2 - 絹谷産婦人科

*
1. 排卵
2. ピックアップ
3. 精液中に運動精子が十分
な数いて子宮に入る
4. 精子が卵管へ到達する
5. 受精
6. 受精卵が細胞分裂しなが
ら子宮にたどり着く
7. 子宮内膜に着床
8. 妊娠
ブラックボックス
*なかなか妊娠に至らない
場合に、その原因がどこ
にあるのかを探す検査を
「不妊検査」といいます。
*検査で不妊原因を調べま
すが、見つからない(原
因不明)場合も多くあり
ます。
女性のみに原因がある・・・40%
男性のみに原因がある・・・40%
男女ともに原因がある・・・15%
原因不明・・・5%
1)基礎体温の測定
2)精液検査(精子の数、運動率、形態など)
3)排卵日頃に行う頸管粘液検査
4)フーナーテスト(ヒューナーテスト、性交後試験)
5)子宮の形と卵管の通過性を調べる子宮卵管造影検査
6)卵胞の発育、子宮や卵巣の状態などをモニターに
映し出す経腟超音波診断
*
わかること:
月経周期日数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
1周期
18
19
20
●
●
21
●
●
排卵の有無
排卵日(予測)、タイミングOK?
黄体機能
(妊娠?)
22
23
●
24
25
26
●
●
27
●
●
28
1
2
3
●
●
●
☆婦人体温計で測定
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
・生理の出血量
・体調の変化
・おりものの変化
・性交渉の有無
・診察・検査内容
など
●
●
*診察に来院時には基礎体温表を毎回必ず持参して下
さい。
*婦人体温計に記憶させるタイプのものをご使用の方
も、通院、診察の際には医師がすぐ確認できるよう
に表に記入したものを準備して下さい。
*記入表が必要な方は本日お持ち帰りください。
*
精液検査の基準値
精液量1.5ml以上
精子濃度1500万/ml以上
総精子数3900万以上
運動率40%以上
正常形態率4%以上(奇形率96%未満)
総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以
上
運動良好精子
*排卵時期のフーナーテスト
を先に行い、フーナーテス
トで結果が不良の場合に行
うこともある。
*精液検査では、精液中の精
子の数や運動率、奇形率な
ど詳しい内容がわかる。
運動不良精子
SMI(Sperm Motility Index)
∥
運動精子濃度にスピードを考慮して
数値化した指標
受精能力の判定に有用
*
* 内診の時にこの検査を行い、月経周
期の中で正しい変化が起きているか
確認する。
*
排卵日の頃に診察の前日夜または当日の朝に性交し、子宮
頸管粘液中の精子の状態を観察する検査です。もしこの検
査で全く問題がなければ精液検査を省略することもできます。
判定基準(運動精子数/400倍視野当たり)
優
良
可
不可
15個以上 有意に妊娠率が高い
10~14個
5~9個
4個以下 妊娠率は有意に低い
*
造影剤を子宮内腔へ注入してレントゲン写真を撮影し、子宮内腔の形や
卵管の通過性・卵管の周囲の癒着の有無を調べる検査。
検査時期:月経が終わって排卵までの基礎体温が低温相の時期
検査方法:2日連続で来院。
1日目)カテーテルを通して造影剤を注入し、
レントゲン写真を2枚撮り、子宮の形と卵管の
通過性を確認する
2日目)レントゲン写真を1枚撮り、前日の
造影剤の拡散を確認。卵管の働きや癒着の有無
を確認する
バルーン
カテーテル
1日目
2日目
1日目
2日目
正常像
右卵管水腫
*
子宮内にカテーテルで二酸化炭素を送り込み、卵管が通っているかどう
か、働きが良いかどうかを調べる検査。検査時間は約10分程度。
検査時期:月経が終わって排卵までの基礎体温が低温相の時期
バルーン
