数実君の研究成果(2015年3月31日時点)

【経 歴】
平成 23 年 3 月 呉工業高等専門学校環境都市工学科 卒業
平成 23 年 4 月 大阪大学工学部地球総合工学科 入学
平成 25 年 3 月 大阪大学工学部地球総合工学科 卒業
平成 25 年 4 月 大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻 入学
【主な活動】
平成 27 年 2 月 修士論文公聴会@大阪大学
平成 26 年 11 月 国際会議 IALCCE2014 に参加@東京リーガロイヤルホテル
平成 26 年 8 月
トロント大学サマースクール@カナダ
平成 26 年 5 月
平成 26 年度土木学会関西支部年次学術講演に参加@大阪産業大学
平成 26 年 2 月
ハワイ大学研修@ハワイ
平成 25 年 12 月 海外研究室訪問@ETH,Institute of Construction and Infrastructure Management
平成 25 年 11 月 国際会議 The 7th ISSS-2013 に参加@韓国済州市
平成 25 年 9 月
語学研修@ロンドン
平成 25 年 8 月
東北フィールドワーク@宮城県気仙沼市
平成 25 年 6 月
平成 25 年度土木学会関西支部年次学術講演に参加@大阪市立大学
平成 25 年 6 月
第 47 回土木計画学研究発表会に参加@広島工業大学
平成 25 年 4 月
大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム 採択
【修士論文題目】
アセットマネジメントの高度化に向けた長期モニタリングデータの時系列分析
【卒業論文題目】
統計的時系列モデルを用いた列車走行時の振動性状分析法
【研究業績】
―論文―
数実浩佑 ,松岡弘大,貝戸清之,徳永宗正,曽我部正道:SSVS-VAR モデルを用いた列車走行時の鉄道橋梁振動性状分析法,
土木学会論文集 A2 分冊特集号 Vol.69(応用力学論文集 Vol.16)
―国内学会―
数実浩佑,貝戸清之,松岡弘大,小林潔司:道路橋継手モニタリングデータへの ARMA-GARCH 回帰モデルの適用,
第 47 回土木計画学研究・講演集,土木学会,CD-ROM,No.286.,広島工業大学,CD-ROM,2013.6
数実浩佑,松岡弘大,貝戸清之:不確実性を考慮した列車走行時の振動特性の同定,
平成 25 年度土木学会関西支部年次学術講演会,大阪市立大学,2013.6
数実浩佑,貝戸清之,小林潔司,後昌樹,宇野津哲哉:
モニタリングデータの分散の時間的変動に着目した構造物の異常検知,
平成 26 年度土木学会関西支部年次学術講演会,大阪産業大,2014,6.
数実浩佑,貝戸清之,小林潔司,後昌樹,宇野津哲哉:
GARCH 過程の導入によるジョイント部材のモニタリングデータ分析,
平成 26 年度土木学会全国大会第 69 回年次学術講演会,大阪大学,2014.9
数実浩佑,水谷大二郎,貝戸清之,小林潔司:
統計的変化点検出に基づく社会基盤施設の早期異常検知,
第 51 回土木計画学研究・講演集,土木学会,CD-ROM,九州大学,2015.6(投稿中)
北浦直樹,数実浩佑,貝戸清之,小林潔司:
長期記憶モデルを用いた高速道路橋継手の時系列劣化予測,
第 51 回土木計画学研究・講演集,土木学会,CD-ROM,九州大学,2015.6(投稿中)
―国際会議―
Bumpei Miyazaki, Kosuke Kazumi, Kiyoyuki Kaito, Satoshi Hirakawa, and Tomohiro Hamasaki, Pavement Management
By Poisson Hidden Markov Model,
14th REAAA Conference 2013,Kuala Lumpur, Malaysia, 2013.3
Kosuke Kazumi, Kodai Matsuoka, Kiyoyuki Kaito: Identification of the Vibration Characteristics of Steel Bridges and Its
Uncertainty Using SSVS-VAR Model,
The 7th International Symposium on STEEL STRUCTURES, pp.54-55, Jeju, Korea, 2013.11
Kosuke Kazumi, Kiyoyuki Kaito, Kiyoshi Kobayashi: Deterioration Prediction of Bridges Joint Members by Time Series
Model Considering Long Memory Effects, 4th International Symposium on Life-Cycle Civil Engineering (IALCCE 2014),
Tokyo, 2014.11
Naoki Kitaura, Kosuke Kazumi, Kengo Obama, Kiyoyuki Kaito and Kiyoshi Kobayashi: Deterioration Prediction of
Infrastructures with Time Series Data Considering Long Memory Effect, IABSE Conference Geneva 2015, Structural
Engineering – Providing Solutions to Global Challenges, Geneva, Switzerland, 2015.9 (abstract submitted)
【海外活動】
・ 海外研究室訪問(チューリッヒ工科大学(ETH),Institute of Construction and Infrastructure Management)
活動場所:スイスチューリッヒ
活動期間:平成 25 年 12 月 1 日~平成 25 年 12 月 13 日
活動内容:再来年度に実施される海外インターンシップ(未来共生プログラムの必修科目)に向けて ETH の研究室訪問を行った.
海外インターンの受け入れ交渉をするとともに,その研究室でどのような研究がされているかを学んだ.また自身の現在の研究を
発表し,ETH の研究員,博士学生と意見交換を交わした.その他,ETH の学生との交流,文献収集,ETH の日本人研究員,
WHO 研究員へのインタビュー調査等.
