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資料1 輸出用語集 [PDFファイル/MB]

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資料編
資料 1
l)の略で都市内航空旅客ターミナルを指す。
輸出用語集
CBR→品目別ボックスレート
A
CCC→コンテナ通関条約
ACCT
CFR,cost and freight,運賃込条件
エア・カーゴ・シティ・ターミナル(Air Carg
o City Ter-minal)の略で都市内航空貨物ターミ
ナルを指す。
貿易条件の一つで、1990年インコタームズ
の定型取引条件のうち、
C類型(主要運送賃込条件)
のひとつで、CFRと略称される。旧称C&F。売
主が船積港における輸出価格(FOB価格)に仕向
港までの運賃を加算したものを契約価格とする。海
上保険を買主が付保する点を除きCIF条件と同
じである。貨物の輸出通関手続きは売主の義務であ
るが、貨物の滅失・損傷に関する危険ならびに貨物
が運送人に引き渡されて以降の追加費用は買主負
担となる。 →CIF、貿易条件、インコタームズ
Air NACCS→NACCS
ALB→ランドブリッジ
AMS→自動通関システム
AWB→エアウェイビル
AWB,エアウェイビル,air way bill、航
空貨物運送状
航空運送状、あるいはエアコンサイメントノー
ト(air consignment note)とも言う。国際航空貨
物に 対して発行される航空運送状は、IATA決
議によってその様式と発行方式が規定されている。
法的には、船荷証券と異なり、有価証券ではない。
その機能は、①荷送人と運送人(航空会社)との間
で航空機による貨物運送契約の存在を示し、②保険
契約書あるいは証明書、③税関に対する申告書、④
航空会社に対する運送指図書、⑤運送人が荷送人か
らの貨物受領書、⑥貨物の引受書、⑦運送契約の終
了を示す証拠書類である。なお、ウェイビル(Way
bill)は、B/Lのように有価証券の性格を有しない
運送証券。B/Lの紛失、盗難などの事故を解消す
る方策として考案されたもの。
CFS→コンテナフレイトステーション
CIF,Cost Insurance and Freight,運賃
保険料込条件
貿易条件の一つで、1990年インコタームズ
の定型取引条件のうち、
C類型(主要運送賃込条件)
のひとつで、売主が商品の船積港における輸出価格
(FOB価格)に仕向港までの保険料と運賃を加算
し たものを契約価格とする。貨物の輸出通関手続
きは売主の義務であるが、貨物の滅失・損傷に関す
る 危険ならびに貨物が運送人に引き渡されて以降
の追加費用は買主負担となる。→本船渡、
貿易条件、
インコタームズ
CIM→国際鉄道物品運送条件
B
BAM鉄道→バム鉄道
BOXレート→運賃
CIP(輸送費・保険料込条件)carriage and
insurance paid to
売主は貨物を指定仕向地まで運送するための輸
送費と保険料を支払わなければならない。したがっ
て 売主は貨物を仕向地まで運送するために運送契
約および保険契約を結び、貨物が運送人に引き渡さ
れ る時までの貨物の滅失または損傷などの一切の
危険を負担する。運送人に貨物引渡し後の一切の危
険 は買主が負担する。また運送証券等、商業送り
状、保険証券などの書類は売主から買主に買取り銀
行 経由で引き渡される。本条件はコンテナ運送に
おいて利用される。→貿易条件、インコタームズ
C
C&F, Costand Freight,運賃込条件→C
FR
CarriageandInsurancepaidto,CIP,運賃保
険料込条件→インコタームズ
CAT
シティ・エア・ターミナル(City Air Termina
CLB→ランドブリッジ
CLP→コンテナ内積付表
資-1
資料編
CMR→国際鉄道物品運送条約
COFC,Container on flat car
鉄道台車にコンテナを積んで内陸に輸送するサ
ービス形態のこと。米国で鉄道台車の一種のフラッ
ト・カー(flat car)1両に各種の大きさのコンテナ
を組み合わせて輸送するもので、長さ 53'のflat c
ar もある。例えば 20'×4,40'(又は 35')×
2,40'(又は 35')×1+20'×2 を搭載する。フ
ラット・カーのうちTTX型式のものはTOFC
(Trailer on frat car)専用で 40'又は 35'コンテ
ナを積載し たトレ-ラ2台を搭載する。従来の鉄
道運賃の基本は貨物重量 100 ポンド単位 flat ca
r単位のFA Kレート(freight all kinds rates)
である。 →DST
DEQ,Delivered Ex Quay (Duty Paid),
埠頭持込渡条件(関税込み)
1990年インコタームズの定型取引条件のう
ち、D類型(到着条件)のひとつで、売主が指定仕
向港の 埠頭で輸入通関手続きを済ませた状態で貨
物を買主に提供したときにその引渡義務を履行し
たことに なる条件。もし買主が貨物の輸入通関手
続を行いかつ関税を支払う場合にはDuty Unpaid
(関税抜き)となる。 →貿易条件、インコターム
ズ
DES,Delivered Ex Ship,本船持込渡条
件
1990年インコタームズの定型取引条件のう
ち、D類型(到着条件)のひとつで、売主が貨物を
指定仕向地における本船上で、輸入手続未済の状態
で買主に提供したした時に、その貨物の引渡し義務
を履行したことになる条件。売主は指定仕向港まで
の貨物輸送に関する一切の費用と危険を負担する。
→貿易条件、インコタームズ
COD(化学的酸素要求量)
湖沼、海域及び産業排水等の汚染度を表すもの
で、水中の酸化可能な物質すなわち汚染源となりう
る物質(主に有機物質)が酸化され、主として無機
の酸化物とガス体になるため、消費される酸化剤に
対応する酸素量をmg/lで表したものです。
一般に、湖沼、海域の代表的な有機汚濁指標と
して用いられています。
E
CPT,Carriage Paid to,輸送費込条件
1990年インコタームズの定型取引条件のう
ち、C類型(主要運送賃込条件)のひとつで、売主
が貨物を指定仕向地まで輸送するに要する輸送費
を支払う条件。貨物の輸出通関手続きは売主の義務
であるが、貨物の滅失・損傷に関する危険ならびに
貨物が運送人に引き渡されて以降の追加費用は買
主負担となる。 →貿易条件、インコタームズ
EC市場統合
「単一欧州議定書」を12の加盟国が1986
年に批准して、EC(ヨーロッパ共同体)は199
2年の域内単一市場の形成を目指して出発した。単
一市場の完成を阻害する要因は多面にわたるが、E
C域内に依然として存在する国境という物理的障
壁、製品規格や技術的基準といった技術的障壁、輸
送に直接関連するものだけでも多様化している税
制障壁の3つが大きな課題とされる。とはいえ、E
C市場統合によって、国境通関制度の廃止による税
関手続きの簡素化、ECの共通運輸政策の進捗に伴
う物流パターンの変化など日系メーカーも影響を
受け、域内市場における「もの」の自由移動が現実
化しつつある。欧州統合も各国の利害調整などで
経済・通貨統合の歩みは遅れるであろうが、生産の
現地化、部品・原材料の現地調達が進展し、生産拠
点の集約化や流通拠点の統廃合、欧州内の統括機
能・会社の設置は進むだろう。また、現地に進出し
ているフォワーダーの欧州戦略にも影響を与える
だろう。
CY→コンテナヤード
D
DAF,Delivered at Frontier,国境持込
渡条件
1990年インコタームズの定型取引条件のう
ち、D類型(到着条件)のひとつで、売主が貨物を
国境の指定地点および場所において、輸出通関手続
きを済ませた上で隣接国関税線の通過準備完了の
状態と して提供した時に、その貨物の引渡し義務
を履行したことになる条件。 →貿易条件、インコ
タームズ
EDI(Electronic Data Interchange)
電子データ交換のことで、統一化された規格の
ネットワークで、複数の行政機関及び企業等のコン
ピューターを接続し,この間で取引に必要なデータ
の交換を行うこと。
DDC,Destination Delivery Charge
仕向港に到着したコンテナをコンテナ・ヤード
の所定位置まで運ぶための費用または料金。
EMS→国際ビジネス郵便
ETA・ETD
資-2
資料編
ETA(Estimated Time of Arrival)港外着
予定時刻
ETD(Estimated Time of Departure)
出港予定時刻
離着岸等(さん橋、けい船浮標等への離着を含
む。)の順位決定及びそれに付随するパイロット、
タグボート、綱取りなどのポートサービスは原則的
には、このETA、ETDの順に決定されるのが国
際的慣行である。
位 として輸送される大口貨物輸送の形態で、多く
の場合はメーカー工場又は海貨業者の倉庫にてコ
ンテ ナ詰めされて、コンテナターミナルのCYに
コンテナのまま搬入され、仕向地(陸揚港)にあっ
ても コンテナのまま受荷主側に引き渡される輸送
方式である。
FEU,forty-footequivalentunits,40
フィートコンテナ換算
EXW,Ex Works,工場渡条件
1990年インコタームズの定型取引条件のう
ち、E類型(出荷条件)のひとつで、売主が自己の
工場や倉庫などの営業所で買主に貨物を渡す取引
条件。売主は買主が用意した車両等への積載や輸出
通関手続きの責任は負わない。 →貿易条件、イン
コタームズ
コンテナの単純合計個数で表示する代わりに2
0フィートコンテナ1個を0.5、40フィートコ
ンテ ナ1個を1としてコンテナ取扱貨物量をこの
数値の合計で表示する計算方法。
FOB,Free on Board ,エフオービー、本
船渡
甲板渡値段、輸出港本船渡し契約とも。"free o
f all charges on board the vessel"の略。CI
Fと ともに、貿易取引で最も多く用いられる貿易
条件(trade terms)である。貿易用語で、輸出港の
本船渡 し条件の積荷契約のことで、受け荷主側に
運賃支払い、船積み決定権がある。買い手が手配し
た本船 に約定品を積込むまでに要する一切の費用
とそこまでの危険を売り手が負担する。所有権は輸
出港での積み込み時に買い手に移転する。受け荷主
が運賃を支払い、船積み決定権を持つ。日本からの
輸出の場合は、FOB横浜というように、輸出港を
付記して用いる。なお、アメリカの場合は、FOB
を国内市場の発達とあわせて使用してきたのと、ア
メリカにとって最重要なカナダ市場が陸続きであ
るなどの事情から、free on board のboard が、
広義に解釈され、「出荷駅鉄道渡し」、「到着駅貨
車渡し」といった用い方もあるので、「本船渡し」
の意味で用いる場合には、FOB Vessel New
York のように Board を Vessel(本船)と限定
する必要がある。コンテナ輸送の場合、FOBに対
応する 条件としてFree Carrier(FCA,運送人
渡し条件)が80年3月から追加された。 →イン
コタームズ
F
FAA,Federal Aviation Act ,連邦航空
法
航空輸送を取り扱う Air Freight orwarder
を規定。米国の連邦航空局(FAA,Federal Av
iation Administration)は民間航空奨励のため民
間航空機および飛行士を査察し航空安全規則を実
施する運輸省の一機関。
FAKレート,Freight All Kinds Rate
品目別無差別運賃。
FAS,FreeAlongsideShip,船側渡条件
輸出港船側渡値段。輸出港本船船側で引き渡す
値段。1990年インコタームズの定型取引条件の
うち、E類型
(主要運賃買主負担条件)
のひとつで、
売主が貨物を指定船積港の埠頭上、またははしけに
積み込んで輸出港本船船側に置いたときにその引
渡義務を履行したことになる。船側までに要する費
用とそこまでの危険を売り手が負担する。本船積込
に要する船内荷役費は買い主負担となる。船側まで
に要する費用とそこまでの危険を売り手が負担す
る。在来船サービスにおいて、本船船側でなく荷主
はバース最寄りの上屋まで貨物を搬入すればよい
システムとして戸前受け制度(Terminal Receivin
g System, TRS)が存在した。 →貿易条件、イン
コタームズ
FTZ,Free Trade Zone ,フリートレード
ゾーン→自由貿易地域
I
IA→インデペンデントアクション
FAZ,フォーリンアクセスゾーン、輸入促
IATA,International Air Transport As
進地域→自由貿易地域
sociation ,国際航空運送協会
世界の民間定期航空会社の団体で、1945年
ハーグで結成。日本からは日本航空及び日本貨物航
空 が加盟。国際航空運賃の決定や会社間の運賃貸
借の決済を行う一種のカルテル機関。国連の専門機
FCL貨物,fullcontainerloadcargo
CL貨物(container load cargo)とも。コンテ
ナ1本を満たした大口貨物。コンテナ1個以上を単
資-3
資料編
関である国際民間航空機関(ICAO、85年末で15
5国が加盟)と協力して活動を行う。ICAOは政
府 レベルで航空機の安全性確保と監視に当り、I
ATAは運賃、民間航空相互の問題を扱う。路線や
運輸権は二国間の政府交渉により決められる。しか
し、79年のアメリカ航空行政の自由化方針により
IATAの独占体制も揺らぎ始めた。
運送会議による運賃を中心とする営業上の事項
の決定ならび に精算所による連帯輸送にかかる収
入決済を主たる役割とする一種の国際運賃カルテ
ルである。本部はカナダのモントリオール。IAT
Aの組織は、執行機関である理事会、旅客関係と貨
物関係に分かれる運送会議、運送・技術・財務・法
律の4常設委員会、精算所(clearing house)、事
務局から成る。1946年に英米両国が締結したバ
ミューダ協定によれば、航空運賃はIATAの決定
を原則とし、これを両国が承認するとの規定がある。
航空サービスにおける自由化を強く志向する米国
とオーストラリアほかの国は、IATAの運賃に関
する諸協定を反競争的とする立場を採る。
売主が買主宛に作成する約定書の出荷案内書、
物品明細書、価格計算書、代金請求書を兼ねた商用
書類。機能別に分類し、その若干を説明する。
送り状 商業送り状 船積送り状……売買送り状、
委託販売送り状、委託買付送り状、
見本送り状 公用送り状……領事送り状、税関
送り状
○商業送り状, Commercial Invoice商業送り
状とも。輸出者が輸入者にあてて作成する積荷の明
細者で あると同時に、請求書の性格を持つもの。
輸入者からみれば輸入貨物の仕入書であり原簿で
ある。輸出入通関を行う場合にも申告書類の一部と
して税関宛に提出する。
○領事送り状,Consular Invoice このインボ
イスが要求されるのは主として中南米、東南アジア
諸国 への輸出の場合である。これらの輸入地への
関税取締りを徹底させるにも必要とされる。
○税関送り状,Customs Invoice 米、加、豪、
ニュージーランド、南ア諸国へ輸出する場合に領事
送り 状に代わる書類として要求される。これは輸
入地の税関用に輸出者が作成するもので、輸入地の
税関が 輸入貿易に対する適正な課税価格を決定す
る場合の資料となる。
ICC,州際交通委員会 Interstate Commer
ce Commission ;ICC
1887年の州際交通法(Interstate Commer
ce Act)に基づいて設置されたアメリカ連邦政府
の運輸行政に関する独立した規制機関。大統領によ
って任命された11人の委員から構成され、上院の
承認 を必要とする。その歴史は規制に関する独立
した機関の内でも最も古く、アメリカの運輸事業の
規制 に多大な影響を与えてきた。委員会の主な権
限は、運輸事業の営業の許可、路線の建設・廃止の
許可、運賃決定・変更に関する諸制度の設定、輸送
車両やインターチェンジに関する規制の実施など
となっている。州際交通委員会は、その設置以来、
1940年運輸法(Transport Act of 1940)
などによって一貫して規制を強化する方向に進ん
できたが、1970年代後半からの規制緩和の潮流
に従い、州際交通委員会の規制の権限も縮小されて
きている。
IPI,Interior Points Intermodal→ラン
ドブリッジ
J
JIFFA,日本インターナショナルフレイ
トフォワーダーズ協会,Japan Internat L
/C,信用状,Letter of Credit,レターオ
ブクレジット
コンテナリゼーションや国際複合運送の諸問題
に対処するためわが国の海貨業者、倉庫業者、その
他関 連業者、いわゆるフォワーダーの参加のもと
に1981年に設立された社団法人。会員宛にJI
FFA ニュースを出し、国際複合輸送実績を公表
している。また国際複合輸送士養成講座(運輸大臣
認定)を開催しフォワーダーの養成を行っている。
協会の全会員156店社。
ICTF,Intermodal Container Transfer
Facolity ,複合コンテナ接続基地
最近のインターモーダル化への対応の1つで、
ロサンゼルス/ロングビーチ両港による共同計画
で、サザンパシフィック鉄道(SP)が運営に当た
るコンテナ基地を設置、1984年に稼働開始した。
極東~北米西岸PSWのコンテナ航路においてコ
ンテナ船からSP鉄道への積み替えを行い、DST
(ダブルスタックトレーン)輸送を前提にした設計
となっている。米太平洋岸のロードセンタ-港とし
ての地位を保つ上で内陸輸送費の低減のための施
設は重要となる。コンテナターミナルの背後地に鉄
道ターミナルを配置する形式のサンフランシスコ
港にも同様の施設があり、鉄道/船会社のユニッ
ト・トレーンサービスに対応するものである。
L
LAN(Local Area Network)
オフィス内や中小規模の会社など、比較的狭い
範囲で使う小規模なコンピュータのネットワーク
を意味する。
L/C,信用状,Letter of Credit,レター
オブクレジット
Invoice、送り状
資-4
資料編
国際間の貿易取引において輸入国側で輸入者の
依頼により輸入国の銀行が買主に代わり売主に宛
てた 貿易商品代金の支払い確約書。船積書類作成、
取り揃え、決済等の輸出業務の中心的情報であるか
ら各国が独自の規則や法律を制定すると国際取引
に支障となる恐れがある。その対策として国際商業
会 議所(ICC)により信用状規則の国際的統一
がなされている。
N
NACCS,航空貨物通関情報処理システム
通関処理システムは航空貨物と海上貨物の各シ
ステムに大別され、それぞれAir-NACCSおよびS
ea-NACCSと称される。
◎Air-NACCS(航空貨物通関情報処理システ
ム)航空貨物の輸出入に関連する様々な手続きを電
算機 を利用して迅速かつ正確に処理するため、1
978年に輸入貨物を対象とした成田、原木地区で
の稼動を皮切りに、輸出入統合システムとして各地
に稼動している。このシステムは税関、航空会社、
通関業者上屋、混載業者、航空貨物代理店、銀行を
専用回線で接続し、オンラインによるネットワーク
情報を活用し税関手続業務、税関業務、民間業務、
官民共通業務に共同利用するシステムである。この
システムの導入により貨物の増加に合わせて関連
事務手続きの簡素化・合理化、物流の円滑化に多大
な効果をあげている。
◎Sea-NACCS(海上貨物通関情報処理システ
ム)海上貨物の通関業務が1991年から東京と横
浜で 開始されて以来各港で稼働を開始している。
主な対象業務は、輸入貨物が本船入港から輸入許可
時に貨物が蔵置されている保税地域からの搬出ま
で、また輸出貨物は保税地域への搬入から船積み完
了、本船の出港までの輸出申告、輸出許可、輸入申
告、輸入許可、保税輸送に関する業務や通関業務だ
けでなく本船の入出港時から貨物の搬出入までの
関連民間業務を対象としている。このため、対象業
種は通関倉庫(上屋業者)、検定・検数業者と船会
社、同代理店に収納業務を処理するために銀行を加
えている。こうした業者と各港の税関に端末機を設
置、ホスト機は東京の本部に設置し、第三セクター
「通関情報処理センタ-」(1991年)が管理・
運営している。
LCL貨物,エルシーエル貨物,lessth an
container load cargo
コンテナ1個に満たない小口貨物をいい、CL
貨物に対応する用語である。一般に船会社指定のC
FSに、荷主または海貨業者によって持ち込まれ、
仕向地別に他の貨物と混載、コンテナ単位に仕立て
て輸 送される。
コンテナフレートステーション(C
FS)またはインランドデポに集積された他の貨物
とともにコンテナに混載され、仕向地では同様にC
FSまたはデポでコンテナから取り出して荷渡し
される。別名CFS貨物ともいわれる。
LNG船
LNG(液化天然ガス)を運搬する大型危険物
積載船。東南アジア、中東アジア諸国及び西豪州で
産出されるLNGは、LNG船の球形タンク内で-
162度に冷却し体積を600分の1にして、一度
に大量に運搬される。
LOLO船(Lift On/Lift Off ship)
リフトオンリフトオフシステムにより荷役を行
う船舶のこと。この船舶には、荷役機械を装備する
自装型と全く装備せず専ら岸壁装備の荷役機械(ガ
ントリ-クレ-ン等)に頼るものとがあり、今日に
おけるコンテナ船の大半はこの型に属する。 →R
ORO船
NUTS(ナッツ)
M
名古屋港運協会ターミナル部会が開発した名古
屋港統一コンピューターシステムでありコンテナ
在庫管理、保税管理、本船情報管理、ゲート管理、
EDI他、コンテナターミナルにおける基本情報を統
合管理する基幹システム、ヤード内の蔵置座標を管
理し、ヤード内のプランニング業務を支援するシス
テム、コンテナ荷役機器の配置管理、及び車載端末
や無線ハンディ端末への作業指示の送受信をコン
トロールするシステム、本船荷役プランの支援シス
テムで構成されています。
MICA,Major Inport Cargo Agreement,
主要輸入貨物料率協定
昭和27年、日本の貿易再開直後の貨物保険市
場の発展と円滑化のためわが国の経済を支える主
要輸入貨物(米麦、石炭、石油、鉄鉱石などで、ミ
カ貨物と称した)に対する保険条件・料率につき国
内損保会社間で協定の締結、再保険の交換を協定し
た。
MLB、ミニランドブリッジ→ランドブリッ
NVOCC(Non-Vessel Operating Common
Carrier)
ジ
非船舶運航業者のこと。
自らは本船を運行しないが、集荷して輸送責任
を負う利用運送事業者をいう。
MTO,Multimodal Transport Operator→
複合運送人
資-5
資料編
「船積み依頼書」のこと。通関業者に、通関と
船積みの手続きを依頼する書類。S/Iにしたがっ
て通関業者は手続きを進めるとともに、船荷証券を
作成する。
P
PFI(Private Finance Initiative)
公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の
資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法。
PFIの導入により、国や地方公共団体の事業コス
トの削減、より質の高い公共サービスの提供を目指
す。
S/C,Service Contract→サ-ビスコント
ラクト
S.C NET(Shipper/Carrier Network
system)
PNW,Pacific North west ,北米太平洋
荷主・船会社の2業種間で輸出入貨物に関連す
る各種情報を交換するシステム。
岸北部地域
オレゴン州以北の諸港を指し、Portland, Taco
ma, Seattle, Vancouver B.C.などが主要港。ア
ジアからこれらの港湾へ向けて配船する航路をP
NW航路(Japan/US Pacific Northwest(Coas
t) and West Canada Container Service)と
称し、日本/シアトル、バンクーバー コンテナ航
路は日本および北米 太平洋岸北部地域を結ぶ日米
間の主要コンテナ航路となっている。
S.F NET(Shipper/Forwarder Net wo
rk system)
荷主・海貨業者の2業種間で輸出入貨物に関連
する各種情報を交換するシステム。
SAL郵便→国際ビジネス郵便
PSW,Paciffic South west ,北米太平洋
SeaNACCS→NACCS
岸南部地域
SLB→ランドブリッジ
カリフォルニア州諸港で、Long Beach, Los
Angeles, SanFrancisco, Oakland などが主要
港。PSW航路(Japan/US Pacific Southwest
(Coast) Container Service)は日本/加州コン
テナ航路とも呼ばれ、日本および北米太平洋岸南部
地域を結ぶ日米間の主要コンテナ航路である。
SOTRA、全ソ通過貨物公団→ランドブリ
ッジ
SPS,スモールパッケージ→国際宅配便
SS(浮遊物質)
直径2mm以下の水中に分散している固形物質
をmg/lで表したもので、Suspended Solidsを略
してSS(浮遊物質量)と呼ばれています。
海域については、環境基準は定められておりま
せんが、埋立や浚渫工事などの環境監視項目として
利用しています。
R
RIPI→ランドブリッジ
RMCB→ランドブリッジ
RTG
SYSPA(シスパ)
タイヤ式門方トランスファクレーンの略。コン
テナ蔵置エリアにおいてコンテナの段積み保管及
び払出し作業を行う。
SYSPAとは、Sydney(シドニー)Yokkai
chi(四日市)Sister(姉妹)Port(港)Affiliatio
n(提携)の頭文字をとって合成した言葉。姉妹港
提携20周年の際に公募で選ばれた交流事業の愛
称。
シドニー港公園と霞港公園を結ぶ歩道橋は、
「シ
スパブリッジ」と命名された。
RORO船(Roll On/Roll Off ship)
ロールオンロールオフシステムにより荷役を行
う船舶のこと。ガントリークレーン等の荷役設備の
ない港でも、フォークリフト等があれば荷役できる
ところに利点がある。 →LOLO船
T
TACT,エアカーゴシティタ-ミナル→航
S
空貨物タ-ミナル
S/I(Shipping Instruction)
TCM条約,ProjetdeConventionsurleTrans
portInternationalConbinedeMarchandises
資-6
資料編
TCM条約の原型はは古く1969年に万国海
法会が複合運送条約案(東京ルール)として採択さ
れ、70年にTCM条約原案が発表されている。紆
余曲折ののち80年5月、UNCTAD(国連貿易
開発 会議)
で、
国際複合輸送の発展を目的として、
複合運送人の責任、複合運送証券の要件と効力、紛
争処理手続等に関する国際的な統一規則として国
連国際物品複合運送条約(United Nations Conv
ention on International Multimodal Transp
ort of Goods)が採択された。しかし、現在この
条約を批准している 国は少なく、本条約採択に当
り運送責任制度に関し在来の責任原則に基づく一
貫運送責任、即ち「ネッ トワーク ライアビリティ
システム」が採用されず「コンセンサス方式」と称
する変則的採択などに対する不満があり発効の見
通しがたたない。とはいえ、国際複合輸送の実務は
この条約案に沿った形で行われており現実の混乱
はない。
国連機関の多くはGATT(General Agreem
ent on Tariffs and Trade,関税貿易一般協定)
を初め 先進国主導下にあることから、開発途上国
は1964年にジュネーブで国連貿易開発会議を
開催し、 この会議を常設化した。執行機関として
国連貿易開発理事会が年2回開かれる。一次産品問
題、途上 国の製品・半製品に対する一般特恵、貿
易外融資、海運、技術移転、途上国間経済協力など
の分野で、 南北対話の進展がある。GATTウル
グアイ・ラウンドは、86年9月に南米ウルグアイ
で開始されたGATTの新多角的貿易交渉である。
106国の参加のもと、サービス貿易や知的所有権
等の新たな枠 組み作り、農業や繊維分や等の市場
アクセス改善、GATT体制の強化など、15項目
について交渉を 行い93年末に一応の最終合意が
得られた。
UN/EDIFACT
(United Nations Ruslesfor Electronic D
ata Interchange for Administraction,Co
mmerce and Transport)
87年にUN/ECEの貿易手続簡素化作業部
会が開発した行政、商業及び運輸のための電子デー
タ交換国連規則集(シンタックスルール、実施規則
集等10種類)であり、UN/EDIFACTは、
国際取引におけるEDIに適用されることは当然
であるが、国内取引の標準として採用している国も
多くなってきている。88年7月には、国際標準化
機構(ISO)にてISO‐9735として採用さ
れており、標準メッセージの開発は、現在も各分野
にて継続中である。
TEU,Twenty-foot Equivalent Units ,
20フィートコンテナ換算
コンテナの単純合計個数で表示する代わりに2
0フィートコンテナ1個を1、40フィートコンテ
