平成21年 ロンドン ホームステイ レポート

志學館大学海外語学研修 in London
平成 21 年レポート
(オクスフォード大学キャンパスにて)
研修先:The Hampstead School of English, London
期間:14th February to 8th March 2009
Contents
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
ホームステイメンバー紹介 ・・・・・・・・・・・・ 4
英語学校での授業風景 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
ステイ先にて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
イギリス観光スポット ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
週末旅行 (Weekend trips) ・・・・・・・・・・・・・・ 16
週末旅行等で訪問した地域 ・・・・・・・・・・・ 17
Our favourite topics ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
博物館訪問レポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
こぼれ話 in London ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
フォトコレクション ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
スケジュール表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
2
はじめに
He that travels far knows much.
異文化と邂逅、衝突する時、人は大いに啓発され、感性を磨き、向上します。外国への旅は必
ずや旅する者を開眼させ、人生の、又、物を見るに当たっての新しい切り口を見出させてくれる
ものです。
志學館大学(当時は鹿児島女子大学)の海外語学研修は、平成元年度に、「ホームステイに
よる語学研修、訪問国の歴史的・文化的背景の直接体験・学習を通して、自己の成長を図るとと
もに、諸外国との相互理解と友好を深め、広く社会に貢献できる人材を養成する」ことを目的に
始まりました。
お蔭さまで、2000年以上の歴史を誇り、世界のオピニオンリーダーでもある英国でのこの研
修は、今年で20年目を迎えました。途中湾岸戦争や SARS の発生、経済不況等のため参加者
の増減や研修見送りを余儀なくされたこともありましたが、18回実施の実績を誇ります。これま
での参加者は447名に上り、それぞれがベストを尽くした語学研修と異文化体験を活かして更
に充実したキャンパスライフをエンジョイし、卒業後は教壇、航空・旅行・放送・商事会社等様々
なステージで素晴らしい活躍をしています。
今回参加者全員の情熱と協力により、感動、感激、失敗談等、悲喜こもごも、盛りだくさんの報
告書が出来上がりました。心より嬉しく思います。どうぞゆっくりお目通しください。この小冊子を
手にされた皆様が1人でも多く来年の研修に参加されることを期待いたします。
引率指導者 酒瀬川純行(学長補佐、教授)
3
平成 20 年度 ホームステイメンバー紹介
ホームステイは驚きや感動の連続。同一の時間を共有し、予測不能で刺激的な経験を重
ねるなかで、自然と絆も深まっていきました。長くて短かった三週間を共にした、個性派
揃いのメンバーをお互いに紹介!
Prof . Sakasegawa
・ 何があっても動じない、聡明で頼れる先生。イギリスに精通していることは言うに及
ばず、お酒の銘柄から人生相談、果てはビリヤードの腕までピカイチなジェントルマ
ン。
・ とっても頼りになる酒瀬川教授!悩みも気兼ねなく相談でき、とても親身になって話
を聞いてもらいました。ロンドンの街も知らない所はないと言っても過言ではない!?
公園では“マイフレンド”を双眼鏡で追いかけまわしたり、素敵な絵をスケッチした
り少年の心を持つ和製 Londoner! 歩くのが半端なく速いので見失わないように。
・ お茶目な先生。自称英国の紳士です!
Ayana
・ 何事にも一生懸命! パッチリ目がチャームポイント♪
・ ショッピングが大好きで、お土産屋さんを駆け回る姿は見ていて楽しい。そして、積
雪もあった真冬のロンドンの街をフリルスカートで歩く猛者。
・ メンバーで意外性ブッチギリの彩奈! 意外にもハリーポッターが大好きで、九と四分
の三番線ホームのあるキングスクロス駅では目が輝いていました。オシャレでショッ
ピング大好きな女の子。コーラが好きで毎日飲んでいたのにとても驚かせられました!!
・ 見かけはギャル。でも中身は感情が豊かで純粋。人なつっこく、すぐに輪にとけ込ん
じゃう明るい元気な女の子。
Katsuhiko
・ 自分の考え方をしっかり持っていて、お兄ちゃん的存在。と思ったら忘れ物したり、
物なくしたり、お茶目なところも♪
・ 冷静沈着だがおっちょこちょいの克彦! 駅や空港で係員に必ずと言っていいほど呼
び止められるにも関わらず、何でもなかったように冷静な彼。個々が強烈なキャラで
あるメンバーの中で異彩を放つ隠れムードメーカーで、元気を与えてくれる存在です。
・ ゆっくりした口調で、頼りに存在。だけど実はライダー!なんてクールなギャップが
持ち味!?優しいお兄さん的存在です。
4
Kiho
・ しっかり者で努力家。周りをも明るくさせるチャーミングな子☆
・ ロンドン中のありとあらゆる博物館を訪ねまわった、学芸員の卵。その探究心と積極
性には舌を巻くばかり。感情豊かでわりとツッコミ担当。
・ 興味分野はとことん追求!自分に妥協しないところに尊敬しちゃう。だけど‥小柄な
見た目通り、実は甘えん坊なかわいい子。
Mie
・ 好奇心旺盛で行動力ある元気 girl☆
・ 海外経験豊富なキャリアウーマンのごとく、イギリスの環境に先生並みに溶け込んで
いた。飄々としていてミステリック。ヌガー大好き。
