし、背後
にそびえる丘陵がミストラ
ルから畑を守る。南仏で
の葡萄栽培には理想的
な環境だ。この地では既
商品記号
Blanc de Chateau Leoube
69Q08 ブラン・ド・シャトー・レウーブ
ワイン
に紀元前2世紀からローマ人がワイン造りを行っていたという。海岸線
まで数10メートルという海抜1m程の平地から丘の中腹の斜面まで葡
萄畑は敷地内に点在している。敷地内には砂・粘土・結晶片岩など異
なる地層が露出している。この土壌の複雑さがシャトー・レウーブのワイ
ンに他のプロヴァンス・ワインと異なる複雑さを与えている。葡萄を植樹
する際には地質調査を徹底的に最も適した品種を選択している。丘側
には結晶片岩と粘土を含む土壌、海岸線近くは砂と粘土を多く含む土
壌がある。特に丘側に多い結晶片岩土壌は日差しに反射するとキラキ
ラと輝いて見える程の雲母と大理石を含みミネラルが豊富な土壌だ。
ここには主にグルナッシュが多く植えられているが葡萄樹は地中のミネ
ラルを吸収しワインに力強さと繊細さを与える。また畑の周囲にはラベ
ンダーやタイムなど野生のハーブ類が自生しており、仕上がるワインの
アロマに特有の個性を与えている。
目指すのは風土と自然の法則を尊重したワイン
ジャン・ジャック・オットと息子のロマンが目指すのは“この地の風土と自
然の法則を尊重したワイン造り”。イギリスで長年自然農法の経験を積
んだオーナーと共にワイン造りを始めた事で自らがドメーヌ・オットを所
有していた時以上に自然に近い栽培・醸
造を行うようになった。畑ではビオロジック
農法を導入し、収穫は全て手摘み。野性
酵母のみで発酵を行う。異なる土壌が露
出しているシャトー・レウーブでは区画毎に
グルナッシュ、シラー、サンソー、ムールヴ
ェードル、ロール、セミヨン等最も適した品
種を植えているが、人為的な操作を避け
安定したワインを造る為にワインのタイプ毎
に全ての品種をアッサンブラージュした状
態でプレスを行う。代表キュヴェであるロゼ
は全房のままゆっくりと時間をかけてプレス
する事で、このテロワールに由来する複雑
なアロマと色調を引き出していく。「広大な
自然に囲まれたシャトー・レウーブはヨーロ
ッパ中で最も美しく恵まれていた場所。与
えられた自然の恵みを最大限表現したワ
インを造る」
AOC
Cotes de
Provance
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
在庫
3,200
○
ロール50%、セミヨン50%。手摘み収穫。プレス、低温浸漬を行った後ステンレスタンクにてアルコール発酵及びマロラクティック発酵を行う。天然酵母のみ使用。
Cotes de
Rose de Chateau Leoube
69Q10 ロゼ・ド・シャトー・レウーブ
2011 ロゼ 750ml
2,800
Provance
◎
グルナッシュ40%、サンソー40%、シラー10%、ムールヴェードル10%。手摘み収穫。ゆっくりとプレスを行った後にステンレスタンクにてアルコール発酵及びマロラクティック発酵を行う。天然酵母のみ使用。
Cotes de
Rose Secret de Leoube
69Q11 ロゼ・スクレ・ド・レウーブ
2011 ロゼ 750ml
3,800
Provance
○
2011
白
750ml
グルナッシュ40%、サンソー40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%。手摘み収穫。ゆっくりとプレスを行った後にステンレスタンクにてアルコール発酵及びマロラクティック発酵を行う。天然酵母のみ使用。
Rouge de Chateau Leoube
69Q09 ルージュ・ド・シャトー・レウーブ
Cotes de
Provance
2010
赤
750ml
3,200
シラー60%、グルナッシュ20%、サンソー20%。手摘み収穫。ステンレスタンクにて発酵。その後コンクリートタンクにて最低でも9カ月の熟成。天然酵母のみ使用。
○
Cahors
Clos Triguedina
VIRE-SUR-LOT
クロ・トリゲディーナ
| 39
マルベックの繊細さを異なる土壌で表現
メルローやタナを栽培し、マルベックを支える要素として使用している。
クロ・トリゲディーナ クロ・トリゲディーナは世界の多くのグラン・メゾンの他にエリゼ宮でも使
の設立は1830年。 用されている。
1877年のフィロキ “粘土”“小石”“キンメリジャン”
セ ラ や 1 9 5 6 年 の 現当主ジャン・リュックが2007年にリリースし注目を集めているのが異
冷害など壊滅的な なる3つの土壌から造るキュヴェ。「ブルゴーニュと同様にカオールに
事 態 を 経 験 し な が はミクロクリマが存在する。異なる土壌で育った葡萄を全てアッサンブ
ら も 家 族 経 営 を 続 ラージュしてしまうのでは無く、ブルゴーニュにおける“クリュ”の様にそ
けて来た。当主のジ れぞれの特徴をより前面に出したワインに仕上げた。カオールの複雑
ャン・リュック・バル なテロワールが持つ味わいの個性を楽しんで貰いたい」ロット川に沿い
デスは7代目。この の斜面は段々畑状になっており、4つのテラス(台地)がある。河に近
地を流れるロット川 い第1テラスは平坦な土地の為クロ・トリゲディーナでは第2テラスから
沿いの台地に65ヘクタールを所有する。バルデス家は常にカオール・ 第4テラスに畑を所有。
ワインの品質向上の為、他の造り手に先駆けて新しい試みを行ってき マルベック100%で仕
た。カオール生産者組合の設立、ステンレスタンクの導入、密植 上 げ ら れ る 3 種 類の 土
(8,000 本/ha)の推奨など。そして現当主のジャン・リュックは、カオー 壌キュヴェは同じ醸造
ルが持つ複雑なテロワールに注目。今までは“カオール”という大きな 方法で仕上げられるが、
枠組みの中でしかとらわれる事のなかったテロワールを小区域に分け 全く個性の異なるワイン
て、テロワールの個性を率直に表わしたワイン造りを行っている。ジャ に仕上がっている。第2
テラスはよりロット川に近
ン・リュックはゴー・ミヨー誌でフランス最高醸造家にも選ばれている。
い為、赤色粘土を多く
「マルベックは本来繊細な品種」
