How we do business is as important as what we do. どのようにビジネスをするかと いうことは、何をするかという ことと同じくらい重要だから Do: what’s right 「正しいことを行う」 を実践するために ビジネス行動規範 目次 3 Gap Inc.において 「正しいことを行う」 とは Gap Inc.のビジネス行動規範 ビジネス行動規範がなぜ重要か 「 正しいことを行う」に対する従業員の責任 4 発言しよう! いかなる懸念も報告することが大切です 懸念の共有方法 ビジネス行動規範ホットライン 従業員の権利 報復の禁止 5 誠実な勤務 Zero Means Zero (ゼロ・ミーンズ・ゼロ) 安全かつ健全な職場環境 勤務時間の記録 その他の業務基準 8 倫理の実践 商品の品質 国際貿易規制 ボイコット禁止 賄賂および不適切な支払い 反トラスト法(独占禁止法) 公正で誠実な業務取引 知的財産権 政府機関への苦情申し立て 政府機関による情報提供依頼 環境保護 14 利害対立の回避 贈答品と接待 配偶者、パートナー、親戚または友人との業務取引 職場における交際 Gap Inc.外での業務 他の団体の取締役または役員を務めること 19 自社ブランドの保護 機密情報と個人情報 重要情報とインサイダー取引 マスコミの取材 誠実な財務会計 監査協力 会社の財産 商標と偽造品 24 政治に関するガイドライン 政治活動 政治献金 ロビー活動 25「正しいことを行う」 を実践するのためのリソース 連絡先一覧 Gap Inc. は、責任をもっ て、公正かつ倫理的に業務 を推進するという原則に 基き、1969 年に設立され ました。それ以来 、今日ま で、Gap Inc. は、最高水準 の誠実な企業姿勢を保ち 続けています。その水準を 下回ることを許しません。 Gap Inc. のビジネス 行動規範 ビジネス行動規範は、法的義務だけでなく、それが正しい行 動 であるという理由により、Gap Inc. が株主、 カスタマー、 近隣住民に対して、 また従業員相互の間で実行を約束するもの で す。Gap Inc. の成功は、そのすべての企業活動の透明性や質と共 に、信頼関係の上に成り立っています。 私たちは、Gap Inc. とその評判を保護するために重要な貢献 をしています。 Gap Inc. においては、 善悪の区別を認識し、 Gap Inc. の選択した行動の倫理的な意味を理解することが、 正しいことを行うための基本です。私たちは、Gap Inc. のビ ジネス行動規範に定められた基準を日常の業務に適用する責任 を負っています。 2 Gap Inc.において 「正しいことを行う」 とは どのようにビジネスをするかということは、 何をするかということと同じくらい重要です。 Gap Inc. のビジネス行動規範(以下「規範」)は、 あなたがどこで業務を行おうと、毎日あなたが業 務を誠実に遂行し、 あらゆる状況下で正しい行動を行うために役立つガイドです。 Gap Inc. は、従業員同士の、あるいはカスタマーやパートナーに対する誠実さ、業務の質、およ び信頼の上に成り立っています。Gap Inc.の評判は、ひとえに私たちにかかっ ています。 私たちは、規範をはじめとする会社のポリシー、および業務を行う各国の法律を理解し、それ らに従う責任を負っています。 さらに同じく重要なことは、規範に対する違反や、違反の疑われ る行為を目撃した際に、それを率直に指摘することです。 マネージャーは、以下に挙げたような さらに重要な役割を負っています。 • 誠実さをもってチームを率いて行動し、 • 規範を理解して、それをチームと共に定期的に検討し、 • 問題提起や懸念の表明を従業員に推奨し、 • チームが規範遵守の必須トレーニングを修了したことを確認し、 • 報復の禁止を支持して、 • 迅速かつ効果的、適切に行動すると共に、 • 必要に応じて、 グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部門の支援を要請する。 疑問が生じたときは、質問しよう! 規範は、あらゆる状況に対して具体的な助言を提供するものではありません。ただし、大抵の 問題は、規範に照らして正しい判断を下し、疑いのあるときは他の助けを求めることにより簡 単に回避できます。 考えてみよう ある事案について倫理的な疑問が生じた場合は、次のように考えてみてください。 • それは正しい行動か? • それは合法的であり、 自分にはそれを行う権限があるか? • それは規範をはじめとする会社のポリシーに則っているか? • Gap Inc.や自分自身の評判を傷つけないか? • この事が、マスコミに公表されてもよいか? 上の質問に対するあなたの答えがすべて 「いいえ」ならば、直ちに上司、人事部またはグロー バル・インテグリティ&コンプライアンス部門とその状況について話し合うべきです。 3 発言しよう! いかなる懸念 も報告することが大切です Q:ビジネス行動規範ホットライ ンに電話すると、 どのようなこと が起りますか? 私たちは、Gap Inc. の規範を実践し、誠実に行動する責任を負っています。私たちには、 自由に 発言し、いかなる疑問や懸念も、 これを表明する平等な権利があります。 誰かが Gap Inc. の規範または会社のポリシーに従って行動していなかったり、そのような疑 いがあると思われる場合、 またはある状況に対してどのように対処したらよいかわからない場 合は、以下のことを実行してください。 • Gap Inc. のオープンドア・ポリシーを利用して、直属の上司または次のレベルの上 司、 あるいは人事部の担当者と話し合う。 • オープンドア・ポリシーを利用することがためらわれる場合は、 グローバル・インテ グリティ&コンプライアンス部門([email protected])に連絡するか、 またはビジネ ス行動規範ホットラインに電話してください。 A:ビジネス行動規範ホットラ インは、社 外 の 第 三 者 機 関 が 応 対しま す。オ ペレ ーター が 直 接、あ な た の 懸 念 に 関 する 情 報 を 収 集 するた め 、いくつ か の 質 問 をします。あ な た の 提 供 す る 情 報 は 、関 連 部 署 (例えば、 グローバルER部、 グロ ーバル・インテグリティ&コンプ ライアンス部またはロス・プリベ ンション部) に報告、検討され、 処置が講じられます。あなたの 提供するいかなる情報も、その 秘密が厳守されると共に、それ を知る必要があり、 しかも何らか の措置を講じることのできる人 だけに共有されます。 • 特定の質問の宛先についての詳細は、本書の最後にある 「リソース」の欄をご覧くだ さい。 懸念事項について報告する従業員は、Gap Inc. の報復の禁止の厳格な施行により保護されて います。 ビジネス行動規範ホットライン このホットラインは無料で、土日を含む毎日24時間、世界各国の Gap Inc. 従業員が利用でき ます。通訳サービスも利用でき、匿名の電話も可能です。 米国、 カナダ、 プエルト・リコから:ダイヤルフリー1-866-GAP-CODE (1-866-427-2633)。 その他の地域から:居住国のAT&T直通コードの次に、 866-GAP-CODE (866-427-2633) をダイヤル。 (AT&T直通コードは、www.usa.att.com/travelerから検索してください) 電話がつながらない場合は、 グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部門([email protected])に連絡してください。 