PDF 503KB

内水面水産資源調査 (
八郎潮水産資源調査 ・水産資源調査)
高
【目 的】
田
芳
博
トシジミの採集 を行った。採集にはハ ン ドサーバーネ
2
.5
c
m、 目合0
.
45
m
m)を用い、42
.5
c
mXlm、
ッ ト(
幅4
八郎湖は秋田市の北方約2
0
k
mに位置する、面積45
.
8
n亨
k
の淡水湖である。平均水深は約 3mで、二級河川馬場 目
mの底質採集 (
採泥面積0
.
42
5
m2) を 1定点
深 さ約 5c
川を始めとした数河川が湖北東部か ら流入 している。か
当た り 5回行った。得 られた底質は 1m 目合のふるい
っては琵琶湖 に次 ぐ我が国第 2の湖であったが、 1
9
5
7
年
でふるって本種を選別 し、全個体の殻長を測定 した。
か ら始 まった干拓事業に伴って湖の面積が大幅に減少す
るとともに、防潮水門の完成によって海水の流入が遮断
された。 この結果、湖内の環境及び生息魚類は大きく変
9
87
年
化 し、水産業 も衰退を余儀な くされた。 しか し、 1
のヤマ トシジミ大発生の際には、漁獲量が最盛時に年間
1
0
,0
0
0トンを越えて全国 1位 となるなど、現在において
もこの湖が極めて大きな生産力を有 していることが示さ
れた。
八郎湖における近年の漁獲量は、 ワカサギ、 シラウオ
を中心 として3
0
0-40
0トンで推移 している。特にワカサ
0
0
2
年の漁獲量が3
3
4トンで青森県小川
ギについては、2
原湖 についで多 く、全国的にも上位 を占めている。 この
ように、我が国の内水面漁業を考えるうえでも、八郎湖
は重要な地位にあると考え られる。本研究では、八郎湖
における水産資源の維持 ・増大を図る上で重要 となる基
礎的な知見を得ることを目的 として、その生態や資源動
図 1 船越水道 に
態などに関する調査を行った。
【
【
方
おけるヤマ トシジミの調査定点
法】
1 船越水道における地びき網調査
1 と考察】
船越水道における地びき網調査
4
結果
魚類の遡上、降海時期 に当たる 4月か ら 5月まで旬
(
表 月上旬か ら 5月下旬まで延べ 6回の調査を行った
1回、船越水道防潮水門直下右岸側において、地びき
とス 1)
。量的に卓越 して採捕 された魚種はシラウオ
網を用いて魚類を採捕 した。得 られた魚類について、
旬かズキで、シラウオは 4月中旬に、スズキは 5月中
各魚種 ごとに全長 (
ワカサギ とアユは体長、サケは尾
とボ ら下旬にかけて多数認め られた。 この他に、サケ
交長) と体重を測定 した。
ラが比較的多
りの量が
1
0
0
尾 を越く出現 したが、特にサケは 1回当た
2 わかさぎ建網試簸操業
6月か ら1
1
月まで毎月 1回、わかさぎ建網を設置 し
2
0
01
年
なった。
え、近年 としては極めて高 い値 と
た魚種を表
か ら2
0
0
5
年まで、船越水道において確認され
2に示す。2
0
0
5
年は種類数が この 5年間で
て魚類を採捕 した。得 られた漁獲物は、各魚種 ごとに
最も
漁獲重量を計量するとともに、水産資源 として重要 と
魚類が全
少な く見
く、サ
られなかった。
ヨリ科、カレイ科、
このほか、昨年まで連続
フグ科な どの海産
思われるワカサギ、アユ、スズキ及びハゼ類について
全長 (
ワカサギ とアユは体長) と体重を測定 した。
して確認されていたメナダがみ
主
られなかった。
ギ、シ
な魚種の出現時期について、図 2に示す。 ワカサ
3 シラウオの成長
しらうお機船船びき網で採捕されたシラウオについ
て、9月か ら1
0月まで旬 1回、全長 と体重を測定 した。
までほ ラウオ、ボラ、アシシロハゼは、 4月か ら 5月
旬か らぼ全期間にわたって出現
5月下旬
した。アユは、 4月下
りも出現時
まで認め られたが、2
0
0
3
年や2
0
0
4年よ
わたって確認されていたジュズカケハゼは、
期が遅れていた。一万、2
0
0
3
年に長期間に
5月中旬
4 船越水道におけるヤマ トシジミの分布
船越水道 において図 1に示す 1
0
定点を設定 し、ヤマ
表 1 船越水道で採捕 された魚類
4
/
6(
3回 8.