カテーテル
CO2
*
検査の時期:低温期
細い内視鏡で
子宮内を確認
します
(オリンパスHYF Type XP)
卵管口
子宮内腔
*
当院では実施しておらず、他の医
療機関(県立広島病院、広島市民
病院、広島記念病院、中電病院、
広島大学病院、広島赤十字病院、
土谷総合病院、広島総合病院等)
へ紹介しています。
子宮内膜症性嚢胞
卵管留水腫
*
経腟超音波装置により骨盤腔の微細な
変化を観察します。
子宮筋腫や卵巣嚢腫の有無、卵胞の発
育、子宮内膜の厚さ、排卵の有無など
を主に観察します。
症例によっては子宮内膜ポリープや卵
管留水腫を診断することも可能です。
排卵前の卵胞は
20~22㎜
約20-22mm
子宮の内膜厚
を
測定
約10-12mm
排卵期
黄体期初期
黄体期
不妊症検査の実施時期
月経周期
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14
・基礎体温測定
15
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
1
2
3
≪排卵期の検査≫
・ フ ー ナーテスト(性交後検査)
・卵胞発育、排卵モニタリング
(経膣超音波検査、頸管粘液検査)
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
≪低温期の検査≫
・卵管通気検査
・子宮卵管造影検査
・子宮鏡検査
(・経膣超音波検査)
それぞれ検査の実施時期は限られています
●
(月経周期に合わせて検査を行うため、検査に適した
≪高温期の検査≫
時期に診察・検査を行う)
・血中プロゲステロン測定
●
・血中エストラジオール測定
・経膣超音波検査(子宮内膜厚測定)
・頚管粘液検査
●
●
●
●
●
●
●
●
●
≪月経開始後の検査≫
・内分泌機能検査
(LH-RHテスト、
血中LH・FSH・プロラクチン測定
など)
●
●
●
●
●
●
●
*経膣超音波検査
*子宮頸部細胞診(希望時
*血液一般検査
*尿一般検査
*血圧測定
*子宮頸管粘液検査
1回/1~2年)
自費の検査(保険適用外)
*HBs抗原、HCV抗体、HIV、RPR・TPHA
*クラミジア抗体IgG、IgA
*抗ミュラー管ホルモン(AMH)
*風疹抗体
*甲状腺ホルモン(TSH、FT4、FT3)
*糖尿病検査(HbA1c)
これらは
*抗核抗体
血液検査です
*PRL
*不育症・着床障害検査
*
*感染症(B型肝炎・C型肝炎・エイズ・梅毒)検査は通
院する全ての方が対象
*診察や検査・治療を受けるにはご夫婦の感染症検
査の1年以内の結果が必要
*検査後1年以上が経過している場合は再検査が必要
1年以内の検査結果をお持ちの方は、
初診日に必ず持参してください
初診日に検査結果がない場合は
感染症検査を行います
*
*クラミジア・・・性感染症のひとつ。
感染に気付かず放置すると卵管にまで炎症が広がり不妊の原
因になることがある。
血液検査でクラミジア抗体の有無を調べる。
過去に感染し自然に治っている場合にも抗体は陽性反応が出
るが、過去に治療経験がない場合は、念のため内服治療を行
う(1~2週間抗生剤内服、妊娠の可能性のない時期)
治療はパートナーと一緒に、同時期に行う。
この検査が陽性の方は治療が終わるまで卵管の検査は行えま
せん。
AMH(抗ミュラー管ホルモン) (自費)
血中のAMH値は卵巣の予備能(卵巣年齢)の指標として注目されている。
AMHとは… 卵巣の中には生まれつき多くの原始卵胞があり、月経が始まる時期にな
って活性化、発育卵胞から成熟卵胞へ約190日かかって成熟し、排卵を迎える。
発育卵胞、前胞状卵胞よりAMHが分泌され、AMH値はその数に相関する。
AMHは年齢上昇とともに低下(前胞状
卵胞の残数の低下を意味する)するが、
その速度には個人差あり。