AOCカオールには75%以上マルベック(コット)を入れる事が義務付 含む沖積土。よりエレガントでバランス良いカオールに。醸造所周辺の
けられている。この品種がカオールの特徴とも言える濃い色調と豊富 第3テラスは鉄分を多く含む珪質泥岩土壌。ロット川に流されてきた丸
なタンニンをワインにもたらす。時にはこの特徴が飲み辛さとして捉えら い石も多く含み、力強さと骨格を持ったワインに仕上がる。標高300m
れる場合もあるが、クロ・トリゲディーナの造るカオールは非常に繊細で にある第4のテラスはキンメリジャン土壌。より引き締まった酸とミネラ
エレガント。「私達は昔から“食”と楽しむ為のワインを造ってきた。マル ルが豊富で、長期熟成向きのカオールに。「カオールは決して単一で
ベックは本来繊細な品種。テロワールを意識して丁寧に造れば、若い 退屈な味わいのワインでは無い。各テロワールの特徴を熟知する事で、
内から楽しむ事の出来るフィネスと、長期熟成が可能な骨格を持った アッサンブラージュしてもバランスが良く、繊細さと深みを持つカオール
ワインに仕上がる。カオールは食事と共に楽しむ事で真価を発揮する に仕上がる」クロ・トリゲディーナはこれからもAOCカオールを牽引して
ワインだ」所有する65ヘクタールの内マルベックは75%程。その他は いく。
フィロキセラ以前から続くカオールの名門
商品記号
Cahors Petit Clos
69U03 カオール・プティ・クロ
ワイン
AOC
新入港
Cahors
ヴィンテージ 色
2010
サイズ
参考上代
メモ
在庫
赤
750ml
2,800
◎
赤
750ml
4,200 樹齢50年以上の古樹
○
マルベック80%、メルロー20%。リュット・レゾネ。100%除梗後29℃で20日間のマセラシオン。ステンレスタンク及び木樽にて熟成。
Cahors Clos Triguedina
69U04 カオール・クロ・トリ・ゲディーナ
新入港
Cahors
2009
マルベック80%、メルロー15%。タナ5%。リュット・レゾネ。手摘み収穫。ルモンタージュを行いながら、10~15日程かけて発酵。木樽(3分の1新樽)にて18カ月の熟成。
Cahors Probus
69U05 カオール・プロビュス
新入港
Cahors
2009
赤
750ml
7,200
○
マルベック100%。リュット・レゾネ。手摘み収穫。古くから所有する最良の区画。20~25日程かけてゆっくりと発酵。新樽にて18カ月の熟成。全ての樽を試飲し、最良の樽のみ瓶詰め。
Cahors Au coin du Bois
69U06 カオール・オー・コワン・デュ・ボワ
新入港
Cahors
2009
赤
750ml
5,200 粘土主体
○
マルベック100%。リュット・レゾネ。手摘み収穫。ロット河沿いの平地より1段高い標高90mの台地に位置する区画。赤色粘土を多く含む20万年前の沖積土。下層には水はけの良い石灰層。20~25日程かけ
てゆっくりと発酵。木樽(3分の1新樽)にて18カ月の熟成。
Cahors Les Gallets
69U07 カオール・レ・ガレ
新入港
Cahors
2009
赤
750ml
5,200 小石主体
○
マルベック100%。リュット・レゾネ。手摘み収穫。ロット河沿いの平地より2段高い標高110mの台地に位置する区画。鉄を多く含む50万年前の珪質泥岩土壌。表土にはロット河に由来する丸い小石を多く含
む。下層には水はけの良い石灰層。20~25日程かけてゆっくりと発酵。木樽(3分の1新樽)にて18カ月の熟成。
Cahors Les Petites Cailles
69U08 カオール・ル・プティ・カイユ
新入港
Cahors
2009
赤
750ml
5,200 キンメリジャン
マルベック100%。リュット・レゾネ。手摘み収穫。ロット河沿いの平地より3段高い標高300mの高地の区画。ジュラ紀キンメリジャン土壌。非常に鉄分を多く含む。カオールで古くから存在する区画。20~25日
程かけてゆっくりと発酵。木樽(3分の1新樽)にて18カ月の熟成。
○
Bordeaux
Château le Puy
Cote de Francs
シャトー・ル・ピュイ
| 40
400年以上の間一度も農薬が使われていない畑
完璧な生態系が葡萄樹を守る
観光客で賑
わうサンテ
ミリオンの町
から、シャト
ー・ル・ピュ
イまでは車
で20分程。
しかし、そこ
はまるで嘘
のように、
静謐な空
気に包まれ
ている。メドック地区の豪華絢爛なシャトーとは異なるシンプルな2階立
ての醸造所の周囲には葡萄畑と森が続き、周囲の道の車通りはほとん
ど無い。「我々の敷地の中では、出来る限り生態系を整えるようにして
いる。有機栽培を続ける為には、それが一番大切だ」現在シャトー・
ル・ピュイの敷地は60ha あるが、葡萄を植えているのは38ha のみ。残
る敷地には森や沼が広がり、のんびりと馬や牛が草を食んでいる。「葡
萄畑の周囲の生態系を保つ事で、そこに住む動植物が自然と葡萄を
守ってくれる」例えば葡萄樹が蜘蛛に襲われそうになると、周囲の環境
より蜘蛛の天敵となる昆虫がやってきて、自然と退治してくれる。だから、
化学薬品を使用しなくても毎年良い葡萄を得る事が出来るという。ある
葡萄畑の隣には、わずかに畝の形が残る草の生えた場所がある。「数
年前までは“エミリアン”用の葡萄樹を植えていた場所だ。でも、あそこ
に葡萄を植え
た事で敷地
全体の生態
系のバランス
が崩れてきた
事に気付き、
去年葡萄樹
を引き抜いた
のです。」フラ
ッグ・シップと
なっているキ
ュヴェの葡萄
畑を惜しげも無く引き抜いてしまう程、生態系を重視している。「森も畑
も動物も微生物も全てが生態系の一部で、我々のワインを造るには欠
かす事が出来ない」
微生物の唾液がテロワールの味を生む
「シャトー・ル・ピュイがテロワールの味わいを表す事が出来るのは、この
土中にいる微生物の唾液のお陰だ」葡萄樹の傍らの驚くほど柔らかい
土壌に立ちながらアモロー氏は語る。シャトー・ル・ピュイの畑には1立
方メートル当たり2億5千万匹の微生物が住み付いている。目には見え
ないが、まとめると150グラム程。微生物は葡萄の根に寄生して、樹
液の中の糖分を吸い上げる。その後彼らが吐き出す酸性の唾液が土