ナ1個を2としてコンテナ取扱貨物量をこの数値
の合計で表示する計算方法。 →FEU
TPDA,Trans-Pacific Discussion Agree
ment ,太平洋航路協議協定
1988年9月、北米航路に配船している同盟
船社9社と盟外船社4社が協議して航路秩序の安
定と船社経済の改善を目的に結成された協定。北米
航路は荷動きも多く活発な航路であるだけに、NI
ESなどの盟外船社の進出、さらに1984年成立
の米国海運法による競争原理の導入もあり、弱体化
した海運同盟に代わる協定がコンテナ船運航船社
から期待されている。
V
ULCC,超大型タンカ-→タンカ-
UNCTAD,United Nations Conference
TSA,Trans-Pacific Stability Agreemen
on Trade and Development、アンクタッド、
t ,太平洋航路秩序安定化協定
国連貿易開発会議
太平洋航路協議協定(TPDA)メンバー13
社によって締結されている航路安定化のための協
定。1989年3月以降、主要船社の年間輸送力の
一部凍結を主内容とする協定が実施されており、具
体的には投入船腹の一部凍結や、運賃修復などにつ
いて協定している。
U
ULCC,超大型タンカ-→タンカ-
UNCTAD,United Nations Conference
on Trade and Development、アンクタッド、
国連貿易開発会議
資-7
国連機関の多くはGATT(General Agreem
ent on Tariffs and Trade,関税貿易一般協定)
を初め 先進国主導下にあることから、開発途上国
は1964年にジュネーブで国連貿易開発会議を
開催し、この会議を常設化した。執行機関として国
連貿易開発理事会が年2回開かれる。一次産品問題、
途上国の製品・半製品に対する一般特恵、貿易外融
資、海運、技術移転、途上国間経済協力などの分野
で、南北対話の進展がある。GATTウルグアイ・
ラウンドは、86年9月に南米ウルグアイで開始さ
れたGATTの新多角的貿易交渉である。106国
の参加のもと、サービス貿易や知的所有権等の新た
な枠 組み作り、農業や繊維分や等の市場アクセス
改善、GATT体制の強化など、15項目について
交渉を行い93年末に一応の最終合意が得られた。
資料編
いては、そのオペレーション上、コンテナの効率回
転、コンテナヤード(CY)およびコンテナ・フレ
ート・ステーション(CFS)の有効利用を図る必
要があるため、荷受主の貨物の受け取りの円滑化を
図るべく、これを積極的に送付している。
なお、本船より貨物が揚荷され、引渡地のCF
SまたはCYに搬入された時点、すなわちFCL貨
物(大口貨物)の場合はCYにおいて、LCL貨物
の場合はCFSにおいて荷渡し準備が完了したと
き、船会社は荷受人に対しデリバリーノーティスを
行う。
デリバリーノーティスは貨物引渡可能日の通知
であるから、これがなされた時から貨物の保管費用
が徴収される。
VMI機能
売り主であるベンダー(供給者あるいは部品供
給メーカーなど)が在庫をユーザーの身近に置いて
ベンダーの責任の下で管理する在庫管理方式。一般
には「部品供給メーカー在庫管理」「ベンダー管理
在庫方式」などと呼ばれる。海外から到着した貨物
を保税蔵置場に外国貨物としてそのまま置き、国内
で必要になった都度、輸入を行い、関税の支払いを
遅らせてそのぶん金利をセーブしたり、市況におけ
る価格変化をみて輸入することができる利点があ
る。
W
アンカー
WAN(Wide Area Network)
本支店間のネットワークなど、比較的に広い範
囲をカバーするネットワークを意味する。LANと
LANを結んだものとの見方もある。地域ネットワ
ークのLANに対して、広域ネットワークのWAN
という考え方。
インターネットとWANとの違いは、インター
ネットが不特定多数の対象であるのに対し、WAN
は、地域の異なる同一組織内(例えば、本支店間、
本社と工場など)に限定されたネットワーク。
船など海上又は水上に浮かんでいるものをその
地点で固定するのに用いられる錨のことで、船など
からこれを海中に投げ入れて固定させる。
アンローダー
岸壁において、ばら荷物(バルクカーゴの項参
照)
を陸揚げするための荷役機械をいい、間欠式
(ば
ら物をつかみ他の場所へ移す方式)と連続式及び真
空吸引式等の種類がある。逆にばら荷物を船積する
ための荷役機械をシップローダーという。
四日市港には、ニューマチックアンローダー2
基(平成13年12月頃機械式アンローダーに更新
予定)、引込みアンローダー2基、バケットエレベ
ータ式連続アンローダー2基がある。
このアンローダーという用語には、上記以外に、
トラック、貨車、コンテナ、パレットからの荷卸装
置及びアンケーサー(工場等で、段ボールや木箱な
どの容器に詰められているガラス瓶、プラスチック
瓶、金属缶など)を取り出し、次の包装工程や洗浄
工程に移送する装置の意もあるので注意を要す。
ア
アウトリーチ(Out each)
コンテナ専用の岸壁設置クレーンで、岸壁から
海上に突き出した「うで」の部分の長さをいう。
正確には、岸壁用クレーンが走行する2本のレ
ールのうち海側(本船側)のレールを中心から、つ
り上げたコンテナを海に張り出した「うで」の最先
端まで移動させた場合のコンテナの中心までの距
離のこと。
最近では、船体幅の広い巨大コンテナ船の登場
により、アウトリーチの長いクレーンが必要になっ
ている。
青手帳
「登録日雇港湾労働者手帳」のこと、この手帳
の表紙が緑色であることから生じた呼称である。転
じて、登録日雇港湾労働者をさす通称として使用さ
れている
アメリカランドブリッジ→ランドブリッジ
揚地選択貨物(あげちせんたくかもつ),op
アメリカ貿易定義→インコタームズ
tional cargo
アライバルノーティス(Arrival Notice)
船会社が、船荷証券(B/L)面記載上の着荷
通知先すなわちノーティファィ・パーティ(Notif
y Party)ないし荷受人あてに出状する貨物積載船
の入港予定日と貨物の明細を通知する書状をアラ
イバルノーティス(書類到着通知書)という。
アライバルノーティスの出状は、船会社にとっ
て義務付けられてはいないが、在来船においても、
荷受人の便宜を図るために、これを本船の入港に先
立って送付している。また、特にコンテナ輸送にお
資-8
陸揚地が確定していない積荷のことで、船積時
に2港以上の陸揚地を指定しておき、本船が航海中
に積荷の陸揚地を確定する権利を留保する貨物。揚
地選択のために割増運賃が課される。なお、主体と
する航路の両端の地域でなく、その途中に存在する
港をウエーポート(way-ports)といい、こうした途
中寄港サービスのことをウエーポート・サービスと
いう。
資料編
イ
③仕向地持込渡,関税抜
・DDU: Delivered Duty
インコタームズ,International Commercial
き条件
Unpaid
Terms
③仕向地持込渡,関税込
・DDP: Delivered Duty
正規の名称はInternational Rules for the In
terpret at in of Trade Terms 、定型取引条件
の 解釈に関する国際規則(1980年改訂)であ
る。コンテナ輸送の普及により荷送人又は荷受 人
と海上運送人との間の責任分岐点が船側(船主側)
から陸上(CY,CFS,又は荷主の工場)へと移
動したことを考慮して改訂された。価格条件は、価
格の建て方に付帯して、物品の 引渡し場所、費用
負担の限界、
危険移転の時期、
などに関する条件
(貿
易条件)が含まれる。
1.インコタームズ,Incoterms,1953 は次表に
示す9種の貿易条件,Trade Termsを定めている。
み条件
Paid
・貿易条件
近い港の意。日本では、極東・東南アジア域内
の諸港もしくは近海を指す。
インデペンデントアクション,IA→海運同
盟
インデペンデントフレイトフォーワーダー
→フォーワーダー
・略号(意味)
インランド デポ(Inland Depot)
E類型(出荷条件)
①工場渡条件
インターポート(Interports)
内陸通関物流基地をいう。外貿コンテナ等の内
陸輸送ルートの接続・集配地点に位置するターミナ
ルで、コンテナ貨物の詰込み、取り出しなどの作業
を行うところ。輸出入貨物を通関するための税関官
署と保税蔵置場で構成されている。内陸の貿易港、
もしくは貨物集配所といえる。
・EXW: Ex. Works
F類型(主要運賃買主負
担条件)
①運送人渡条件
・FCA: Free Carrier
②船側渡条件
・FOB: Free on Board
③本船渡条件
・FOB: Free on Board
いかだ運送事業
港湾若しくは指定区間において、木材をいかだ
に組んで運送したり、又は水面貯木場に搬入したり、
そこから搬出したり、若しくは水面貯木場において、
荷さばき若しくは保管したりする行為がいかだ運
送事業である。
原木のまま輸入された時代には、船内荷役によ
って水面上に投下された木材を船側水面において、
いかだ組みする作業は港湾荷役作業の中で花形で
あった。しかしながら、最近は輸入原木が製材に変
わり、
しかも輸入量が減少したため、
取扱が激減し、
いかだ運送事業者は経営上深刻な事態に直面して
いる。
C類型(主要運賃込条
件)
①運賃込み条件
②運賃保険料込条件
③輸送費込条件
④運賃保険料込条件
・CFR: Cost and Freight
・CIF: Cost, Insurance
and Freight
・CPT: Carriage paid to
一手積契約→海運同盟
・CIP: Carriage and
Insurance paid to
一般貨物→貨物
D類型(到着条件)
①国境持込渡条件
②本船持込渡条件
③埠頭持込渡条件
・DAF: Delivered at
ウ
Frontie
ウインチマン
・ DES: Delivered Ex
船上で貨物を積み卸しする場合、甲板上に装置
されている動力の起重機の操作をする労働者をさ
す。
Ship
・ DEQ: Delivered Ex
Quay (Duty Paid)
ウェーポート(Way-ports)
資-9
資料編
主体とする航路の両端の地域でなく、その途中
に存在する港を指す。ウエーポートサービスとはこ
うした途中寄港サービスのことをいう。
ち、F類型(主要運賃買主負担条件)のひとつで、
売 主が指定場所または地点において、輸出通関手
続きを済ませ買主指定の運送人の管理 下に貨物を
引き渡したときをもって、売主の義務が完了する条
件。 →貿易条件、インコタームズ
ウオーターフロント
水際線をはさんで水域と陸域の両者を含む空間
で「水辺の空間」のことをいう。四日市港では旧港
地区及び富双地区をウオーターフロントの開発空
間としている。
運賃,freight
浮きクレーン(起重機船)
海上で使えるよう船舶(多くは台船)上に装置
された移動式クレーンをいう。機械類、プラント類
などのように重量物貨物の移動には、本船の揚貨機
では、その取扱いに適さないので、これらの荷役に
は、浮きクレーン(起重機船)が使用される。また、
ケーソンの据付など港湾工事用にも使用される。
浮さん橋
船客の乗降や貨物を荷役するため船舶をけい留
する施設の一種で、箱型の浮体を用いたさん橋で、
鋼製、鉄筋コンクリート製等がある。潮差の大きい
所に設けられる。
埋立法線
埋立地(陸地)と公有水面との境界線のことで、
埋立地の形状を表わす。この境界基準は干満の差の
ある海等については、春分、秋分の日の満潮位を標
準とする。
上屋
上屋は、海上輸送貨物の荷さばきや、中継作業
のためにこれを一時保管を行うための建物で、岸壁、
物揚場等の係留施設の近くに設置される。構造的に
は倉庫に類似しているが、荷さばきを本来の目的と
しており、保管を本来の目的とする倉庫とは機能的
に異なる。(公共上屋設置数:平成12年4月現在
17棟)
運河
水運のため、河川、湖沼、海岸などに人工的に
建設した水路をいう。四日市港の運河は、はしけを
主とした小型船の交通路及びそれらのけい留、荷役
の場及び台風時等の避難場所として機能している。
納屋、堅川、千歳、大井の川及び富洲原の5つの運
河がある。
運送人渡条件、フリーキャリア、FCA→イ
ンコタームズ
運送人渡条件、フリーキャリア、FCA,Fr
ee Carrier
1990年インコタームズの定型取引条件のう
資-10
運送サ-ビスの提供に対する対価を運賃といい、
海上運送サ-ビスに対するものを海上運賃という。
法的には運送契約は請負契約であるから運送の完
了をもってその報酬としての運賃が請求できる(民
法第622条)。運賃計算のための貨物の単位を運
賃建(freight basis)という。品目別・航路別等の
貨物運賃率を表にしたもので、運賃建のほか運賃に
関連した貨物取 扱規定ないし運賃条件が記載され
ており、これを運賃表(tariff)という。また、この
表に掲げた 運賃を表定賃率(tariff rate)という。
◎重量建運賃……重量トンで運賃計算の単位と
した運賃で、原則的には1容積トンの重量が 1重
量トンを越える貨物に適用される。
◎容積建運賃……1重量トンの容積が1容積ト
ンよりも大きい貨物は容積貨物(measurement c
argo)といい、原則として容積トンを単位として運
賃を計算する。
容積トンには40立方フィート(1.
133立方メートル)をもって1トンとするもの
と、1立方メートルを1トンとするものがある。定
期船の運賃表には「重量または容積建」(weight
or measurement basis; W/M)と記される貨物
が多い。
◎従価建運賃,ad valorem freight……商品の
価格を基準にして、それに一定率を乗 じたものを
運賃とする。高価品に適用される。
◎最低運賃, minimum freight……B/L1件
当りの最低運賃。貨物の重量容積が極めて小さく運
賃トンに達しない場合に適用される。コンテナ貨物
については同盟によってコンテナ1個当りの最低
量に見合う運賃が定められている。
◎ボックスレート……輸送対象品目に係わらず
コンテナ1本当り定まった運賃を課する運賃方式。
◎品目別ボックスレート、CBR、Commodit
y Box Rate海上運送貨物の運送コスト、運賃負担
力、荷姿、性状を勘案し、品目区分ごとに運賃率
ならびに運賃建を設定する。品目分類の多 寡は各
航路事情により異なるが、日欧間に18のクラスに
分けた20フィートコンテナ1本当り の運賃など
がある。40フィートコンテナの場合は運賃は2倍
になる。
◎品目無差別運賃、FAK,freight all kinds
rate貨物の種類、内容に関係なく、貨物重量ま た
は容積に応じて設定される運賃体系。コンテナ1個
当り、またはトレーラや貨車1台当りの 取扱量で
定められ、従来、鉄道および定期船の運賃で永く採
用されてきた貨物の運賃負担力に応じた負担力運
賃に対する方式。同盟船社の適用する CBRや、
mixedCBR に対して盟外船社は品目別差別運賃
を活用している。
◎通し運賃,through rate……複数の運送手段
により相次いで運送される貨物のために定めた全
区間単一の運賃
資料編
して効率的・集中的に取り扱う物流施設。国内航空
輸送と共に国際航空輸送に対する需要は年々増加
する傾向にあり、このため各地に航空貨物を施設が
整備されつつある。このような物流施設として原木
(千葉県)の東京エアカーゴ・シティ・ターミナル
(TACT)がある。
運賃込み条件,CFR→インコタームズ
運賃込条件、コストアンドフレイト、C&F,
Cost and Freight,CFR
売り手は付保の義務がなく、保険料が含まれな
い。運賃は売り手負担。→インコタームズ
エアフレートフォーワーダー→航空貨物運
送取扱人
運賃同盟(Freight onference)
海運同盟(Shipping onference)とも呼ばれ
る。
特定航路に定期船を配船する複数の海運会社が、
無用の競争を避け、加盟各社の利益の維持、増進を
図るとともに、他方、輸送能力の安定、サービスの
向上等を目的として、運賃や営業形態を相互に協定
する国内的あるいは国際的カルテルの一種である。
元来カルテルは競争制限により、独占ないし寡占を
目的とするものであるから、独占禁止法その他の制
限をうけることが通常であるが、運賃同盟について
は、Shippingct(米国)、海上運賃法(日本)等
にみられるように、独禁法の適用除外とされる場合
が多い。現在ほとんどの同盟は運賃への同盟タリフ
(賃率表)の適用を主な内容としている。一般に同
盟に加盟している船社を同盟船社、加盟していない
船社を盟外船社と呼ぶ。
エネルギー港湾
企業合理化促進法に基づき、企業者から申請さ
れた内地及び離島の重要港湾並びに北海道、奄美及
び沖縄の港湾における事業で、国と港湾管理者の協
調の整ったもので、かつ、次の各号のひとつに該当
しているものである。
1 大規模な石油精製工場の生産拡大に対応し
た水域、外かく施設の整備事業
2 エネルギーの多様化への対応及び安定供給
に必要とされる国家的要請に基づく石油備蓄、電力
立地等に対応した水域、外かく施設の整備事業
エプロン
岸壁、さん橋及び物揚場の上面をエプロンと言
い、本船荷役用、交通路用、荷さばき用などに使用
される。
運賃(マネー)プール協定
沿岸荷役事業
同盟あるいは協定参加メンバーがあらかじめ設
定した積み取りシェアに基づき、一定運賃をプール
しておき、一定期間後、参加メンバーに払い戻すシ
ステムをいう。
港湾荷役事業の一つで、港湾においてする船舶
若しくははしけより運送された貨物の上屋、その他
の荷さばき地への搬入、船舶若しくははしけにより
運送されるべき貨物の荷さばき地からの搬出、これ
らの貨物の荷さばき地における荷さばき若しくは
保管、又は本船が500総トン未満の小型船で岸壁
にけい留され、岸壁上のクレーンで貨物の取り卸し、
若しくは積込を行う行為は港湾運送事業法上、沿岸
荷役と定義されている。
運賃保険料込み条件,CIF→インコターム
ズ
運賃率表,tariff
品目別、線区や航路別等の貨物運賃率を表にし
たもので表定賃率(tariff rate)という。これには
運賃建のほか運賃に関連した貨物取扱い規程が掲
載され、こうした系統的な運賃体系に 基づき個々
の運賃額を計算する。代表的なものは鉄道運賃率と
海上運賃率で、鉄道駅は多いので各駅相互間に個別
の運賃を定める煩雑さ・不公平・不均衡を避けるた
め体系運賃を定める。船会社は共通の運賃表を決め、
政府の監督機関に届け一般にも公表する。
円弧すべり
粘性土からなる土の斜面や基礎の破壊時におい
て起こるすべりで、すべり面の形は、ほぼ円弧をな
しているもの。
オ
(財)オーストラリア記念館
エ
日本万国博覧会のオーストラリア記念館を四日
市港域に移転し、日本とオーストラリア両国の親善
を象徴する記念館として管理運営することにより、
県民の文化的向上に資するとともに、県内の産業の
振興に寄与することを目的に設立された財団法人
である。
(概要)設立 昭和46年3月17日
四日市市大字羽津甲5169番地
エアカーゴシティータ-ミナル,ACCT→
エアカーゴタ-ミナル
エアカーゴタ-ミナル,Air Cargo Terminal
航空貨物を通関、保管、荷役などの機能を一貫
資-11
資料編
1億2,800万円
(うち管理組合1億1,000万円)
主な施設
敷地
6,600㎡
円形ホール1,402㎡
展示室
127㎡
オーナー(船主)に対する語で自分では船舶を
所有せずオーナーから船舶を賃借し、直接これを運
航する海運業者をいう。広義には自社の船舶である
と他の雇用船であるとを問わず、自分の計算と危険
負担でこれを運航する海運業者をいう。
大型タンカ-→タンカー
オーナー
大阪エアカーゴタ-ミナル→エアーカーゴ
船主、つまり船舶を所有する者をいう。船舶を
所有するが、その船舶を運航せずこれを傭船契約に
よってオペレーター(運航業者)に賃貸し、賃貸料
や傭船料をかせぐ純船主をさす。我が国における中
核的な船会社は船舶を所有するオーナーであると
同時に船舶を運航するオペレーターでもある。
ターミナル
大潮
新月(朔)または満月(満)の2、3日後に起
こる干満の差が最も大きい潮汐をいう。
オーバーディメンションコンテナ→コンテ
沖取り
ナ
沖に碇泊している本船から積荷をはしけに卸し、
これを岸壁に運ぶはしけ荷役の一つ。輸入貨物の直
取りのことをいう。
オープントップコンテナ→コンテナ
オープンレート,open rate
沖荷役
自由運賃制のことで、運賃率を運送人と荷主と
の間で自由に取り決める。不定期の場合が多いが、
定期船同盟でも特定貨物にこの制度を採用するこ
とがある。
「沖」とは一般に用いられる「港外」を意味す
るものでなく、港内でさん橋及び係船岸壁に接岸せ
ず、泊地や係船浮標等に碇、けい留する本船に「は
しけ」から貨物の積卸しを行い、はしけ取りをする
ことをいう。
オイルフェンス
沖待ち
海洋汚染防止用具の一つでオイルフェンスは和
製英語でオイルブームが英語名である。浮体の下に
幕を下げたものでこれを流出油のまわりに張りめ
ぐらせ流出油の拡散防止及び回収の用に供するも
のである。
一般に風速10~15m、波高1~3m、流速
0.5~1.0ノットまで有効とされている。四日
市港管理組合では、第三埠頭・石炭埠頭・旧港・富
双埠頭に配備している。(総延長3,100m)
船混みその他の事情から入港船が港内のけい留
施設にけい留できない場合、港外に碇泊して入港機
会を待つことをいう。
乙仲(Shippingbroker)又は海貨業
旧海運組合法(1939年制定、1947年廃
止)による乙種海運仲立業者の略称であって、古く
から回漕店として荷主と密接なつながりを持ち、船
会社に集荷を提供して手数料を受け取る。また、船
積一切の手続(船腹予約、搬入、検量、艀手配、通
関手続等)ならびに艀による回漕、本船船側積みを
行って船会社より船荷証券を受取り、これを荷主に
手渡すなどの船積代理行為を業とするものである。
(業務の範囲などはその業者の規模により異な
る。)
これに対し甲仲は甲種海運仲立業者の略称であ
って、主として不定期船による大口貨物の用途運送
の際の船腹を仲介するものである。
オフドック(Off ock)
岸壁、港頭地区(Dock)から離れていることを
意味し、港湾用語としては、オフドックCYがよく
使われる。因みに、オフドックCYとは、コンテナ
バース背後地(港頭地区)が手狭な場合、港頭ター
ミナルから離れた地点にCYを設けたものをいう
が、コンテナ船の寄港しないフィーダーポートのC
Yはこの条件に近く、あるいは等しい(係留施設か
ら離れていることが多く、例え隣接していても船が
寄港しない)ことから、係留施設に隣接している場
合も、このように呼ばれることがある。オフドック
CYは、機能的にはインランドデポ(Inland epot)
と似ているが、現在日本関係の運賃同盟は、船社の
インランドデポの設置を認めていないので、前述の
とおり港頭地区が手狭なため、認め得るものに限ら
れるといえる。
カ
カーゴレディ
船積すべき貨物の船積準備が完了し、税関の輸
出許可書も揃っていつでも船積できる状態となっ
た場合を指していう。
オペレーター(Operator)
資-12
資料編
協定(TSA)、太平洋航路協議協定(TPDA)は著名な
ものである。ANERA(Asia North America
East-bound Rate Agreement)は、東南アジ
ア・極東~北米運賃協定で、管轄主要国はNIE
S4カ国及び中国、タイ、
マレーシア、
フィリピン、
インドネシアなどである。TSA(Transpacific
Stabilization Agreement)は、太平洋航路安定化
協会で、太平洋航路協議協定(TPDA)メ ンバ
ー13社によって締結されている航路安定化のた
めの協定である。具体的には投入船 腹の一部凍結
や、運賃修復などについて協定している。JAG(J
apan-Atlantic and Gulf Freight Conferenc
e)は、日本~北米大西洋岸・ガルフ同盟、TPFC
(Trans Paciffic Freight Conference)は、日本
~北米太平洋岸同盟、TWRA
カーバルク船→バルクキャリア
カナダランドブリッジ→ランドブリッジ
カボタージュ,cabotage
外国業者、つまり非居住者による国内輸送。欧
州運輸大臣会議(ECMT)によればEC域内 の
トラック輸送に関連して90年7月から試験的に
限定免許制が実施されつつあり、自由化ス ケジュ
-ルを決定している。
貨物専用機、ジャンボフレータ,jumbo-frei
ghter
単に, フレイター(freighter)とも言うが、195
9~60年にかけてジェット貨物機の登場により
自 動車や電子計算機本体などの大形貨物の輸送が
可能となり、同時に運航費低減にもなったため航空
貨物輸送は画期的な発展を遂げた。貨物の自動搬入
システムを内蔵し100トンを 超える搭載能力を
持つボーイング747Fを初め、DC10、L10
11の広胴大形機が世界各路 線に就航している。
海外産直
国際産直とも言い、国際宅配便事業者と流通業
者が個人輸入の手続きを代行し、海外の商品を国際
宅配便によって直接に消費者に配送するものであ
る。わが国では、1987年に日本通運と西武百貨
店が共同で開始したのを皮切りに各地の百貨店に
カタログコーナーが設置されるなど発展をみた。
貨物通関処理システム,Cargo Clearance Sy
海岸環境整備事業
stem,CCS→NACCS
海岸の環境整備を行い、その利用の増進を図る
事業であり、昭和48年度に国庫補助事業としての
実施要綱が定められた。
海運コンソーシアム,consortium→コンソー
シアム
海岸管理者
海運同盟,shipping conference
同盟(Conference)は、海運界の過当競争を回避
し安定したサービスを提供する目的で、ある 定期
航路に配船する複数の船社が運賃ならびに運送サ
ービスについて協定した国際的なカ ルテルである。
運賃についての協定が最も重要であることから運
賃同盟、フレートコンファレンス(freight confer
ence)ともいう。加盟を希望する船会社には無条件
で加入を認めるopen conference(米国式)と一
定条件のもとでのみ加入を認めるclosed confer
ence(英国式)とがある。同一航路に運航する複
数の定期船業者が運賃、寄港地、船腹量等を協定す
る一方、同盟との契約荷主に対しては運賃を安くす
る代わりに同盟外の船には積まないとする契約制
を採る。これを契約制運賃同盟という。なお、盟外
は同盟に所属せずに独自の運賃で定期サービスを
行うキャリアで、インデペンデント、アウトサイダ
ーなどどとも呼ぶ。協定(Agreement) は、同盟と
同じく運賃、サービス等について複数の船社が結ぶ
カルテルであるが、同盟に比べてカルテル支配力は
弱いとされる。両者を明確に区別する規定はないが、
運賃(マネー)プール協定は、同盟あるいは協定参
加メンバーがあらかじめ設定した積み取りシェア
に基き、一定運賃をプールしておき、一定期間後、
参加メンバーに払い戻すシステムを採る。
主要 航路には、ほとんど同盟があり、極東/北
米往航運賃協定(ANERA)、太平洋航路秩序安定
海岸管理者とは、海岸法に基づき、海岸保全区
域の管理を行う国の機関であり、①海岸保全施設の
新設改良、②海岸保全施設の維持管理、③海岸保全
区域の行為規制、④海岸管理者以外の者が管理する
海岸保全施設に関する監督処分、の各事務を執行す
る。
なお、海岸管理者は、一般的には都道府県知事
であるが、海岸保全区域と港湾区域若しくは港湾隣
接地域、又は漁港区域とが重複して存在するときは、
その重複する部分については、当該港湾管理者の長
(又は当該漁港の漁港管理者である地方公共団体
の長)がその管理を行うものとされている。
海岸整備5箇年計画
長期計画のうち緊急性の高い事業より5箇年の
事業量を考慮して策定するもので、高潮対策、浸食
対策、海岸環境整備その他の事業があり、昭和46
年の第1次5箇年計画(S46~S50)から始ま
り、平成8年度より第6次7箇年計画(H8~H1
4)中である。(通常、5箇年として策定し進めら
れるが、第6次は期間を2年延長して7箇年として
いる。)
海岸法
資-13
津波、高潮、波浪その他海水又は地盤の変動に
資料編
よる被害から海岸を防護するとともに、海岸環境の
整備と保全及び公衆の海岸の適正な利用を図り、も
って国土の保全に資することを目的とし、昭和31
年に施行され、平成11年に改正された。
海岸保全区域の指定、海岸保全区域の管理、海
岸保全施設の築造基準、並びに海岸保全施設の新設
改良、維持管理に関する費用負担区分等を定めてい
るとともに、平成11年の改正において、国が全国
的な観点から、「海岸保全基本方針」を定め、都道
府県知事が「海岸保全基本計画」を作成するとした
計画制度改正や、従来の海岸保全区域の管理に加え
て、海岸保全区域以外の国有海浜地を一般公共海岸
区域として管理する制度、また環境・利用のための
管理制度として、海岸において「みだり」に行う行
為の規制、放置船撤去等のための「簡易代執行制度」
、
海岸を汚損した場合等の原因者負担制度等が創設
された。
定時性、安全性、効率性を確保した海上物流ネット
ワーク。
海上運送事業,shipping business
船舶による輸送のうち、航行通路が海洋の場合
に海上運送といい、略して海運という。海運は一般
に、定期船(ライナー,liner)による輸送と、不