5℃ )
魚種
個体数
ワカサギ (
1
歳魚 )
アユ
シラウオ
1
42
サケ
6
ボラ
スズキ
ヌマチチブ
TL(
mm)
4
/1
8(
3回 10.
7℃ )
BW (
g)
63 -85
0.
4 -1.
4
25 -29
0.
1 -0.
2
TL(
mm)
BW (
i2
52 -63
1.
0 -1
.
7
1
,
595
52
61
56 -86
39 -66
24 -30
0
0.
3 -1.
0.
3 -2.
2
0.
1 -0.
2
ジュズカケハゼ
アシシロハゼ
シロウオ
8
1
43
55
2
20
35
24
-71
-65
-81
-69
-29
BW (g)
0.
7 - 2.
0
0.
5 - 2.
8
3.
0 - 9.
0
0.
3 - 3.0
0.
1 - 0.2
〉0.
1
1 40
0.
5
0.
2 -2.
8
TL(
mm)
BW (
g)
64 -73
57 -75
60 -80
2.
8 -3.
8
1
.
9 -3.
3
0.
6 -1.
0
555
001
一一一
2 2」
0 01
30 -67
個体数
4
7
22
442
334
一一一
673
223
0.
6 -4.
9
1243
1200
一一一一
49」.
」
0100
20
50 -83
3
2
0.
8
0.
1 - 1.
3
53
5
/
2
6(2回 21.
0℃ )
BW (
g)
6422
8633
一一一一
2
300
1,
027
9)
11. ℃
TL(叩m )
32
489
508
0.
1 -0.
3
0.
6
TL(
mm)
4
2
48
26 -52
1
9
93
30
一一
1
1
3
44
1
1
25 (3
回
1 62
27
9
個体数
1
6
⋮
ジュズカケハゼ
アシシロハゼ
シロウオ
3
36 -76
24 -30
20 -2
2
個体 塾
5
/1
8(
2回 15.
3℃ )
曳
407
1
20
サケ
ボラ
スズキ
ヌマチチブ
4」」
000
シラウオ
24 -35
53
9 0
5 6
5
/
6(
4回 15.
Oo
C)
個体数 TL(
mm)
BW
9 50 -72 0.
8
ワカサギ (
1
歳魚)
56 39 -56 0.
4
アユ
魚種
4/
個体数
4
サケは FL、ワカサギ、アユはBLを測定 、()内は地びき網 の実施 回数及び水温を示す
に
お
ける近
04
年
上
0000
00000 0
0000 0
200 5
年
0000
の魚類 の出現状 況
2
0
0
2
年2
0
03
年 20
中
ワカサギ
下
上
アユ
シラウオ
0
0
00
00 00 0
0 00 0 00 000
0 0
0 0000 0000000000
ヌマテチ フ
ジュズ カケハ ゼ
アシシロハゼ
図 2 船越水道で採捕 された主な魚類の出現時期
4
■
l
種
3
1
000 00 000000 000
コノシロ
コノシロ科
キュウリウオ科 ワカサギ
アユ
シラウオ
シラウオ科
サケ
サケ科
オイカワ
コイ科
ウグイ
クルメサヨリ
サヨリ科
ダツ
ダツ科
メダカ
メダカ科
イトヨ
トゲウオ科
トミヨ
ボラ
ボラ科
メナダ
セスジボラ
スズキ科
スズキ
ヒメハゼ
ハゼ科
ヨシノポリ
ヌマテチブ
ジュズカケハゼ
ウキゴリ
マハゼ
アシシロハゼ
シロウオ
アユカケ
カジカ科
ヌマガレイ
カレイ科
クサフグ
フグ科
サンフィッシュ科 オオクチバス
計
年
年
年
年
5
4
3
0
0
0
2
2
2
水道
{
出
下
越
gS
I S ..8 ..
