アフリカにおける調査活動について１．調査の背景 2008 年 5 月の第 4 回アフリカ開発会議（TICAD- IV）、同年 7 月の北海道洞爺湖サミットにおいて、日本政府は、「成長の加速化」、「人間の安全保障の確立」及び「環境・気候変動問題対処」の 3 つの優先事項を促進させるため、対アフリカ政府開発援助を今後 5 年間で倍増することを表明しました。これらの優先事項の実現には、官民双方および両者の連携による積極的な取組みが重要でありますが、特に民間企業が必要とするアフリカの市場に関する情報が極めて少ない状況にあります。２．調査実施状況 JTEC ではこのような背景を踏まえ、同年に財団法人 JKA の支援を受け、東アフリカ 5 カ国における情報通信分野の市場動向調査を実施しました。この調査により、各国で中国資金による光ファイバーネットワーク構築プロジェクトが進行中であること、一方で光ファイバーネットワークが存在しない国もあること等が明らかとなり、調査結果報告会においては、多くの参加者から「継続的な現地情報収集」に対する強い要望を頂きました。 2009 年度は、引き続き財団法人 JKA の支援により、南東部アフリカ諸国を対象とした情報通信分野の市場動向調査を実施し、調査結果報告会も非常に盛況でした。また、2010 年度に向けては、西部アフリカ地域を対象とする調査を計画しています。アフリカにおける継続的な調査活動東アフリカ 5カ国ブロードバンド・ネットワーク整備状況調査（2008年7月〜9ヶ月） - 対象国：ケニア，タンザニア，ウガンダ，ブルンジ，ルワンダ - 調査報告会：2008年10月27日南東部アフリカ 5カ国IC Tブロードバンド基盤ネットワーク調査（2009年10月〜6ヶ月） - 対象国：ザンビア，ジンバブエ，マラウイ，モザンビーク，南アフリカ - 調査報告会：2010年1月21日西部アフリカ地域調査【2010年度計画として、財団法人JKAへ提案中】調査実施国［2008年度］東アフリカ 5カ国ブロードバンド・ネットワーク整備状況調査ケニア，タンザニア，ウガンダ，ブルンジ，ルワンダ［2009年度］南東部アフリカ 5カ国ICTブロードバンド基盤ネットワーク調査ザンビア，ジンバブエ，マラウイ，モザンビーク，南アフリカこの事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。 http://ringring-keirin.jp JTEC は、これまでの豊富な経験とノウハウを最大限活用し、皆様が求める情報をタイムリーに提供できる様、各種調査・研究活動の計画・実施に努めて参ります。