定期船(トランパー,tramp)による輸送との二種
類に大別される。定期船輸送は航路、寄港地、発着
日時、投入船舶、隻数 が一定しており、積み荷は
雑貨が主体である。不定期船輸送は運航期日、航路
が一定しておらず、貨物の動きに応じて最も有利な
条件のところへ配船、運航されており、積み荷は鉄
鉱等の鉱石類や石炭、穀類、木材など大量で低価格
の貨物が多い。内航海運は、国内沿岸における貨物
の海上運送を担い、わが国の国内貨物輸送の45%
を占めている。海上運送事業は海上運送法により、
また内航海運は内航海運業法により、それぞれ規制
されている。国内フェリ-輸送は法制上、内航海運
に区分されないが、わが国の雑貨輸送では不可欠な
輸送機関となっている。
海岸保全区域
高潮等による被害から海岸を防護するという海
岸法の目的を達成するため、都道府県知事が指定す
る海岸の一定区域で、海岸法が適用される範囲を示
すものである。指定は、陸地においては満潮時(指
定の日の属する年の春分の日における満潮時をい
う。)の水際線からそれぞれ50mまでの範囲で定
めるのを原則とする。四日市港の海岸保全区域は昭
和58年9月6日三重県告示第480号で指定さ
れている。
海里(マイル)
海上の距離を表す単位で、1海里はその地の緯
度1分の長さである。国際海里はメートル法の1海
里1,852メートルを採用している。
海陸一貫輸送、ランドブリッジ→ランドブリ
海岸保全施設
ッジ
海岸保全区域内にある、堤防、突堤、護岸、胸
壁その他、海水の侵入又は海水による浸食を防止す
るための施設をいい、当該施設の設置者、管理者又
は所有者の如何を問わない。海岸法においては、海
岸を管理する責任を有するものが管理する海岸保
全施設については、特に「海岸管理者が管理する海
岸保全施設」と規定し、一般の海岸保全施設と区分
している。
かけこみ
かけ込み船積の意味。本船が積荷役作業を打切
ろうとするところへ貨物をトラックに積んでエプ
ロンへ駆け込み船積みすることをいう。
貸切飛行便,チャーター便,charter flight
航空機などをチャーターすること。航空機の場
合は、定期便のうち1便をそっくりチャーター す
る blocked off charter と、臨時便1機をチャ
ーターする independent charter があり、旅
客用と貨物用に大別される。
開港
外国貿易のために開放された港として「関税法」
の規定により指定された港をいう。現在、全国の港
湾のうち119港が指定されている。開港は専ら外
国貿易に使用されることを前提としているが、内国
貿易のために利用されることを妨げるものではな
い。開港の指定を受けた港以外の港を「不開港」と
いう。
四日市港は、1899年8月4日(明治32年)
開港場に指定された。
可動橋(ランプウェイ)
カーフェリー等ロールオンロールオフ船の船首
尾または船側から、その開口を利用して、自動車等
の乗降を行う場合に利用される岸壁に設置された
橋で、一端は船舶の喫水及び潮位に追従するように
なっている。
海上ハイウェイネットワーク
海のITS、港湾荷役の効率化・サービス向上
等のソフト面の施策と湾内航行のボトルネックの
解消(安全性の確保)のための国際基幹航路整備や
効率的なコンテナターミナルの整備等のハード面
の施策とを組み合わせることにより、速達性や高い
環境影響評価(環境アセスメント)
事業(特定の目的のために行われる一連の土地
の形状の変更(これと併せて行うしゅんせつを含
む。
)並びに工作物の新設及び増改築をいう。
)の実
施が環境に及ぼす影響(当該事業の実施後の土地又
資-14
資料編
は工作物において行われることが予定される事業
活動その他の人の活動が当該事業の目的に含まれ
る場合には、これらの活動に伴って生ずる影響を含
む。
)について環境の構成要素に係る項目ごとに調
査、予測及び評価を行うとともに、これらを行う過
程においてその事業に係る環境の保全のための措
置を検討し、この措置が講じられた場合における環
境影響を総合的に評価することです。
「環境影響評価法」や「三重県環境影響評価条
例」は、この環境影響評価や手続を法制化したもの
です。
港湾では、港湾計画策定や公有水面埋立申請時
などに環境影響評価(環境アセスメント)を実施し
ています。
であるビスフェノールA、塩化ビニル樹脂の可塑剤
に用いられているフタル酸エステルといった現在
も広く使われているものも含まれています。
環境ホルモンについては、現在国県等が調査し
ているところであり、ダイオキシン類を除いては規
制されていません。ダイオキシン類については、ダ
イオキシン類対策特別措置法(平成 11 年法律第 1
05 号)に基づき環境基準(水質1pg-TEQ/l)が
定められております。
関税
関税領域に出入する貨物に対して賦課する租税
をいい、わが国にあっては輸入貨物のみをその対象
とする。関税は国内産業の保護若しくは財政収入の
確保又はその両者をあわせて目的とするものであ
って、租税としての性格は消費税である。(関税法
昭和29年施行)
課 税 物 件
輸入貨物
課 税 標 準
価額又は数量
納税義務者
輸入申告した者
環境基準
環境基本法に基づき、政府が、大気の汚染、水
質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件
について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活
環境を保全する上で維持されることが望ましい基
準として定めています。
したがって、政府は、公害の防止に関する施策
を総合的かつ有効適切に講じることにより、環境基
準が確保されるように努めなければならないとさ
れています。
水質汚濁に係る環境基準のうち、海域における
生活環境の保全に関する基準は、水域を区切って、
A、B、Cの三つの類型が設けられています。本港
港湾区域内は、陸地から沖合いに向かってC、B、
A類型に区分され、代表的な有機汚濁指標であるC
ODの環境基準は、それぞれ8、3、2mg/l以下
となっています。
鑑定事業
船積貨物の積付や損害に関する証明・調査・鑑
定をする事業をいい、これに従事する鑑定人を特に
海事鑑定人(Marine Surveyor)という。(港湾
運送事業法第3条6号、第2条第1項第7号)
ガット船
海底の砂を掘り取る回転式のバケットクレーン
を装備した砂利採取運搬船をいう。最近は、海底の
砂利採取ができにくくなったことから、ガット船に
よる砂利及び土砂等の運搬に供する例が多くなっ
ている。
環境整備事業基金
港の環境施設の維持管理及び整備を目的として
設置された基金であり、処分については、目的のた
めに管理者が特に必要と認めた場合のみに限られ
ている。
外かく施設
港湾区域内の水面の静穏確保及び水深を維持し、
港内施設及び背後地を波浪、高潮から防護するため
の施設。防波堤、防潮堤、水門、護岸、堤防、防潮
壁等がこれにあたる。
環境ホルモン
生体の成長、生殖や行動に関するホルモンの作
用を阻害する性質を持っている化学物質のことで、
正確には「内分泌撹乱化学物質(Endocrine Disr
uptinng Chemicals あるいはEndocrine Disru
ptors)」と呼ばれています。
内分泌系は、ホルモンとそれを分泌する内分泌
腺からなっていますが、どのようなホルモンでも、
その過剰や不足により病的症状を引き起こします。
内分泌撹乱化学物質は、生体内でホルモンのような
ふるまいをして本当のホルモンの働きを撹乱した
り、ホルモンの働きを邪魔したりして、生体の生殖
や発育という基本的機能に障害を与えます。
現在、内分泌撹乱化学物質として 70 種類に及
ぶ物質が疑われていますが、これらの中には、ポリ
塩化ビフェニール(PCB)やDDT、ダイオキシ
ン類のほか、界面活性剤の成分であるノニルフェノ
ール、ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料
外国貨物
資-15
「外国貨物」と言う観念は、関税法特有のもの
であって、同法は、これを定義して、「外国貨物と
は、輸出の許可を受けた貨物及び外国から本邦に到
着した貨物(外国の船舶により公海で採捕された水
産物を含む。)で、輸入が許可される前のものをい
う。」としている。(関税法第2条第3号)
「輸出の許可を受けた貨物」は、その許可が取
り消されるか、輸入の許可がない限り、国内に引き
取られてはならないので、税関の特別の監督下にお
く必要から外国貨物とされている。
また、「外国から本邦に到着した貨物」は、本
来的に関税管理の対象となるべきものであり、「外
国の船舶より公海で採捕された水産物」は、それに
加工し、又はそれを原料として製造した製品を含め
資料編
て、経済的態様が、外国産品と何ら異ならないので、
これを外国貨物として取扱うものとされている。な
お、「外国から本邦に到着した貨物」には、当然の
ことながら、本邦で生産されて、いったん外国に送
付されたのち、再び外国から本邦に送付された貨物
も含まれることとなる。
強制水先区
水先法施行令によって指定された区域において
は、一定限以上の船舶を運航するときは、原則とし
て水先人(パイロット)を乗り込ませなければなら
ない。このような水先の形態を強制水先と称し、そ
の区域を強制水先区という。
四日市港においては昭和58年7月1日より伊
勢湾全域が強制水先区になり、総トン数10,00
0トン以上の船舶はすべてパイロットの乗船が義
務づけられている。
ガントリークレーン
橋型クレーンのことで橋型桁と一定の間隔を置
いて設けた2本の走行脚でささえ、脚下部には軌条
上を走行する車輪又は舗道上を走行するタイヤを
有し、橋型桁を脚の外側まで張り出すことによりト
ロリーが軌道の外側まで移動することができるの
で作業範囲が広くなる(トロリーを横行させて荷役
を行う)クレーンをいう。ヤード内でコンテナを専
門に取扱うものにトランスティナー、コンテナクレ
ーンがある。
協同一貫輸送
異種輸送機関(例えば、鉄道、トラック、船舶、
航空機等の輸送機関)が有機的に結合した輸送方法
をいい、輸送の合理化、効率化を図るものとされる。
コンテナ輸送、長距離フェリー輸送、JRのフ
レートライナーなどがこれである。国際間の輸送で
は、国際複合一貫輸送と呼ばれる輸送サービスがあ
り、国際海上コンテナによる協同一貫輸送が主体で
ある。
岸壁
船舶が離着岸し、貨物の積卸し、船客の乗降を
するため、水際線にほぼ鉛直の壁をそなえた構造物
で水深の比較的大なるもの(-4.5m以上)をい
う。岸壁は、港湾施設の中で最も重要な基本的施設
の一つで、その種類は、港湾法第2条に定められて
いる。けい船浮標等を含めたけい留施設の利用は原
則として先着順(先船優先、ETA・ETDの項参
照)に許可している。
共同デポ
スーパー中枢港湾を構成する港湾間の連携を促
進するため、港湾間の横持ち輸送の効率化に資する
コンテナの蔵置・保管等の場として、複数の事業者
が共同で利用する施設。
共同デポにおいて複数のコンテナターミナルか
ら昼夜を問わずコンテナを搬入し、帰り荷を探すコ
ンテナトレーラーとの配車とマッチングさせるこ
とにより、片荷輸送の解消を図ることが期待できる
ほか、道路交通量の少ない夜間にコンテナトレーラ
ーがラウンド輸送サービスを行うことで、昼間の道
路渋滞やゲートの混雑緩和、環境負荷の低減等を期
待できる。
キ
球状船首(Bulbous ow)
船首水線下に太い球状のふくらみをつけて、こ
の部分の造波と他の船体部の造波傾向が互いに打
ち消しあう配置にすることによって、造波抵抗を減
らすのが目的でつけた船首の型。この装置は、大型
高速船に対してきわめて有効である。
また、大型巨大船においては低速であっても、
球状船首を付けることによって船首部の水流を整
えて形状抵抗を減らすことができる。
胸壁(パラペット)
波浪飛沫を防ぎ又は危険防止等の目的をもって
護岸、
堤防あるいは防波堤の上部に設ける壁、
なお、
胸壁を含む構造物全体をさすこともある。
喫水(ドラフト)
九大港
わが国の特定重要港湾23港のうち東京、横浜、
川崎、名古屋、大阪、神戸、下関、北九州の各港(六
大港)及び博多港を除く、苫小牧、室蘭、仙台塩釜、
千葉、新潟、伏木富山、清水、堺泉北、姫路、和歌
山下津、水島、広島、徳山下松、四日市の14港に
より組織されている。
「九大港」という名称は、昭和48年加入9港
により発足したためであり、その後5港が新たに加
入したものである。加入港における港湾の開発、利
用、管理及び環境整備等の問題に関し相互に連絡、
協議等を行うことにより、港湾行政の円滑化に資す
ることを目的として、九大港湾管理者港湾運営協議
会が設置されている。
水上に浮かんでいる船の船底から水線までの垂
直距離のことで、メートル又はフィートで、船首部、
中央部、船尾部に表示されている喫水標から読み取
る。
機械式アンローダー
資-16
船から穀物等のばら物を陸揚げする荷役機械で、
機械中央部から先端まで設置されているバケット
付きベルトコンベアにより、連続荷役を行う。従来
のニューマチックアンローダーに比べて荷役能力
も大きく、同能力のものを比較した場合消費電力も
小さい。また搬送中、荷役機械内部との接触による
貨物の損傷も少ないことが特徴である。
資料編
種区画漁業(貝類養殖業)がある。四日市港では、
のり養殖業(第1種区画漁業)が許可されている。
起債事業
上屋、荷役機械、引船、埠頭用地、貯木場等港
湾機能施設の整備や工場用地、都市再開発用地等の
造成は、港湾管理者が起債事業で実施しており、港
湾整備促進法により資金が円滑に調達できるよう
になっている。また、事業活動に供する施設整備や
用地造成は起債事業によらず所定の手続きを経て
事業者自ら実施することができる。なお、港湾関係
起債事業として国に起債の許可を受ける場合は、当
然のことながら港湾計画との整合性、公有水面埋立
免許の取得、採算性など諸条件が整っていなければ
ならない。
倉主責任
港湾施設の建設若しくは管理を行う特定の法人
が所有する指定保税地域及び保税上屋、保税倉庫、
保税工場、保税展示場にある外国貨物が、亡失また
は滅却された場合には、保税上屋等の許可を受けた
者(特定の法人から岸壁等の貸付を受けた者を含む。
以下同じ。)から直ちに、その関税が徴収される。
このような場合における保税上屋等の許可を受け
た者の関税負担の責任を「倉主責任」
と呼んでいる。
クロスドック機能
ギャング
大型車で入庫した荷物を在庫することなく配送
センター内で仕分し、小型車に積み替えて配送する
方式。代表的な通過型センター。クロスドックとは
ドックを横切って荷物をクロスさせる意味のこと。
船内荷役労働者の最少の作業班をいう。通常船
内荷役では、貨物によって異なるが8~22名の構
成人員である。コンテナ船の場合には、1ギャング
10名~12名程度となっている。
グラブ浚渫船
ギャングウェイ(舷門)
グラブバケットをつり下げ、海底の土砂をつか
んで泥艙または舷側の土運船に投棄する船。
船舶の舷門で船客又は船員等乗下船するための
出入口のことをいい、ここに設置されている舷側は
しごをギャングウェイラダーという。
グリーン物流
漁業権
運輸部門におけるCO2 排出量は地球温暖化対
策推進大綱に定められた目標値を大きく上回って
いる状況にあり、実効ある温暖化対策が急務となっ
ている。物流分野については、これまで、低公害車
の開発普及や鉄道・海運の利便性向上といった輸送
モード別の対策に加え、モーダルシフトやトラック
輸送の共同化・大型化による積載効率向上など物流
システムの改善に向けた取り組みを行う。
特定の水産動植物を特定の場所、特定の時期に
採捕又は養殖することができる漁業生産の権利で
あり、水面に対する支配権ではないが、水面からの
生産即ち、水面の用益を内容とし排他性を持ってい
る権利である。共同漁業権と区画漁業権(一定の区
域内において養殖業を営む権利)が主なものである。
このほか、漁業種類、漁期等を制限する許可漁業も
あるが、権利とはなっていない。
ケ
ク
ケーソン
クイックデスパッチ
主として鉄筋コンクリートで造った箱状又は円
筒状の構造物で、あらかじめ地上で製作した後、付
加加重、掘削により、水中または土中に沈下させて
設置する本体又は基礎構造物、ニューマチックケー
ソン、井筒、函塊の三種類に分類される。
霞ケ浦北ふ頭の護岸築造では、鋼材と鉄筋コン
クリートを強固に一体化したハイブリッドケーソ
ン(函塊)を使用している。
港内での停泊時間の短縮を目的とする船舶の
「速発」を意味する。これは、海運業、倉庫業、港
運業等、港湾関連企業が協同して荷役所要時間を合
理的に引き下げることにより、港湾を経由する貨物
移動を活発にすることを主眼としたものであって、
港湾企業における世界共通のモットーとなってい
る。
クリーンタンカ-→タンカー
けい船立合い
船舶とけい留施設の安全をはかりながら、入港
船舶を正しい位置に着岸させるため、係員が現地で
立合い業務に従事することをいう。
区画漁業権
区画漁業権とは、養殖業を営む権利をいう。(漁
業法第6条)この漁業権には、第1種区画漁業(ひ
び建養殖業、かき養殖業、真珠養殖業、真珠母貝養
殖業、そう類養殖業及び小割養殖業)、第2種区画
漁業(魚類養殖業及びえび類養殖業)、並びに第3
けい船浮標(ブイ)
港の中の水面をできるだけうまく利用するため
資-17
資料編
につくられた、船をけい留するための施設である。
けい船浮標は一般に円形をし、海底と鎖によってつ
ながれ海面に浮いている。
コーロード(Co-Load)
混載貨物をコンテナ1本単位にまとめるため、
2社以上の輸送業者が協力することをいう。
けい留施設
20フィートコンテナ換算→TEU
船舶をつなぐ施設。種類は岸壁、物揚場、けい
船浮標、けい船くい、さん橋、浮さん橋及び船揚場
がある。
40フィートコンテナ換算,→FEU,TE
U
検疫、動植物検疫
コンソーシアム,consortium
重要な病害虫が分布する地域からの植物、果実
類、さらに土壌や土の付着する植物も輸入禁止の措
置が採られている。制度の基盤は植物防疫法であっ
て、この検査を植物防疫所が行っている。輸入動物
および畜産物等による家畜の疫病の国内侵入を防
止すると同時に、外国にこれらの疫病の伝ぱんを防
止している。家畜伝染病予防法が制定され、農林水
産省所管の動物検疫所がこのための動物検疫を行
う。
元来は外国の財政援助あるいは産業支配などの
ために結成された国際的大資本合同を指す。特に海
運におけるものを海運コンソーシアムと言い、コン
テナ輸送に関連して莫大な投資を必要とする共同
目的を遂行するための企業連合体の例はACT(1
965)以来、OCL、AECSなどがある。単に
協調配船体制を指してコンソーシアムという場合
もある。コンテナ船企業が資金調達を容易にする手
段としても活用する共同運航組織。これには、スペ
ース・チャーターから数社が統合合併した強固なコ
ンソーシアムまで多様な形態がある。前者はコンソ
ーシアム・メンバー企業間の独立性が最も高く、後
者のケースはアメリカの独禁法では禁止されてい
る。なお、コンテナ船企業のコンソーシアムは、ア
メリカ船社に対して認められている異業種複合企
業(コングロマリット;conglomerate)と対比さ
れる。
検数事業
貨物の検数を業とするものである。検数は常に
受側と渡側と双方によって行われなければ意味が
なく、双方の検数により貨物の受渡しが行われ、そ
の数量の計算または受渡しの証明を行う事業をい
い、この検数に従事するものを検数人(tallyman)
という。公正で責任重大なものである。港湾運送業
法により検数人は海運局に登録することを要する。
(港湾運送事業法第3条第5号、第2条第1項第6
号)
コンテナ、Container、国際貨物コンテナ,F
reight Container
検量事業
コンテナとは「容器」という意味で、ユニット
ロードで標準化された形態で輸送を行う容器の総
称である。貨物ユニット化を目的とする輸送用容器
で、異なった種類の輸送機関に対する適合性に重点
をおいて決定された容積を有し、用途に応じた強度
を備え、反復使用に耐えるもので、その構成材質は
鉄枠合板製・鉄製・アルミ製・ERP等々があるが、
鉄枠合板製コンテナは次第に使われなくなってい
る。輸送容器を利用した輸送方式である複合一貫輸
送をコンテナリゼーションという。コンテナ輸送の
特色は、①貨物のユニット化を目的とする輸送容器
であること、②積み替えが容易に行える構造を持っ
ていること、③船舶、鉄道、自動車など複数の輸送
手段により、途中貨物の積み替えなしに輸送できる
ように設計され各種の輸送機関に適合する規格、寸
法を持っていること④耐久性と反復使用に適する
十分な強度を持ち、反復使用に堪えられること。
貨物の受渡しは、その個数で行う場合と、重・
容量による場合がある。
船積貨物の容積または重量の計算を行い、これ
を証明する事業をいい、この検量に従事する者を検
量人(sworn measurer)という。日本海事検定
協会、検定新日本社などは検量業務を兼ねている。
(港湾運送事業法第3条第7号、第2条第1項第8
号)
現地調達率,local contents ,ローカルコ
ンテンツ
欧米における日本企業の現地生産拠点づくりが
進み、進出先における現地工場での部品の現地での
供給量が高くなり、その分わが国からの部品輸出は
減った。特に1993年初めのEC市場統合への対
応を図るため日本の自動車や家電などの企業が多
く欧州に進出してきたが、EC諸国はこれらの現地
組立工場における部品の現地調達の向上を強く求
めている。
コンテナオペレータ(Containe perator)
コンテナを使用して貨物運送を行う者で、狭義
には、コンテナ船舶運航業者を指し、広義には、単
にコンテナによる貨物の運送を引き受け、運送人を
下請けとして利用する契約運送人をいう。
コ
資-18
資料編
行きとも300~350㍍を有する大型の外貿コ
ンテナターミナルを整備する必要に迫られている。
コンテナ船による定期航路では揚げ地のコンテ
ナタ-ミナルにおいてCFSやCYからコンテナ
を引き取る際、保管料(デマレ ージ、Demurrag
e)の支払いを免除される猶予期間、即ちフリータ
イム(Free Time)がある。この期間を過ぎると保管
料が課せられる。コンテナヤード(CY,Contai
ner Yard)は、船会社によって指定されたコンテ
ナターミナルの施設の一部で、船会社がコンテナを
集積、保管、蔵置し、しかも輸出入実入りコンテナ
の受け渡しが行われる場所をいう。CL貨物の受渡
しはCYで行われるが、CYの大部分を占めるのは
マーシャリングヤードであって、コンテナ船に直接
揚げ積みするコンテナを整列させておく広大なス
ペースで、エプロンと隣接して配置されることが多
い。
コンテナオンフラットカーCOFC(Contai
ner On Flat Car)
鉄道台車にコンテナを積んで内陸に輸送するサ
ービス形態。フラットカー(Flatcar)コンテナ貨物
輸送に供される鉄道台車の一種。ユニット・トレー
ン列車1編成すべての貨車に単一の貨物を積んで
輸送する方式。ブロック・トレーン(Block Train)
ユニットトレーン方式に対して異なった貨物を積
んだ貨車を編成して輸送する方式をと称する。
コンテナクレーン
コンテナ荷役用の特別のクレーンで船側エプロ
ン上に敷設されたレール上を走行し、張り出された
ブームに沿ってトローリーが横行し、コンテナをス
プレッダー(コンテナ用吊具)
でつかみ、巻き上げ、
巻き下げて荷役を行う機械である。
コンテナフレートステーション,CFS,co
コンテナ船
ntainer freight station
貨物をコンテナに納めて輸送する船舶で、在来
型の貨物船が多種多様の貨物を集荷して港で船倉
に納めるため、積荷に長い時間がかかる欠点を予め
コンテナに貨物をつめることで解消しようとする
もので、その運航効率をあげるため、船型の大型化
と共に速度が高速化してきた。
四日市港への入港は昭和44年8月28日にオ
ーストラリア・ナショナルライン所属「オーストラ
リアン・エンタープライズ号(RO/RO型、16,
580総トン)」が、第3埠頭に建設された暫定コ
ンテナ基地に入港したのが最初である。
小口貨物の集積、保管、蔵置する輸出入貨物の
荷捌き場所で、コンテナの詰込み、取出しを容易に
するために一般的には高床式の倉庫が多い。オフド
ックCFS(off dock CFS) は、港頭地域から離
れた位置に設置される"内陸港"のことで、貨物の集
配機能を有し、通関なども同時に行われるのが通例
である。
コンテナヤード,CY,Container Yard→コ
ンテナタ-ミナル
コンテナロードプラン→コンテナ内積付表
コンテナターミナル,container terminal
海上コンテナ輸送のための中核的港湾施設で、
トレーラで陸送されてきたコンテナを船積みし、あ
るいは船から卸されたコンテナをトレーラに載せ
て陸走にかける。ターミナルは、本船が着岸する岸
壁、エプロン、コンテナ・クレーン、マーシャリン
グ・ヤード、コンテナ・フレート・ステーション、
修理工場、計量施設、照明施設、冷凍コンテナ用電
源施設、コントロール・タワー、ゲート、事務所な
どからなる。国際化以上輸送におけるコンテナ化は
著しく、定期コンテナ船のわが国の寄港数も198
0年の12港から、87年8月には19港に達して
いる。今後さらに水深13~15㍍幅・奥行きとも
300~350㍍を有する大型の外貿コンテナタ
ーミナルを整備し、全国に配備する必要に迫られて
いる。コンテナヤード,CY,Container Yard
船会社によって指定されたコンテナターミナルの
施設の一部で、船会社がコンテナを集積、保管、輸
出入実入りコンテナの受け渡しが行われる場所。海
上コンテナ輸送の中継のための港湾施設で、トレー
ラで陸送されてきたコンテナを船積みし、あるいは
船から降ろされたコンテナをトレーラに搭載し端
末輸送を行う。国際定期コンテナ船のわが国の寄港
数も1980年の12港から、現在では19?港に
及ぶ。今後3000~4000個積みコンテナ船時
代に備えて水深13~15㍍、タ-ミナルの幅・奥
コンテナリゼーション
貨物を一定規格の輸送容器(コンテナ)に詰め、
コンテナ単位のユニットにし、荷役時間の短縮、荷
いたみの防止をはかる複合一貫輸送方式。すなわち
輸送をコンテナ方式化すること。
コンテナ貨物,containerized cargo
定期船対象貨物を、コンテナを利用するコンテ
ナ貨物と、利用しない非コンテナ貨物に区別する場
合の用語。後者はルース貨物(Loose Cargo)とも
いい、コンテナ詰めされていない状態の貨物である。
輸送貨物のコンテナ化が極めて進展した現状では
この区別も重要でなくなった。コンテナ貨物を受け
渡し形態から分類すれば、荷主/船会社間の積地/
揚地における貨物の受渡し方法に応じてCY/C
Y,CFS/CFS,CY/CFS,CFS/CY
の4形態となる。いずれにせよ、船積み前に荷主か
ら船会社に対して明確な指示・依頼が行われる。
コンテナ詰め作業,バンニング,vanning, s
tuffing
資-19
コンテナ内に貨物を詰め込む作業といい、コン
資料編
テナから貨物を取り出す作業をデバンニングとい
う。この巧拙は貨物の損傷のみならずコンテナへの
貨物の収納効率にも関係する。一般に貨物の種類、
形状、寸法、重量に適合したコンテナのサイズや種
別を選ぶこと、貨物の知識、その積み付け技術が肝
要である。荷主またはその代理人が直接行う場合と
コンテナヤードなどで船会社の委託を受けた港湾
運送業者が行う場合がある。この時、貨物の数量お
よび形態などを確認するバニング・リポートが作成
される。
制定し、その後世界のおよそ40か国が実情に応じ
て改めながら適用している。主な規定事項としては、
締約国に一時輸入され一定期間内に再輸出される
コンテナの輸入税免除と通関書類などの提出義務
免除、製造国による承認済コンテナの保税輸送用容
器としての締約国への受入れ、一時輸入されたコン
テナの輸入国での一定条件下での内貿への転用な
どがある。ITI条約(貨物の国際運送に関する通
関条約,Customs Convention on the Int. Tr
ansit of Goods)はITI Convention と略す。I
TIは Int. Transit の IT と仏文名の Transit I
ntのTIを取り合わせたもの
コンテナ船(containership)
コンテナ貨物を輸送する船で、混載船、セミコ
ンテナ船、フルコンテナ船の三種がある。これを荷
役方式によって分類すると、コンテナをクレーンに
よって上下方向に積み卸しするリフトオン・リフト
オフ(LOLO)船と、船首・船尾や船側の開口部
からランプウエー(傾斜路)を通してフォークリフ
トなどによって水平に積み卸し作業を行うロール
オンロールオフ(RORO)船とに分けられる。ま
た、寄港の形式から言えば幹線と支線のコンテナ船
に分類され、欧州航路などの長距離航路では主体と
する航路の両端の地域でなく、その途中に存在する
港、即ちウェーポート(Way-ports)への途中寄港す
るサービスを行う。
①フルコンテナ船,Full Container Ship
コンテナのみを全船艙に積載するための専用船
で、荷役効率がよく大量のコンテナを安全迅速に輸
送できるような構造に建造されている。フルコン船
という場合もある。通常コンテナ船の荷役方式には、
陸上に設置された専用のクレーンによって荷役を
行うLOLO方式と、船腹の一部に開口部を設け、
フォークリフトやトレーラ等重車両によって直接
船内にコンテナの積降ろしを行うRORO式の船
がある。最近は大型化が進み4000TEU積み