表2 船
2 わか さぎ建網試験操業
較的高 い水準 にあった (
図 3)。 6月は、操業次期 が
わか さぎ建網で漁獲 された魚種 とその測定結果 を表
やや早かった ことか ら、 ワカサギではな くアユが最 も
3に示す。 ワカサギは、サイズによって異なる 2つ の
多 く漁獲 され、全漁獲重量の30% を占めた。 このほか
年級群 に分離す る ことができたため、 ここでは 0歳魚
0月にかけてスズキが比較的高い値 を
には、 7月か ら1
とそれ以外 に分 けて記載 した。 7月か ら11月までの操
示 した。 また、昨年、調査期間を通 じて多 くの個体数
業で、魚類25種が確認 された。漁獲量は一袋 当た り2.6
が確認 されたヌマチチ ブは、 7月を除 くと比較的少な
-37.3k
gで、 7月が最大であった。漁獲物の多 くを占
い尾数で推移 した。
め る ワカサ ギ は、 7月か ら1
0月 まで 1
0k
g以 上 で推 移
2001
年か ら2005年 までの操業で認め られた魚種 につ
し、最近 5年間では 7月、 8月及び 1
0月の漁獲量が比
いて、表 4に示す。 5年間で33種 の魚類が確認 されて
-2
01-
いる。 2
0
05
年 になって初めて認め られた魚類 としてマ
が、以前はよ くみ られた という トミヨにおいては2
00
2
ハゼ とヌマガ レイが挙 げ られ るが、 いずれ も河 口域で
年か ら20
0
4年 まで確認 されていない。 20
05年 において
普通 に見 られ る魚種である。 5年間 という時間の中で
も 1個体が漁獲 されたのみであ り、今後 の動向に注意
は確認 されて いる魚種数 に減 少傾 向は認 め られ な い
す る必要がある。
表 3 わか さぎ建網 による試験操業結果(
1
)
1
41
±± ±±
4055
7776
05050
140 2
14
7
/21(
1
袋)
個体数 仰
平均 ± SD 最 小 - 最 大
55,
290 35 ± 4 26 - 51
8-1
04
1
5 88 ± 8 7
83 - 111
83 - 1
57
6
0
4
1
33 ±50 1
01 - 388
32
4 - 86
32 - 58
35 - 59
±
81831
4
4
i
r
r
L r
l
■3 7
r
■
1
1
6,
342.
0
0.
3
2,
25
3,
9
80002
30600
4
-
3157
0 75
5 31
3058
901
32
0700
0058
9 14
4 71
メナダ
1
,
402.
0
5.
6
85.
4
89.
7
0.
3
0.
4
63 - 86
7
37.
347.
9
1
7
0 -209
57 -1
02
200
66 -279
73
36
38
0.
4
スズキ
44 ± 9 39
5
4
43
トウヨシノポリ
ヌマチチブ
36
76
5
0 ± 3 44
55
ジュズカケハゼ
ウキゴリ
マハゼ
1
3
0.
0
2.
5
60
54 - 81
アシシロハゼ
7
46,
0
1
4.
1
1
371
オオクチバス
合計
5,
280.
1
1
00.
0 1
,
697
*ワカサギとアユはBL、サケはFLを測定 、sDは棟準偏差
1
3.
9
73.
0
336.
7
5.
3
0.
