Vol.75(夏季号) - 日本べんとう振興協会

視点
『食品安全・最近の話題より』
株 式会社BMLフード・サイエンス
代表取締役社長
中村貞博
2015年6月19日付の新聞各紙に、
「国内小売業
先ずはこれを構築し浸透させる必要が有ります。
界初
それらは
更にHACCPであれFSSC22000であれ、
食品PBメーカーへGFS
I承認規格の認証取
得を要請/西友」
との発表が有りました。一部の商
継続的かつシステム的に機能させなければなりません。
品ではありますが、食のグローバル化と共に食品の
現在、消費者の食品にかかわる関心はますます
サプライチェーンの広がりにある種の対応を示す形
高まっています。
その上消費者間の情報ネットワーク
となりました。
ご存知のとおりGFSIとは、
2000年に
は製造者・販売者にとって新たなリスクをともなって
設立された食品安全に取り組む事の重要性に同意
いるのではないでしょうか。常に最新のリスクマネジ
した、世界70ヵ国400以上の小売業やメーカー、
メントを加えつつ、食品の安全を保ち品質を向上さ
フードサービス業、
ならびに食品サプライチェーンに
せなければなりません。企業として経営者として常に
関わるサービス・プロバイダーから業種を超えて食品
最新情報をとらえ、必要なコミットメントすべき事柄を
安全の専門家達が集まり、協働して食の安全に取り
明確にし、品質重視の経営で有る事を内外に示す
組む国際組織です。
べき必要があるのです。
GFS
Iが承認する規格レベルのイメージは、
食品安
様々な情報が飛び交う中、経営者の皆様におか
全マネジメントシステムの国際規格FSSC22000で
れましては、弊社の安全衛生点検や各種検査・工場
ありISO22000にPRP
(前提条件プログラム)の要
監査・表示点検、様々なコンサルティング等もご利用
求事項をより明確化し更にフードディフェンス等を加
いただければ幸いです。
ご要望により講習会等も開
えた規格です。
しかし根底となるのはHACCPであり、
催いたしますのでどうぞお気軽にお声掛けください。
CONTENTS
視点:
「食品安全・最近の話題より」株式会社BMLフード・サイエンス 代表取締役社長 中村貞博
2
第4回 通常総会開催
3
役員一覧
6
第4回 通常総会懇談会開催
7
平成27年度食品微生物検査技士受講案内
11
会員企業概要(企業調査)
14
平成26年度 第3回フードサイエンス研修会開催
16
中国文学者
守屋 洋
19
女子栄養大学副学長 医学博士
香川靖雄
20
中国古典・人生の知恵 朝食のすすめ 2
NBKインフォメーション
21
事務局だより
22
花の名前:朝顔
撮影場所:所沢航空公園
撮影日時:平成26年10月11日
撮 影 者 :海江田 哲 氏
第4回 通常総会開催
平成 27 年度
公益社団法人日本べんとう振興協会の第4回
石 原 葵 会 長が選出され 、 議 案の審 議 に入り
通 常 総 会(平 成27年 度)が5月21日(木)
ました。平成26年度事業報告・会計報告、定款
午 後4時00分、明治記念 館「富士1の間」
で
の 変 更に関する件 、 役 員選任 等に関する件
開 催されました。正会員35社のうち25社、
( 新役 員は別 掲 )は何れも原 案のとおり可決
賛助会員73社の出席を戴きました。
承認されました。
石原葵会長の挨拶( 別掲 )、農 林 水 産 省
高 橋 専 務 理 事より平成27年3月16日の
食料産業局食品小売サービス 課外食産業室長
理事会の承認事項である平成27年度事業計画
山口 靖様のご挨拶( 別掲 )に 続き、議長に
及び平成27年度収支予算が報告されました。
総 会
公益社団法人日本べんとう振 興 協 会
石原 葵 会長挨拶
会員の皆様にはお忙しい中、通常総会にご出
席賜り誠にありがとうございます。本日の総 会で
は、平成26年度事業報告及び会計報告のほか、
定款の変更、役員の選任等についてお諮りした
いと思います。このうち、役員の選 任につきまし
ては、後程事務局より議案の説明を致しますが、
私からも一言申し上げておきます。私は、2 年前
ピンチヒッターとして会長に就任致しました。その
時、申し上げましたとおり、会長には業界の内部
の人がなるのが適切と思っております。今回、引
き続き私が理事として残ることを含む案を提示して
進団体協議会の活動に参加するとともに、コメに
おりますが、業界の内部の人が会長になるべきと
関するデーターの農水省への定期的提供,全農
の私の考えは変わらないことを申し上げておきます。
との意見交換等を行ってきております。これら活
全 体の事 業 報 告については後 程 事 務 局から
動により、コメの全体の消費量が減少する中で、
説 明します が、 私 が 就 任 以 来 取り組 んできた
年間 30 万トンを超えるコメを消費する当協会の
問題について最近の状況を申し上げます。
実力に対する認識は高まってきており、農林水産
省からコメに関する施策の実施に当たり当協会の
1 コメ問題
意見を求められる機会が多くなっております。
この問 題については、安田前 会 長の時から、
コメの価格については、業界にとりまして幸い
コメの高騰を契機として設立された国産米使用推
なことに最近まで低下傾向にあります。このような
3
時には将来を見越した対応をしておくことが重要
技 能 実習制 度の実習2号 移 行 対 象 業 種になり、
であると考えます。農 水 省では、昨 年 度から安
技能実習生の受け入れ期間が 1 年から 3 年に延
定取引の拡大のための補助事業を予算化してお
長される道が開けました。他方で、今国会に提
ります。また、コメ問題について、研究会を設置
出されている法案により、認可法人が新設され、
し検討を進めてきましたが、先般、報告書をとりま