(総トン数5万トン以上の船)が主流になりつつあ
る。
②セミコンテナ船,Semi Container Ship
在来貨物船の船倉の一部分にセルガイドを設置、
コンテナ専用船倉とし、さらに甲板上にコンテナを
積載できるような構造とし、他の貨物と一緒に混載
できるような構造の船舶をいう。これらの船は、陸
上荷役施設の不備な航路に配船されることが多く、
船上にコンテナ等大型重量貨物も取り扱うことの
できる、多目的な荷役用具を装備している。なお、
セルガイド,cell guide は、船倉内に積み込むと
き、コンテナの四隅に充てる「L」型の山形鋼で、
船倉底部より船倉開口部(ハッチ)上面まで垂直に
設けられ、コンテナ積み付け位置決めを容易にし、
コンテナ固縛を省略する装置。
コンテナ通関条約,Customs Convention on
コンテナ埠頭,container terminal
コンテナタ-ミナルとも言うが、コンテナ輸送
方式における海上輸送と陸上輸送の接点であり、以
下に述べるコンテナタ-ミナル施設をもってコン
テナ船荷役を行う。
港域
港則法の適用される区域をいい、同法施行令に
定められている。四日市港においては、港湾法に基
づく港湾区域とは、北部において一部異なっている。
関税法、船員法、船舶安全法等においては、港の区
域について「港則法に基づく港の区域」としている
ものが多い。
公害防止計画
環境基本法に基づき、現に公害が著しい地域、
あるいは人口及び産業の急速な集中その他の事情
により、公害が著しくなるおそれがある地域であっ
て、公害の防止を図ることが著しく困難である、あ
るいは困難になると認められる地域であって、内閣
総理大臣が公害の防止に関する施策に係る基本方
針を関係都道府県知事に示して、その策定を指示し、
知事がその施策に係る計画を作成して内閣総理大
臣の承認を受けた計画です。
三重県においては昭和45年12月に四日市市、
楠町、朝日町及び川越町の区域が公害防止計画策定
の第1次地域として指定されて以来、計5回の公害
防止計画の策定を経て平成8年度には平成12年
度までを計画期間とする計画が策定されています。
工業港湾
工業の原材料、製品の輸移出入を主として行う
港をいう。外国産原材料を船で運び岸壁に接岸して
背後地の工業地帯に運搬し、製品として加工させ、
再び岸壁から船に積み込んで消費地へ送りだす。
航行区域
Containers,CCC
平水区域 河川港内および特定の水域
伊勢湾の場合→愛知県伊良湖岬灯台から、三重県
神島灯台から180度、2,000メートルの地
点まで引いた線、同地点から同県菅島灯台まで引
いた線、同灯台から同県松ケ鼻まで引いた線及び
コンテナ貨物ではなくコンテナそのものの通関
を容易にするための、通関手続上の障害を除去する
国際条約。国際的なコンテナ輸送の発展に対応する
形で1956年にジュネーブで欧州経済委員会が
資-20
資料編
陸岸により囲まれた水域
沿海区域 特定の水域(原則として海岸線より
20カイリ以内)
近海区域 東経175°南緯11°東経94°
北緯63°の線に囲まれた水域
遠洋区域 すべての水域
れ、また、分譲埋立には制約が加えられた。
公有水面埋立免許
公有水面の埋立を行おうとする者は、公有水面
埋立法に基づき港湾管理者の長(港湾区域外は都道
府県知事)
の免許を受けなければならない。埋立は、
無制限に認められるのではなく、国土利用上適正か
つ合理的であり、環境保全、災害防止に十分配慮さ
れていなければならず、処分埋立については、出願
人が公共団体その他特定の者でなければならない
等の条件が付されている。
工場渡条件,EXW→インコタームズ
港則法
港内における船舶交通の安全と港内の整とんを
図るため、昭和23年に施行された法律で、①港内
船舶交通の秩序の維持、②港内の危険防止、③港内
の整とん、水路の保全等について規定されている。
航路
航路は船舶が安全に航行できるように港則法で
定められた水路水域で、航路を航行する船舶の優先
権が認められている。四日市港の航路は、現在第1
航路、第2航路、第3航路及び午起航路の四航路で
ある。
港長
喫水の深い船舶や外国船舶が常時出入りする特
定港において、港則法に基づく事務を執行するため、
海上保安官の中から海上保安庁長官によって任命
される。実質的には、特定港に所在する海上保安部
の長、海上保安署の長をもって充てており、四日市
港においては四日市海上保安部長が四日市港長に
なっている。
港湾運送事業
1951年制定の港湾運送事業法は、59年の
改正で事業の登録制を免許制に改め、66年には免
許基準の強化と下請制限の強化を行った。コンテナ
船、自動車専用船やサイロ荷役などの普及により在
来の荷役形態が一新され、85年には8業種(一般
港湾運送事業、船内荷役事業、はしけ運送事業、沿
岸荷役事業、いかだ運送事業、検数、検量)が7業
種(船内と沿岸の両荷役を港湾荷役事業に統合)な
ど実態に合わせた。例えばステベ(stevedore)は、
港湾運送事業者のひとつで、荷主または船会社の依
頼により船内荷役を請け負う業者。港湾運送事業以
外に港湾運送関連事業、船舶代理店業、曳船業務、
水先人業務、埠頭事業等、
種々のサ-ビス業がある。
構築物規制
臨港地区の各分区の区域において、各分区の目
的を著しく阻害する建築物その他の構築物を禁止
するため、地方公共団体は港湾法第40条に基づき、
条例(四日市港では「臨港地区内の分区における構
築物の規制条例」昭和41年4月25日条例第23
号)で禁止構築物を定めている。違反建築物に対し
ては、その所有者又は占有者に対し、当該構築物の
撤去、移転、改築、用途の変更を命ずることができ
る。
航空コンテナ,aircraft container
交通政策審議会
航空機用パレットとともに、平滑な床面を有す
る軽量コンテナで貨物、郵便物等を積載し、航空機
内部の諸装置に適合して迅速に積み込み、取り降ろ
しが可能である。IATA登録コンテナは、IAT
Aが定めた一定の形状、強度に合致したコンテナで、
航空貨物の標準化された梱包の利用を促進するも
のである。ベリーカーゴ(belly cargo, 旅客便対
応貨物)は、大型旅客機の胴体下部の貨物室(belly
compartment)に積まれる貨物といい、ベリーカ
ーゴ用のコンテナをベリーコンテナ船という。B7
47等の大型機の下部貨物室に搭載されるベリー
コンテナ(belly container) は航空輸送用コンテ
ナの代表格である。
国土交通大臣の諮問機関で、既成の枠組みにと
らわれない交通の未来像、ソフト・ハードの連携の
下で交通運輸体系のあり方等について幅広く議論
し、交通政策に関する重要事項を調査審議している。
公有水面
公有水面とは、河、海、湖、沼、その他の公共
の用に供する水流又は水面で、国の所有に係るもの
をいう。
公有水面埋立法
公有水面埋立法は大正10年に埋立免許制度の
確立をめざして制定された。その性格は公有水面を
変じて陸地とし、財産権を付与する制度を定めた手
続法である。昭和48年に大きく改正され、ほぼ現
行の態様をとるに至ったが、この改正により埋立免
許権者(港湾管理者の長)は出願事項を縦覧し、広
く利害関係人の意見を聞き埋立行政に反映させる
こと、環境保全、土地利用の面に配慮することとさ
港湾運送事業法
港湾運送の秩序を確立し、港湾運送事業の健全
な発展を図ることによって、公共の福祉を増進する
ことを目的とする事業法(第1条)。昭和26年5
月29日に制定され、同年6月20日に施行された。
法制定当初は、事業規制が緩く、事業の登録制、
資-21
資料編
料金の事前届出制、あるいは受託業務の全部下請の
禁止等を定めるに止まっていたが、昭和34年の改
正により、事業については免許制、料金については
認可制となり、さらに昭和41年の改正により、受
託業務の一定率直営義務づけによる下請制限の強
化が行われた。ただし、昭和59年の改正に基づき
統括管理基盤制度の導入により、下請制限の一部緩
和が行われている。
また、平成12年11月1日には港湾運送事業
参加条件の規制緩和を目的に改正され、主な改正点
は、事業免許制を許可制に(併せて需給調整規制も
廃止)、料金認可制が届け出制になった。
業種については、法制定当初「一般港湾運送事
業」「船内荷役事業」「はしけ運送事業」及び「沿
岸荷役事業」の4業種で出発したが、昭和34年の
法改正により「いかだ運送事業」が沿岸荷役事業か
ら分離し、
海上運送法で規制されていた「検数事業」
「鑑定事業」及び「検量事業」が本法の規制すると
ころとなった。また、昭和59年には船内荷役事業
と沿岸荷役事業の区分が廃止され、両業種を統合し
た「港湾荷役事業」が創設されて、今日に至ってい
る。
した法人である港務局(港湾管理者)を設立する場
合(法第4条第1項)
の三つが制定されており、四日市港については、
昭和41年4月1日に三重県及び四日市市をもっ
て組織する四日市港管理組合が港湾管理者となっ
た。
港湾管理者の具体的業務は、港湾法第12条に
列挙されている。
港湾区域
経済的一体の港湾として管理運営するために必
要な最少限度の区域であって、国土交通省令で定め
る手続により国土交通大臣又は都道府県知事の認
可を受けた水域をいう。港湾区域が認可されること
によって、その水域内の港湾関係の一定の施設が港
湾施設となり、港湾管理者が行う業務である港湾工
事の実施、水域施設の利用規制等はこの水域内に限
られるほか、入港料徴収の負担の対象区域とされる
等、法律効果が生ずる。四日市港の港湾区域は、昭
和46年3月5日運輸大臣の認可により、次のよう
に決められている。(測量法及び水路業務法の一部
を改正する法律(平成13年法律第53号)の施行
に伴い平成14年4月1日に一部改正)
三重郡川越町員弁川右岸の基点(北緯35度1
分29秒、東経136度41分45秒)、同地点か
ら158度45分5,150メートルの地点、同地
点から135度1,290メートルの地点、鈴鹿市
と三重郡楠町との境界海岸(北緯34度53分6秒、
東経136度38分28秒)から90度6,000
メートルの地点及び同境界海岸地点を順次に結ん
だ線と陸岸により囲まれた海面並びに海蔵川三重
橋、三滝川大協橋、天白川大井の川橋及び鈴鹿川右
岸導流堤突端と左岸堤防基標とを結んだ線各下流
の河川水面。
ただし、漁港法の規定により指定された川越漁
港、磯津漁港及び楠漁港の区域を除く。
港湾環境計画
平成6年3月に運輸省港湾局において策定され
た「新たな港湾環境政策」の目標である「環境と共
生する港湾」
<エコポート>の実現を図るための基本政策と
して位置付けられ、港湾管理者が、港湾計画策定時
に検討した計画、設計、建設、利用の各段階で行う
環境施策や配慮を総合的、計画的にとりまとめるも
のであり、環境整備を実施する上での指針となるも
のです。
港湾環境整備負担金
港湾環境整備負担金は、港湾管理者が実施する
港湾の環境の整備又は保全のために行う港湾工事
(緑地、広場等)に要する費用の一部(1/2を限
度とする)を、臨港地区又は港湾区域内の事業者
(敷
地面積1万㎡以上)に対して課す負担金である。
港湾計画
港湾法により、重要港湾の各港湾管理者が域内
の経済活動や物流の動向を基礎条件において、港湾
貨物量の推計を行い、それぞれの港のあるべき姿と
港湾施設の配置方針、必要施設規模等を地域の総合
計画の一環としての視野にたって組み立てる計画
である。この計画は、国の定める基本方針と計画基
準に適合したものとされ、計画の目標年度も定める
ことになっている。
港湾管理者
港湾の開発、保全、利用者への提供等、営造物
としての港湾の修築及び管理運営について、その公
的な責務、権限が港湾ごとに一元的に帰属する行政
主体をいう。昭和25年制定の港湾法によって設け
られた制度である。
港湾法は港湾管理者となることができる者を地
方公共団体に限定し、国をこれから排除している。
港湾管理者の設立形態としては、
(1)都道府県又は市町村が単独で港湾管理者
となる場合(法第33条第1項)
(2)都道府県及び市町村が共同で地方自治法
に基づく一部事務組合を設立して港湾管理者とな
る場合(同上)
(3)関係地方公共団体が単独又は共同で、港
湾法に定めるところにより、地方公共団体から独立
港湾施設
港湾施設とは、港湾を管理運営するために必要
な施設をいい、港湾法はその範囲を明確に定めてい
る。具体的には港湾法第2条第5項第1号から第1
1号に掲げる固定施設、及び同第12号から第14
号に掲げる可動施設をいう。港湾管理者が管理する
ものであるか、国、地方公共団体、私人が所有又は
管理するものであるかを問わない。
港湾施設整備方式
資-22
資料編
港湾施設のうち全利用者が受益する外かく施設、
水域施設、けい留施設等基本的施設は、一般に港湾
管理者が国庫補助を受けて建設するが、重要港湾で
あれば、国が直轄で建設し、出来上がった施設を港
湾管理者に管理委託することもできる。また、当該
施設の整備によって大きな受益を期待できる者が
予想されるような施設については、受益者に工事費
の一部を負担させることがあり、専ら私的事業活動
に供する施設は、事業者が港湾管理者の許可を得て
自ら建設することもできる。更に、上屋、荷役機械
等の機能施設又は、臨海部土地造成事業は港湾管理
者が国から起債許可を得て整備しており、コンテナ
埠頭、ライナー埠頭、フェリー埠頭のように港湾管
理者が公社を設立し、公社がこれを建設、管理運営
する方式などがある。
上屋、倉庫、貯木場及びひき船事業を言い、地方財
政法で主としてその経費を当該事業の経営に伴う
収入をもって充てるものとして定められており、特
別会計を設けて経理を行うこととされているもの
である。これに基づき四日市港管理組合では、
埋立、
荷役機械、上屋、
ひき船の各事業に宅地造成事業
(臨
海土地造成事業)を含めて、港湾整備事業特別会計
と称している。
港湾台帳
港湾法49条の2に基づき港湾管理者が管理す
る港湾施設の状況及び当該港湾施設の管理、利用に
資する事項を総覧的に把握するとともに、港湾利用
者等に情報を提供するためのものである。
内容については、港湾の概要、自然状況、施設
状況及び管理状況が記載されており、地方交付税の
配分算定の基礎としても用いられている。
港湾審議会
港湾審議会には、国における港湾審議会と地方
港湾審議会がある。
国における港湾審議会は港湾法施行令第1条の
4に定められ、港湾法において国土交通大臣は「港
湾の開発、利用及び保全並びに開発保全航路の開発
に関する基本方針」を定め、又は変更しようとする
とき及び重要港湾の港湾管理者から提出された「港
湾計画」について、港湾審議会の意見を聞かなけれ
ばならないとされている。
地方港湾審議会としては、港湾法第35条の2
の規定にもとづいて四日市港港湾審議会を設置し、
同審議会条例を定めている。同審議会は管理者の諮
問に応じて、港湾計画並びに港湾の開発、利用、保
全及び管理に関する重要な事項等について調査審
議し、管理者に建議するとしている。
港湾荷役事業
港湾運送事業の一つで従来の船内荷役事業と沿
岸荷役事業との業種が統合されてできたものであ
る。RO/RO船をはじめ革新船の出現によって、
船内荷役と沿岸荷役との区分が明確にできず、区分
自体が意味をなさなくなったので、実態に合わせて
昭和59年7月20日の港湾運送事業法改正によ
り、この2業種が統合された。
しかしながら、在来船荷役においては、船内荷
役と沿岸荷役との区分は明確であり、かつ港湾運送
事業法も、この二つの行為を区分して定義している。
港湾法
昭和25年に制定された、わが国における港湾
の整備及び管理運営に関する基本法。
昭和48年に目的規定を含む大改正が行われた
現行の港湾法は、港湾の秩序ある整備と適正な運営
を図ることを目的とし、この目的に沿い、港湾管理
者の権能、港湾工事に要する費用の国と地方の負担
区分、港湾管理者の料金の規制、港湾区域や臨港地
区における行為の規制等について具体的な定めを
置いている。
港湾法をとりまく法律として、さらに、港湾整
備緊急措置法、港湾整備促進法等がある。
港湾整備5箇年計画
港湾の開発は、港湾計画に基づいて港湾管理者
が主体となって進めるが、全国的視野から港湾整備
事業の緊急かつ計画的な実施を促進し、経済基盤の
強化を図る必要から制定された港湾整備緊急措置
法に基づいて港湾整備5箇年計画が策定されてい
る。この計画は、5箇年間の事業の実施目標と事業
量を定めるものであり、この計画に基づいて毎年港
湾整備事業が進められている。この港湾整備5箇年
計画は、昭和36年の第1次5箇年計画(S36~
S40)から始まり、平成8年度より第9次7箇年
計画(H8~H14)中である。(通常、5箇年計
画として策定し進められるが、第9次は期間を2年
延長して7箇年としている。)
港湾隣接地域
水域である港湾を保全し、水域にある港湾施設
を維持し、港湾の背後地を保全するために、保全に
支障のある行為を規制する必要がある。このため港
湾法は、港湾管理者の長に港湾区域外100メート
ル以内の区域において、必要最小限の範囲内で港湾
隣接地域を指定し、一定の行為を規制する権限を与
えている。
四日市港の港湾隣接地域は、昭和41年4月1
日告示第6号により指定されている
港湾整備事業基金
港の発展並びに港湾の整備を目的として設置さ
れた基金であり、処分については港の振興事業、港
湾施設の整備事業及び組合債の償還のための支出
の財源に充てる。
港湾整備事業特別会計
港湾労働法
港湾整備事業とは、埋立事業並びに荷役機械、
資-23
資料編
港湾運送に必要な労働力の確保と港湾労働者の
雇用の安定、福祉の増進のため雇用調整を行い、も
って国民経済の発展に寄与することを目的として
昭和41年施行された。
ができる。
国境持込渡条件→DAF
国際クーリエサ-ビス→国際宅配便
航空運送状→エアウェイビル
国際ビジネス郵便,EMS,express mail s
航空貨物ターミナル,air cargo terminal
ervice
空港は、その使用地区別に航空機の進入地区、
着陸地区、誘導地区、エプロン地区およびターミナ
ル地区に区分されている。エアサイドと称する地区
として、まず着陸地区は航空機が離着陸するのに必
要な地区であり、誘導地区は着陸地区とエプロン地
区の間を航空機が移動するためのスペースである。
またエプロン地区は、旅客の乗降や貨物の積卸し、
給油、整備などを行う場所である。次いでランドサ
イドと称されるターミナル地区は、航空交通と地上
交通の結節点としての役割を担う地区である。新東
京国際空港、大阪国際空港など貨物取扱量の多い国
際空港では、航空貨物取扱専門のエプロンを持った
貨物ターミナル施設が整備されている。各社は航空
ターミナルオペレーションシステムを開発し、予約
から到着までの貨物情報の流れをすべてコンピュ
ータでコントロールするシステムを用意している。
業務用書類や各種の物品など急ぎの郵便物を速
く確実に海外に送達するサービスで、一般の郵便物
とは別個に取り扱われる。国際郵便として郵送可能
なものはすべて扱い、重量制限は 20 ㌔まで。一ヶ
月の差出し数が 100 通以上の場合は料金合計額
(月額)の 10%が割り引かれる。集荷サービスも
無料で扱っている。民間のクーリエ・サービスをし
のぐ伸び率で成長している。
国際大型コンテナ→コンテナ
国際海上コンテナターミナル
水深-12m以上、ヤードの奥行きが概ね30
0m以上でガントリークレーンが設置されている
外貿コンテナ貨物を取り扱うターミナル。
航空貨物運送状→エアウェイビル
国際海上物品運送法→ヘーグルール
航空貨物混載業,air cargo consolidator
国際空港,international airport
航空貨物は一契約貨物単位(ロット)の重量が
大きくなるほど運賃率が低くなる、つまり運賃逓減
が存在する。従って混載業者は個々の荷送人に対し
ては航空会社の公示する運賃より低位の運賃で運
送を請け負い、航空会社にはまとめた貨物の総重量
によって運賃を支払う。その差額を混載差益と呼び、
これを自己の収益とする。ジャンボフレーター(大
型貨物専用機)の場合、一度に約100㌧の貨物を
運ぶことができるため航空会社はこの差益をイン
センティブにして貨物を集結することができる。混
載業者は自ら荷送り人として航空会社と運送契約
を結ぶ一方、個々の荷送人に対しては自己の名にお
いて運送を請け負いairway billを発行する。 →
エアウェイビル、混載差益
国際間の航空輸送に従事する航空機が離陸また
は着陸する空港で、各国政府の指定した一定基準の
空港施設を有する。旅客、貨物の通関、検疫、出入
国管理が行われる。
国際航空運送協会→IATA
国際産直→海外産直
国際商業会議所,International Chamber of
Commerce,ICC
1919年米国商業会議所の提案を契機に19
20年に創立、
本部はパリにある。国際貿易の改善、
関税に代表される取引慣習や法制の国際的統一な
どを自由な立場からの推進、商工業に関する国際商
取引紛争の調停・仲裁、各国商業団体の親善・共助
などを目的とした国際的団体。特記すべき活動はイ
ンコタームズ、荷為替信用状統一規則、複合運送証
券に関する統一規則などの作成である。
航空貨物通関情報処理システム→NACC
S
航空貨物輸送,air cargo transportation
日本航空(JAL)の他、日本貨物航空(NC
A)は1978年当時の海運大手6社と全日本空輸
が中心となって設立されたわが国最初の国際貨物
専門の航空会社が国際航空貨物輸送の主力。両社と
も世界規模で貨物路線を就航させ、欧米の就航地点
以外の主要都市へも貨物輸送を行っている。保有機
材はすべてジャンボ・フレーター
(大型貨物専用機)
で、温度調節を必要とする生鮮食料品や大型貨物の
輸送が可能で、一度に約100㌧の貨物を運ぶこと
国際総トン数
資-24
昭和57年7月に従来からの船舶積量測度法
(旧法)を廃止し、「船舶のトン数の測度に関する
法律」が施行されることとなった。これはそれまで
各国で独自で計算していた船舶のトン数を国際的
に統一しようとしたものである。
国際総トン数は次のように算出される。
資料編
国際総トン数=V(㎥)×k
V:〔船舶の閉囲場所の合計容積(㎥)〕-〔除
外場所の合計容積(㎥)〕
k:0.2+0.02log10
国際宅配便,courier service,internation
al parcel delivery service
クーリエサービス(courier service)またはスモ
ールパッケージサービス(small package servic
e)ともいう。クーリエとは軍事外交上の文書を届け
る急便・使者のこと。海外への小包や書類を、国内
の宅配便と同じくドアツードアの集配システムで
送付するもの。業者数は全国に22社」あり、うち
10社が外資系企業である。アメリカで生まれ、1
979年DHLジャパン社がわが国で開始して以
来、参入が相次ぎ、国際小口航空輸送として急速に
拡大しつつある。国内の宅配便と同様に、業者が一
貫運賃・一貫責任を持って国際間のドアツードア輸
送を行う。扱い件数は企業間(自社間、他社間)の
業務用書類、カタログなどを海外へ急送するクーリ
エサービスと、商品見本・部品・高価格品など小口
貨物を扱うスモールパッケージサービス(SPS)
の2種がある。
利用者は法人が多いが、スピード性、
信頼性、一貫料金等で顧客を集め一般消費者にも普
及しつつある。89年度における取扱件数は、前者
で863万、後者は144万であり、重量でそれぞ
れ6400㌧、7500㌧となっている。
国際宅配便業者は次の運送形態をとって行われ
ている。
①利用航空運送事業者……契約運送人として自
社単独混載により国際宅配便貨物を引き受け小口
貨物を自社の混載貨物のネットワークにより輸送
する。自社のネットを超えるものはクーリエ業者に
中継される。
②利用の利用業……固有の国際宅配便業者が他
社の混載システムを利用して、そのサービスを行う。
国際複合一貫輸送 combined transport
複合一貫輸送、複合輸送という用語は、196
0年代の国際複合輸送に関する条約草案の創成の
過程で、一般に使用されるようになった。特定の運
送品が2つ以上の種類の異なる運送手段により相
次いで行われる輸送を複合一貫輸送(multimodal
transport)という。単一の輸送契約のもとで、海
陸空それぞれの輸送手段を組み合わせ、船と鉄道/
トラック、船と航空機などにより、単一のB/Lで
最終仕向け地まで一貫して行う2国間の貨物輸送
サービスである。国際複合一貫輸送の要件は次のよ
うになる。
1)技術的要件①2カ国以上(途中経路を含め
て国際の場合は、2国間=受取地・引渡地)にわた
り、②二つ以上の輸送手段で、陸海空の各種の輸送
手段を2種類以上を組み合わせて、連結して戸口か
ら戸口まで輸送する形態には、つぎのような組み合
せなどが考えられる。1.発荷主-トラック-鉄道-
トラック-受荷主。2.発荷主-トラック-船舶-ト
ラック-受荷主。3.発荷主-トラック-航空機-ト
資-25
ラック-受荷主。4.発荷主-トラック-船舶-鉄道
-船舶-トラック-受荷主。5.発荷主-トラック-
船舶-トラック-航空機-トラック-受荷主。
船舶輸送と陸上輸送を相次いで行う場合には海
陸一貫輸送(ランドブリッジ)という。貨物が船舶・
鉄道・トラックまたは航空機など異なる二種以上の
輸送手段によって、連携して輸送される場合をいう。
協同一貫輸送ともいう。③ユニットロードシステム
……物品輸送は主としてコンテナである。コンテナ
リゼーションの発展は、輸送に対する考え方に革命
的変化をもたらした。その一つが複合一貫輸送(C
ombined TransportまたはIntermodal Transp
ortation)である。複合一貫輸送とは、貨物が単一
の運送契約にもとづいて2つ以上の異なった輸送
機関(船舶・鉄道・トラック・航空機など)によっ
て相次運送される形態であるが、これは、コンテナ
を通じて、利用の拡大が可能となった。そこで、こ
れまでの港から港までに限定されない、より合理的
な輸送ルートを追求し、買い手の庭先まで、安全、
迅速、低廉に貨物を輸送する試みがなされるように
なった。④ドアツードアサービス……荷送り人の戸
口でコンテナに貨物が詰められ、封印されたまま、
異なる輸送手段間の中継地で一度も開封せずに荷
受け人の責任において届けられるのは、典型的な複
合一貫輸送である。冷凍技術の著しい進歩により外
国産の生鮮食品の複合輸送も発達し、これを冷凍複
合一貫輸送という。
2)制度的要件⑤通し運賃・料金,一貫運賃(th
rough rate),複合運送運賃、⑥通し責任,一貫責
任,一元責任,Single liability ……コンテナ輸送
の開始に伴って、荷送人の戸口で貨物がコンテナに
詰められ、封印のうえ、運送の中継地でこれを開封
することなく、荷受人の戸口まで1人の運送人の責
任で届けるのである。このような複合運送は、イン
ターモーダル・トランスポーテーション(米)、コ
ンバインド・トランスポート(欧 その他)、マル
チモーダル・トランスポート(発展途上国)ともよ
ばれているが、一般にコンバインド・トランスポー
ト(複合運送、CTO)といわれている。⑦通しB
/L(through B/L),単一の運送契約,複合運送
契約……単一のB/Lで最終仕向け地まで一貫し
て輸送するサービスで、単一の輸送契約のもとで、
海陸空それぞれ異なった複数の輸送手段を組み合
わせて行う貨物輸送。貨物の運送について、船舶、
鉄道、自動車、航空機など、2つ以上の運送手段に
よって連携して運送される貨物について発行され
る運送証券を複合運送証券という。日本・極東で積
み込んで北米に輸送する海上貨物のうち、定期船会
社が鉄道輸送にも責任を負いアメリカ内陸部まで
運ぶのが複合輸送貨物で最近はこの海陸一貫輸送
を依頼する例が増えている。
上記をもとに行われる貨物輸送であるが、実際
には以上のような要件のすべてを充足している場
合はまれである(1980.5.14 国連国際物品複合運
送条約の定義)。
荷主の立場からの複合一貫輸送のメリットとし
て、次の各点があげられる。①全区間にわたるコン
テナ化メリットの享受。複合運送人が輸送区間の責
任を負い、一貫責任の利便性がある。②有利な輸送
資料編
ルートの設定によるコスト削減。複合運送人が全輸
送区間を手配するので、一貫輸送の利便性がある。
③輸送機関の接点での重複コストの削減。最適な輸
送手段・運賃を選択・利用できるという利便性があ
る。④輸送手続きの簡素化。複合運送人からの物流
付帯サービスが利用できるという利便性がある。ふ
つうインターモーダル・トランスポーテーションと
いう。⑤輸送責任の一本化によるクレーム処理の容
易化。これは鉄道、自動車、船舶、航空機などの異
なった輸送機関が相互に共同し、補完し合って輸送
するシステムである。すなわち、コンテナやパレッ
ト、バン型トレーラーなどの使用により、雑貨貨物
をユニット化したまま連続荷役、連続輸送をするも
の。
貨物が船舶・鉄道・トラックまたは航空機など
異なる二種以上の輸送手段によって連携して行う
輸送で、協同一貫輸送ともいう。荷送り人の戸口で
コンテナに貨物が詰められ、封印されたまま、異な
る輸送手段間の中継地で一度も開封せずに荷受け
人の責任において届けられるのは、典型的な複合一
貫輸送である。国際間で行われる場合には国際複合
一貫輸送といい、船舶輸送と陸上輸送を相次いで行
う場合には海陸一貫輸送(ランドブリッジ)という。
異なる二種以上の輸送手段によって連携して運送
される貨物について発行される運送証券を複合運
送証券という。日本・極東で積み込んで北米に輸送
する海上貨物のうち、定期船会社が鉄道輸送にも責
任を負いアメリカ内陸部まで運ぶ例が増えている。