8
31511
35
13
72 - 1
02
11
4.
0
13300
00100
2
82 - 83
8/1
6(
0.
8袋 )
重量 重量割合 個体数 州
(
g)
(
%)
平均 ±sD 最 小 一最 大
22,
1
57.
0
87.
9 45.
404 36 ± 4 29 - 47
1
08.
5
0.
4
1
7 84 ± 8 67 -1
01
31
.
0
0.
1
1
1
3
0
2
12
00
27
0
43
7
68 - 1
77
舶 eL
:& 。
i
重
地謡
≡
6
/9(
2袋 )
重量 重量割合 個休数
(
g)
(
%)
空重j
2.
4
0.
0
31 ±
り元亨ギ(
0歳)
0
11
.
1
歳 以上) 588.
(
1
アユ
1
,
600.
0
3
0.
3
4.
3
0.
1
シラウオ
48
0.
9
サケ
オイカワ
5
41
.
0
1
0.
2
ウゲイ
マルタウゲイ
11
.
3
0.
2
ビワヒガイ
二ゴイ
コイ
71
.
0
ゲンゴロウブナ
1
84.
0
ギンブナ
ナマズ
トミヨ
ボラ
魚種
1
00.
0 56.
721
.
1
785.
3
0
100.
0
25,
2 3.
0
29 1
63 ± 2 1
22 -1
84
51
208
7
38 ± 6
22 - 7
8
29 - 56
42 -346
,
7
45 30
表 3 わか さぎ建網 による試験操業結果(
2)
0.
8
1
.
0
3.
7
2.
7
5.
6
9
73 -1
34
266
84 -1
94
1
59.
0
5
1
00 -1
54
29.
3
45.
8
4,
87
4.
4
0.
1
0.
1
1
5.
7
1
1
44
9
69 - 95
39 222 ± 1
8 1
81 - 261
1
93.
0
93.
7
4
1
4
1
38 -1
94
68 - 98
69.
4
25.
7
46.
7
0.
7
443.
7
27
4.
2
87.
1
1
56.
3
38.
0
1
284
274
1
3
1
01
1
1
1
0.
0 1
2.
036
11
8.
3
4.
5
1
.
59
7
.
0
31
.
1
29.
8
1
0
図 3 わか さぎ建網試験操業で漁獲
月 され た ワカサギの漁
0
228
89
6
4
237
31
0
1
6
21
2
2
4
8
1
29 -21
9
45
7
3
30
1
11
- 303
-2
02
- 283
- 324
- 590
3
0- 7
4
37 - 57
72 - 91
1
85 - 1
98
75
93 - 368
1
00.
0
1
5.
978.
0
0797
0
i
i
ii5 9 6
一一ll
50177408
434636
1
1
-5
r
.l引
255.
0
322.
7
1
,
1
6
0.
1
846.
4
1
,
7
45.
3
(
鞘\
旦 )州.#頗
6
1
53.
5
231
.
9
1
81
.
0
691
.
8
77
±
7596
1
20
58
52
0
0
ll
/11く
2袋 )
重量 重量割合 個体数
TL(
mm)
*
(
A
)
(
%)
平均 ± SD 最 小 -最 大
ll
,
285 51 ± 4 44 - 59
1
3,
11
3,
0
98.
1
8 80 -1
22
7 1
07 ±1
969
83
3
2
5 9 2 5
1
0 6 1 3 5
0 4 2 0 2
030
866
145
588
1 2
-
1
0/4く
1
袋)
TL(
mm)
*
重量 重量割合 個体数
(
㌔)
平均 ± SD 最 小 一 最 大
」由
_
_
_
_
63.
5 23,
6
01 44 ± 3 39 - 51
1
9,
778
8-1
04
1
3
4.
5
0.
4
1
4 94 ± 4 7
212
000
9/1
5(
2袋 )
重量 重量割合 個体数
TL(
mm)
*
(
め
く
%)
平均 士 SD 最小 一 最 大
ワカサギ(
0歳) 27,
778.