監理団体の監視が強化されることが見込まれてお
とめ、概算金の透明化とあわせて、安定取引の
ります。会員にはこのような状況を十分に踏まえ、
拡大の必要性を強く打ち出したところです。何度
過去にあったような不祥事を再び起こすことのな
も申し上げますが、会員の皆様には、コメの価格
いよう体 制の見 直しをお願いしたいと思います。
が落ち着いている今こそ複数年契約等の安定取
この点について、一部の会員において体制の整
引に一部でも取り組んでいただきたいと思います。
備も検討されております。このような動きについて
は、広く会員の皆様に情報を提供して参りますの
2 厚労省の検討会
で、会員企業にとってメリットがあると判断されれ
厚労省が検討を進め、会員の皆様がその成り
ば、これを活用されればよいと考えております。
行きを心配されていた「健康な食事」の基準作り
については、昨年 10 月、報告書が取りまとめられ
4 ホームページ
ました。これに対し、当協会を始め各方面から意
ホームページの改善につきましては、事務所で
見を投げかけたところです。これを受けて厚労省
直接入力できるようになりましたので以前より少し
では 4 月からの運用に向けて対応を検討してきまし
は早く情報を提供できるようになりましたが、経費
たが、メール等でお知らせしたとおり、4 月からの
の問題もあり、思っていたようにはゆきません。ま
制度導入を先送りすることが決定されております。
た、もっぱら賛 助 会員の皆 様の活用を考えて会
今後どうなるのか注視し、必要な情報を皆様方に
員商談コーナーを設けましたが、成果は上がって
お伝えしたいと思いますが、新聞報道によれば、
おりません。引き続き改善に努力していきますが、
一部のコンビニではこの基準を使った商品化を検
皆様から、何かお知恵があれば拝借したいと思っ
討しているようです。基準自体が多くの問題を含
ています。
むことから運用が先送りされており、会員の皆様に
は慎重な行動をとっていただきたいと思います。
5 事務所
今回、事務所の移転のため定款の変更をお諮
4
3 外国人労働者
り致します。私は、就任以来、事務所が新耐震
この問題については、惣菜協会さんが熱心に
基 準を満たしていないのが非 常に気がかりでし
取り組んでこられました。当方も、1 年前から若
た。今回、建物の所有者である全米販さんのご
干のお手伝いをし、農水省や国会の先生のご支
協力もいただき、コストも余りかけず新耐震基準
援もあり、4 月 1 日付けで惣菜製造業が外国人
の建物への移転ができる見通しとなりましたので、
定款の変更をお諮りすることと致しました。新事
演をしていただくことを予定しています。その際に
務 所は食 糧 会 館 内にありますので、コメ関 係の
は、皆様方にはご出席の程、よろしくお願い致し
情報も入手しやすくなることを期待しております。
ます。
また、移転後、新事務所のお披露目も兼ねま
主 要な課 題についての状 況は以 上のとおりで
して、事務所の隣の会議室で本年の第1回フー
すが、このほかにも数多くの課題があります。業
ドサイエンス研修会として、農林水産省生産局農
界の発展のため引き続きこれらの課題に取り組ん
産部長から、先ほど言いました米の安定取引研
で参りますので、皆様方のご協力をよろしくお願
究会報告書を含めてコメをめぐる状況について講
い致します。
総 会
ご来賓 ご挨拶
農林水産省食料産業局外食産業室
室長
山口 靖 様
農林水産省の山口でございます。本日、日本
べんとう振興協会の通常総会の開会に当たりまし
て一言ご挨拶申し上げます。
皆様方には日頃より農林水産行政の推進にあ
たりましてご指導、ご鞭撻を賜っておりますことに
厚く御礼申し上げます。
先ほど、石原会長からお話がありましたが、今
年の4月1日から外国人技能実習制度で惣菜製
造 業が2号 移 行 対 象 職 種に指 定されました。こ
れは極めて大きな成果であると思います。我々が
これから、海 外 へ日本の食 文 化、食サービスを
らは、イノベーティブなサービス産業、リスペクトさ
展開させる人材となる方々をどう育成するかを考
れるサービス産業、また、グローバルなサービス
えた場合、
この制度で研修を受けた外国人の方々
産業という3つの視点で検討するようにとの指示を
が自国に戻って惣菜製造業で働いていただけると
頂いております。サービス産業の中でもとりわけ外
いうことは、極めて意義深いことと考えております。
食、中食分野は、雇用者数も大きく、産業規模
惣菜製造業の2号移行対象職種指定にあたりま
も30兆円を超えるような産業分野ですので、我々
して、石原会長をはじめとする日本べんとう振興
の外食、中食分野で生産性向上を図っていかな
協会の皆様に多大なるご協力、ご助言を頂きまし
ければいけないと考えております。当然、その中
た。これまでの取組みに対しまして厚く御礼申し
には、外国人の技能実習制度も入ってくるでしょ
上げます。
うし、或いは、ロボット及びICTの活用も入ってく
さて、本 年は国 全 体のテーマとして、成 長 戦
ると考えております。また、おもてなし、或いは、
略に取り組んでおります。安倍総理は成長戦略
海外展開という面でも、色々な課題があると考え
の中だけでなくあらゆる機会で、サービス産業の
ております。我々としては、協会の皆様方と連携
活性化、サービス産業の生産性向上が重要だと
してお話を伺いながら、外食、中食産業の活性化
訴えられています。その理由は、サービス産業が
に取り組んでまいりたいと考えておりますので、
日本のGDPの7割を占め、なおかつ、雇用も7割
今後とも引き続きご指導、ご助言のほどをお願い
を占めるという現状です。サービス産業の生産性
いたします。
を向上させ、経済の成長を図っていかなければ、
結びになりますが、本日の総会が滞りなく終了