2)協同一貫輸送は、
複合運送と同じ意味であって、
鉄道と自動車の結合輸送、いわゆるビギーバック方
式に関連して、米国で開発された輸送組織化の代表
的な方法である。このビギーバック方式には、プラ
ンⅠ~ⅤとプランⅡ1/2、プランⅡ1/4 の七つの
形態がある。これらのプランは、トレラーあるいは
フラット・カーの提供者を基準にした賃率
(タリフ)
上の区分であって、その代表的なものはプランⅠ、
Ⅱ及びⅢである。プランⅠは、トラック業者が自己
のトレラーを提供し、運賃を定め、鉄道を利用する
ものであり、Ⅱは、鉄道がトレラーとフラット・カ
ーを提供し、戸口から戸口までの運送をその責任で
行う方式、、Ⅲは、荷主またはフレートフォワーダ
ーのトレラーによって輸送が行われ、鉄道は、レー
ル上の輸送についての責任を負う輸送方法である。
最近、協同一貫輸送という場合は、鉄道と自動
車の結合輸送のみでなく、異種輸送機関相互の結合
というより広い意味に理解されている。単一の輸送
契約のもとで、海陸空それぞれ異なった複数の輸送
手段を組み合わせて、2国間の貨物輸送を行うこと。
シーアンドエア(sea and air)はシーエア輸送(se
a and air transport)、シー/エア、シップエア
輸送とも言い、国際的な輸送において、海上(船)
と空輸(飛行機)をを結合して、両交通手段の特性
を活用した複合輸送方式である。品目によっては高
速性を最優先しなくてもよいものがあり、それに代
えて海運ないし鉄道の低廉性により航空の高位の
運賃水準を補う方式である。例えば、日本から欧州
へ貨物を輸送する場合、太平洋を船舶で、次いで北
米太平洋岸で航空機に載せ替えヨーロッパまで輸
送する方式がある。全区間を航空輸送するより時間
はかかるが輸送費は安くなる。日本からナホトカま
では船舶を使い、ナホトカからウラジオストクまで
トレーラで輸送し、ここから航空機を利用する旧ソ
連経由のシーエア輸送や、カナダ経由のシーエア輸
送のほか、航空機と他の輸送手段の組合せとしてエ
アアンドトラックやエアアンドレールなどがある。
シーアンドトラック(sea and truck)は、シート
ラック輸送とも言い、国際的な輸送において、船舶
とトラックとを結合して、両交通手段の特性を活用
した国際輸送方式である。
国際VHF無線電話
世界の主要港が採用している超短波を使った無
線電話による船舶と港湾管理者との通信方式であ
る。四日市港でも昭和44年3月から国際VHF無
線(よっかいちポートラジオ)を設置し、四日市港
入出港船に対する港務通信を行っている。
国際物流,international logistics
国際間にわたる物資の供給者から需要者に至る
空間的隔たりを満たすための場所的移動で、これに
より国際経済社会に必要な物資の供給がなされる。
二国にまたがって行われる有形、無形の財貨の出荷
者から受荷主に至る時間的・空間的隔たりを様々な
物流機能を最適に組み合わせて効果的に克服する
物的な国際経済活動で、具体的には国内及び国際間
にわたる包装、荷役、輸送、保管および情報の諸活
動から成る。一般に国際複合一貫輸送の概念よりは
広範な内容を持つとされる。国際物流業は、総合国
際物流業ともいうが、国際物流における統合サービ
スを提供するための国際物流に関連する港湾物流
を含む各種業務を兼営する。二国にまたがって有形、
無形の財貨を出荷者から受荷主に至る時間的・空間
的隔たりを様々な物流機能を最適に組み合わせて
行う。効果的な物流を達成するために国内及び国際
間にわたる包装、荷役、輸送、保管および情報の諸
活動を主宰する。一般に国際複合一貫輸送業者の概
念よりは広範な内容を持つ。
国際物流VAN→国際VAN
国際民間航空機構→ICAO
国産振興四日市大博覧会
昭和11年3月25日から50日間、四日市港
第1期修築工事(現在の第1埠頭他)の完成に因ん
で千歳町で開催された。この博覧会に要した経費は
70万円(当時の四日市市一般会計総額100万
円)、総入場者数は70万人、当時としては全国的
にも空前の大博覧会であった。
国連海上物品運送条約→ハンブルグルール
国連国際物品複合運送条約→ハンブルグル
ール
資-26
資料編
流れを「供給の鎖」
(サプライチェーン)ととらえ、
それに参加する部門・企業の間で情報を相互に共
有・管理することで、企業間の供給関係を効率的に
管理し、在庫の圧縮、納期の短縮、コストパフォー
マンスの向上、顧客満足の充実を図る。
混載貨物,consolidated argo
一つのコンテナに2種類、2荷主以上の貨物を
積み合わせることを混載(consolidataion)と言い、
このような貨物を混載貨物という。混載業者が荷主
から集めた小口貨物を大口貨物に仕立てることに
よって安い運賃で運送を委託できることになるが
この場合の荷主からの運賃と委託先へ支払う運賃
の差のことを混載差益という。また、混載貨物をコ
ンテナ1本単位にまとめるため、2社以上の輸送業
者が協力することをコーロード(Co-Load)という。
サンドコンパクション工法
地盤中に木杭やコンクリート杭の代わりに砂柱
を立てて、地盤を締め固める方法。砂質土地盤の改
良方法では最も代表的な工法である。
さん橋
護岸
船舶を接岸けい留する施設で、目的は、岸壁と
同様に荷役と船客の乗降に利用されるが、その構造
が橋のように水面に杭などの支柱をたて、その上に
梁と桁を渡し、これに床をはったものである。一般
に岸壁と比較して地質が軟弱な場所に適合してい
ること、将来前面を浚渫できること等が特色である
が、その反面船舶の衝撃や耐久性の点で岸壁に劣る。
埠頭のけい船岸以外の水際線に設け、その主目
的として波浪による陸岸の浸食及び水圧による陸
岸の崩壊を防止するための構築物をいう。
五建
運輸省第五港湾建設局の略称である。平成13
年1月(省庁再編)からは、「国土交通省中部地方
整備局港湾空港部」となった。
雑貨,general cargo,ジェネラルカーゴ,
一般貨物ともいい、貨物の性質上、特別な積付・
保管が必要なもの以外の貨物の総称。包装形式、性
質により精良貨物と粗悪貨物に分けることがある。
運送物品を分類すれば貨物・一般貨物・精良貨物、
粗悪貨物・特殊貨物・容器入り貨物、
バルク貨物
(乾、
液体)、冷凍・保冷貨物、高価物、重量物、嵩高・
長尺貨物、生動物、腐敗性貨物、危険物
サ
サーチャージ,surcharge
運賃の割増課徴金。定期航路の運賃は同盟のタ
リフで定められており、2~3カ月の予告がなけれ
ば変更されない。そこで急に引き上げを要する事情
が生じた場合、サーチャージを徴収する。①カレン
シーサーチャージ(currency surcharge)、あるい
は通貨変動割増料(CAF,Currency Adjustment
Factor)は、通貨変動による為替差損(益)を調
整する割増(引)料金、②コンジェスチョンサーチ
ャージ(congestion surcharge)は港湾荷役の渋
滞に伴う割増料金、③バンカーサーチャージ(bun
ker surcharge)、あるいは燃料割増料(BAF,Bu
nker Adjustment Factor)は、燃費の高騰(低落)
があった場合の付加(割引)料金。
在来船
フルコンテナ船及びセミコンテナ船に対し、コ
ンテナ輸送を特に考慮せず設計された定期船を在
来船または在来定期船といい、概してコンテナ船が
貨物量の多い先進諸国間の主要航路に就航してい
るのに対し、主としてそれ以外の航路に就航してい
る。
三国間輸送
自国と外国の間の貨物の輸送ではなく、第三国
間相互の貨物の輸送を自国の船社、航空会社、フォ
ワーダー等が行う商行為。例えば、日本通運は一九
九0年四月から欧州~米国間、NIES~欧米間な
どの三国間の定期輸送事業を始めた。これは発荷主
から着荷主まで通関業務を含めて一貫輸送するも
ので、各国間とも週一便の定期便を開設する。日本
企業の海外生産が本格化してきたことによって、三
国間の貨物が急増してきたためである。
サ-ビスコントラクト,S/C,Service Co
ntract→海運同盟
サイロ
穀物、飼料、セメント等ばら荷をばらのまま貯
蔵する倉庫で多数の縦孔が蜂の巣のごとく集合し
ているものをいう。コンクリート造りのものが最も
多いが、最近は鋼鉄製のサイロも増えてきている。
普通倉庫に比べ単位面積当たりの貯蔵容量が多く、
排出に重力を利用できるなどの利点がある。
サプライチェーンマネジメント(SCM)
原材料や部品の調達から製造、流通、販売とい
う、生産から最終需要(消費)にいたる商品供給の
シ
シーアンドエア,sea and air→複合一貫輸
送
シーアンドトラック,sea and truck→複合
資-27
資料編
口銭(commission)を含めたCIF&C(口銭込め
運賃・保険料込め渡し)などがある。国際商業会議
所(ICC)は、80年3月からコンテナによる複合一
貫輸送のために、シフに対応する条件として Frei
ght or Carriage and Insurance Paid to(運
送・保険手配)を追加施行した。
CIF&I……IはInterest。運賃、保険料及び
利子込値段。輸出国に貨幣で取引されながら手形上
の金利を売り手が負担するもの。
CIF&C……CはCommission。運賃、保険料
及び口銭込値段。売買契約が販売代理店を通じ結ば
れた場合、代理店に与える販売口銭を含んだもの。
C&I,Cost and Insurance……CIFのう
ち、運賃を含まない価格。 →インコタームズ
一貫輸送
シーアンドレール,sea and rail→複合一貫
輸送
シーウェイビル,sea way bill,貨物引換証
海運業者が荷送人との運送契約に基づいて貨物
を受け取ったことを確認し、指定場所で引換証の正
当所持人に対して、それと引換えに貨物を引き渡す
ことを約した有価証券。法的性格や経済的機能は船
荷証券と同等である。
シーエア(Sea-air)
シッパーズパック,shipper's pack
海上(船)と空輸(航空機)を継いで貨物を運
ぶ複合輸送をいう。海上輸送と航空輸送の両者の長
所を生かした輸送方式であり、海上輸送による低運
賃と航空輸送の迅速性という双方のメリットを結
び付けた複合運送である。
荷主またはその代理人によりコンテナ詰された
貨物をいい、CLカーゴとしてCYで受け取られる。
コンテナB/Lには、シッパーズパックのコンテナ
貨物については船社はその内容について全く関知
しないものとされる。これに対しキャリアパック,
carrier's pack は船社の責任でCFSでLCL貨
物をコンテナ詰される。この場合も個々の貨物の包
装の中身については運送人は不知とされる。
シーバース
タンカーのけい留のように、沖合にさん橋、ド
ルフィンまたはブイなどのけい留施設を設け、陸岸
とは、海底に敷設したパイプラインにより輸送を行
う方法をいう。
シップネッツ
港湾貨物の輸送業務に携わる港湾関連事業者を
オンラインで結び、業務の効率化を図る、港湾物流
情報システム。現在は、ポリネットという。
シーランド方式→ シャシ輸送
シフ,CIF,cost,insurance and freigh
シフト
t,運賃・保険料込渡値段
運賃保険料込値段、シーアイエフ、シフ。物品
の本船積込原価(C;cost、FOB価格)に、仕
向地までの海上保険料(I;insurance premium)
と運賃(F;freight)を含んだ価格表示語で、貿
易取引の基本条件として最も広く使用されている。
売主は運送会社と運送契約を締結し、自己の費用と
危険で契約品を契約期間内に船積みし、かつ買主の
ために積込原価に仕向地までの運賃および保険料
を含む費用を負担しなければならない。
貿易取引の基本条件として今日最も多用されて
おり、運賃とその保険料込み条件の積み荷契約であ
り、シフまたは、シーアイエフという。Costは F
OB Costを意味し、物品の本船積込原価に到着港
までの海上運賃(Freight)及び仕向地までの海上保
険料(Insurance Premium)を加えたもので売り
手が負担する。この条件で輸出契約を結んだ売り手
は、約定品を輸出港の本船に積込むまでの危険と費
用を負担するほかに、仕向地までの運賃と保険料を
負担しなくてはならない。約定品の所有権は、船積
み後、積荷を象徴化した船積書類(shipping docu
ments)を売り手が整え、これを買い手に引渡しし
て初めて、正式に買い手側に移転する。
日本からの輸出の場合は、CIF New York のよ
うに、あとに仕向港を付記して用いる。シフの変形
として海上保険を買い手自らが手配して保険料を
はぶいたC&F(運賃込め渡し)
、買い手への戻し
本船が、港に到着し最初に碇泊した場所から貨
物の揚げ積みバースへ移転したりその他の理由に
より他のバースへ移動することをいう。
シベリアランドブリッジ(Siberia and ridg
e)
日本と欧州・中近東間をシベリア鉄道により結
ぶ複合輸送の形態をいう。1969年の20ftコ
ンテナによる試験輸送を経て、1971年3月FE
SCO(極東船舶公社)のコンテナ船「カベレロボ
号」の日本/ナホトカ航路就航とともに本格的に開
始された。SLBによる日本から仕向地までの輸送
日数は、30~60日程度で、輸送距離は東京/ロ
ッテルダム間で約13,
000㎞となる。
ちなみに、
スエズ運河経由27,000km、米国大陸経由2
0,000kmとなり極めて短い。
シャーシー(Chassis)
資-28
コンテナを載せるトラック、鉄道用の台車のこ
とをいう。車軸及び車輪懸架、制動など走行に必要
な装置をもち、道路輸送の場合は専用トレーラーに
よって輸送される。コンテナ専用トレーラーをシャ
ーシーと呼ぶこともある。
資料編
ラの形式で荷役と保管がなされる。出荷地でシャシ
に乗せトレーラーで牽引し、船積みの際にはROR
O船を利用して目的地までシャシから貨物を降ろ
すことなく輸送できる。また一時保管等もシャシに
乗せたまま保管できるため荷主による引き取り時
などの積み降ろし作業が不要となる。
シャーシー方式
コンテナをシャーシーに乗せて、ヤード・トラ
クターでヤード内を運搬し、シャーシーに乗せたま
ま保管する方式をいう。トラック業者的発想で、専
らシーランド社(米国Sea and、現在はマー
クス・シーランド)がこの方式をとったことで、シ
ーランド方式とも呼ばれている。
この方式の利点としては、
① コンテナの損害発生の機会が少ない。
②すべてのコンテナが常時取出可能である。
③コンテナ・ヤード内ヤード・トラクターだけ
が稼動する。
④いつでも、荷主のトラクター・ヘッドに引き
渡すことができ、また引き取ることができる。等が
挙げられる。
一方、欠点としては、
① コンテナをシャーシーにのせたまま保管す
るので広大な土地を必要とする。
② 大量のシャーシーを準備しなければならな
い。
③ コンテナの受取り、引渡しのため、一般業者
のトラクターがコンテナ・ターミナルに入るため、
事故の際の責任が不明確となる。
④ ガントリー・クレーンで吊りおろしたコンテ
ナをシャーシーに乗せる際、手押しの調節員2~3
名を必要とする。
⑤ コンテナターミナルを他の船会社と共同使
用すると、各船会社のシャーシーが混在し、トラブ
ルが起こり易い等が挙げられる。
潮吹き防波堤
明治26年四日市港改修工事にあたり、三河出
身の技師服部長七により築造された水抜き穴のあ
る石積みの弧線状の防波堤。昭和30年前面埋立に
よりその護岸とされたが、約100年の歳月を経過
しても構造物自体の安定に支障はなく、旧港におけ
る歴史的港湾施設として現在もその姿を留めてい
る。四日市港修築計画案を手がけたオランダ人技師
デ・レーケの案に基づき設計されたといわれる。
平成8年12月10日付で、周辺施設とともに
四日市旧港港湾施設として、重要文化財の近代化遺
産として指定されている。
指定特定重要港湾
港湾法上のスーパー中枢港湾の名称。平成17
年7月に港湾法が改正され特定重要港湾のうち、特
定国際コンテナ埠頭の形成により国際競争力の強
化を図ることが特に重要なものとして、四日市港及
び名古屋港、京浜港(東京港・横浜港)、大阪港及
び神戸港が指定されました。
指定保税工場
シベリヤランドブリッジ→ランドブリッジ
保税作業(外国貨物を原料として加工、製造業
をする作業)の製造歩留まりが安定しているような
保税作業であると認められる場合において、製品及
び原料品の種類を特定して税関長が指定した保税
工場をいう(関税法第61条の2)。
保税工場は、指定保税地域、保税蔵置場のよう
な通関施設と異なり、必ずしも臨港地帯又は税関官
署に近接していることを要せず、むしろ工場立地の
優位性を考慮して設置されているため、開港、税関
空港あるいは税関官署から遠距離にある場合が多
い。したがって、保税作業の終了届けその他の諸届
けを作業のつど行うことを必要とすると、工場側に
とって手続上の不便が少なくない。そこで保税工場
の実態に応じ、その手続の煩雑さをできるだけ解消
することを目的として設けられたのがこの制度で
ある。
シャシ方式(chassis system)←シーランド
方式
シャシと呼ばれる台車を使用する輸送方法をシ
ャシ輸送というが、この方式によりヤード内でヤー
ドトラクターに引かれるシャシにコンテナをのせ
て移動し、シャシに乗せたままでトラクターを切り
離してヤード上に配置する。米国シーランド社がコ
ンテナターミナルにおける荷役方式として初めて
採用したことからシーランド方式とも呼ばれる。こ
の方式は、特別な荷役機械を必要としないこと、出
荷地でコンテナをシャシに乗せトレーラーとして
牽引し、船積みの場合にRORO船を利用して目的
地までシャシから貨物を卸すことなく輸送できる。
ハイウェイトラクターを連結すれば直ちに内陸輸
送できること、また一時保管等もシャシに乗せたま
ま保管できるため、積卸作業を軽減できる。多段に
重ねないのでヤードの舗装費が低廉で済む反面、広
大なヤード面積を要すること、多数のシャシを要す
る欠点がある。
指定保税地域(Designated ozei rea)
シャシ方式,chassis system
シーランド(Sea-Land)方式とも呼ばれるコン
テナタ-ミナルのオペレ-ションの一方式で、各コ
ンテナをシャシと呼ばれる台車に搭載してトレ-
資-29
国、地方公共団体、新東京国際空港公団又は港
湾施設の建設又は管理をする法人が所有し、または
管理している土地、建設物その他の施設で、開港又
は税関空港における税関手続の簡易、迅速な処理を
はかるために、外国貨物の積卸し、運搬、一時蔵置
のできる場所として財務大臣が指定した場所をい
う(関税法37条)。この指定保税地域は、昭和2
7年に創設されたものであるが、実質的には、それ
以前の「税関構内」(Customs ompound)と呼
資料編
ばれた旧保税地域の機能を継受したものであって、
輸出入貨物の通関施設であり、その機能は
「関税線」
(Zollinie)を経由して出入りする貨物についての
税関手続き(通関手続)のための一時的な蔵置場所
である。
1940年運輸法(Transport Act of 1940)
などによって一貫して規制を強化する方向に進ん
できたが、70年代後半からの規制緩和の潮流に従
い、州際交通委員会の規制の権限も縮小されてきた。
商業インボイス→インボイス
仕向地持込渡条件,関税込み条件→DDP
商業港湾
仕向地持込渡条件,関税抜き条件→DDU
一般の商船が出入りして停泊し、もっぱら商業
上に利用される地理的、経済的、行政的及び技術的
要件を備えた港湾をいう。
仕向地持込渡条件、関税込み条件→DDP
仕向地持込渡条件、関税抜き条件→DDU
ジェネラルカーゴ,General Cargo→貨物
姉妹港
ジブクレーン(Jib Crane)
四日市港は、昭和43年にオーストラリアのシ
ドニー港と「両港が友情と協力を基礎として互いに
姉妹港の繁栄に寄与し合い、もって日豪貿易の発展
を図る」(共同宣言)ことを目的に、姉妹港提携を
行った。以来、四日市港は官民一体となって、シド
ニー港を初めオーストラリアとの親善交流活動を
続けている。昭和46年以降行ってきた訪豪団派遣
もその一つであるが、これが発展して平成6年から
「シスターポートセミナー」、平成10年から職員
の相互派遣を実施している。また、昭和48年には
霞ヶ浦緑地公園にオ-ストラリア記念館を開館し、
昭和54年には霞1号幹線を「シドニー港通り」と
命名、さらに平成11年には霞地区の「シドニー港
公園」が再整備された。
この姉妹港提携までに至る事情は色々あったが、
その中心となったのは、両港が古くから羊毛を通じ
て深い関係を有していたことにある。すなわち、シ
ドニー港は世界的な羊毛の輸出港であり、四日市港
はその羊毛の主要な輸入港であった。
この羊毛の輸出港と輸入港という関係は、現在
も続いており、羊毛は豪州コンテナ定期航路におけ
る四日市港の大宗貨物となっている。
しかし、近年羊毛の輸入は減少傾向にある。
クレーン本体から全旋回、半旋回等の旋回動作
をする腕を突出し、その端の滑車を通して貨物を釣
る起重機で、岸壁、工場の荷役と多方面にわたり使
用される。
ジャストインタイム(just in time)
「必要な物」を「必要な量」だけ「必要な時」に合わ
せて「必要な所」へ届ける仕組みをいう。1963年
「かんばん方式」の名のもとにトヨタ自動車が全社
的に採用したのがはじまりで、我が国の実践的物流
理論として世界中に広まった。
ジャストインタイムは、生産の場だけではなく、
流通における配送等の分野でも威力を発揮してい
る。
ジョイントレス,通し運賃→運賃
自動通関システム→NACCS
自由貿易地域,FTZ,Free Trade Zone,
フリートレードゾーン
しゅんせつ(浚渫)
航路、泊地などを建設、整備したり土砂の採取
又は土地の造成のために海底などを掘ることをい
う。この目的で造られた船をしゅんせつ船という。
州際交通委員会,Interstate Commerce Comm
ission,ICC
1887年の州際交通法(Interstate Commer
ce Act)に基づいて設置されたアメリカ連邦政府
の運輸行政に関する独立した規制機関。大統領によ
って任命された11人の委員から構成され、上院の
承認を必要とする。歴史的にもアメリカの運輸事業
の規制に大きな影響を与えてきた。委員会の主な権
限は、運輸事業の営業の許可、路線の建設・廃止の
許可、運賃決定・変更に関する諸制度の設定、輸送
車両やインターチェンジに関する規制の実施など
となっている。州際交通委員会は、その設置以来、
資-30
輸出加工区(EPZ,export processing zon
e)とも。1970年代頃から、アジアや中南米の
工業化を目指す発展途上国で多国籍企業を誘致し
輸出を振興するために自国の特定地域をEPZ,F
TZとして下部構造や優遇税制を整え、多国籍企業
が組立て再輸出するために輸入する原料・部品は無
関税で輸入を認めるとことが増えた。EPZ,FT
Zは手取早く組立工業化をすすめ、雇用を創出する
ので各地に広がり、中国の経済特区などの成功例も
多い。これに対して総合保税地域は新しい概念であ
る。従来の保税地域は個々の施設(保税倉庫・保税
工場・保税上屋・保税展示場等)を指定の対象とし
ていたが、近年、空港や港湾と有機的に連結した貿
易関連施設を整備する機運が各地で高まり、さらに
輸入促進地域(FAZ)の創設に伴い、一定地区全
域を保税地域として指定する必要性が生じたので
ある。そこで関税法の一部を改正する形で創設され
たのが総合保税地域である(関税定率法等の一部を
改正する法律案、1992年3月成立)。総合保税
資料編
地域の指定については、公益性を有する法人が所有
または管理する一団の土地・施設のうち、一定の基
準を満たすものについて税関長が許可することに
なる。この指定により、一定地区全域において蔵置、
加工、展示などの保税機能が活用でき、また、地域
内の保税運送手続きが不要になるなど、手続きも簡
略化され、輸出入の促進地域となるであろう。この
総合保税地域は、恒久措置であり、その指定は必ず
しも臨時措置としての輸入促進地域(FAZ)のみ
に限定されるものではない。また、FAZ(forei
gn access zone,フォーリンアクセスゾーン)は
輸入促進地域の略称で、これは近年、国際的に問題
となっているわが国の貿易不均衡を是正するため、
港湾又は空港及びその周辺地域において行われる
輸入の促進に寄与する事業の支援等を目的に19
92年7月に施行された「輸入の促進及び対内投資
事業の円滑化に関する臨時措置法(以下、輸入促進
法)」に基づいて作成される地域輸入促進計画の中
で位置付られる輸入促進地域である。FAZに指定
される地域は、①港湾・空港地域であり、②輸入貨
物が相当程度流通し、または流通することが見込ま
れ、③後述する輸入促進基盤整備事業及び輸入貨物
流通促進事業を行うことにより輸入の促進が相当
程度図られると認められる地域で、原則として市町
村単位で設定される。また、FAZとして整備を行
われる事業は、①輸入促進基盤整備事業、②輸入貨
物流通促進事業の2つである。
重量建て(Weight Basis)
習慣または特約にて船側渡し(Alongside Delive
ry)が行われることがある。
海上運送は原則として船側が本船責任の分岐点
となるので、費用も船側より積揚げのいわゆる船内
荷役料は本船(船会社)持ち、他の艀回漕、沿岸荷
役(上屋搬入を含み)等の費用は荷主持ちが原則で
ある。水切とは艀取りした貨物を倉庫その他の場所
に揚荷することをいう。
次世代高規格コンテナターミナル
アジアの主要港を凌ぐコスト・サービス水準の
実現を目標に、官民一体でハード・ソフト連携した
施策を先導的・実験的に展開するターミナルのこと。
民間事業者により一体的な運営が行われているこ
と及びターミナルの規模は最大水深15m以上、延
長1,
000m以上、
奥行き500m程度を有する。
事前協議制度
「港湾労働者の雇用と生活保障に関する協定」
(日本港運協会と全国港湾労働組合協議会および
全日本港湾運輸労働組合同盟との協定)に基づき、
コンテナ船やRO/RO船など革新船の就航や荷
主の港湾における物流センターの建設など港湾労
働者の雇用、職域に影響を及ぼす可能性のあるもの
について、労使で事前に協議する制度。
ス
海上輸送における定期船運賃の設定基準となる
単位は、貨物の形状、性質などにより異なり、重量
によるもの(重量建て)、容積によるもの(容積建
て)、さらに価格によるもの(従価建て)などがあ
る。
重量建ては、鋼材、一部の化学製品など容積に
比べ重量の大きい貨物に適用され、容積建てとなら
んで最も広く用いられるものである。
スーパー中枢港湾
近隣アジア主要港の近年の躍進によって相対的
な地位が低下している我が国のコンテナ港湾の国
際競争力を重点的に強化するため、官民が連携して
港湾の重点投資や機能強化を進め、アジア主要港に
対抗できる国際拠点港を育てるプロジェクト。国が
平成16年7月、四日市港と名古屋港で構成する伊
勢湾、京浜(東京港・横浜港)、阪神(大阪港・神
戸港)の三港湾を指定した。港湾のコストを三割引
き下げるほか、船が着岸してから貨物が出荷される
までの時間を現在の三日程度から一日程度に短縮
するのが目標。
重量トン数(載貨重量トン)(Deadweight T
onnage)
載貨重量トン数(Deadweight Tonnage:D
/W,DWT)で、これは重量トンであり、船舶の
航行の安全の限度内において、貨物の最大積載量を
表す指標であり、船舶の満載時の排水量と無貨物時
の排水量との差である。
ストラドルキャリア,struddle carrier
静脈物流
廃棄物やリサイクルに関わる物資の輸送をいい
ます。これに対し、一般の商品や原材料の輸送を動
脈物流といいます。この呼び名は、血液の循環にお
いて、栄養分を運ぶ流れを動脈、老廃物を運ぶ流れ
を静脈と呼ぶことから来ているものです。
直取り
総揚げに反し荷受人が本船より直接荷受けする
ことをいい、長尺物・重量物・危険貨物について、
資-31
重量物あるいはコンテナのような特定の物品の
荷役と運搬を同時に行う産業車両で、パレット上に
乗せた鋼材又は、コンテナーを、左右の爪でパレッ
トを腹下にかかえ込む形で運搬する四輪の特殊車
である。コンテナ船からクレーンでエプロンに直接
降ろしストラドルキャリアでマーシャリングヤー
ドへ横持する方式をストラドルキャリア方式と称
し、最初にこの方式を採用したのがマトソンナビゲ
イション海運会社(Matson Navigation Co.)であ
ることにより、マトソン方式と呼ばれる。マトソン
社は、1957年より米本土とハワイ間の航路にコ
ンテナの甲板積み輸送を開始した。1960年には
C-3型およびC-4型船をセル構造の船艙を持
資料編
つコンテナ船に改造し、ハワイ航路に投入するに及
んでコンテナ輸送は著しく増大し、今日のコンテナ
船輸送技術の基礎をつくった。のちに、同社は業績
不振のため米国西岸/日本間のコンテナサービス
を中止し、国際コンテナ航路から完全に姿を消した。
(婦人服や下着)、食品、家電、日用品などの輸入
が急速に進展した。製品輸入は、円高に伴い、食料
品や家庭用品、家電製品等生活に密着した消費財を
中心に行われる輸入である。最近の特徴は従来の輸
入総代理店、一般輸入業者、海外メーカーの日本販
売子会社といった経路に加えて輸入ルートの多元
化が進み、製品輸入比率45%に達している。並行
輸入も、有名ブランドを持つ海外メーカーが日本へ
の輸出に際し、日本国内の取扱輸入業者を1社だけ
に限定するという輸入総代理店制を採るのが通例
であった。この対象商品を、別の主体が輸入総代理
店を通さずに原産国や第三国の販売店等から直接