懸念事項について報告する従業員は、Gap Inc. の報復の禁止の厳格な施行により保護 されています。 4 Q:英語を話さなくても、ホッ トラインを利用できますか? A:はい。ホットラインは世界 中どこからでもアクセスでき、 通訳サービスも利用できま す。 誠実な勤務 Gap Inc.の従業員一同は、単に法律に従う以上のことを行いたいと願っています。 誠意と互いに対する敬意をもって仕事に取り組むことが、 クリエイティビティを喚起し、結果 を出す職場環境の基本です。 Zero Means Zero(ゼロ・ミーンズ・ゼロ): 差別、ハラスメント、 または報復の禁止 Gap Inc. は、差別、ハラスメント、報復のいずれも一切容認しません。雇用に関するすべての決 定は、人種、肌の色、年齢、性別、性別認識、性的志向、宗教、未婚既婚、妊娠の有無、出身国、国 籍、精神的または身体的な障害、軍事経験、その他、法律の禁じるいかなる要因に関係なくく だされなければなりません。 この規程は、Gap Inc. の役員、従業員、入社希望者、 カスタマーお よびビジネスパートナー(契約社員、ベンダー、サプライヤー、などを含む)のすべてに適用さ れます。 ハラスメント (嫌がらせ)の禁止には、中傷その他の人を傷つける発言や冗談のほか、威圧的、 敵対的、 または職場環境を不快にする可能性のある言語的、非言語的、視覚的、電子的または 身体的な行為も含まれます。 以上のほか、セクシャル・ハラスメント (性的な嫌がらせ)は、以下の行為を含みます。 • 相手の望まない性的な誘い掛け • 性的な交際の見返りとして、職場での利益を提供すること • 性的な誘いを拒否したことに対し、報復したり、報復すると脅すこと • 視覚的な行為: 色目づかいや身振りのほか、性的なものを暗示させる物や写真、 漫画、ポスター、電子映像などを見せたり、それらの資料を配布すること • 言語による行為: 侮辱するようなコメントや、あだ名、悪口、冗談などを言ったり、 それらを利用すること、 • 性的な暴言をはいたり、 個人の身体について生々しい言葉でコメントを口外すること • 個人を形容するのに性的に品のない言葉を使ったり、際どい、あるいは卑猥な手紙、 ノートまたは招待状を出すこと • 身体的な行為:体への接触、暴行、妨害、阻止行動 懸念を報告するには: 差別、嫌がらせ、報復などの問題を解決するには、それについて知らせる ことが必要です。 自分の懸念を報告し、その問題解決のために適切な措置を講じられるように 協力することは、私たちひとりひとりの責任です。差別、嫌がらせまたは報復の被害を受けたと 感じたり、そのような行為を職場で目撃した方は、それを上司、人事部またはビジネス行動規 範ホットラインに報告してください。いかなる申し立てについても、迅速かつ完全な調査が行 われます。 あなたは、ゼロ・ミーンズ・ゼロのポリシーの違反に関する調査に全面的に協力することを期 待されています。ゼロ・ミーンズ・ゼロのポリシーに関して問題を提起したり、その調査に協力 しても、あなたが制裁を受けることはありません。協力を怠った場合は、解雇を含む処分の対 象となり得ます。ポリシーに違反した従業員が見つかった場合、解雇を含む適切な処分の対象 となります。 また、申立てを行った個人には、何らかの措置が講じられた旨をお知らせします。 5 Q:会社の同僚の一人が、打 合せ中によく私の気分を害 する際どい冗談を言います。 どうすればよいでしょうか? Q:上司から差別を受けてい るように感じられます。どうし たらよいでしょうか? A:Gap Inc. の全従業員は、 誰からも差別、嫌がらせまた は報復を受けない職場環境 を提供されるべきです。上司 に差別されていると感じる 方は、Gap Inc. のオープンド ア・ポリシーを利用して、次 のレベルの上司または人事 部の代表者に相談する必要 があります。 また、Gap Inc. の ホットラインに電話すること もできます。 A:不適切な冗談などの人を 傷つける言動は、容認でき ません。 もし可能であれば、 当の同僚とその問題につい て直接話し合うべきです。同 僚と直接その問題について 話すことが難しい場合、 ある いはそれが問題解決に結び つかない場合には、上司ま たは人事部の代表者に相談 する必要があります。 Q:私の上司が、 会社の規範に違反していると思われる ことをしているのではないかと気がかりです。 どうした らよいでしょうか? この事を報告すると、 私の評価に影 響するのではないかと心配です。 A:原則として、Gap Inc. のオープンドア・ポリシーで は、 あなたの懸念を最初に伝えるのは、直属の上司 です。ただし、 あなたの懸念は当の上司の行為につ いてですから、 その上の上司または人事部の代表者 に連絡するか、ビジネス行動規範ホットラインに電話 する必要があります。規範をめぐる問題を提起したこ とに対する報復は容認されないことを忘れないでく ださい。 6 誠実な勤務 安全かつ健全な職場環境 Gap Inc. は、従業員、 カスタマー、契約従業員および取引業者に対して、安全かつ健全な職場 環境を提供することに尽力しています。 職場での違反行為に対するゼロ容認 Gap Inc. では、その従業員、財産またはGap Inc.自体に影響を及ぼす実際の暴力行為 (脅迫、 嫌がらせ、強制を含む)をはじめ、その恐れのある行為も一切容認しません。 これには、誰にっ ても敵対的、虐待的、威嚇的な職場環境を創り出すほど深刻な、あるいは侮辱的または威嚇的 な行為も含まれます。 薬物とアルコールに関する規程 Gap Inc. の敷地内や社用車内で、 または勤務時間内に、違法薬物の使用、販売、保持、購入ま たは譲渡を行ったり、個人的な処方薬の販売、譲渡または配布を行ってはなりません。 また勤 務時間内には、 どこで摂取したかに関わらず、違法薬物の影響下にあってはなりません。Gap Inc. の敷地内で勤務時間内にアルコール飲料を飲んだり酒気を帯びることは禁じられていま すが、ひとつだけ例外があります。あなたが法的な飲酒年齢に達している場合、 ヴァイスプレ ジデント以上の役員の承認した会社主催の催し物で、 アルコールを摂取することはできます。 健康および安全上の法規と社内規程 私たちの職場環境が安全かつ健全であることを保証するためには、私たちが仕事に関連する 法規と社内規程を遵守することが重要です。取引業者も、健康・安全関連法規を確実に遵守す るように見届ける必要があります。 さらに商品に関る取引業者は、Gap Inc. の「コード・オブ・ベンダー・コンダクト」に記載された ガイドラインに沿う必要があります。 勤務時間の記録 ノンエグゼンプト社員は、法律または社内規程で義務付けられたとおり、予定内か予定外かに 関わらず、勤務した時間を正確に記録しなければなりません。時間の記録に際して何か問題が ある場合は、それを監督者または上司に知らせることが必要です。 正確な時間の記録 勤務時間を記録する際、 ノンエグゼンプト社員は、決して以下の行為を行ってはなり ません。 • 自宅残業の勤務時間を記録しないなど、無償で仕事を行うこと • 残業時間が生じないよう、勤務時間を記録上別な日に移すこと • 同僚に代って時間を記録したり、同僚に依頼して時間を記録してもらうこと • 勤務時間を不正確に記録すること • 勤務時間記録から正確に記録された時間を削除すること その他の業務基準 Gap Inc. の従業員は、食事時間、休憩時間および未成年の雇用に関して、すべての規則に従う 義務があります。