持続的な我が国 経 済の発 展が無いということか
されますことと、本日お集まりの皆様方のご多幸を
ら、サービス産 業の生 産 性 向 上に取り組んでい
祈念して挨拶とさせていただきます。本日はよろし
かなければいけないと訴えられています。総理か
くお願いいたします。
5
【役 員一 覧 】
第 4 回通常総会(平成 27 年 5 月 21 日)において、以下の通り役員が選任されました。
今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(敬称略)
6
代表理事会長
石 原 葵 理事 副会長
妹 川 英 俊
理事 副会長
加 藤 新 悟 (新任)
名誉相談役・理事
安 田 定 明
専務理事
高 橋 正 夫 理 事
新 壽 夫
理 事
伊 藤 蓮太郎
理 事
大 村 近三郎
理 事
金 子 照 明
理 事
見 目 洋 子
理 事
河 野 一 世
理 事
佐 藤 正 夫 (新任)
理 事
永 井 伸 寿
理 事
松 本 隆 次
理 事
吉 増 健 (新任)
監 事
赤 羽 眞太郎
監 事
中 島 三 郎
監 事
濵 田 文 廣
第4回
通常総会懇談会開催
平成 27 年度
通常総会に引続き、懇談会が明治記念 館
「富士2の間」にて多くのご来賓を招き盛大に
よりご挨拶を頂戴致しました。農林水産省の各
関係者や 関 係団 体 の多くの方々のご出席の
開催されました。初めに、石原葵会長の挨拶、
地方 創 生担当大臣 石 破 茂 衆 議 院 議 員 、
もと、一般社団法人 日本惣菜協会 会長 堀
冨士夫様の音頭で乾杯をしました。相互に親睦を
農 林 水産大臣 林芳正参議院議員、木村義雄
参議院議員、西川公也衆議院議員、金田勝年
深め、当協会の赤羽眞太 郎監事( 株 式 会 社
デイリーはやしや 代表取締役社長)
の中締めで
衆議院議員、前原誠司衆議院議員の各先生方
盛会裏に終了しました。
中締めをして頂いた
赤羽眞太郎監事
懇 談 会
公益社団法人日本べんとう振 興 協 会
(株式会社デイリーはやしや
代表取締役社長)
乾杯の音頭をお取り頂いた
一般社団法人日本惣菜協会
会長 堀冨士夫様
石原 葵 会長挨拶
石原でございます。
人の来賓の先生方にご出席いただく予定となっており
一 言ご 挨 拶申し上 げま
ます。先生方には、お出でになり次第ご挨拶を頂き
す。実 は、このタイミング
たいと思っております。
では 来 賓 の 先 生 方 がい
先ほどの通常総会で申し上げましたように、協会
らっしゃっているはずなので
の抱える課 題は、コメの問 題、外 国 人 労 働 者の問
す けれども、国 会 の 都 合
題等多々ございます。これらの課題、なかなか問題
か、そして、農 林 水 産 大
が解決という訳には参りません。外国人労働者の問
臣は今日は大変お忙しいよ
題につきましては、農林水産省や後で参られます木
うですので、皆様どなたもお出でではありませんが、
村先生のご尽力をいただきまして、大きな進展をみま
私の挨拶は早く済ませておきたいと思います。
した。しかし、コメの問題を始め、かなり問題が残さ
私は、2年前ピンチヒッターとして会長になりました。
れております。これらの問題につきましては、協会の
ところが、先ほどの理事会で引き続き会長を務めろと
力では中々解決できませんので、本日来られます先
いうことでございますので、ピンチヒッターにまた打席
生方のご支援をいただきながら、一つ一つ解決して
が回ってきて、これは何なのかという思いはあります
いきたいと思っております。皆様方にも協会の発展の
が、引き続き会長を務めます。
ために、いろいろなご援助、知恵を出していただきた
会員の皆 様にはお忙しい中、先ほどの通 常 総 会
いと思っております。皆様方の力によりまして、この、
に引き続き、この懇談会にご出席賜り誠にありがとう
べんとう振興協会がますます発展することを祈念いた
ございます。先ほども申し上げましたが、本日は、林
しまして、非常にあわただしい挨拶でございますが、
農林水産大臣、石破地方創生担当大臣のほか、数
私の挨拶とさせていただきます。
7
懇 談 会
ご紹介頂きました、地方創生担当大臣の石破でご
うのをどう考えようかということで頭
ざいます。本日のご盛会をお喜び申し上げます。
を悩ませております。出生率が低
もう15年近く前になりますか、農林水産総括政務次
いのは、晩 婚 化が進んだのが一 番の理 由で、そう
官のころからこの協会の設立に少し関わり、お手伝
するとどうしても子供は一人でもいいやとなります。30
いをさせていただき、ご縁をいただいております。
歳過ぎて結婚して 35 歳で初めてのお子さんとなると、
とにかく、政治家というのは一番べんとうを食べる
そろそろ親御さんは歳とって要介護みたいな話にな
人種に違いないと思っておりまして、考えてみれば、
り、2人目という話にはなかなかならないのだそうで、
昨日は朝も、昼も、夜もおべんとうで、食べない日は
この、おべんとうの振興と少子化対策について何か
多分一日もありません。その日の幸せの8割はどんな
いい答があればかなり問題は解決すると思っていると
べんとうが出るかによって決まり、機嫌の良し悪しは
ころであります。
それによって決まると言っても過言でありません。
円が安くなったということは、おべんとうの世界にとっ
お米の需要量の多分4割位が中食、外食であり、
ては良い話ばかりではないと思っております。24 年
その内で中食は2割ぐらいではなかったかと思ってい
産米のように豊作ではあったけれど、値段が上がると
ます。コンビニのおにぎりというのはどうしたらこんなに
いうようなことがあると、なかなかおべんとうの業界と
おいしく作れるのか、私は今もって分かりません。真
してはつらいものがございます。そうしますと、多収
似してみようと思っても、同じおにぎりが出来ないのは