・ 素晴らしい行動力の持ち主の美江! 彼女は英会話力も素晴らしく一番外国人の友達
が多かった。そのため、ガイドブックには載っていない旬な情報をたくさん知ってい
て、いろいろな場面で話してくれました。一緒にいるととても安心できるしっかりし
た子です。
・ 好奇心を覚えた子猫のように、自由に歩き回るのが印象的。なんだかほっとけないけ
ど、しっかりしたかわいい女の子。
Momoko. A
・ そこにいるだけでふわふわした雰囲気を作る、いわゆる癒し系。アルコールが入ると
ふわふわがぽわぽわになる。
・ かわいらしい笑顔で不安や悩みも吹き飛ばしてくれる桃子! 冷静に物事を考えてい
るかと思えば、意外に抜けてるトコロも!?でも、とても頼りになるみんなのお姉チャン。
意外にグルメで何かを食べている時はとても幸せそうに見えます。
・ しっかり者で、周りに癒しを与える存在。元気がない時、自然に傍に居てくれる優し
さを持ったかわいい女の子。
Momoko. H
・ マイペースな桃ちゃんは、イギリスでも桃子ペース♪一緒にいるとほのぼの気分に。
・ シェークスピアの故郷を訪れたいと語る行動派。B’z が好きらしい。
・ ふとした瞬間に強い存在感を示す桃子! 元気がない時いつも声をかけてきてくれた
り、やわらかな雰囲気から想像できない力強い言葉に元気づけられたり。フランス人
の best friend といつも楽しそうにおしゃべりしたりおふざけしてました。
Ryunosuke
・ どこで手に入れたか不思議なほどにマニアックな知識を披露してくれる、味のある子。
・ 主食は神話と B 級ホラー、そしてウィスキーと焼酎。イギリスのどこを訪れても、現
地の人から必ず好かれるという稀有な能力を持つ。軽食屋でわけもわからずに超激辛
チリソースをたっぷりかけられ、内臓が焼けそうになりながらも無理矢理完食を果た
したのはいい思い出。
5
・
・
大好きなホラーの話になると本領発揮する龍之介! 行く先々でショットグラス or ゴ
ブレット、テディベアー、懐中時計を買いあさっていた。そんな彼は優しくて、いつ
も『食べる?』と言ってバッグに入っているフルーツやパン、お菓子までいろいろな
食べ物をくれました。
言うならオタク。お酒やゲーム、どこで入手したのか深い知識には脱帽です。ヒャッ
ヒャッヒャッなんて笑うのが印象的なおもしろい人。
Shun
・ 移動中はみんながいるか常に気にかけてくれた気配り屋さん。
・ ロンドン市内探索では、目的地までの交通を真っ先に確認してくれた地下鉄路線図の
似合う男。さらに、手提げ鞄の柄も路線図。そして三週間の経験則から、オフライセ
ンスや食べ物屋で、サンドイッチとライスは頼まないほうがいいというのが彼との共
通の見解。
・ 自分に厳しい努力家の駿! 見てないようで、実は全体を見ている彼。とても努力家な
ので、英語力がグングン上がっていた!! 酒瀬川先生や龍之介に連れられてほぼ毎日行
っていたらしいパブで、お酒を飲む力もグングン上がったかも!?
・ 冷静沈着で秀才。人情を大事にし、人に流されることのない自分を持った人。たまに
はにかむような笑い方が印象的な優しい人。
Hiroko Ikemizu & Tsugio Ikemizu
・ 聴講生として参加された、誰もが羨むおしどり夫婦です。城山の麓で「ライン・バッ
ハ」という瀟洒なレストランバーを経営されていて、ステイ後の写真交換会もそこで
催されました。
・ メンバーの誰もが口をそろえて『理想の夫婦』と言った二人! 少女のように目をキラ
キラさせた可愛らしいヒロコさんと、何事にも動じないツギオさん。まるで同世代の
友人と話しているような錯覚にさえ思えてしまう魅力的なご夫婦です。
池水御夫妻、週末旅行ガイドのモニカさん、引率の酒瀬川先生
6
英語学校 (The Hampstead School of English) での授業風景
入学するにあたって、最初にテストを受けます。ライティング、リーディング、スピー
キングの三つのテストの結果から、それぞれのレベルに応じたクラス分けがなされました。
ステイメンバーとは別々、あるいは偶然一緒のクラスになれる場合もあります。
クラスにはフランスやブラジル、スペインやイランなど、様々な国の人が勉強に来てい
ました。教室では基本的に英語ですが、同じ国の人同士で別の言語が飛び交うこともあっ
て新鮮でした。さらに、授業が進むにつれて、それぞれの国柄で英語の上達に差異がある
ことに気づきました。フランス人はフランス語と英語が近いために、文法は得意ですが訛
りが出ます。英語が半公用語の国の人は喋り出したら止まりませんが、意外に単語の綴り
を間違えていたりします。そんな中でも日本人は、全体的な能力のうちスピーキングの占
める割合が低めなのではないだろうかと感じました。これは、日常的に英語を喋る環境が
ないことに起因していることは明らかです。しかし、なかなか伝わらないからといって悩
む必要は全くありません。英語を勉強しにきているのだから、分からなくて当然です。何
かを伝えたいときは、分かってもらえるまでチャレンジし続けることが重要です。
私の先生はモデルのように背が高いイギリス人の女の人で、もちろん英語もイギリス仕
込みでした。ジョークを飛ばすたびに、HAHAHA と顎が外れそうなくらい大口を開けて
陽気に笑う先生でした。単語の意味を大きなジェスチャーやモノマネを交えて解説してく
れたので、非常に分かりやすかったです。授業内容そのものは、自分のレベルに合わせて
あることもあり、それほど難しくありません。和気藹々とした雰囲気の中で、笑いが絶え
ないクラスでした。様々な国の人と話ができる貴重な機会なので、積極的にコミュニケー
ションを図っていきましょう!
授業は午前中だけで、午後は学校のカフェで昼食を摂った後、いろいろなところを見て
回りました。ロンドン市内は名所旧跡や博物館などの見どころがたくさんあり、毎日訪れ
ても足りないくらいでした。予め行きたい場所を決めておくと計画的に楽しめるかもしれ
ません。パブに行ったりして遅くまで出歩きたい場合は、ステイ先の人に夕飯不要の旨を
伝えておきます。三週間丸々、ロンドン市内を自由に散策できるので、メンバーは思い思
いの場所で街を満喫していました。(Katsuhiko. K)
クラスはまさにインターナショナル!
