日内連情報 - 日本内燃機関連合会

ISSN 0287-122X
No. 96
日内連情報
August, 2009
日本内燃機関連合会
Japan Internal Combustion Engine Federation
〒105-0004 東京都港区新橋 1-6-6 木村ビル 6F
電話
:03-3574-7882
FAX
:03-3574-7883
E-mail :[email protected]
Web site :http://www.jicef.org
Information of the JICEF
目
次
I. 会長就任のご挨拶 ··················································································· 浅野 雄一 ··········· 1 頁
Greeting from New President of JICEF ·············································· ASANO, Yuichi
Ⅱ. 日内連 第 94 回及び 95 回理事会、第 55 回総会報告 ····································· 田山 経二郎 ······ 2 頁
Report of JICEF 55th General Assembly in July June 2009 ··················· TAYAMA, Keijiro
Ⅲ. 2009 年 6 月 CIMAC 評議員会(ベルゲン)出席報告 ······································ 伊藤 恭裕 他 ······ 4 頁
Report of CIMAC Council Meeting, Bergen, June 2009
···························································· ITOH,Yasuhiro, et al.
Ⅳ. CIMAC WG 関連 Reports of CIMAC WG activities
Ⅳ−I CIMAC WG17 “ガス機関”
デッサオ(独)国際会議(2009 年 3 月)出席報告 ································· 後藤 悟 ·············· 10 頁
Report of CIMAC WG17 "Gas Engine" in Dessaut, March 2008 ······ GOTO, Satoru
Ⅳ−Ⅱ CIMAC WG4 “クランク軸のルール”
フリードリックスハーフェン(独)国際会議(2009 年 5 月)出席報告 ····· 藤綱 宣之 ············ 12 頁
Report of CIMAC WG4 "Crankshaft Rules" in Friedrichshafen, May 2009
······························ FUJITSUNA, Nobuyuki
Ⅳ−Ⅲ CIMAC WG2 “船級協会−ディーゼル”
コペンハーゲン国際会議(2009 年 5 月)出席報告 ······························ 高橋 正英 ··········· 13 頁
Report of CIMAC WG2 " Classification Societies−Diesel " in Copenhagen, May 2009
······························· TAKAHASHI, Masahide
Ⅳ−Ⅳ CIMAC WG7 “重油”
ハンブルグ国際会議(2009 年 6 月)出席報告 ································· 下川 主税 ··········· 16 頁
Report of CIMAC WG7 "Heavy Fuel" in Hamburg, June 2009 ········ SHIMOKAWA, Chikara
Ⅳ−Ⅴ CIMAC WG5 “排気エミッション”
バーサ(フィンランド)国際会議(2009 年 6 月)出席報告 ··················· 川上 雅由 ··········· 18 頁
Report of CIMAC WG5 "Exhaust Emission Controls" in Vaasa, June 2009 ···· KAWAKAMI, Masayoshi
Ⅴ. ISO 関連
Reports of ISO Meetings
Ⅴ−I ISO/TC192/WG9 (発電用ガスタービン)
ベルフォール(仏)国際会議(2008 年 3 月)出席報告 ························· 田中 良造 ··········· 21 頁
Report of ISO/TC192/WG9 (Gas Turbine - Power Generation) Meeting in Belfort, March 2009
······························ TANAKA, Ryouzo
Ⅵ. 標準化事業活動の概要(2008/2009 年度) ····················································· 鈴木 章夫 ··········· 23 頁
Reports on ISO and JIS Activities in Japan (2008/2009)·················· SUZUKI, Akio
事務局通信
Information from JICEF
1 日内連主催講演会(次回及び平成 21 年度計画) ··································································· 15、22 頁
2 CIMAC Working Group 国内対応委員会一覧表 ······································································ 27 頁
3 日内連主要行事等一覧 ········································································································ 28 頁
事務局後記 Postscript ··············································································································· 29 頁
Ⅰ. 会長就任のご挨拶
日本内燃機関連合会
会長
浅野 雄一*
このたび 2009 年 7 月 1 日開催の第 55 回通常総会におきまして、雨森宏一氏(ヤンマー㈱ 参与)の後任
として、日本内燃機連合会九代目の会長に選任されました。当会 55 年の伝統ある歴史を顧み、更には現
在起きつつある大きな時代の変化を考えますと、その責任の重さを痛感しております。
さて昨今の経済情勢の激変や GM の破綻は我々に多くの教訓を与えてくれましたが、少なくとも、地
道な技術開発とモノ造りの大切さを改めて知らしめてくれたと考えております。これを契機にモノ造りを
選択する若人が増えてくれればと密かに期待もしています。確かに景気後退がいつまで続くのか大きな不
安を皆さんが感じておられると思いますが、ピンチの後にはチャンスが来るとの格言はよく当るものです。
目先に囚われ過ぎず、将来のために開発投資を継続し、モノ造り力を更に磨いて局面を切り拓いて行きた
いものです。
そのチャンスの一つが環境対応技術と言えるでしょう。環境改善への取り組みはかなり前から叫ばれて
はきましたが、少しずつその様相が変わってきていると感じています。つまり新しいエネルギー変換のシ
ステムがどんどん開発されつつあると言うことです。特に燃料電池などは従来の原動機の概念を変えてし
まうのではないかと考えます。勿論新システムは乗り越えるべき課題が多く、すぐに主流になるわけでは
ありませんが、風力発電、太陽電池の普及、ハイブリッド車の人気急上昇などを見るまでもなく、世界中
の熱気が後押しすることで思った以上に早く開発が進むこともあり得るでしょう。燃料にしても液燃から
天然ガスへ、そして水素へと低炭素社会への流れが加速されるでしょう。このような中で往復動内燃機関
やガスタービンがどのようにあるべきか、正に技術の変革点に来ていると感じています。産業革命以降、
タービンから始まってディーゼル、ガスタービンと原動機は発達してきましたが、これからどのような形
で進化するのか、そのシステム応用力が試されることとなるでしょう。この点に関しても我々日本が有す
る技術力で新しい時代を切り拓いて行けるものと確信しています。
日内連の活動は大きく 3 点あります。そのうち CIMAC 関係事業と標準化事業(ISO)では日本の意見を
反映すべく代表を派遣しており、特に伊藤恭裕氏(新潟原動機㈱ 常務取締役)には CIMAC 副会長として
ご尽力いただいています。今まではグローバルスタンダードが常に欧米主導で決まっていましたが、我々
の有する技術力を背景に日本の意思をどんどん入れてゆくことが将来のために大事なことであろうと考
えます。
そして、もう一つの柱は技術普及・広報活動でありますが、上述のように環境改善あるいは低炭素社会
をキーワードとして大きく技術が変化して行く時代にあって、会員に的確な情報を速やかにお知らせする
と共に次代を担う若手技術者の育成にも役に立てるよう充実してまいりたいと考えております。
会員の皆様及び関係者の皆様のご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
*
川崎重工業(株) 常務執行役員
1
Ⅱ. 日内連 第 94 回、第 95 回理事会・第 55 回通常総会報告
日本内燃機関連合会
常務理事
田山経二郎
2009 年 7 月 1 日(水)、八重洲倶楽部(東京・八重洲)において、13:30 より日内連第 55 回通常総会・第
94 回及び第 95 回理事会が開催されました。以下は、全て原案通り承認または可決されました。
議
案
第 1 号議案
2008 年度事業報告案の承認に関する件
第 2 号議案
2008 年度収支決算案の承認に関する件
第 3 号議案
2009 年度事業報告案の承認に関する件
第 4 号議案
2009 年度収支予算案の承認に関する件
第 5 号議案
任期満了に伴う役員改選及び新任の件
報告事項
① 会員入・退会の件
② CIMAC 関連事項
③ 国立科学博物館
技術系統化調査の件
1) 2008 年度事業報告・決算
前年に引き続き、CIMAC 関連事業、ISO、JIS などの標準化関連事業、講演会などの技術普及、及
び広報事業を 3 本の柱として行ってきました。決算報告は監査役の日立造船㈱澤田監事(代理大岡弘
明氏)により適正かつ妥当であるとの監査結果が報告され、承認されました。
2) 2009 年度事業計画・予算
今年度も引き続き、CIMAC 関連事業、ISO、JIS などの標準化関連事業、講演会などの技術普及、
及び広報事業を 3 本の柱として行います。
3) 任期満了に伴う役員改選及び新任の件
新しい役員として下記の方々が選任されました。
会
長(新任)
浅野
雄一 (川崎重工業㈱)
副会長(新任)
村野
幸哉 (㈱IHI)
副会長(再任)
上野
充 (㈱小松製作所)
副会長(再任)
菱沼
祐一 (東京ガス㈱)
副会長(新任)
飯田
義亮 (㈱東芝)
副会長(新任)
伊藤
恭裕 (新潟原動機㈱)
副会長(再任)
佐藤
和夫 (㈱日立製作所)
副会長(再任)
田中
孝雄 (三井造船㈱)
副会長(再任)
佃
副会長(新任)
苅田
広 (ヤンマー㈱)
監
事(再任)
半田
收 ((社)日本船主協会)
監
事(再任)
澤田
賢司 (日立造船㈱)
嘉章 (三菱重工業㈱)
2
常務理事(再任)
田山経二郎 (日本内燃機関連合会、事務局長)2009 年 9 月 30 日まで
常務理事(新任)
山田
知夫 (日本内燃機関連合会、事務局長)2009 年 10 月 1 日から
なお、雨森前会長、田山常務理事は引き続き顧問に就任する旨提案があり、承認されました。
4) 会員入・退会の件
KRAL 社(オーストリア)の入会、MHI ディーゼルサービス㈱の復会、JFE エンジニアリング㈱の休
会(2 年間)、三菱ふそうトラック・バス㈱の休会、㈱エフテクノ、神鋼造機㈱両社の退会が承認されま
した。
5) CIMAC 関連事項
日本として、現 CIMAC 副会長の伊藤恭裕氏を次期 CIMAC 会長として推薦することが承認されまし
た。
選出されれば、日本からの CIMAC 会長は、第 10 代の柴田万寿太郎氏(日立):1985 年就任、につい
で 2 人目となる。任期は、2010 年 6 月のベルゲン大会より次回 CIMAC 大会(場所未定)までの
3 年間となります。
また、次回 CIMAC ベルゲン大会のスポンサーシップとして最大 100 万円を限度として、日内連国際
会議準備会計より支出することが承認されました。
6) 国立科学博物館
技術系統化調査の件
これまで、 2006 年度
舶用 2 サイクル低速ディーゼル機関
2007 年度
汎用 4 サイクル中・高速ディーゼル機関
2008 年度
事業用大型ガスタービン
2009 年度
汎用中小型ガスタービン(現在作業中)
の技術史を取りまとめてきました。
引き続き、2010 年度以降、ディーゼル機関の主要コンポーネントとして、今後過給機、クランク軸
の技術史の取りまとめを国立科学博物館に働きかけて行くことが承認されました。
また、会員サービスの一環として、上記 4 編を 1 冊に合刷したものを“内燃機関の技術史”として取り
まとめる方向で国立科学博物館と交渉して行きたいとの事務局提案が承認されました。発行するに当
たり、版権の問題は十分注意して取り組むようコメントがありました。
3
Ⅲ. CIMAC評議員会(2009 年 5 月)出席報告
CIMAC副会長
CIMAC評議員
CIMAC評議員
次期CIMAC評議員
1. 日時
2009(平成 21)年 5 月 13 日
2. 会場
ノルウエー、ベルゲン市
伊藤恭裕 *
山田知夫 **
高畑泰幸 ***
酒井能成 ****
活動状況、CIMAC 広報活動(CIMAC CIRCLE 他)、
大会準備状況、財務、他についてである。
議事に先立ち、Wojik 会長より Dr.Marquard に
代わり WG 担当副会長に就任した Søren Helmuth
Jensen 氏及び、次回より日本代表の評議員となる
酒井氏が紹介された。
10:00∼16:00
GRIEGHALLEN
3. 出席者
CIMAC役員、12か国のNMA(National Member
Association)からの評議員、1か国のCM(Corporate
Member)からの出席者等、総勢26名の参加で開催
された。ギリシャ、中国、韓国、及び米国からの評
議員は欠席であった。
5. 議事要約