中のカルシウムを溶かす事で、土中にミネラルが豊かに含まれる様に
なる。このミネラルこそが、その土地ならではのテロワールを表す要素と
なるという。つまり土中のミネラルを葡萄樹が吸い上げる事は、テロワー
ルを葡萄に蓄える事になるのだ。その為には土中の微生物がかかせ
ない。一度で
も除草剤や化
学薬品を使っ
てしまうと、土
中の微生物は
激減してしまう。
必然的にテロ
ワールを表し
たワインは造
れなくなるとい
う事だ。「最近
では除草剤や
化学薬品を大量に使っている造り手達でも、皆が自分のワインはテロワ
ールを表現していると主張するが、それは我々の理論では不可能だ。
我々が400年以上も有機栽培にこだわっているのはテロワールの味わ
いを表現し続ける為なのだ」
19 世紀より亜硫酸の使用を疑問視していた
『私たちのワイン造りは家族の歴史だ。』と13代目の現当主ジャン・ピエ
ール・アモロー氏。9代目当主は1868年の時点で既に酸化防止剤の
使用に疑問を持ち始める。その後10代目当主はより滑らかでアロマテ
ィックな果汁を得る為に100%除梗を実施、11代目は発酵中に果帽
を十分に浸漬する為に独自の方法を考案した。またワインに余計な樽
の要素を残さない為、全て
の樽3年から15年の古樽
を使用。醸造過程において、
補糖、人口酵母の添加、
濾過・清澄は一切行わない
という徹底した姿勢を貫い
ている。ジャン・ピエール氏
曰く、全ては『純粋にテロワ
ールを表現する為』に一家
のこだわりが代々受け継が
れているのだ。1994年ヴィ
ンテージからはジャン・ピエ
ール氏が息子のパスカル
氏と共にSO2無添加のキ
ュヴェ”バルテルミ”と”マリ
ー・セシル“を造っている。”
バルテルミ“は、最初に酸
化防止剤の使用を自問した9代目の名にちなんでいる赤ワインだ。”マ
リー・セシル“はセミヨン100%で、収穫後は古樽で発酵及び熟成を行
い、”バルテルミ“と同じくSO2を一切使わずに仕上げている。また、”エ
ミリアン“に使われる酸化防止剤の量も極めて僅かである。発酵及び
瓶詰め時にはSO2を一切添加せず、樽熟成の際のみボンド・アセプテ
ィック(Bonde Asceptique、液体硫黄を入れ樽口に取り付ける栓)を使
用し気化させた硫黄を樽内でごく微量ワインの表面に触れさせる方法
をとっている。また、どのキュヴェも瓶詰は月の動きに注意し、満月から
徐々に欠けていく間に行われ瓶詰め時には最上級のコルクを使用し、
手作業でロウ付けされる。現在、ジャン・ピエールとパスカルは、このシ
ャトー・ル・ピュイの地を独立したAOCとしての認可を受けるべく動き始
めている。もし、認可された場合には、ボルドー唯一のモノポールとなる。
商品記号
ワイン
Ch Le Puy Duc des Nauves
69K49 シャトー・ル・ピュイ・デュック・デ・ノーヴ
AOC
Côtes de
Bordeaux
ヴィンテージ 色
2010
赤
サイズ
750ml
参考上代
3,000 ル・ピュイのセカンド・ワイン
在庫
◎
メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。シャトー・ル・ピュイの樹齢の若い葡萄を使用。ビオディミ。区画毎に分けて小容量のコンクリートタンクにて発酵・熟成。必要に応じてピジャー
ジュ・及びルモンタージュを行う。清澄・濾過は行わない。SO2は熟成時に極微量のみ使用。手頃な価格でシャトー・ル・ピュイの品質の高さを感じられるキュヴェ。
| 41
Ch Le Puy Emilien
69F06 シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
Côtes de
Francs
1994
赤
750ml
16,000
69F08 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
1996
赤
750ml
18,000
69F09 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
1998
赤
750ml
16,000
69S31 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
2004
赤
750ml
6,800
69F11 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
2006
赤
750ml
5,800
69F12 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
2007
赤
750ml
5,400
69M14 Ch Le Puy Emilien
Côtes de
Francs
2008
赤
750ml
5,200
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
△
△
△
◎
◎
◎
◎
メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン14%、カルムネール1%。ビオディナミ。100%除梗。コンクリート槽で2~4週間程天然酵母による発酵の後、澱引きせずに大樽で12カ月の熟成をした後250Lの木樽で
更に12カ月の熟成を行う。清澄・濾過は行わずSO2は大樽での熟成時にのみ極少量を加える。
Ch Le Puy Barthelemy
69F13 シャトー・ル・ピュイ・バルテルミ
Côtes de
Francs
2005
赤
750ml
17,000
Ch Le Puy Barthelemy
69F14 シャトー・ル・ピュイ・バルテルミ
Côtes de
Francs
2006
赤
750ml
14,000 亜硫酸完全無添加
○
○
メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン14%、カルムネール1%。ビオディナミ。所有区画の中でも”レ・ロック”と呼ばれる特別区画の葡萄を使用。コンクリート槽で2~4週間程天然酵母による発酵の後、澱引き
せずに200~250Lの木樽で24カ月の熟成を行う。その間は月の動きに合わせて週に2回のバトナージュを行う。SO2は瓶詰め前も含めて一切添加しない。