0
75.
1 55.
1
88 37 ± 2.
3 33 - 41
(
1歳以上)
アユ
シラウオ
サケ
オイカワ
ウゲイ
マルタウゲイ
63 - 76
1
7.
0
ビワヒガイ
247 - 288
ニゴイ
1
,
7
07.
0
93 - 320
791
.
4
コイ
82 - 1
44
1
00.
9
ゲンゴロウブナ
85 - 302
91
9.
3
ギンブナ
ナマズ
トミヨ
1
32 - 204
4.
1
29
ボラ
57 - 461
6
2.
3
メナダ
42 - 232
7.
7
36 1
88 ± 25 1
スズキ
トウヨシノポリ
61
24
56
0.
1
ヌマテチフ
0.
2
87
43 ± 5 37
62
ジュズカケハゼ
8
66 ± 4 59
71
0.
1
ウキゴリ
.
1
42
アシシロハゼ
マハゼ
ヌマガレイ
73 - 11
7
オオクチバス
298.
2
0・
8
1
3
合計
36.
965.
8
1
00.
0 55,
483
*ワカサギとアユはBL、サケはFLを沸定、sDは棟準備差
魚種
表 4 わか さぎ建網 によ って漁獲 された魚類 の近年の 出現
状況
シラウオの測定結果 を表 5に、平均体長 の推
シラウオの成長
2001年 2002年 2
003年 2004年 20
05
年
0
0
で、以後、 1
0月上旬が44.0m、 1
0月下旬 には50.
005
年 は小型 で あった傾向が
ワカサ ギ と同様 に2
え
うかが
月
の測定結 果
オ
(
≡
5
0
≡
5
i
p
畠
4
0
図 4 ワカサギ
(
0歳魚)の平均体長の推移
月
4
、
48.
9
36
.
3±
38
.
8
41
.
6±
4
39
2
.
4
7±
±
52.
9
49.
1
57.
1
59.
8
平
均 ± SD
1
測定数
0 0 0
3 3 3 3 3 3 3
6
0
2
/
t
と
個体
7
S
66
4
ではそれぞれ
m
2、
.
7
0
ヤ
マトシジミ 採集は
27
20
月
た
調査定点
日と
日に行
9
7
の
っ
。
を求める
に最も近
い
伴
て
っ
分
S
5
では個体数が極端に少なく
.付近と考えられた
10
区域
に区分し、 値をそれぞれの区域の代表値とした
う t
ち
S
6
は防潮水門の工事
のために、
.深く立ち入りが困難で採集することができなか
は水深が
10
た
っ
。6
各定点におけるヤ
マトシジミの生息密度を図 す
に示
ヤ
マトシジミは調査した全定点で認められたが。
、t
特に
S
個体
31
1.2と高い密度で分布していた
/
海域
また
m
。
、t
S
6
1
タを
の区域は
のデ
ー
、
.t
た
ここでは
。
、 各調査定点で得られた
布
の境界はこの、
船越水道における本種
そこで
。
、t
か
た
っ
S
と
を結んだ線から防
5.潮水門までを本種
10
の
分布域を防潮水門から
資源量を推定し
の生息水域と考え、 生息水域を調査定点数に
生息密度や湿重量の
調査ができな。t
てこれらの代
っ
船越水道全体
の資源量、 と
S
5
面積法によ
タを代用した
のデ
ー
。
.表値を引き伸ばし
10
た。
船越水道
5
の
1月の体長 は51
m
mと、 20
01
年 に次 いで小型で あっ
が、 1
48.
5
±
±
0
±
0
1
2.
0
±
1
0
±
0
3.
2.
4.
2.
±
0
1
±
1
±
0
1
3.
±
4
0
1.
3.
