No. CP-SS-1895 (初 版) バーナコントローラ BC-R25シリーズ 概 要 バーナコントローラBC-R25シリーズは、バッチ運転専用(24 時間以内に1回以上の発停をする装置)の燃焼安全制御器です。 ON / OFF制御のオイルバーナやガスバーナの点火、火炎監視、 燃料の遮断を自動で行い安全を確保します。さらにはメンテナ ンスに活用できる7セグメント表示や試運転・調整に便利な試 運転モードなどを搭載しています。 また、本器は上位通信(RS-485)/スマートローダパッケージ 機能の搭載で、より詳細な状態監視やトラブルシューティング が可能です。 特 長 JIS規格への対応 •• 燃焼装置、燃焼設備の安全構築 ・J IS B 8407:2012(強制通気式バーナ)、および JIS B 8415:2008(工業用燃焼炉の安全通則に準拠した燃焼設 備)に対応できるプレパージ、点火タイミングに対応します ・遮 断 弁 閉 確 認 ス イ ッ チ 入 力 を 用 い たPOC(Proof of closure)への対応 •• JISに準拠したバーナコントローラ安全設計 ・JIS C 9730(家庭用およびこれに類する用途の自動電気 制御装置)に準拠した安全設計 ・EN298取得予定 外部機器との豊富なコミュニケーション •• 7セグメント表示部搭載 ・シーケンスコードや警報コードを7セグメント表示 ・DISPスイッチを押すとフレーム電圧を表示 •• 外部へ状態出力 ・不 着火、断火、火炎検出などの状態をデジタル出力(盤面 表示として活用) •• 接点入力による警報リセット •• 試運転モードを搭載 ・火炎信号や不着火などを強制的にモニタ出力することがで きます ・配 線チェックが可能です •• 上位通信(RS-485)搭載で、遠隔状態監視が可能 •• スマートローダパッケージによる状態確認 取り付け、交換が容易 •• DINレール取り付け ・他制御機器や制御リレーと同様に簡単取り付けが可能 •• サブベース構造の採用 ・サブベースと本体を分離した構造 配線されたサブベースはそのままに、本体のみの交換だけ で対応可能 ■ 設備計装上の注意 (1)燃焼安全装置を使用する設備の設計では、法令、規格、安全指針などを充分に考慮し、設計してください。海外の仕様で設計する場合は、 各国の法令、規格を参照してください。 日本における主な安全指針 ・工業用加熱炉の燃焼設備の安全基準に関する技術上の指針:厚生労働省 ・工業用燃焼炉の安全通則 - JIS B 8415 ・強制通風式バーナ-第1部:ガスバーナ - JIS B 8407-1 ・強制通風式バーナ-第2部:油バーナ - JIS B 8407-2 ・工業用ガス燃焼設備の安全技術指標:日本ガス協会 ・ガスボイラ燃焼設備の安全技術指標:日本ガス協会 (2)本器では燃焼負荷(IG、PV、MV)出力用のリレー接点の故障監視を行います。本器が負荷出力をしていない状態で、地絡や配線間 違い等で負荷用端子に電圧が発生した場合、E09異常が発生します。設置時にE09異常が発生した場合は再度、配線の確認を行い、 異常要因を取り除いてください。 (3)本器からの配線が推奨配線長をこえて長くなる場合は、外部からのノイズの影響で誤動作することを防止するため、制御盤から筐体 までの配線に電線管当を使用し、動力線と入力線の分離配線する等の対応をおこなった上、設置時に装置での動作確認を行ってくだ さい。 (4)リセット入力は、必ずバーナなど装置側で行ない遠隔からのリセット入力は行わないでください。 安全確認できないままリセット実施すると、爆発の危険があります。 1 仕 様 項 目 内 容 適 用 ガス焚き、油焚き、または、ガス・油混焼のバッチ運転の燃焼装置 組 み 合 わ せ 火 炎 検 出 器 シーケンス シーケンスタイミング UVセンサAUD100/110/120シリーズ、フレームロッド プレパージ パイロット点火 (メイン点火)*1 35s、45s、3min パイロットオンリー メイン点火 ポストパージ (Hi電磁弁点火待ち)*1 (Hi電磁弁点火)*1 4.5±0.5s 8.5±1s 4.5±0.5s 20±2s (形番により選択) フレームレスポンス UVセンサ AUD100/110/120シリーズ フレームロッド 2s max.(公称1.5s)(フレーム電圧3V時) リセットタイミング 警報検出タイミング 電気的仕様 2s max.