Ch Le Puy Marie-Cecile
69S32 シャトー・ル・ピュイ・マリーセシル
Côtes de
Francs
2010
白
750ml
7,000 亜硫酸完全無添加
○
セミヨン100%。ビオディナミ。100%除梗。圧搾後は木樽で天然酵母のみで発酵。発酵後はそのまま澱引きせずに6カ月熟成。清澄・濾過は行わず月の動きに合わせて瓶詰めする。SO2は一切添加しない。
Ch Le Puy Rose Marie
69P62 シャトー・ル・ピュイ・ローズマリー
Vin de Pays
2011
ロゼ
750ml
7,800 初リリースのロゼ
初ヴィンテージ。メルロー100%(年毎に最適のセパージュを選ぶ)ビオディナミ。セニエ方式によって造られるロゼ。発酵は木樽の中で6~10カ月かけて行われる。SO2は瓶詰め前も含めて一切添加しない。
○
Bordeaux
Terra Vert Bordeaux Selection
テラヴェール・ボルドー・セレクション
| 42
テロワールの個性、生産者の情熱、熟成の醍醐味を味わう
シャトー・ラトゥールやシャトー・ラフィット・ロートシルトは確かに魅力的なワインである。しかしそれは様々な情報、評価によって、言わば頭で理解し
ている限りの魅力ではないだろうか。実際ラトゥールやラフィットは素晴らしいワインであることは揺ぎ無い事実であろう。しかし最近の価格ははたし
て適正と言えるのか。ワインの質が価格に比例することはある程度認めなければならないだろうが、現在のトップシャトーの価格がはたしてそのま
ま品質に見合うものかどうかの判断は難しい。ラトゥールやラフィットは少々極端な例だがテラヴェールボルドーセレクションではそういった高額銘
柄とは全く異なる分野の、品質を追求した明確なコンセプトに基づいた銘柄を取り揃えたラインナップとなっている。
① テロワールの個性を引き出したワイン
ボルドーワインは他の産地のものとは異なり緻密な理論の積み重ねの末に出来上がる、言わば完成されたものである。それゆえにテロワールや生
産者の感性を表現することが難しい。しかし完成されたものをわざわざ壊して個性的と表現するのは更に邪道ではある。ここにリストアップされる
銘柄はあくまでもテロワールの個性に忠実に自然なワイン造りを目指したもの。葡萄は無農薬、または減農薬で栽培され、野性酵母での発酵を
基本としたワイン造りによりその土地本来の個性を生かすという信念に基づいている。
② 健全に熟したワイン
今やカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは世界中どこでも作られる品種となった。しかしボルドーワインがその頂点に君臨し続ける理由は一部のト
ップシャトーがボルドーブランドを牽引している事実もあるがやはり他の産地では難しい熟成の醍醐味を味わえるからではないだろうか。ボルドーの
土壌が育むカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのポテンシャルは健全に熟成してこそボルドーワインの奥深さ、迫力を発揮できる。ここにリスト
アップされたバックヴィンテージは生産者の元でゆっくりと熟成を重ね今まさに飲み頃を向かえた銘柄である。
③ 適正な価格
ワインをより美味しく造るという観点において設備投資や規模の違いこそあれ、ワイン造りの本質に大きな違いはなく、むしろ無駄な費用を全て削
ぎ落としたこれらの生産者こそ真の優良生産者と言える。彼らの造るワインはワイン消費の土台を支え、しばし飲み手に発掘する喜びを与えてい
る。今は人気プティ・シャトーとなった銘柄も数年前までは殆ど知られていなかった。そんな例が最も多いのもボルドーという特別な産地だから。こ
こにリストアップされた銘柄はそんな可能性も秘めている。
Lamouroux(ラムルー)
シャトー・ローザン・セグラのもう一つのセカンドワイン
現在ボルドーの殆どの格付けシャトーはセカンドワインを生産し、グランヴァンと同様の経路で市場に流通している中、シャト
ー・ローザン・セグラのセカンドワインは独自の戦略のもとに展開している。一般的にシャトー・ローザン・セグラのセカンドワイ
ンはセグラとして知られ、これは日本市場で一社のみが独占販売し、他国でも一つの市場に対して一社がセグラの販売権
を所有する。ところがこのセカンドワインには実はもう一つの”顔”が存在する。テラヴェールがやはり独占的に輸入販売する”
ラムルー”である。サードワインやジェネリックワインならともかく、これほど有名なシャトーのセカンドワインがこのような方法取
り扱われるのは極めて珍しく、今後のセカンドワインの流通に影響を与えることがあるかもしれない。しかも二つは同じワイン
でありながら価格差があり、ラムルーは後発ゆえに価格においてアドバンテージを与えている。この戦略により市場はある程
度特定されるものの、その市場でのブランディングが可能となり長い目で見た場合、メリットも大きいと考えている。
グランヴァンを意識したワイン造り
醸造、栽培において明確な規定のないセカンドワインのアプローチはシャトーごとに異なる。例えばシャトー・ラトゥールのようにグランヴァンとは異
なる(セカンドワイン専用)畑を使う。シャトー・レオヴィル・ラス・カーズは区画自体がグランヴァンから離れており、醸造の始めの段階からグランヴ
ァンとは異なる工程で造られるセカンドワインもある。一方シャトー・ローザン・セグラは「グランヴァンをイメージできるように」と、一部の若木の区画
(樹齢を重ねればグランヴァンとなる)以外はグランヴァンと同区画の葡萄を使い、マセラシオンの期間や、熟成期間などグランヴァンと同様の工
程を経て造られる。但し新樽の比率、最終的な葡萄品種比率はそれぞれ異なるが、これは区画ごとにある程度新樽の使用率を決めていること
と、ボトリング前のアッサンブラージュ時に最良の比率を優先するためだが、基本品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの品種構成には
大きな違いはなく、シャトー・ローザン・セグラの凝縮感、エレガントで繊細な飲み口はラムルーとの共通の個性と言える。
2006▽C.S.52%、Me42%、P.V.4.5%、C.F.1.5% 収量:55hl/ha