規則に対する違反を目撃したり、懸念を持った方は、上司または人事部の担 当者に相談してください。 誠実な勤務 7 倫理の実践 Gap Inc. の規範は、誠実な行動によって成果をあげ、最高の倫理基準を目標に業務を行うGap Inc. の決意を反映しています。Gap Inc. の規範を実行に移すということは、 どんな時でも、私た ちが自分の行動の責任をとり、同僚やカスタマーを最優先し、質の高い創造を行うことを意味 します。 商品の品質 Gap Inc. は、最高品質の商品を提供することに誇りを持っています。Gap Inc. の商品は、社内の 品質基準を満たすだけでなく、適用される法律および会社のポリシーを完全に遵守していな ければいけません。 各国の法規 Gap Inc. の規範があなたの国の法律に反する場合は、あなたの国の法律に従ってくださ い。Gap Inc. の規範があなたの国の商習慣と反する場合には、Gap Inc. の規範に従ってくだ さい。何を 「正しい」 と考えるのかということについて質問のある方は、 グローバル・インテグ リティ&コンプライアンス部([email protected])に連絡するか、ビジネス行動規範 ホットラインに電話してください。 国際貿易規制 諸外国との間での商品の輸出入に従事している方は、関連する法律上の規制を理解し、それ を遵守しなくてはなりません。輸出入関連規制その他の国際貿易問題に関して質問のある方 は、違反するような行動を回避するため、 グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部に ご連絡ください(連絡先については「リソース」の欄を参照)。 世界中どこでも正しいことを行う 国によって法規や商慣習が異なることは、私たちも理解しています。Gap Inc. の規範が法律 の規制を超える場合もあるかも知れません。Gap Inc. は、世界中の勤務地において最高水準 の業務規範を遵守することに尽力しているので、私たちは、たとえ地元の法律で規制されて いなくても、規範の各条項に従う必要があります。 また時には、Gap Inc.の規範に定められて いなくても、就業規則に盛り込まれたその国特有の法律が存在するかも知れません。あなた の職務に関連するすべての法規と会社のポリシーについて、必ずこれらを理解して遵守する ようにしてください。私たちは、業務を展開する国の法律に必ず従わなければなりません。法 律に違反すると解雇を含む懲戒処分や損害賠償、 さらに刑事罰の対象となります。 8 ボイコット禁止 法令により、Gap Inc. の従業員とエージェントは、米国の「友好」国にある外国での無認可の ボイコットを支援したり、 これに協力することを禁じられています。Gap Inc. は、ボイコットやそ の支援要請に関するいかなる情報も米国政府に報告しなければなりません。このような支援要 請は、購買契約、信用状などを通じて、あるいは口頭で受けることがあります。米国の「友好」 国でのボイコットに関連して何か知った場合は、Gap Inc. の法務部にご連絡ください(連絡先 については「リソース」の欄を参照)。 賄賂および不適切な支払い 政府の役人や公務員のほか誰に対しても、相手に影響を及ぼす目的で賄賂、 リベートその他 の不適切な金銭 (または有価物)を授与することは禁じられていると共に、米国の海外汚職行 為防止法(FCPA)のもとで違法となります。 これには、直接または間接の支払い、あるいは支払 いの約束も含まれます。ある国では賄賂が現地の慣行のようであったとしても、Gap Inc. の従 業員は、 このような慣行に関与することを禁じられています。全従業員は、Gap Inc. の汚職防 止規程およびFCPAのほか、各国、各州の汚職防止法も遵守しなければなりません (GapWebに 掲載のポリシーについては、 「リソース」の欄を参照)。FCPAでは、 ごく特殊な状況下における、 ある種の支払いや手数料が認められていますが、その種の支払いを実行または許可する前 に、 グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部([email protected])に相談して ください。 考えてみよう 以下のような状況がありますか? • 汚職で横行していると言われる国での業務 • 不当に高額な手数料の請求 • 現金による支払いなど、通常以外の方法による支払いの請求 Q:Gap Inc. の船積書類に必 要な情報が記入されていな いことを税関の係官が見つ けました。 この積荷を予定通 り出荷させるため、その係 官に現金を支払ってもいい ですか? A:いいえ。要件を回避するた めに、政府の職員に直接また は間接の支払いを行うことは 禁じられています。 Q:私は、 ある外国の空港に到 着して、パスポートの不備を 理由に入国を拒否されまし た。入国許可を受けるため、 入国審査官に5.00米ドル程度 の小額の支払いを行ってもい いですか? A:いいえ。たとえ小額でも、パ スポートに記された資格の問 題を回避するために、政府の 職員に現金や有価物を授与す ることは許されません。海外 旅行に出発する前に、すべて の書類が完全に整っているこ とを確認してください。 • 不透明な経費や経理の記録 • 現実的にありえないような都合のよい話 反トラスト法(独占禁止法) Gap Inc.がビジネスを展開している多くの国々では、 「反トラスト」法(独占禁止法)が整備され ています。 これらの法令は、Gap Inc.独自の倫理基準を補強するもので、いかなる代償を払っ てもビジネスを行うためではなく、 自由市場で誰もが公正な競争に参加できるためのもので す。同法令は一般に、価格操作、市場割当、業者割当など、競争を阻害する商慣行を禁じていま す。 Gap Inc.の従業員は、米国の反トラスト法を遵守する義務があります。 この規程に違反した 従業員は誰でも、解雇、相当額の賠償または罰金、さらに懲役までを含む懲戒処分の対象と なります。さらにGap Inc.は、反トラスト法違反の結果として刑事告発され、何百万ドルもの 罰金を科せられ、賠償金や弁護士費用を支払わなくてはならない可能性もあるほか、株主 の信頼と社会的信用を失い兼ねません。(GapWebに掲載のポリシーについては「リソース」 の欄を参照) Gap Inc.またはその従業員、あるいは競合他社による競争法違反について懸念のある方 は、できるだけ早急に法務部までご連絡ください (連絡先とGapWebに掲載のポリシーにつ いては「リソース」の欄を参照)。 倫理の実践 9 行わなければいけないこと: 禁止されていること: •Gap Inc.の公正取引に関する規程を検討 して、 これらの法令や禁止活動の実例の 詳細について調べる。 •価格、販売活動、他の競合他社、取引業 者、市場割当て、担当地域などについて、 競合他社と話し合う。 •競合他社との打合せや会合への出席に 先立ち、Gap Inc.のグローバル・インテグ リティ&コンプライアンス部に相談する。 •フランチャイズ業者または第三者が Gap Inc. の商品を転売する際の価格に影 響を及ぼす。 •事業者団体の会合、見本市その他競合他 社の参加する類似の共同開催イベントに おけるすべての活動と話し合いに対して、 十分な注意を払う。 •ある行動方針案が競争を排除することに ついて、たとえ冗談でも意見を述べたり、 記録を作成する(例えば 「Gap Inc.