に購入し輸入する形態。洋酒、加工食品、ハンドバ
ッグ、ネクタイ、自動車等の欧米ブランド品の有力
なチャネルとなりつつある。開発輸入……日本で商
品の開発計画をたて、または現地と共同で企画・開
発し、資金援助、技術指導の下に製造したものを輸
入する形態。大手のスーパーや百貨店など流通業自
身が仕様を決めて発注し、海外生産商品を輸入し量
販店、無店舗販売、へ卸売するなど販路拡大する。
対象商品は衣料品が多く、食料品、家電製品、家庭
用品でアジア諸国が多い。自らの企画で生産させる
場合は全量買取りのOEM方式(相手先ブランドに
よる生産)である。逆輸入は、製造業が円高による
海外生産コストの相対的低下を利用し、海外の現地
法人や自社工場で生産した商品を輸入する。
ストラドルキャリア方式→ストラドルキャ
リア
スペースチャーター,Space Charter
複数の船会社が少数のコンテナ船を提供しあっ
て同一航路で相互にスケジュ-ルを調整し運航す
ること。特にコンテナ船で見られるジョイントサ-
ビスの形態で船会社は互いに船腹(スペース)を貸
借する。集荷やB/Lは各社が個別に行い輸送のみ
を共同化する。個別配船に比べ、投入船腹の利用効
率と配船頻度を高める協調配船のメリットがある
反面、環境変化への対応や意思決定が遅れる難点も
ある。
スポット用船→用船
スルーレート,通し運賃→運賃
スリップ
積荷目録→マニフェスト
埠頭側面のバースの一部で、隣接しているピア
(突堤岸壁)とピアとの間の水面をいう。
繊維索
スリングマン
細索
(small tuff)直径10㎜以下のもの
をいう。
索
(rope)直径10㎜以上40㎜以下の
ものをいう。
ホーサー(hawser)直径40㎜以上のものをい
う。
船主船内(Berth erms)
海上運送貨物は、船会社と荷主との海上運送契
約によって運送されるが、その運送条件の中に、積
揚港における船内荷役賃を船会社が負担するか、荷
主が負担するかを取り決めている。
一般に、定期船によって運送される個品運送貨
物については、運送人である船会社が負担する運送
契約になっている。この取引条件のことをバース・
ターム(Berth Terms)又はライナー・ターム(L
iner Terms)と呼んでいる。この場合の船内荷役
は、船会社と契約しているか、または船会社の指名
をうけた一般港湾運送事業者、即ち船社元請ステベ
がこれを実施している。
積荷、揚荷のスリング(たまかけ用具)を掛け
外しする作業員を指す。
水門
防潮堤などで囲まれた区域の内外の通水と船舶
通行のために、堤防を切り開いて設けられたゲート
をいう。
捨石
防波堤や岸壁などの基礎に捨込まれた石をいう。
捨石は一般に火成岩を用い、偏平細長でなく、堅硬
ち密、耐久的で風化倒壊のおそれのないものを使用
する。
セ
背高コンテナ→コンテナ
船席指定
入港船舶の総トン数、長さ、吃水、荷役内容を
確認して、各種のバースに先船優先の原則に基づき、
他の事情をも勘案し本船の船席(けい留する場所)
を指定することをいう。
製品輸入
①円高、②メーカーや流通業者の輸入努力、③
政府の輸入促進政策、④消費者意識の国際化といっ
た要因に支えられて外国商品の直接輸入のほかに
様々な輸入の取り組みが行われている。特に衣料品
船内荷役
資-32
資料編
港湾荷役事業の業務の一つで、港湾においてす
る船舶への貨物の積込又は船舶からの貨物の取卸
しを行う行為。ただし、500総トン未満について
は沿岸荷役と定義されることが多い。 →沿岸荷役
事業
全ソ通過貨物公団、SOTRA
旧ソ連の貨物運送に関して当初、全ソ対外運輸
公団(SVT)が窓口であったが、1980年2月
から全ソ通過貨物公団(V/O SOJUZTRANSIT;
SOTRA)が設立され、交渉窓口はSOTRAに移
行している。SLB輸送ではSOTRAがジェネラ
ルオペレーターとして運営している。わが国のフォ
ーワーダーはSOTRAと運送契約を結び利用運
送人としてそれぞれの荷主より発地から着地まで
の全運送を引き受ける形態をとっている。 →ラン
ドブリッジ
船内荷役業(Stevedore)
貨物を船側から船積又は船側迄揚荷する作業を
専門の業務とし、また船内人夫の供給請負をするこ
ともある。俗に「ステベ」と称しているが、船積・
陸揚げ全般をも引き受ける場合が多い。なお、港湾
において、積荷および揚荷の搬入、搬出または荷さ
ばきを行う事業を、船内荷役業と区別して沿岸荷役
業という。
船舶固定資産税
償却資産の一つである船舶に対しては、その主
たる定けい場又は定置場所所在の市町村において
固定資産税が課税される。
四日市市における平成11年度船舶固定資産税
50,865千円(課税額)
課税標準の特例
外国貿易船課税台帳登録価格 ×1/10
外航船舶
〃
×1/6
準外航船舶
〃
×1/4
内航船舶
〃
×1/2
税率
1.4/100
納税義務者
船舶所有者
ソ
総合輸入タ-ミナル
港湾貨物流通システムの中心施設で、製品輸入
に必要な各種のサ-ビスが行われ、商品展示・販売
などの商流と結び付いたサ-ビスの場も提供され
る。この施設は、高能率の荷捌機能、高付加価値の
保管機能、高度の流通加工機能、多頻度配送機能、
輸入商品の展示・販売施設、通関・検疫機能を特徴
とする。現在、東京青海流通センタ-、大阪港総合
流通センタ-ほかが整備されている。
総揚(General Discharging)
総揚貨物を一括陸揚げして上屋に入れることを
いい、そのうえ仕訳して上屋で個々の荷受人に荷渡
しすることを倉渡し(delivery exwarehouse)と
いう。個品運送ではこれが常態である。
船舶職員法
この法律は船舶職員として船舶に乗り組ますべ
き海技従事者の資格及び定員を定め、もって船舶の
航行の安全を図ることを目的とするものである。
船長、航海士、機関長、機関士、通信長、通信
士の職務を行う者で船舶職員になろうとする者は
国土交通大臣が行う海技従事者国家試験を受けな
ければならない。
近代化船については、新たに運航士制度が定め
られ、この運航士も船舶職員に含まれる。
専用船,specializedvessels
船舶の用途による分類で、木材、鉱石、石炭、
油など特定の貨物を専ら積むよう設計された船舶
をいう。種々のばら積み貨物を積載できるような船
倉構造を持つ船舶を多目的専用船、あるいは兼用船
という。これに対し、雑貨を含む種々の貨物を積載
できるような構造を備えた船舶を多目的船と称し
ている。このように各種の専用船をインダストリア
ルキャリヤーという所有形態や、長期契約のもとで
運航されるのが現代海運の特徴と言える。なお、O
BO船(ore/bulk/oil carrier)、オアバルクオイル
キャリア、あるいは鉱油撒荷兼用船は、種々の貨物
が積めるような船倉構造を持つ多目的専用船。OO
船(ore-oil carrier)、オアオイルキャリア、あるい
は鉱油兼用船は、鉱石、原油の2種の貨物が積める
ような船倉構造を持つ多目的専用船である。
走行起伏シャトル式シップローダー
地上ベルトコンベアで送られてくる石炭等ばら
物を連続的に効率よく船積みするための荷役機械
であり、走行により荷物を積む位置へ移動させ、起
伏にてブーム(腕)を上下させて高さをきめ、シャ
トルで岸壁からの巾をきめ、荷役する装置である。
総合保税地域
事業内容その他の事項を勘案して政令で定める
要件を満たす法人が所有又は管理する一団の土
地・施設で、外国貨物の荷捌き、蔵置、加工・製造、
展示・使用できる場所。平成4年の関税法の改正で
導入された。(貨物の蔵置期間原則2年)。
総トン数(Gross Tonnage)
グロストンともいわれ容積トンの一つである。
船舶の大きさを表すための主な指標となっている。
船舶ごとに国際総トン数を算出し、それにトン数、
船型(自動車専用船、ローロー船等)に応じ異なっ
た係数を掛けて総トン数を算出する。これらの係数
については「船舶のトン数の測度に関する法律」に
規定されている。けい留施設の使用料や入港料は総
トン数1トンについて定められている。
資-33
資料編
(たとえば他の貨物を汚損する虞のある貨物や腐
敗の虞のある物)と認められる貨物については税関
長の許可を受けて、これを保税地域以外に置くこと
を「他所蔵置」、また、その置く場所を「他所蔵置
場所」という。(関税法第30条2号)
タ
タイムボリュームレート→TVR
多目的船(Multi-purposeship)
太平洋航路協議協会,TSA→海運同盟
在来貨物船、コンテナ船、Ro-Ro船、重量
物船などの機能をあわせもつ船舶をいう。近年新造
船はこの型が多くなっている。
太平洋航路秩序安定協会,TPDA→海運同
盟
ダブルスタックトレイン、DST,Double S
耐候性,weatherproofness
tack Train
コンテナの国際的流通に支障をきたさないよう
にとの目的でつくられた1977年のコンテナ安
全条約に対応した省令に基づく概念で、収納貨物の
安全のために義務付けられたコンテナの漏水試験
(耐候試験)を行ったものをいう。ただし、安全条
約は、ISO規格が要求するコンテナの堪貨性(ca
rgoworthiness)、堪航性(seaworthiness)、耐候
性(weatherproofness)の確保までは要求してい
ない。
米国鉄道による海上コンテナの輸送方式で、コ
ンテナをCOFC方式で2段積み専用貨車に搭載
して輸送する。通常15~28両編成(1両10F
EU積み)で運行する。なお、COFC(containe
r on flatcar)は鉄道台車にコンテナを積んで内陸
に輸送するサービス形態で、フラットカー(flatcar)
はコンテナ貨物輸送に供される鉄道台車の一種で
ある。また、ユニットトレーン(unit-train)は列車
1編成すべての貨車に単一の貨物を積んで輸送す
る方式をいい、これに対してブロックトレーン(bl
ock train)は種々の貨物を積んだ貨車を編成して
輸送する方式をいう。最近は、コンテナ輸送量の増
大によりユニットトレーン方式が普及しており、D
STによるコンテナ貨物輸送に供されるコンテナ
2段積鉄道台車が使用される。 →COFC、FE
U
耐震強化岸壁
大規模地震等の災害時にも耐えられる様に設計
された岸壁。被災直後の緊急物資及び避難者の海上
輸送を確保するために、特定の港湾において、通常
のものより耐震性を強化して建設される岸壁。
滞船料(Demurrage)
契約に取決められた停泊期間内に積荷、揚荷が
終了せず停泊期間が延引したときに、
用船者(荷主)
が船会社に延引日数に応じて支払う停泊日数超過
割増金。
ダンネージ
船倉内に混合積みする貨物の接触面を十分保護
して、容器のずれ動きを防ぎ、航海中の動揺の打撃
をなくし、かつ船倉の湿気の影響をさけるため使う
各種の敷物をいう。
高潮
台風等、気象の影響により、海面が異常に上昇
する現象をいう。
ちなみに、四日市港での既往の最高潮位は、昭
和34年9月26日伊勢湾台風での高極潮位D.L.
454 ㎝、最大偏差329㎝である。
第三セクター
第一セクター(国及び地方公共団体)、第二セ
クター(民間)の共同出資によって設立された企業。
国、地方公共団体及び民間の共同出資によって設立
された企業を公私混合企業と呼ぶが、第三セクター
は、出資形態において公私混合企業である。
高潮対策事業
津波、高潮、波浪等から、海岸を防護するため、
防潮堤、水門、ポンプ場等の海岸保全地域を新設改
良、修繕していく事業である。四日市港では、昭和
34年伊勢湾台風を契機に築造されたものがほと
んどであり、築造後30年を経過し、老朽化もみら
れることから逐次再整備を行っている。
大水深港湾
公共岸壁として整備事例の少ない13m以深の
航路、泊地及び岸壁を有する港湾をいう。大水深港
湾は、大水深航路の泊地、大水深岸壁、大型荷役機
械、広大なストックヤード及び内航用岸壁が必要で
あり、これらの施設が一体となって機能を発揮する
ものである。本港は地形的に水深が深いことから大
水深港湾の資質を有している。
他所蔵置
外国貨物は原則として保税地域に置かなければ
ならないこととなっているが、保税地域に置くこと
が困難(たとえば巨大重量貨物)又は著しく不適当
第四管区海上保安本部四日市海上保安部
国土交通省の機関で、全国の沿岸水域を11の
資-34
資料編
海上保安管区に分け、それぞれの管区に管区海上保
安本部が置かれている。伊勢湾は、第四管区海上保
安本部の管轄となり、四日市港には、その出先機関
の四日市海上保安部が置かれている。
主な業務として、海難救助、海洋汚染の防止、
海上における犯罪の予防及び鎮圧船舶交通に関す
る規制、水路、航路標識の保全等を行っている。
の制約などから、商社の販売網を利用する間接貿易
に依存するケースが多かった。現在では、製造業者
が海外に販売拠点として販売子会社を設立するよ
うになり、物流の効率化、物流管理の観点から大手
企業のほとんどが直接貿易を中心とするようにな
っている。
代理店
ツ
船会社は、寄港地すべてに支店等を設けること
ができないため、関係官庁に対する船舶の出入港手
続や、船舶、船客、積荷あるいは船員に関する諸般
の手続を船社に代わって行う者に委ねる必要があ
る。これを業として行う者を船舶代理店といい次の
種類がある。
(1)定期船(Liner)関係
ア集荷代理店(Booking Agent)
イ船舶管理業務代理店(Husbanding Agent)
(2)不定期船(Tramper)関係
ア船主代理店(Owner’s Agent)
イ用船者代理店(Charterer’s Agent)
通関
国境通過の輸出貨物に、正規の手続きを踏んで、
所轄の税関を通過させることをいう。具体的には、
輸出又は輸入の申告から許可までを指す。貿易品は
国境を通じて出入りするので、何国でも輸出又は輸
入の通関許可と諸手続きを受けることが要求され
る。これには輸出通関と輸入通関とがあり、関税を
課する関係上、後者が厳重に取り締まられている。
通船
沖の泊地やブイ、ドルフィンに碇泊する船と陸
上との連絡のため、あるいは船員やその家族等の送
迎のため、碇泊船の間を運航する小型船をいい、四
日市港では、四日市ポ-トサ-ビス㈱が綱取放し、
給水作業等を併せサ-ビスを行っている。
チ
チャイナ・ランドブリッジ→ランドブリッジ
綱取り
超大型タンカ-→タンカー
ドルフィン、岸壁上のけい留用ビットに本船か
ら出したロ-プをつなぎ、本船をけい留施設に固定
させる作業をいう。ブイけい留では、船首からチェ
-ンを出し、これをブイの標体に固定させる。
直轄事業
国直轄事業ともいう。国が地方公共団体等の手
を介しないで自ら直接行う事業をいう。いかなる場
合に国が直轄事業として実施できるかについては、
それぞれの法律に規定されている。港湾については、
重要港湾又は避難港において一般交通の利便を増
進するためなど必要がある場合において、国と港湾
管理者と協議が整ったときは、港湾工事は国土交通
大臣が行うものとされ(港湾法52条)、これに伴
い港湾管理者は直轄工事負担金を支払うことにな
っている。四日市港の場合、国土交通省中部地方整
備局<港湾空港部>が防波堤、岸壁(外貿)等の工
事を受けもっている。
積み荷目録(Cargo Manifest)
貨物の船積完了後、船荷証券(B/L)のコピー
により本船または積み地店が作成する書類(一般的
には、単にManifest M/Fという)。
M/Fの記載事項は、船積貨物の明細・積揚地・
B/L番号・積載船名・荷送人・荷受人などであり、
その用途は揚地入港の際、船長署名の上これを税関
に提出して入港手続用に供するとともに、これを揚
地店に送って荷捌の便に供する。
潮差
テ
潮汐の相次ぐ高潮と低潮の海面の高さの差。
潮流
テクノスーパーライナー(Techno Super Lin
er)
潮汐の干満に伴う海水の流動。
直貿・間貿
貿易は直接貿易(直貿)と間接貿易(間貿)と
に大別できる。前者は、製造業者が自社の貿易部門
を通じて貿易する場合であり、後者は商社など他社
を通じて貿易する場合である。日本の製造業者は、
海外市場の開拓力や貿易ノウハウの不足、資金面で
資-35
大量かつ高速の貨物輸送を実現すべく開発され
ている次世代高速貨物船のことであり、速力50ノ
ット(約93㎞/h)、積載重量1,000トン、
航続距離500海里(約930㎞)以上、波高4~
6m程度の荒れた海でも安全航行が可能な耐航性
を備えることなどを開発目標としている。90年代
後半には実用化できるよう現在開発中であるが、実
資料編
用化されれば、物流体系に変化をもたらすことが予
想される。
デッキマン(Deck Man)
甲板上から船舶に積み卸しされる貨物の荷役状
況をみながらウインチマンに合図を送って、その操
作を指示する船内労働者をいう。通常ウインチマン
もデッキマンも特定の労働者の呼び名でなく、作業
チームを構成する班長格の労働者が交替でするこ
とが多い。
定期(貨物)船,ライナー,liner
定期船とは、一定の航路を定期的に運航する船
舶のことで、輸出貨物は製造加工品が多くロットが
比較的小さいので定期船に他社の貨物と混載され
る個品運送が多い。船会社が貨物のあるなしにかか
わらず自己の公表している配船表に基づいて、一定
の航路を定期的に巡回就航させる船舶を定期船と
いう。各寄港地への出入港曜日を固定した曜日固定
サービスなどが普及している。雑貨などの「個品貨
物」の運送に従事しており、積み地、揚げ地の船内
荷役費を運送人が負担するという取引条件で、定期
航路ではほとんどこの運賃条件になっているおり、
バースターム,berth termと呼んでいる。不定期
船は、トランパー,tramper(正しくはtramp)と
呼ばれる。不定期船は、原材料などのばら荷が多く
輸入数量も大きいので用船される場合が多く、荷主
の要求に応じて随時就航する。特定の不定期航路に
就航する場合、特定の荷主または運航業者と船舶の
一部または全部を船主(船会社)から借り受けて運
送する際に用船契約を交わす。この契約は主として
穀類・鉱石・石炭などの「ばら積貨物」の運送に際
して行われ、運送人と荷主との間で自由に取り決め
る運賃は自由運賃制が多く、これをオープン・レー
ト(open rate) という。また、船内荷役費は積み
卸しともに荷主が負担する契約となり、これをFI
O(free in and out) という。
デバンニング→バンニング
デリッククレーン(Derrick Crane)
垂直主柱にななめに取り付けた腕木が自由に俯
仰や左右旋回のできるクレーンであり本船に装備
されているクレーンはこの型のものが多い。
デリバリーオーダー(Delivery Order : D/
O)
→荷渡指図書
ト
トラックレベラー
主にトラックの荷台の高さとホームの高さの違
いを調節して台車やホークリフト、パレットとトラ
ックなどが容易に積降できるようにする装置をい
う。ボードの先端がトラックの荷台にうまくフィッ
トし、他端はヒンジで支えられる構造になっている。
動力は油圧、バネ弾性などを利用したものが多い。
手動式と電動式があり、ドックボードと呼ぶことも
ある。身近なところでは、四日市港国際物流センタ
ーに備えている。
定期船同盟行動憲章条約,Convention on a
Code of Conduct for Liner Conferences
従来、世界の海運国は先進国海運会社の牛耳る
いくつかの海運同盟によって独占されてきた。発展
途上国はこれに反発し、UNCTADの場で新憲章
の準備をすすめ、1974年国連定期船同盟行動憲
章会議を開き、新しく「ナショナルフラッグ」原則
を定めた条約を採択した。この条約は貨物積取り比
率を貿易当時国が各40%、第三国船が20%とし
(4・4・2の原則)、運賃改訂等は荷主代表と協
議することを定めたもので、83年に発効した。日
本も批准、加盟を検討中。
トランシップ(Transhipment:T/S)
積荷港から荷卸港まで同一船舶で運送されずに、
途中の中継港で積替えされること。積替方式には2
種類あり、ひとつは「Ship to Ship(船移し)」
方式で、貨物は船から直接又ははしけを通じて仕向
け本船に船移しされる。もうひとつは「One Lan
ded(仮陸揚げ)」方式で貨物はいったん保税上屋
に陸揚げされ、次の船を待って船積みされる。
定曜日サービス
各寄港地への出入港曜日を固定したサービスを
いう。主要航路では、物流の完璧なコントロールを
めざしたサービス形態として定着している。
トランジット貨物、通過貨物(transit carg
o)
手倉
港湾運送事業者や倉庫業者の自家倉庫をいう。
天端
構造物(防波堤、防潮堤、護岸等)の頂部をい
い「天端高」
とは基準面から天端までの高さを言う。
資-36
トランジットは通過、通行、輸送の意で、トラ
ンジット貨物は通過貨物、積換え貨物を意味する。
貿易貨物の積み出し国から仕向国へ輸送される途
上に第三国を経由する場合、その経由国の通過貿易、
仲継ぎ貿易される外国貨物。先進国間で行われる幹
線輸送に対し、トランジット貨物は港湾や空港でハ
ブアンドスポーク方式に見られるように支線輸送
によって周辺国へ輸送される。ハブアンドスポーク
方式の港湾や空港を経由する場合、その外国貨物を
資料編
輸入手続きをしないでいったん陸揚げし保税運送、
保税保管を行うのが通例である。なお、トランシッ
プ(Transhipment,T/S)は本船が直接寄港する
港から他の港に貨物を「船移し」、つまり貨物を船
から船へ積み替え輸送するサービス形態である。ト
ランシップ貨物(Tranship Cargo)は、接続貨物で、
積替えて運ばれる貨物のこと。
純トン数/税率
開港への入港ごとに納付する場合
純トン数1トンまでごとに16円
開港ごとに1年分を一時に納付する場合
純トン数1トンまでごとに48円
納税義務者
船長
東京エアカーゴシティタ-ミナル→エアカ
トランジットタイム(Transit Time)
ーゴタ-ミナル
船積み地から特定の仕向港または地点までの輸
送所要日数(時間)をいう。
通し運賃
◎ボックスレート……輸送対象品目に係わらず
コンテナ1本当り定まった運賃を課する運賃方式。
◎品目別ボックスレート、CBR、Commodit
y Box Rate海上運送貨物の運送コスト、運賃負担
力、荷姿、性状を勘案し、品目区分ごとに運賃率な
らびに運賃建を設定する。品目分類の多寡は各航路
事情により異なるが、日欧間に18のクラスに分け
た20フィートコンテナ1本当りの運賃などがあ
る。40フィートコンテナの場合は運賃は2倍にな
る。
◎品目無差別運賃、FAK,freight all kinds
rate貨物の種類、内容に関係なく、貨物重量または
容積に応じて設定される運賃体系。コンテナ1個当
り、またはトレーラや貨車1台当りの取扱量で定め
られ、従来、鉄道および定期船の運賃で永く採用さ
れてきた貨物の運賃負担力に応じた負担力運賃に
対する方式。同盟船社の適用する CBRや、mixe
dCBR に対して盟外船社は品目別差別運賃を活
用している。
◎通し運賃,through rate……複数の運送手段
により相次いで運送される貨物のために定めた全
区間単一の運賃
トランスファークレーン,transfer crane
コンテナヤードで多く使われる5段以上の多段
積みが可能な門型移動式クレーン。コンテナ船とヤ
ード間はトレ-ラを、ヤード内の荷役にこの移動ク
レーンを使用する。
シャーシ方式
(シーランド方式)
とストラドルキャリア方式(マトソン方式)と対比
される。
トランスポーター
上屋屋上から突出た長い水平桁にクレーンを設
けたものをいう。
トランスポートアディショナル(Transport
Additional)
欧州同盟と地中海同盟が1996年10月1日
付で導入したニュータリフ〝NT96〝で、欧州太
西洋側のスペイン、ポルトガル諸港や、東地中海・
北アフリカのトランシップ・ベースのサービス港に
適用した運賃割増し料金のこと。
直航港からのトラッシップ輸送となるこれらの
港向けには、フィーダー輸送分のコストがかかるが、
従来は直航港並のスルーレートが設定されていた。
統括管理基盤
トレ-ラオンフラットカー,TOFC→TO
FC
トレ-ラオンフラットカー,TOFC,trai
ler on flatcar
コンテナをトレ-ラまたはセミトレ-ラに搭載
したまま鉄道台車に載せて内陸に輸送するサ-ビ
ス形態。ピギーバック方式、カンガルー方式はその
一例である。なお、セミトレーラーは自重と積荷の
全重量を連結装置を介して1軸またはそれ以上の
車軸で支える車両である。広義には連結車両を牽引
する自動車も含めてセミトレーラと称することも
ある。
とん税
外国貿易船の開港への入港に対し純トン数に応
じて課される国税(トン税法 明治32年施行)。
外国貿易船の開港への入港
資-37
自身は直接実作業にたずさわることなく、一般
港湾運送事業者が一定量以上の貨物をコンテナ埠
頭等の施設において自ら統括管理する場合、その引
き受けた港湾運送を系列下の港運業者に下請けさ
せることを統括管理基盤という。
一般港湾運送事業者は、従前、港湾運送事業法
第16条の下請け制限の規定に関連して、船内荷役、
はしけ運送、沿岸荷役又はいかだ運送のいずれか一
つの行為を直営部門として経営しなければならな
かったが(船内基盤、はしけ基盤、沿岸基盤、いか
だ基盤)、昭和59年7月13日の法改正により、
一般港湾運送事業者は、すべての港湾運送が集結す
るターミナルを自ら統括管理すれば、引き受けた港
湾運送をすべて下請けさせることができることと
なった。これは、革新輸送時代を迎えて、従来の作
業直営体制から統括管理体制に政策が転換したこ
とによる。
統括管理基盤は、コンテナ関係に多いが、必ず
しもコンテナに限ったものではない。四日市港の一
般港湾運送事業者のうち、統括管理基盤による免許
業者(港湾運送事業者、従来は免許制であったが平
成12年11月1日の法改正以後、許可制になっ
資料編
た)は、日本トランスシティ㈱・三井倉庫㈱の二者
及び上組㈱の限定免許(川崎汽船の委託を受けて霞
ヶ浦南埠頭において行う自動車の船内業務に限
る。)がある。
開港所在市町村に対し、一般財源として譲与さ
れる(特別とん税法、特別とん譲与税法 昭和32
年施行)。
・特別とん税(国税)
外国貿易船の開港への入港
純トン数
税率 開港への入港ごとに納付する場合、純ト
ン数1トンまでごとに20円
開港ごとに1年分を一時に納付する場合、
純トン数1トンまでごとに60円
納税義務者 船長
〔参考〕
・四日市市における平成11年度特別とん譲与
税収入(決算額) 324,610千円
・川越町における成11年度特別とん譲与税収
入(決算額)11,320千円
東京湾中等潮位(T.P)
略記号としてT.Pが用いられる。明治のはじ
めの数年間における東京霊岸島の平均潮位を示す
もので、この平均潮位を零として陸地の標高の基準
としている。
到着即時輸入許可制度
国内に引取を急ぐ貨物にあって、予備申告が行
われた貨物のうち、税関による審査の結果、検査が
不要とされた貨物については、保税地域に搬入する
ことなく、貨物の到着が確認され次第、本申告(輸
入申告)を行えば直ちに輸入許可となる制度です。
ドアツードア輸送,(from)door to door
貨物が荷主の戸口から戸口まで運送人の責任の
下で一貫して輸送されることをいい、コンテナ輸送
の制度的・技術的裏付けによってこれが可能となっ
たものである。タ-ミナルからタ-ミナルまで、あ
るいは港から港までの輸送に留まるタ-ミナルツ
ータ-ミナル(terminal to terminal)、あるいはポ
ートツーポート(port to port)に対する概念であ
る。 →複合輸送
登録日雇港湾労働者
港湾労働法第6条に基づき、公共職業安定所に
登録された日雇い港湾労働者のこと。なお登録日雇
港湾労働者の雇用は、公共職業安定所の紹介によら
なければならない。
特殊コンテナ→コンテナ
ドライカーゴコンテナ→コンテナ
特定国際コンテナ埠頭
動物検疫所名古屋支所四日市出張所
港湾法上の次世代高規格コンテナターミナルの
名称。
農林水産省の機関で、海外から輸入される動物
及び畜産物を介して、伝染病が国内に侵入するのを
防ぐため、「動物」及び「畜産物」の検疫を行って
いる。
四日市港には、動物検疫所名古屋支所四日市出
張所が置かれており、主に、霞地区で取り扱われて
いる羊毛、食肉及び千歳地区で取り扱われている膠
などの検査が行われている。
特定重要港湾(重要港湾、地方港湾)
港湾法上、国の利害に重大な関係を有する港湾
で政令で定めるものを「重要港湾」と呼び(法2条
2項)、さらに重要港湾のうち外国貿易の増進上特
に重要な港湾で政令で定めるものを「特定重要港
湾」と呼ぶ(法42条2項)。重要港湾以外の港湾
はすべて「地方港湾」と呼ばれる。(法2条2項)
これは、外国貿易、国内貿易、旅客輸送、国土
開発等、国民経済上の重要性によって港湾を区別し
たもので、この区分に従い、当該港湾を管理する港
湾管理者の設立、港湾工事に要する費用の国の負担
又は補助の率、地方港湾審議会の設置義務の有無、
港湾計画の策定義務の有無等について、港湾法で取
扱の差異が設けられている。
四日市港は、明治43年5月に第2種重要港湾
に選定され、昭和26年 1 月19日に重要港湾に
指定され、昭和27年2月1日に特定重要港湾に指
定された。〔伊勢湾の特定重要港湾としては、四日
市港以外に名古屋港がある。〕(特定重要港湾の全
国総数=21港)
特別とん譲与税
ドルフィン
海域に独立して設けられた柱状構造物で、陸岸
から離れたところに設けて、けい留施設として利用
するものである。ドルフィンは建設費が安く、早く
建設可能であり、ばら貨物に有利である。
ドレージ
ドレージとは輸入の場合、港頭地区のコンテナ