2007▽C.S.50%、Me48%、C.F.2% 収量:55hl/ha
Ch.de Gironville
(シャトー・ド・ジロンヴィル)
土壌の潜在力はフィロキセラによる壊滅的被害も乗り越えた
記録によると18世紀からワインを造っていたと言われ、当時の格付けはクリュ・ブルジョワ・スペリュール。しかし1863
年のフィロキセラ被害であっけなく全滅し、以来畑からは葡萄が消え松の木が植えられていた。ところが1987年この
| 43 シャトー前オーナーであるレミー・フーアンが古い文献などからこの土壌の潜在力を見出し約10ha の畑を購入した。
このシャトーはマルゴーに隣接するオー・メドック南部のマコー地区に位置し、一般的には砂質の混じった年度石灰質
土壌が多く、メルローの比率の高いワインが多い。しかしこのシャトーでは当時メルロー、カベルネを主体としながらプ
ティ・ヴェルドが約3割植えられていて区画によっては100年近い樹齢。2003年にこのシャトーを取得したヴァンサ
ン・ムリエは「このシャトーの畑は地中深くまで砂利の多い特異な土壌で、プティ・ヴェルドがしっかりと熟す。だからメルロー、カベルネだけでは出せ
ない複雑味、香ばしさ、そして力強い味わいが生まれる」と言っていた。PJ モルガンのバンカーから転身してワイナリーのオーナーとなったムリエ
は元来の緻密で理論的かつ大胆な発想の持ち主で、猛勉強の末に得たワイン造りの知識と豊富な資金力を武器にシャトー・ジロンヴィルを含む
所有する3つのシャトーを成功に導いた。ところが2010年ヴァンサン・ムリエは44歳の若さで突然この世を去る。しかしムリエが所有する前からの
醸造責任者ヴァンサン・バッシュはムリエの強力なサポーターであり、現在もムリエの意思を継ぐ最高の理解者でもある。2000年代中盤以降プ
ティ・ヴェルドの比率は下げ、その分カベルネの比率を上げている。ヴァンサン・バッシュによるとこれは「気候の変動による品種ごとの生育度合の
変化、それとカベルネが樹齢を重ね十分な熟度を得るようになったから」だと言うがプティ・ヴェルドの比率は今でも10%以上で近隣のシャトーと
比べだいぶ高い。複雑味に富み、力強く立体的な構成は同クラスのそれとは歴然とした違いを認めざるを得ない。
【その他のテクニカル情報】
▽Me50% C.S.40% P.V.10% 平均樹齢:26 年 発酵・マセラシオン:ステンレス(25 日間) 樽熟成:12 ヶ月月(新樽:20% 1 年樽:50% 2 年
樽:20% ステンレス:10%) 卵白による清澄のみ ノンフィルター
Ch.Real
(シャトー・レアル)
2人の偉大な醸造家によって蘇ったマイクロシャトー
サンテステフのすぐ北、サン・スーランド・ド・カドゥルヌに位置するシャトー。1824年の創業よりレメニャン家が所有。
同家が所有するシャトー・セリランが近年ジャン・リュック・テュヌヴァンの発掘によって注目を集めるようなるとシャトー
の運営を託されているマルセリス・ディディエールにシャトー・レアルの運営も任せるようになった。規模こそ 6ha と小さ
なシャトーであったが豊富な資金力を使い大刷新を行った。そして醸
造家には 2001 年までシャトー・ムートン・ロートシルト、クレール・ミロン、
オーパス・ワンなどの醸造長を務めたフィリップ・レスピーと、今
や名実ともにトップ醸造家として圧倒的な影響力をもつオ
リヴィエ・ドゥーガを起用し 2006 年全く新しいシャトー・レア
ルが誕生した。もともとサンテステフに近い優れた立地と
厳格なリュットレゾネによって低収量を維持していた畑であ
ったため葡萄の質は極めて高く、ポテンシャルを引き出こ
とは彼らの手によれば決して難しい事ではなかった。シャト
ー・レアルは完全に生まれ変わった。もともと短期の契約
だったためフィリップ・レスピーとオリヴィエ・ドゥーガに代わり
現醸造ディレクター、ディディエル・マル
今ではシャトー・ポンテ・カネを大成功に導いたベルナー
ル・フランとシャトー・アンジェリスのユベール・ド・ブアール
が受け継ぎさらなる飛躍を続けている注目のシャトー。酒
質は凝縮感に富んでいてドライ。まさにサンテステフの北隣であるためにその特徴に良く似ているが、
これはテロワールもさることながら 42hal/ha というボルドーの、しかもオー・メドックとしては低い収量
とすべて手摘みで収穫し、選果するという仕事が大きく関係している。土地の高いボルドーでは効
率が優先されがちだが、「少しでも質の高いもを」という志の高いオーナーの考えのもとに集まったワ
イン職人たちの意気込みがこのワイには感じられる。
【その他のテクニカル情報】
▽C.S.55%、Me35%、C.F.10% 発酵・マセラシオン:ステンレスタンク 樽熟成:6~8 ヶ月(毎年 60%の新樽を使用)
Ch.Teyssier
(シャトー・テシエ)
ル・ドームを産んだ濃厚かつ緻密な奥深さ
シンデレラワインの筆頭ともいわれるル・ドーム。いまやシュヴァル・ブラン匹敵する価格で取引され、もはや簡
単には手の届かない存在となった。ル・ドームはシャトー・テシエの最高級キュヴェであり、シャトー・テシエのオ
| 44 ーナー、ジョナサン・マルタスの挑戦であった。醸造コンサルタントにはシュヴァル・ブラン、グラシアのジル・パウ
ケ。ヴィンヤードマスターにはプティ・ヴィラージュのローベール・フォーティンを起用するなど最高のチームを結
成し、瞬く間にサクセスストーリーを築いた。ジョナサンがシャト
ーを購入して僅か数年の事である。シャトー・テシエ自体の設
立は 1714 年にまで遡る。サンテミリオンの南西部にあり、鉄分
を多く含んだ粘土石灰質を砂質土壌が被う畑で、シュヴァル・
ブランや、アンジェリスの畑に似ている。所有する畑のうちシャトー・テシエを産するのは約 30ha で、
その大部分は平均樹齢 75 年のヴィエーユ・ヴィーニュだ。ジョナサンは「いいワインを造るにはい
ろいろな要素が必要だが、人が選択できる範囲に限って言えばヴィエーユ・ヴィーニュはとても重
要」と語る。古木の働きの重要性を今更説く必要はないが、それを生かす作業や条件もまた重
要であり、全ての工程において最も厳しい作業を自ら強いている。収穫はもちろん手摘みだが収
穫時は 50 人態勢で臨む。収量は 45hl/ha を上回る事はなく、厳しい選果を施す。酵母の添加