(公称1.5s)(フレーム電圧2V時) 1s以上(本体リセットスイッチまたは接点リセット入力)*2 疑似火炎検出 エアフロースイッチ エアフロースイッチ 異常 異常① 異常② 5s 1s 180s ロックアウト 1s max. エアフロースイッチ監視 あり(エアフロースイッチ異常①、②の監視をおこないます) 不 着 火 時 動 作 ロックアウト 断 火 時 動 作 ロックアウト 定 AC100VまたはAC200V、AC220V(機種により) 50Hzまたは60Hz 格 電 源 許 容 電 源 電 圧 定格電圧の85% ~110% 消 力 10W以下 圧 AC1500V 1min またはAC1800V 1s 費 耐 電 電 POC インターロック異常 (遮断弁閉確認)異常 3s 火炎センサ接続端子(端子14、15)を除く各端子とアース間(DINレールクランプ部) 絶 縁 抵 抗 接 点 定 格 50MΩ以上 DC500メガー 火炎センサ接続端子(端子14、15)を除く各端子とアース間(DINレールクランプ部) ブロワモータ 点火トランス 100VA モ ニ タ 出 力 火炎検出レベル フレーム電圧出力 パイロットバルブ メインバルブ 300VA 200VA 200VA 動 作 条 件 UVセンサ AUD100/110/120シリーズ フレームロッド 着火検出時:DC1.5~4.5V 着火検出時:DC1.5~4.5V 消炎検出時:DC0.2~0.6V 消炎検出時:DC0.0〜0.2V 推奨フレーム電圧:DC2V以上で安定していること 推奨フレーム電圧:DC2V以上で安定していること フレーム電圧出力範囲:DC0.2〜4.5V フレーム電圧出力範囲:DC0.0〜4.5V 入 力 寿 命 起動、ロックアウトインターロック、接点リセット、エアフロースイッチ、POC(遮断弁閉確認) 1日8時間使用にて10年間または、発停回数10万回(at 25℃、常温、定格電圧にて) 周 囲 温 度 −20~ +70℃ 周 囲 湿 度 5~95%RH(結露なきこと) 振 動 0~9.8m/s2 (10~150Hz 1オクターブ/分 10サイクル XYZ各方向) 衝 撃 0~300m/s2 包 装 落 下 試 験 落下高さ60cm(1角3陵6面の自由落下による) 周 囲 温 度 −20~+60℃ 周 囲 湿 度 10~90%RH(結露なきこと) 振 動 0~3.2m/s2 (10~150Hz 1オクターブ/分 10サイクル XYZ各方向) 衝 撃 0~9.8m/s2 度 基準面±10° 埃 0.3mg/m3 以下 格 RS-485 路 3線式 取 付 角 塵 上位通信仕様 通 信 伝 規 送 伝 送 速 度(bps) 4800、9600、19200 伝 送 距 離 最大500m 通 信 方 式 半二重 同 期 方 式 調歩同期 デ ー タ 形 式 データ8ビット、1ストップビット、偶数パリティ/奇数パリティ データ8ビット、2ストップビット、偶数パリティ/奇数パリティ 機 器 ア ド レ ス 1~32 接 式 1:N(最大15台) 他 RS-485に準ずる そ 続 形 の 75VA 4点 最大30mA/点 ※各入力とも無電圧接点入力、許容接触抵抗 500Ω以下 輸送保管条件 警 報 (メインバルブLo電磁弁)*1 (メインバルブHi電磁弁)*1 (電磁開閉器) 2 一 般 仕 様 保 護 構 造 IP40 (サブベース(BC-R05)にサイドボード(81447515-001)を取付けた場合) IP10 (サブベース(BC-R05)のみ) 過電圧カテゴリ Ⅱ 汚 度 PD2 色 黒 ケ 染 ー ス ケ ー ス 材 質 変性PPE樹脂(UL94-V0 PTI 材料グループ Ⅲa) 構 造 サブベースと本体からなる構造 勢 垂直または水平 取 付 姿 ただし、水平取付の場合は7セグメント表示が真上となる取付方向のみ (DINレール取付またはベースねじ穴による直接取付) 規 格 JIS C 9730-2-5:2010(家庭用およびこれに類する用途の自動電気制御装置 - 第2-5部:自動電気バーナ コントロールシステムの個別要求事項) JIS C 9730-1:2010(家庭用およびこれに類する用途の自動電気制御装置 - 第1部:一般要求事項)に準拠 寸 法 W95 × H105 × D110mm 質 量 約600g(サブベース含む) 配 線 種 類 ・ 最 大 配 線 長 ・起動、エアフロースイッチ、ロックアウトインターロック、POC(遮断弁閉確認) 600Vビニル絶縁銅線 IV線 1.25mm2 推奨条件:20m以下 最大配線長:100m ・接点リセット 600Vビニル絶縁銅線 IV線 1.25mm2 最大配線長:10m ・AUD100シリーズ(F、G) 600Vビニル絶縁銅線 IV線 1.25mm2 最大配線長:100m ・フレームロッド(F、G) RG-11U(JAN規格:米国陸海軍適合仕様書)または相当品 5C2V、7C2V(JIS規格) 推奨条件:20m以下 最大配線長:30m ・RS-485通信(3線式) 0.2〜1.5mm2 シールド付ツイストペアケーブル(推奨) 最大配線長:500m ・フレーム電圧出力用信号線 IV線 0.75mm2以上 最大配線長:10m *1 ( )内は、ダイレクト点火の場合の名称です。 *2 警報時のポストパージでは、ポストパージ完了するまでリセット入力を受付けません。 また警報が発生していない場合はリセット入力は受付けません。 3 形番構成 (ご注意:BC-R25には、専用サブベース、サイドボードが付属されておりません。別途手配ください。) ● BC-R25シリーズ 時限パイロット方式 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 基本形番 通信機能 火炎センサ 電 源 機能コード タイミングコード 追加機能 Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 例:BC-R25B1G0500 内 容 BC-R バーナコントローラ 25 通信機能あり B フレームロッド C UVセンサ(AUD100/110/120) 1 AC100V 2 AC200V 6 AV220V G 時限パイロット方式 050 プレパージタイミング 35s 086 プレパージタイミング 45s 122 プレパージタイミング 60s 158 ● BC-R25シリーズ ダイレクト点火方式 プレパージタイミング 3min Ⅰ 0 なし D 検査データ付 Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 基本形番 通信機能 火炎センサ 電 源 機能コード タイミングコード 追加機能 BC-R Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 例:BC-R25B1J0500 内 容 バーナコントローラ 25 通信機能あり B フレームロッド C UVセンサ(AUD100/110/120) 1 AC100V 2 AC200V 6 AV220V J ダイレクト点火方式 050 プレパージタイミング 35s 086 プレパージタイミング 45s 122 プレパージタイミング 60s 158 プレパージタイミング 3min 4 0 なし D 検査データ付 ● BC-R25 リサイクリングモデル 時限パイロット方式 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 基本形番 通信機能 火炎センサ 電 源 機能コード タイミングコード 追加機能 Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 例:BC-R25B1H0500 内 容 BC-R バーナコントローラ 25 通信機能あり B フレームロッド C UVセンサ(AUD100/110/120) 1 AC100V 2 AC200V 6 AV220V H 時限パイロット方式 050 プレパージタイミング 35s 086 プレパージタイミング 45s 122 プレパージタイミング 60s 158 ● BC-R25 リサイクリングモデル ダイレクト点火方式 プレパージタイミング 3min Ⅰ 0 なし D 検査データ付 Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 基本形番 通信機能 火炎センサ 電 源 機能コード タイミングコード 追加機能 BC-R Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 例:BC-R25B1K0500 内 容 バーナコントローラ 25 通信機能あり B フレームロッド C UVセンサ(AUD100/110/120) 1 AC100V 2 AC200V 6 AV220V K ダイレクト点火方式 050 プレパージタイミング 35s 086 プレパージタイミング 45s 122 プレパージタイミング 60s 158 5 プレパージタイミング 3min 0 なし D 検査データ付 組み合わせ火炎検出器(別売品) ● UVセンサ 形 番 名 称 備 考 AUD15C1000 アドバンストUVセンサ チューブユニット AUD100C/110C/120Cの専用ソケットをご利用下さい AUD100C100□ AUD15用専用ソケット リード線タイプ AUD15C1000別売 AUD15用専用ソケット 端子台タイプ AUD15C1000別売 AUD15用専用ソケット 1/2インチ取付タイプ G1/2アダプタなし AUD15C1000別売 