穫米とかを考えていかなければならない。多収穫米
非常に悔しい気がします。そしてまた、お米のみなら
というと、昔は叱られたものでございますが、いかに
ず、
どうしたらあのパリパリ海苔ができるのか、未だもっ
してコストを下げ、いかにして安定供給をし、というこ
て私は良く分かりません。あれは確か、武蔵野さん
とがこれから先の米政策の主流になっていくと思って
がはじめられたのかもしれませんが、お米のみならず、
います。日本ではかなりの部 分、高 齢 者の方々も、
海苔だってこのおにぎりが無ければこんなに需要が無
若い方もそうですが、その生活の相当の部分を占め
かっただろうなと思ったりしているところであります。
ているのがおべんとうの業界です。これから先の日本
今、私は、地方創生担当であり、少子化担当で
の姿を考えるときに、やはり、おべんとうの業界という
はないのですが、いかにして出生率を上げるか、い
ものを常に念頭に置きながらいろいろな事を考えてま
かにして子どもを増やすか、そういうことも考えており
いりたいと思っている次第であります。
ます。コンビニがあれば奥さんもいらないなどと言う人
業 界 のさらなるご 隆 昌、そしてまた、皆 様 方 の
もおり、これをどうしたものだろうか。この出生率とい
ご発展、心からお祈りしてご挨拶といたします。
懇 談 会
8
石 破 茂 地方創生担当大臣
林 芳正 農林水産大臣
ご紹介を賜りました、林芳正でございます。今日は
がスタートで、私 が 行ったのは、
お招きありがとうございました。また、27 年度の通常
5月4日、5日でしたが、訪問時に
総会、たくさんの皆様がお集まりになり、盛大に開か
は既に行列ができておりました。万博スタートから 17
れましたことをお喜び申し上げます。
日間で既に日本館は 10 万人のお客様が来られたそ
一昨年は和食がユネスコの無形文化遺産に登録
うです。それなりの理由があります。日本館の展示は
され、そして今年がミラノ万博で、2020 年がオリンピッ
シーンが5つ位に分かれておりますが、1 時間もかか
ク、パラリンピック東京大会と、海外に日本食・食文
らずに全部見て回れます。それから日本の農業、べ
化を発信していく、ホップ、ステップ、ジャンプのステッ
んとうも含めた日本 食・食 文 化、これを、ただ見て
プの年です。私もミラノ万博日本館に行ってきました
読んでということではなく、最新のICTの技術を駆使
が、お世辞抜きでミラノ万博全体の最も人気のある
して、触りながら、感じながら、映像を見ながら心に
パビリオンになるだろうと思います。ミラノ万博は5月1日
すっと入ってくる。途中、バーチャルな滝がありまして、
そこにスマホを置いておくと、自分の好きなアプリがダ
愛情がこもっていて、見た目も綺麗ですし、栄養もい
ウンロードできる。会場で全部見ると大変時間がかか
ろいろ考えてありました。このべんとうという言葉は、
ると思いますが、興味ある情報を持って帰って見られ
実はイタリアのミラノでも、フランスのパリでもランチボッ
るということでした。そして、最後のシーンがバーチャ
クスと言わなくても、べんとうと言えば通じるような言
ル食堂です。まさにおべんとうみたいなものが自分で
葉になってきました。日本の食文化を代表するものと
作れる。バーチャルなので見るだけですが、どうもい
言っても良い時代になってきたわけです。
い匂いがする。これも演出かなと思いましたら隣の食
皆様方は、日本のべんとうを支えていると同時に、
堂の良い匂いがそこに流れてきている。見て、そし
地 方における食 料 産 業を担っていただいています。
て匂いをかいで、大層お腹が空いたなと思って出る
党に帰らせていただいていた間に、自民党に食料産
と、そこに食 堂 があり、懐 石 料 理、カレー、牛 丼、
業調査会を作らせていただきました。今日は日本惣菜
すき焼き重、美味しいものがずらっと並んでおりました。
協会の堀会長がお見えですが、やはり、これから石
戦略的に出来ておりまして、盛況でした。是非、皆
破地方創生大臣の下、地方にたくさんある外食・中
様機会があれば訪れて頂きたいと思います。
食も含めた食料産業が元気になってもらうことが地方
その後、ミラノコレクションにも出展している地元の
活 性 化にもなりますし、また、日本の農 産 物、水 産
アンテプリマに場所を提供して頂いて、食育のイベン
物の7割が食品産業で使っていただいている訳でご
トとして、家族でおべんとうを実際に作ってもらうこと
ざいますので、そういう意味でも食品産業が発展し
をやっておりました。海苔を小さく切って卵焼きなどと
て頂かないと、農業も水産業も困りますし、地方も困
一緒にキティちゃんの顔をおにぎりなどで作り、うまく
るということでございます。
できると親善大使のキティちゃんがそこに現れて握手
出来る限りのご支援を、しっかりと農林水産省一丸
をしてくれる。非常に皆様喜んでいました。
となってやって参りたいということを申し上げてお祝いの
欧米のランチボックスというと、木や紙の箱にどさっ
ご挨拶に変えさせていただきたいと思います。
とパンやサンドイッチが入っています。それに比べて
本日は、誠におめでとうございました。
我々が母 親に作ってもらったおべんとうはきれいに、
懇 談 会
木 村 義 雄 自由民主党 外国人労働者等特別委員会委員長
日本べんとう振興協会の皆様、
こんばんは。
ただ今ご紹介にあずかりました、私は参議院議員の
石 原 会 長をはじめ、多くの方々が
本当に努 力をされました。私はそ
木村義雄でございます。
の姿を見て大変心強く思った次第でございます。
ご紹介頂きましたように、
自由民主党の外国人労働
それでは、協会の増々の発展と皆様お一人お一人
者等の特別委員長を仰せつかっております。皆様方
のご健勝、