5.1 議題の確認
事前に提案された議題に対し、新規 CM CIMAC
加盟申し込み企業の追加、大会に於ける雑誌社との
バーターアグリーメントについての議事が追加さ
れた。
5.2 前回議事録の確認
前回(11 月 27 日)評議員会の議事録に関し異議及
び質問はなく、原案通り議事録が承認された。
5.3 前回評議員会決議に基づくアクション
前回会議決議に基づくアクションの進捗が確認
された。主な内容は以下のとおり。
・ 前 WG 担当副会長 Dr.Marquard(MAN 社トラッ
クエンジン部門への転勤に伴い CIMAC 役員を
辞任)に感謝の意を表すレターを送付(完了、
CIMAC 事務局)。
・ 後任の WG 担当副会長に関し、MAN Diesel SE
とコンタクト(完了、CIMAC 会長)。
・ 若 手 技 術 者 の た め の セ ミ ナ ー CIMAC
CASCADES 開催を準備する(進行中、CIMAC 事
務局)。
・ 将来(2013)の CIMAC 大会運営に関するタスクフ
ォースにより提案された下記 5 つの活動を開始。
・オープニングセレモニー、Gala ディナー開催マ
ニュアルの作成(実施予定、CIMAC 事務局)。
・ 展示会運営のために専門業者の補助を得るか否
かを検討(実施予定、CIMAC 事務局)。
・ 大会予算のチェック、更新のためのテンプレート
作成(実施予定、CIMAC 事務局)。
・タスクフォースにより決められた任務、責任分担、
ワークフローの大会契約への折り込み(準備中、
CIMAC 事務局)。
・ 大会による剰余金に対する CIMAC の期待額を
明確に定義(実施予定、CIMAC 事務局)。
・WG16 議長より WG 活動の最新状況を聴取(完了、
CIMAC 事務局)。
・ 2009 Marintec China での CIMAC サークルの
体制を整える(進行中、CIMAC 事務局)。
・ 同上 CIMAC サークルでの適切なパネリストを
選定する(進行中、伊藤副会長)。
会場の GRIEGHALLEN
会議風景
4. 概要
前日の CIMAC 役員会に続けて開催された。日本
からは、CIMAC 副会長の伊藤氏(ニイガタ)、評議
員の山田氏(日内連)、高畑(ヤンマー)、次期評議員
の酒井氏の 4 名が出席した。評議員会での主要議事
は、タスクフォース進捗、CIMAC 会員関連、WG
*
**
***
****
新潟原動機(株)
日内連
ヤンマー(株)
川崎重工業(株)
4
・ 論文募集、電子情報での最初のアナウンスを発行
(完了、CIMAC 事務局)。
・大会運営管理ソフトCOMAS(Congress Project
Management Software)のプロジェクトをスタ
ートさせる。(完了、CIMAC事務局)。
・ 2008年のCIMAC会費支払いに遅れのある下記
メンバーに支払いを要求(完了、CIMAC事務局)。
• ASME, American Society of Mechanical
Engineers, USA
• Generadora Electrica del Norte Ltd.,
Guatemala
• IRAN-CIMAC, c/o Iran Heavy Diesel
Engine Mfg. Co. (DESA), Iran
申し込み企業の概要が説明され、新規CMとして承
認された。
・OAO "Kolomensky Zavod“
・Waukesha Engine Dresser Inc
2) CM 脱会
下記 CM の CIMAC 脱会が報告された。
・Neptune Shipmanagement Singapore
3) 会費未納会員
イランの銀行からのドイツの銀行への送金ができ
ないため、イラン(2007 年より NMA)の会費が 2007
年より未払いとなっていたが、今回評議員会出席のイ
ラン代表の Mirsalim 氏より現金により支払われた。
Guatemala の Generadora Electrica del Norte,
Ltd. は 2008 年より CM 会費が未払いとなってい
る。除名処分も考えられるが、督促を続けることと
なった。
5.4 タスクフォース進捗
(1) 若手技術者向けイベント CASCADES
第 1 回 CIMAC CASCADES(CAse Studies in
Combustion engine Applications and Design
ExperienceS を下記要領にて開催する。なお、第 2
回は大会の無い 2011 年となるが、伊藤副会長より
日本での開催希望が申し入れられた。
開催日 :2009 年 11 月 26 日
議題 :燃料噴射と燃料(実際のプロジェクトの
ケーススタディに焦点を当てて)
場所 :GL(Germanischer Lloyd)ハンブルグ
目的 :・自らが係わる最新の開発プロジェクト
からのケーススタディを発表
・若手技術者に人的ネットワーク構築の
機会を提供
・プロジェクト管理に関する若手技術者
のトレーニング
・学生に大形エンジンの関心を持たせる
他
対象者:専門的キャリアーを積み始めた若手技術
者、プロジェクトマネージャ、及び学生
発表 :9 つのプレゼンと 1 つのキーノートスピー
チ
参加費 :150 ユーロ
学生は参加費無料(但し夕食は20ユーロ)
議長 :Karl Wojik(CIMAC 会長)
副議長 :Klaus Heim(CIMAC 副会長、技術プロ
グラム担当)
審査員 :CIMAC 役員 2 名(Karl Wojik, Klaus
Heim)
評議員 :2 名(Humphrey Niven, Franz-Günter
Cantow)
発表者 :(候補会社)L’Orange、MAN Diesel、
Wärtsilä、AVL、Bosch Hallein、TU
Hamburg、Shell、Caterpillar Motoren、
Hapag Lloyd、Niigata、Woodward
日程 :6/10 迄に発表者を決定、同時にタイトル
とアブストラクト確定
5.6 WG 活動状況
新任の WG 担当副会長 Søren Helmuth Jensen
氏より WG 活動概要が簡潔に報告された。現時点
で WG2、4、5、7、8、10、15、16、17、18 の 10WG
が活動中である。多くの WG は活発に活動してい
るが幾つかの WG は活動が停滞している(WG16 は
2007 年末以降活動がない)。
5.7 広報関係
(1) 2009 Marintec China での CIMAC サークル
以下のとおり開催要領が報告された。
日時 :2009.12.3(火) 14:00∼16:00
会場 :Shanghai New International Expo
Center
テーマ:“Life-cycle costs - the impact of fuel
and emissions“
パネリスト:伊藤 CIMAC 副会長、 新潟原動
機株式会社(議長)
Mikael Troberg, Wärtsilä Industrial
Operations
その他に、石油会社、エンジンメーカ、
船主、中国よりの代表
議論 : ど の レ ベ ル に ま で NOx 、 SOx 、
GHG エミッションを低減すべきか
どのような対応が技術的、コマーシャ
ル的に可能か
エンジン、船舶、燃料のコストの影響は
コストアップは誰が負担すべきか
(2) ノルシッピングでの CIMAC サークル
ノルウエー代表の Sundt 氏よりノルウエーNMA
によるサークルの開催予定が報告された。
日時 : 2009.6.11(火) 13:00∼15:00
会場 : the Buskerud meeting room at
Thon Arena Hotel
テーマ:'Gas fueled ships - a solution for traffic
in coastal and inland waterways?'
パネリスト:ガス販売会社、エンジンメーカ、
船主よりの代表
詳細 :http://www.cimac.com/congress_
events/Index1-events.htm
5.5 CIMAC 会員関連
1) CM新規申込み
前回役員会、評議員会以降に下記2社よりの
CIMAC CM(Corporate Member)申込みがあった。
5
(3) MTZ による大形エンジン記事
本件に関し、
MTZ と CIMAC との間で 2009.1.21
に会合が開催された。詳細なコンセプトが MTZ に
より準備中であり、次回の役員会、評議員会で説
明される予定。
・大会マスタープラン(Excel)を本プログラムに移植
予定。
・2009.8 中よりアクセス可能。
(5) 大会論文管理フロー
論文募集から前刷集(電子フォーム)作成までの
フローが日程と共に示された。
5.8 CIMAC 大会
5.8.1 CIMAC大会2010
次回大会(2010.6.14-17 ベルゲン)迄の日程は以
下のとおり。
2009.2
論文募集の発送
2009.5.15∼7.15
アブストラクト提出
2009.8.28
セッションオーガナイザー会議
2009.9.15
著者へのアブスト受付通知
2009.12.15 予備プログラムの発送
2010.1.31
論文提出最終締め切り
2010.3.15
最終プログラム完成
(1) 準備状況
ノルウエー代表(Mr. Holland, Mr. Sundt)によ
り2010大会運営組織、大会準備状況が説明された。
又、大会展示会の会場についての説明がなされた。
展示会場はGrieghallenの地下(普段は駐車場)に設
けられるが、その広さは3500m2である。
GENERAL OPERATIONAL
COMMITTEE
• Egil Holland (all com.)
• Chairman
• Sub-Committee Managers
FINANCE / MARKET
COMMITTEE
(sub-committee 1)
Jarle Vik
• Terje C. Gløersen
• Lutz Liebenberg
PROGRAMME COMMITTEE
(sub-committee 2)
Lars Kolle
• Øyvind Toft
• Eilif Pedersen
• Geir Dahler
• Rune Nordrik
• Harald Valland
• Geir Fiskaa
ARRANGEMENT
COMMITTEE
(sub-committee 3)
大会展示会パンフレット
Martin Solnes
• Øyvind Toft
• Rune Aamodt
• Einar Sundt
5.8.2 2010大会会場見学
2010年CIMAC大会の会場 GRIEGHALLEN内
の各会場の下見を行った。会場はオープニングセレ
モニー等が予定されるコンサートホール(聴衆1509
人)、Peer Gynt Salen(同750人)、Klokkeklang (同
160人)、Troldtog(125人)の4つである。
• Geir Almestad
• Arvid Longva
ノルウエーの大会運営組織
(2) 大会ポスター
事務局には未だ大会ポスターがあるので、希望の
メンバーに無料で配布可能である。
(3) バーターアグリーメント
雑誌社に展示ブースを提供あるいは記者の
CIMAC 大 会 入 場 を 認 め る こ と を 交 換 条 件 に 、
CIMAC大会の広告を掲載させる交渉の進捗、交渉
先雑誌社のリストが報告された。
(4) 大会運営管理ソフト
前回評議員会で導入が決定された大会運営管理
ソフト導入状況について以下の如く報告された。
目的)
・関係する全ての団体に対する透明性の確保。
・2010CIMAC 大会のタスクを扱う。
状況)
・2009.4.24 にプログラムを実装。6 月中旬までは
試行期間。
5.8.3 CIMAC大会2013、大会契約
CIMAC 大会運営に関するタスクフォース会合
がこれまでに 2 回開催されている。大会運営に関す
る各種タスク、責任分担等について議論がなされ、
各タスクを CIMAC 事務局、大会開催団体(NMA)
で如何に分担するかの合意が為された。このタス
ク・責任分担を折り込むべく契約書案が作成されて
おり、この概要が紹介された。契約書は、各団体の
定義、CIMAC 事務局及び開催団体の責任範囲、等
により構成されている。 なお、CIMAC 大会 2013
の開催国は次回評議員会までに決定される。
前回の評議員会にて中国、インドより 2013 年大
会開催 NMA となるべく立候補の意思が表明され
たが、今回出席のインド代表からは申請書と関連資
料が事務局に提出された。
6
5.9 財務
(1) 2008 年会計報告
2008 年 度 の 決 算 が 報 告 さ れ た 。 支 出 が 予 算
170,850 ユーロに対し決算 165,632 ユーロ、収入は
予算 149,900 ユーロ(20,950 ユーロ預金取り崩し)
に対し決算 148,647 ユーロ(16,985 ユーロ預金取り
崩し)である。
2008 年より NMA 年会費が 7,500 ユーロ(現状
4,500 ユーロ)に増額(CM 年会費は 1,500 ユーロで
増額無し)され財務健全化の効果が現れている。
2008 年決算
2008年
予算
実績
€ 170,850.00
€ 165,632.01
支出
€ 149,900.00
€ 148,647.25
収入
20,950.00
€
€ 16,984.76
預金取崩
コンサートホール (1509 人)
〔€〕
450,000
400,000
預金
350,000
300,000
250,000
収入
200,000
150,000
100,000
Peer Gynt Salen (750 人)
50,000
0
1996
支出
1998
2000
2002
2004
2006
2008
図 1 CIMAC 収支の経緯
Klokkeklang
(2) 会計監査
2009 年 2/16 に実施された CIMAC 内部監査人
Herdan 氏による会計監査の結果として、資金は
CIMAC 活動の主旨に則り適切に管理されている
旨が報告され、2008 年会計収支は本評議員会によ
り承認された。
(3) CIMAC 会計収支の経緯
1996 年から 2008 年までの CIMAC 会計(収入、
支出、預金)の経緯が示された(図 1)。CIMAC 財政
が大会による収入に支えられていることが判る。
(4) 将来予測
今後の収支予測として図 2 が示された。年率 3%
の物価上昇と会費収入、CIMAC 大会費用に変化が
ないことが仮定されており、CIMAC 大会収入
(CIMAC 本部への上納金)が 10 万ユーロ、及び 15
万ユーロの場合について検討されている。
(5) 会費支払状況
事務局より NMA、CM からの徴収状況が報告さ
れ た 。 2009 年 度 に つ い て は 現 時 点 で 、 16 の
NMA(NMG)中 7 つ、24 の CM 中 9 つの団体が会
費未払いである。
(160 人)