ヤードからに荷主の指定した場所まで(輸出の場合
はこの逆)、20フィートや40フィートの大型海
上コンテナに貨物を積めた状態での中・長距離輸送
を意味する。
同盟運賃(Conference Freight)
外国貿易船の開港への入港に対し船舶の純トン
数に応じて課される特別とん税収入相当額が総務
大臣が指定する
海運同盟が加盟船主間の競争をなくし、盟外船
主との対抗に備えるため取り決められた同盟所属
資-38
資料編
定期船の運賃をいう。これは協定運賃とも呼ばれて
いる。
法務省の機関で、出入国の管理、外国人の在留
に関する事務を取り扱っている。
四日市港には、名古屋入国管理局四日市港出張
所が置かれている。
同盟船
特定外国航路の海運同盟に加入している船主の
その航路で配船している定期船のこと。
これに対し、海運同盟に加入を認められていな
い船主により、その航路で配船されている定期船を
盟外船という。
ニ
ニューマチックアンローダー
本船又ははしけから、ばら穀物、セメントなど
をパイプにより真空吸引荷揚げする荷役機械をい
う。
ナ
内国貨物
入港料
「内国貨物」は「外国貨物」に対応する概念で
あって、外国貨物と同様に関税法の特有のもので同
法は「内国貨物とは、本邦にある貨物で外国貨物で
ないもの及び本邦の船舶により公海で採捕された
水産物をいう」
(関税法第2条第4号)
としている。
ここにいう「本邦にある貨物で外国貨物でない
もの」とは、輸出の許可を受ける前の国産貨物(国
産内国貨物)および外国から本邦に到着した貨物で
輸入の許可を受けた貨物(外国産内国貨物)を指す。
また「本邦の船舶により公海で採捕された水産物」
は、その船舶内で加工し、又はそれを原料とした製
品を含めて、その経済的態様が国産内国貨物と何ら
異ならないため、これを内国貨物として取り扱うこ
ととされている。
入港料は、航路や防波堤などにかかる費用のよ
うに、その性格上個々の港湾施設又は港湾役務の提
供に対する料金として回収することになじみ難い
費用について、港湾と言う営造物を全体として利用
する対価として、港湾に入港する船舶から徴収する
いわゆる総合使用料である。
この入港料の制度は、昭和29年に港湾法の改
正で法制化されたものの、その実施については永年
の懸案となっていたが、昭和40年代後半、港湾管
理者財政がひっ迫する中でその実施が強く望まれ、
港湾管理者と運輸省、船社との折衝が重ねられた結
果、四日市港では昭和52年5月1日から徴収され
ることとなった。政令で定める重要港湾にあっては、
入港料を徴収しようとするときまたは変更しよう
とするときは、あらかじめ国土交通大臣の認可を受
ける必要がある。
名古屋検疫所四日市支所
厚生労働省の機関で、外国から検疫伝染病(コ
レラ、ペスト、黄熱)が船舶を介して国内に侵入す
ることを防ぐため、人や生鮮魚介類等の貨物に対し
て検疫を行っている。
四日市港には、名古屋検疫所四日市支所が置か
れている。
荷主協議会,shipper's council
海運同盟に対抗するための荷主側の団体。海運
先進国では同盟と荷主協議会との間に常設的に荷
主協議機構を持っている。
荷主船内
名古屋植物防疫所四日市出張所
農林水産省の機関で、国内の農作物などを外国
から侵入しようとする病害虫から守るため、植物の
検疫を行っており、主に穀物船で輸入される小麦、
菜種、とうもろこし等の穀類及びコンテナで輸入さ
れる冷凍野菜、玉ねぎなどの検査が行われている。
四日市港には、名古屋検疫所四日市支所が置か
れている。
名古屋税関四日市支署
財務省の機関で、輸出入貨物の許可、関税・ト
ン税の賦課徴収、麻薬・拳銃等の密輸の取締りなど
を行っている。
四日市港には、名古屋税関四日市支署が置かれ
ている。
名古屋入国管理局四日市港出張所
資-39
海上運送貨物は、船会社との海上運送契約によ
って運送されるが、その運送条件の中に、積揚港に
おける船内荷役賃を船会社が負担するか、荷主が負
担するかを取り決めている。この場合の船積船内荷
役賃が船主持ちの場合を指す。
穀類、石炭、鉱石、鋼材等の大口貨物について
は、傭船による運送契約によって運送される場合が
殆どである。時には、定期船の船腹の一部を借り切
って運送される場合もある。
この傭船契約においては、船内荷役賃は一般に
荷主が負担する条件になっている。これをFIO
(Free In and Out)といっている。船会社が船
内荷役について、積揚荷役ともFree即ち無関係で
あるということであり積荷だけの場合FI、揚荷だ
けの場合FO条件といっている。この場合の船内荷
役は、荷主と契約しているか、または荷主の指名を
うけた一般港湾運送事業者、即ち一貫元請ステベが
これを実施している。
資料編
をいう。
日本インターナショナルフレイトフォワー
ダーズ協会→JIFFA
ノンパナマックス→パナマックス
日本船主責任相互保険組合、
野積場
TheJapanShipOwners'MutualProtectiona
ndIndem40PNW,Pacific Northwest,北米太
平洋岸北部地域 正式の略称は海外の一般的略称に
合わせ1989年よりJapan P&I Club という。
1950年船主責任相互保険組合法に基づき設置
された。船舶の所有者あるいは賃借人(裸用船者)
組合員となり、船舶の運航に伴うPI事故に伴う経
済的損失を相互に保険し合う営利を目的としない
組織である。この相互保険をPI保険といい、その
特徴は物保険ではなく船舶の運航に伴う責任保険
である。また相互保険であるから組合員は保険者で
あり同時に被保険者で、その性質上PI保険の保険
料は分担金と呼ばれる。
野積場は、上屋と同様に海上輸送貨物の荷さば
きや一時保管のための施設で屋根のないものをい
う。
ハ
パーシャルコンテナ
パナマックス型,panamax-type
船舶の大きさを表わす用語として、その船が通
過する運河や港、河川などの制限と関係付けてパナ
マックス型、オーバーパナマックス型(あるいはポ
ストパナマックス型)などという。パナマックス型
はパナマ運河を通過できる最大船型をいい、船の全
長は 900'(274.32m、但し客船は 950')、幅は 1
06'(32.309m)以下、喫水は 39'6"(12.04m)以
下という制限がある。これはばら積み貨物船で 60,
000 載貨重量トン程度の船に相当する。オーバー
パナマックス型はパナマ運河制限値を超える船型
である。北米ランドブリッジの発達によりコンテナ
船が必ずしも極東~北米東岸航路にパナマックス
型を配船することを要しないためこれを超える大
型船が建造されるようになった。この結果、コンテ
ナ埠頭やコンテナクレーンの大型化の必要に迫ら
れ港湾ほかに多大の影響が出ている。他にケープ型、
スエズマックス型、セントローレンス型などの用語
もある。
荷渡指図書(Delivery Order:D/O)
荷渡はB/L と引換えに行われるべきものであ
るが、商習慣として荷受人からB/Lの提出に対し
て、船会社または代理店は荷渡指図書を発行交付し
荷受人はこれを本船(本船渡の場合または倉庫渡し
の場合)に提示して荷渡をうけるのが普通である。
なお、D/O には本書と引換えに貨物を引き渡
すべき旨を記載してあるが、その特質はB/L とは
異なり、単なる貨物引渡の指図書にすぎず、当然流
通性は有しない原語のままデリバリーオーダー又
はD/O (デーオー)の略称で呼ばれる。
船会社のD/O発行交付手続きとしては、荷受
主またはその代理人より提示された船荷証券が、正
当に発行されかつ流通したものであるかどうかを
確認するため、船荷証券発行者の署名、裏書きの連
続性を審査し、徴収すべき運賃があればそれを徴収
したうえ、貨物確認に必要な記載項目(船荷証券と
ほぼ同様)を記載したD/Oに責任者が署名し、こ
れを船荷証券提示者に発行する。このように、船会
社は正当なる船荷証券提示者に対し、D/Oを発行
しなければならないが、共同海損、揚地変更、裏書
きの不連続等、特別の場合に限り、必要書類、分担
金、船荷証券全通等の回収があるまで、船会社が貨
物の留置権を行使してD/Oを発行市内ことがあ
る。なお、D/Oには、本状と引換えに貨物を引渡
すべき旨記載されているが、D/Oは、単に引渡し
の約束を表示した文書にすぎず、流通性をもたない。
従って、B/Lのごとく、為替手形の担保書類のご
とき効力を持ちえない。
ノ
ハブアンドスポーク方式,hub and spokes s
ystem
大都市を拠点にして、各地の都市に乗り入れる
航空会社の路線運航方式。hub とは自転車の車輪
の中心部にある「こしき」、spoke からハブに、
またハブからスポークへと力が伝達することに由
来する。ハブ空港(hub airport)は、中核となる空
港で、多くの路線が周辺都市から乗り入れている大
都市の空港で、転じて単に大空港を意味する場合も
ある。特に国際ハブ空港は、国際線から国際線、あ
るいは国際線から国内線へと乗り継ぎをするため
の拠点空港である。わが国の成田や関西新空港と、
近い将来開港が予定されるソウルや香港の国際ハ
ブ空港化でしのぎを削っている。
廃棄物
ノックダウン、CKD,complete knockdown
海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律では、
「人が不要とした物(油及び有害液体物質等を除
く。)をいう。」と、また、廃棄物の処理及び清掃
に関する法律では、「ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚
泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃
ノット(Knot)
海上を走る船のスピードのことで、1ノットは
1時間に1海里(1,852m)走る船のスピード
資-40
資料編
アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物
であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及び
これによって汚染された物を除く。)をいう。」と
定義されています。
廃棄物埋立護岸に受け入れる廃棄物として、
「港
湾工事に伴って発生する浚渫土砂」も挙げられてい
ます。
貨物をはしけに積み込むことをいう。
早出料(Despatch Money)
滞船料と反対に契約停泊日数より早く荷役が完
了したとき、節約された日数に応じて船会社から用
船者(荷主)に支払われるもので、通常滞船料の半
額である。
廃棄物埋立護岸整備事業
バース(Berth)
港湾環境整備事業(緑地等施設、廃棄物処理施
設等、海域環境創造事業)の内の1つで廃棄物を埋
め立て処分するための護岸を建設又は改良する事
業であって下記条件を満たすもの。
イ)産業廃棄物の割合が比較的少ないこと。
ロ)当該護岸以外に廃棄物を投棄する場所の確
保が困難なこと。
ハ)1ヶ所当たりの収容量が比較的大量である
こと。
四日市港では、平成8年3月29日に「廃棄物
埋立護岸」を四日市市三田町地先に概成し、廃棄物
埋立処理事業を推進している。
船席のことで、港内で荷役、旅客の乗降などを
行うための岸壁、さん橋、ブイ、ドルフィン等の施
設の船舶けい留場所をいう。
バースウィンドウ
本船がバース利用可能な曜日・時間帯。
バースターム(Berth term)
→船主船内
バケットエレベータ式連続アンローダー
背後地(ヒンターランド)
船から石炭等ばら物を陸揚げする荷役機械で、
機械先端にバケットエレベータを取り付け、荷物の
かき寄せ、持ち上げ行為により連続的に荷役を行い、
能力も比較的大きく粉塵の発生も少ない装置であ
る。
港湾を経由して輸出入される貨物の発生源又は
最終消費地で、当該港湾に依存する荷主又は工場の
存在する地域を幅広くさす。
従来、ヒンターランドは港の直背地(都市)の
みをさしていたが、最近の産業活動の広域化及び高
速道路、フェリー等のアクセス網の整備に伴い、拡
大する傾向にあり、特にコンテナ貨物では、この傾
向が著しい。
バラスト(Ballast)
船舶が空荷で航海するときには、船底のタンク
に海水をはって吃水線を深くすることがある。この
吃水調整用の海水のことをバラストという。時には、
船の横方向や前後方向のかたむきを調整するのに
バラストが使われることもあり、船種によっては固
定バラストとしてセメント等が使われることもあ
る。
排水トン数(Displacement Tonnage:DT)
重量トンであり、船が水に浮かんだとき、船体
によって排除される水の重量、即ち船の全重量をト
ン数に換算して船舶の大きさを表したもので、吃水
の増減の少ない軍艦や自衛艦の大きさを表すのに
用いられている。
ばら荷
泊地
穀物、鉱石、油類、木材などのように、貨物が
そのまま包装されずに船積みされるものをいう。最
近では、コンテナ化できない貨物全般をいう場合が
多い。これらのばら荷を輸送するには、ほとんどが
専用船によって行っている。バルクカーゴ(Bulk
Cargo)と呼んでいる。
泊地とは船舶が安全に停泊し、円滑な操船及び
荷役をするための水面である。そのため静穏でかつ
十分な広さの水面及び水深を確保する必要があり、
また、泊地の海底地質は、錨がかりに適していると
ころがのぞましい。
バルクカーゴ(Bulk Cargo)
はしけ運送事業
港湾運送事業の一つ。港湾法又は省令で定める
港湾と港湾の間(「特定区間」という)を小型の船
舶又ははしけで貨物の運送を行う事業で、沖荷役の
場合における本船と岸壁との間の運送が主である。
この事業は引船業を兼ねる場合が多い。(港湾運営
事業法第3条第4号、第2条第1項第5号)
ばら積み貨物のこと。 →ばら荷
バンプール
空コンテナ置き場
パナマックス
はしけ落し
パナマ運河を通航できる最大船型のこと。具体
資-41
資料編
的には、船幅が32.3メートル以下の本船で、重
量トン数で最大7万トン程度の本船のことをいう。
パナマ運河の通航を想定しないで建造した本船の
場合は、オーバーパナマックスと呼ばれる。
と実運送業社との中間的立場にあって、次のような
各種の物流業務を行っている。
1)基本的機能:①運送取次機能は、自己の名
において行う貨物運送の取次、②運送代弁機能は、
代理人、使者として運送契約を締結する、③運送媒
体機能は、仲立人として、荷送人と運送人との運送
契約締結を媒介する、④利用運送機能は、荷送人か
ら貨物の運送を引き受け、運送責任を負うが、みず
からは輸送手段を用いず、輸送手段を有する運送人
を下受けとして利用して運送する。
2)付帯的機能:①運送関係書類の作成機能。
②輸送の調整・組合せ・スペースの手配機能。③貨
物の混載・仕分け機能。④集配・道路運送機能。⑤
コンテナ・サービス機能。⑥通関機能。⑦保管・在
庫管理機能。⑧流通加工機能。⑨梱包機能。⑩情報
の処理・提供機能。⑪その他の機能として保険代理
業務、金融補助サービス、マーケット・リサーチ、
アドバイスなどの業務を行っている。 NVOCC
の概念は1963年、米国連邦海事局,FMC(Fe
deral Mritime Commission)の General Order
4 (Sec.510.2) によって創設された。これは1
984年改定の新海事法(Shipping Act of 198
4)に取り入れられ、海上運送の輸送手段を保有し
ない公共運送人としての利用運送業者と位置付け
られる。
実運送業者と異なり、次の利点がある。①みず
からは輸送手段を保有しないという立場を生かし
て多様なルートが形成できる、②荷主にとって全体
の経費の削減につながる付帯サービスを提供でき
る、③ドアツードアの木目細かいサービスが提供で
きる。わが国の国際複合輸送に従事しているフレイ
ト・フォワーダーの出身母体は、港運・倉庫系のも
のが圧倒的に多いが、その他陸運系、商社系、メー
カー系、独立専業社などの多様な参入がみられる。
パラペット
堤防、護岸、防波堤などの頂部に設けられたあ
まり高くない壁をいう。
パレット
木製や鋼製又はプラスチック製の四角な枠組み
の荷役台をいう。この上に貨物を載せ、フォークリ
フトなどの荷役機械で輸送する。最近は、合成樹脂
製の物が多くなっている。
パレチゼーション(Palletiazation)
パレットによる荷役作業のことで、パレット輸
送ともいう。パレットは人力荷役に代わって、フォ
ークリフトが用いられるようになってから生まれ
た。
ヒ
引き込みクレーン式アンローダー
船から石炭等ばら物を陸揚げする荷役機械で、
上部にバケット付きの装置を設け下部にホッパを
有し、船からバケットでつかみホッパへ入れ、更に
シュートでトラックに積み込む装置である。
ひき船(タグボート)
大型の船舶が岸壁、ブイなどのけい留施設に離
けいする場合、自力では出来ないので大型の船舶
(1,000 総トン以上)が安全に離けい出来る
ように押したり、引いたりして活動する船をタグボ
ートという。四日市港には、管理者直営船ちとせ丸
と民間引船3隻、合計4隻が常駐している。
品目別ボックスレート、CBR、Commodity
Box Rate→運賃
ビット
ビットはけい船柱ともいわれ、直柱と曲柱とが
ある。ビットは船舶が接岸時又は停泊時にけい留の
引き綱の支持のための施設である。直柱は暴風時に
船舶をけい留するためバース両端付近に水際線よ
りできるだけはなして設置し、曲柱は常時の船舶の
けい留または離着岸の用に供するため、バースの水
際線近くに配置する。
ひき船事業基金
ひき船に係わる事業の健全な運営に資すること
を目的として設置された基金であり、処分について
は、主としてひき船船舶の建造のための財源に充て
る場合に限られている。
ビルジ
非船舶運航業者,NVOCC,Non-Vessel O
船底に溜る水アカ(汚水)をいう。
perating Common Carrier by water
自ら実運送手段を持たない元請運送人のこと。
1984年米国新海運法により荷主として認知さ
れた。荷送人から貨物の運送を引き受け、運送責任
を負うが、みずからは海上輸送手段を用いず、輸送
手段を有する運送人を下受けとして利用する利用
運送事業者。わが国の国際複合輸送に従事している
フォワーダーは、一般にNVOCCと呼ばれ、荷主
フ
フィーダー輸送,feeder service
支線輸送、またはフィーダーサービスともいい、
本船が直接寄港する幹線コンテナ船の主要港に発
資-42
資料編
着するコンテナ貨物を自動車や鉄道、あるいは別便
の小型コンテナ船で端末輸送を行うこと。この支線
輸送用コンテナ船をフィーダーコンテナ船という。
大型コンテナ船の寄港する幹線航路の主要港をハ
ブ港(hub),ロードセンタ-港(load center),pivot
port, assembly portなどと称するが、幹線コン
テナ船が直接寄港するには貨物量がやや少ない支
線輸送の対象港をフィーダーサービス港(feeder
service port)という。同盟指定港以外の支線輸送
にはフィーダー・チャージが課される。幹線航路に
就航する大型コンテナ船が直接寄港する拠点港を
少数にとどめ、支線輸送でカバーする幹線・支線輸
送方式と、貨物量が比較的少ない地方港へも大型コ
ンテナ船を寄港させる多数港寄港方式とがある。コ
ンテナ船の大型化とそれに伴う運航コストの増大
により船主経済からは港の停泊時間の短縮、寄港地
数の減少を図る必要があるが、近年、多数港寄港方
式の採用が目だつ。
フルターンキーベース方式輸出(export by
turn-key system)
ターンキー方式ともいい、かぎ(key)を回せば(t
urn)、すべての設備が稼働する状態で引渡しする
プラント輸出の契約方式。発展途上国向けの化学、
重電、鉄鋼、通信関連の輸出はこの方式よるものが
多く、企業化の可能性研究(FS調査、feasibility
study)に始まり、国際入札、成約、機器製作、土
木工事、建設・据え付け、試運転、要員訓練、操業
指導までの一切を含まれる。
フレイト・フォワーダー→フォーワーダー
フレートトン(Freight Tonnage)
貨物運賃計算の基礎となる貨物の単位で、運賃
トンともいう。重量建、容積建のうち大きいものを
運賃トンとして採用する。港湾統計では、貨物トン
数は、
原則としてこの方式をとっている。
すなわち、
容積1.113㎥(40立方フィート)、重量1,
000㎏をもって1トンとし、トン数は重量または
容積において何れか大なる方をもって計算するの
が建前とされている。
フェリーボート
渡し船のこと、フェリーボートによる輸送をフ
ェリー輸送というが、日本ではカ-フェリーと一般
に呼んでいる。フェリー輸送は大量、長距離輸送機
関としての自動車の機能を有機的に結合した協同
一貫輸送である。荷役の方法はロールオン・ロール
オフ方式である。
フレートライナー
フレートライナーとはイギリス国鉄が開発した
固定編成の直通定期列車のコンテナ高速輸送をい
う。わが国では1969年(昭和44年)4月に東
京-大阪間で初めて導入されている。
フォワーダー,forwarder
輸送機関の経路(リンク)で活躍するのがキャ
リア(船会社や航空会社)であり、リンクの結節部
分(ノード)を基盤として活躍するのが運送取扱等
を行う業者で、フォワーダーと称し、欧米のフレイ
トフォワーダー(freight forwarder)に相当する。
わが国ではこのようなフォワーダー業としては運
送取次業、利用運送事業、航空代理店業、海運代理
店業、海運仲立業、港湾運送事業、倉庫業などがあ
る。フォワーダーの業務範囲は、JIFFA(日本
インターナショナルフレイトフォワーダー)の国際
運送取扱約款によれば次のようである。①自己の名
をもってする物品運送の取次や運送物品の受取、②
委託者の名をもってする物品運送の託送や物品運
送の受取、③運送人を利用してする物品の運送、④
上記3つの各業務に直接または間接に関係する一
切の業務。とりわけ、国際複合輸送等の利用運送、
船会社等の実運送人への運送の取次、コンテナ詰め、
船腹スペースの手配、船積書類の作成等運送に付帯
するサービスの提供を行う業務が中心となる。→複
合輸送
フレイトリスト(Freight list)
積地店において、B/Lのコピーその他の材料
を基礎として作成するもので、船積貨物の明細、積
揚地・B/L番号・荷送人・荷受人等貨物に関する
全般の事項、運賃率・運賃額、向払・前払の別等運
賃に関する事項、B/L面の摘要を記入した一覧表
であって、向払運賃の場合は運賃徴収しなければ荷
渡しせぬ等、揚地店および本船の揚荷・荷渡業務遂
行の便となる。F/Lにより、本船では当航海の運
賃収益の概算を知ることができる。積地別・揚地別
にB/L発行順に整理、積地店で整理する。
フレコン
正式には、Flexible FreightContainerのことで
Fle-Conの通称は、特定メーカ-登録商品名か
らきている。穀類など撒のまま、ある単位(50
0リットル)以上にまとめて大型輸送するための、折
りたたみ可能で、柔軟な資材を用いた円筒形また
は角形の輸送容器である。
フリータイム(Free Time)
揚げ地においてCFSやCYから貨物を引き取
る際、保管料(デマレージ=Demurrage)の支払
いを免除される一定期間のこと。この期間を過ぎる
と保管料が課せられる。
複合一貫輸送(Intermodal Transport)
特定の貨物が船舶、鉄道、自動車または航空機
など種類の異なる2以上の運送手段により相次い
で運送される場合を複合輸送あるいは複合運送と
いう。
フルコンテナ船 full container ship→コン
テナ船
資-43
資料編
B/Lのように有価証券の性格を有しない運送証
券をウェイビル(Waybill)と称し、B/Lの紛失、
盗難などの事故を解消する方策として考案された。
19世紀に船荷証券はロンドンの茶房で船荷売買
され、遠隔地間で、しかも変動の多い世界市場にお
いて貿易業者が船の航海中に貨物を売買した。
輸入貨物が到着したが、船荷証券(B/L)が
着かない場合で引き取りを急ぐ場合に、保証状(L/
G,Letter of Guarantee)を差し出してB/L到
着前に貨物を引き取る便法が行われている。また、
B/Lをクリーン扱いにするため、船積み貨物につ
いて、商社名義によって船長に差入れる場合にも保
証状が使用される
○通し船荷証券、スルーB/L,Through B/L,
Through Bill Of Lading
複数の輸送人や運送手段を利用しても、積地か
ら揚地まで単一責任でカバーする。仕向地まで異な
る運送手段によって運送される場合、しかも両運送
会社の間に連絡運送の取り決めがあって、初めの方
の運送を行う運送会社の発行するB/Lで全区間
運送されるものをいう。
○積込式船荷証券、Shipped B/L,Shipped o
n Board the Ship
貨物が現実に特定の船舶に積込まれた旨が記載
されたもので、積込後に発行。
○記名式船荷証券、ストレート・ビーエル, Stra
ight B/L
荷受人の指名が明記されたもの。
○受取式船荷証券,レシーブドB/L,Receive
d for Shipment
船積前でも貨物が船会社の倉庫に搬入されてい
る限り荷主の依頼によって受取船荷証券を発行す
る。 →AWB
複合輸送コンテナ接続基地→ICTF
埠頭
船舶が接岸して荷役、旅客の乗降を行う場所。
埠頭は岸壁、物揚場だけを指すのではなく、接岸設
備の背後に設けられている上屋、荷役機械、待合所
など陸上施設を含めた広い範囲をさす。特定の者が
利用する専用埠頭と不特定多数が利用する公共埠
頭がある。また、取り扱い貨物の性格によって、専
門埠頭と雑貨埠頭に区分される。
埠頭持込渡条件,DEQ→インコタームズ
船だまり
小型船舶をけい留するため湾奥部に位置するか
防波堤などで囲まれた水面をいう。
船積貨物受取証(Mate‘s Receipt:M/R)
貨物の船積みが終了したとき、本船が貨物を受
け取ったことを証するもので、一等航海士が署名し
出荷主またはその代理人に手渡すものである。これ
によって、本船と出荷主との間に貨物の授受がなさ
れた事実が証されることになり、船会社は出荷主に
対する本船と出荷主との責任の分岐は船積みのと
きであるから、一等航海士はM/Rに際しては貨物
の現状をよくS/O面と対照し、貨物の個数不足、
故障を発見したとき(またその発見に努力しなけれ
ばならない)は、必ずこの事実を正確に摘要(re
mark)として記入し、また甲板積み等特別な積
付けをした場合もその旨を明記しておかないと、揚
地で荷渡しに際し紛争を生じたとき船会社の責任
となって弁償金を支払わねばならない結果となる。
船積指図書(Shipping Order:S/O)
船主責任相互保険組合→P&I Club
船積書類,shipping documents
出荷申込書を受けた船会社が、本船船長に対し
て引受貨物を船積みすることを命ずる書類で、貨物
の明細、検才量の数値、荷送人氏名、船積港、陸揚
港、航海番号(Voy.No)を記載し、船会社の
責任者が署名して、本船船長宛に発行するものであ
る。S/OとM/Rとは連結された引割式になって
おり、船積みに際し荷送人または船積代理業者がこ
れを本船一等航海士に提出する。
売買契約に基づき船積みされた貨物に関して、
売主(または荷送人)より買主(または荷送人)に
対して直接または銀行を経由して送付される書類
をいう。即ち、B/L(船荷証券)、I/P(保険
証券)、インボイス(送り状)、パッキングリスト
(包装明細所)をいうが、輸入国によっては上記の
ほか領事送り状、税関送り状、
原産地証明書が要る。
船側渡条件,FAS→インコタームズ
船荷証券,B/L,bill of lading
運送人又はその代理人、あるいは船長が発行す
る証券であって、積荷を受け取ったことを立証し、
運送契約の証拠書類でもある。積荷の所有権を化体
した有価証券である。これと引替えでなければ荷物
を受けることが出来ない。船主が荷主との間の運送
条件を明示した運送契約書。船社が海上輸送を引き
受け、指定港において当該船荷証券の正当な所持人
(ふつう荷受人)に貨物を引き渡すことを約束した
有価証券。船会社が貨物の受取りを認証するものを
受取船荷証券、船積みを認証するものを船積船荷証
券といい、コンテナ船にあっては前者を原則とする。
船舶運航事業
オペレ-ターともいい、その多くは自社船を保
有する船主(オーナー)であるが、同時に他社船を
用船したり、運航委託を受け、これらを運航して定
期または不定期海運業を営む者または企業を言う。
不定期船、トランパー→定期船
プッシャーバージ
資-44
押航はしけともいい多くのはしけを一組に編成
資料編
し、専用の押し船で押航する。平穏な水域で種類の
異なる貨物を大量に運ぶのに適している。
という観点から78年国連海上物品運送条約(ハン
ブルグ・ルールともいう)の条約案が採択され、9
3年批准国が満たされようやく発効した。
プリフィックスコード(Prefix Code)
ヘーグウィスビールール→ヘーグルール
コンテナ容器がそれぞれ持っている識別番号の
こと。このコードと番号の組み合わせによってコン
テナの「戸籍」が確認される。
ベリーコンテナ→航空コンテナ
ペンコンテナ→コンテナ
プレジャーボート
行動的な海洋性レクリェーションに使用される
舟艇の総称。エンジンボート(ユーティリティーボ
ート、フィッシングボート、モーターボートなど)、
ヨット(デインギーヨット、クルーザーヨット)、
手こぎ艇
(ローボート、カヌーなど)に分類される。
便宜置籍船、FOC vessel, 'flag of conveni
ence' vessel
先進海運国の保有船舶であるがリベリア、パナ
マ等に船籍を置きその国旗を掲げる船舶である。低