7
ステイ先にて
初めてのホームステイで最初はとても緊張しました。ステイ初日、時差ぼけで眠ってし
まい、目が覚めたら夕食の時間! 慌てて dining room に行くと、ホストマザーが “You look
tired. Don't worry. You will be fine.” と笑顔で迎えてくれました。ホストマザーの作る料
理はどれもおいしかったです。健康指向だったので、毎回サラダ付きの healthy なご馳走
で、毎日とても元気になりました。
ステイ先には Mom、Dad、息子のダニエル(見た目は 30 代の高校生)と、イベット(デザ
イナーの女性)、ケビン(from 韓国)の 2 人のハウスメイトがいました。ホームステイは最
初に家のルールを説明してもらえるので心配することはありませんでしたが、
ステイ中盤、
困ったことに私はホストファザーとハウスメイトのイベットとコミュニケーションがうま
くとれずにいました。思い切ってホストファザーがお酒を飲んでいる時に“English alcohol
is so good!”と言ってみると、凄く喜んでくれて、お土産にお勧めのお酒を教えてくれまし
た。また、イベットは私の早起きが気になるようなことを言っていたので(おそらく私があ
まり話さないので、英語力が低いと思ったのか、目の前でそんな会話をされてしまった)、
何て謝ったらいいか先生に advice をいただき、“I'm an early bird. If I disturb you, I'm so
sorry.” と後日伝えると、笑って気にしなくていいのよと応えてくれました。
コミュニケーションがとれていないと、必要以上に遠慮してしまったり、それほど問題で
ないことまで気にしてしまったりします。わからない時は質問して、とにかくコミュニケ
ーションをとることが大切です。何かきっかけを作って、自分の気持ちを伝えようとトラ
イすることが大切だと感じました。
3 週間はあっという間でした。私がイギリスに来る前にファミリーに送った手紙と、初
日にプレゼントした日本のお土産が飾られた dining room で、みんながお別れのハグをして
くれたことを思い出すと、ロンドンでの生活がとても恋しい気持ちになります。途中ぎく
しゃくしていたイベットも、私を妹のように本当に可愛がってくれました。ステイ先がこ
のファミリーでとても幸せだったと思います。またいつの日か必ず、ファミリーに会いに
イギリスへ帰りたいです。(Momoko. A)
ステイした部屋は、とても広々と快適で、大きなベッドと
手作りの綺麗な掛け布団、揺り椅子までありました!
8
イギリス観光スポット
ウィンブルドン(Wimbledon)
・ テニスのメッカとして有名な Wimbledon に行きました。私がイギリスに興味を持った
のも、実は趣味のテニスがきっかけです。4大タイトルの一つであるウィンブルドン
選手権は6月末から7月上旬にかけて開催されます。残念ながら私が訪れたときは、
憧れのセンターコートは工事中で見ることができませんでした…。その代わり
WIMBLEDON LAWNTENNIS MUSEUM で ウィンブルドンの熱さを感じることが
できました。イギリスと言えばウィンブルドン!と思う方もそうでない方も、テニス
の歴史的展開を楽しめることができると思います。
おもちゃ博物館 (Bethnal Green Museum of Children)
・ 皆が知っているあのおもちゃや、かつて貴族が所有していた大きなドールハウス、世
界中から集められた様々なおもちゃが展示されている。大人でも十分楽しめるのでご
安心を。
・ “Top to Toe(頭のてっぺんからつま先まで)”というキャッチフレーズが示すように、
子供から年配の方まで楽しめるミュージアムです。子どもの頃を思い出すおもちゃが
いっぱい!今までの時代のおもちゃが展示されていて、新しい角度から歴史や伝統を
感じることができました。展示の中にあった “Each of us has an understanding of family
based on our own childhood experience.” というフレーズを見て、家族はもちろん子供の
周りにいる大人の役目は大きいと感じることもできました。
オクスフォードストリート (Oxford Street)
・ 鹿児島育ちの私には、初めて見るお店の大きさ。ブランドのお店とか日本でも有名な
お店。ロンドンは物価が高いというけど、全くそんなことはなく………むしろ安い!
毎日のようにオクスフォードストリートに行きました。おかげで、卒業するまでの化
粧品は買えましたかね~?(笑)
キングズクロス駅 (King’s Cross Station)
・ イギリスといったらハリーポッター。ハリーポッターと言ったらこの駅は外せません。
ちなみに!ポッタリアンですから。ダニエル君と繋がったと感じた幸せなひと時でし
た(*^o^*)
大英博物館 (The British Museum)
・
世界3大 Museum の1つとして知られる大英博物館。その展示品は膨大な数を誇り、
世界的にみても貴重な品々!! それらを文字通り間近で見ることができ、しかも驚く
ことに写真撮影も可能だ。歴史に興味のない人でも必ず楽しめる最重要スポッ
ト!!!
・ 広いし、階段も多いから歩いていると段々元気を奪われていくようだった・・・
9
バーバリー・ショップ (Burberry Factory Shop)
・ あの有名ブランドが廉価で手に入る、卸問屋のファクトリー・ショップ。
・ tax free の書類をもらうために K.K さんとパブと店の間を3往復ぐらいした。店員さん
にも日本語で「マタキタネ」と笑われた。
ハロッズ (Harrods, Knightsbridge)
・ 日本ではなかなか入手できないかわいいカバンが手ごろな値段で買えます。テディベ
アをお土産にしたいならハロッズベアが best です♡ お土産品もたくさん揃っていて、
地下にはお洒落で変わったポストカードを売ってるお店もあります。
・
バッキンガム宮殿 (Buckingham Palace)
・ 歴代王室が過ごしてきた公式の住まい。建物前で宮殿を護衛している衛兵にも注目★
・ 女王様のお屋敷ってことで、すごく豪華な造り。私も憧れのお姫様になった気分
(*^_^*)宮殿の中にも入りたかったな~★
タワーブリッジ (Tower Bridge)
・ 1894 年に建てられ、今でも現役の跳ね橋。車道と歩道があるので、歩いて渡ることも
可能。また、内部も公開されているので、橋の稼働の仕組みが気になる人は是非★
・ ロンドンにはオバケがたくさん居ると言っていたプロフェッサー。何か視線を感じ
る!!って言ったら同感してくれたモモコさん....なかなかゾクゾクしました(>_<)
テートモダン (The Tate Modern)
・ その名の通り、モダンアートの Museum。霧島アートの森を何倍にも大きくした感じの
博物館だ。建物内にはカフェもあるので、ロンドンの美しい街並みを観ながら足を休
めてみては!?