の計画が 競争を全廃するだろう」 と か「今回の企業買収によって競合他社が 排除される」などと言う)。 •Gap Inc.の法務部に連絡して、Gap Inc.の 従業員または競合他社による不適切と思 われる活動を報告する。 公正で誠実な業務取引 「正しいことを行う」を実践し、誠実に行動することは— 現在も今までも— 私たちの文化の基 本です。Gap Inc. の従業員、 カスタマー、ビジネス・パートナーおよび競合他社は、Gap Inc. の 公正さと誠実さを信用できることを知っています。 この信頼関係は極めて重要です。私たち は、Gap Inc. のカスタマー、供給業者、取引業者、競合他社および同僚従業員を常に公正に扱 う必要があります。操作、隠ぺい、機密情報の悪用、改ざん、重要情報についての虚偽の陳述 のほか、故意に不正な取引を行うことによって、他人を不当に利用してはなりません。 知的財産権 Gap Inc.のブランドとデザインが保有する法的権利を他社が認識することを期待すると同時 に、Gap Inc.も他社の法的権利を尊重します。私たちは、書籍、雑誌、 フィルム、ビデオ、音楽録 音、 ウェブサイト、商品またはコンピュータ・プログラムなどから絶対に資料をコピーしてはな りません。 どのような資料をコピーしてもよいか、あるいはコピーできないかについて質問の ある方は、法務部([email protected])までご連絡ください。 10 倫理の実践 Q:私のいる部門の何人かが ソフトウェア・プログラムを利 用する必要がありますが、会 社にはライセンスが1本しか ありません。 そのプログラムを 各自のコンピュータにコピー できますか? A:いいえ。そのソフトウェ ア・プログラムのライセンス 契約に別段の定めがない限 り、 コンピュータごとにライ センスを購入しなければなり ません。 Q:私が今製作中のデザイン に使いたいと思う画像をあ るウェブサイトで見つけま した。 それを使っても構いま せんか? A:いいえ。インターネット上 で利用できる画像その他の資 料は、他の種類の創作物と同 じ法的保護を受ける権利を有 しています。 もしあなたが「ク リップ・アート」 またはスック・ フォトを利用したい場合は、当 該ライセンス契約を熟読し、 あなたの使用目的が許可され ているかどうか判断する必要 があります。 政府機関への苦情申し立て ときには、Gap Inc. への入社希望者や Gap Inc. のカスタマー、現従業員または元従業員が、政 府機関に会社に対する苦情を申し立てたり、あるいはその旨の脅迫を行うことがあります。政 府機関への苦情について何か知っている方は、直ちにビジネス行動規範ホットラインにご連 絡ください。政府機関に苦情を申し立てたり、申し立てについて報告したことを理由に、あなた の監督者またはGap Inc. があなたに対して制裁措置をとることは禁じられています。 政府機関による情報提供依頼 Gap Inc. は常に、政府機関による適切な要請や調査に適宜協力します。政府による調査のた め Gap Inc. に関する情報を(書面または口頭で)提供するよう政府の担当者から要請があった 場合、 またはあなたの職場を訪れて会社の記録、文書その他の情報を請求した場合は、人事 部または法務部に通知してください(連絡先については「リソース」の欄を参照)。私たちは、常 に正直かつ正確な情報を提供するように努め、情報提供依頼を妨害、阻止したり、それに影響 を与えようとしてはなりません。 また、私たちは、政府の要請、調査または法的手続きに関連す るいかなる文書または記録も、 これを変更、改ざん、損傷、隠ぺい、処分または廃棄してはなり ません。 環境保護 Gap Inc. は、私たちのビジネスが環境に与える悪影響を最小限に抑えることに尽力していま す。従業員一同は、該当する環境法および会社のポリシーを遵守する責任を負っています。 倫理の実践 11 ビジネス行動 規範の実践 Gap Inc. は、常に正しいことを行うべく努力を続ける 従業員の誠実さの上に成り立っています。Gap Inc. のビジネス行動規範を理解し、 これを遵守すること は、Gap Inc. の評判を保護することに 役立ちます。規範を定期的に参照することで、 規範があなたの業務上の意思決定に及ぼす影響を より深く理解できます。そして、正しい意思決定を行う ことが、Gap Inc. の事業を推進する力となるのです。 日々 、誠実に 行動する。 互いに敬意をもって接する。 正しいことを行う Gap Inc. の評判は、ひとえにあなたにかかっています。 何か間違ってい ると思ったら、そ れを率直に指摘 する。 一個人の行動 が 、全 員 に 悪 影響を及ぼす ことを 忘 れて はならない。 利害の対立は、 そう見 えるだけで回避する。 規範を遵守 し 、法 に 則 ることは、単 なる選択肢 のひとつで はなく義 務 である。 疑問があるときは、 質問しよう! 企業情報の秘密を 保持する。 利害対立の回避 利害の対立とは何でしょうか?ある状況下であなたの個人的利益または関与が、客観的な判 断をくだしてGap Inc.の利益を最優先するあなたの能力に影響を及ぼすことをいいます。会社 との利害対立を生じる—あるいは生じるように見える—ことを回避することが重要です。たと え悪意のない場合でも、利害の対立があるように見えることは、あなたの評判と会社のイメー ジを損ないます。 利害の対立を目撃したり、その疑いのある場合は、上司または人事部の担当者に相談してくだ さい。[email protected] に連絡して支援を求めることもできます。 回避すべき状況: • 会社のポリシーに定められた範囲を超えたチップ、贈答品、接待、割引きその他の個人的 利益の授受またはその勧誘 • 家族の一員または親友が第三者企業を所有または経営していることを知りながら、その企 業に 仕事を紹介すること • 会社のリソースや自分の地位または影響力を、副業など社外活動の遂行や支援に乱用す ること • 業務上の取引関係を慈善団体の支援を含む私的な慈善活動の促進に利用すること • コンプライアンス統括責任者の事前の許可なく、供給業者、競合他社、 または取引業者との 間に実質的な経済的利害関係をもつこと 考えてみよう 利害の対立に直面しているかどうか確かでないときは、以下のチェックリストで検討してくだ さい。 • その状況は、私の業務上の意思決定に影響するか? • 私がこの状況に関与すると、 自分や家族または友人が個人的な利益を得るか? • この状況が一般公開された場合、 自分または会社に迷惑がかかるか? • 私がこの行動に関与すると、 自分の職務能力に影響を及ぼすか? • 私が仕事を進める方法にそれが影響すると見なす人がいるか? 上のいずれかの質問に対する答えが「はい」 または「たぶん」ならば、利害対立がある可能性 があります。その状況について上司または人事部の担当者に相談してください。 [email protected] に連絡して支援を求めることもできます。 14 Q:Gap Inc. と取引のある一業 者が、Gap Inc.に全く負担をか けずに、私を会議に招待してく れています。この招待を受け 入れるべきですか? Q:会社のポリシーに定められた範囲を超 える贈答品をもらった場合、 どうしたらよい でしょうか? A:贈り主の寛容さに謝意を表明すると共 に、会社のポリシーがその贈答品の受け取 りを禁止していることを相手方に伝えて、丁 重にそれを断る必要があります。 