率の登録税以外課税を免れ得る、外国人船員を自由
に配乗できる等の利点により広く利用されている。
ブロックトレイン方式→DST
物流ニ法
ホ
1949年の通運事業法、1951年の道路運
送法の成立以来40年ぶりに大改正された規制緩
和を基軸とする新法、「貨物自動車運送事業法」と
「貨物運送取扱事業法」からなり、一般に「物流二法」
という。
ホイスト
二階建上屋や高層倉庫の外部壁面に装置され、
荷物の垂直移動に用いられる荷役機械、腕木に滑車
をつけたものを軒先に突出し、これに鋼索をかけて、
その一端で荷物を吊り上げ、他の一端を機械で巻い
て荷物を揚げおろす装置をいう。
分区指定
臨港地区内には、分区(商港区、工業港区、漁
港区、特殊物資港区等)を指定することができる。
分区は、その区域において一定の目的を著しく阻害
する構築物の建設などを制限することによって、そ
の区域の港湾に関する利用の増進をはかることに
より、各分区がそれぞれの機能に特化し、効率のよ
い港湾活動を実現するため指定される。
法線
防波堤、護岸等の施設の位置を規定する線のこ
とで、護岸の場合は、春秋さく望平均満潮面と構造
物の
「のり面」と交わる線、すなわち水際線をいう。
特に防波堤の場合、構造物天端の中心線をいう。
補助事業
ヘ
一般的には、地方公共団体が他から補助を受け
て行う事業を補助事業ということができるが、地方
財政上の用語としては、経費の性質別分類として直
接又は間接に国庫から補助を受けて施行する事業
をいい、単独事業に対する用語である。港湾におけ
る補助事業の種類と補助率は、港湾法等に規定され
港湾の基本的施設(水域施設、外かく施設、けい留
施設、臨港交通施設、港湾環境整備施設など)が対
象となっている。
ヘーグ・ルール,Hague Rules
現在、海上物品運送を律する国際規則は、19
24年のブラッセル海事法外交会議で採択された
「1924年の船荷証券に関する規則の統一のた
めの国際条約」(統一船荷証券条約と略記される)
である。この条約とその国内法である国際海上物品
運送法(わが国は57年に制定)を含めて、その基
礎となった1921年ヘーグ(オランダ)での業界
代表者の会議で採択された規則全般を指す。ヘー
グ・ルールとして知られる船荷証券の免責約款の有
効性に関して、船主は船舶の堪航性について「相当
の注意」を怠らなければ、船員の「航海過失」につ
いては免責されるが、「商業上の過失」については
免責されない。このルールの成立以来、時日の経過
とともに内容改正の要望も根強く、77年のヘー
グ・ウィスビー・ルールはその一例である。他に海
運に関する国際的制度や慣行を荷主保護の立場か
ら見直し、新たな国際物品運送条約をつくるべきだ
保税(保税上屋,保税地域)
資-45
保税地域(bonded area) は、
外国貨物に対する
輸入税の賦課を猶予したままの状態で蔵置できる
地域である。わが国では外国貿易において貨物の輸
出または輸入をするにあたっては、すべての通関手
続き(税関手続き)を必要とする。従って、貨物の
国内への引取りまたは船舶・航空機への積込みにあ
たっては、通関手続きを行う間、貨物を蔵置してお
く施設が必要となる。また、国内への引取りのため
の輸入手続きすることなく、外国貿易を特定の場所
資料編
に蔵置し、この間に内外の市況・需給状況などをみ
て国内への引取り輸入をするか、再輸出するかを決
定し、あるいは外国貿易について加工・製造・展示
などを行うことは、貿易の振興上有益である。この
ため、通関手続上の必要な商工経営上の便益および
貿易振興のために設けられているのが保税地域で
ある。保税地域には指定地域(designated bonde
d area)、保税上屋(bonded shed)、保税倉庫(b
onded warehouse)、保税工場(bonded factor
y) および保税展示場(bonded exhibit hall) があ
る。利用に際してはいずれも税関監視部貨物課に搬
入届を必要とする。保税倉庫(bonded warehous
e ; entrepot)は、外国貨物(輸入貨物)を関税未
納のまま置くことができる場所として、関税法の規
定に基づき税関長が許可したものをいう。
保税倉庫は5種類の保税地域のひとつで、指定
保税地域、保税上屋などの通関施設とは性格を異に
し、保税工場、保税展示場と同様に貿易政策的見地
から設けられた施設である。保税倉庫は、自家用と
営業用の2種がある。そのいずれも外国貨物の輸入
手続をすることなく長期にわたって蔵置し、これに
よって関税の納付またはその金利負担の軽減を図
るとともに、内外の商機に応じて、再輸出(法令上
は、積戻し)
または国内引取りをする施設であって、
この再輸出を通じて中継貿易の振興をはかろうと
することが意図されている。保税倉庫での外国貨物
の蔵置期間は、その承認の日から2年とされる。保
税上屋(bonded shed)は、外国貨物の積卸し、運
搬、一時蔵置のできる場所として特定の人(企業ま
たは個人)に対して税関長が許可した場所(関税法
42条)をいい、保税地域の一類型であり、指定保
税地域の補完的役割を持つ通関施設である。保税上
屋には自家用と営業用の2種がある。
外国貨物についての加工もしくはこれを原料と
する製造(混合を含む)または外国貨物に係る改装、
仕分けその他の手入れ行為(保税作業という)をす
る場所として、
税関長が特定の人
(企業または個人)
に許可したもので、加工貿易の振興をはかる積極的
目的をもった貿易施設である。(関税法第56条)
この保税工場については、その設置の趣旨が、
加工貿易の振興にある。
保税地域
保税制度の一形態で、外国から輸入する貨物に
ついて、その関税その他の税金を一時課税しないま
まにしておく場所。
保税地域には、指定保税地域、保税蔵置場、保
税工場、保税展示場、
総合保税地域の5種類がある。
(関税法第29条)
保税展示場(Hozei Display Area)
外国貿易の展示、施設の建設、維持、撤去、使
用などの行為のできる場所として、特定の博覧会、
見本市その他これに類するもの(「博覧会等」とい
う)について、税関長が期間を指定して許可したも
のをいう。(関税法第62条の2)
保税展示場は、1970年の日本万国博覧会(エ
クスポ70、大阪)を契機として関税法上の保税地
域の一類型として創設されたものである。
保税外国貨物
保税上屋、保税地域 外国からきてまだ輸入許可
になっていない貨物。その貨物を使用して作った貨
物及び輸出の許可を得た貨物で,輸入の許可を得な
いままの状態におかれることをいう。この状態の貨
物を保税貨物といい、それを置くことのできる地域
を保税地域(長期蔵置のための保税倉庫、加工製造
のための保税工場、一時保管のための保税上屋があ
る。)その状態のまま転送することを保税運送とい
う。
保税運送
保税制度の一形態で、保税地域の利用を補充し、
又促進するために、外国貨物(輸出許可済貨物、外
国来貨物で輸入許可前のもの)を開港、税関空港、
保税地域、税関官署、他所蔵置の許可を受けた場所
相互間に、外国貨物のまま運送することができるこ
ととなっている。(関税法第63条)
本船持込渡条件,DES→インコタームズ
ボートノート(Boat Note B/N)
保税蔵置場(Hozei Warehouse)
揚荷の場合は、本船側と貨物陸揚代理店(通称
エージェント)との間の貨物の受渡を証明する書類
で、貨物が本船から離れて、はしけ運送を得て陸揚
げされ、保税上屋へ搬入されるまでの貨物の船卸通
知票となる。また積荷の場合は貨物が保税上屋から
搬出されて、はしけに積まれると検数業者がこの貨
物に対して発行する書類で、本船に積込まれるまで
貨物の船積はしけ運送証明書となる。
外国貨物の積卸し、運搬、一時蔵置及び長期蔵
置のできる場所として、民間の土地又は施設を対象
として税関長が許可したものであり、保税地域の一
種として指定保税地域の補完的役割を持つ通関施
設である。(税関法第42条)
保税蔵置場は、保税地域における蔵置空間の有
効活用の促進等を通じ、輸入者の輸入コスト低減を
図り、商取引の利便性の向上、輸入及び中継貿易の
振興に資するため、保税制度の見直しが行われ、従
来別々の制度であった保税上屋と保税倉庫を一本
化したもので、平成6年4月1日から実施されたも
のである。
ポートオーソリティ(Port Authority)
保税工場(HozeiManufactuning Warehouse)
資-46
欧米における港湾の管理組織の一形態であり、
公共企業体方式によって運営されるものをいう。ロ
ンドン及びニューヨークのポートオーソリティが
その代表的なものであり、独立採算を基本とし、単
資料編
に港湾ばかりでなく、空港、バスターミナルなども
包含して管理運営している。わが国においては、戦
後港湾法の中で港湾施設の管理、運営の主体として、
地方公共団体を母体とする「港湾管理者」の制度を
設けたが、その設立形態の一つである「港務局」は
ポートオーソリティと同じ考え方にたつ組織であ
る。現在、港務局が管理する港湾は、全国で新居浜
港(新居浜市)1港だけである。
港内の静穏を保ち、荷役の円滑化、船舶の航行、停
泊の安全及び港内施設の保全を図るために設けら
れる。現在四日市港には、旭防波堤、富田地区防波
堤、富洲原地区防波堤、四日市港東防波堤、旧港防
波堤、霞ケ浦防波堤の各防波堤がある。
ポリネット(Port Logistics Information N
etwork)
ポートセールス
四日市港貿易振興対策協議会が、昭和56年に
まとめた報告書「四日市港の貿易振興対策につい
て」では、
「ポートセールスとは、貿易貨物の集積、
寄港船舶の誘致を目的とした港湾の振興策である」
と定義している。そして「企業体のコマーシャルに
あたるのがポートセールス」であるとして、「港が
売るものといえばポリシー」であり、「ポリシーと
は、港の将来像であり、港湾の運営・振興における
過去、現在、未来にいたる政策である」から、「ポ
ートセールスを推進するうえで、まず港独自のポリ
シーを確立することが先決であり、個性あるセール
スポイント、戦略をまず確立しておかなかればなら
ない」と提言している。
具体的なポートセールス活動としては、現在、
各種パンフレットの作成・配付、港湾貨物の物流調
査、海外ポートセールス団の派遣、そして昭和55
年に官民一体となって四日市港に外航定期船(コン
テナ船)を誘致するために結成された「四日市港外
航定期船寄港促進期成同盟会」
(会長:港湾管理者)
を軸に、
船社、荷主訪問、
各海運同盟に対する陳情、
背後地貿易企業との貿易懇談会の開催などを行っ
ている。また、四日市港の現況と役割等を広く紹介
宣伝し、四日市港に対する理解と認識を高めるため
国内外で「四日市港セミナー」を開催している。さ
らに「四日市港ニュース」の発行やホームページ上
へのビジネスサイト開設など広報宣伝活動を行う
とともに、四日市港を中心とした各種事業を開催し
ている。
世界に通用する共通言語、EDI(電子データ
交換)の利用により、繁雑な事務処理の簡素化を可
能にしている。ネットワーク・エリアは国内五大港
及び主要物流拠点を包含し、今後さらに拡大する予
定である。また、これまで業界毎、行政毎に構築さ
れてきた情報ネットワークとの相互乗り入れにも
積極的に取り組んでいる。国際間EDIのための海
外コミュニティー・ネットワークとの接続も可能で、
多端末化や重複投資を防ぐ強力なツールとなる。
ポンプ浚渫船
ポンプによって土砂を吸い上げて浚渫する浚渫
船。
マ
マイクロブリッジ→ランドブリッジ
マーシャリングヤード(Marshalling Yard)
コンテナ船に直接積み込み、またはコンテナ船
から直接陸揚するコンテナを整列させておく広大
なスペースをいう。
マトソン方式→ストラドルキャリア
マニフェスト,manifest,積荷目録
本船に船積みされている貨物の明細書のことで、
船名、船長名、積み地、揚げ地、出帆日、船荷証券
番号、荷送人、荷受人、荷印、品名、重量、容積、
最終仕向け地などが記載される。積み地で船積み完
了後、船会社が船荷証券に基づいて作成し、本船仕
向地に送付され、寄港地及び入港地で通関手続きに
使用されるほか、揚げ地での荷さばきに利用される。
ポストパナマックス→パナマックス
防舷材
防舷材とは、船舶が接岸するとき、またはけい
留中に波や風で動揺する時、船体とけい船岸との間
に衝撃力が働くので、船体及び構築物の損傷を防ぐ
ために、けい船岸に設ける設備のことである。防舷
材には木材、ゴム防舷材等がある。
マル・シップ
日本国籍のまま、海外へ裸傭船に出し、便宜船
員を配乗して運航している船舶。一般に、日本船舶
の海外への売船を前提に仕組まれるものをいい、平
成2年に船員職業安定法を改正した後、労使合意に
より実現した海外貸渡方式の日本船員、外国船員の
混乗船は「新マル・シップ」と呼ばれ区別されてい
る。
防潮堤
防潮堤は、海岸線付近で現地盤を盛土またはコ
ンクリート打設などによってかさ上げし高潮、津波
などによる海水の侵入を防止するための施設の1
つである。
防波堤
台風時や季節風などにより発生する波浪を遮り、
ミ
資-47
資料編
ミニランドブリッジ,MLB→ランドブリッ
ジ
モ
水際線
モーダルシフト(Modal Shift)
本来、水面と陸地が接しているところをいうが、
広く人の社会活動に関して海陸の接点となるとこ
ろ(外国交通の接点等)をも意味し用いられる。
(麻
薬や伝染病等を水際線で防衛する等)
一方、厳密な意味での水際線とは、岸線である
が、所要の目的により微妙な差異がある。
すなわち、
海図の岸線は、略最高高潮面における水陸の境界線
で示され、公有水面埋立法上では、埋立免許申請時
の直近の春分又は秋分における満潮位の水際線を
水陸の境界としている。
なお、港湾法上では、公有水面埋立法上での岸
線を基本としている。
水先人(パイロット)
近年のトラック輸送をめぐる労働力不足、環境
問題等を背景にトラック輸送から海上輸送等へと
大量一括型の輸送機関に貨物を移していくことを
いう。
物揚場
小型船(500総トン以下)や、はしけを対象
として設けられたけい船岸を物揚場という。一般に
水深が-4.5m未満のけい留施設の通称名である。
ユ
ユニットトレイン→DST
船舶が港湾へ入・出するときや、内水域あるい
は沿岸を航行するとき、船長に代り又は補佐して船
を安全に運航し誘導する者をいい、その事業区域に
応じてハーバ-パイロット、ベイパイロット及びコ
ースタルパイロット等がある。
ユニットロードシステム(Unit Load Syste
m)
貨物をあらかじめ一定標準の重量か体積にまと
め(ユニット化)、この体制を途中でくずすことな
く機械力により一貫して、荷役、輸送する方式をい
う。輸送の合理化とそのコストの低減をはかるため、
海運、陸運を通じての一貫輸送を目的とする。この
ユニタイゼイションを具体化したものは、貨物輸送
をパレット化したパレチゼーション、コンテナ化し
たコンテナリゼーションがある。
メ
メガ・ガントリー・クレーン
コンテナ積載能力7,000TEUを超える大
型コンテナ船が造船所に発注されるようになり、こ
れに対応してコンテナの積み降ろしを行う大型荷
役機械も「メガ・ガントリー・クレーン」と呼ばれ
る最新鋭のものが登場した。
これは、従来のオンデッキ横16~17列対応、
揚程約48.5mのスーパー・ガントリー・クレー
ンよりもさ
らに大きく、オンデッキ横22~23列対応、
揚程約56mとなっており、国内では2000年1
1月に横浜港に初めて5基据え付けられた。
輸出許可証(Export Permit)
税関が輸出貨物と輸出申告とを照合の上、輸出
貨物が正当である場合に、輸出者に対し交付する許
可証をいう。これは、荷送人が提出した税関用輸出
申告書の1通に、税関が許可印を押して作成する。
輸出申告(Export Declaration)
税関に対し輸出しようとする意思を表示する行
為をいう。申告者は本人以外は輸出代理の通関業者
である。申告の時期は、その貨物を保税地域に搬入
した後で、税関の執務関係から、原則として船積み
の48時間までとなっている。輸出契約の取り消し
や内容変更などの事由による申告の撤回や取り止
めは、輸出の許可前に限り認められている。
メンテナンスショップ
コンテナ自体の検査、補修、清掃等をはじめコ
ンテナターミナル内で使用する機器の維持補修を
行う修理工場をいう。大型のコンテナターミナルに
はターミナルの一角にこの設備をもっている。
盟外配船
輸出申告書(ED)
輸出の申告に使われる税関所定の申告書。赤字
印刷のため、Red Formと呼ばれる。申告書の表
面は3項目にわかれ、①輸出関係事項、②貨物関係
事項、③書類関係事項となっている。また、裏面は
為替管理および貿易管理の法令に従っての認証・決
済・宣誓その他の証明事項である。
特定外国航路の海運同盟に加盟せずに独自の運
賃で定期サービスを行う船主(船社)を盟外船主
(ア
ウトサイダー)という。この盟外船主の船舶で現に
その航路に就航していることを盟外配船という。同
盟船舶と競争の立場にあるのでしばしば問題化さ
れる。
資-48
資料編
輸入,import
YFC)
日本は、国際収支の大幅黒字、通商摩擦、円高
により経済のグローバル化が急速に進行しつつあ
る。生産拠点の海外移転、国際調達、製品を中心と
する輸入が促進され、国内市場は世界市場に深く連
携し、生産構造もその影響を受けている。かつて輸
出主導で経済発展を遂げたわが国も円高による製
品輸入の増加、流通業の努力による輸入チャネルの
多元化、政府の規制緩和の推進と市場開放策の実施、
さらには消費者意識の国際化などの要因により
様々な輸入形態が拡大しつつある。
◎製品輸入……円高に伴い、食料品や家庭用品、
家電製品等生活に密着した消費財を中心にした輸
入。従来の輸入総代理店、一般輸入業者、海外メー
カーの日本販売子会社といった経路に加えて輸入
ルートの多様化が進み、製品輸入比率も輸入額の過
半を占めるに至っている。
◎製品輸入……円高に伴い、食料品や家庭用品、
家電製品等生活に密着した消費財を中心にした輸
入。従来の輸入総代理店、一般輸入業者、海外メー
カーの日本販売子会社といった経路に加えて輸入
ルートの多様化が進み、製品輸入比率も輸入額の過
半を占めるに至っている。
四日市港管理組合と港湾運送事業者5社の共同
出資により、平成6年4月に設立された第3セクタ
ー四日市港国際物流センタ-が事業主体となり、同
年10月に「民間事業者の能力の活用による特定施
設の整備の促進に関する臨時措置法」に基づく運輸
大臣の整備計画(物流高度化基盤施設)の認定を受
けて建設された三重県で最初の総合物流施設であ
る。
平成6年11月に着工、平成8年3月に竣工し、
翌4月から業務を開始した。鉄骨造3階建で垂直搬
送機16基を持つ大規模高規格な物流施設であり、
荷捌き・保管施設のほか流通加工機能を有するとと
もに、情報化オフィス、会議研修等が可能な共同利
用施設を備えている。
(概要)
設
立
平成6年4月19日
所 在 地 四日市市霞二丁目12番地
資 本 金
1億5千万円
敷地面積
34,064.77 ㎡
建築面積
22,264.43 ㎡
延床面積
56,599.91 ㎡
四日市コンテナ埠頭㈱(YokkaichiContainer
輸入申告(Import Declaration)
Berth: YCB)
税関に対し、輸入しようとする意思を表示する
行為をいう。申告者は、貨物の所有者はもちろん、
荷主のため税関手続きを代行する通関業者が自己
の名でも輸入の申告ができる。申告時期は、貨物が
保税地域または他所蔵置場所に搬入された後で一
定書式の輸入申告書による。申告貨物を積み戻し、
または保税運送をするため、申告を撤回しようとす
るには、関税の納付前か、または輸入許可前に限り
認められている。
港湾法の一部改正に基づき、港湾管理者に代わ
って重要なコンテナ埠頭を建設管理するために設
立された株式会社であり、港湾建設事業費の一部を
政府から財政援助措置を受けている、いわゆる「特
許会社」である。
(概要)
設
立 昭和46年10月 1日
四日市市霞二丁目1番地の1
4億円(うち管理組合2億5千万円)
主な設備
・総面積
106,194㎡
・コンテナ蔵地能力 7,095TEU
・冷凍コンセント 220V:42、440V:
8
・ガントリークレーン 2基
輸入申告書(ID)
→輸入申告
ヨ
よっかいちポートラジオ(四日市港務通信海
四日市港基準面
岸局)
略記号としてY.P(Yokkaichi Peil)が用い
られる。本港の基準面は、昭和55年12月27日
に設定され、東京湾中等潮位(T.P)より1.2
51m低い。
+2.360
朔望平均満潮位(HWL)
+1.251
東京湾中等潮位(T.P)
朔望平均干潮位(LWL)
±0.000
港湾工事用基準面(WDL)
基本水準面(CDL) 海図水深の零位 Y.P
-0.13
験潮基準面(ODL)
四日市港管理組合が管理運営する国際VHF無
線電話による港務通信用の海岸局。無線通信士1名
が常時執務しており、入港船舶との間で港外到着予
定時刻等必要な入港通報を受理したり、入港に関す
る指示等を行っている。
昭和44年3月開局、通信圏神島から約110
㎞。
容積建て(Measurement Basis)
運賃を決めるに当たり使用される指標を運賃建
と称し、重量建てと容積建てに分類され、一般的に
その大きい方で決められる。容積建ての単位のひと
四日市港国際物流センター株式会社(Yokkai
chi Port International Freight Center :
資-49
資料編
つとして容積トン(Measurement tonnage)が
あり、40立方フィートを1トンとするのが最も一
般的である。
1容積トン=40立方フィート=40.702
立方尺(才)=1.113 立方メートル
はなく、大陸等陸路を大きな架け橋として輸送する
ことに由来する概念。海陸一貫輸送方式の一形式で、
海上航路のバイパス的役割を果している代表例は、
スエズ運河、またはパナマ運河経由による日本~欧
州間の海上輸送航路に代えて、アメリカランドブリ
ッジやシベリアランドブリッジがある。ランドブリ
ッジ方式はコンテナ利用によって可能になったも
ので、主なものを概説する。
日本/米国間の複合輸送
◎MLB,Mini Land bridge,ミニランドブリ
ッジ MLBは、日本/北米西岸を海上輸送、西岸
諸港から鉄道に接続してカナダ東部及び米東岸・ガ
ルフまでコンテナによって行う船社主宰の複合一
貫輸送サ-ビス。1972年にシートレーン社が割
安な鉄道運賃を確保しこの複合輸送を開始した。
◎インテリアポイントインターモーダル, IP
I, Interior Point Intermodal IPIは、米国
内陸部都市向け国際複合一貫輸送で、日本から北米
西岸港まで海上輸送し、米国西岸から米国内陸部都
都市へ鉄道やトラックにより一貫輸送する船社主
宰の複合輸送サ-ビス。このサ-ビスは、マイクロ
ブリッジ,Micro bridgeとも言われ1975年川
崎汽船が米国のトラック業者との提携により開始
した。
◎リバースドインテリアポイントインターモー
ダル,リバースIPI,RIPI,Reversed Int
erior Point Intermodal リバースドマイクロブ
リッジ、,Reversed Micro bridge,RMCBと
も言う。RIPIは、IPIとは逆にコンテナ船に
より日本からパナマ運河経由で北米東岸諸港まで
海上輸送し、そこから鉄道、トラックに接続して内
陸都市まで輸送
容積トン(Measurement Tonnage)
運賃を決めるに当たり使用される指標を運賃建
と称し、重量建てと容積建てに分類され、一般的に
その大きい方で決められる。容積建ての単位のひと
つとして容積トン(Measurement tonnage)が
あり、40立方フィートを1トンとするのが最も一
般的である。
1容積トン=40立方フィート=40.702
立方尺(才)=1.113 立方メートル
用船(Chartering)
船主が船舶利用者のために、船舶の全部又は一
部を提供して、その利用にまかせることをいい、一
般にチャーターと呼ばれる。船主が船舶を装備し、
船長その他の船舶従業員を雇用し、船用品を支弁し
負担したうえで、その船舶を利用させる場合、その
期間により定期用船及び航海用船に分類される。船
舶そのもののみを用船する場合を裸用船という。
ラ
ライナー,Liner
定期(貨物)船
一定の港間を日程を公表して、貨物の有無にか
かわらず定期的に運行する船舶。
ラッシング
リ
リードタイム
航海中荷くずれ防止のため、木材、ロープ、ワ
イヤー、針金等を用いて貨物を固縛させる大工作業
をいう。
企画されてから製品化されるまでの時間。又は、
製品を発注してから配達されるまで等、調達時間の
ことをいう。輸入コンテナについて、コンテナ船の
入港からコンテナターミナルより搬出することが
可能となる時間の長さ。
ランドブリッジ,land bridge
国際複合一貫輸送のルートにおいて大陸等陸路
を大きな架け橋にみたてた概念。通常、海上航路の
バイパス的役割を果たしているSLB、MLBなど
がある。主に欧米向きに海上輸送と航空輸送を組み
合わせた国際複合一貫輸送の一形態。
IPI……米国西岸諸港から鉄道に接続して内
陸まで一貫輸送するサービス
MLB……米国西岸諸港から鉄道に接続して東
岸・ガルフ諸港まで一貫輸送するサービス
RIPI……米国西岸諸港から内陸まで一貫輸送
するサービス
FCL……コンテナ1個を単位として発送され
る大口の貨物をいう。
LCL……FCLに対する用語でコンテナ1個
に満たない小口の貨物をいう。
国際的輸送において、すべてを海路によるので
リクレーマ船
浚渫船によらない土地改造、陸上の土砂による
埋立てに使用する作業船。
リフトオンリフトオフシステム(Lift On/
Lift Off)
垂直荷役方式といわれ、荷役機械(ガントリ-
クレ-ン等)を利用し、貨物を吊り上げて船積み卸
しを行う方式であり、この方式を採用する船舶をL
O-LO船という。
リバーストインテリアポイントインターモ
ーダル→ランドブリッジ
資-50
資料編
リバーストマイクロブリッジ→ランドブリ
ルースカーゴ(Loose Cargo)
ッジ
定期船積貨物のうち梱包はされているが、パレ
ット化やコンテナ詰されないで輸送される貨物を
いう。ユニタイズド貨物と対比して使われる言葉で
ある。
臨港地区
港湾区域を地先水面とする地域において、港湾
の機能を十分発揮できるよう港湾の管理運営をす
るために指定された地区をいう。都市計画法に基づ
く指定(都市計画指定)と港湾法に基づく指定(都
市計画区域外)がある。
臨港地区は、港湾法上次の5つの意味をもって
いる。
(1)港湾施設の存する地域的な範囲
(2)港湾管理者が港湾の管理運営上必要な業
務を行うことのできる地域的な範囲
(3)分区指定することにより構築物の建設等
の制限を行うことのできる地域的な範囲
(4)工場等の新設増設等について届出義務が
生ずる地域的な範囲
(5)港湾環境整備負担金を負担させることの
できる地域的な範囲
四日市港の臨港地区は以下のとおり指定されて
いる。(総面積1,102.3ha)
1次指定
昭40.3.31 面積 78.7ha
主な指定 四日市1号地、四日市2号地(第1
埠頭他)、石炭埠頭、富双
2次指定
昭45.8.21 面積 525.1ha
主な指定 塩浜、四日市2号地(第2埠頭他)、
大協、午起他
3次指定
昭53.3.31 面積 226.9ha
主な指定 四日市2号地(第3埠頭)、霞ケ浦、
浜園他
4次指定
昭60.3.15 面積 182.6ha
主な指定 旧港、霞ケ浦、川越
5次指定
平 4.2.14
面積
89.0ha
主な指定 川越、天ヵ須賀、霞ケ浦
レ
連邦航空法(米国)→FAA
ロ
ローカルコンテンツ→現地調達率
ロールオンロールオフシステム(Roll On/
Roll Off)
船内乗入れ荷役方式又は水平荷役方式ともいわ
れ、トラックまたはトレーラーが岸壁で貨物をおろ
すことなく船首・尾又は側面に設けられた開口及び
ランプウェイを利用して船内に入り、貨物を所定の
位置に荷役配置する方式をいう。事例として、フェ
リーにおける自動車の積卸し、Ro-Ro船はこの
方式が使用される。
ロジスティクス(Logistics)
サプライチェーンプロセスの一部であり、発地
と消費地間のモノ・サービス、情報の双方向の流れ
や保管を顧客の要求を満たすことを目的として、効
率的・効果的に実施することを計画し、実行し、制
御することである。
六大港
我が国の主要港のうち、東京港、横浜港(川崎
港を含む)、名古屋港、大阪港、神戸港、関門港(下
関港、北九州港)の6港をいう。上記六大港におけ
る港湾の開発、利用、管理及び環境整備等の問題に
関し、相互に連絡、協議等を行うことにより、港湾
行政の円滑化に資することを目的として、六大港湾
協議会が設置されている。
臨港道路
港湾の地帯において交通を確保し、主要道路と
連絡して貨物、車輛の移動の円滑化を図るための臨
港交通施設。
臨時開庁
税関事務を、定時間外でも臨時に執務させるこ
とをいう。保税手続き、保税運送輸出入の申告・検
査・許可、貨物の出入取扱い、
許可前取扱いなどは、
臨時開庁を必要とする事務と認められ、日曜休日、
又は税関の執務時間外でも、税関長は、その申請に
対し、支障がないと認めるとこれを承認する。
ル
資-51
出典:ロジスティックス用語集
(http://www.dis.osaka-sandai.ac.jp/~miki
/LOGI/jiten/j_frame.htm)
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