Troldtog (125 人)
7
CIMAC 大会前年にあたる今回の評議員会は、
恒例のとおり大会会場の下見を兼ねてベルゲン
で開催されました。ベルゲンは人口約 25 万のフ
ィヨルドに面した港湾、商工都市で、ブリッゲン
地区として有名な 14∼17 世紀にハンザ商人が海
外拠点として残した三角屋根の木造建築の町並
みがあるなど、北欧の旅情を感じさせる美しい街
です。ノルウエー代表より報告されたように次回
CIMAC 大会の準備も順調に進んでおり前回大会
以上の盛り上がりが期待されます。
最後に、今回の評議員会をもってCIMAC評議
員を川崎重工の酒井さんに引き継いでいただく
こととなりました。この間、関係各位の皆様から、
一方ならぬご支援、ご指導を頂いたこと深く感謝
いたします。ありがとうございました。
(高畑 記)
〔€〕
450,000
400,000
350,000
大会収入 15 万ユーロ
300,000
250,000
200,000
大会収入 10 万ユーロ
150,000
100,000
50,000
0
2008
2010
2012
2014
図 2 CIMAC 収支の予測
5.10 次回以降の評議員会の予定
次回会議は 2009 年 11 月 25 日にハンブルグ
(GL)で開催され(前日は CIMAC 役員会)、翌日 26
日 に は 第 1 回 の 若 手 技 術 者 セ ミ ナ ー CIMAC
CASCADES が同 GL で開催される。次々回評議
員会議は CIMAC 大会前日の 2010 年 6 月 13 日に
役員会に引き続きベルゲンで開催される。更に夕
刻よりは大会セッションオーガナイザー・チェア
マンも参加の“Get-together”が開催される。
(高畑 記)
今回の評議員会は、ちょうど新型インフルエンザ
の感染が広まりだした時期で、「タミフル持参・マ
スク着用・ウェットティッシュ持参・帰国後体温計
測」の条件の下の出張になりました。
今回の評議員会は「2010 年 CIMAC BERGEN
大会」の「会場視察、準備状況確認」が重要議題で
あり、BERGEN で開催されました。BERGEN は、
旧ハンザ同盟の都市で現在の人口は約25万人の
小さな港町ですが、人気の観光地で客船の主要寄港
地であり、フィヨルドツアーの拠点だそうです。中
心にある旧市街地区は世界遺産になっており、古い
建物群の中で、みやげ物の買い物や食事ができます。
立派な会場(「グリーク(作曲家)・ホール」)で発表
の論文内容は勿論、大会期間中の町中の散策も間違
いなく楽しみの一つになると思います。
(山田 記)
6. 感想
CIMAC 大会の 1 年前となり、恒例である大会会
場の下見を兼ねての役員会・評議員会がベルゲンで
開催された。会場となる グリーク・ホール はそ
の名のとおりベルゲン出身の作曲家グリークに因
んだコンサートホールである。上から見るとピアノ
の形をしているそうであるが、コンサートホールで
あるため、講演会場となる 4 室は大きさのバランス
が良いとは言えない。しかし、それぞれが近距離に
あるため会場間の移動はウィーン大会の時よりも
改善されている。準備は着々と進んでいるが、最大
の懸念材料は昨今の経済事情による参加者の減少
である。しかし、これまでの論文アブストラクト投
稿数を見る限り、前回大会と同程度であり、杞憂に
終わりそうである。
ベルゲンの街はこじんまりしており、要所へはい
ずれも徒歩で移動可能である。日本からの観光客も
多いと思われ、日本語の表示があり、魚市場では日
本語で応対が可能であった。大会以外にも楽しみな
街である。ベルゲンには役員会も含めて 3 日間滞在
したが、終始晴天に恵まれた。しかし、『ベルゲン
では 1 年の 2/3 は雨』と言われているとのことで、
こんなに晴天が続くのは珍しいらしい。さて、来年
の大会当日はどうであろうか。
日本の評議員が次回から高畑さん(ヤンマー)か
ら酒井さん(川重)に交代になる。高畑さんにとって
は、最後の評議員会となったが、2005 年秋から 3
年半に亘る評議員活動、大変ご苦労様でした。
(伊藤 記)
今回、CIMAC 評議員 高畑氏の後任として、初
めて CIMAC 評議会へ参加しました。
取引のある大型舶用機関の欧州ライセンサーか
らも多数参加しており、また仕切り役として立ち回
っていました。
彼らからは業界を牽引しようとする姿勢が感じ
られ、今更ながら重要な役目を引き受けてしまった
と感じた次第です。
以前にも Bergen を訪問したことはありましたが、
今回は季節、天候ともに恵まれ美しい景色に感嘆し
ました。
今回、来年の Bergen CIMAC 大会の開催ホール
を見学しましたが準備は着々と進んでいるようで
す。
季節も同じ時期なので大会時には素晴らしい環
境の下で各セッションを堪能できることでしょう。
日没が遅いのでついつい夜更かしをしてしまい
ました。時差の関係で早朝に目が覚めるので寝不足
にならないように注意が必要です。
(酒井 記)
8
ベルゲン市内の写真
CIMAC 大会会場「グリーク・ホール」遠景
ベルゲン市内遠景(左の写真の右方向)
「グリーク・ホール」周辺から山を望む
世界遺産の家並みの正面
日没直後(10 時過ぎ)の港
9
Ⅳ-Ⅰ. CIMAC WG 17 Gas Engine デッサオ国際会議 (2009 年 3 月)出席報告
CIMAC WG17 Gas Engine
1. 日時及び出席者
日時:2009 年 3 月 25 日(水) 13:00∼18:00
場所:デッサオ市、Steigenberger Hotel(ドイツ国)
出席:
Beran, Dr. Robert
AVL List
Berger, Roland
ABB Turbo Systems
Boom, Rick
Woodward Governor Nederland
Callahan, Timothy
Southwest Research Institute
Dijks, Albertus
Waukesha
Einang, Per Magne Marintek
Ganssloser, Frank
Avat Automation
Girshick, Fred
Infineum USA
Goto, Dr. Satoru
Niigata Power systems
Greve, Martin
Avat Automation
Hanenkamp, Dr. Axel MAN Diesel
Heseding, Markus
VDMA
Huchtebrock, Bertold FEV Motorentechnik
Iruretagoyena, Inaki Guascor Power
Kitchen, Andrew
Cummins Engine Company
Klima, Jiri
PBS Turbo
Laiminger, Dr. Stephan GE Jenbacher
Lepel, Dr. Mirko
ABB Turbo Systems
Nerheim, Lars
Bergen University
Pflaeging,
RMG
Plohberger, Diethard MWM
Portin, Kaj
Wartsila
Sander, Udo
MTU
Vlaskos, Dr. Ioannis Ricardo
Wojik, Karl
AVL List
2. 開催
・ 現CIMAC 会長 Mr. Wojik は、開催の挨拶の中で
本 WG17は CIMAC 全 WG の中でも、最も活動
的な WG であるとの感謝の意を述べた。
3. 議事
3.1 最近の情報
3.1.1 EU IPCC 排ガス規制動向
・Mr. Heseding は、EU IPPC 指針の最新ニュース
を紹介した。指針は 1996 年に発行されたが、EU
は 2007 年 12 月 21 日見直し版を発行した。
・提案されている新設ガスエンジンプラントの規制値
は、NOx75mg/Nm3 (O2-15%)、CO100mg/Nm3
(O2-15%)である。大部分のガスエンジンは、SCR
と酸化触媒が必要である。
3.1.2 ユーロモート排気ガス規制
・2005 年にユーロモートは代替燃料エンジンの排
*
新潟原動機(株)
10
国内対応委員会
主査 後藤 悟*
ガス規制ポジションペーパーを作成した。50MW
以上のプラントに適用されているが、最新情報で
は 20MW 以上に広げることを考え、投票が行わ
れるであろう。多分、既設エンジンプラントにも
適用されるであろう。
3.1.3 IMO ガスエンジン安全規則
・IMO BLG13 分科会は、船舶搭載ガスエンジンに
安全指針のドラフトを、今年の 5 月に紹介した。
同時に、IMO は一般に適用するルールを議論し
ているが、数年は掛かると見込まれている。
3.1.4 FVV プロジェクト
・Mr. Heseding は、ガスエンジンのホルムアルデ
ヒド(HCHO)排出に関するドイツ FVV プロジェ
クトのレポートを紹介した。このプロジェクトは
2 年間行われ、2008 年 9 月に終了した
・研究目的は、HCHO をオンラインで正確に計測
することと、排出濃度の低減である。2 台の単気
筒エンジンが試験装置として用いられた。FT-IR
(Fourier transform infrared spectroscopy) と
DNPH (Dinitrophenylhydrazine)法の比較が行
われている。
・点火時期、排気ガス背圧、給気温度、圧縮比、冷
却し温度、吸入空気温度、スワール、空気過剰率
などのエンジン設計、運転要素と HCHO 排出と
の関係を試験評価している。また、燃料ガスは、
天然ガスとバイオガス(70%天然ガス+30%CO2)
の 2 種類を用いている。
・ドイツ TA-Luft 規制値 60mg/Nm3(O2-5%)を、
2009 年 1 月 1 日から 40mg/ Nm3 (O2-5%)に下げ
たが、各州はこれを発効させていない。ドイツ環
境局は、メタン規制とさらに HCHO を下げる方
向の検討を始めている。
3.1.5 JICEF 活動報告
・新潟原動機の後藤氏が、WG17 に対応する日本
の WG 活動の報告を行った。
・ガスエンジンの性能 (出力、効率など)は向上し
てきたが、潤滑油の耐用時間は十分とはいえない。
上記課題について、今後の技術資料のまとめが必
要である。
・次の WG ポジションペーパー課題について、
JICEF の考えを報告した。
3.1.6 EPA
・ Mr. Plohberger は、新しい EPA ドラフトはガス
エンジンの厳しい規制を報告した。特に、起動停
止の運転条件でも規制を満足することが記載さ
れている。
・Mr. Callahan は、コメントを受ける期間はまだ
クローズされていない。この機会は利用すべきと
補足した。
3.2
WG17 ポジションペーパー
(1) 議長総括
・Mr. Nerheim は、今回のポジションペーパー作
成活動を総括した。当初予想していたよりも多く
の時間を要した。ある課題は大変重い内容であり、
今後どこまで深く掘り下げてポジションペーパ
ーとしてまとめるか重要な議論となる。各課題に
は主筆が必要である。会議の間の作業が必要であ
るが、これはボトルネック解消に役立つであろう。
・ポジションペーパーのフィードバックは会議の最
初に報告するべきであろう。
(2) 現状
・下記 3 件の、ポジションペーパ・ドラフト版の最
終チェックが行われた。
PP1 Some Information about the use of
LNG as engine Fuel:LNG をエンジン
燃料として使用する場合の留意事項
PP2 some Information about the influence
on NOx emissions of Ammonia in the
fuel gas: 燃料ガス中の NH3 の NOx
排出に与える影響
PP3 some information about the influence
of ambient conditions on efficiency
and emissions of gas Engines: 大気条
件がガスエンジンの効率と排気エミッ
ションに与える影響
・ポジションペーパーは、下記の CIMAC ホームペ
ージにアクセスしてダウンロードできる。
http://www.cimac.com/workinggroups/index1
-all-workinggroups.htm
Working Group17
3.3 次のポジションペーパー
・Mr. Nerheim、Mr. Plohberger と Mr. Heseding
が、次に取り上げる話題のアクションリストを作
成し、次回 WG 会議前に、事務局から各委員に
送られた。
課題 1:Transient response capabilities/
requirements of Gas engines:ガス
エンジンの過渡特性能力
課題 2:Safety requirements in marine Gas
engine installations:舶用ガスエン
ジンの据付安全要求事項
課題 3:About the reduction of CH4 and
formaldehyde and its
measurements:メタンとアルデヒド
の低減と計測
課題 4:Prevention of back-fires in inlet
systems:吸入系統の逆火
課題 5:The relationship between efficiency
(=CO2 emissions) and toxic emissions
in gas engines:ガスエンジンの効率
(CO2 排出)と有害排出物との関係
課題 6: Improvement in the methane
number calculation for gases with
high amount of heavy hydrocarbons
and / or inert gases : 重質炭化水素
含有量が高い場合のメタン価計算手
法の改善
・JICEF の意見と優先課題案は、予め国内委員の
意見を集めて整理し、③⑥② (優先順位順)の課題
を提案した。また、各課題に対するコメントは、
当日の討議において報告説明された。
・討議を経て、委員投票の結果次の3テーマが採択
された。
課題1: Transient response capabilities/
requirements of Gas engines:ガス
エンジンの過渡特性能力
(主筆:Mr. Greve)
課題 3:About the reduction of CH4 and
formaldehyde and its
measurements:メタンとアルデヒド
の低減と計測
(主筆:Mr. Hanenkamp)
課題 5:The relationship between efficiency
(=CO2 emissions) and toxic emissions
in gas engines:ガスエンジンの効率
(CO2 排出)と有害排出物との関係
(主筆:Mr. Dijks、Mr. Sander、Mr.