Q:ある取引業者がスポーツ観戦のチケットを私と同僚に提供 してくれました。そのイベントで取引業者のチームに会う予定 です。それらのチケットを受け取ってもいいですか? A:グローバル・インテグリテ ィ&コンプライアンス部の事前 の承認があれば、その業者が 会議の登録料を支払ってくれ るという申し出を受け入れても 構いません。 あなたが講演者と して招かれたのでなければ、 会議関連の旅費、宿泊費その 他の費用は自分の経費として 計上するべきです。 A:もしそのチケットの販売価格が一人あたり100米ドル(また はその相当額)を下回り、 しかもその取引業者がイベントに出席 するならば、受け取っても構いません。 Q:私の取引先の製 造元が、私の息子の 野球チームのために ユニフォームを作っ てくれると申し出て います。それを使って も構いませんか? A:いいえ。この場合 は、取引関係を個人 的利益の追求に利 用していると見なさ れ、利害対立となり ますので禁止されて います。 Q:何人かの写真家を審査し、近く予定されている撮 影会にその中から誰かを推薦するよう上司から頼ま れました。最も低い価格を提示したのが、優秀な仕事 を行う私の友人の一人であることに気づきました。 ど うすればよいでしょうか? A:あなたと友人との関係を上司に知らせ、偏見にと らわれない意見を伝えた後、実際または認識上の利 害対立を回避するために、選考プロセスから身を引 くべきです。 Q:私の所属する部署の空いたポストに、私の 兄(弟)は応募できますか? A:はい。そのポストがあなたの部下ではなく、 採用決定にあなたが関与しない限り構いませ ん。 利害対立の回避 15 贈答品と接待 不適切または非倫理的な影響力に基いて業務上の意思決定を行うことおよびそのように誤解 されることを回避することが重要です。そのような状況を防止するには、あなた自身やあなたの 家族は、Gap Inc. と取引のある (または取引を望んでいる)誰からも贈答品や接待を受けたり、そ のようなことを要求することを差し控えなくてはなりません。贈答品の例としては、現金とそれ に類するもの (ギフトカード)、商品見本、割引料金、イベントのチケット、個人的便宜、 レクリエー ション、交通手段などが挙げられます。接待には、社外の者と共に出席または参加するスポーツ 観戦、 コンサート、 ゴルフその他のイベントのチケットも含まれます。 以下の種類の贈答品や接待は厳禁されています: • 50米ドルを超える贈答品(またはその等価物) • 100米ドルを超える接待(またはその等価物) • 要求した結果得られた贈答品 • 現金またはその等価物(ギフトカード)の形でやりとりされた贈答品 • 規範の他の条項の違反に相当する接待 仕事の状況が贈答品または接待の授受を必要とするような場合は、良識を働かせてその授受 があなたの業務上の意思決定に影響を及ぼさないこと、 またはそのように誤解されないことを 確認する必要があります。社外の取引先に贈答品または接待を授与する際は、それが Gap Inc. の経営上の利益に適うものである必要があることを忘れないでください。 以下のような場合、あなたは過去一年以内に受領した贈答品または接待について、 これらをす べてグローバル・インテグリティ&コンプライアンス部([email protected])に知らせる義務 があります: • 単一の贈り主からの贈答品および接待で合計100米ドル(またはその相当額)を超えるもの • すべての贈り主からの贈答品および接待の合計が250米ドル(またはその相当額)を超え るもの Gap Inc.では、贈答品の授受についてより厳格な規則を定めている部門もあるので、 贈答品の授受を行う前に、所属部門のポリシーを必ず理解するようにしてください。 重要事項: 外国政府の役人lに対する贈答品、接待および/または旅費の負担については、当社 の汚職防止規程を参照のこと。 考えてみよう その価値のいかんに関わらず、贈答品または接待の授受に先立って以下の点を常に考慮して ください: • その贈答品または接待は、業務上の意思決定に影響を及ぼすことを目的としているか? • 第三者にとって、その贈答品または接待が業務上の意思決定に影響を及ぼすように見 えるか? • その贈答品または接待の結果、特別待遇または優遇が行われることになるか? • その贈答品または接待に自分が関ることは、会社に悪影響を及ぼすか? 上のいずれかの質問に対する回答が「はい」の場合、その贈答品または接待に関与してはなり ません。 贈答品に関して認められている例外 業務上の食事: 頻度が適切で、高価でない食事は、業務上の必要性に応じて許可される場合が あります。ただし、いかなる業務上の食事も、取引業者またはビジネス・パートナーに対する優 遇を義務付ける印象を与えたり、実際に優遇する結果をもたらさないことが極めて重要です。 16 利害対立の回避 現金以外のホリデー・ギフト:所属する部署の全員で分配する限り、ギフト・バスケット、 クッキ ー、チョコレート、生花、 月餅、お中元、お歳暮などのホリデー・ギフトやその他類似の現金以外 の贈答品は、たとえ50米ドル(またはその等価物)の限度を超えていても、受け取ることが許さ れています。 第三者の開催するトレーニング:第三者の開催する会議またはトレーニングでも、 グローバル・ インテグリティ&コンプライアンス部の事前承認があれば、 これを受けても構わない場合があ ります。 中国人コミュニティ:中国の旧正月の期間中、 「お年玉」 として現金の贈答品を受け取ることが できますが、100香港ドル (またはその相当額)を超えてはいけません。 配偶者、パートナー、親戚または友人との業務取引 細心の注意を払っていても、配偶者、パートナー、親戚または友人と直接業務を行うと、実際の 利害対立またはそのように見える状況を作り出すことがあります。親戚、友人、配偶者または パートナーとGap Inc.の業務取引を行う場合は、それに先立ってコンプライアンス担当者また は所属する部署のヴァイスプレジデント以上の役員から書面による承認を得てください。 もち ろん、いかなる状況下においても、あなたの親戚、友人、配偶者またはパートナーを会社の従 業員、供給業者、取引業者または賃貸人として雇用するよう他の者に圧力をかけることは禁じ られています。 考えてみよう 家族の一員や友人と仕事を行う場合には、以下の点を考慮してください。 • 自分たちは、上司と部下の関係にあるか? • 自分たちのどちらか一方が、相手の業務実績を評価したり報告する立場にあるか? 上のいずれかの質問に対する回答が「はい」ならば、上司か人事部の代表者に相談すべきで す。 職場における交際 Gap Inc. は、従業員が職場で出会う人々と自由に交際し、個人的な関係を築く権利を認め、尊 重します。従業員は、 自分自身の業績や他社を監督する能力または職場環境に悪影響を与え ることがないように、正しい判断をくださなければなりません。従業員間の恋愛関係、親密な 関係、 または友人関係に基づく職場での行為は、それが他の従業員にとって不快と感じる職場 環境を作り出さないように注意する必要があります。 えこひいき、オープンな愛情表現、 または 会社の利益を優先せずに感情や友情に基づく意思決定を行うことなどは不適切な行動の例 です。従業員が、恋愛関係や親族の関係にある者と上司部下の関係にある場合は、人事的に 正しい判断をくだすことが難しくなったり、利害衝突に至るもしくはその誤解を受ける可能性 があります。そのような場合は、上司または人事部に対して報告してください。