AUD100C1000-A15 AUD110C100□ AUD110C1000-A15 AUD120C120□ AUD120C121□ AUD15C1000同梱 AUD15C1000同梱 G1/2アダプタあり AUD15C1000別売 □:0 標準品、D 検査成績書付き(データ付き)、T 熱帯処理(AUD110Cのみ)、B 検査成績書付き(データ付き)+熱帯処理(AUD110Cのみ) ● フレームロッド 形 番 名 称 C7007A フレームロッドホルダ C7008A フレームロッドアッセンブリ 備 考 オプション(別売品) 形 番 BC-R05A100 品 名 備 考 BC-R専用サブベース BC-R25シリーズ全製品に必要です 81447514-001 フロント配線用コネクタ 1ヶ入り 2 ワイドミュラー社製 形番:BL3.5/11F 適合電線:0.2-1.5mm(AWG28-14) 81447514-002 フロント配線用コネクタ (右側配線用) 81447515-001 SLP-BCRJ71 81441177-001 FSP136A100 サイドボード 1ヶ入り 2 ワイドミュラー社製 形番:BL3.5/11/270F 適合電線:0.2-1.5mm(AWG28-14) 2ヶ入り サブベースには含まれません スマートローダパッケージ(ケーブルなし) USBローダケーブル アナログフレームメータ 81447519-001 ジャックカバー 1ヶ入り (本体に装備されています) 81447531-001 フロントコネクタカバー 取付ねじ同梱(本体に装備されています) 6 端子番号・前面名称 前 面 サブベース(別売) 表示 リセットスイッチ *2 DISP スイッチ フロントコネクタカバー (カバーを外すとコネクタ があります) ローダジャック DIN レールクランプ 端子台 端子番号 フロントコネクタ端子 サブベース部端子 No. 機 能 No. 25 フレーム電圧出力(+) 31 モニタ出力用電源 機 能 No. 1 ブロワモータ出力(電磁開閉器) 13 警報出力 26 フレーム電圧出力(−) 32 モニタ出力・火炎 2 AC電源(L1) 14 火炎検出器(F) 27 上位通信(RS-485)DA 33 モニタ出力・不着火 3 AC電源(L2(N)) 15 火炎検出器(G) 28 上位通信(RS-485)DB 34 モニタ出力・断火 4 出力コモン1 16 入力コモン1 29 上位通信(RS-485)SG 35 モニタ出力・ロックアウト 5 出力コモン2 17 入力コモン2 30 NC − インターロック入力 − 機 能 No. 機 能 6 点火トランス出力 18 NC 7 パイロットバルブ出力 19 NC 8 メインバルブ出力 20 起動入力 *1 9 NC 21 エアフロースイッチ入力 10 NC 22 ロックアウトインターロック入力 11 NC 23 POC(遮断弁閉確認)入力 12 NC 24 接点リセット入力 *2 *1 ロックアウト解除後、安定時間確保のため起動入力がONしても約5秒間は起動しません。 *2 ポストパージ中約20秒間は、リセットを受け付けません。 ●フロント配線用コネクタ ●フロント配線用コネクタ(右側配線用) (81447514-001)端子配列 (81447514-002)端子配列 取付ねじ 取付ねじ 25 25 配線 配線固定用ねじ 配線 配線固定用ねじ 35 35 取付ねじ 取付ねじ 7 7セグメント表示・LED表示・スイッチ 本器が断火等を検出した場合、負荷を遮断しロックアウトします。ロックアウト時には、診断機能毎にコードを割り当て、7セグ メント表示器により表示します。 各部の名称 7セグメントLED(緑) 正常時:シーケンスコード/フレーム電圧 異常時:警報コード/フレーム電圧 BC-R 本体固定ねじ DISP スイッチ フレーム電圧/シーケンスコード フレーム電圧/警報コード の表示切替スイッチ リセットスイッチ ロックアウトを解除するスイッチ (約 1 秒長押し) FLAME LED(緑) 火炎信号を検出すると点灯する。 火炎信号消滅時は、LED も消灯する。 ALARM LED(赤) ロックアウトが発生すると点灯する。 ロックアウト未発生時は、LED も消灯する。 