ご多幸をお祈りさせていただいてご挨拶と
がこれからそれぞれの職場において新たに決まりまし
いたします。参議院議員の木村です。
よろしくお願い
た技能実習生を使って頂いて大いに、
また、事業の発
いたします。ありがとうございました。
展等にご利用して頂ければと心より思えてなりません。
懇 談 会
西川 公也 自由民主党 農林水産戦略調査会長
ご紹介頂きました西川公也でございます。今日は、
に就 任をいたしました。皆 様との
日本べんとう振興協会総会に続く懇談会、大変ご盛
関係をこれからも築いていきたいと
会で心からお喜び申し上げます。石 原 会 長、安田
思います。このべんとう振興協会が一層ご発展するこ
名誉相談役とは、かねてからお付き合いをさせて頂い
とをご祈念申し上げてご挨拶にさせて頂きます。おめ
て来ております。私は先週、農林水産戦略調査会長
でとうございます。
9
懇 談 会
金田 勝年
衆議院議員 自由民主党総務会副会長
ご歓談中、ご指名を賜りましたので、遅れてきまし
なって 4 年であります。やはり、
たものですからお話をしないで帰ろうと思ったのです
お米の消費拡大、或いは食の安全、
が、一言お祝いをと安田名誉相談役から言われました
安心といった側面で非常に大きく大きく貢献をされます
ので、ここに立たせて頂いております。
皆様の業界であります。そしてまたおべんとうを中心
皆様、今日は本当にご苦労様です。公益社団法人
としてこの日本国民の中食を背負っておられる皆様で
日本べんとう振興協会の恒例の総会、懇談会がこの
あります。その中食を背負っていられる皆様が誇りを
ように盛大に行われましたことを心からお祝いを申し
持って安 心して安 定したおべんとう或 いは私 達 が
上げたいと思います。
大 好きでいつもお世 話になっている、コンビニでも
送れて参りまして申し訳ありませんが、今日は前大
お世 話になっている中食をご提 供し続けていただく
臣、大臣、そして石破大臣の皆さんが駆けつけてお
ということは私どもにとっては本当に、この和食の普及
祝いを申されたということでございます。また、木村
或いは日本の食文化というものを本当にいい意味で
先生も来られいてます。本当に盛大な会になりました
広く、それを行き渡らせていただけるものだと、こう
こと心からお祝いを申し上げます。
いうふうに思っている訳であります。そういう意味に
私は、昔から農林水産関係のご縁を頂いておりま
おいて今日ご出席の皆様はそのお立場でこの国の食の
す。本当にそういう意味におきましてはこの日本べん
安全、安心、米の消費拡大に心からご貢献されて
とう振興協会が産声を上げて 23 年、しかしその間、
いる皆 様でありますので、どうぞよろしくこれからも
社団法人になって社団化されて、安田さんも頑張っ
ご活躍賜りますように申し上げて挨拶にさせていただ
ておられたときであります。社団化されてもう 12,3
きます。
年立ったのではないでしょうか。そして、公益社団に
懇 談 会
10
前原 誠司 衆議院議員
皆 様、今 晩は。ご紹 介 頂きました、衆 議 院 議 員
ましたが、途中から殆どずっと食
の前原でございます。今日は第 4 回の日本べんとう
堂 車もなくなって、お べ んとうを
振興協会総会誠におめでとうございます。石原会長、
買って食べると、こういう習慣が身に付きまして、私も
また、安田名誉相談役始め会員の皆様方のご尽力
相当おべんとうを食べましたけれども、質それからバ
に、まず、心から感謝申し上げます。おめでとうござ
ラエティ、本当におべんとうの進化はものすごいと思
います。
います。私は日本の文化そのものになったと思います
私は、地元が京都でして、国会議員にならしてい
し、また、生意気を申し上げると、地元で、特に選
ただいて 21 年になります。鉄道が好きだから言うの
挙活動の時には、大体お昼はおにぎり、サンドイッチ、
ではありませんが、新幹線でずっと往復をしている訳
時間があったらおべんとうということでありますが、格
でありますけれども、この間一体何回新幹線に乗っ
段に美味しくなったと思います。これは、皆様方のご
たのだろうと計算してみました。1 年 365 日を計算し
努力の賜物だと思っております。一消費者としてのみ
やすいように 350 日にして 1 週間に少なくとも 1 往復
ならず、議員としてこれから皆様方の色々なご意見を
しています。ということは、大 体 年 間 少なくとも 100
伺いながら日本の文化、そして大衆に根差したおべ
回は乗っているわけです。そうすると、100 回掛ける
んとうというものを更に発展させるために、これから皆
21 年ですから 2,100 回。そして、おそらくもっと乗っ
様と一緒に頑張っていきたいと思いますので、どうか
ていますから 3,000 回位新幹線に乗っているだろうと
皆様方のご尽力、ご活躍を心からお祈り申し上げて
思います。私が議員になった当初は、食堂車があり
一言ご挨拶をいたします。おめでとうございます。
食品微生物検査技士受講生募集開始
(平成27年度)
平成 27 年度「食品微生物検査技士」の受講生
製造現場及び本部スタッフ等で食品衛生の基礎
の募集を開始しました。
知識の習得や食品微生物検査技士1、2級の
募集内容は後記のとおりですが、平成24年度
資格取得を目指したい方、食品微生物や食の
より3級を新設しております。3級の特徴は、
安全・安心等に興味のある方等です。
初心者にも分かり易く食品微生物、食品衛生、
「 食品微生物検査技士1級、2 級」の対象者は、
食品衛生管理システム、法規関係等、製造現場
品質管 理・微 生 物 検 査・安 全 管 理 等 の
に必要な基礎知識を体系的に学べることです。
担当者・責任者・管理者です。
「食品微生物検査技士 3 級」の受講対象者は、
会員各位からの多数の受講申込をお願いします。
1.