Portin)
・ 課題名は作業の過程で適切な名称に変更されて
いくものと了承された。
・ 次の会議までに、各主筆者がドラフトを検討する
こととなった。
4. 次回
・2009 年 10 月 1 日(木)、ルツェルン市、スイス国
以上
11
Ⅳ-Ⅱ. CIMAC WG 4 Crankshaft Rules
フリードリッヒスハーフェン 国際会議(2009 年 5 月)出席報告
CIMAC WG4 CR 国内対応委員会
主査 藤綱 宣之*
1. はじめに
ドイツのボーデン湖畔の街、フリードリッヒスハ
ーフェン(Friedrichshafen)で開催された表記会議
の概要を報告する。当地には MTU のディーゼルエ
ンジン工場があり、MTU 工場内会議室にて会議が
開催された。
4. 今回の議事内容
(1) AppendixⅢ(有限要素法)について
前回で一旦集結し、最終まとめの段階となってい
たが、境界条件の設定やメッシュ分割等、詳細解析
のための基本的な考え方の見直しを行い、次回に再
度議論することとなった。
(2) AppendixⅣ(表面処理)について
原案記載内容について確認が行われた。
高周波焼入れの焼入れ深さの定義について、素材
よりビーカース硬さで30HV上昇している領域と
規定されていた。これに対し、「素材の硬さは一律
ではなく、強度によって変化するため、高周波焼入
れ後の表面硬度の80%となる深さとすべき」という
提案があった。30HV上昇と定義した方が安全側の
評価であるという結論となり、原案のままで決定さ
れた。
冷間加工に関しては、高強度材料、特に高強度材
に高周波焼入れを実施した材料におけるヘアライ
ンクラックの発生に対する圧縮残留応力の影響を
評価する必要ありとの指摘があった。しかしながら、
冷間加工したクランク軸の疲労強度については、現
時点では実体疲労試験以外に評価しうる方法がな
いとの認識のもと、原案のままでまとめることとな
った。
多軸応力下での疲労強度の評価手法として
Findley の評価手法の扱いを検討したが、妥当性に
関して議論の余地があることから一旦ガイドライ
ンから削除することとなった。
(3) AppendixⅤ(疲労試験方法について)
クランク軸から切り出した試験片を使った疲労
試験方法に関して議論がなされた。
クランク軸から切り出した試験片を使用する疲
労試験方法については、回転曲げでは試験片内に応
力勾配が形成され、試験片表層部の評価となり、試
験片全体の評価とならないことから、試験方法とし
ては引張−圧縮(軸力)試験のみとし、回転曲げ疲労
試験は認めない方向となった。
また、実際のクランク軸において、曲げとねじり
では壊れる部位が異なるため、試験片の採取位置を
評価する応力モードで問題となる部分に合わせる
べきであるという指摘があった。この指摘に基づき、
試験片採取位置を評価する応力モード別に規定す
ることとなった。ただし、ねじりに対する疲労強度
評価については、ねじり試験は必ずしも必須ではな
く、AppendixⅢで規定する曲げ疲労強度とねじり
疲労強度との関係式を用いて、引張−圧縮試験から
算出しても良いこととなった。
2. 開催日時及び出席者
・日時:2009 年 5 月 6、7 日
・場所:Friedrichshafen, Germany
MTU Friedrichshafen Gmbh
・出席者 (12名)
主査 M. Savolainen (Wartsila / Finland)
E.Sandberg
(Det Norske Veritas / Norway)
T. Plonski
(Germanisher Lloyd / Germany)
T. Resch (AVL List / Austria)
R. Rabb (Wartsila / Finland)
P. Bainville
(MAN Diesel SAS / France)
A. Linke (MAN Diesel SE / Germany)
J. Niedemolte, H. Knabe
(MTU/ Germany)
J. Schmidt (ALFING / Germany)
松田真理子、藤綱宣之 (神戸製鋼所)
3. 前回までの状況
クランク軸の応力計算に関する規則(IACS UR
M53)の付属書(参考資料)とする、次に示す 3 種の
ガイドライン(Appendix)作成について議論されて
いる。
Appendix Ⅲ:クランク軸の応力計算に有限要素
法を取り入れるためのガイドラ
イン
Appendix Ⅳ:表面処理されたフィレット部及び
油孔の評価手法に関するガイド
ライン
Appendix Ⅴ:疲労試験方法及び疲労強度評価に
関するガイドライン
AppendixⅢとⅤについては、議論はほぼ終結。
AppendixⅣに関しては、高周波焼入れ・窒化につ
いては硬度上昇による疲労強度向上の観点で議論
され、ピーニング等の冷間加工については評価手法
が難しく、実体疲労試験による評価をベースとして
議論されている。
*
5. 次回開催予定
2009 年 11 月頃、ドイツで開催
(株)神戸製鋼所
12
Ⅳ-Ⅲ. CIMAC WG 2 CLASSIFICATION SOCIETIES - DIESEL
コペンハーゲン国際会議(2009 年 5 月)出席報告
CIMAC WG2 CS-D 国内対応委員会
主査 高橋 正英*
1. はじめに
通常年 2 回開催される会議の 1 回目がコペンハ
ーゲンで開催されたので報告する。
1 回目は、通常 3 月頃開催されるが、当初予定し
ていたフランクフルトの VDMA 事務所の都合がつ
かず、コペンハーゲンの MAN-DIESEL で開催さ
れることとなった。
み、Mr.Heseding が本件対応する。
Cummins 社(USA)の Mr.J.C.King が、早期退職
したため、
後任として Mr.E.Brown が任命された。
会議の風景
5. 審議内容
1) IACS MP-CIMAC WG2 JOINT MEETING
議事録項目 1.2(オリジナル予備品の定義)につい
て、4 ストローク側も 2 ストローク側もどちらも
未解決事項がまだ決着していない。メンバーはそ
れぞれリストを準備することとなるが、ライセン
サーの場合は状況が異なるため別に考える。
Mr.Hansen と Mr.Stutz が WG2 の意図や検討結
果等の文書を準備する。
2) IACS-UR の改正
M5/M50/M51:現在 IACS-MP で審議中。次回の
JOINT MEETING にて最終案が WG2 に対して
提出される予定。
M44:IACS-MP は、WG2 と協力して取り組む方
向で検討中。次回 JOINT MEETING で取り上げ
る。
M18/M19:IACS-MP で審議中。WG2 のサポート
が必要とのことで、次回 JOINT MEETING で取
り上げる。
3) 軸受状態監視,点検インターバル
年早々監視装置に関する会合が KR によりソウ
ルで開催された。Wärtsilä-CH は、当初その会
合に呼ばれていたが、Wärtsilä-CH 自身そのよ
うなシステムが無かったため、その後欠席してい
た。WG2 では、過去に本件を扱っていたことか
ら、全ての 2 ストロークメーカに現在の状況につ
いて情報提供すべきであろう。WG2 は、このシ
ステムに関する要求仕様を確立することを提案
する。GL は、状態監視に関するガイドラインを、
制定しつつある。M44 の改正に関連して本件を
取り上げる。IACS-MP は、2003 年の WG2 のプ
ロポーザルをベースにして本件を取り上げる。
会場の MAN DIESEL
2. 開催日時
2009 年 5 月 5 日(火)14:30∼17:00
2009 年 5 月 6 日(水)08:30∼15:00
3. 開催場所
MAN DIESEL A/S, Copenhagen, Denmark
4. 出席者
Mr.K.B.Hansen(Chairman,MAN Diesel-DK)
Mr.C.Rasmussen(MAN Diesel-DK)
Mr.St.Stutz(Secretary,Wärtsilä-CH)
Mr.A.Smith(IACS-MP,LRS,England)
Mr.D.Hess(MTU,Germany)
Mr.C.Hadler(IACS-MP,GL,Germany)
Mr.P.Kloppenburg(WG10,Holland)
Ms.L.Gambini(Wärtsilä Italia)
Mr.M.Heseding(VDMA,Germany)
Mr.R.Boom(Woodward,WG15,Holland)
Mr.J.Besau(Hoerbiger,WG18,Austria)
Mr.M.Takahashi(MES,Japan) 計 12 名
業界におけるアジア地域の重要性は高くなって
いるが、
何年もの間、
韓国のメンバーの Mr.J.T.Kim
(HHI)からは反応が無いこと、また一方で中国が
CIMAC WG2 に関心を持っているが、これまで特
に具体的なアクションをとられていないことを鑑
*
三井造船(株)
13
4) 船級証書の有効性
Mr.Stutz から、本件の問題点及びターゲットの
再確認があった。2006 年秋に提出したプロポー
ザルが理解されていないのではないかと感じて
いる。何らかの定義が必要と考える。
5) 解放吊上要具の船級証書
Mr.Smith から証書が必要な要具の明確に定義
されたプロポーザルが要求された。本件は主に 2
ス ト ロ ー ク に 関 連 す る の で Mr.Hansen と
Mr.Stutz が早急にそのリストについて検討する。
6) 信頼性と安全性
IACS-MP からの文書を待って対応する。
7) 船級間の相互承認
WG2 は、IACS メンバー内での共通の方法を持
つことの重要性について表明してきた。いくつか
の部品については、既に適用されてきたが、フレ
キシブルホースのような特に注意が必要な部品
もある。IACS-MP として部品の共通テストプロ
グラムを WG2 と検討すべきではとの意見があ
った。しかしながら、new Machinery Directive
の実施や舵輪マークの認証についての検討につ
いても行う必要がある。
8) FMEA
これまでの背景を説明。Safety critical system
の共通の FMEA プラットフォームを持つのは重
要であるが、メーカ及び船級は、自身のシステム
を確立している。これは、認められないことであ
り、早急に IACS-MP と WG15 との間での協議
が必要である。
9) 活動報告
WG2:次回の Progress report は、week20 に発行
予定。
WG4:IACS-MP が、M53 の改正に着手。
WG10:2008 年 6 月にミーティング開催。主なト
ピックスは、将来のエミッションの削減。参加者
が減ってきている。次回のミーティングは極東地
区にて開催。
WG15:M3 の改正を開始。
WG18:主な議題は、軸受問題及び監視装置の適
用。今後の議題は、ケーブル、電気システムや火
災システム。WG2 は、参加案内や議事録をもっ
と早く送るよう申し入れた。秋のミーティングは、
ウィーンでの次回のミーティングの直後行うこ
とを検討中。
10) M3 の改正
改正は、WG15 と IACS-MP との間で行われてい
る。MP からのドラフトは出来ており、最終案は
次回の JOINT MEETING に準備する。
11) WG2 の今後の活動のあり方
Mr.Hansen 及び Mr.Stutz から 2 ストローク側
が活動の中心になっている点について意見を述
べた。4 ストローク側は現状で問題ないとの意見。
いくつかの可能性を上げ、最終的には現状のとお
りで活動していくこととなった。しかしながら、
個々の問題に対応するために小グループを発足
し効率化を図る。
14
12) シップリサイクリング、グリーンパスポート、
REACH
基本的にこれら 3 つは、”有害物質インベントリ”
が要求される。今後施行が予定されており、まだ
リストは最終版とはなっていないが、暫定リスト
は配布されている。REACH 及びシップリサイク
リングに関する詳細な情報をフォローする。
13) 次回
JOINT MEETING:2009/9/15, ロンドン
WG2 MEETING:Week44, ウィーン
14) その他
機関室のアルミニウム使用
Mr.Smith によると最終のガイドラインが次回
の JOINT MEETING に準備できるとのこと。
E10 改正
小グループを作り WG15 と取り組む提案があっ
た。
CIMAC 評議委員会
Week16 に 同 評 議 委 員 会 が 開 催 さ れ る 。
Mr.Heseding から次回のベルゲン大会に関する
情報を期待する。
ディーゼルハウスの NO.1 エンジン
チボリ公園の夜景
6. おわりに
今回は、前述のように日本のゴールデンウィーク
中の開催であった。日本では、新型インフルエンザ
騒ぎの最中であったが、コペンハーゲン空港では、
マスクを着用している人は皆無であり、持参しては
いたがその中で着用するのは非常に勇気のいるこ
とだと感じた。経由したフランクフルト空港では、
さすがに数人見かけたが、案の定日本人だった。
帰国してからの日本での騒ぎの大きさに感染し
てないか心配だったが、何事もなく潜伏期間が過ぎ
たので安心した。
コペンハーゲンは、朝方雨が降り風も強く予想以
上に寒かった。1 日目のディナーは、チボリ公園で
アレンジされメンバーの親交を深めた。2 日目は途
中にディーゼルハウスの見学も計画されており、発
電用複動機関及び NO.1 エンジンの運転を見学で
きた。(ディーゼルハウスについては、以前も報告
したので、内容については今回省略する)
最後にこのような機会を与えていただいた
JICEF 及び関係者の皆様にお礼を申し上げます。
事務局通信 1−1
2009 年度第二回日内連主催講演会
化石燃料はいつまで使えるか
講演会 テーマ
― 可能性の在る代替燃料は何か! ―
この度、本年度第二回目の日本内燃機関連合会主催講演会を催すこととなりました。
化石燃料の代表ともいえる石油は、ガスタービンやピストンエンジンなどの内燃機関の燃料として 100
年以上にわたり人間の社会活動に大いに貢献してきました。しかしながら、環境問題の出現で、NOx、SOx、
CO2、PM などの有害排出物を多量に排出する化石燃料の使用が見直されて来ています。
自動車業界では、化石燃料から脱皮すべく、ハイブリッド車から更に進めて電気自動車へと切り替えが着々
と進んでいます。また航空機業界でも IATA が 50 年後の CO2 排出ゼロを宣言し、具体的に取り組む姿勢
を見せています。一方、船舶業界は、具体的方針を出せないままいまだに化石燃料を使い続けています。
このような環境の下で、いったいいつまで化石燃料を使えるのか、化石燃料に代わる代替燃料として一
番可能性が高いのは何か、などについて各方面の専門家のご講演をお願いしました。
つきましては、エンジンメーカー、エンジンユーザーなど本問題に興味のある方、特に、日頃これらの
分野の計画、設計、開発、研究、運転実務に携わっておられる方々の多数のご来聴をお願い申し上げます。
開催日時 : 2009 年 9 月 7 日(月)
会
場 : 笹川記念会館
(〒108-0073
4階
09:20∼17:00
第 1・第 2 会議室
(鳳凰の間)
東京都港区三田 3-12-12
TEL.03-3454-5062(代) FAX.03-3454-5544)
講演プログラム
時
間
講
09:25∼09:30
演
題
目
講演者
開会の辞
日内連会長
09:30∼10:30
IMO、ISO の議論に見る石油燃料の将来展望
(日本郵船/日本油化)
10:30∼11:30
IMO に於ける地球温暖化ガス削減への取り組み
(海上技術安全研究所)
11:30∼12:30
電気事業における地球温暖化対策の取り組み
(電気事業連合会)
[一般講演]
------------------------ 昼
食------------------------
13:30∼14:30
MAN 社 2&4 ストローク機関に於けるバイオマス燃料
(MAN)
14:30∼15:30
再生可能エネルギーの賢い使い方
(再生可能エネルギー協議会)
------------------------ 休
憩------------------------
15:50∼16:50
水素燃料の時代は来るのか
16:50∼16:55
閉会の辞
(水素エネルギー協会)