5
り、 これが ワカサギ の成長 に影響 した可能性 が考 え ら
れ る。 9月以 降 の成長 量 は例 年 と同様 に大 きか った
月
10 5
図
シラウオの体長推移
35 月
9
た って アオ コの発生が例年 よ りも顕著 に認 め られてお
47 .4
100 100 50 50 100 100
0
6
40
で最 も小 さか った。 7月以降は八郎湖 内の広範 囲 にわ
±
±
8
3.
3
8
(
∈
)」
45
50∈
まで成長が停滞 し、 8月及 び 9月の体長 は最近 5年間
0.100
(
m
m
)範囲
3
3.
6
3
3.
1
3
5
.
9
2
S
.
D
T
L
2
.
8
6
2
.
3
.
3
2
.
0
3
.
5
3
.
3
3
.
5
6
;
:
5
で他 の年 を若干下 回る程度 で あったが、 7月以降 9月
g
)
日
9
/2
1
6
7
1
10
1/
4
2
0
r
l/
9
2
0
r
.-
m
m
長 の推移 につ いて、 図 4に示 した。 6月の体長 は31
BW(
測定数
シラ ウ
表 5 る。
100
0
0 0000 0000000
00000000
0000 00000
00 000000
○
幣
。 。。一
個
0
。。
0 000 0000 0
。 。 。。 。 。。
0 0 0000
り、前述
除 いて いずれ も昨年 のサイズ を下 回ってお
0月下旬 の
を
び1
3 ワカサギの成長
わか さぎ建網 で漁獲 された ワカサギ 0歳魚 の平均体
2m
mに
達 した。 昨年 と比較す る と、 1
0月上旬及
採捕
(
スジエビ)
(
アメリカザリガニ)
(
モクズガ二)
その他
5に示す。 シラウオの体長 は、 9月中旬で平均4
.
1
m
m
移0
を図
0
0
00 00 0 00 0
00
0000 0 0000
カワヤツメ
ワカサギ
アユ
シラウオ
アメマス
サケ
オイカワ
ウグイ
マルタウグイ
モツゴ
ビワヒガイ
二ゴイ
コイ
ゲンゴロウブナ
ギンブナ
タイリクバラタナゴ
ドジョウ科
ドジョウ
ナマズ
ナマズ科
クルメサヨリ
サヨリ科
トミヨ
トゲウオ科
ボラ
ボラ科
メナダ
スズキ
スズキ科
シマイサキ
シマイサキ科
トウヨシノポリ
ハゼ科
ヌマチチブ
ジュズカケハゼ
ウキゴリ
マハゼ
アシシロハゼ
ヌマガレイ
カレイ科
タイワンドジョウ科 カムルチー
サンフィッシュ科
オオクチバス
料
キュウリウオ科
0
0
越水道
で採捕された主
SD
平均
±
1 月日
な魚類
の測定結果 )ワカサギ
(
付録
船
1
BL(
mm)
平均
BL(
mm)
±S
D
5
0.
3 ± 6.
2
0 ± 2.
9
44.
±
3.
72
4
0.
266
4
/2
5
5
/6
5
/
平均
1
.
1±
0
.
±S
D
0
6
3
5
2
.
7 ± 0.
SD
平均
±
TL(
mm)
月 日 ウオ♀
92
506
/2
6
1
6
5
8
69.
2±
67.
2± 5
6.
5
1
8
66.
9 ± 1.
平均 ± S
D
1.
0 ± 0.
2
2
0.
7 ± 0.
2
0.
6.8
±
0
モー ドは 1
4-15m
mにあ り、 23mmを超
える
5
2
1
TL(
mm)
♂
平均 ± S
D
±
3
4.
て扱 なか
った。殻長
った ので、全定点
の
のデー タ をひ とま とめに し
5
5
74.
4
4 4/
られ 示す。殻長組成 に各定点 ごとの明確 な傾 向が認 め
0
0
1
1
0.
7±S
2
D
5
月日
5.
9
7.
3
6.
8
7.