は一切行わず自然の働きのみに委ねる等、ストイックなまでに品質にこだわる姿勢は「Decanter」
オーナーのジョナサン・マルタス
誌や「Wine Advocate」誌などからも注目され、高い評価を与えている。多くのガレージワインに共
通する濃厚な味わいながら、それだけに支配されておらずメルロー本来の滑らかな質感とカベル
ネ・フランのスパイシーさ、爽やかな酸がバランスよくまとまっているために十分な奥行きも感じる。
圧倒的な差こそないものの同レンジの他のワインとは明らかに異なる完成度の高さである。エアラ
インを始め、ウィンブルドンのオフィシャルワインであったり、ローリング・ストーンズ欧州ツアーに配
備されていたりと、品質を裏付ける材料には事欠かない注目のシャトー。
●パーカー-92
【その他のテクニカル情報】
▽Me70%、C.F.30% 収穫:100%手摘み 収量 45hl/ha 除梗:100% 発酵・マセラシオン:ステ
ンレスタンク(一部樽発酵) 樽熟成:18 ヶ月(毎年 20%の新樽を使用)
Ch.Pavillon Figeac
(シャトー・パヴィヨン・フィジャック)
シュヴァル・ブランの隣家に佇む未知の伏兵
ここ数年で極めて高額になりすぎたシャトー・シュヴァル・ブラン。今や簡単には購入できないワインとってしまった。メドック、
ポムロールでも同様のシャトーが増えたため、人々の求めるものもここ数年で大きく様変わりしている。高額帯から中高額
帯へ、中高額帯から低中額帯へと一段階下げてボルドーワインを楽しんでいる人も多い。一見悲観的にも思える状況だ
が今の成熟しつつある日本市場の消費者にはフランスを凌ぐ知識が備わり自ら発掘する事を学び楽しむようになった。恵
まれた立地、実力のある著名な醸造家、コンサルタントの手によって高い品質のワインが次から次へと産まれている。だ
が知名度の低さゆえに正当に評価される機会になかなかめぐり合わないでいる。特にサンテミリオンは規模の小さなシャト
ーがひしめき合い、その機会をさらに小さくしている。シャトー・パヴィヨン・フィジャックはまさにそんな状況にあるシャトーの
一つであり、本来の質の高さを正当に評価されるべきシャトーである。
このシャトーの最も注目すべき点は畑のロケーション。先述のシャトー・
シュヴァル・ブランの目と鼻の先、通りを一本隔てた立地に約 7ha の畑
を持つ。さらに周りを見渡せばシャトー・フィジャック、シャトー・ラトゥー
ル・パン・フィジャック、さらにはポムロールのシャトー・ボールガールや
シャトー・ラ・コンセイアントなど錚々たる名門シャトーが集中している地
区である。この地区は粘土勝ちのサンテミリオンでは珍しく砂利や砂質
が多く堆積している土壌でその土壌の特性を引き出すため平均樹齢
は45年を下回ることはなく、収量を40hl/ha に制限している。そしてシ
ュヴァル・ブラン同様にカベルネ・フランの比率が高く、深遠で濃縮度
の高いワインを造る。収穫はもちろん手摘みで選果台使い選果を行う。
近年有機栽培に完全転換し、更なるテロワールの表現に力を入れて
いる。
【その他のテクニカル情報】
▽Me65%、C.F.35% 発酵・マセラシオン:セメントタンク 樽熟成:10
~15 ヶ月(毎年 50%の新樽を使用) 卵白を使ってのコラージュ(ノンフィルター)
Ch.d’Arcole
(シャトー・ダルコル)
300年以上続く有機栽培から得たピュアな果実味
1796 年にバルト家が所有して以来、代々受け継がれているシャトー。畑はシャトーの周囲に広がる 5.5ha の単一区画
のみ。この畑は 300 年以上も科学肥料、農薬、そして除草剤すら使用していない正真正銘の無農薬。土中のバクテリ
| 45 アが供給するミネラル分を深い根元から樹が充分に吸い取れるようにバクテリアを殺す化学薬品の使用は徹底的に排
除している。「※ナポレオンから与えられた由緒ある畑だ、我々人間の手で汚すわけにはいかないよ。」とユーモラスに語
る現当主のヴェロニク・バルトは有機栽培の真の意味を理解する生産者。栽培規模の大きなボルドー地方でリスクの高
い有機栽培を続ける事はとても難しく、ボルドーの大部分の生産者は安定した生産を選んでいる。しかし「ボルドーワイン
を比較して、個性のなさに気付かされる事がしばしばある。」とヴェロニ
クが指摘するのは、栽培方法、醸造方法が画一的でテロワールの個
性を封印してしまっているがゆえ。「テロワールを反映させて質の高い葡萄を育てなければいい
ワインはできないよ。」当たり前のような言葉だが実際に 300 年以上もの間続けている有機栽培
の本来の目的を語るヴェロニクの言葉には十分な重みがある。テロワールそして環境を何よりも
大切にするシャトーの姿勢は葡萄栽培だけに止まらない。単一の区画をシャトーの周囲に持つこ
とで収穫から即醸造工程に移れる環境はとても大きな意味を持つ。またグラヴィティシステムを
採用することでワインに余計なストレスを与えることなく醸造を進める事が出来る。さらにはボトル
の軽量化やラベルを含むパッケージ素材は 100%リサイクル可能なのだと言う。最近の健康志
向に迎合し、有機栽培を到達点としているにわか生産者とは異なり、有機をあくまでも手段とし、
テロワールと葡萄本来の個性を引き出す真の意味での有機を実践している貴重な生産者だ。
※このシャトーの名前(アルコル)とラベルに描かれたナポレオンにはこのシャトー設立に密接に
関わる。アルコルの戦いはフランス革命戦争の戦いの一つで 1796 年、当時オーストリアの支配
下にあった北イタリアが舞台となった。現在の所有者であるヴェロニク・バルトの祖先であるジャ
ン・バルトはナポレオンの護衛としてこの戦いに参加し、勝利を収めた功労者の一人として勲章
を授かっている。褒美として与えられた葡萄園の名にアルコルと名付けバルト家に代々受け継が
れ今に至っている。
【その他のテクニカル情報】
▽Me70%、C.S.30% 発酵・マセラシオン:ステンレス 樽熟成:12 ヶ月月(毎年 30%の新樽を使用) ノンフィルター
Ch.Moya
(シャトー・モヤ)
ファーストヴィンテージで 90 ポイント(WS)獲得の実力
フロンサックのシャトー・デュ・ガビィがカスティヨンの畑を購入し新しいシャトー
