「グリーンエネルギーファーム論と実習」シラバス

【参考資料1-5】
グリーンエネルギーファーム論と実習
英名科目名
Green Energy Farm Theory and Culture
Practice
大学名
京都大学
連絡先
農学部学部教務掛
TEL:075-753-6436
担当教員
FAX:075-753-6005
単位数
農学研究科・教授・北島 宣、准教授・中﨑鉄
也、助教・齊藤大樹、滝澤理仁、河井 崇
農学研究科・特任教授・柴田大輔、エネルギー
科学研究科・未定、情報学研究科・未定、
経済学研究科・未定
前期夏期集中
(4泊5日)
2
開講形態
講義・実習
履修年次
1~4回生
会場
その他特記事項参照
開講期間
授業定員
単位互換定員
40名
試験・評価方法 評価基準及び達成度については、平成 28 年度農
学部学生便覧記載の「評価基準及び達成度」によ
る。
超過時の選考方 志望理由をもとに選考する。
法
別途負担費用
宿泊施設使用料および食費等の実費を徴収。
その他特記事項 実施場所:農学研究科附属農場(京都府木津川市
城山台 4-3-2、TEL 0774‐94‐6405)
受講登録に際し、受講志望の理由を提出する。
他大学の学生との共同教育であり、定員を超え
た場合は志望理由に基づいて受講の可否
を決定する。
パッケージ科目
低回生受講推奨科目
講義概要・到達目標
【授業の概要・目的】
人類の生存にかかわる食料問題、環境問題、エネルギー問題等の地
球的課題を解決するため、現在、様々な新技術が開発されつつある
が、それらをどのように統合するのかがこれからの課題である。現
在の農業生産では、多量の化石燃料消費と CO2 排出により、エネル
ギー投下型で大きな環境負荷を与えており、再生可能エネルギーに
よる農作物の生産を志向する必要がある。一方、農地はエネルギー
生産の大きなポテンシャルを有するが、農作物の生産を妨げないエ
ネルギー生産が求められる。この再生可能エネルギーによる農作物
の生産と、農地における再生可能エネルギー生産を同時に行う農業
をグリーンエネルギーファームと位置づけ、2016 年に移転オープ
ンした本学附属農場(木津農場)では太陽光発電パネルなどが設置
され、学内異分野との学際研究によりグリーンエネルギーファーム
の実証に取り組んでいる。そこで、本科目は木津農場で夏期集中宿
泊(4 泊 5 日)による講義・実習を行うもので、グリーンエネルギ
ーファームに関する現在の問題と将来の展望について論じるととも
に、農作物の栽培実習により農業生産への理解を深める。
【到達目標】
農作物の生産と再生可能エネルギーの生産について理解する。グル
ープワークでの議論のなかで考える力や発想力を養う。エネルギー
の貯留方法や農地とそれを取りまくコミュニティーにおける農作物
とエネルギーの地産・地消のあり方を考え、グリーンエネルギーフ
ァームの社会実装に向けた方法論を考察する。
講義スケジュール
1 日目
13:00~16:30 ガイダンスおよび施設見学
16:30~19:30 自由時間・夕食
19:30~21:00 グループワーク
2 日目
7:30~8:45 朝食
8:45~12:00 講義と実習:イネの栽培(齊藤)
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 講義:グリーンエネルギーファーム概論(柴
田)
14:45~16:15 講義:焼畑と環境保全(北島)
16:15~19:30 自由時間・夕食
19:30~21:00 グループワーク
3 日目
7:30~8:45 朝食
8:45~12:00 講義と実習:野菜の栽培(滝澤)
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 講義:エネルギーマネジメント論(未定)
14:45~16:15 講義と実習:花卉の栽培(未定)
16:15~19:30 自由時間・夕食
19:30~21:00 グループワーク
4 日目
7:30~8:45 朝食
8:45~12:00 講義と実習:果樹の栽培(河井)
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 講義:グリーンエネルギーファーム経済学(未
定)
14:45~16:15 講義:遺伝子組換え作物とゲノム編集(中﨑)
16:15~19:30 自由時間・夕食
19:30~21:00 グループワーク
5 日目
7:30~8:45 朝食
8:45~10:15 グループワーク発表・討論
10:30~12:00 掃除・後片付け・解散
【授業外学習(予習・復習)等】
当日の課題についてレポートを作成し、翌日に提出する。
教科書
プリント配付。
参考書
授業中に紹介する。