ローダジャック POC 機能選択 スマートローダパッケージのジャック フロントコネクタ フレーム電圧出力(0-5V) モニター出力(半導体リレー出力) 上位通信(RS-485) BC-R 本体固定ねじ 警報コード 表 示 名 称 内 容 インターロック異常 E0 ロックアウトインターロック作動した E 1 疑似火炎異常 スタートチェック中およびプレパージ中に火炎信号を5秒間検出した E2 エアフロ―スイッチ異常① 燃焼中にエアフロ―スイッチがOFFした E3 エアフロースイッチ異常② スタートチェック時にエアフロースイッチがONのまま3分間継続した E6 不着火 E7 断火 E8 POC(遮断弁閉確認)異常 * プレパージ中にエアフロースイッチがOFFのまま3分間継続した パイロット点火で着火検出できなかった(時限パイロット方式) メイン点火で着火検出できなかった(ダイレクト点火方式) パイロット点火以降のシーケンスで火炎信号が消滅した(時限パイロット方式) メイン点火以降のシーケンスで火炎信号が消滅した(ダイレクト点火方式) メインバルブが閉のタイミングで遮断弁閉確認スイッチのOFF(開)を検出した メインバルブが開のタイミングで遮断弁閉確認スイッチのON(閉)を検出した 機器異常 E9 + サブコード(2桁) 点火トランス、パイロットバルブ、メインバルブの出力に異常電圧を検出した など * バ ーナコントローラを交換し、警報コード E8 となる場合は、設備メーカで POC 無効に設定している場合 があります。 シーケンスコード •• 時限パイロット方式 表 示 •• ダイレクト点火方式 状態内容 表 示 状態内容 P1 スタートチェック P1 スタートチェック P2 プレパージ P2 プレパージ P4 パイロット点火 P4 メイン点火 P5 パイロットオンリー P5 Hi電磁弁点火待ち P6 メイン点火 P6 Hi電磁弁点火 定常燃焼 P8 定常燃焼 P8 P9 ポストパージ P9 ポストパージ -- 停止 -- 停止 警報コード/シーケンスコード表示例 •• 警報コード:E0〜E8 •• 警報コード:E9+サブコード(2桁) (サブコード) 0.8s 毎に切り替わる 0.8s 毎に切り替わる 8 内部ブロック回路・外部接続端子 (端子1〜24:サブベース、25〜35:フロントコネクタ) ● 時限パイロット方式 L1 L2 (N) ブロワモータ (電磁開閉器) 1 K10 K6 2 3 出力コモン DC24V K1 K2 4 14 火炎検出 回路 15 6 17 パイロットバルブ 7 K5 K3 K4 8 燃焼安全 制御回路 F G 火炎センサ 16 + 5 点火トランス メインバルブ 電源回路 警報 13 10A NC 入 NC 力 回 路 (DC24V) 入力コモン + 18 19 20 起動 21 エアフロースイッチ 10 NC 22 ロックアウトインターロック 11 NC 23 POC(遮断弁閉確認) 12 NC 24 接点リセット 9 NC フレーム 電圧回路 RS-485 表示 FLAME ALARM 25 FV+ 26 FV− 27 DA 28 DB 29 SG NC 30 DISP スイッチ リセット スイッチ モ ニ タ 出 力 回 路 ローダ ジャック モニタ出力用電源(AC100V/AC200V/AC220V/DC24V) 31 電源 32 火炎 33 不着火 34 断火 35 ロックアウト インターロック ● ダイレクト点火方式 L1 L2 (N) ブロワモータ (電磁開閉器) 1 K10 2 3 出力コモン メインバルブ(Lo 電磁弁) メインバルブ(Hi 電磁弁) 電源回路 K2 4 *1 *1 DC24V K1 14 火炎検出 回路 15 K5 7 K4 8 9 NC 燃焼安全 制御回路 F G 火炎センサ 16 + 17 K3 警報 13 5 6 点火トランス K6 10A NC 入 NC 力 回 路 (DC24V) 入力コモン + 18 19 20 起動 21 エアフロースイッチ 10 NC 22 ロックアウトインターロック 11 NC 23 POC(遮断弁閉確認) 12 NC 24 接点リセット フレーム 電圧回路 RS-485 表示 FLAME ALARM 25 FV+ 26 FV− 27 DA 28 DB 29 SG NC 30 DISP スイッチ リセット スイッチ モ ニ タ 出 力 回 路 ローダ ジャック モニタ出力用電源(AC100V/AC200V/AC220V/DC24V) 31 電源 32 火炎 33 不着火 34 断火 35 ロックアウト インターロック (注)・接点リセット(端子24)入力は単独で使用してください。他のBC‑Rの接点リセット入力と共用して使用することは出来ません。 ・出力コモン(端子4、5)、入力コモン(端子16、17)は他のBC‑Rと共用して使用することはできません。 *1( )内は三位置(Off-Lo-Hi)制御の場合を記載しています。三位置制御以外の場合は、(端子7)にメインバルブを接続して ください。 