ニュースレター3月号 Dean`s

NIC News Letter
Volume5 Issue3
ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構 Japan
March, 2004
PUBLICATION OF NEVADA-CALIFORNIA INTERNATIONAL CONSORTIUM
OF UNIVERSITIES AND COLLEGES (NIC), JAPAN
Tel: 03-5379-5551
5-9-16 Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 160-0022 Japan
Fax: 03-5379-5550
http://www.nicuc.ac.jp
e-mail: [email protected]
今月の提言:廣田和子(米国 TOEFL 理事会理事)
∼医療業界の国際化に向けた産学協同プロジェクトを開始!∼
もうご存じの方もいるかもしれませんが、ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構 Japan (NIC)は医療
専門の人材派遣サービス会社である(株)メディカルアソシアと、2月20日に業務提携を結びました。北米
で正看護師(RN:Resi
s
t
e
r
e
d Nurse)の資格取得を考えている NIC の学生に対し、メディカルアソシア
が奨学金、就職などのサポートを行う内容です。日本の看護師資格を持っていない人でも、支援の対象
にする今回の提携内容は、非常に画期的なことだと思います。今回の提携をきっかけに、RNを目指す学
生や、現役看護師の方を増 やしていくことで、日本の医療業界の国際化に貢献していく所存です。
今回の提携の背景には、日本における人材需要の変化があります。長い不況の中、企業は即戦力とな
る経験者を求めるとともに、新卒者に対するスキルのレベルをも高くしてきています。そのため学生達は、
企業にアピールできるスキルを身に付ける必要に迫られているわけですが、そんなスキルを身に付けるた
めには、十分な時間と費用、そしてノウハウが必要であると同時に、10年後20年後を見据えていなければ
なりません。それを新卒者が全て個人で行うのには負担がかかりすぎますし、企業が片手間で行うのも不
可能でしょう。となれば、教育機関という人材育成のプロに任せるべきなのです。
産学連携が問われている中、教育機関は研究機関でもあり、人材育成機関でもあります。様々な分野
でアウトソーシングへの需要が増していますが、教育へのアウトソーシングもこれからもっと考えなければ
ならない時代に突入したのです。今回の提携はまさに、人材不足を解消するシステムとなるでしょう。NIC
が世界中で活躍している人材を持っているように、学校ほど多くの人材を抱えている所はないのです。
国際的な人材が求められているのは、医療業界に限った話ではありません。少しずつですが確実に、
海外での資格を有している人、海外での経験がある人へのニーズが増えてきています。そのための準備
もNICではすでに用意しています。大手人材派遣会社とも提携を結び、海外の大学を卒業した学生を「紹
介予定派遣」で登用する話も進めています。これは、一定期間、ビジネスインターンとして企業で働き、そ
の後は正社員として採用されるというものです。どの業界にも、国際化の影響が出てきており、今や英語
ができる人材を必要としない業界はないといっても過言ではないでしょう。海 外で学んだ人たちの活躍の
場は、益々広がっています。これらの提携は、今までのNICの実績が認められた証でもあり、さらなる飛躍
のため今後も、日々邁進していく考えです。
廣田和子(ひろた かずこ) 千葉県出身、教育学博士
高校卒業後、ロータリーインターナショナル特別奨学生として米国ミズーリ州オザークス大学へ留学。卒業後、
米国にて青少年カウンセリング業務に従事。1988 年、ネバダ州立大学インターナショナル・ディビジョン・イン・
ジャパン開設にともない常任理事就任、学生カウンセリングを担当。1994 年、ネバダ・カリフォルニア大学国際
教育機構 Japan 常任理事、2003 年、同機構代表に就任。1997 年、文部科学省大臣官房所轄・財団法人国際
教育協会常務理事に就任。2000 年、ハーバード大学教育学大学院MLE課程修了。2001 年、米国 TOEFL
理事会理事に就任。約 20 年間、国際教育に携わり、5500 人以上の留学生を送り出す。現在、全国の中・高校
生、及び教師を対象に国際教育と英語教育のための啓蒙活動を展開中。
著書:「アメリカの教育」
(論文)、「若老女男大志抱ケ」(新晃社)、「香里−18歳の天使」(草思社)など。
受賞:国際教育への貢献に対し「ネバダ州立大学学長賞」(1992 年)、「アメリカ合衆国上院議員賞」(1997 年)、
「ネバダ州知事賞」(1998 年)など。
NIC News Letter 3 月
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キャンパス情報
<ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構 Japan NIC>
13 期卒業生、山田乃里子「目的を見つけるために留学したっていいんだと思います。」
「留学でもしてみたら?」母親のこの言葉がきっかけで、山田さんは留学を考えるようになった。高校時
代、勉強は好きではなく、大学受験も考えていなかった。勿論最初は留学する目的など何もなかった。
NIC を選んだのも自然の流れで、他の所と見比べた結果、NIC のパンフレットが一番印象に残ったから
だ。スタートはかなり低いクラスから始まったが、それも自分に合っていた。そして NIC での1年間を通して
も結局、目的は見つからないまま渡米する事となった。
入学したのはニューヨーク州立大学の MVCC(モホーク・ヴァレー短大)。選んだきっかけは、ニュー
ヨークに行けばブロードウェイで好きな演劇をたくさん見られるから。しかし、住み始めたのはニューヨーク
市まで車でも5∼6時間かかる豪雪地帯。
アメリカでの生活は自分を変えた。特に住み始めた辺境の地では、どんなことも全て自分でやらなくては
ならず、毎日少しずつ自分が成長していく気がした。「何も自分でしていなかった事に気づきました。そし
て、色々考えるようになって、ちゃんと目的を持って勉強しようと思うようになったんです。」そんなときに犯
罪法学のクラスを選択、「羊達の沈黙」を見て以来、その世界に興味があったからだ。
丁度このころから、社会では多くの人が何かしらの問題を抱えていることに気が付いた。このことを知っ
てから、何か起こってから対処するのではなく、起こる前に対処しなければならない、そのためには最も身
近な家庭内の問題を解決していくしかないと考え始めた。そして、犯罪心理学を学ぶことを決心した。昔
感じた興味と、現実にやりたいことの接点が生まれた。「留学には明確な目的が必要って言いますけど、
目的を見つけるために留学したっていいんだと思います。」
昨年の9月から、山田さんはジョン・ジェイ・カレッジに編入した。ここは 11,000 人の学生がおり、警察官
や消防士も学びに来る犯罪法学専門の大学だ。とにかく犯罪に関わる仕事に就きたい、周りには無理だ
と笑われたが、可能性がゼロでない限りあきらめない。目標は FBI だ。
在校生、2学期優秀者の表彰
NIC の2 学期のDean's List(二学期末評価、オールA取得者)と各種奨学金受給者が発表されました。
本学では、奨学金を給付することで人物、学業成績ともに優秀でかつ経済的理由により修学が困難な学
生に勉学に専念できる環境を整え、将来良識のある社会人として社会やNI
Cに貢献、活躍できる人材を
育成することを目的としています。
<奨学金>
本学での奨学金受賞者は、成績ならびに人物評価、担当講師及びスタッフからの推薦書、課外活動
内容、志望理由書等を奨学生選考委員会が審査して決定しております。
NIC Academic Scholarship(12 万円授与)
英語研修課程を修了したEAP成績優秀者でフルタイム Academic 生として一般教養課程へ新規に進級
する学生を対象としています。
宮原絵梨奈
鹿児島/鹿児島第一高校出身
NIC-Japan Scholarship(10 万円授与)
日本での英語研修課程および一般教養課程履修者の内、前学期での成績優秀者を対象としています。
大吉
岩村
紗央里
優子
埼玉/市立浦和高校出身
熊本/県立第二高校出身
小林
渡辺
真美
智世
群馬/県立館林女子高校出身
新潟/県立新潟商業高校出身
NIC-Japan Scholarship 特別賞
スカラシップには選出されませんでしたが、本学への貢献を高く評価し、これからの活躍を期待して、奨学
生選考委員会から贈られました。
前田
日影
杉本
絵梨
拓也
聡子
神奈川/大学入学資格検定合格
岩手/県立盛岡南高校出身
神奈川/県立希望ヶ丘高校出身
田中
小川
彩子
沙織
東京/晃華学園高校出身
広島/安田女子高校出身
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キャンパス情報
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(続き)
<Dean's List オールA取得者>
この賞は学期末テストで ALL A(GPA4.0)を取得した学生に与えられるもので、アメリカの大学では名誉賞
として社会的に認知されております。将来、編入時の審査や奨学金の申請をする際高く評価をされます。
安藤 祐華
伊藤 朱里
金山 愛
呉 美智子
小川 沙織
杉本 聡子
宮城/県立仙台向山高校出身
宮城/県立富谷高校出身
広島/比治山女子高校出身
埼玉/県立伊奈学園総合高校出身
広島/安田女子高校出身
神奈川/県立希望ヶ丘高校出身
井上 皇
岩村 優子
岸山真依子
宮本 有希
志賀 清弥
髙倉万理子
京都/京都外大西高校出身
熊本/県立第二高校出身
埼玉/県立浦和第一女子高校出身
北海道/旭川藤女子高校出身
北海道/クラーク記念国際高校出身
福岡/県立福岡高校出身
<NIC 姉妹校 レイクランド大学ジャパン・キャンパス>
レイクランド大学特別奨学金が最高年額$7,000 に!
