21011017

ダウンロード違法化による犯罪傾向の変化
経営情報学部
21011017
飯森灯
研究の背景
Windows 95 の登場
 インターネットの一般層への普及
 文書のデジタル化
 情報の発信
 データの送受信
 仕事の効率化

近年、我が国ではインターネットは欠かせない存在
著作権法の改正

P2P・アップローダー等を使用した違法アップロード、違法ダ
ウンロード、及び海賊版の不正販売の多発


2010年度にダウンロード違法化が施行
違法コンテンツと知りながらのダウンロードは違法
本研究の目的
著作権法の改正前
違法アップロード者(一次放浪者)の根絶
 海賊版不正販売の取り締まり
 違法ダウンロードはグレーゾーンか

著作権法の改正後
従来通り、違法アップロード者(一次放浪者)の根絶
 従来通り、海賊版不正販売の取り締まり
 違法コンテンツと知りながらのダウンロードは違法

違法ダウンロードの罰則は一般化しているのだろうか
研究方法
ACCS (一般社団法人コンピュータソフトウェア著
作権協会が運営する法人サイト)
2000年度から2012年度の逮捕者件数と事件
の内容を分析
研究内容
海賊版の流布についての事例と特徴
 違法アップロードについての事例と特徴
 年齢と職業による犯罪傾向の特徴と違い

年齢と職業による海賊版の流布およびアップロードの相関
関係
 ダウンロード違法化に伴う犯罪件数ないし犯罪傾向

これらの視点から、法改正の効果の有無を明らかにする。
判明している犯罪傾向の特徴1
1. 男性
2. 女性
1%
逮捕者の大半が男性による犯行
 逮捕者のうち、女性は3件ほど。

99%
2009年5月29日、 海賊版DVDの販売
2009年6月3日、 無断複製したタレント写真を使用した卓上カレンダーの販売
2011年4月11日、 ビジネスソフトの海賊版を販売
女性単独の逮捕件数は、上記の3件のみ
判明している犯罪傾向の特徴2
13. 海賊版の業務使用
12. 無断掲載
11. 住宅地図帳の販売
10. ROMチップの無断複製
9. 写真の無断複製または販売
8. ゲーム画像の著作権侵害
7, グッズの販売
系列1
6. 疑似レンタル行為
5. 海賊版ソフトの交換
4. 無断上映
3. わいせつ図画販売
2. 海賊版の販売
1. データのアップロード及び配信
0
50
100
150
200
250
海賊版の販売 : 232件
データのアップロード及び配信 : 61件
「海賊版の流布」、「データのアップロード」の2件の逮捕者が
大半を占めている。
判明している犯罪傾向の特徴3
160
140
120
100
80
60
40
系列1
20
0
ビジネスソフトウェア(コンピューターソフト) : 149件
ゲームソフト : 49件
アニメーション : 47件
映画 : 47件
判明している犯罪傾向の特徴4
2001年11月28日 : P2P(ファイル交換ソフト)を悪用した著作権
侵害事件、世界初の刑事摘発
2002年8月28日 : 海賊版のOS WindowsXPの初摘発
2003年2月4日
: アジア全域で拡大している海賊版が、日本
へ逆流する形で入ってきていることが判明
2010年6月14日
: 動画共有サイト(YouTube)で初摘発
2010年9月29日
: P2P(ファイル共有ソフト)、Shareで初摘発
※2010年度の法改正までは、主に海賊版とアップローダーを
使ったアップロードに取り締まりの焦点が当たっている。
ダウンロード違法化の効果
海賊版の流布
 データのアップロード及び配信
 著作物の無断上映
 写真の無断複製、または販売
 ROMチップの無断複製
 海賊版の業務使用
 Etc…

主な摘発内容
現状では違法ダウンロードによる摘発が出ていない?
ご静聴、ありがとうございました。