9 外形寸法図 (単位:mm) • バーナコントローラ BC-R25 17 27 61 サブベース(別売) BC-R 本体固定ねじ 110 105 95 フロント配線用 コネクタ BC-R 本体固定ねじ サブベース(別売) DIN レールクランプ A 形 番 A 81447514-001 10.6 81447514-002 14.6 • サブベース BC-R05A100 (別売品) 17 27 61 ノックアウト穴 16 ノックアウト穴 64 φ12 ノックアウト穴 105 φ12 ノックアウト穴 M3.5(端子ねじ) サブベース取付穴 サブベース取付穴 95 DIN レールクランプ 62.5 10 • サイドボード 81447515-001(別売品) (単位:mm) 30.7 サブベース サブベース サイドボード 73.5 46.6 φ19ノックアウト穴 サイドボード φ19ノックアウト穴 23.9 11 設置姿勢 本器の取り付けは、下図のような方向に取り付けてください。 表示部 BC-R 本体 BC-R 本体 下図のような方向には取り付けないでください。 BC-R 本体 パネルへの取り付け (単位:mm) ① パネルにM4めねじ(2ヵ所)を加工してください。 62.5 ② ねじでサブベースをパネルに固定してください。 (最大締付トルク:1.2N・m) 12 M4 (2ヵ所) 動作シーケンス (正常動作以外の動作シーケンスについては、BC-R25 取扱説明書 詳細編 No.CP-SP-1388を参照ください。) ‒‒ P1 P2 P4 P5 P6 P8 停 止 ポ ス ト パ ー ジ パ イ ロ ット パ 点 イ 火 ロ ット オ メ ン イ リ ン ー 点 定 火 常 燃 焼 停 [7 セグメント表示 ] ス タ ー プ トチ レ パ ェッ ー ク ジ 止 ● 正常動作 (時限パイロット方式) P9 ‒‒ [ 入力 ] 電源 起動入力 エアフロースイッチ POC(遮断弁閉確認) ロックアウトインターロック 火炎信号 リセット [ 出力 ] ブロワモータ(電磁開閉器) 点火トランス パイロットバルブ メインバルブ 警報出力 [ モニタ出力 ] 火炎 断火 不着火 ロックアウトインターロック スタートチェック時間 約2秒 プレパージ時間 ポストパージ時間 パイロット パイロット 点火時間 オンリー時間 メイン点火時間 ‒‒ P1 P2 P4 P5 P6 P8 停 止 ポ ス ト パ ー ジ メ イ ン 点 火 H i電 磁 弁 点 H 火 i電 待 ち 磁 弁 定 点 常 火 燃 焼 停 [7 セグメント表示 ] ス タ ー プ トチ レ パ ェッ ー ク ジ 止 ● 正常動作 (ダイレクト点火方式) P9 [ 入力 ] 電源 起動入力 エアフロースイッチ POC(遮断弁閉確認) ロックアウトインターロック 火炎信号 リセット [ 出力 ] ブロワモータ(電磁開閉器) 点火トランス メインバルブ(Lo 電磁弁)*1 メインバルブ(Hi 電磁弁)*1 警報出力 [ モニタ出力 ] 火炎 断火 不着火 ロックアウトインターロック スタートチェック時間 約2秒 プレパージ時間 メイン 点火時間 ポストパージ時間 Hi 電磁弁 Hi 電磁弁点火時間 点火待ち時間 *1( ) 内は三位置(Off-Lo-Hi)制御の場合を記載しています。 三位置制御以外の場合は、メインバルブ(Lo電磁弁)のみでご覧ください。 13 ‒‒ 試運転モード 警告 運転モードではブロワや、点火トランス、バルブなどの負荷が動作します。 試 機能を十分理解し、専門の知識をもった方が操作してください。重大な事故になる可能性があります。 試 運 転モー ドへ移 行 試運転設定 ① ② ③ ④ ① 停止シーケンス時(起動スイッチが OFF)で DISP スイッチを約 5 秒以上長押ししてください。 ② DISP スイッチを押す度に [ C 1 → C2 → C3 → C4 → C5 → C6 ] とかわります。 7 セグメント表示が [ C 1 ] になり、試運転モードに移行します。 7 セグメント表示の中央のドットが点滅に変わります。 (周期 1 秒) ③ 表 示 内 容 C1 パイロット燃焼継続モード(ダイレクト点火ではメインバルブ1のみ出力) C2 モニタ出力 火炎 C3 モニタ出力 不着火 C4 モニタ出力 断火 C5 モニタ出力 ロックアウトインターロック C6 ブロワモータ(電磁開閉器)出力 ■ 試運転モードの選択 ③ DISP スイッチにより試運転の種類を選択します。 C 1 選択時 1 C 1 の表示の時にリセットボタンを押します。 7 セグメント表示が [--] 点滅表示となります。 2 起動入力が入ると燃焼シーケンスが開始されます。 この時、シーケンスコードは点滅表示をする。 (通常モード時は点灯表示となってい ます) C2 ~ C6 選択時 1 リセットボタンを押すと選択モードとなります。 7 セグメント表示が [ Cx/O F ] となります。 2 この状態でDISPスイッチを押すと[ Cx/O F ]⇔[ Cx/On ]と表示が切り替わり、ON/ OFFにもとづき、試運転動作をおこないます。 ※C6 は、[ C6/On ]のみとなります。ブロワをOFFにするときは、この状態でリセッ トスイッチを押してください。 3 リセットスイッチを押す試運転動作をやめて、再び、各種試運転選択する表示(上記 ②)となります。 終了 ④ DISPスイッチを5秒以上長押しすると試運転モードを終了します。 尚、下記の場合も試運転モードを終了します。 ・電源をOFF。 ・試運転モード中(パイロット燃焼継続モードで)警報が発生。 1.1 パイロット燃焼継続モード( C 1 ) 燃焼シーケンスにおいて、パイロットのみ燃焼を行い、メインに点火は行ないません。 異常時はロックアウトします。 1.2 モニタ出力「火炎」強制出力( C2 ) モニタ出力からの出力を強制出力させることで、モニタ出力端子に接続されているランプ等の動作を確認するための機能です。 モニタ出力(火炎)を強制的にON/OFFします。 1.3 モニタ出力「不着火」強制出力( C3 ) モニタ出力からの出力を強制出力させることで、モニタ出力端子に接続されているランプ等の動作を確認するための機能です。 モニタ出力(不着火)を強制的にON/OFFします。 1.4 モニタ出力「断火」強制出力( C4 ) モニタ出力からの出力を強制出力させることで、モニタ出力端子に接続されているランプ等の動作を確認するための機能です。 モニタ出力(断火)を強制的にON/OFFします。 1.5 モニタ出力「ロックアウトインターロック」強制出力( C5 ) モニタ出力からの出力を強制出力させることで、モニタ出力端子に接続されているランプ等の動作を確認するための機能です。 モニタ出力(ロックアウトインターロック)を強制的にON/OFFします。 1.6 ブロワモータ(電磁開閉器)出力ON( C6 ) ブロワモータ(電磁開閉器)出力させ風量の確認をするための機能です。 14 機能設定モード(POCおよび通信アドレスの設定方法) 注意 ・POCが選択されると動作モードにかかわらず常に、7セグメント表示の右下のドットが点灯します。 ・装置に設置されている本器がPOC(遮断弁閉確認)選択なしに設定されている場合、本器を交換する際にPOC(遮断弁閉確認) 選択なしの設定にしないと E8 となります。 ・機能設定モード以外は、専用のピンプラグは外してください。 7セグメント表示で2.4秒間 [ O-/-O ] が点滅する場合は機能選択モードに移行でき ていません。専用ピンジャックが正しく挿入されていないなどが考えられます。 各種設定 ②⑪ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 機 能 設 定モー ドへ移 行 ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ① 電源を OFF します。 ② 専用ピンプラグをローダジャックコネクタへ挿入します。 ③ DISP スイッチを押したまま電源を投入します。 (約 10 秒間) 7 セグメント表示が [ H- ] 点滅表示し、 (点滅周期 0.4 秒) ALARM LED が点滅します。 (点滅周期 1 秒) ④ 一旦、DSIP スイッチを離し、再度 DISP スイッチ長押しを 5 秒以上おこないます。 7 セグメント表示が [ H 1 ] 点灯になり、機能選択モードとなります。 (ALARM LED は点滅のまま) ⑤ DISP スイッチを押す度に [ H 1 → H2 → H3 → H4 ] とかわります。 表 示 内 容 H1 POC(遮断弁閉確認)選択設定 H2 通信アドレス設定 H3 ボーレート設定 H4 通信フォーマット設定 ■ POC(遮断弁閉確認)の動作選択設定 • 出荷設定 ⑥ DISP スイッチにより 7 セグメント表示 [ H 1 ] を選択します。 1 リセットボタンを押します。 7 セグメント表示が [ H 1/O F ] または [ H 1/On ] となります。 2 この状態で DISP スイッチを押すと [ H 1/O F ] ⇔ [ H 1/On ] と表示が切り替わり、 POC の動作選択有無の ON/OFF を選択します。 ON POC機能が有効 設 定 ON:POC機能が有効 OFF POC機能が無効 3 リ セットスイッチを押すと設定が確定します。 