レイクランド大学ではジャパン・キャンパスを卒業し、本校に進学する学生全員に特別奨学金が支給され
ていますが、支給最高額がこれまでの年間$5,000 から$7,000 へと引き上げられました。
これら奨学金は返済の必要がなく、本校に在籍している間は毎年更新し継続して受給することができま
す。奨学金の対象者全員に支給され、人数制限もありません。レイクランド大学本校では現在 87 種類の
奨学金が授与されており、多くの学生がこの制度を利用して学んでいます。奨学金は卒業生や近隣の企
業、財団、任意団体などからの寄付によって基金が設立され、レイクランド大学で学ぶ学生のために活用
されています。
レイクランド大学特別奨学金
対象者: ジャパン・キャンパス卒業生で本校へ進学する学生全員
支給金額:年間 3,000 ドル
学長奨学金
対象者: 本校在校生で評定平均が 3.2(4 段階評価)以上の学生
支給金額:7,000 ドル
学部長奨学金
対象者: 本校在校生で評定平均が 3.0(4 段階評価)以上の学生
支給金額:5,000 ドル
イベント情報(ご取材可能。P4 にある下記担当者までご一報下さい。)
<ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構Japan NIC>
● 3月2日付の朝日新聞、「21世紀Keyword」に一面特集掲載
この特集は、新しい価値観が次々に誕生している21世紀に注目される企業、団体、教育機関等を
紹介し、そのキーワードとなる言葉を紹介するものです。今回のKeywordは「海外進学」で、それ
を代表する教育機関として本学 NIC とレイクランド大学が紹介され、代表の廣田和子のインタ
ビューが掲載されています。
● 高知県の高校生が NIC に学校訪問しました
2月12日、高知県立高知西高等学校の一年生が修学旅行で東京を訪れ、その一貫として前田千
萩さんをリーダーとしたグループが NIC を学校訪問をしました。生徒達は、NIC の学生達が日本人
同士で真剣に、英語を使った授業を行っていることに驚きと感動を覚えたようでした。
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イベント情報 (続き)(ご取材可能。下記担当者までご一報下さい。)
●東京でのイベント
場所: ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構 東京都新宿区新宿 5-9-16 Tel: 03-5379-5551
◇海外進学ガイダンス
3月 6日(土)14:00∼17:00
3月20日(祝)13:00∼16:00 (英国よりCambridge Education Group 代表ニコラス・ゴールディング
先生を迎えて、英国の大学教育についても詳しくお伝えします。)
3月28日(日)13:00∼16:00
◇無料英語講習会
全てネイティブの教授(言語学もしくは英語教授法の分野で大学院修士以上の学位取得者)によ
る授業。 1クラス15 人程度の少人数で Individual Attent
ion を重視した授業です。相手の意見を
聞き、自分の考えを表現する対話式のディスカッションの授業で、英語を使う楽しさを実感します。
3月27日(土)・4月3日(土)
13:00∼14:00 Notetaking & Discussion
14:00∼15:10 Reading, Writing & Discussion I
15:15∼15:45 Campus Tour
15:55∼16:55 Reading, Writing & Discussion II
17:05∼18:00 Snack Party(在校生・教職員との懇談会)
●全国での海外進学ガイダンス
3月 6日(土) 広島
広島リーガロイヤルホテル広島 14:00∼17:00
3月 7日(日) 福岡:
博多全日空ホテル
13:00∼16:00
3月13日(土) 大阪:
大阪東急ホテル
14:00∼17:00
3月14日(日) 仙台:
ホテルJ
ALシティ仙台
13:00∼16:00
3月14日(日) 名古屋: 名鉄グランドホテル
13:00∼16:00
3月20日(祝) 札幌 :
13:00∼16:00
札幌アスペンホテル
<レイクランド大学ジャパン・キャンパス>
●東京でのイベント
場所:レイクランド大学ジャパン・キャンパス 東京都新宿区新宿 6-27-45
◇進学相談会(在校生も参加)
◇オープンハウス(体験授業)
Tel: 03-5285-5571
3月 7日(日) 13:00∼15:30
3月14日(日) 13:00∼15:30
3月28日(日) 13:00∼15:30
3月21日(日) 12:00∼16:00
●全国での進学相談会
3月 6日(土) 福岡: ホテルセントラーザ博多
3月13日(土) 名古屋: ロイヤルパークイン名古屋
3月20日(祝) 仙台: ホテル JALCITY 仙台
3月27日(土) 広島: 広島ワシントンホテルプラザ
15:00∼17:00
15:00∼17:00
15:00∼17:00
15:00∼17:00
『NIC News Letter』についてのお問い合せは下記までお願いします
ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構 Japan(NIC) 染谷 Tel:03-5379-5551
または
㈱コミュニケーションハウス 関 Tel:03-5411-4841
HOMEPAGE 「NIC」http://www.nicuc.ac.jp、「レイクランド大学」http://www.japan.lakeland.edu