AMHは卵の質が計れるわけではない。
AMHは排卵誘発における卵巣の反応
性(採卵で得られる卵の数)を予測する
指標になる。
月経周期のどの時期でも測定可能。
*
*妊娠初期(20週まで)に風疹に罹患すると先天
性風疹症候群(胎児の耳や目、心臓に問題が起こ
る)になることがある。
*抗体検査を受け、もし抗体がない、あるいは抗体
価が低いと判断された場合は妊娠していないこと
を確認後にワクチン接種をした方がよい。
*ワクチン接種後は2か月避妊をする。
*広島市内に住民票がある方で、規定の条件を満た
している場合に助成金の対象になることがある。
*
*PRLが高値の場合、妊娠成立の障害になる
ことがある
*血液でPRLを測定し、高値の場合は内服治
療を行う(妊娠成立まで継続)
*薬などの影響で高プロラクチン血症にな
ることもあるので、治療中の疾患や常用
薬があれば医師か看護師に伝えること
不育症・着床障害スクリーニング
(別資料参照)
*内分泌学的検査
*自己抗体および抗リン脂質抗体
*凝固因子活性
・・・その他
必要に応じて行う検査
妊娠歴などにより検査内容・金額が異なることがあります
*
*精液検査(希望時)
*HBs抗原、HCV抗体、HIV、RPR・TPHA
*風疹抗体
奥様の風疹抗体が陰性だった場
合にはご主人の風疹抗体検査も
助成金の対象となることがあり
ます
不妊症検査の実施時期
当クリニックにおける不妊症検査の実施時期
月経周期
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
・基礎体温測定
1
2
3
≪排卵期の検査≫
≪初診時に行う検査≫
・ フ ー ナーテスト(性交後検査)
・卵胞発育、排卵モニタリング
(経膣超音波検査、頸管粘液検査)
・経膣超音波検査
・クラミジア抗体検査(自費)
・子宮頸部細胞診
・血液一般検査
・感染症検査
・尿一般検査
(HB・HCV・HIV・Wa-R)
・血圧測定
・乳汁分泌検査
・頚管粘液検査
・抗ミューラー管ホルモン(自費) など
●
●
≪低温期の検査≫
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
・卵管通気検査
・子宮卵管造影検査
・子宮鏡検査
(・経膣超音波検査)
●
●
≪随時行う検査(ご主人)≫
・一般精液検査
・精子特性分析検査
・感染症検査(HB・HCV・HIV・Wa-R)
≪高温期の検査≫
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
・血中プロゲステロン測定
・血中エストラジオール測定
・経膣超音波検査(子宮内膜厚測定)
・頚管粘液検査
●
●
≪月経開始後の検査≫
・内分泌機能検査
(LH-RHテスト、
血中LH・FSH・プロラクチン測定 など)
KWC 絹谷産婦人科クリニック 120206看説明
*
* 尿中のLHを測定し、排卵日を予測する。
* LH:黄体形成ホルモン。排卵を引
き起こすホルモンで、月経周期の
ある時期に脳下垂体から放出され、
多量に分泌される(LHサージ)。
LHサージが始まってから16~48時間
以内に排卵が起こる。
* 実施時期:排卵前医師の指示日や
排卵推定日の2~3日前から
*
*血液検査
着床のために必要なホルモン(卵胞ホルモンE2・黄体ホ
ルモンP4)分泌量を調べる
ホルモン低値
→
黄体機能不全
黄体機能不全の場合、高温期にホルモン補充の治療
(内服や注射)を行う
*経膣超音波検査
子宮の内膜の厚さを測り、着床環境に問題が
ないか調べる
*
*必要な検査を受けたことがある
場合は、検査結果を初診日に持参
してください。
*お持ちでない場合は初診日に検
査をさせていただきます
(後日持参不可)
*
*タイミング療法
*人工授精
約6周期で
ステップアップ
(個人差あり)
*体外受精