食品微生物検査技士認定資格各級受講内容
食品微生物検査技士
3級
[ 認定資格 ]
実技対象菌
検査技術研修の
内容と実技試験
通信教育科目と
筆記試験
実技なし
実技なし
食品微生物検査技士
2級
[ 認定資格 ]
汚染指標菌
一般生菌数
大腸菌群、大腸菌等
黄色ブドウ球菌
汚染指標菌等の定性・定量
・検査技術研修実施
(3日間)
・実技試験実施
食品微生物検査技士
1級
[ 認定資格 ]
サルモネラ、
腸内細菌科菌群、
腸管出血性大腸菌 O157、
腸炎ビブリオ、セレウス菌、
カンピロバクター等
主に病原菌の分離・同定試験
・検査技術研修実施
(3日間)
・実技試験実施
(1) 食品関連法規
(1) 食品関連法規
(2) 食品衛生
(2) 食品微生物検査法
(3) 食品衛生管理
(基礎編)
(4) 食品の簡易検査法 (3) 食品衛生学
(1) 食品微生物学
(2) 食品微生物検査法
(応用編)
(3) 衛生管理システム
・筆記試験実施
・筆記試験実施
・筆記試験実施
※
「食品微生物検査技士3級」は通信教育のみの受講であり、資格認定試験は筆記試験です。(実技試験はなし)
11
2.
受講期間
平成27年9月1日∼平成27年12月31日
(期間4ヶ月間)
3.
受講申込受付期間
平成27年7月10日
(金)∼平成27年8月10日
(月)
( 当日消印有効)
4.
募集定員
1級、
2級は合わせて 160名 3級は定員なし
5.
受講料
(1)会員及び賛助会員の従業者
食品微生物検査技士3級
食品微生物検査技士2級
(税込)
通信講座受講料
合
21,600円
通信講座受講料
32,400円
検査技術研修料
54,000円
合
食品微生物検査技士 1 級
計
21,600円
計
86,400円
通信講座受講料
32,400円
検査技術研修料
59,400円
合
計
91,800円
(2)非会員の従業者及び個人
食品微生物検査技士3級
食品微生物検査技士2級
(税込)
通信講座受講料
合
27,000円
通信講座受講料
54,000円
検査技術研修料
59,400円
合
食品微生物検査技士1級
計
27,000円
計
113,400円
通信講座受講料
54,000円
検査技術研修料
70,200円
合
計
124,200円
申込の詳細は養成講座のご案内(当協会ホームページ)をご覧下さい。
http://www.bentou-shinkou.or.jp
12
「食品微生物検査技士」資格認定制度
食品微生物検査技士3級
食品衛生の基礎(通信講座)
1.食品関連法規
食品安全行政、食品表示
2.食品衛生
食中毒とその予防、微生
物の基礎知識
3.食品衛生管理
一般的衛生管理プログラム
衛生管理システムの基礎
知識
4.食品の簡易迅速検査法
食品微生物検査技士2級
食品関連法規(通信講座)
1.食品安全行政の法体系
2.食品安全に関する法体
食品安全基本法、食品衛生法
3.食品表示に関する法令
食品表示制度の概要
食品衛生法、JAS法、健康増進法等の法令
食品表示の実例
4.食品の安全確保に係る各種の通知、通達
管理運営基準、各種衛生規範
5.その他留意すべき法令等
食品微生物学(通信講座)
1.序論
2.微生物の分類
3.微生物の形態と構造
4.微生物の生理
5.微生物の増殖
6.微生物に対する外部要因の影響
7.微生物の分布
8.病原微生物
9.微生物と腐敗・変敗
10.微生物の利用
食品衛生学(通信講座)
1.食品衛生と食品食品衛生行政
2.食品と健康危害
3.食中毒
4.感染症
5.食品の変質
6.微生物の基礎
7.食品に係る微生物の制御
8.その他の食品衛生対策
9.食品に関する検査法の概要
10.食品添加物の概要
11.食品の容器・包装
12.食品の衛生管理システムの概要
食品微生物検査法(応用編)
(通信講座)
1.病原微生物の取扱いに関する注意点
2.食品媒介感染症
3.病原微生物検査の概要
4.微生物の同定検査(PCR法等を含む)
5.サルモネラ属菌の検査法
6.腸管出血性大腸菌O26、O111、O157の検査法
7.腸炎ビブリオの検査方法
8.黄色ブドウ球菌エンテロトキシンの検査法
9.セレウス菌の検査法
10.カンピロバクター・ジェジュニ/コリの検査法
11.ウエルシュ菌の検査法
12.その他病原微生物の検査
13.精度管理
14.病原微生物の検査実習
15.サルモネラ属菌の検査実習
16.腸管出血性大腸菌O26、O111、O157の検査実習
17.腸炎ビブリオの検査実習
18.セレウス菌の検査実習
19.カンピロバクター・ジェジュニ/コリの検査実習
20.その他の病原微生物の集落観察
21.病原微生物の簡易・迅速検査法
食品微生物検査法(基礎編)
(通信講座)
1.食品微生物検査の基礎知識
2.食品微生物検査
3.生菌数の測定法
4.大腸菌群の検査法
5.糞便系大腸菌群、大腸菌の検査法
6.腸内細菌科菌群の検査法
7.耐熱性芽胞形成菌の検査法
8.腸球菌の検査法
9.黄色ブドウ球菌の検査法
10.乳酸菌の検査法
11.真菌(カビ・酵母)の検査法
