自信を持てるようになるまでには、経験と毎日の勉強が不可欠 Vol.4 アークベルグループ 株式会社アークベルは、相互扶助の 精神のもと、全国で4番目の冠婚葬祭 互助会として1958年に誕生しまし た。地域に密着したセレモニーホール や結婚式場のほか、 ハーバーアヴェ ニュー ブレストン 、 ピアザ デッレ グラツィエ といったオリジ ナリティ溢れるウェディングスペース や、レンタルブティック ビアンベー ル を各地に展開しています。今回 は、多彩なフィールドで活躍している フレッシュな人材に集まっていただ き、それぞれの仕事の魅力ややりがい などについて、ざっくばらんに語って いただきました。 応援団●アークベルは、毎年、就職希望者が 多い人気の企業です。そこに入社された皆 さんの現在の仕事内容を教えていただけま すか。 池田●私はコスチュームアドバイザーとし て、ブライダルの衣裳やブーケ、小物に至 るまでの提案やアドバイスを行なっていま す。ほかにもご家族やご友人、七五三や参 列者の衣裳まで、さまざまなニーズに対応 しているんですよ。 小林●ウェディングプランナーですので、結 婚式の日取りが決まった方とお打ち合わせ を重ね、お二人のニーズをしっかり把握し た上でオリジナル・ウェディングを構築し ていくという仕事です。 池田知子 コスチュームアドバイ ザー 新潟青陵大学 短期大学部 人間総合学科卒 平成18年入社 佐藤●結婚式当日のバンケットアドバイザーです。全体の責任者とも いうべき立場ですから、会場スタッフへの指示や進行状況の管理、飲 食サービスなど、会場全体を見渡して、何かあれば即座に対応しま す。また結婚式当日に向けての準備も行なっています。 渡邉●当社では葬儀のことをセレモニーと呼んでいます。私はその フューネラルアドバイザーであり、葬儀に関しての全てのお打ち合わ せをはじめ、会場設営から式の進行管理まで担当しています。地域に よって風習が違い、宗派によっても式の方法や飾りつけも異なるた め、それぞれの家のしきたりに合わせてアドバイスします。 ◆基本データ 設立 1958年 資本金 2億7000万円(グループ計) 所在地 〒950-0912 新潟市中央区南笹口2-7-20 連絡先 025-247-6112 1111名(グループ計/2007年6 従業員数 月) 売上高 261億1123万円 (グループ計/2007年6月期実 績) 応援団●その仕事が大変だと思うのは、どんなときですか? 渡邉●最初の3ヵ月は先輩について行動していたけど、その後、一人 である程度担当をまかされるようになって 。何をどうしていいのか も分からなくて、とても不安でしたね。 佐藤●分からないときはどうしたの? 渡邉●すぐに先輩に電話したよ。とにかく日々勉強で、一通り分かる ようになるまでに1年半はかかったかな。自信を持って行動できるよ うになったのは、つい最近です。 小林●実は私もプランナーとして独り立ちするまでに、1年半くらい かかっています。それまではいろいろなことを覚えるのに必死でし た。最初は先輩について仕事を学び、知識を広げるために毎日勉強。 結婚式の当日、新郎新婦に付き添うアテンドも多く経験して。いろい ろと大変だったけど、今思えばいい経験になりましたよ。 池田●衣裳に関しては、お客様によって好みもサイズも異なり、また パソコン上で見たときと実際に着たときでは印象も違います。流行も 取り入れなければならないし、常にその方にベストなご提案をするの 取り入れなければならないし、常にその方にベストなご提案をするの は、なかなか難しいですね。 Adobe Readerのダウンロードはこちら 佐藤●バンケットアドバイザーは、会場設営のハードの部分と接客対 応のソフト部分の両方を担当しなければならないので、私の場合は大 変というよりも、 大きな責任 を感じています。いろいろな状況に 応じて対応内容も変わるから、今も勉強中なんです。 お客様の声が、何よりも一番の励み 応援団●では仕事の面白み・やりがいは、ど ういうときに感じますか? 佐藤●会場設営も手を抜けない大事な仕事で すが、私は接客対応というソフトの部分に 重点を置いています。それだけにお客様か ら「いい披露宴だったわね」とか、「自分 もここでしようかな」といった声を聞く と、飛び上がるほど嬉しいですね。