プログラムは都合により予告無く変更されることがあります
お問い合わせは日内連講演会事務局 上原まで; e-mail: [email protected],
15
電話:03−3574−7882
Ⅳ-Ⅳ. CIMAC WG 7 Heavy Fuel ハンブルグ国際会議(2009 年 6 月)出席報告
CIMAC WG7 HF 国内対応委員会
海外委員
下川 主税*
1. はじめに
2009 年 6 月、ドイツ船級機関 Germanischer
Lloyd で開催された第 60 回 CIMAC WG7 “Heavy
Fuel”に出席したので、その概要を下記に報告する。
2. 会議概要
1) 日時:6 月 2 日 13:00 – 17:00
6 月 3 日 09:00 – 16:00
2) 場所:Germanischer Lloyd, Hamburg, Germany
3) 参加者:23 名
Ms. Wanda Fabriek (Interteck/FOBAS, UK)
Mr. Adrian Daniels (BP Marine, UK)
Mr. Andy Wright (Lloyd’s Register, UK)
Ms. Barbara Heyberger (TOTAL, France)
Ms. Charlotte Rojgaard (MAN Diesel,
Denmark)
Mr. Chris Fisher (Bunker Claims
International Ltd., UK)
Mr. Claudio Martins (PETROBRAS, Brazil)
Mr. Dag Olav Halle (DNVPS, Singapore)
Mr. Dick Vrolijk (Chevron Oronite
Technology, the Netherland)
Mr. Holger Gehring (MAN Diesel, Germany)
Mr. Jan K Paulsen (Canima Services, Norway)
Mr. Javier Antunez (CEPSA, Spain)
Mr. Jean-Louis Leroy (S.E.M.T. Pielstick,
France)
Mr. John Stirling (DNVPS, Norway)
Mr. Keith Forget (Shell Marine Products Ltd,
UK)
Mr. Lars Jordt (Scandlines, Denmark)
Mr. Mats Englund (ALFA LAVAL, Sweden)
Ms. Monique Vermeire (Chevron, Belgium)
Mr. Nigel Elliott (ExxonMobil, UK)
Mr. Nielsen Tage lb (AP Moller, Denmark)
Mr. Robert Thornton (World Fuel Service, UK)
Mr. Roelf Drijfholt (WARTSILA,
Switzerland)
Mr. Chikara Shimokawa (Mitsui O.S.K. Bulk
Shipping (Europe) Ltd, UK)
※委員長:Mr. Kjeld Aabo (MAN B&W Diesel)
欠席のため、Ms. Wanda Febriek が
議長を務める。
*
Mitsui O.S.K. Bulk Shipping (Europe) Ltd. UK
16
ハンブルグ港に面する Germanischer Lloyd, Hamburg
3. 審議内容
今回新たなトピックは紹介されず、これまで議論
してきた Shale Oil や Bio-fuels に関する最新情報
の提供、並びに、サブグループ・ミーティングとそ
の経過報告がなされた。
3.1 Shale Oil についての最新情報
Mr. Mats Englund より、前回紹介した障害油の
サンプルは既に消失しており追加調査ができなか
ったこと、但し、それ以降もエストニア地域で積込
んだ燃料油に起因すると思われる類似障害(Purifier ring の腐食等)は数件報告されていること等が
報告された。また、これらとは別に、最近 UK
Shipping が運航するバルカーにおいて同じエスト
ニア地域で補給した燃料油を使用したところ
Purifier Seal ring が腐食した事例が紹介された。
この燃料油からは約 0.1%のフェノールが混入して
いることが確認されたが、現時点では Shale Oil と
の因果関係は不明。
また、Mr. Lars Jordt より、最近自社運航船で明
らかに異臭を放つ燃料油が供給され、本船ではその
使用を控えている旨の報告がなされた。可能であれ
ば当 WG メンバーに詳細分析を依頼したいとの要
望が出され、DNVPS Singapore にて実施すること
になった。
なお、Shale Oil に関しては WG としても継続審
議する必要があるとの意見が承認され、以下のサブ
グループ(2 件)が新たに設置された。
a) SG 4:Shale Oil – to continue research and
figure printing definition
b) SG 5: Extended fuel testing(フェノールを含
むケミカル類の混入拡大に備えた対応)
3.2 Bio-fuesl の最新情報
Mr. Andy Wright より、ISO/TC28/SC4/WG6 に
おける Bio-fuels についての審議状況が報告された。
・ 現在審議している ISO 8217 の改訂においては
FAME (Fatty Acid Methyl Ester) の制限値は
設けない。
・ 他方、将来的には GHG や SOx 削減のため
FAME の混入を検討する可能性があること、並
びに、現時点においても FAME 混合油の使用
テストが進行していることを考慮し、ISO WG
においても FAME に関するサブグループを立
ち上げた。
・ こ の サ ブ グ ル ー プ で は 、 Distillate fuel 、
Residual fuel 共に、0.0、1.0、2.0、5.0、10.0%
濃度の FAME 混合油の使用テストを実施する
予定であること、等。
なお、本件については、Mr. Timothy Wilson
(Lloyd’s Register FOBAS)、Mr. Andy Wright が
主体になり、CIMAC としてのフレームワーク:
Consideration and experiences associated with
supply, treatment and Bio-fuel consumption を作
成する予定。
3.3 各サブグループの進捗状況
SG 1:Low Sulphur Fuel
長年本 SG の議長を務めた Mr. Dick Vrolijk が
本年 9 月を以って所属会社を定年退職し、これに
伴い CIMAC WG からも脱会するため、後任議長
として Mr. Lars Jordt が選任された。
SG に て 取 り ま と め た Low Sulphur Fuel
Recommendations (案)の内容確認を行ったが、
今回の審議時間内では完了しなかったため、SG
メンバーで手分けし 9 月 1 日を目処に各項目毎
の見直しを行うことになった。
SG 2:Combustion Properties
DNVPS が取りまとめたデータおよび日本委員
の宮野氏から送付された資料を基に日本と欧州間
での燃焼性の捉え方の違い等についての議論がな
された。DNVPS が取りまとめたデータの概要は以
下のとおり。
・ECN (Estimated Cetane Number)と高い相関
関係にあるパラメータは Density(R^2:0.433)
および CCAI(R^2:0.416)。
・平均的に ECN が低い地域は South America–
East、North and West、Canada & US East
Coast and West Coast、South Africa。
・燃焼性不良のサンプルが確認された地域は
South America–East、North Sea SECA ARA、
Canada & US West coast。
・過去 60 年間、CCAI および MCR の平均値は
ほとんど変化していない。これに対して、
Density、Viscosity、並びに Al + Si の平均値
は僅かな上昇傾向にある。
(Table 1&2 参照)
4. 次回開催予定
次回は DNVPS がホストを務め、2010 年 1 月 12
∼13 日、ドバイにて開催される予定。本来ならば
半年後の 2009 年 11 月頃実施しているが、今回は
同時に開催する ISO /TC28/SC4/WG6 の日程(ISO
8217 の改訂スケジュール)に合わせ、約 2 ヶ月延期
することになった。
ハンブルグ港
Table 1: ECN と各パラメータの相関 (R^2)
Parameter
Dens
CCAI
V
MCR
Fe
Si
TSP
Al
Visc
ECN
0.433
0.416
0.062
0.047
0.041
0.037
0.025
0.021
0.016
Table 2: 燃料油性状のトレンド (1947∼2008)
Year
Dens
Visc
MCR
Sulphur
Va
Al + Si
CCAI
1947
975.0
177
10.8
2.59
N/A
N/A
844
1995
975.4
255
12.6
2.70
106
18
842
2001
977.6
281
12.6
2.67
106
17
842
2006
980.3
301
12.7
2.61
101
20
845
2008
981.4
312
12.7
2.37
101
24
845
17
Ⅳ-Ⅴ. CIMAC WG 5 EXHAUST EMISSION CONTROLS
バーサ国際会議(2009 年 6 月)出席報告
CIMAC WG EEC 国内対応委員会
主査 川上 雅由*
1. はじめに
2009 年 6 月 11 日にバーサの Wartsila で開催さ
れた第 44 回 CIMAC Exhaust Emission Control
WG の国際会議に出席したので、その概要について
報告する。
2. 日時
2009 年 6 月 11 日
3. 場所
Wartsila Finland Oy (Vaasa)
会議状況(Wartsila Finland Oy)
4. 出席 今回は以下の 11 名が出席した。
Mr. G Hellen (Wartsila Finland)、議長
Mr. J Boij (Wartsila Finland)
Mr. H-J Goetze (Germanischer Lloyd)
Dr. U S-Kelling (Caterpillar Motoren GmbH)
Mr. M F Pedersen (MAN Diesel A/S)
Mr. J DeHart (Navsea)
Mr. F Fleischer (MAN B&W Diesel AG)
Mr. C L Dijkstra (Ministry of Defence Royal
Netherlands Naval College)
Mr. H Knoll (Ministry of Defence Royal
Netherlands Naval College)
Ms. A Kasper (Wärtsilä Switzerland)
Dr. M Kawakami (Niigata Power Systems Co.,
Ltd.)
5. 議事
Agenda の提案が了解され議事に入った。
5.1 前回議事録が確認され、修正等なく承認された。
5.2 規制動向報告
(1) IMO 報告
MAN Diesel SE (EUROMOT 舶用エミッション
WG 議長)の Fleischer 氏から 3 月に開催された
*
新潟原動機(株)
18
BLG13 会合及び 7 月に開催される IMO MEPC59
についての報告があった。
BLG13
議題 6 のガス燃料船の対応、議題 13 の IMO
MARPOL ANNEX VI 及び NTC2008 改訂に対
するガイドライン作成について報告があった。
1) 議題 6
BLG13 は、IGF Code の開発について、スコー
プとフレームワークに基本的に合意する。また、
MSC の議決及び天然ガス燃料等に対しての安全に
対する中間ドラフトガイドラインに合意した。
コレスポンデンスグループの設置、及び IGF コ
ードの作成期限が 2012 年に延長された。
2) 議題 13
以下の WG 審議結果が BLG13 に報告された・
・ 硫黄モニタリング等の既存ガイドラインの改正
・ 「エンジン換装」、「受入施設」、「規則 4 の同等
物」「VOC マネージメントプラン」の新しいガ
イドラインが作成された。
・ 時間的優先順位の関係で、後処理装置(特に
SCR 装置について)のガイドライン作成につい
て、EUROMOT、日本、米国等のペーパーを基
に最後に議論が行われたが、WP には記載され
ていない。
MEPC59
議題 4 の大気汚染防止では、約 50 件のペーパー
の内 45 件が GHG 関係であり、GHG 関係の議
論が主体になる。ここでは、2000 IMO GHG
Study WG の Phase 2 の結果が報告される。ま
た、
BLG13 の結果について議題 13 で議論され、
SOx スクラバーの排水基準に関する GESAMP
の報告についても議論される。
GHG
Germanischer Lloyd の Goetze 氏より 3 月に開
催された GHG に関する第 2 回中間会合の概略報
告があった。
IMO では GHG に関して、以下の取り組みを実
施している。
・ 新 船 に 対 す る 技 術 的 対 策 と し て Energy
Efficiency Design Index (EEDI)導入
・ 既存船に対する運航対策として Ship Efficiency
Management Plan(SEMP)、(Energy Efficiency
Operational Index/ Indicator (EEOI))導入
・ 全船舶に対する市場ベースの対策として、例え
ば、Emission Trading Systems、international
GHG compensation fund、Bunker surcharge
等が検討されている。
また、EEDI の定義式や、コンテナ船での DWT
に対する EEDI の調査結果等について報告があった。
(2) 米国舶用関係の動向について
Navsea の Dehart 氏から EPA、ARB、SECA 検
討の状況について以下の報告があった。
イ) IMO 関係
・ 米国、カナダの北米での ECA が 3 月に IMO に
申請された。境界は図 1 に示すとおり、海岸域
200 海里の海域。これに対し、参加者から五大湖
は入るか確認があり、対象との回答があった。ま
た、クルーズシップ用機関を製造しているメーカ
はカリブ海での対応に興味を示している。
・ この規制により、
23%の NOx 削減、
74%の PM2.5
削減、86%の SOx が削減される予測をしている。
参考用に 2020 年のオゾン減少予測を示す。
図 1 米国が提案した ECA 境界
図 2 2020 年までのオゾン減少の可能性
・これによるコストは$3.2B と推測され、また、健
康に関する費用削減効果は$60B と推測されて
いる。
・ ECA を設置しない場合、2030 年までに NOx は
2 倍に、PM2.5 は 3 倍に増加すると推測されて
いる。
・MEPC59 で審議され、MEPC60 で採択されると、
2012 年 8 月に発効となる。
ロ) EPA 関係
Category 3 の 機 関 に 対 す る Clean Air Act
(CAA) standards について、Notice of Proposed
Rulemaking が本年 6 月に発行された。コメント
19
がある場合は、8 月くらいまでに実施する必要があ
る。Final Rulemaking は本年 12 月の予定。
ハ) CARB 関係
・ Ocean-going vessel (OGV) California Coastal
Waters (CCW) – within 24 miles of CA coast
内での燃料及び運航規制