カムデンマーケット (Camden Market)
・ すごくパンキーな町。イギリススタイルになりたい時は訪れるべし! まけてもらうの
も英語の練習でした(笑)
・ マーケットでは値切るのが鉄則! 英語での値下げ交渉は最初緊張しますが、だんだん
慣れて楽しくなります♪ カムデンマーケットの規模はロンドンでも最大級。とにかく
お店が多く、ロックテイストのものを手に入れたいなら一度は必ず訪れるべきです。
ラッキーだったら、2着買って1着プレゼントしてくれる優しい店員さんにも会えま
す♡
国立肖像画博物館 (The National Portrait Gallery)
・ イギリス初の国立美術館として設立された、ヨーロッパ絵画の名作が集まるナショナ
ルギャラリー。年代ごとに展示箇所が分けられており、絵画の技術・傾向の変遷がわ
かるようになっている。絵画鑑賞が好きな私も、帰るころには目が疲れきってしまっ
たほど、素晴らしい絵画がたくさん貯蔵されている。絵画好きにオススメ★
10
ビクトリア&アルバート博物館 (The Victoria & Albert Museum)
・ この Museum は面白い。150 室に上るほどの展示室に、ドレス、彫刻、絵画、家具など
の幅広い装飾品が展示されている。のんびり1日かけて見て回るのが◎。ちなみに私
のお気に入りは、レースの部屋。
ロンドンダンジョン (The London Dungeon)
・ R.N さんがいてくれたおかげで、知識が増えた。行くなら1回でいい・・・
・ 絶対行こう!と思ってた場所。死刑制度や刑事処分を詳しくやって行こうと思い真面
目に行ったのですが…お化け屋敷ぢゃないですか!! 恐すぎてキホさんとずっと手
を繋いでました。(;_;)けど!法学部にはオススメ。りゅーのすけさんは、素晴らしい
ガイドさんでした(笑)
国会議事堂(ビッグ・ベン) (Big Ben)
・ イギリスのシンボル、ビッグベンが西端にそびえる国会議事堂。11世紀に建てられ
たかつての宮殿は今でも美しく、存在感たっぷりに見る者を魅了してくれる。
・ ビックベン=ピーター・パンを思ったのは私だけですかね?(笑)
国会議事堂とビッグベン
英国国教会総本山カンタベリー大聖堂
キューガーデン (Kew Gardens)
・ 花畑がほんとに綺麗だった! リス、ずっと追っかけてた(笑)鳥たちもたくさん寄っ
てきたしのどかな場所だった。
・ 世界遺産に指定されている王立植物園。たくさんの標本植物が管理されており、園内
には日本庭園や仏塔もあります。19世紀半ばのビクトリア朝時代に建設された温室
はとても広く、小さな水族館もあります。世界中の植物・木々を目にすることができ
るだけでなく、野生のリスはもちろんのこと、ガーデンではたくさんの鳥たちにも会
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えます。放し飼いのくじゃくには驚きました。クロッカスのカーペットはとてもキレ
イで、思わずカメラのシャッターをきるのに夢中になっていました。
・
キューガーデンのクロックスカーペット
グリニッジ (Greenwich)
・ あの世界標準時子午線があるのがココ。子午線をまたぐと世界の中心にいるような気
分に・・・☆ 高台にあり、ロンドンを一望できる。
・
My favourite place!
旧王立グリニッジ天文台にて
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ジュディーさんの家
・ 酒瀬川先生の古い友人である、画家の Judy さんは Syderstone という村に住んでいて、
私たちを招待してくださった。機会があれば是非もう一度お会いしたい、本当に素敵
な方だ。また、村も静かで居心地が良い。都会のロンドンとはまた違った落ち着いた
雰囲気にますますイギリスが好きになった。
・ 酒瀬川先生の友人の Judy(Judith Key)さんを訪ねて Fakenham へ行きました。Judy さ
んは水彩風景を描く画家です。彼女は、私たちを海辺と村の教会へ連れて行ってくれ
ました。海辺からは北海をうっすらと見ることができました。とても風の強い日でし
たが、その風は北極から直接吹き抜けてくるのだと教えてくれました。どこまでも続
く空と海を感じて、思わず「世界は広い!」と叫んでいました。村の教会(Church of Our
Lady Saint Mary)は小さい教会でしたが、どこかあたたかい雰囲 気でした。天井には
たくさんの天使が装飾されていました。風車を横目にして、イギリスの田舎の村の空
気に触れた後は、Judy さんのお宅でアフタヌーンティーをいただきました。サーモン
のサンドと、甘いフルーツに手作りのチョコレートケーキ、そして紅茶に、お腹も心
も満たされました。Judy さんと一緒に過ごした時間はあっという間で短かったのです
が、別れ時はとても辛かったです。彼女の人柄の良さ、あたたかさに心が染みたのだ
と思います。また会いたいな。将来、イギリスの田舎に永住したいな、とも思います。
画家ジュディさんのお宅でのアフタヌーンティー
デイビットさんの家 (酒瀬川先生の友人で農場経営者)
・ 面白いジョークやマル秘話で楽しませてくれました。伝統的なサンデーランチはすご
く素敵(´∀`人)お腹いっぱいになるまでもてなしてくれました。私を駅が見えるよう
に抱っこしてくれた時には顔から火がでそうでしたが(;^_^A 楽しい時間は早いもので、
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帰る時には別れが悲しくて泣きそうでした。短時間なのにディビットさん大好きにな
りました!(笑)
農家のデイビッドさんちでのサンデーランチ
ドーヴァ(Dover)
・ 行きの電車で危うく別のところに行くところだった。確認が大事だよ(^o^)b ぼんや
りとだけどフランスを見ることができ、行ってよかったと思えた。せっかくペットボ
トルに集めたフリントの小石、水を入れようとした時波にもっていかれた(泣)
「帰り
に寄ろうぜ」と決めていたパブ(The First and Last)が定休日、先生が前に行かれたもう一
つのパブは店をたたんでた。・゚・(つД`)・゚・
ハイウィッカム (High Wycombe)
・ 先生の教え子の方が、イギリスの人と結婚して暮らしている街で、列車に乗って訪問
しました。古くは家具作りで栄えた街で、アンティーク家具の博物館がありました。
小さな博物館でしたが、数百年も前に作られた家具やオリジナルのユニークな家具が
展示されていて、長い歴史と代々伝わってきた技術を見ることができました。
「ターナ
ー(Turner)」という名前は、
「(椅子の脚を)回して削る家具職人」が由来だそうです。
・ 日本人とイギリス人のハーフの男の子が二人いて、奥さんと一緒に学校まで迎えに行
きました。二人ともシャイなんですよ~、と奥さんは言っていましたが、学校で習っ
ているというギターを弾いてくれたり、一緒にお菓子を食べたりして、楽しく過ごし
ました。
・ 日本人のハーフの子どもって何であんなにかわいいんだろう・・・!