また大 きな披露宴ほど仕事内容もハードなので、 無事に終わったときは「チームワークで成 し遂げた!」という大きな達成感を味わえ ます。 佐藤喜人 ブライダル&バンケット アドバイザー 国際ホテルブライダル専 門学校 ブライダルプロデュース 小林●私も担当したお二人に「ここにして良 科卒 かった」と言われたときは、すごく嬉しく 平成18年入社 て、心に響きました。それは自分だけでな く、日取りを決めてから結婚式当日まで携 わったスタッフ全員への言葉だと受け止めています。 池田●私は長い期間お客様とお付き合いするので、式が終わった後で も、手紙やバースデーカードをいただくこともあって 。お客様の喜 びが伝わってくると本当に嬉しいです。それと社内のメールマガジン に、お客様のアンケート内容が掲載されるんですが、そこで同期の仲 間が褒められているのを見かけたときは、嬉しかったし「自分も頑張 ろう」と思いました。 渡邉●メールマガジンは違う分野の人たちの活躍も知ることができて いいよね。私自身は、お客様から「良かったよ」と言われるのが、何 よりも励みになります。そのためにも、会場にいらっしゃった皆さん の心に届くお別れを演出したいと、常に思っています。 応援団●それでは、皆さんの職場はどんな雰囲気でしょう? 池田●私が働いているビアンベール三条店は 全員女性ですが、お母さんやお姉さんがい るような、家族みたいな雰囲気ですよ。 小林千尋 小林●プランナーも女性が多く、先輩は皆、 明るくて元気。私はそれにつられて毎日楽 しく仕事をしています。みんなまとまると きはまとまるし、オンとオフのメリハリを 上手に使い分けている職場です。 ウェディングプランナー 渡邉●長岡は男性の方が多くて年齢層は 青山学院大学 経済学部卒 平成18年入社 渡邉●長岡は男性の方が多くて年齢層は ちょっと高めかな。だけど雰囲気はいいで す。司会が上手な先輩がいるので、時間が あれば後ろから見て、間のとり方や言い回 しなどを参考にさせてもらっています。 佐藤●司会って大事だよね。バンケットの場合は専門の司会者を頼む ときもあるけど、社内にも司会がとても上手い先輩がいて。自分もそ うなりたいと目標にしています。それから職場の雰囲気は、若い人が 多くて兄弟みたいな感じ。 小林●私も目標にしている先輩がいるんですよ。素晴らしい先輩方が いるというのも、当社の大きな魅力ですね。 「人が好き」という気持ちさえあれば、大歓迎です! 応援団●では最後に、就職活動中の学生の皆 さんにメッセージをお願いします。 渡邉●どの分野で仕事をするにしても、当社 の仕事は必ず人と接します。接客に興味が あるという人は、ぜひチャレンジしてくだ さい。それと当社を希望するなら、笑顔、 挨拶を大切にしましょう。 小林●就活中に辛いことがあっても、自分を 見失わないことが大事です。またその経験 は、社会に出たときに「あのとき頑張れた んだから、今も頑張れるはず」と心の支え になります。最後まで諦めないで、就職活 動に励んでください。 渡邉裕介 フューネラルアドバイ ザー 長岡大学 産業経済学部卒 平成18年入社 池田●本当にやりたいことを改めて考えながら、いろいろな企業を見 ていくと、自分が働きたいと思える会社を絞ることができると思いま す。「人が好き」と思っている方であれば、ぜひ、当社を希望して欲 しいですね。 佐藤●就職活動は、就職することが目的ではありません。入社してか らがスタートです。その先、自分は何をしたいのか。しっかり考えた 上で活動するといいと思います。 取材を終えて… アークベルは、多くの人の人生にとって大切なセレモニーに関わ る事業を展開しています。それだけに、皆さんが人と人との関わり をとても大切に考え、思いやりの心を持って仕事に励んでいる様子 が伺えました。4人それぞれに進む道は違っても、「心に届くシー ンを提供したい」という思いは共通しているのです。 ◆HP http://www.4en.co.jp ◆E-mail [email protected] ◆個人情報の取り扱いについて 2007 Copyright (C)Kohoshien Co.,Ltd. All rights reserved
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