0
0
シラウオ
(
4)
7に越水道 か ら得 られたヤマ トシジミの殻長組成 を図
±
±
±
±
006
±
1
5
4.
図船
6 船越水道 にお けるヤ マ トシジミの生息密度
1
l
5
1
7
BW (
g
±
0
2
6.
±
0
5.
±
0
7.
8.
±
0
2
0
/
5
5
6
1
6
8
5
4
/2
71
.
4
64.
2
70.
7
70
4.
3
備考
測定数
)
(
3)
シラ
測定数
0491
5
64
(
2)
月
アユ
日
6
2.
9
4
1± 4
0
7.
5
7
1
50
8
2
5
7
3
9
4
4 ± 0.
0.
3
19 ± 0.
5
平均 ± S
D
1
.
±
0
5.
±
8
0
1.
±
0
4
1.
8
5
5
4
/2
6
1
6
BW (
g)
± 0.
1
ある と個体 数 は極端 に減 少 した。 また、一般 に 0歳貝
いは若齢貝 として組成 の大部分 を構成す るで あろ
う 10m
5
21
.
2± 1
27.
7± .
2
30.
9
2.
0
2
1± 0
4
〉0
測定数
(
)
gS
平均
±
3.
3
6
0.
2
1±1
0
4
0.
2
5± 0
2.
4
0
7
1
付録 2 船越水道で採集 されたヤマ
2
1
3
0
8
1
1
41
丁
=1
.
9
.
8
S
3
t
4
2
.
.
8
3 7
.
3
S
3
t
7
.
1
.
7
2
4
トシジミ
5
.
3
-2
9
.
5 7
.
0
-3
3
4
1 6
■
St
.
5
秋
【
文田 献】
県
の周辺地域
教育セ ンター.郷土教育資料
干拓後 の八郎潟 とそ
の変容 」, 1988.pp. 「
4年 漁
業養
農 林 水 産 省統 計 情 報 部.平 成 1
1-4
.殖 業 生産
報, 2004.pp.254
統 計年
103
.
93
2000
pp
.
中村 幹 雄 編)
佐藤 泉. 八郎湖. 「日本
-2
の
73
シ
.ジ ミ漁 業 」 (
た ら書房,
33
00
図 7 船越水道 にお けるヤマ トシジミの殻長組成
0」」
5 1
0 1
5 2
0 2
殻長 (
m) 5 3
0 3
5 4
0
2±±
0±
0
00
#
璽 4
塗
3
2
1
1.2
0.3
0.
l
l
l
l
l
l
■
l
l
l
l
l
■
■
■
■
■
l
0.
1
±
5
7
9
39.
37.5
±
4
28.
9
6
考
備
1/
2/
6
1
2
llll
月日
TLD /
(7)
ゼ
アシシ
ロハllllllllllll■llllllll
5/
8
5/
5
4
4
6
1
8
5
4
5
/2
41
.
9 ± 6.
2
55
1
.
2±
8
2
7
5
備考
7.
±
1
0
2.
0
5
74
6 6
明は、今後 の課題 で ある。
BW (
g)
測定3
5
1
3
平均 ±
数
1.
1±S
0
.
4
D
0.
9 ± 0.
1
.
4 ± 05
B
(
)
W
mmSD
平均
±
あ り、
分か
らな の発
いが、加入量
の年変動が大
きい可能性
も
0歳貝
生や減耗 な
どを含 めた初期
生態 の解
8
FL
平均(
mm)
±S
D
±
9
±6
1.
かは いる小型群 が い くつ の年級群 か ら構成 されて いる
/
2
6
1
2
3
を測定
5
0
TL 4
90
5 2. スズキ
(6) 月日
(
)
TL
mmSD
平均
±4
5/
5/
8
5/
6
して m以下 の小型個体 は、 明 らか に少なか った。 欠落
&
.た
St
.1二
St
.
2 4.
4
S
2
t
0
3
.
,
4
8 4.
6
S
3
t
8
2
.
.
4
9
2