・
カンタベリー (Canterbury)
・ キリスト教が布教されて以来、イギリス国教会の総本山となっているカンタベリー大
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聖堂があります。荘厳な建築様式かつスケールの大きい建物で、当時の高度な建築技
術をうかがい知ることができます。神聖な空気漂う聖堂内には、歴史的に重要な人物
たちの霊廟や、ヘンリーⅡ世と対立して殉教したトマス・ベケットの墓があります。
また、聖書の内容を絵で伝えるために作られたステンドグラスも外からの日差しに透
けて、聖堂の静粛で優美な雰囲気をより一層引き立たせていました。一番の驚きは、
石作りの階段や廊下が多くの巡礼者と長い歴史によって、滑らかな曲線を描いて磨耗
していたことでした。
英国国教会の総本山カンタベリー大聖堂
『番外編』 Ayana のソウル紀行
3月7日から1泊2日で韓国のソウルへ行きました。
イギリスからの長旅でヘトヘトな私達を素敵な笑顔で迎えてくれたのが、私達のガイド
をしてくださったキムさん★ バスの中ではいろんな分野の質問が飛び交う中、綺麗な日本
語で全て答えてくれました!!
中でも…私達女の子グループは、韓国式エステに興味津々(☆_☆) そこで、キムさんオ
ススメの場所へと2チームに分かれて行って来ました!!!
なんと言っても垢すり(^∀^)
1キロ位痩せたかな?って思った位(≧ヘ≦)複雑…
それぞれ好きなコースを選んで、ますます綺麗になって帰って来ました!!
そんな中…男の子グループは酒盛りをしていたみたいで、急遽綺麗になった私達も参加
しました。年関係なくお酒をかわす。というのはこのことなのか!?という位深い話をし
ながら、また先生のお惚気を聞きながら、お酒を飲みました。
韓国では、また美容用品も大量に買い、本番韓国美人に負けない位(?)綺麗になる旅で
した!(笑)
イギリスとはィィ意味でひと味違う旅になりました。
キムチ最高ヽ(*´∀`)ノ
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週末旅行 (Weekend trips)
毎週週末には全員揃って週末旅行(1〜2週目はバスと英国人ガイドをチャーター、3
週目は汽車の旅)に出かけた。
第一週目の訪問地はロンドン南西部サリー州のウィズリー・ガーデン(Wisley Gardens)
とギルドフォード (Guildford) の街。ウィズリー・ガーデンは1804年創立、会員数3
7万人の「英国王立園芸協会 」(RHS: The Royal Horticultural Society) の主庭園。熱帯から、
温帯、寒帯までのあらゆる植物がボーダー、ロック、ノット等様々な屋外庭園やグラスハ
ウスで訪れる人々の目を楽しませてくれる。道中、及びギルドフォード訪問時は英国人ガ
イドのモニカさんが史跡、建造物、それらにまつわる歴史等について詳しく説明してくだ
さったが、一足庭園内に入るとそこは長年会員でもある酒瀬川教授の世界。嬉々としてガ
イドは全て先生が行った。ギリドフォードは、時計塔や古いギルドホール、中世の城等の
残る石畳の坂道が印象的な瀟洒な町。ルイス・キャロルの妹達が住んでいたところでもあ
り、川沿いの緑地には「不思議の国のアリス」冒頭に出てくるアリスとウサギのブロンズ
の彫刻が置かれている。
第二週目の訪問地はロンドン南東部ケント州のカンタベリー。英国国教会の総本山カン
タベリー大聖堂の鎮座する中世の雰囲気を色濃く残す街。聖堂入り口の小さな広場ではス
トリート・ミュージシャンが中世の楽器を奏で、目抜通り (High Street) には12世紀、ト
ーマス・ベケットの殉教を機にこの地を訪れるようになった貧しい巡礼者のために建設さ
れた宿泊施設「イーストブリッジ・ホスピタル」 (Eastbridge Hospital) があり往時を偲ばせ
る。又、近くの川には、かつて‘不従順’な女性たちを水につけるお仕置きに使ったという「ダ
ッキング・スツール」 (ducking stool) も残されている。
第三週、最後の訪問地は大学都市オクスフォード。大きな黒い牛の彫刻のあるオクスフ
ォード駅に降り立ち、徒歩で街の探索を楽しんだ。カナール(運河)や途中のカレッジの
中庭等を見た後、最初に訪れたのは『アリスショップ』
。
『不思議の国のアリス』関連グッ
ズが並ぶ小さなお店だ。続いてその著者ルイス・キャロルが通い、その後長きに渡って数
学の教師として教鞭をとったクライストチャーチ・カレッジ。
『ハリー・ポッター』のロケ
にも使われたことのある、彼の肖像画のかかる「ホール」や大聖堂を見学。その後、大き
な「ヤドリギ」(mistletoe) の着いた大樹の並木道を経て大学植物園(Botanical Garden)を、
そして最後はあの『指輪物語』のトールキンと『ナルニア物語』の CS ルイスがよく通い
飲んで語ったというパブ The Eagle and Child。ビールやワイン片手に思い思いのランチをと
った。(S.S.)