その従業員の仕 事上の責任と個人的な関係が区別されるよう双方の従業員に協力します。 利害対立の回避 17 Gap Inc. 外での業務 もしあなたが他の仕事を引き受けたり、Gap Inc. 外で業務を行う場合は、それに先立って上司 または人事部の代表者から事前の承認を受ける義務があります。また、Gap Inc.のサプライ ヤー、取引業者、競合他社または他のテナントのもとで働く場合には、 コンプライアンス担当 者の書面による承認が必要です。 部下を持たないストアもしくはDCの従業員は、Gap Inc.での職務や業務スケジュールに支障 がない限りにおいて、他の雇用主(小売店を含む)のために働くことが既に承認されています。 社外での仕事を支援するため、Gap Inc.のリソース (時間、備品、 スタッフ、設備など)を利用し てはならないことを常に忘れないでください。 他の団体の取締役または役員を務めること 営利企業の場合:他の営利企業の取締役または役員に就任する前に、最高経営責任者(CEO) およびコンプライアンス統括責任者の承認を得る必要があります。Gap Inc.の競合他社または その可能性のある企業、あるいはGap Inc.の商品と競合する相当数の商品ラインを保有する 企業の取締役または役員を務めてはなりません。 非営利団体の場合:Gap Inc.は、あなたが個人的な時間内で非営利団体の取締役、理事また は役員を務めることを奨励します。ただし、それがGap Inc.を代表して行われる場合は、 コンプ ライアンス統括責任者に知らせる必要があります。個人的な時間内で非営利団体の取締役ま たは役員を務める場合は、同団体の活動を支援するためにGap Inc.のリソースを利用しては ならないことを常に忘れないでください。 18 利害対立の回避 自社ブランドの保護 Gap Inc. のブランド、評判、機密の企業情報のほか、顧客や従業員その他の関係者の個人情報 を含む無形資産を保護することも、誠実な勤務の一部です。 また、Gap Inc.の物的資産 (例えば、 商品、備品、 コンピュータなど) を保護することもこれに含まれます。 データのプライバシーとセキュリティの保護: 機密情報と個人情報 ときにあなたは、 未発表の商品情報やデザイン、 事業・戦略計画、 財務情報、 組織図その他の資料 など、 社外の者が決して見ることのない機密情報にアクセスできることがあります。 仕事の立場上、あなたは同僚、顧客、 コンサルタントその他の関係者の個人情報を閲覧するこ とがあるかも知れません。個人情報には、氏名、住所、電子メール・アドレス、電話番号、身分 証明書番号(社会保障番号など)、従業員番号、 クレジット・カード番号や銀行口座の情報が含 まれます。 また個人情報には、人種、性別、年齢、性的指向、宗教、健康状態その他類似の情報 を含むことがあります。 私たちは、在職中、退職後のいずれにおいても、Gap Inc. の機密情報および個人情報を保護 する責任を負っています。機密情報または個人情報を無断で利用したり開示したりすると、解 雇を含む懲戒処分の対象となります。機密情報や個人情報の不適切な利用または開示の疑 いがあるときは、オープンドア・ポリシーまたはビジネス行動規範ホットラインを利用してそれ を報告してください。Gap Inc. は、機密情報または個人情報に関する規程に違反する可能性の あるその報告案件を調査します。 機密情報と個人情報の扱い方 • 機密情報または個人情報は、業務目的にのみ使用し、 自分自身のためだけでなく、他の誰 のためにも使用してはなりません。 • Gap Inc.の法務部の承認を得た機密保持契約または合意書がない限り、機密情報と個 人情報をいかなる社外の者とも共有しない。 • 機密情報と個人情報は、任務遂行のため真にそれを知る必要のある同僚とのみ共有 する。 • 暗号化を利用したり、 ご使用のモバイル機器をモバイル機器管理 (MDM) に登録しオて複雑 なパスワードを設定するなどによりノートパソコンのセキュリティを確保して、個人情報を 保護してください。 • Gap Inc.での在職最終日までに、機密情報または個人情報を含むすべての資料を返還す る。 他社の情報についても、機密情報に関するGap Inc.の行動基準に従うことが重要です。例え ば、以前の雇用主から機密情報または機密資料を決して持ち出してはなりません。 また、他社 の従業員や供給業者に対して機密情報を請求すべきではありません。 19 Q:機密情報または個人情報を含む文 書は、 どのように処分すればよいです か? A:施錠できるゴミ箱かシュレッダーを 使用します。そのような資料を処分する 際は、一般のリサイクル用ゴミ箱を使用 しないでください。 Q:地元の慈善団体から 電話があり、私の勤めて いる店舗の従業員の氏 名と住所のリストを請求 してきました。そのよう な情報を提供してもい いですか? A:いいえ。Gap Inc.の 従業員に関するデータ を供与することは、Gap Inc.の社内規程に違反 します。 Q:近々発表される広告キャンペーンをとても楽しみにして います。私の家族や友人にそのキャンペーンについての詳 細を知らせてもいいですか? A:いいえ。未発表の広告キャンペーンは機密情報であり、社 外に開示してはなりません。 Q:私のノートパソコ ンが盗難に遭いまし たが、その中に機密 情報または個人情 報が入っていたかど うか確かではありま せん。 どうすべきで すか? A:ノートパソコンを 紛失したときは、必 ずGap Inc.のセキュ リティ部に報告して ください。 Q:電子書式の機密情報または個人情報は、 どこに保 管すればいいですか? A:機密情報または個人情報は、必ずネットワーク・ ドライブに保管すべきで、決してハード・ドライブや ポータブル・デバイスに保管してはいけません。仕 事上、 この種の情報をあなたのノートパソコンに入 れる必要のある場合は、Gap Inc.支給の暗号化ソフ トをインストールしなければなりません。暗号化ソフ トは、GapWebのリクエスト・センターから入手でき ます。 Q:私のアクセスできる情報が機密情報ま たは個人情報であるかどうか分らない場 合、 どうしたらよいですか? A:上司に相談してください。 20 自社ブランドの保護 重要情報とインサイダー取引 あなたは、一般公開に先立って Gap Inc. の重要な企業情報について知ることがあります。 この ような情報は、会社の株式売買の決断に影響を及ぼすもので「重要情報」 と呼ばれています。 重要情報には、売上高または在庫数、財務情報(利幅、収益および配当)、重要な買収案または 運営改革案、株式分割計画のほか、Gap Inc. または他社の株価に影響するあらゆる情報が含 まれます。 考えてみよう ある情報が重要情報かどうかを判断するには、その情報があなたにGap Inc.または他社 の株を売買しようという気を起こさせるかどうかを考慮します。その答えが 「はい」ならば、他人にとっても同じ効果があるはずで、おそらくそれは重要情報です。 その情報が重要情報か、または一般公開されたものか確かでない場合は、株の売買に先 立って海外株式管理部に電話してください(連絡先については「リソース」の欄を参照)。 Q:ある打合せで、Gap Inc. の 役員が、当四半期には損失を 計上しそうであると述べまし た。 このニュースを私の家族や 友人に伝えてもいいですか?ま た、Gap Inc. の株を売買して も構いませんか? A:いいえ。あなたが耳にした 情報は「重要情報」 と見なされ ます。 