・体外受精
・顕微授精
ステップアップとは
妊娠を目指すために
治療を高度なものへ
とあげていくこと
*
*超音波検査や尿中のホルモン検査で、排卵
日を予測し、性交を行い、自然に妊娠する
確率を上げるのがタイミング療法です。
*排卵誘発剤(内服や注射)を使ったタイミ
ング療法もあります。
*
内服:視床下部から下垂体への刺激を増やす
・クロミフェン(月経開始3-5日目から開始、
1-3T/day、5日間)
・セキソビッド(月経開始3-5日目から開始、
6T/day、5-10日間)
・フェマーラ(月経開始3-5日目から開始、
1-2T/day、5日間)
注射(筋肉注射) :
下垂体から卵巣への刺激を増やす
・HMG製剤、FSH製剤(月経開始3-5日目から開始、1-2A/day、連日ま
たは隔日、1-2週間)
*FSH製剤には自己注射あり
*
メリット:
・無月経、稀発月経の治療
・過排卵(複数の卵子が排卵)による妊娠の可能性が増加
・黄体機能が改善
デメリット:
・多胎妊娠
・卵巣過剰刺激症候群
・子宮頸管粘液分泌低下(クロミフェン)
・子宮内膜が薄くなる(クロミフェン)
*
(目的:卵管に辿り着く精子を増やして受精しやすくする)
用手的に採取された精液を調製して、運動性の良い元気な
精子を集め、カテーテルを用いて子宮腔内に注入する治療
法。精子が少ない方や性交が困難な方、フーナーテストが
不良な方などに有効。
実施時期:医師の診察の後や
尿LH検査で陽性が出た時など、
排卵日前後に実施。
人工授精自体は数分間、
精液の調製処理に約1時間程度かかる。
人工授精後の安静時間は5~10分。
抗生剤処方あり。
*
(目的:着床を手助けする)
内服:「黄体ホルモン」自体を補充
・デュファストン(排卵後から開始、
2T/day、11日間)
・ルトラール
(排卵後から開始、
2T/day、11日間)
・プラノバール
(黄体ホルモンと卵胞ホルモンの合剤、
黄体ホルモン
排卵後から開始、1T/day、11日間)
注射(筋肉注射):
卵巣にできた「黄体」を刺激して自前の「黄体ホルモン」分泌を増やす
・HCG製剤(LH作用を有する、排卵後から開始、1A/2-3days、3-4回)
*
*AIH妊娠率
2011年1月~
2012年6月
7.8%
9.0%
6.9%
3.9%
体外受精-胚移植の流れ
In V itroF ertilization E-mbryo
T ransfer (I VF-ET )
子宮
卵管
1卵巣刺激
2採卵
3媒精 体外受精
4胚移植
5黄体期管理
卵胞
卵巣
卵子
採卵
媒精・培養
胚移植
分割卵
受精卵
卵子と精子
採卵 経腟超音波下採卵
37℃
培養器
針
媒精
経腟超音波
精子
培養液
胚移植 ET (Embryo Transfer)
通常、良好胚を経頚管的に3個胚移植する。
通常、良好胚を経頸管的に1-2個胚移植します。
子宮頚管から入らない場合は
子宮頸管からカテーテルが入らない
場合は経子宮筋層的に行う場合もあ
経子宮筋層的に行う
ります。
(TOWAKO法)。
このような場合は稀です。
顕微授精
第一極体
卵細胞質内精子注入法 ICSI (intracytoplasmic sperm injection)
倒立顕微鏡下マイクロマニピュレーターを用いて
x400の倍率のもと行う
透明帯
5~7μmのピペット
ICSI
囲卵腔
細胞質
PZD
SUZI
*
移植年齢と件数
(年齢別、全国)
妊娠率
↓
流産率
↓
年齢
妊
娠
率
・
流
産
率
*
医師
培養士
受付
患者様
心理カウンセラー
看護師
生殖医療相談士
体外受精コーディネーター
*
今後の治療の流
れについて
診察時に聞き忘れた
こと、気になったこと
こんなこと聞いていい
のかな…というような
ちょっとした
疑問・質問
*相談対応時間 : 当院の診療時間内に随時受付
*利用時間 : 約20分程度