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週末旅行等で訪問した地域
・Fakenham・・・イギリス観光スポット「ジュディーさんの家」参照
・St.Neots・・・イギリス観光スポット「デイビットさんの家」参照
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Our favourite topics
初めての海外留学は、ものの考え方から生活習慣に至るまで、息つく暇もないカルチャ
ーショックの連続です。目からうろこが落ちる、なんて経験は日常茶飯事。ここでは、様々
な体験の中でも、メンバーが選んだお気に入りの話題をご紹介! イギリスを訪れた際には、
ぜひとも経験してみてください。
アフタヌーンティー
・ Browns Hotel という高級ホテルでのアフタヌーンティー。目の前で弾いてくれるピアノ、
高級感あふれる内装、ゆっくり流れる優雅な時間に思わずうっとりしてしまう。ケー
キやサンドウィッチ、スコーンも美味★★★
・
紅茶もケーキもシャンパンも、今まで食べた中で1番美味しかった!ピアニストが
“SUKIYAKI”を弾いてくれた時は胸が熱くなった! He was a gentleman!
・ レディな時間を満喫しました。エンドレス!? にいただけるサンドとケーキとスコーン
にお腹が満たされ、ジェントルマンのピアノの生演奏に心が満たされ…幸せでした。
私たちが日本人だとわかったそのピアニストの方は“上を向いて歩こう”と“さくら”
の曲をプレゼントしてくれました♡贅沢な Afternoon tea time でした。
O2(オーツー)センター
・ お菓子といったら学校近くの O2センターのショッピングモール。よく1番家が近かっ
たキホさんとお菓子ショッピングに行きました。
ストリートパフォーマー
・ 道中、路上で思い思いにパフォーマンスをする人々との出会いもおもしろいです。
パブ
・ パブは、ロンドン市内だけで1万件以上もあるほど、イギリス人にとって身近な憩い
の場。昼はパブランチもある★ 地元の人と交流したいならココが一番かも♪
・ パブではもちろんお酒を楽しめますが♪ 料理がまた美味しい!ソーセージはしっか
り味がついていて食べ応えもあり good☆ イギリス名物の Fish and Chips も must です。
お酒のオーダーは1人がお金を出して注文。2杯目は1杯目を払った人とは別の人が
「It’s my turn.」とオーダーします。
パンケーキレース
・ イギリスの年中行事であるイースター前に行われるのがパンケーキレースです。イー
スターまでは口にできない卵やミルクを使ったものとしてパンケーキが使われます。
本来のレースはフライパンの上にのせたパンケーキをリレーでまわしながら競走する
のですが、今回はクレープ屋さんが主催するクレープ作りコンテストという珍しいイ
ベントに参加できました。たくさんの種類の野菜、お肉、フルーツ、ジャムやスパイ
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スなどの中から4つをセレクトして制限時間内にクレープを作ります。代表でアヤナ
が舞台で作り、大勢の観衆の中で私たち Japanese のクレープを披露してくれました。
味の評価はどうであれ、現地の人と共に行事を楽しむことが出来たのが嬉しかったで
す。
ミュージカル
Chicago(シカゴ)
・ 地元の人にオススメを聞いたところ、誰もが候補に挙げたのがこの Chicago! セクシ
ーなダンスや歌はもちろん、舞台上で繰り広げられる生演奏も素晴らしい!!!
・ イギリスを訪れたなら、絶対一作品は見るべきです! 私は CHICAGO を観ることがで
きました☆ 演技はもちろん、バックのジャズバンドも素敵でした。以前映画で観た事
があったので言葉は全て解らずとも、内容は理解できました。内容を知らなくても十
分に楽しめることができるのは、彼らのダイナミックな表現力が魅せてくれるからで
しょう。英語の台詞が聞き取れるようになりたいものです^^;
・
Zorro(ゾロ)
・
剣術、ファイヤーパフォーマンス、タップダンス、聞き覚えのある歌、
・・・休む暇も
ないほどの多様なパフォーマンスで楽しめること間違いなし!! 分かりやすい英語
を使っているので、英語が苦手な人や物語の概要を知らない人でも大丈夫♪ めちゃめ
ちゃオススメです!!!
パスティ
・ パイみたいな包みパン。中身の具の種類も豊富。シチューのようなものが Good☆ が、
鹿肉は辞めたほうが…私の口にはあいませんでした; メニューに書かれた英字の意味
がわからず適当に頼みすぎるとたまに失敗します♪
M&S(マークスアンドスペンサー)
・ なんでも売っているイギリスの大手百貨店。週末旅行でロンドン郊外に出たとき、大
抵どこにでもあった。手軽に日本円を換えることができ、安いミネラルウォーターも
売っているので重宝します。
・ 日本のダイエーって感じ!?