その役員は、 あなたがそ の情報を仕事上必要としてい ない限り、情報を漏らすべきで はありません。 この情報が公 開される前にそれに基いてあ なたとあなたの友人や家族が Gap Inc. の株を売買すること は、違法行為になります。 未公開の重要情報を知っているときは、Gap Inc. や他社の株(または他の有価証券)を売買すべ きではありません。 また、 (仕事上必要な場合を除いて)そのような情報を他と共有することは禁じ られているほか、 情報が公開されるまでは会社の株を売買するよう人に助言することも禁じられ ています。 ひとたび重要情報が全面的に公開されてからは、 会社の株を売買しても構いません。 一般に全 面公開とは、 広域に公開されるプレスリリースに続いて活字メディアがそれを出版し、 さらに情 報が3日以上にわたって告知、 認識されることをいいます。 重要情報の公開に先立ってそれに基いて取引をすることは 「インサイダー取引」 とも呼ばれてい ますが、 これは非倫理的かつ違法であり、 重大な結果を招き兼ねません。 米国証券取引委員会 (SEC)や関連の政府機関は、 インサイダー情報に基いて取引を行った者(または第三者にインサ イダー情報を提供した者)に対してのみでなく、 会社に対しても民事訴訟を起こす権限を付与さ れています。 インサイダー取引は犯罪でもあり、 懲役刑を含む刑事罰の対象となります。 マスコミの取材 Gap Inc. に対するマスコミの取材は、すべて Gap Inc. のコーポレートコミュニケーションズ部 門が対応します。 コーポレートコミュニケーションズ部門を通さず、直接レポーターと話すと、 不正確な情報を提供したり、独自戦略を公開してしまったり、会社の評判を傷つけるなどのリ スクをとることになります。許可なく、会社を代表してレポーターと話をすることは禁じられて います。マスコミの取材申し込みは、企業広報メディア・ホットラインに廻してください(連絡先 については「リソース」の欄を参照)。 自社ブランドの保護 21 誠実な財務会計 成功する会社の経営には、正確な業務記録が欠かせません。私たちは、Gap Inc.の記録、情 報、帳簿がすべて明快で真実かつ正確であることを確認する責任を負っています。例えば、あ なたの経費精算報告書、勤務時間記録、支払いその他の決済は、正確に記録され、説明可能 であると共に承認されなければなりません。 業務記録と通信内容は Gap Inc. の資産であり、政府機関による調査、訴訟またはマスコミを 通じて公開される可能性があることを銘記してください。業務記録(物理記録および電子記録) を保管するか処分するかを判断する場合は、Gap Inc.の記録管理規程に従う必要があります (GapWebに掲載の社内規程の閲覧については「リソース」の欄を参照)。 さらに、訴訟または政 府機関による調査に備えて、ある種の記録は保管または保存の必要があることを銘記してくだ さい。Gap Inc. の記録管理について質問のある方は、法務部にお問い合わせください (連絡先 については「リソース」の欄を参照)。 公開会社である Gap Inc. にとって、決算結果や財務状況を含む企業情報を、公正、正確、か つわかりやすくタイムリーな方法で全面的に開示、報告することは極めて重要です。私たち は、Gap Inc.の社内規程、社内手続きおよび諸規制を遵守しなくてはなりません。取引実績や 業績予測の財務会計報告については、Gap Inc. の会計方針に基づくだけでなく、一般会計原 則および関連法に従う必要があります。 Gap Inc. の財務管理、会計、財務報告または監査について何らかの懸念がある方は、ビジネス 行動規範ホットラインに電話してください。 監査協力 私たちは、社内監査、社外監査のいずれについても、 これに全面的に協力する必要がありま す。Gap Inc. の財務諸表の監査または見直しに関与する公認会計士を脅迫、操作、誘導した り、不当に影響したりする行動をとってはなりません。 会社の財産 Gap Inc.の財産(例えば、商品、サンプル品、資材、備品など)は、私用ではなく業務目的にの み使用すべきです。価値のいかんに関わらず、正式な許可なく会社の財産を私的に利用す ることは、窃盗に相当します(GapWebに掲載の「商品見本管理規程」については、 「リソー ス」の欄を参照)。Gap Inc. の財産は、決して違法な目的で使用してはなりません。会社の財 産の搾取、窃盗、横領または着服に関与するようなことは、一切禁じられています。Gap Inc. のストア、DC、その他の施設内における何らかの活動が、Gap Inc. に損失をもたらしたと疑 われる(例えば、盗難などの)場合は、上司に相談するか、またはビジネス行動規範ホットラ インに電話で連絡してください。 22 自社ブランドの保護 Q:サンプルや欠陥商品を自 宅 に 持ち帰っても構 いませ んか? A:い いえ。サンプル や 欠 陥 商 品 を 含 む い か なる社 有 財 産 も、これ を 私 用 で 持ち 去 ることは ( 職 場 で そ れ を 使っていたとしても)禁じられ ています。 Q:友人に連絡するために、職 場から私用のファックスを送 ったり、会社の電子メールを 利用してもいいですか? A:はい。会社の電子通信機器 を私用で限定的に利用するの は、当社の電子通信規程を遵 守し、 しかもあなたの職務能 力が阻害されない限り認めら れています。 商標と偽造品 私たちは、Gap Inc.の資産を守る責任を負っています。 この資産には、現金、在庫品、 コンピュー タ、 備品、 消耗品のほか、 ブランド、 商標、 評判などの無形資産も含まれます。 Gap Inc.の各商標(例えば、ギャップ、ギャップキッズ、ベイビーギャップ、バナナ・リ パブリック、オールド・ネイビー、パイパーライムまたはアスレタ)は、Gap Inc.の最も貴重な資 産であり、私たちとビジネス・パートナーは、それらの保護に協力すべきです。 Gap Inc.は、その名が世界中で有名になるに伴い、Gap Inc.の商標と偽って商品を販売する偽 造品や「海賊版」などの問題に日々直面しています。Gap Inc.の取引業者は、Gap Inc.の商標付 き在庫品を許可なく販売または不当流通させること (「セルフオフ」 よばれる行為)を禁じられ ています。セルオフや偽造品の事例のほか、Gap Inc.の商標の無断使用を見かけたときは 速 やかに報告してください。 ギャップ、バナナ・リパブリック、オールドネイビー、パイパーライムおよびアスレタの各商標 は、Gap Inc.とその子会社であるギャップ(アパレル)LLC、バナナ・リパブリック(アパレル)LLC、 オールド・ネイビー(アパレル)LLC、 アスレタ社、ギャップ(ITM)社、バナナ・リパブリック(ITM)社、 オールド・ネイビー(ITM)社およびアスレタ(ITM)社が所有しています。 偽造品の疑いがある商品を見かけたときはどうすればよいか? Gap Inc. の直営店、 フランチャイズまたは卸売店以外の場所で、 ラベル、品質表示タグ、値札、 ポケット・ラベルやその他包装、商品上のシルクスクリーン印刷、刺繍などに Gap Inc. の商標 の一部でも見受けられる場合は、以下の手順に従ってください。 • その店舗の名前、場所および規模についてメモをとる。 • 販売されているセルオフまたは偽造品の数量について、 予想される数字を考えてみる。 • 法務部([email protected])に電子メールで連絡する。 担当者が再訪しにくい場所で、セルオフまたは偽造品を大量に販売しているのを目撃した ら、以下の手順に従ってください。 • 各種の商品の見本を購入する(例えば、 シャツまたはジーンズ)。 この購入費用は払い戻し を受けられます。 • 販売に供されている数量を査定する。 • できれば、看板や広告の写真をとる。 • 名刺や販売促進用資料を収集する。 • グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部([email protected])に電子メールで連絡す る。 別な名前をかたって、Gap Inc. の店舗の概観や雰囲気をコピーして営業している店舗や、Gap Inc.独特のレタリングまたは宣伝スタイルを盛り込んだラベルや広告を使用 している店舗についても、 グローバル・インテグリティ&コンプライアンス部 ([email protected])に電子メールで連絡してください。 自社ブランドの保護 23 政治に関するガイドライン Gap Inc. は、従業員や取締役が、Gap Inc. のビジネスおよびコミュニティにとって重要な問題 に関わることを奨励します。ただし、政治活動は法律で慎重に規制されており、従業員が Gap Inc. を代表して政治活動に参加することを禁じる厳格なガイドラインが設けられています。こ のため、会社を代表するすべての政治活動は、 ガバメントアフェアーズ&パブリックポリシー 部によって主導されるか、 またはその承認を事前に得る必要があります(連絡先については 「リソース」の欄を参照)。 Q:もし私が自費で政党ま たは候補者に対して個人 的に献金しても、規範を 遵守していることになり ますか? A:はい。法の範囲内で あれば問題ありません。 Gap Inc. のポリシーは、会 社を代表して行う政治献 金のみを制限しています。 政治活動 政治活動は、勤務時間外に、各自のリソースを利用して行う必要があります。他の従業員に敬 意を払い、Gap Inc. の敷地内では個人の政治的見解や信念の宣伝(公示などの資料を掲示ま たは配布することを含む)を行ってはなりません。また、会社を代表して発言したり、Gap Inc. があなたの個人的見解を支援していると示唆することも禁じられています。 政治献金 Gap Inc. では、米国市民で規定により定められた資格を満たす従業員に対して、 Gap Inc. 政治活動委員会(GPAC)に献金する機会を提供しています。このGPACは、 資格を満たす従業員および取締役からの任意の寄付のみを資金源とする別個の法人 です。GPACへの献金は、すべて政治活動委員会を規制する米国の法規に則って行われ ます。いかなる政治家候補に対しても、Gap Inc. を代表して直接の献金を行ってはなり ません。 ロビー活動 ロビー活動とは、一般的に、Gap Inc.に影響を及ぼすような立法上または規制上の諸問題に ついて公選議員と接触することと定義されます。ロビー活動に関して、Gap Inc. は厳格な報告 要件を満たす必要があるので、外部のロビイストやロビイスト会社を雇用することを含むい かなるロビー活動も、Gap Inc. に代って行う場合は、 ガバメントアフェアーズ&パブリックポリ シー部の承認を受ける必要があります。ロビー活動に従事する従業員は、必要に応じて、その 活動に費やした時間と内容を記録したり、それを登録、報告するように求められる場合があり ます。 米国連邦政府の役人に対する贈答品と接待: ロビー活動その他の活動の過程で、Gap Inc.の 従業員が米国連邦政府の役人と接触する場合、Gap Inc.とその従業員はヘ適用法を遵守すると 共に、贈答品、接待および旅費の負担に関する条項に定められたすべての制限事項を守る必 要があります。そのよう、な贈答品の多くは、倫理法規やロビー活動法によって明示的に禁止 されており、いかなる状況のもとでも、贈答品その他すべての有価物は、政府の役人に対して 不当な便宜を確保するために用いられたり、 または当該職員の公的な活動や職務に何らかの 影響を及ぼしたり、報酬を与えるために提供されてはなりません。政府の役人やその他の職員 に贈答品その他の有価物を提供するのに先立ち、倫理規定の他の条項に関わらず、 ガバメン トアフェアーズ&パブリックポリシー部からガイドラインを取得して、そサれを遵守するようにし てください。 また、いかなる状況のもとでも、贈答品その他いかなる有価物も、政府の役人に 対して不当な目的で提供してはなりません。 24 Q:Gap Inc. の政治活動委 員会(GPAC)の目的は何で すか? A:GPAC の目的は、Gap Inc. の企業文化と価値観に沿っ た企業目標と業務戦略を最 大限支援してくれる連邦議員 候補と委員会をサポートする ことです。 リソース Gap Inc. のビジネス行動規範ほかの社内規程に関して質問のある方は、以下のリソースを参考にしてください。 質問の分野: 連絡先: 電話 Eメール ボイコット 法務部 — [email protected] 賄賂など不適切な支払い グローバル・インテグリティ — [email protected] Speakup.gapinc.com 反トラスト法 (独占禁止法/公正取引) 法務部 — [email protected] 利害の対立 グローバル・インテグリティ — [email protected] Speakup.gapinc.com データ侵害/紛失したデバイス 企業セキュリティ 866-839-3911 [email protected] データプライバシー プライバシー – [email protected] 差別、嫌がらせ、 または報復 職場の上司、人事部、 また はビジネス行動規範ホット ライン 866-427-2633 [email protected] Speakup.gapinc.com インサイダー取引または 重要情報 グローバル・エクイティ 管理部 415-427-9200 insider_trading_ [email protected] 国際貿易規制 法務部 — [email protected] マスコミの取材 メディア・ホットライン (800) 333-7899, x75900 (米国内) (650) 952-4400, x75900 (米国外) — 政治活動 ガバメントアフェアーズ& パブリックポリシー部 — [email protected] 商標法違反 法務部 — [email protected] 第三者情報の利用 法務部 — [email protected] ベンダーコンダクト グローバル・サステナビリ ティ — [email protected] 時間の経過と共に、会社のポリシーを新たに作成し古い規程を改訂する必要がでてきます。Gap Inc. は、予告なしに それらの改訂を行う権利を保有しますが、従業員の雇用に影響を与えるような変更についてはできるだけ早くお知 らせする予定です。 本規範の条項は、Gap Inc. のコンプライアンス統括責任者によってのみ例外を許可できますが、役員、取締役およ び会計監査役については、取締役会またはその委員会がそれを行うことができます。役員、取締役および会計監査 役に対する本規範の例外許可は、当該法または証券取引規制の定めるところにより、速やかに開示されます。 GapWebに掲載のポリシー 当社のポリシーについての詳細は、Gap Web> Policies > Popular Policies でご覧ください。 25 11/2015
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