12.環境微生物の検査法
13.食品微生物の簡易・迅速検査法
14.精度管理
15.検査器具・器具の使い方
16.検査の基本技術
17.食品微生物の検査実習
18.生菌数の測定実習
19.大腸菌群数の測定実習
20.大腸菌の検査実習
21.腸内細菌科菌群の測定実習
22.黄色ブドウ球菌の測定実習
23.グラム鑑別の実習
24.環境微生物の検査実習
検査技術研修なし
食品微生物検査技士 1 級
〈検査技術研修(義務研修、3日以上)〉
食品微生物検査(理論と実技)
*検査の意義
*食品微生物検査の基礎技能
*食品微生物の公定法等による検査実技
〈スクーリング
(1日、
任意研修)〉 スクーリング(1日、任意研修)
食品衛生管理システム(通信教育)
1.食品衛生管理システムの目的
2.食中毒予防の3原則
3.食品安全ハザード(危害要因)の管理
4.食品7Sの励行
5.一般的衛生管理事項(前提条件プログラム)
6.HACCPシステム
7.食品安全マネジメントシステム(ISO220 0 0)と
関連規格
8.FSSC220 0 0とGFSI
9.QC(品質管理)7つ道具の食品衛生管理への応用
10.検査結果の解析とその活用
〈検査技術研修(義務研修、3日以上)〉
病原微生物の検査(理論と実技)
*バイオリスク
*病原微生物の公定法等による検査実技
*食品微生物検査結果と解析
スクーリング(1日、任意研修)
13
公益社団法人べんとう振興協会の概要 (企業調査)
平成27年4月1日現在の概要をご報告致します。
141社
16社
140社
128社
127社
123社
121社
97社
99社
89社
90社
88社
86社
18社
18社
20社
20社
20社
20社
12社
14社
11社
12社
7社
12社
5社
12社
4社
11社
4社
11社
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
95人
80,6
人
663
78,
人
68
3,4
7
平成4年
151,100㌧
人
9,6
42人
92人
8,4
9人
,63
人
632
人
788
1
人
315
人
307
2人
8
1,6
4人
9,74
人
8,3
810
68,
2人
4
9,4
37人
43人
85,6
674
人
343
人
317
人
388
平成23年
7人
287,548㌧
91
61,
人
520
平成24年
298,232㌧
55,
)
12人
,7
(46
60人
4
59,
)
人
621
62,
人)
,338
6人
3,25
(52
人)
,661
,28
(10
09人
7,4
(5
人
806
65,
人)
,523
(51
人)
,302
(50
平成25年
304,566㌧
平成26年
324,285㌧
8人)
人)
8
9,15
80
(
2,7
3
(8,
28人
0人
,71
(8
6,2
3人)
90人
人)
,283
(14
76人
9,0
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
14
4,852
4,224
10
社
7
社
2
社
3
社
6
社
6
社
3
社
5
社
27
社
12
社
1社
5
社
人材派遣及び
外国人技能実習生
受入関係
1社
20社
4社
3社
3社
3社
9,398億円
平成20年
平成21年
9,790億円 10,178億円
平成22年
12,062億円
10,465億円 11,119億円 11,720億円
平成23年
平成24年
平成25年 平成26年
15
平成 26 年度 第3 回
平 成 2 6 年 度 第3回フードサイエンス研 修 会を、 コンサルティンググループグループ長 塩田 智哉氏と、
平成27月3月9日
(月)
13時より飯田橋レインボービル
株式会社イシダ 営業企画部流通・物流営業企画課
(東京都新宿区市谷船河原町11番地)
にて開催しました。 主査 平田 豊氏にご講義頂きました。
今回の研修会では異物混入対策、
クレーム対策を
会員企業の各工場の品質保証や品質管理の
中心に当協会の賛助会員会社のイカリ消毒株式会社
方々を中心に42名の参加を頂きました。
【 講 師と内 容】
「危機に備える異物混入対策∼改めて考えるクレーム対応と予防管理∼」について
・イカリ消毒株式会社コンサルティンググループグループ長 塩田 智哉氏より
「異物検査履歴管理システム ∼機器単体運用からシステム運用」について
・株式会社イシダ 営業企画部流通・物流営業企画課主査 平田 豊氏と、
・株式会社イシダ 滋賀事業所 営業企画部 産機営業企画課 武下 弘樹氏より
ご講義頂きました。
第3回フードサイエンス研修会風景
16
危機に備える異物混入対策 ∼改めて考えるクレ ーム 対 応と予 防 管 理∼
イカリ消毒株式会社コンサルティンググループグループ長
塩田智哉氏
一連の異物混入騒ぎを受け、食品への異物混入は
企業の存続を脅かす重大なリスクとなってきた。改めて
全社的に異物混入対策を考え直す必要がある。