19
博物館訪問レポート
“The British Museum, V&A, and The National Gallery”
私の訪英の目的は、英語力を高めることと、もう一つ、様々な博物館に行き、本の中に
しかなかったものを見ることでした。
ロンドンには 30 ヶ所以上の大小様々な博物館がある
が、15~6 ヵ所訪問することができた。
The British Museum は、世界各国の文化的コレクションが収められていて、250 年以上の
歴史を持つ世界的に有名な博物館だ。
はじめに私を迎えてくれたのは、壮麗かつ繊細な蜘蛛の巣状のスチールとガラスで覆わ
れていて、屋内広場ともいえるグレート・コートだった。そこでは、ガイドブックを片手に
どこを回るか考えている人、授業の一貫なのか制服を着ている子どもの集団など、平日に
も関わらず多くの来館者であふれていた。
“世界の大英博物館だから”普段は借りていなかった日本語のオーディオガイドを借り、
見所の展示品の説明を聞きながら館内を回る。象形文字解読の手掛かりとなったロゼッタ
ストーン、アッシリア宮殿の浮彫彫刻、エジプトから持ち込まれた数々のミイラ、アンデ
スの神々のレリーフから日本の能面まで様々な展示品のガイドを楽しんだ。しかし、数え
きれない程の展示品があるので、音声ガイドが付いていない展示品は流し見る程度になっ
てしまう。それでも、古代エジプト館から日本館まですべてを回りきるには 5~6 時間はか
かったように思う。
数えきれない程のコレクションでも、大学の授業で取り扱ったようなものや資料集の中
で見たものを見つけると、嬉しくて思わず5~10 分ほどは立ち止まってコレクションを眺
めていた。
The Victoria and Albert Museum (V&A) は芸術とデザインをメインとした博物館で知ら
れている。日本で行きたいところを決めた時、この博物館への訪問はその中に入っておら
ず、期待せず時間つぶし程度に入ったのだが見事に良い意味で裏切られてしまった。
銀細工の食器にはやたらと St.ジョージが装飾としてあしらってあるものが多かったり、
初めて見る数々の浮世絵のコレクションには驚かされたり…大好きな博物館の一つになっ
てしまった。博物館のほとんどの展示室には中央に作品を長時間にわたって見ていられる
ようにベンチが置いてあることが多い。
日本が恋しかったのだろうか、
私はベンチに座り、
美しい浮世絵を眺めながら長い時間そこに座っていた。
The National Gallery には、ルノワール、ゴッホなどの海外絵画の作品が充実して収めら
れている。美術関係の知識は全くない私でも、ハッと息を呑んだり、ドキドキするほど何
かを語りかけてくる作品に出会えることができる博物館で、帰国の前にもう一度行きたい
と思っていたがそれは叶わなかったのがとても残念でたまらない。しかし、ただ一つ教科
書にも掲載されているゴッホの『ひまわり』だけは、何がどうすごいのかが本物を目の前
にしても、イマイチ理解することが出来なかった。次に訪英するチャンスがある時には、
必ずここに戻って、今度こそ『ひまわり』を理解したい。
これらの博物館をはじめ、ロンドンには多くの博物館があるが、
『博物館は社会教育のため
20
の機関』という考えが強いため、ほとんどが入場料無料で開放されている。そのため、私
も 15~6 ヵ所もの博物館で展示品を見て多くのことを学ぶことができた。またそれだけで
はなく、無料開放しても博物館が成り立つのは個人や企業の支援が盛んだということ、誰
でも学習しやすい環境が整っていることも身をもって学ぶことが出来たように思う。これ
らの経験を忘れず、これからも好奇心を持ちドキドキを追い求め、社会に何か貢献してい
きたい。(Kiho. T)
British Museum の前で K.T.
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こぼれ話 in London
1)ロンドンのあちこちの建物に散見される ‘To let’ の看板。イギリス英語独特の表現で
『貸室、貸家』を意味する。ロンドンのとあるケバブ屋さんで妙齢の‘彼女’ができ
た男子学生の R.N.君、胸に込み上げる愛(i)情のためか、はたまた週末旅行帰路の車
中でトイレに行きたいと言う仲間を気使ってのことか、
『先生、あそこに「トイレ」が
ありますよ』って教えてくれた!!??
2)今年は2月24日が『パンケーキデイ』。英国では翌日から荒野のキリストに倣って
四旬節の『断食』に入るため台所に残っているバターや卵等を使いきってパンケーキ
を焼き、目抜き通り等でレースをするのが習わし。授業の関係で残念ながらレースは
見られなかったが、代わりに観光客で賑わうコベント・ガーデンで『クレープ作り競
争』に参加のチャンスを得た。代表で参加したのはアンカークラブ入部をロンドンで
決めてくれた法学部の A.K.嬢。イギリス人 MC の早口のインタビューにも “Yeah,
yeah!”を連発しながら奮闘。持ち時間90秒で見事にフィニッシュした。ところで、
味はまずまずだったけど、本当に MC の質問、指示は解っていたの??
3)恒例の『アンカークラブ2月特別例会』を、かの有名なテムズ河畔のパブ The Anchor
で今年も開催した。参加者は今まで最多の5人プラスアドバイザーの S 教授。ソーセ
ージ・マッシュやフィッシュ・アンド・チップスに皆ビール片手にがっついた!!あ
まりの美味しさにちょっと食べ過ぎたの誰だっけ?
フィッシュアンドチップスとソーセージアンドマッシュ
(パブ『アンカー』にて)
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4)『さあ出発するよ!』っていうと必ず、『ちょっと待ってください。』と必ずストップ
を掛けるのは K.K.君。オイスター・カード(ロンドンの地下鉄、バス乗り放題の定期
券)
、財布、帽子等忘れ物を数え上げればきりがない。かの有名な児童文学作家 M.H.
氏の曾孫だけに、曾祖父譲りの一種のユーモア?それとも単なるおっちょこちょいだ
ったの??
5)K.K.君のは全て見つかったが、残念ながら戻ってこなかった忘れ物もある。バスに置
き忘れた M.H.嬢の電子辞書と語学校支給のバッグ。昨年電車の中に双眼鏡を忘れる等
同様の苦い経験のある S 教授、即刻学校を通じて探索したが朗報は届かなかった。後
生だから、誰か置き忘れをしないいい方法を教えて!!