*十分な時間を確保したい方は事前に受付で要予約
*1人でもご夫婦でも利用可
コーディネーターが対応します
*
* 「不妊症」は、治療中だけでなく治療前から「子どもができないこ
と」による精神的負担が大きく、私達の健康な心を揺るがす場合が
多くあります。
* 少しでも心の不調を感じられたら「カウンセリング」の利用をお勧
めします。
* 生殖カウンセリングの利用について
○対象者:当院の患者様ならどなたでも可能です。
(ご夫婦での利用も可能です)
○申し込み:予約制
○予約日:火曜日 10:00~17:50
水曜日
8:50~13:20
8:50~17:50
土曜日
8:50~13:20
木曜日
○料金:一回につき¥1,000+消費税(再診料がかかる場合があります)
☆お話しされた内容は「秘密厳守」となります。
*
対象:2回以上流産・死産の既往がある方
<不育症リスク因子別頻度>
妊娠初期の流産の原因は多
くが胎児の染色体異常によ
るものと考えられています
が、流産を繰り返す場合、
左のような流産の可能性を
高めるリスク因子を持って
いることがあります。
スクリーニング検査を行い、
治療を行います。
* 診療時間:金曜日午後のみ(要予約)
予約は受付窓口または電話にて随時受付
* 当院で検査希望の際は、検査内容について詳しく説明します。
*
近年、生化学的妊娠を繰り返す方、或いは着床障害の方にも同様の異常が認め
られるとの報告があります。治療後に流産を繰り返す、あるいは着床障害によ
り治療不成功となるリスクを軽減するため、当院では治療前の方にあらかじめ
スクリーニングを行うことを提案しております。
内分泌学的検査
甲状腺機能検査…freeT4,freeT3,TSH
糖尿病検査…HbA1c
PRL
(自費) 6,500 円
自己抗体および抗リン脂質抗体
初診時検査に含まれています
抗核抗体
抗 CL・β 2GPI 複合体抗体
ループ スアンチコアグラ ント
抗 CL 抗体 IgG
抗 CL 抗体 IgM
抗 PE 抗体 IgG、 IgM
凝固因子活性
(自費) 38,400 円
aPTT
第Ⅻ因子活性
ProteinC 活性、ProteinS 抗原
ProteinS 活性
≪選択的検査≫
御夫婦の染色体検査
ストレス評価
(自費)お一人につき
STAI
32,000 円
初回時のみ (自費)500 円
*
不妊治療と併用して漢方薬を希望される方のための外来です。
診療内容:
問診、腹部の診察により、体質に
合わせた漢方薬を選択します。
*薬のみの処方は通常外来でも
可能です。
診療時間:
金曜日午後のみ(要予約)
予約は受付窓口または電話にて
随時受付
*
*どんな場合に?
・精液検査で異常所見
数が少ない、運動率が悪い、精液量が少ないなど
・性生活がうまくいかない
性交障害、勃起不全、射精障害
*当院提携の「いぐち腎泌尿器クリニック」
(広島市中区紙屋町)に紹介
*
*初診日
・予約時間には必ず時間厳守でお越し下さい。
・キャンセルの際には必ず事前にご連絡下さい。
・来院から帰宅まで約2~3時間以上かかること
もあります。
・初診日当日は奥様のみの受診で構いません。
*
* 持参物・・・保険証
基礎体温表(折れ線グラフになったもの)
紹介状(お持ちの方)
検査データ
(今まで行った検査データをお持ちの方)
記入した問診用紙2枚(本日お渡ししたもの)
* 初診時にかかる費用・・・奥様のみ
約3万~7万5千円
(着床障害スクリーニング含む)ご夫婦
約4万~8万5千円
※なお、当院はクレジットカードは使えません。
* 当院専用、提携の駐車場はありません。
問診票2枚(両面あり)
記入したものを
初診日に持参して下さい。
*
* 完全予約制(ただし、注射のみ、採血のみ、薬のみの場合
は予約は不要)
* 診療受付時間:9:00~12:30(月~土)
15:00~17:30(月・火・木・金)