として運営を始めた。1970 年から有機栽培を続けている起伏に富んだ 8ha
の畑で、30~35 年の古いメルローが主体。収穫は 100%手摘みで収量は約
40hl/ha。そのうえ 2 度選果する徹底ぶりはカスティヨンでは稀。「カスティヨン
はメドックに負けないポテンシャルを秘めた畑があるんだよ。有機栽培も、古
い樹齢も、低収量もすべてこのテロワールのため」と語るオーナーのデヴィッ
ド・カールはすっかりこの畑に魅了された。ファーストヴィンテージが 2009 年で
あった幸運もあったのだろうが厳しい評価で知られるワイン・スペクテーターで
いきなり 90 ポイント獲得は、それなりの努力と高い技術がなければ成しえない。
カスティヨンではいつくかのシャトーが非常に高い評価を得ている。シャトー・プピーユ、シ
ャトー・デギーユなどは日本でもおなじみ。シャトー・モヤはデビューしたてで、それらの著
名なシャトーと同等かそれ以上の評価を少なくとも同誌から得た事になる。人の評価が全てではないが、同誌が
評している黒果実の凝縮感、アニスを想わせる香ばしさ、クリアなストラクチャーなどの表現はこのワインの特徴を
的確に表している。有機栽培や自然酵母、その他の高い技術は今や珍しい事ではないが優れたテロワールが大
前提であることが何よりも重要であり、シャトー・モヤは全てを兼ねそろえたサラブレッドとして今後がとても楽しみな
シャトーである事は明らかだろう。
●ワイン・スペクテーター-90
【その他のテクニカル情報】
▽Me93%、C.S.7% 除梗:100% 自然酵母による発酵 マセラシオン:大樽 樽熟成:12 ヶ月(新樽:50% 1,2
年樽 50%)
デヴィッド・カール(オーナー)
Ch.Fleur Haut Gaussens
(シャトー・フルール・オー・ゴーサン)
リュットレゾネ、低収量にいち早く目をつけた志高きボルドー・スーペリュール
リュイリエ家が 3 代に渡って所有するシャトー。フロンサック近郊、ヴェラック村に
位置し、リュットレゾネの採用、低収量、セメント発酵槽、排水の循環設備などボ
ルドー・スペリュールとしては極めて志の高い生産者。30ha の広大な畑を所有し
| 46
ながら栽培者との協力で減農薬農法を早くから取り入れ、収量 45hl/ha に抑え
られたぶどうは 100%除梗、選果された上質のぶどうに限定される。このシャトー
では 2001 年頃からそれまで使用していたステンレスタンクから伝統的なセメント
の発酵槽に徐々に移行し、より深みのある味わいを目指している。新樽比率 3 割
で 12 ヶ月間熟成されたワインは、強い果実味が前面に出たモダンな味わいでありながら複雑味があり長い
余韻はボルドー・スペリュールの域を超越した品質といえる。このシャトーではセラーで使用された排水を自
前の循環濾過機によって洗浄するなど、ワインの品質だけでなく環境への配慮にも気を配っている。「自然
の恩恵に与る者の責任として当然のこと」と語るエルベ・リュイリエ氏のワインはワイン・スペクテータ、ギド・アシェット、クラスマンなどでも高く評価。
☆WS-85~88 AOC:Bordeaux Superieur ▽Me90%、C.S.5%、C.F.5%。醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で成功を収めた
オリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Jean-Luc Thinevin / Bad Boy
(ジャン・リュック・テュヌヴァン/バッド・ボーイ)
銀行員からボルドーネゴシャンへと転身した特異な経歴の持ち主。ワイン商を経て、後に念願のワ
イン造りをスタート。サンテミリオンの選び抜いた畑の区画を購入し、シャトー・ヴァランドローを生産。
わずか二年でトップシャトーと方を並べるほどの評価を得るなど、ボルドー最高のサクセスストーリー
はワイン愛好家の伝説となる。彼の持ち味である、ずっしりと存在感のあるワインは地道な畑仕事の
たまもの。一房一房丁寧に気の遠くなるような厳しい仕事が行き届いているからこそ、その後のワイ
ン造りが生きる。彼に続く若い醸造家の手本にもなっている。今やテュヌヴァンは生産者としてだけ
でなく、醸造コンサルタント、そして同時に自身のワイン会社を持ち、幅広くワイン界に貢献している。
バッド・ボーイもジャン・リュック・テュヌヴァンの遊び心、そして彼のワイン造りへの姿勢がふんだんに
盛り込まれたワインとして 2006 年ファーストヴィンテージがリリース。高品質低価格であるならたとえ産地をボ
ルドーとしなくても、という型破りのワインとして注目を集める。従来の原産地呼称制度に対する彼の挑戦でもあ
り、そんな気概の表れが“Bad Boy”である。もちろんワイン自体の出来は極めて上質。樹齢 40 年のメルローが
主体となっていますがダークチェリーやブラックベリーのような黒果実の香りにコーヒーを思わせる香ばしさのあ
る、重厚で凝縮感を大いに感じるワインです。生産量は偶然とは思えぬ 6666 ケース(6 入り)。このワインの由来となったのは、ジャン・リュックを
“やんちゃ者”と評価したロバート・パーカーJr.の言葉。
Ch.Fort de Roquetaillade Blanc
(シャトー・フォール・ド・ロックタイヤード・ブラン)
ボルドー白ワインの概念を覆す瑞々しさと好バランス
14 世紀初め当時のローマ法王クレマン5世の甥によって建てられた歴史
あるシャトー。当時は戦略拠点としての役割を担っていたが今は美しいぶ
どう畑に囲まれ、観光名所として当時のままの外観を保ち、醸造設備はこ
の城内を改装したセラーに配備されている。2000 年ヴィンテージでデビュ
ーしたワインだが、もともとこのシャトーが持つ畑は平坦なグラーヴ地区にあ
って比較的高低差のある畑は水はけに優れ、ミネラル分を豊富に含んだ
細かな貝殻や石灰岩が層となっており、ソーヴィニヨン、セミヨンなどの白
葡萄品種には絶好の条件が整っていた事に加え醸造家ステファン・ドゥル
ノンクールの手腕により極めて短期間で成功を収める。専門家による高評価を得た事も大きく
影響しているが、一時のブームで終わらない人気がこのワインの本質を表している。100%手摘