・ 2009 年 6 月 28 日に発効
・ 燃料中硫黄分は、既存の主機及び補機のディーゼ
ル機関、ディーゼル電気推進、補機のボイラーで
規制される。
・ 2009 (1 Jul):1.5% MGO (DMA) and 0.5%
MDO (DMB) fuel sulfur limits
・ 2012 (1 Jan):0.1% MGO (DMA) and 0.1%
MDO (DMB) fuel sulfur limits
(3) ヨ ー ロ ッ パ 舶 用 機 関 の EU, SECA, NECA,
Inlandwaterways 等の規制動向について
Goetze 氏から船舶関係については特に新しい情
報はないとの話で、以下の報告があった。
・ Inland Water Vessel において、EU 燃料中硫黄
分指令が 2010 年 1 月に始まるが、安全性の観点
から、燃料切り替え時間等が問題になっていると
のことである。
・ 陸用プラントに関して、GHG に関する指令が新
しく出ている。
(4) アジア規制動向
川上から、アジアの定置式機関及び舶用機関に関
する規制の動きは特にないが、日本と韓国で、
MARPOL ANNEX VI 及び NOx Technical Code
の見直し結果に基づいて、国の規制の改定作業が進
められている旨報告した。
また、前回の WG の際に、日本から IMO BLG13
に 3 次規制対応に対する SCR 脱硝装置搭載のディ
ーゼル機関の認証方法に関するガイドラインを提
案する旨報告したが、今回はその内容、BLG13 の
WP には記載されなかったが、本件に関する決定事
項、及び、日本で検証した尿素水を還元剤として用
いた SCR 脱硝装置での排気ガス量及び乾き/湿り換
算計算方法の確認結果について報告した。
Fleischer 氏からは、本件に関して日本はペーパー
を提出したのか、検証結果があるのであれば提出す
べき等の意見があった。
また、NOx correction factors(KHDIES)については、
エンジン本体の燃焼に係る換算係数であり、脱硝装
置をつけても変更しなくてもよいと考えている旨
報告した。Fleischer 氏はこの考え方に同意した。
(5) パワープラント
Boij 氏から以下に関する進捗状況の報告があった。
・ New IFC/WB EHS Power Plants / General
Guidelines
IFC Thermal Power Plants EHS Guidelines
(stationary engine) 2008 を次頁の表 1 に示す。
表1 IFC Thermal Power Plants EHS Guidelines (stationary engine) 2008
(2) 後処理に関する資料作成
Pedersen 氏から、SCR を含む後処理装置につい
てまとめたいとの提案があった。今までにチェック
リストのリコメンデーションでも取り上げている
ので、まずは、Pedersen 氏にアプリケーションや
リミテーション等をまとめる等のスコープを検討
してもらうことになった。
・ UNECE Gothenburgh update process
EGTEI Stationary Engines Subgroup が 2008
年に設置され、2008 年 2 月から本年 5 月までに
Frankfurt、Helsinki、Sorrento、Paris で会議
が開催され、Final Draft が 2009 年 5 月に
UNECE に提出された。Gothenburgh Protocol
の改訂版の最終決定は 2009 年末から 2010 年初
にかけて行われる。
・ US EPA NES HAP Proposed Rule March 2009
2005 年 3 月に発行され、コメントの締め切りが
本年 6 月 3 日まで延長された。始動時及び重故障
が起きた時のリミットまで規定される。通常運転
と、
始動時・重故障時の比較をすると表 2 となる。
表 2 HAP emission limits for New/Reconstructed
6. 次回予定
2009 年 12 月 10 日に Caterpillar MaK の
Rostock 工場で行なう旨提案があり了承された。
CI Stationary RICE > 500 HP and 4SLNB Stationary RICE >
250 HP at majorsources. Note15 % O2 reference point
Start-up/
normal operation
malfunctioning
4SLB stationary
CO reduction> 93 %
< 420 ppm-vCO
RICE
or < 14 ppm-vCH2O2
CI stationary
CO reduction > 70%
< 77 ppm - vCO
RICE
or max. 0.58ppm-vCH2O
5.4 Activities
今後の新しい Activity について、メンバーからの
意見が求められた。
(1) 排気ガス量等計算フォーマットの確認
Goetze 氏から、NTC が見直されて、排気ガス量
等の計算式が変更になったので、GL で作成したス
プレッドシートで問題ないか確認したいので、メン
バーにデータ提供をしてもらいたい旨提案があった。
これについては、Goetze 氏から議長にシートを
送付して配布してもらうことになった。
日程的には、
第1ラウンドの確認:9 月 15 日まで
第 2 ラウンドの確認:10 月末
20
Wartsila Vaasa 工場
WG メンバーがホテルから Wartsila に向かう途中
Ⅴ-Ⅰ.ISO/TC192/WG 9(発電用ガスタービン)ベルフォール(仏)国際会議開催報告
ISO/TC192 国内対策委員会
委員(WG9 担当) 田中 良造*
1. はじめに
ISO/TC192/WG9(発電用ガスタービン)は活動を
しばらく休止していたが、昨年 6 月のベルリンでの
国際会議にて活動を本格的に再開、現在は各国メン
バー分担で規格のドラフトの作成を行っている段
階である。日本は暫定的に決定された全 29 章の項
目のうち“第 4 章:Ratings, Reference Conditions
and Guarantees” 、 “ 第 6 章 : Discharges and
Emissions to The Environment”、及び“第 12 章:
Reliability、Availability、Maintainability…仏と
共同”のドラフト作成を担当している。
一方、
本 WG は 2005 年の NWIP 投票により ISO
のアイテムとして承認されたのち前述のとおり
2008 年まで休止状態であったため再度 NWIP 投票,
承認の手続きをとる必要がある時期に来ており、そ
の準備を行う必要がある。今回の会議は、規格のド
ラフト(WD)の進捗状況フォロー及び意見調整、ま
た投票のための準備を目的として開催された。
2. 開催日時:
2009 年 3 月 18 日(水)∼19 日(木)
3. 開催場所:
フランス ベルフォール
GE OFFICE IN FRANCE 会議室
4. 出席者: 4 ヶ国 5 名 英(2)、仏(1)、スイス(1)、
日本(1)
Mr. John Macdonald, WG9 CONVENER,
RWE 社 UK
Mr. Stephen Loyd, Persons Brinckerhoff 社, UK
Mr. Eric Brault, General Electric 社, France
Mr. Burhard Jonsuhn Kander, ALSTOM 社,
Swiss
Mr. Ryozo Tanaka, Kawasaki Heavy Ind., Japan
5. 議事内容
【1 日目 3/18 9:00∼18:00 】
<再投票に関して>
発電用としての新しい規格とするか、既存規格で
ある ISO3977 の新しいパートとするかが意見の
争点となることが予想される。新規格にした場合
の方が ISO3977 の新しいパートとした場合より
も規格のハンドリング、メンテナンスの面でメリッ
トがあり、実質的に広く適用される規格を目指す
うえで新規格とした方が良い点をアピールする。
次回の ISO/TC192 のプレナリーミーティング
*
川崎重工業(株)
21
(2009/6 月:米)オーランド)でパワーポイントに
よるプレゼンを実施することとなった(コンビナ
ーは出席できないとのことで、BSI の R Proctor
が実施予定)。
<WG9 メンバーに関して>
ドイツ他、コアメンバーを出していない国がある
こと、また現在の構成メンバーにガスタービンの
ユーザが少なくユーザのコメントも広く集めた
いため、UK、ドイツ、イタリアの電力会社等と
コンタクトをとることとした。尚、日本には
TC192 の国内対策委員会がありメーカ、ユーザ、
学識経験者からの意見を集約できる体制にある
ことを説明した。翌日、日内連、鈴木特別参与か
ら電子メールで受領したメンバーリスト(英語
版)をコンビナーに提出した。
<ドラフト内容打ち合わせ>
・ 日本からの意見である契約に係わる項目の削
除要請(ギャランティなど:ISO 規格ダイレクテ
ィブにて規定)については主張が認められ、ドラ
フトを改正又は削除する方針となった。
・ コンビナー作成の最新ドラフトに CE マーキン
グを要求する項目があったため削除を要請、ド
ラフトから取りあえず削除する方針となった。
【2 日目 3/19 9:00∼15:00 】
<ドラフト内容打ち合わせ>
あまり時間が無かったので詳細内容の確認は行
わず。ドラフト担当の再確認と今後のスケジュー
ルについて取り決めた。
・ 日 本 の 担 当 と し て 新 た に ”29 章 : Technical
Information”が加わった。
・ 2009 年 10 月までに(WG9 内での)ドラフトの完
成を目指すこととなった。また以降の日程を見
直すことにより前回ミーティング(1 月:バーデ
ン)で決定した全体スケジュールが約 1 年後ろ
にずれることとなった。詳細を以下に示す。
<今後の日程>
1. WG9 の ISO/TC192 事務局への計画及びマイ
ルストーンの提出
June 2009
2. WG9 コアメンバーミーティング
(Swindon, UK)
14/15 October 2009
3. WG9 内でのドラフト(WD)の発行
End October 2009
4. WG9 内でドラフト(WD)へのコメント集約
End April 2010
5. ドラフトデータシート(たたき台)の発行
End June 2010
6. ドラフト(WD)の修正 End November 2010
7. CD Issue
8. DIS
9. FDIS
10. Standard Issue
Mr, Eric Brault ももともと ALSTOM に勤めてい
たがそのまま GE に移籍となったとのこと。
February 2011
February 2012
November 2012
February 2013
5. 所感:
今回の ISO 会議で、WG9 の ISO のアイテムと
しての継続承認のための投票に向けた準備体制は
明確となった。またドラフトについてもまだ完成し
ていないとはいえ全体の概要が見えてきたと考え
る。ドラフトについてはこのまま規格にするには日
本のガスタービン産業にとって支障がある箇所も
まだ見受けられるため、今後も ISO/TC192 国内対
策委員会にて日本メンバーの意見を集約、修正案を
発信し続けていく必要がある。
ミーティング参加者
右から
Mr. Stephen Loyd, Persons Brinckerhoff 社, UK
Mr. John Macdonald, WG9 CONVENER, RWE 社,UK
Mr. Eric Brault, General Electric 社, France
Mr. Burhard Jonsuhn Kander, ALSTOM 社 Swiss
6. その他:
今回会議のために訪れたベルフォールはドイツ
文化の影響が色濃いと言われているフランスのア
ルザス地方に属しかつてはプロシアの侵略を食い
止め独立を守った都市である。町の中心にある旧市
街は城壁にかこまれておりまた防衛用の砦が聳え
立つ中世の雰囲気を残す町である。現在は
ALSTOM 社の主力工場がありガスタービン等のエ
ネルギー製品、TGV 車両等を生産しているとのこ
と。今回訪れた GE Office in France はもともと
GE のガスタービンのライセンス生産を行ってい
た ALSTOM 社の部門が数年前に GE に買収された
とのこと、今回フランスからの参加メンバーである
事務局通信 1−2
平成 21 年度
ベルフォールの砦
日内連主催講演会の計画
平成 21 年度の日内連講演会予定をお知らせします。
講演テーマ及び講演者はいずれも今後交渉の予定です。
詳細が決まりましたら随時ホームページなどでお知らせいたしますので、奮ってご参加下さい。
3
第三回
船舶と地球温暖化
1. 船舶の寄与度
2. 機関室プラントとしての対応手段
3. 造船所から見た対応手段
4. 船主から見た対応手段
5. 地球温暖化ガス規制の動向と評価手法
6. 自動車業界の取り組み
平成 21 年 12 月頃
4
第四回
最近のコージェネレーションの動き
1. 統計から見たコージェネレーション
2. ディーゼルコージェネレーション
3. ガスタービンコージェネレーション
4. 家庭用コージェネレーションシステムの現状
5. 再生可能エネルギーとコージェネレーション
平成 22 年 2 月頃
22
Ⅵ. 標準化事業活動の概要(2008/2009 年度)
日本内燃機関連合会
鈴木 章夫*
1. 日内連における標準化事業について
日内連においては、内燃機関に関する国際標準化
機構(ISO)関係及び日本工業規格(JIS)に関する標
準化の事業を実施している。標準化事業の実施体制
は、図 1 に示すように、“ISO 対策内燃機関委員会
(JICESC/Japan Internal Combustion Engine
Stand Committee for ISO)“を設置し、その下に
ISO 規格審議のための委員会(常設)及び JIS 原案作
成のための委員会(必要に応じ単年度設置)を置い
ている。
ISO 関係については、経済産業省産業技術環境局
から、(財)日本規格協会に委託された“国際規格回答
原案調査作成”の業務を(財)日本規格協会からの再委
託の契約により実施している。また、JIS 原案作成
事業は、(財)日本規格協会の“JIS 原案作成公募によ
る JIS の制定・改正の原案作成”制度の適用を受け
て実施している。
・ISO 7967-4:2005 往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第 4
部:過給及び 吸排気装置
[継続]
・ISO 7967-6:2005 往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第 6
部:潤滑装置
[継続]
・ISO 7967-7:2005 往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第 7
部:調速装置
[継続]
・ISO 8528-1:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 1 部:用途,定
格及び性能
[継続]
・ISO 8528-2:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 2 部:機関
[継続]
・ISO 8528-3:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 3 部:発電装置
[継続]
用交流発電機
・ISO 8528-4:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 4 部:制御装置
及び開閉装置
[継続]
・ISO 8528-5:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 5 部:発電装置
[改正(コメント付)]
・ISO 8528-6:2005 往復動内燃機関駆動発電装置―第 6 部:試験方法
[改正(コメント付)]