6)学校近くのアイリッシュ・パブで男組でビリヤードを楽しんだ。「やった事無いから
できるかな?」と最初はちょっぴりへっぴり腰だったアンカー次期会長の S.K.君。S
教授の指導よろしく(?)みるみる上達。末はアンカー転じてハスラーか!?
7)パブと言えば。。
。毎日パブ通いをしたのはロンドン市内の美術館巡りを満喫した聴
講生の T.I.氏、ピュアモルトのグレンフィディックを30年も愛飲している引率の S
教授と大島の黒糖酒で育った R.N.君。イギリス伝統文化を心行くまで楽しんだ。女性
軍の中にもお酒好きが幾人か。筆頭は T.I.氏夫人の H.I.女史。ビールとワインをいつ
も笑顔で楽しんだ。若手で強いのは毎晩父親の焼酎の晩酌につきあうという A.K.嬢
と、M.Y. 、M.H.の三嬢。好きだけどすぐほろ酔い、楽しくなっちゃうのはニコニコ
顔がトレードマークの K.T.嬢。真っ赤なほっぺがとっても愛らしい?
8) 何事につけてもマニアックな R.N.君。ちょっとこった土産物等があると必ず買い求
め、美味しいスコッチがあると言えばそれも買う。でも流石に真面目な志大生!一番
お金をかけたのは書籍。好きな神話、ホラーものからかジェイムズ・フレーザーの
名著『金枝篇』、コリン・ウィルソンの『アウトサイダー』までと買いまくった。
ところであれだけの本を読みきるのには何年掛かるの?
9)語学研修先の HSE ではそれぞれのレベルの国際色豊かなクラスでみんな頑張った。
予想通りリスニングとスピーキングがキツかったが、TOEIC 600 以上の一番上のクラ
スにいたアンカー会長の M.A. 嬢の努力はたいしたもの。長崎の大学院生とともに最
後まで頑張ってくれた。流石は志大の模範生!!
(S.S.)
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フォトコレクション
研修先語学学校 (HSE) のキャンティーンで
ウィズリー庭園のロングボーダー
ロンドンのパブ『シャーロックホームズ』
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ロンドンのパブで
オクスフォード大学のホール
韓国ソウルのホテルで
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スケジュール
月
火
水
木
金
土
日
2/14
15
出国(鹿児島
ロンドン着
空港集合結団
ホテル宿泊
式後、福岡、
(Ibis London
ソウル経由)
Earls
Court
Hotel)
16
17
18
19
20
21
22
入校テスト
Kenwood
Greenwich
Free day:
子供/おもち
Guildford
The London
(Placement
House
ミエ誕生会
pubs,
ゃ博物館
Wisley
Dungeon
Test)
(貴族の舘
(at Pub: The
shops,
(The
Gardens
(拷問と処刑
M&S
と美術コレ
Bull & Bush,
museums, etc.
Green Museum
(王立園芸協
博物館)
Baker Street
クション)
Golders
of Children)
会庭園)
Bethnal
Green)
25
26
27
28
3/1
ミュージカル
Judy さ ん 宅
Free day
Canterbury
David さ ん
Sherlock
(シカゴ・ゾ
訪問
pubs,
(中世の趣の
宅訪問
Holmes パン
ロ)
(Syderstone,
museums,
残る大聖堂の
(ST Neots)
ケーキレー
High
Norfolk)
antique shops
町)
ス、アンカー
Wycombe
23
24
Burberry
Pub:
Factory
Shop
The
shops,
会議 (at Pub
The Anchor)
2
3
4
5
6
7
8
Dover (白亜
Afternoon tea
Free day:
Oxford(大学
英文レポート
韓国宿泊
帰国(鹿児島
の断崖:フラ
国会議事堂
pubs,
都市;アリス
イギリス出国
(女性軍エス
空港着、解散
ンスへのフェ
Pub:
shops,
ショップ)
テ、男性軍ホ
式)
リー発着地)
Railway
The
テルで酒盛
museums, etc.
り)
26
編集後記
私たちがイギリスに降り立ったのは、ロンドンが 18 年ぶりの寒波で大雪に見舞われた直
後でした。緯度からすれば北海道に近く、雪はそれほど珍しくないのではと思われるかも
しれません。しかし、メキシコ暖流の影響でイングランドではあまり雪は降らないんだそ
うです。それだけに、今年の大雪は各種交通機関が混乱に陥るほどに珍しいことだったと
のことです。
慣れない寒さや珍しい景色。これからの生活への期待と不安。誰の胸中にも、今までに
ない新鮮さや、こそばゆい胸の高鳴りが渦巻いていたと思います。おっかなびっくりだけ
れど好奇心旺盛に街を歩く皆の姿は、巣立ちを迎えて不器用に羽ばたく小鳥にも似ていま
した。そして引率の酒瀬川教授は、つかず離れずの距離からメンバーを見守り巣立ちを促
す、経験豊富な親鳥とも言えるでしょう。
そんなメンバーを迎えてくれたホストファミリーや The Hampstead School of English の教
職員の方々は皆、冗談混じりに楽しく接してくれる、心優しい人たちばかりでした。ホス
トファミリーとしての経験が豊富な家庭も多く、私たちを好意的に受け入れてくれていま
した。
このホームステイでは、三週間もの間、暖かい家庭でお世話になりながらロンドン中で
様々な体験をすることができます。経験を通して生の英語を学び、何物にも代えがたい一
生のうちでも貴重な思い出になるでしょう。(Katsuhiko. K)
志學館大学海外語学研修 in London 平成 21 年レポート
編集:久保田克彦
監修;酒瀬川純行
発行:志學館大学海外語学研修レポート編集部
鹿児島県霧島市隼人町内 1904-1
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