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作家
元国際線乗務員
黒木安馬
【プロフィール】高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。世
界初の「カラオケ・フライト」や「1万メートル上空・北島三郎機上コンサート」などを実現させる。千葉の自
宅は1300坪の山林を開墾してプール、
テニスコート、
コンサートホール等を手作りする。現在、1日本成功
学会社長として自己啓発や社員教育で講演中。著書に『成「幸」学』
(講談社)、
『あなたの人格以上は
売れない!』
(プレジデント社)、
『出過ぎる杭は打ちにくい!』
(サンマーク出版)、
『面白くなくちゃ人生じゃ
ない!』
(ロングセラーズ)、
『リセット人生・再起動マニュアル』
(ワニブックス)、
『小説・球磨川』
(上下巻・
ワニブックス)などがある。
E-mail:[email protected] URL:http://www.3percent-club.com
21世紀だ!
人生・農業リセット再出発 104
晴れ、ときどきオタマジャクシ
のパルテノン神殿近く、とある宮殿
アテネの前を通りかかると、古代衣装をま
べてが同じ種類の生物でサイズも同じであった。
とった衛兵が歩哨に立っていた。足元を見ると大
From The Skies)」の頭文字を取って「ファフロ
理石の石畳にドングリがたくさん転がっており、
ッキーズ(Fafrotskies)」というとか。過去には
記念にとポケット一杯に持ち帰る。それをわが家
オーストラリアで数千匹の生きたイワシが畑に降り、
の庭に植えたら次々に芽が出て、日当たりの良い
フランスでは2日間にわたってカエルの雨が続き、
テニスコート脇の2本は高さ8mほどに育った。15
グアムでは欧州にしか生息しないはずの淡水魚が
年以上も、古代ギリシャのDNAが庭先に甦るのを
降ってきている。生きている魚や両生類の事例が
楽しみにしていた。
多いが、ときには冷凍状態だったり、腐っていたり、
ところが……「このビワ、結構いけるわ!」と
イギリスではミイラ化したウナギが降ったことも
食べている家族。ドングリの木に初めて実がなっ
あるという。どれも常識では説明がつかないどこ
たという。なんで? 見上げるとビワの果実が枝
ろか、神のなせるイタズラとしか思えない。
もたわわに!
このような超常現象を、「空からの落下物(Falls
が交差し、宇宙の強大なパワーで局所
PLASMAとは、ギリシャ語で神が創造した霊的
磁界 的に発生したプラズマ・トンネルは、
なものを意味する。物質には四つの状態があり、
想像を絶する亜空間を作り出し、天空と直結する。
エネルギーの低い順から温度上昇にしたがって、
それは目には見えず、瞬時に物体を吸い上げ、時
固体、液体、気体へと形状を変え、最後は原子核
空間移動をさせる。亜空間に入るには、その物体
と電子がバラバラに電離して、電磁波を発生させ
も同じプラズマに包まれて同調しなくてはいけな
るプラズマになる。南極から北極に向かって磁力
いとか。人間と違って、ある種の魚類や両生類に
線の束が地球を放射線状に取り囲み、地球の核付
は波長の合う種類がいると考えられる。トンネル
近で交差を繰り返している。これに太陽の黒点活
の磁力が上空の途中で弱まれば、そのまま地球の
動で宇宙線などの磁気嵐が加わると、プラズマ・
どこかに落下し、強ければ宇宙の果てで数年も生
トンネルが局所的に発生するといわれている。こ
きたまま漂うことになる。アインシュタインの相
れが不可思議な出来事を起こすことになる。
対性理論のように、宇宙に飛んで数日後に帰って
先日、講演で石川県を訪れた。地元ではオタマ
きたときには、地上はすでに数十年も経過してい
ジャクシが空から降ってくる怪事件が起きて大騒
るという“猿の惑星”みたいなことになる。
ぎの真っ最中。さらに翌日には別の町にフナが降
とすれば、わが家のドングリがビワに化けたのは、
ってきた。気象台によれば竜巻が起きるような気
ファフロッキーズ現象でどこからか降ってきたのか?
象条件ではなく、田舎の町には上から落とすよう
木の根元から出てきた苗を農学博士の娘夫婦にプ
な高い建物もないとか。仮に竜巻が地上の物を天
レゼントしておいたから、そのうち結論は出るだ
高くまで巻き上げたとしたら、ゴミやほかの生物
ろう。ひょっとしたら「ドンビワ」なる宇宙から
も一緒に落ちてこないと説明がつかないのに、す
の贈り物、新種発見の快挙になるかもしれない。
農業経営者 2009年 9月号
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