ETH メインキャンパス校舎外観
お世話になった NamLeThanh 研究員と
チェルマット,ゴルグナード展望台からの雄大な景色
WHO 本部入口前で
自身の研究紹介の様子
【国際会議】
・ The 7th International Symposium on STEEL STRUCTURES
開催地:韓国済州市
開催期間:平成 25 年 11 月 7 日~平成 25 年 11 月 9 日
発表の様子
済州島の民俗村
済州島の守り神トルハルバン
【インターンシップ】
岩手ソーシャルビジネススクールのインターンシップ(震災復興まちづくりコース)
研修期間:2012 年 11 月 5 日~11 月 30 日
研修地:岩手県大槌町
活動内容:東日本大震災により被災を受けた土地のまちづくり計画を行う建設コンサルタント会社のもとで活動.
主に,測量,資料整理,被災現場の調査,住民説明会の準備,委員会の議事録の作成等.
【履修プログラム】
・ 大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム
本プログラムは,文部科学省による「博士課程教育リーディングプログラム」の複合領域型に採択されたプログラムである.5 年一
貫の大学院博士課程を通じ,工学分野の専門的知見を高めると同時に,他者に対する深い理解を伴う敬意(respect)に基づき,
「多様で異なる背景や属性を有する人々が互いに高め合い,共通の未来に向けた斬新な共生モデルを具体的に創案・実施できる
研究者・実践家」たる「未来共生イノベーター」を目指す.
・ 東北フィールドワーク
活動期間:2013 年 8 月 18 日~8 月 27 日
活動場所:宮城県気仙沼市,岩手県野田村
活動目的:震災関係者(復興商店街会長,元市役所職員,お寺の住職,ボランティア団体等)への聞き取り調査や地元住民との交
流を通して被災地の現状を知り,今後の課題を探っていく.
元気仙沼市危機管理課職員の佐藤さんへの聞き取り調査
仮説住宅に住むの地元の方たちとの交流
シャンティ国際ボランティア協会白鳥さんへの聞き取り調査
気仙沼市の被災跡地
・ ロンドン語学研修
活動期間:2013 年 9 月 1 日~9 月 18 日
活動場所:イギリス,ロンドン
Education First(EF)ロンドン校,King's College London, University of Sussex
活動目的:語学学校における研修を通して英語力向上を図るとともに,ホームステイを含めた日常生活を通して異文化を体験する.
University of Sussex での講義の様子
ロンドンの住宅街
他国の学生との交流
Certification
・ ハワイ大学研修「多文化を尊重する哲学教育プログラムの実施調査」
活動期間:2014 年 2 月 13 日~2 月 23 日
活動場所:ハワイ大学マノア校,カイルア高校,アイエア中学校,ワイキキ小学校
活動目的:ハワイ大学、Uehiro Academy for Philosophy and Ethics in Education で行われている哲学教育プログラムを実地調
査する
[左図] カイルア高校での倫理の授業風景.この時間では,フランシス・ベーコンの思想を取り上げ,科学技術と自然の共生をテー
マに議論が行われました.先生が教壇に立ち,一方向的に知識を伝えるという従来の授業形式ではなく,先生と生徒が一つの輪
をつくり,対話形式で授業を進めるというのが印象的でした.そこでは教室という空間を,p4c(philosophy for children)の精神に
基づき,いかに「知的に安全な場所(intellectually safe place)」するか,すなわち,いかにして「人の視線を気にすることなく自由に
発言することを促し,新しい探求・アイディアを育める場所」にするかが重視されています.
自分自身で考える能力を育み、責任をもってその能力を使えるようになることが、教育の最も重要な目標だと p4c は考えます.p4c
に基づく対話形式の授業は,ハワイの一部の学校で実践されていますが,小学校低学年の生徒でさえ,自分の考えをある程度論
理的に話している姿を見て驚きました.
[右図] ハワイ大学のジャクソン教授.マシュー・リップマンによってつくられた p4c のアイディアをハワイの学校に持ち込み,教員と
ともに「探求の共同体」を育ててきました.ある学校の校長は「この学校の成功は Dr.J(ジャクソン教授の愛称)のおかげだ」と公言
します.私自身も,ジャクソン教授を含めたくさんの先生,生徒達と p4c の形式で対話をする機会をたくさん頂きました.生徒たちが
活発に議論をしている様子を見て,また拙い英語ながら積極的に議論に参加している自分がそこにいることを見つけて,「知的に
安全な場所」を創出する p4c の力を実感しました.
カイルア高校で集合写真
ワイキキビーチ
・ トロント大学サマースクール
活動期間:2014 年 8 月 18 日~8 月 29 日
活動場所:トロント大学
活動目的:カナダの多文化主義政策の現状と課題を大学講義とフィールドワークを通して学ぶ
大学の講義内容:
1) カナダの多文化主義の歴史とその現状と課題(8/19,8/21)
2) トランスナショナリズムと宗教の人類学(8/25,8/26)
フィールドワーク:
1) Philippine Women's Centre of Ontario(8/20)
2) The Region Immigrant Employment Council(8/22)
3) Ghanaian Pentecostal Church(8/24)
人類学者ダスワニ教授による講義の様子
ケンジントンマーケットでのフィールドワーク
ガーナ教会での集合写真
ナイアガラの滝