Vol.21 2011.2.17 3期生のGCA卒業式が行なわれました。

2011
2011年2月17日
17日 日本語版21
日本語版21号
21号
便り
業
祝・卒
3期生の
期生のGCA卒業式
GCA卒業式が
卒業式が行なわれました。
なわれました。 ↓福武会長と3期生の記念写真。
2010年4月10日にシドニーに到着した3期生は、10ヶ月のGCAサポート期間を無
事に終え、2月2日Crows Nest Collegeで行なわれたGCA卒業式に出席しました。
GCA創設者である福武会長から、一人ひとりに卒業証書が授与されました。
また、「成績優秀者賞」に手柴和喜と服部翔太、「皆勤賞」に小澤由香莉と水川
ちひろが表彰されました。
そして、福武会長からお祝いの言葉とともに、4つのメッセージが贈られました。
1.好奇心
1.好奇心を
好奇心を持ち続ける
2.チャレンジ
2.チャレンジ精神
チャレンジ精神を
精神を持つ
3.時間
3.時間を
時間を有効に
有効に使う
4.成功
4.成功するまで
成功するまで諦
するまで諦めない
本科という新しいステージに入った3期生が、この4つのことを意識しながら、
留学生活を有意義に過ごせることを願います。
私は、昨年7月からTAFE本科でツー
私は高校生の頃から、添乗員の仕
3期生便り
期生便り
3期生便り
期生便り
リズムを学んでいます。TELCで3か
事に憧れがありました。英語と地理
月英語を勉強して本科に進みました
が好きだったこともあって、昨年7月
が、初めのうちは英語が聞き取れな
に入ったTAFEでは、迷わずツーリズ
くて大変でした。授業中は板書を書き
ムを専攻しました。本科では、アジア
写すのに精一杯で、内容を理解する
系の学生が多かったTELCと違い、
まで至らなくて。日本では難なくでき
ローカルの学生ばかり。話す英語の
ていた“ノートを取る”これひとつ取っ
スピードが違うので、初めは話につ
ても大変でした。というのは、何が要
いていけませんでした。でも、4ヶ月く
点なのか聞き取って理解していない
らい経った頃から慣れ始めて、授業
から、その場でまとめることができな
も楽しくなってきました。授業内容が
いんです。だから、家に帰ってから、
実務に即しているので、モチベーシ
録音したボイスレコーダーを何度も
ョンを保ちながら学べました。
聞き直して、授業中書き取ったノート
本科に慣れ始めたその頃、トラベル
佐藤 友香
高柳 愛
を見直して、それを別のノートにまと
岡山県立総社南高等学 め直していました。先生の話す英語 長崎県立佐世保商業 エージェンシーで実務経験を積むワ
校(岡山県)
岡山県)
高等学校(長崎県)
長崎県) ークエクスペリエンスを始めました。
が聞き取れるようになってきたのは、 高等学校(
本科で学んだことを実務に生かせた
そんな日々が2ヶ月を過ぎようとした頃です。それまで、先生とク り、またその逆もあって、とてもいい経験を積ませてもらっていま
ラスメイトが笑っていても、何で笑っているのかわからなかった す。たとえば、授業でエアラインの時刻表を一覧にして作ること
けれど、聞き取れるようになってからは「こんな楽しいことを話し を学んだのですが、同じことをトラベルエージェンシーでやらせ
ていたのか!」と、俄然授業が楽しくなりました。
てもらったことがありました。時刻表は、絶対に間違えてはいけ
ツーリズムのコースでは、マーケティング、法律、ガイディングな ない内容なので、何に留意して作ったらいいかなど授業でやっ
ど多岐に渡った内容を学んでいます。中でも私が好きなのは、 たことがそのまま役立ちました。いろんな業務をワークエクスペ
ガイディングの授業です。先生が長い間ガイドをやった経験の リエンスでやらせてもらう中で、添乗員の仕事以外にツアーコー
ある方なので、説得力があります。その仕事の面白さ、実務の ディネーターの仕事もやりがいがあっていいなと関心を持ち始
大変さも伝えてくれるので興味深いですし、課題も実践的で、や めました。ワークエクスペリエンスは無給ですが、任される仕事
りがいがあります。
は責任のある仕事です。だから、決していい加減にはできませ
今後ですが、本科が6月末に修了予定です。それ以降のことは ん。この経験で私は、「信頼を得られる仕事、得ている信頼を裏
今ちょうど考えているところです。やりたいことがたくさんありま 切らない仕事ができる人になりたい」と思うようになりました。そ
す。トラベルエージェンシーでワークエクスペリエンスをやってみ して、「旅行会社で働きたい」という思いがより強くなったと思い
ることにも興味がありますし、ツーリズムを、ガイドだけではなく ます。そのためにもまずは今、TAFEで専門知識を得て、無事に
発展的に考えていきたいという思いもあります。大学に編入す 卒業することです。将来、海外なのか日本なのか、どこで働ける
るのもひとつの選択肢としてあります。でも今は、先のことを考 かわかりませんが、「この人なら任せられる」と信頼される職業
えつつ、目の前のことに意欲的に取り組もうと思っています。
人になりたいと思っています。
【ご連絡】次号「GCA便り」は、4期生がシドニーに到着する4月発行予定です。
写真・文:小澤和子