(2) 新たに TC70/SC8 で作成した次の国際規格が
発行された。
・ISO 8178-5:2008 往復動内燃機関-排気排出物測定-第 5 部:試験燃料
[第 2 版]
(3) 特記事項
a) ISO/TC70 の活動状況
2007 年 8 月に幹事国がイギリスから中国へ引継
ぎ、しばらく動きがとまっていたが、最近議長及
び幹事が決まり、イギリスから途中で引き継いだ
用語規格及び発電装置関係の改正規格(DIS 段
階)について作業を再開した。また、幹事国中国
が TC70 の体制の整備を行っていて、日本に対し
WG の Convener (幹事)引受けの要請があり、
WG2(用語及び定義)及び WG5(ねじり振動)につ
いて引き受けることにした。次回の TC70 の国際
会議は 2009 年 9 月に、SC8 と合同で、上海で開
催される予定である。
b) TC70/SC7 の審議状況
ISO 4548 シリーズの定期見直し及びディーゼル
オイルのカーボン捕捉フィルタの試験方法の規格
(ISO/TS 23556 及び ISO 4548-12)の有効性を確
認するためのラウンドロビンテストを実施中である。
c) TC70/SC8 の審議状況
排気排出物測定方法の ISO8178 シリーズ 11Parts
の制定作業を終え、Part 1、2、4、5 の改正原案
を審 議していたが、2008 年 10 月までにこれら
2. ISO/TC70(往復動内燃機関)専門委員会
2.1 図 1 に示すように、ISO/TC70 に対応する国
内委員会は、ISO/TC70 国内対策委員会であり、そ
の下に ISO/TC70/SC7 分科会(潤滑油ろ過器試験)
及び ISO/TC70/SC8 分科会(排気排出物測定)を設
置して活動している。
2008 年度は、TC70 国内対策委員会 2 回、TC70/
SC8 分科会を 1 回開催し対応した。なお、TC70/
SC7 分科会については従来通り、実質的審議は、
自動車部品工業会の濾器技術委員会に委託し、投票
回答については書面審議とした。
2.2 ISO/TC70 関係の国際会議開催状況
国際会議開催状況及び予定(2008∼2009 年度)は
次のとおりである。(詳細は、巻末の日内連主要行
事等一覧を参照)
・ 2008 年度 TC70/SC7
1 回 (出席)
・ 2009 年度 TC70 本会議 1 回 (出席予定)
TC70/SC7
1 回 (出席予定)
TC70/SC8
1 回 (出席予定)
2.3 ISO/TC70(SC7、SC8 を含む)での審議状況
(1) 2008 年度には、CD、DIS、FDIS 等の規格案に
対する投票はなかったが、次の規格の定期見直し
(SR: Systematic Review)に対し、日本の投票回答
を行った。([ ]は投票内容を示す。)
*
特別参与
23
TC192/WG9
の改正規格が発行され作業が一段落している。
(対応 JIS については、すべて原案作成済みで現
在経産省内で審査中)これから、Part 9、10、11
などの過渡状態での排気測定規格の改正、自動車
関係(TC22)で検討中である粒子カウント法を用
いた超微粒子の PM 測定方法の規格化などが取
り上げられる見通しである。また、現在国連の
GRPE(排出ガス専門分科会)で審議中の産業機械
からの排出ガス規制案にも ISO 8178 シリーズ
と重複する測定方法に関する規定があるため、こ
の規制案との調整も必要である。
2.4 2009 年度の活動計画
前年度のとおり、ISO/TC70 国内対策委員会を中
心とした体制で進める。委員会における審議は、会
議及び書面審議を有効に組み合わせ、効率的かつ実
質的な審議・運営を行う。
2008 年度は、TC70 国内対策委員会 3 回、
TC70/SC8 分科会 3 回を予定している。
従来通り、国際会議にはできる限り代表を派遣し、
日本の意見を ISO 規格に反映させるようにする。
3. ISO/TC192(ガスタービン)専門委員会
3.1 ISO/TC192 は、SC は置かずに、テーマごと
に 13 の作業グループ(WG)を置き、原案作成の作業
を実施している。国内的には、TC192 国内対策委
員会を設置し、各 WG ごとに担当の委員を決め、
ISO 規格原案に対する、日本の意見をとりまとめて
いる。
なお、2006 年度から、日本を幹事国とするコー
ジェネレーションをテーマとする WG13 の活動を
円滑にするため、TC192 国内対策委員会の中に
TC192/WG13 国内作業委員会を設け、日本コージ
ェネレーションセンター(JCGC)の国際標準化分科
会と協力して、原案作成作業を実施していたが、
2009 年 4 月から JCGC が天然ガス導入促進センタ
ーと合併したため、今後は、専らこの作業委員会で
審議することにした。
2008 年度には、TC192 国内対策委員会を 3 回、
WG 13 国内作業委員会を 1 回開催し、原案の審議
を行った。
3.2 ISO/TC192 関係国際会議の開催状況
・2008 年度
TC192 本会議
1 回(出席)
TC192/WG9(発電用途)
3 回(2 回出席)
TC192/WG11(受渡試験方法) 1 回(出席)
TC192/WG12(マイクロガスタービン)
1 回(出席)
TC192/WG13(コージェネレーション)
1 回(出席)
・2009 年度(実績及び予定)
TC192本会議(6月) 1回(欠席、インフルエンザのため)
24
3回(6月は欠席、他は出席予定)
3.3 ISO/TC192 での規格審議状況
(1) 次の FDIS、DIS、WD 対し、日本の投票回答
を行った。
・ ISO/WD 19859 Gas turbine applicationsRequirements for power generation
[賛成(修正案付)]
・ ISO/DIS 26382
Cogeneration systems −
Technical
declarations
for
planning,
evaluation and procurement
[賛成(コメント付)]
・ISO/FDIS 21789 Gas turbine applications –
Safety
[賛成(コメント付)]
(2) 規格の定期見直し
次の規格の定期見直しに対し、日本の投票回答を
行った。
・ ISO 19860:2005 Gas turbines‐Condition and
trend monitoring system requirements for gas
turbine application
[改正(コメント付)]
・ ISO 10494:1993 Gas turbine and gas turbine
sets-Measurement of emitted airborne noise‐
Engineering/survey method [改正(コメント付)]
(3) 審議中の主な国際規格案
・ISO/FDIS 2314 Gas turbines - Acceptance test
(revision) (WG11、中央事務局で投票準備中)
・ ISO/FDIS 26382 Cogeneration systems −
Technical
declarations
for
planning,
evaluation and procurement
(WG13、中央事務局で投票準備中)
・ ISO/WD 19372 Requirements for microturbines
used in power generation or combined heat and
power applications
(WG12 で審議中)
・ISO/WD 19859 Gas turbines- Electric power
generation - Part 1:Requirements for power
generation applications
(WG9 で審議中)
(4) 新規格
次の新規格が発行された。
・ ISO 21789:2008 Gas turbine applications Safety
(5) 国際規格案の審議状況
a) TC192/WG9(ガスタービン用途−発電用)
Working Draft WD19859 の作成を各国で分担
して実施中であり、国際会議が頻繁に行われてい
る 。 日 本 は Standard Reference Conditions,
Reliability, Availability, Maintenability など
の章を担当している。当初の NWIP から、時間
が経過して、ISO の手続き上再度 NWIP からや
り直しとなったため、現在、NWIP の再投票が
行われているが、原案作成は、そのまま続行して
いる。
b) TC192/WG10(安全性)
ISO 21789 の FDIS が承認され、新規格が発行
された。
この ISO を EN 規格にする動きがあり、
ガスタービンの機器を日本から欧州への輸出す
ることもあり、規定内容の変更等について注意が
必要。
c) TC192/WG11(ガスタービン受渡試験方法規格の
改正)
Convener の交代などがあり、FDIS の投票が遅
れているが、現在中央事務局(CS)でフランス語訳
など、FDIS 投票案を作成していて、2009 年中
には成立の見通しである。
d) TC192/WG13(コージェネレーション)
日本を幹事国とする TC192/WG13 では、JIS B
8123「コージェネレーションシステム導入評価
検討項目」をベースにしたコージェネレーション
システムの計画に関する ISO 規格を審議してい
たが、
2008 年 6 月までに 5 回の国際会議をもち、
DIS の原案をまとめ、各国投票の結果 2008 年
11 月に承認された。
ISO/DIS 26382 “Cogeneration systems −
Technical
declarations
for
planning,
evaluation and procurement “ 2009 年 3 月に
DIS に対する各国コメントを反映した、FDIS 原
案を TC192 経由、中央事務局(CS)に提出した。
現在 CS にてフランス語訳を含む、投票案を作成
中で、近々投票が行われる。問題なければ、今年
中には FDIS が成立する見込みである。
日本が幹事国として、ISO 26382 のとりまとめ
を行って来て、ほぼまとまった。ISO 内でのテ
ーマ選定にあたり、世界的な、地球温暖化対策、
省エネルギーについても重要視されていること
もあり、TC192 内で日本の WG 運営などについ
ての評価が高いことから、コージェネレーション
の次のテーマを考えて提案するように要請が来
ている。
3.4 2009 年度の活動計画
TC192 国内対策委員会を中心に、必要に応じ、
各 WG 担当委員を中心とした作業部会を行い国内
意見のとりまとめを実施する。
特に、幹事国としての TC192/WG13 の運営を円
滑に進めるように、関係企業・団体と相談しながら
注力する。
TC192 国内対策委員会は年 3 回、
TC192/
WG13 国内作業委員会を 2 回予定している。
4. 国内標準化事業関係
4.1 2008 年度
2008 年 6 月末に、次の往復動内燃機関の改正原
案 3 件を作成し、(財)日本規格協会に提出した。
・JIS B 8008-2 往復動内燃機関−排気排出物測定−第 2 部:ガス状
25
排出物及び粒子状排出物の搭載状態での測定
[ISO 8178-2:2008 の整合化規格]
・JIS B 8008-5 往復動内燃機関−排気排出物測定−第 5 部:試験燃料
[ISO 8178-5:2008 の整合化規格]
・JIS B 8002-3 往復動内燃機関−性能−第 3 部:測定
[ISO 3046-3:2006 の整合化規格]
次のように JIS 原案作成委員会及び分科会を設
置し、規格原案の審議を実施した。
往復動内燃機関 JIS 原案作成委員会及び分科会
委員長:古林誠(元横浜国立大学/日内連参与)
主査 :芦刈真也(コマツ)
幹事 :浅野一朗(堀場製作所)
副幹事:花井誠一郎(三菱重工業)
委員 :委員会 25 名、分科会 20 名
開催回数:委員会 3 回、分科会 8 回
4.2 2009 年度
2009 年度は、ガスタービンの受渡試験方法の規
格(JIS B 8041)の改正を計画している。ISO 2314
の改正規格の FDIS の成立を待って開始の予定で
あるが、FDIS の投票が遅れているため、来年度に
ずれ込みそうである。
4.3 新発効の JIS
2008 年度には、日内連が原案作成団体となって
作成した次の JIS が制定・発効された。
・JIS B 8008-1:2009 往復動内燃機関−排気排出物測定−第 1 部:
ガス状排出物及び粒子状排出物の台上測定
[第 2 版]
5. その他
電子機器などの先端分野では、日本の携帯電話が
外国では使えないなど、特許と共に、規格化が非常
に重要である。内燃機関の分野は既に成熟期にあり、
新しい規格の必要性があまりないが、ヨーロッパ勢
をはじめ、規格の作成・改正時に自国の産業に有利
に持っていこうと立ち回るのが常であり、ISO の委
員会・WG などには、できるだけ出席し、日本の意
見を取り入れさせる必要がある。
最近、国際標準化の重要性について経産省−規格
協会の PR が活発に行われている。インターネット
で JISC(日本工業標準調査会)及び JSA(日本規格協
会)のホームページを開くと標準化に関する色々な
資料が参照できる。標準化の委員会の委員をお願い
している方、また、それ以外の方でも、仕事の合間
などに一度ホームページを開いて眺めてみること
をお勧めします。
また、規格協会主催の PR 及び人材育成のための
次のような研修なども定期的に開かれている。
−国際標準化入門研修(1 日)
−国際標準作成研修(2 日)
−国際標準化リーダーシップ研修(3 日)
入門研修は、ISO の組織・活動内容から、標準化
に携わる経験者の苦労話まで大変参考になる研修
です。
委員の方へは、その都度案内をメールで配布しま
すので、参加希望の方は事務局にご相談下さい。研
修は無料です。
日本内燃機関連合会
[標準化事業担当常設委員会]
ISO 対策内燃機関委員会
(JICESC)
委員長
青木 千明(日内連)
ISO/TC70(往復動内燃機関)
ISO/TC192 (ガスタービン)
国内対策委員会
国内対策委員会
委員長
染谷 常雄(東京大学名誉教授)
委員長
川口 修(慶応大学名誉教授)
主 査
岡田 博(東京海洋大学名誉教授)
主 査
安田 耕二(日立製作所)
ISO/TC192/WG13
ISO/TC70/SC7 分科会
ISO/TC70/SC8 分科会
(コージェネレーション)
(潤滑油ろ過器試験)
(排気排出物測定)
国内作業委員会
主 査
主 査
大庭 敏記(ROKI)
芦刈 真也(コマツ)
幹事
伊東 弘一(早稲田大学)
[必要な年度にテーマごとに単年度設置]
ガスタービン JIS 原案作成委員会
往復動内燃機関 JIS 原案作成委員会
往復動内燃機関分科会
図1
ガスタービン分科会
ISO 対策内燃機関委員会(JICESC)の組織
26
CIMAC
WG(作業グループ)と日本対応の国内委員会
(2009-08-01)日本内燃機関連合会
CIMAC (国際燃焼機関会議)
日本からの役職者
会長
事務局長
WG 担当副会長
Karl M. Wojik (AVL)
Markus Heseding (CIMAC, Germany)
Soeren.H. Jensen (MAN, Germany)(新任)
テクニカルプログラム担当副会長
評議員
評議員
伊藤恭裕(新潟原動機) /Y.Itoh
酒井能成(川崎重工) /Y.Sakai(新任)
山田知夫(日内連)/T.Yamada
主査会議議長:新潟原動機
伊藤常務
事務局:日本内燃機関連合会 山田知夫
WG
No.
02
04
05
07
08
10
15
16
17
18
国内担当委員会
もしくは委託先
WG Title, Chairman, WG No.,、WG abrev.
WG: Class. Soc. D.E. coordinating WG
(船級協会ディーゼル機関)
K.B. Hansen (MAN /DK)
WG2 CS-D
WG: Crankshaft Rules
(船級協会ディーゼル機関-クランク軸のルール)
WG4 CD
WG: Exhaust Emission Controls-D.E.
