芸術家「バンクシー」の反戦活動 シリアの内戦

芸術家「バンクシー」の反戦活動
<NEWS の概要>
日時 11 月 11 日(火)
文責:堤 洋介
2014 年 3 月 15 日で勃発から 3 年を迎えたシ
リア内戦−−。落書きアーティスト・バンクシーの
「赤い風船」をモチーフにした反戦キャンペーン
が、ネットや世界で広がっている。
<調べたこと>
バンクシーとは?
イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。
社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを
この活動は、人権保護団体のアムネスティ・イ
ンターナショナルや、オックスファム・インターナ
ショナル、国境なき記者団などが中心になって
始めたもので、「WithSyria(シリアと共に)」という
合い言葉のもと、平和を願うたくさんの人々が参
加している。
■希望の「赤い風船」
キャンペーンのモチーフに使われているの
は、世界中の都市に風刺的なグラフィティ(落書
き)を描くことで知られているイギリス人アーティ
スト・バンクシーの代表的な作品、「赤い風船に
手を伸ばす少女」である。赤い風船は、少女を
空高く持ち上げ、焼けこげた建物や、銃弾の跡
がのこる壁などのカオスから彼女を連れ去る。
世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンク
シー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、
本名をはじめとして不明な点が多い。2005 年、自作を
世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示
し、しばらくの間誰にも気づかれないまま展示され続
けたことが話題となった。
今回のキャンペーンについてバンクシーの考え
2011 年 3 月 6 日、シリアのダルアーの街で 15 人の子供
たちが、逮捕された。彼らの罪状は、反体制的なグラフィテ
ィ(落書き)を描いたこと。子供たちは、逮捕されたのち、拷
問された。
逮捕に反対して勃発した市民運動は、国全体を巻き込む
暴力へつながり、やがて、930 万人もの人々の家や生活を
奪う内戦へと発展した。
今世界中の人々が、内戦に苦しんでいるシリアの人々
オックスファムの調べによると、シリアの内戦
は 10 万人以上の死者と、220 万人以上の難民
を出している。3 年目を迎えた今年、平和を求め
る声は一層強くなっている。
と共に、この困難に立ち向かう意志を表明している。
私たちは、世界中のリーダーたちに告げる:さらなる流血と
苦しみの 1 年をシリアの人々に強いるな、と。
(バンクシー公式サイトより)
<感想など>
死者 10 万人以上のうち 1 万人以上が子供だと発
表されています。反体制派は12歳から17歳の子
供を少年兵として戦闘に参加させ、一方の政府軍は
子供を戦車の間に立たせて、
「人間の盾」として使
うなど、多くの子供が巻き込まれている。
子供を一体何だと思っているのか、
、
、
<次回の人のテーマ・理由>
シリアの内戦
シリアの内戦の具体的な話を調べてきて共有してほし
いです。