木田美智子家族形成期の必要保障額と保険設計必要保障額編ＣＦＰ ®認定者既契約内容未来翔太（30歳）会社員和枝（28歳）主婦はじめ（２歳）長男あやめ（０歳）長女 ※結婚４年目で可処分所得500万円、貯蓄500万円〔ライフイベント〕住宅購入夫35歳時に4,000万円の建売住宅を購入予定。年間100万円目標で頭金800万円を準備。25年ローン返済。教育費子２人とも大学のみ私立を予定。その他あやめさんが３歳で幼稚園入園後、妻の和枝さんは、趣味のダンスのレッスンを再開し、小学校入学後に自宅でダンス教室を始めたい。必要保障額を計算図表２ 20 シミュレーションの前提として︑ ︵図表︶ ︒保険契約は図表のと２家庭を持って間もない代から老後の３大ライフイベントが控えおりである︒それぞれの契約内容１代の家族形成期は︑住宅︑教育︑ 夫婦と子２人のケースを想定したている大切な時期でもある︒相談は次のとおり︒ ①かんぽ生命﹁新ながいきくん﹂事例・家族構成者には計画的な資産形成を行っていただきたいものだ︒ みなど手続きが簡単である︒ ﹁新かんぽ生命の商品は告知審査の生活するためには︑死亡保障は欠ながいきくん︵ばらんす型５倍︶一方︑子のいる家庭で安心してかせない︒契約内容については慎は若い時期の保障が大きく保険料少する仕組みの終身保険である︒ 重に検討し︑被保険者ごとに合っそこで︑若い世代の家族が年の終身の保険金額は葬儀費用などに払込期間終了後は死亡保険金が減経過につれて必要保障額がどのよ充てることができるだろう︒ た商品を選択してもらいたい︒ うに変化し︑選んだ生命保険がそ保険特約が付加された契約である図表１この保険は終身保険の上に定期のかについて︑﹁ＦＰＭＩＲＡＩ﹂と考えてよい︒契約期間年で保 30 の年齢の保障をカバーできているでシミュレーションしてみた︒ ‑ 30 「ＦＰ未来への扉」制作ライフプラン作成ソフト FP-MIRAI シミュレーションを活用した計算と課題解決に向けた提案事例誌2012年７月号で紹介したライフプラン作成ソフト「FP-MIRAI」。様々なライフイベントを登録し、ライフイベントを基にしたＣＦ表を作成できる点が本ソフトの最大の特徴だ。本特別企画では「FP-MIRAI」実践編として、必要保障額の計算と提案例、雇用保険と公的年金に関する退職後のキャッシュフロー提案例、土地購入からの不動産投資提案例の３つのケースを紹介する。本 ①かんぽ生命新ながいきくん（ばらんす型５倍） 60歳払込済死亡保険金1,000万円（払込終了後200万円）月払保険料 7,200円不動産投資の収益性分析最適な保険ポートフォリオ定年引上げに伴う企業防衛の説明資料将来の採りうるオプションの価値の明確化ＦＰとして有料の相談業務を行うときに不可欠なのがキャッシュフロー︵ＣＦ︶表の作成です︒ＦＰ資格を取得して以来ＣＦ表を作ったことがないという方もおられるのではないでしょうか︒あるいは︑すでにプロとして業務をされている方でも﹁既存のソフトは高くて﹂と不満のある方もおられる ‑ と思います︒今回紹介するライフ月額 28,160円プラン作成ソフト﹁ＦＰＭＩＲ月払保険料の合計（①＋②＋③）２歳 200万円 9,440円０歳 200万円 8,280円ＡＩ﹂は︑そういったＦＰの皆さ ③ソニー生命「学資保険スクエア」・はじめ君 18歳満期Ⅱ型月払保険料・あやめちゃん 18歳満期Ⅱ型月払保険料んに満足していただけるような内プロセスブラック従業員のライフプラン試算容です︒それでは﹁ＦＰＭＩＲ年金月額無事故保険金月払保険料ＡＩ﹂実践編をお届けします︒ FA11P52-60 #3.indd 52-53 死亡保障額の概算 10万円 10万円 3,240円 ②ネクスティア生命「カチッと収入保障」 60歳満了 ‑ 2012.11 実践編保険契約の内容図表３「FP-MIRAI」必要保障額計算① 図表４「FP-MIRAI」必要保障額計算② 図表５「FP-MIRAI」必要保障額計算③ 53 特別企画 FP-MIRAI のメニュー 2012.11 52 12.10.10 5:35:18 PM