長期休診(約1週間程度)
•年末・年始
•ゴールデン・ウィーク
•お盆
当院の診療時間内で
の通院が可能か、今
一度確認してみて下
さい。
*
*予約方法:インターネット、携帯電話、
院内タッチパネル
※一部、電話にて受付
*担当医の予約がいっぱいの場合は別の医師に
なる場合もあり、希望の時間がいっぱいの時は
別の時間になる場合もあります。
*体外受精の治療が開始したら、必ず担当医の時間
枠の診察になります。
*
当院の予約制について:
「診察時間」の予約ではありません。ご来院頂くお時
間です。
あくまでも待ち時間軽減のための補助的なものです。
当院の待ち時間について:
平均1~2時間程度、お待ちいただくことが
多くなっています。ご了解の上で通院して下さい。
*
*この治療を始める際には、あらかじめ「体外受精説明
会」にご夫婦(なるべく)で参加していただき、治療内
容を十分理解していただいたうえで開始いたします。
*体外受精説明会
:3~4週間に1回(不定期)
土曜日の午後
*説明会の予約:当院受付にて。
初診日以後は電話での予約も可能。
*開催日時については決定次第、絹谷産婦人科ホームペー
ジおよび院内掲示にてお知らせします。
*
緊急時
○
検査結果の問い合わせ
○
受診予約
○
治療方針
×
治療についての相談
×
*診療内容に関することは「受診」して下さい。
*医師に電話をつなぐ場合:
診療の合間に電話に出るため、待ち時間が長くなります。
ご了承ください。
*
*お子様連れでの来院は原則できません。
*お子様がおられる方は預けてきていただくなど
ご協力をお願いします。
*託児所検索参考ホームページ:
たくナビホーム(http://www.takuji-navi.com/) >たくナ
ビ中国>広島県>広島市○区の託児所一覧
*
* 初診時:約3,400~75,000円
初診料+保険適用検査 約5,000円
自費の検査
約70,000円
* 排卵期:約800~2,500円
* 高温期:約2,200~4,000円
* LH-RHテスト:
約6,300円
* 子宮卵管造影検査:
約6,100~7,200円
* 卵管通気検査:
約2,000~3,500円
* 子宮鏡検査:
約3,000円
* 精液検査:
約1,200~5,700円
* 人工授精:
20,000円(自費)
*自費の検査・治療については、別途消費税がかかります。
*
*現在の状態を正しく把握し
*どのような方法(選択)があるのかを提示し
*その中からどれを選ぶかを一緒に考え
*皆さんの希望が叶うよう、スタッフみんなでサポート
*安全、安心、確実な医療を継続して提供
*医療の基本は患者さんと医療者との「信頼関係」
*
*不妊治療専門の外来のみのクリニック
患者さんの99%が不妊治療の患者さんです。入院設備はなく、入院を必要とす
る腹腔鏡下手術、治療等は他の医療機関(広島市民病院、県立広島病院、中電病
院、広島記念病院、安佐市民病院、広島赤十字病院、広島総合病院、土谷総合病
院等)に紹介しています。
*基本的に主治医制
初診時の医師があなたの「主治医」となります。主治医の希望がある場合は初
診の予約時、または初診時にお申し出下さい。通院開始後に主治医の変更はいつ
でも可能です。受付時にお申し出下さい。
基本的には主治医の外来を受診して下さい。
通常の診察(卵胞計測、排卵確認等)はどの医師を受診されても構いませんが、
今後の治療法の相談や決定は必ず「主治医」の外来を受診して下さい。
*
*テーラーメイド医療、チーム医療
年齢、不妊原因、卵巣機能、挙児についての考え方など、各々のご夫婦で状況
は様々です。個々の状況に応じた治療を行い、「絹谷で治療を受けて良かった」
と思っていただくことを最終目標に、スタッフ一同が力を合わせて治療にあたり
ます。 →医師任せ、病院任せではなく、一緒に考えて行きましょう!