この時に ON(POC 機能が有効)を選択した場合、表示が [ H 1 . ] となります。 尚、POC 機能が有効の間は 7 セグメント表示右下のドットが点灯します。 POC 機能が無効の場合は [ H 1 ] となり 7 セグメント表示右下のドットは消灯します。 ■ 通信アドレス設定 • 出荷設定 ⑦ DISP スイッチにより 7 セグメント表示 [ H2 ] を選択します。 1 リセットボタンを押します。 7 セグメント表示が [ H2/xx ] となる xx はアドレス値です。 2 この状態で DISP スイッチを押すと [ H2/ 1 → H2/2 → H2/3・・・・・H2/32 ] と表示が切り替わります。 アドレス値の選択をおこないます。 3 選択したあと、リセットスイッチを押すと確定します。 この時に表示が [ H2 ] となります。 設 定 1 • 出荷設定 ■ ボーレート設定 設 定 ⑧ DISP スイッチにより 7 セグメント表示 [ H3 ] を選択します。 1 リセットボタンを押します。 7 セグメント表示が [ H3/xx ] となる xx は1~ 3 1:4800bps 2:9600bps 3:19200bps 2 この状態で DISP スイッチを押すと [ H3/ 1 → H3/2 → H3/3 ] と表示が切り替わ ります。 ボーレートの選択をおこないます。 3 選択したあと、リセットスイッチを押すと確定します。 この時に表示が [ H3 ] となります。 3:19600bps • 出荷設定 設 定 ■ 通信フォーマット設定 1:偶数パリティ ストップスビット1 終了 ⑨ DISP スイッチにより 7 セグメント表示 [ H4 ] を選択します。 1 リセットボタンを押します。 7 セグメント表示が [ H4/xx] となる xx は1~ 4 1:偶数パリティ ストップスビット1 2:偶数パリティ ストップスビット2 3:奇数パリティ ストップスビット1 4:奇数パリティ ストップスビット2 2 この状態で DISP スイッチを押すと [ H4/ 1 → H4/2 → H4/3 ] と表示が切り替わ ります。 通信フォーマットを選択します。 3 選択したあと、リセットスイッチを押すと確定します。 この時に表示が [ H4 ] となります。 ⑩ 電源を OFF します。 ⑪ 専用ピンプラグを抜きます。 15 お客さま仕様確認シート BC-R25シリーズ お客さまの仕様にあわせて、最適なBC-R25シリーズを選定いただくためのシートです。 弊社販売員とのコミュニケーションにご利用ください。 設備名称 設備概要 組み合わせ火炎検出器 (該当の製品に○印) フレームロッド / UVセンサ(AUD100シリーズ) (UVセンサの場合:形番を記入) 点火方式 (該当の方式に○印) ダイレクト点火方式 / 時限パイロット方式 電源電圧 (該当に○印) シーケンス 入力 AC100V / AC200V / AC220V プレパージタイミング 秒または分 メイン点火 秒 ポストパージ時間 秒 フレームレスポンス 秒 ロックアウトインターロック入力 (入力の有無、仕様 起動入力 等を記入) 接点リセット入力 エアフロースイッチ入力 POC(遮断弁閉確認)入力 MEMO ご注文・ご使用に際しては、下記URLより 「ご注文・ご使用に際しての ご承諾事項」を必ず読んでいただきたくお願い申し上げます。 http://www.azbil.com/jp/product/cp/order.html お断りなく変更する場合もありますのでご了承ください。 〔ご注意〕 この資料の記載内容は、 本資料からの無断転載、複製はご遠慮ください。 ご用命は下記または弊社事業所までお願いします。 本 社 〒100-6419 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル 北海道支店 東 北 支 店 北関東支店 東 京 支 社 (011)781-5396 (022)290-1400 (048)621-5070 (03)6810-1211∼2 製品のお問い合わせは… 中 関 中 九 コールセンター: 部 西 国 州 支 支 支 支 社 社 店 社 (052)324-9772 (06)6881-3383∼4 (082)554-0750 (093)285-3530 0466-20-2143 〈アズビル株式会社〉 http://www.azbil.com/jp/ 〈COMPO CLUB 〉 http://www.compoclub.com/ 2014 年10 月 初版発行 (26) 16
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