みで低収量(40hl/ha)。除梗後に選果台で厳しく選果したのちは可能な限りシンプルに醸造を
まとめ、コストパフォーマンスの優れたワインながら良質の葡萄のポテンシャル最大限に引き出す手法が取られている。その結果ミネラル、酸味、
果実感が高いレベルで融合し、爽やかでありしっかりとした葡萄の要素も感じさせる。工業的に大量生産される最近のボルドーワインとは明らかに
異なる”温かい味”を思い出させてくれるワインである。
【その他のテクニカル情報】
▽Se50%、S.B.50% 収穫:100%手摘み 収量:45hl/ha 除梗:100% 発酵・マセラシオン:ステンレスタンク 熟成:約 8 カ月(ステンレスタンク)
L (Generique) Sauternes
(エル/(ジェネリック)ソーテルヌ)
世界最高の貴腐ワインが産んだジェネリック
残念ながらシャトーの名称を明確にすることは出来ないが”世界最高の貴腐ワインを造る”といえば誰もがその名前
を浮かべることができる。シャトー・ラフィット、シュヴァル・ブラン、オーゾンヌと同じように今や簡単には手の届かない
| 47 存在となってしまったシャトーにもセカンドワインという逃げ道が存在する。しかしセカンドワインを生産しないこのシャト
ーは文字通り高嶺の花となり、通常の流通網からさえ姿を消しつつある。しかしそうなってしまったのにも、それなりの
理由があり常にトップでい続ける努力を怠らない狂信的とも言える品質の追求に余念がないからである。一部ではあ
るが以下に挙げたいくつかの具体例によってこのシャトーの姿が見えてくる。


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固有の微気候を伴う完璧な立地条件がある。
8hl/ha の超低収量。
97km にも及ぶパイプを用いた精巧な排水システムを設置した。
セカンドワインを生産しない
経済的な損失やトラブルを斟酌せずに、最も良質なワインだけを生産しようという狂信的とも言える執念が存在する。
最高の品質が維持できないと判断されるとその年は一本も生産されない。
ストイックなまでの姿勢は畑仕事にとどまらずセラーにおいても厳しい基準が設けられ、もともと少ない生
産量は毎年数樽がボトリングされずそれらの樽はこのシャトーの名を冠することなく他者へ販売される。し
かし他のシャトーと異なりセカンドワイン、サードワインを生産しないため樽で選別される工程の最後の部分
まではグランヴァンとして扱われ、実質的なワインの品質はグランヴァンと変わらない極めて高いものとな
る。このワインはその数樽を独占的に定期購入するネゴシャンが瓶詰め後に引き取りジェネリックワインと
して販売されたもの。
▽Se80%、SB20%
商品記号
ワイン
AOC
Ch. Rauzan Segla Lamouroux
69T06 シャトー・ローザン・セグラ・ラムルー
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
メモ
ローザン・セグラの
5,900
もう一つのセカンド
在庫
◎
Margaux
2008
赤
750ml
Haut Medoc
2010
赤
750ml
3,500 濃厚かつエレガント
◎
Haut Medoc
2010
赤
750ml
2,800 元ムートンの醸造長が育てた
◎
St Emilion
GC
2010
赤
750ml
3,900 ル・ドームを生み出した秀逸シャ
◎
St Emilion
GC
2003
赤
750ml
4,300
◎
St Emilion
GC
2008
赤
750ml
4,800 300年以上前から完全無農薬
◎
Castillon C.D.
Bord.
2009
赤
750ml
3,200 W.S.-90pt
◎
Bordeaux
Superieur
2009
赤
750ml
2,500
◎
AC Bordeaux
2008
赤
750ml
3,900 W.S.-88~90pt
○
Grave Blanc
2010
白
750ml
2,300
○
Sauternes
2009
白
750ml
7,000 貴腐ワイン最高峰シャトー
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン59% メルロー36.5% プティ・ヴェルド3% カベルネ・フラン1.5%
Ch. de Gironville
69V84 シャトー・ド・ジロンヴィル
新入港
〈品種〉メルロー50% カベルネ・ソーヴィニヨン40% プティ・ヴェルドー10%
69R63 Ch. Real
シャトー・レアル
シャトー
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン55% メルロー35% カベルネ・フラン10%
69R58 Ch. Teyssier
シャトー・テシエ
〈品種〉メルロー70% カベルネ・フラン30%
69P51 Ch. Pavillon Figeac
シャトー・パヴィヨン・フィジャック
トー
W.A.-92pt
シュヴァル・ブラン畑の地続き
〈品種〉メルロー65% カベルネ・フラン35%
Ch. d'Arcole
69S81 シャトー・ダルコル
〈品種〉メルロー70% カベルネ・ソーヴィニヨン30%
Ch. Moya
69R59 シャトー・モヤ
〈品種〉メルロー93% カベルネ・ソーヴィニヨン7%
69N93 Ch. Fleur Haut Gaussens
シャトー・フルール・オー・ゴーサン
〈品種〉メルロー90% カベルネ・ソーヴィニヨン5% カベルネ・フラン5%
Jean Luc Thinevin Bad Boy
69D85 ジャン・リュック・ティヌヴァン・ボーイ
〈品種〉メルロー95% カベルネ・フラン5%
Ch. Forts de Roquetaillade Blanc
69S04 シャトー・フォール・ド・ロックタイヤード・ブラン
〈品種〉ソーヴィニヨン・ブラン50% セミヨン50%
69P99 L (Generique) Sauternes
エル・(ジェネリック)・ソーテルヌ
〈品種〉セミヨン80% ソーヴィニヨン・ブラン20%
のデグラッセ
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