置賜家畜保健衛生所 〒999-2232 南陽市三間通444 TEL:0238-43-3217 H26-22 平成 26 年 9 月 発行 秋のうちに牛コロナや RS ワクチン等の接種を 冬が近づくと、寒さをきっかけにして呼吸器病や下痢症が集団発生します。 ワクチンは効果が出るまでに接種後 2 週間ほどかかります。 秋のうちに牛コロナワクチンと RS ワクチンを接種しましょう。 牛コロナウイルス病 症状:突然水の様な下痢。 重症だと粘液便や血便も。 乳量が減少。 季節:秋~春に多い。 伝播:下痢便を介して感染。 牛 RS ウイルス病 症状:発熱、鼻汁、発咳など。 重症だと成牛が死亡することも。 季節:冬に多い。 伝播:咳やくしゃみ等の飛沫を介して感染。 \1,035/回/頭 \1,035/回/頭 注)置賜家畜衛生指導協会で定めた料金を記載しています。各市町家畜衛生指導協会等で価格が異なる場合 がありますので、お申込み時にご確認をお願いします。 接種のタイミング ★ コロナと RS は同時に接種可能 ★ コロナの場合、初妊牛は 2 回接種(約 1 ヶ月間隔) ★ 放牧中なら放牧場で最終定期検査時や下牧時に接種 ★ コロナの出荷制限期間は 28 日間 コロナワクチンは下痢や乳量減少の程度を抑え、RS ワクチンは症状の悪化を 防ぎますが、100%発症を防ぐものではありません。 侵入防止対策も行いましょう。 ○ 牛舎の清掃・消毒 ○ 来場者の長靴やつなぎを用意 ○ 踏込消毒 など 複数の呼吸器病を予防する混合ワクチンはこちら 牛伝染性鼻気管炎(IBR)・BVD-MD※・牛パラインフルエンザ(3 型)・牛 RS・牛アデノ(7 型) 育成牛の導入時におすすめ 妊娠牛にも使用可能 BVD-MD はⅠ型・Ⅱ型の両方に効果 牛 5 種混合生ワクチン ※ BVD-MD(Ⅰ型) 生きたウイルスのため 妊娠牛には接種できません 牛 6 種混合ワクチン ※ BVD-MD(Ⅰ型・Ⅱ型) BVD-MD のみ不活化、 他は生ワクチンです 子牛には 2 回、 初妊牛は 2 回、追加免疫は1回 導入前後の追加免疫には1回 2,160 円 / 回 2,418 円 / 回 注)置賜家畜衛生指導協会で定めた料金を記載しています。各市町家畜衛生指導協会等で価格が異なる場合 がありますので、お申込み時にご確認をお願いします。 ※ BVD-MD(牛ウイルス性下痢・粘膜病) 症状:①風邪症状、②異常産、③粘膜病(下痢症状) 特徴:粘膜病を起こす持続感染牛(PI 牛)の存在が特に問題となる。 【持続感染牛(PI 牛)】 BVD ウイルスに対する抵抗力(抗体)を持たず、生涯 BVD ウイル スを排出し感染源となる牛。母牛が特定の妊娠期間中に感染している と子牛が PI 牛となる。また PI 牛から生まれた牛も PI 牛となる。 なお約半数が生後1年以内に粘膜病や他の感染症との併発により死 亡するが、外見上問題ないように見えることがある。 対策: PI 牛の摘発・淘汰、ワクチン接種等。 ワクチンのお申し込みは、 かかりつけの獣医さんへご相談ください。
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