* 安心・安全・確実な医療サービスの提供
当院はISO認証、JISART認証を取得しており、継続して診療の質の向上を行う仕
組みを構築しています。
* 情報公開、 「心のケア」を重視
当院ホームページ、院内掲示等で治療成績、内容等を継続して公開しています。
また、生殖(不妊)心理カウンセラー(臨床心理士)、生殖医療相談士、体外受
精コーディネーターなどのスタッフが、きめ細かい「心のケア」を行っています。
*
月平均通院患者数
718.4人
月平均通院回数
3.7回
月平均のべ患者数
2647.7人
一日平均来院患者数
130.6人
患者一人当たり診療時間
6.5分間
月平均妊娠数
43.6人
月平均新患数
52.9人
*
*「人間」はもともと妊娠しにくい動物である
*すべてが上手く行って初めて「妊娠」する、どこか一つでも上
手くいかなければ妊娠しない
*不妊症検査で全ての原因が分かるわけでは決してない(卵子の
卵管への取り込み、受精、着床はブラックボックス)
*「原因」には絶対的なものとそうでないものがある(無精子や
卵管閉塞、無排卵は絶対的な不妊原因であるが、乏精子症、子
宮内膜症、子宮筋腫、内膜ポリープ等は不妊の原因となりうる
が、必ずとは言えない)
*「妊娠成立」には様々な要素が関与しており、全く同じ状況の
カップルはおられないので、「成功率」はあくまでも参考値で
あり、個々の状況で実際の成功率は違ってくること
*
*通院が特定の曜日、時間しかできない方は十分な「不妊治療」
が行えない(仕事と治療の両立を図ることが求められる)
*「不妊治療」で解決できることと、解決できないことがある。
「不妊治療」はあくまで「手助け」であり、妊娠の全てを行え
るわけではない
医師任せ、病院任せではなく、一緒に考える姿勢が大切!
*「不妊」には女性の年齢が大きな影響を及ぼしており、「努
力」さえすれば必ず克服できるものでは残念ながらない
*高血圧、糖尿病、精神疾患、肥満などの持病は妊娠、出産時に
母子の健康に影響が及ぶことがある。予め十分な治療後に通院
すること
*
*卵子:女性が生まれる前から卵子は既に作られおり、新
たに作られることはなく、年齢とともに「老化」する一
方であること→「時間」の影響を受けている。
卵巣は「倉庫」
*精子:精子は新しく作られているので、精巣の「今の影
響」を受けている→ある程度改善できる可能性がある
(禁煙、食生活、生活様式、泌尿器科受診)
精巣は「工場」
*
*奥さんが40歳以上
*径5cm以上の子宮筋腫がある方
*径5cm以上の子宮内膜症がある方
*重度の排卵障害がある方
*精子が著しく少ない方
*AMH低値の方
*他院でART反復不成功の方
*これらに該当する方は説明会終了後にご相談下さい。
*
*高度肥満(BMI: 30以上) BMI=体重(kg)/身長(m)2
*高度やせ(BMI: 15以下)
*コントロール不良な糖尿病
*コントロール不十分な高血圧
*重症の気管支喘息
*重篤な精神疾患
*重篤な膠原病
*血栓症の既往
*45歳以上
*これらに該当する方は説明会終了後にご相談下さい。
*
*基礎体温測定による自己タイミング
*日常生活の見直し
食事、睡眠、運動、ストレス解消など
*喫煙者は禁煙しましょう!
*体重管理:
好ましい体重:身長(m)×身長(m)×20~22
(身長160cmの方であれば、51Kg~56Kg)
*
*サプリメント
当院推奨品→
*他院への通院を検討してみる
(例えば、広島HARTクリニック、香月産婦人科、県立広島病
院生殖医療科、竹中産婦人科、笠岡レディースクリニックな
ど)
*ご主人の精液検査(いぐち腎泌尿器クリニック)
*持病がある方はその改善、コントロール
*
*「妊娠」とは?「子供」とは?「人生」とは?
「夫婦」とは?「家族」とは?「仕事」とは?
これらをこの機会に今一度よく考えてみましょう。