(ディーゼル機関―排気排出物の制御)
G. Hellen (Wartsila/Finland)
WG5 D-EX
WG: Heavy Fuels
(重油)
K.Aabo (MAN/Denmark)
WG7 HF
WG: Marine Lubricants
(舶用潤滑油)
H. Gering(MAN/Germany)
WG8 ML
WG: Users
(往復動内燃機関ユーザー)
D.Walford (Teekay Shipping/Canada) WG10 U
WG: Engine Electronics and Automation
System
(電子制御と自動制御システム)
R. Boom (Woodward/NL)
WG16 EEA
WG: Auxiliary systems-design
(機関補機システム)
F.Deichman(Columbus Ship/Germany)
WG16 ASD
WG: Gas Engine
(ガス機関)
Lars Nerheim ( Ricardo/UK ) WG17 GFA
日内連
WG2 対応国内委員会
JICEF WG2 committee
日内連
WG4 対応国内委員会
JICEF WG4 committee
日内連
WG5 対応国内委員会
JICEF WG5 committee
日内連
WG7 対応国内委員会
JICEF WG7 committee
(社)日本マリンエンジニアリング学会
燃料・潤滑研究小委員会
JIME
国内委員会
主査
高橋 正英
M.Takahashi
(三井造船)
藤綱 宣之
N. Fujitsuna
(神戸製鋼)
川上 雅由
M.Kawakami
(新潟原動機)
宮野春雄
H. Miyano
(日本油化)
塚本達郎
T. Tsukamoto
(東京海洋大)
(メンバーが個々に対応)
日内連
WG15 対応国内委員会
JICEF
committee
WG15
前田 隆義
T.Maeda
(ナブテスコ)
日内連
WG16 対応国内委員会(予定)
未定(国際会議
の内容により決
定)
日内連
WG17 対応国内委員会
後藤 悟
S. Goto
(新潟原動機)
JICEF WG16 committee
JICEF
committee
WG: Engine room safety
(機関室安全性)
Johhnnes Besau (Horbiger Ventilwerke)
WG18 ERS
未設置
CORDINATOR: Int’l Standards-Recic’g Eng
(コーディネーター:ISO-往復動内燃機関)
J.Peaker (GEC Ruston, UK) ISC1 ISC-RE
日内連
ISO/TC70
国内対策委員会
CORDINATOR: Int’l Standards-Gas Turbine
(コーディネーター:ISO-ガスタービン)
A. Suzuki (JICEF , Japan)
ISC2 ISC-GT
日内連
ISO/TC192
国内対策委員会
27
WG17
未定(国際会議
の内容により決
定)
[連絡担当]
古林 誠
M.Furubayashi
(日内連)
[連絡担当]
鈴木 章夫
A.Suzuki
(日内連)
特別参与
備
考
日 内 連 主 要 行 事 等 一 覧
事務局通信 3
[2 0 0 9 年 1 月 ∼ 2 0 0 9 年 6 月 分 実 績 、 2 0 0 9 年 7 月 ∼ 予 定 及 び 中 長 期 予 定 ]
2009年 7月 現 在
区 分
年 -月 -日 (自 /至 )
2009
01-14/15
01-15
01-20
01-30
02-09
02-20
02-23
02-25
03-09
03-18/19
03-25
04-21
04-23/24
05-05/06
05-06/07
05-12
05-13
05-22
06-02/03
06-04
06-08/12
06-10/11
06-24
06-30
07-01
07-07
07-10
07-17
08-15
09-03
09-07
09-23
09-24
09-24/25
10-01
10-19?
1111-24
11-25
11-26
12-04
12-10
12-10
12-14
1212122010
01-15
0101-29
020406-14/17
08-15
○ : 日 内 連 行 事 等 ( 国 内 ) ◇ : C IM A C 関 係 ( 国 内 )
● : 日 内 連 行 事 等 ( 海 外 ) ◆ : C IM A C 関 係 ( 海 外 )
区 分
主 な 出 来 事 (行 事 ・会 議 等 の名 称 )
○ ● ◇ ◆ ☆ ★
○
○
◇
☆
◇
☆
☆
◇
◆
○
◆
◆
◆
◆
◆
○
◆
◇
◆
◇
☆
○
☆
◇
◇
○
☆
○
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◇
◆
◇
◇
○
○
☆
○
◆
◇
○
◆
◆
○
★ IS O / T C 1 9 2 / W G 9 (発 電 用 ガ ス タ ー ビ ン ) 国 際 会 議
日 内 連 情 報 N o .9 5 発 刊
日 内 連 講 演 会 次 世 代 舶 用 推 進 プ ラ ン トを 考 え る
C IM A C W G H e a v y F u e l s 国 内 対 応 委 員 会
IS O / T C 7 0 (往 復 動 内 燃 機 関 ) 国 内 対 策 委 員 会 本 委 員 会
C IM A C W G " E x h a u s t E m i s s i o n C o n t r o l s " 国 内 対 応 委 員 会
IS O / T C 7 0 / S C 8 (R IC E 排 気 排 出 物 測 定 ) 国 内 対 策 委 員 会 分 科 会
IS O / T C 1 9 2 (ガ ス タ ー ビ ン ) 国 内 対 策 委 員 会 本 委 員 会
C IM A C W G " C l a s s i f i c a t i o n S o c i e t i e s - D i e s e l " 国 内 対 応 委 員 会
★ IS O / T C 1 9 2 / W G 9 (発 電 用 ガ ス タ ー ビ ン ) 国 際 会 議
C IM A C W G " G a s E n g i n e s " 国 際 会 議
日内連講演会 内燃機関の技術の変遷と将来展望
C IM A C W G " M a r i n e L u b r i c a n t s " 国 際 会 議
C IM A C W G " C l a s s i f i c a t i o n S o c i e t i e s - D i e s e l " 国 際 会 議
C IM A C W G " C r a n k s h a f t D i m e n s i o n s " 国 際 会 議
C IM A C 役 員 会
C IM A C 評 議 員 会
日 内 連 第 143回 運 営 委 員 会
C IM A C W G H e a v y F u e l s 国 際 会 議
C IM A C W G " G a s E n g i n e s " 国 内 対 応 委 員 会
★ IS O / T C 1 9 2 (ガ ス タ ー ビ ン ) 国 際 会 議 他
C IM A C W G E x h a u s t E m i s s i o n C o n t r o l s 国 際 会 議
C IM A C W G s 国 内 主 査 会 議
IS O / T C 1 9 2 (ガ ス タ ー ビ ン ) 国 内 対 策 委 員 会 本 委 員 会
日 内 連 第 94・95回 理 事 会 ・第 55回 通 常 総 会
IS O / T C 7 0 (往 復 動 内 燃 機 関 ) 国 内 対 策 委 員 会 本 委 員 会
C IM A C W G H e a v y F u e l s 国 内 対 応 委 員 会
C IM A C W G " E x h a u s t E m i s s i o n C o n t r o l s " 国 内 対 応 委 員 会
日 内 連 情 報 N o .9 6 発 刊
IS O / T C 7 0 / S C 8 (R IC E 排 気 排 出 物 測 定 ) 国 内 対 策 委 員 会 分 科 会
日内連講演会 化石燃料は いつまで使えるか
C IM A C W G " M a r i n e L u b r i c a n t s " 国 際 会 議
★ IS O / T C 7 0 (往 復 動 内 燃 機 関 ) 国 際 会 議
★ IS O / T C 7 0 / S C 8 (R IC E 排 気 排 出 物 測 定 ) 国 際 会 議
C IM A C W G " G a s E n g i n e s " 国 際 会 議
★ IS O / T C 7 0 / S C 7 ( 潤 滑 油 ろ 過 器 試 験 ) 国 際 会 議
C IM A C W G " C r a n k s h a f t R u l e s " 国 際 会 議
C IM A C 役 員 会
C IM A C 評 議 員 会
第 1 回 C IM A C C A S C A D E S
C IM A C W G H e a v y F u e l s 国 内 対 応 委 員 会
C IM A C W G E x h a u s t E m i s s i o n C o n t r o l s 国 際 会 議
C IM A C W G " G a s E n g i n e s " 国 内 対 応 委 員 会
C IM A C W G s 国 内 主 査 会 議
日 内 連 第 144回 運 営 委 員 会
日内連講演会 船舶と地球温暖化
ガ ス タ ー ビ ン JIS 原 案 作 成 委 員 会 第 1 回 委 員 会
日 内 連 情 報 N o .9 7 発 刊
C IM A C W G H e a v y F u e l s 国 際 会 議
C IM A C W G " E x h a u s t E m i s s i o n C o n t r o l s " 国 内 対 応 委 員 会
日 内 連 講 演 会 最 近 のコー ジェネレー ション の動 き
C IM A C W G " M a r i n e L u b r i c a n t s " 国 際 会 議
第 2 6 回 C IM A C ベ ル ゲ ン 大 会
日 内 連 情 報 N o .9 8 発 刊
28
☆ :標 準 化 関 係 (国 内 )
★ :標 準 化 関 係 (海 外 )
開催場所
参加者等
摘 要
バ ー デ ン /スイ ス
笹川記念会館
日本舶用工業会
日本海事協会
日本舶用工業会
三井造船
IH I
日内連事務所
ベ ル フォ ー ル /フラン ス
デ ッサオ/ドイ ツ
笹川記念会館
ホ ー ビック/ノル ウ ェー
田中良造
後 藤 悟
山
高
フ リー ド リヒス ハ ー ヘ ン /ド 藤
ベ ル ゲン /ノル ウェー
伊
ベ ル ゲン /ノル ウェー
伊
IH I
ハ ン ブル グ /ドイ ツ
下
日内連事務所
オ ー ラン ド/米 国
日
バ ー サ /フ ィン ラン ド
川
日内連事務所
IH I
八重洲倶楽部
日本海事協会
日本舶用工業会
日本舶用工業会
コペ ン ハ ー ゲン /デ ン マー ク
本
橋
綱
藤
藤
哲
正
宣
恭
恭
也
英
之他
裕
裕他
川崎重工
新潟原動機
M PS E
三井造
神戸製
新潟原
新潟原
船
鋼
動機
動機
川主税
M it s u i O S K B S
本欠席
上 雅 由
新潟原動機
(役 員 改 選 )
日本海事協会
マン チ ェスタ ー /英 国
上 海 /中 国
上 海 /中 国
ル ツェル ン /スイ ス
ベ ル ギ ー o rド イ ツ
ドイツ
ハ ン ブル グ /ドイ ツ
ハ ン ブル グ /ドイ ツ
ハ ン ブル グ /ドイ ツ
日本舶用工業会
ロ ス トッ ク / ド イ ツ
日内連事務所
日内連事務所
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伊藤恭裕
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新潟原動機
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川 上 雅 由
新潟原動機
事務局後記
先日開催された日内連理事会・総会で、本年 10 月からの常務理事(事務局長)交代が承認されまし
た。就任以来現在までのおおよそ 10 年間に及ぶ期間、皆様のご協力で何とか任務を全うすることが出
来ました。この間、2004 年には CIMAC 京都大会が開催され、雨森実行委員長以下関係者の努力で内
容的にも、経理的にも成功裡に終わらせることが出来た事は忘れられない良い思い出となりました。こ
れまでの永い間の皆様の日内連に対する惜しみないご協力に深く感謝申し上げます。幸い山田知夫氏と
いう最適任者が後任に選出されましたので、安心して常務理事を退任することが出来ます。同氏及び日
内連に対して今後とも皆様の変わりないご協力をお願い申し上げます。(田山)
最近のエンジン又はエネルギー関係の講演会などで必ず出てくるのが太陽電池、燃料電池の話です。
聞いていても、見学していてもさっぱり面白くない。
私は、会社務めの頃は、主にガスタービン関係の図面作成・計算など設計の仕事をしていましたが、
退職前の 10 年位は、納めた機器のトラブルシュートを主にやっていました。エンジンには、振動、油
漏れなどのトラブルがつきもの(失礼!)ですが、これを直すのが結構楽しい仕事でした。お客様にた
らたら文句を言われながらも、トラブルがぴたっと直ったときは、それなりの快感を感じたものです。
電気を作るのに、置いておくだけの電池では、これからの人は、このような楽しみがなくなるのかな?
と考えると、ちょっと寂しいような気になります。(鈴木)
今年の5月にベルゲンで開催の評議員会に行ってきました。
ちょうど新型インフルエンザの感染が広まりだした次期で、会議直前まで社内の「出張許可」が出る
か出ないか、微妙な時期を経過の後、「タミフル持参・マスク着用・ウェットティッシュ持参・帰国後
体温計測継続」の条件の下、「許可」されました。
そのころ日本では、入国管理他、厳戒体制でありましたが、欧州の空港では、どこも特別な検査はな
く、また空港・市内でマスクをしている人は皆無でした。陸続きの欧州では、各国での「100%水際で
の防御不可能」との合理的な考えでの対応であったとのこと。
島国の日本と、陸続きの大陸の国との考え方の違いは、いろいろな場面で現れますが、
このたびは「顕著な差の事例」だったと思います。
日本の伝統・習慣には、よい部分も多々あると思いますが、一方西欧の「合理的な考え」「対処の仕
方」もよいものは取り込んで行けば、対等・あるいはより強い立場になれるチャンスがあるのではない
かと思います。
そのようなギャップを埋めるお手伝いをしていきたいと思っております。(山田)
残暑お見舞い申し上げます。読者の皆様は良い夏休みを過ごされたことと思います。お蔭様で、私も、
もうすぐ 2 歳になる娘の相手をしながら暑い夏を満喫しました。(いつもは、「早く、早く」と娘を急
かせてばかりの母なので、夏休みの間は、娘のペースにあわせてのんびりと。)先日、小川洋子さんの
「博士の愛した数式」を読みました。数学の世界の美しさもさることながら、何気ない日常生活あるい
は当たり前の家事の中に温かな美しい描写が数多くあって、振り返って我が身は!と反省する事しきり
でした。
さて 9 月から年度後半に入ります。日内連では講演会・委員会等様々な行事が予定されておりますの
で、皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。また “日内連情報”へのご感想・ご意見等ございまし
たら、ぜひともおきかせください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(上原)
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日内連情報 No.96
2009 年 8 月
2009 年 8 月 20 日
日本内燃機関連合会
発行者 田山 経二郎
〒105−0004 東京都港区新橋 1−6−6 木村ビル 6 階
TEL.03-3574-7882;FAX:03-3574-7883
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