見直すべき点を、初期対応や予防管理などの観点
から次の7つに整理してみた。
①消費者・メディア対応ルールとトレーニング
②緊急連絡網作り
③危機対応マニュアル作り 管理の弱点として多いケースは、
「管理者の点検の
④連絡・情報共有ルートとルール作り
視 点 」である。経 験として、現 場 や従 事 者 が 正しく
⑤社内コミュニケーションを重んじる社風築き
ルールを実施できているかどうかを、管理者が正確に
⑥予防設備の充実
把握できてないケースが多いためである。例えば、毛髪
⑦危機への予測と対応(予防管理)
対策として正しく着帽できているかどうか、インナー
例えば、今回の異物混入騒ぎの発端となった事故を
キャップのずれや毛髪のはみ出しを正確にチェック
踏まえると、適切な顧客対応の標準化とトレーニングの
できていないケースが多い。このような現場では、異物
必要性を検討すべきであろう。また危機対応マニュアル
混 入発生時に原因が突き止められず、新たなルール
では、
「異物混入(特に害虫獣)」の危害ランクの位置
の追加でがんじがらめになる。
づけも改めて検討すべきと言える。
異物騒動の発端となった昆虫類の問題個所発見に
ただし最も重要 視すべきは、異物混入数を減らす
ついても、独 特の目線 が 必 要となる。通 常、昆 虫は
予防管理である。多忙を極める状況では応急処置が
暗所で発生し、移動する性質も踏まえて室内全体が
中心になりがちだが、少し落ち着いてきた今、冷静に
点 検 の 対 象となる。5Sや 微 生 物 対 策、異 物 対 策
必要な予防管理を考える必要がある。そのポイントと
(虫以外)とは異なる視点を理解しておく必要があろう。
して「現状分析」と「管理者の点検の視点」を挙げる。
点検の目線を養い、同時に異物混入にも繋がる取り
今回の異物混入騒動を受け、多くの工場ではゴキブリ
組みの例として「現場で行うハザード列挙」を挙げる。
など、特に重大な異物を中心として「一斉点検」が行
複数のメンバーで構成されるチームで現場に出向き、
われた。しかし、その「一斉点検」で発見した問題個所
この現場で何が 発生しそうかを列挙する。この活動
の改善だけで十分であろうか。「一斉点検」の結果に
の要点は、すでに発生している問題の発見のみならず、
基づく対策は、重要なものに絞って行ういわば応急処置
「何が発生しうるか」という視点で現場を見ることで
であり、潜んでいる問題はそれだけではないはずである。
ある。単なる現場点検とは異なる。現場に出向いて複数
応急処置も大事だが、過去の異物混入傾向、モニタリング
の目で真剣にハザード列挙をすることで、何が、どの
データ、現場点検で指摘が多い個所など、自社で他に
ように混入する可能性があるのかが具体的に見えてくる。
どのような問題が発生し得るのかを分析すべきと言える。
現場の管理者でも、改めて現場を見ないと気づかない点
その分析は単なる事象のみならず、管理の弱点(例え
も多い。実際に、ある総菜メーカーでこの取り組みを
ばルールの不具合、教育の不足)も含めるべきである。
丁寧に行ったところ、異物混入クレームが大きく減少
この「現状分析」によって、予防管理として工場で、何を
した。
どこまで実施すべきなのか(方針、目標)が明確となり、
異物混入対策を強化する上での参考になれば幸い
資源投資の必要性もわかる。
である。 (塩田智哉記)
17
異物検査履歴管理システム ∼機 器 単 体 運 用 からシステム 運 用 へ∼
株 式 会 社 イシダ 営 業 企 画 部 流 通・物 流 営 業 企 画 課 主 査
平田 豊 氏
近年の日本国内における食をとりまく環境と致しまして、
「食の安全安心」
「人手不足」がキーワードとして挙げ
られています 。現 在の国 内 総 人口は1億2000万 人
ですが、
将来は減少傾向にあると予測されている一方で、
単 世 帯 率 の 増 加 影 響により国 内における中 食 率に
ついては増 加 傾 向にあります 。その製 造 工 場 現 場に
おいては、
「 食の安 全 安 心 」に対 する消 費 者 意 識の
(左)武下弘樹氏 /(右)平田 豊氏
向上への対応と共に「人手不足」が深刻化しています。
この対応として、現場では生産のルール化と自動化が
お陰様で発売10年目を迎える事が出来ました。近年では
課題となっています。
X線を利用した異物検査以外の機能としまして、画像
ネット社会による監視強化・危機意識向上による影響
処 理 技 術 の 応 用による欠 品 検 査 機 能(1包装当たり
もあり、食品の自主回収件数については2007年から
の個数や個々の形状を確認)
や重量推定機能(質量から
急激に増加し2014年には過去最大となる950件の
個々の重量測定)
も構築しております。
回収が発生しています。回収の要因は様々ですが、全体
【製品検査管理システム(IFFS−IS)】
の約2割が品質不良又は異物混入となります。その中
本システムでは、
検査機器(金属検出機・X線異物検出
でも一番危険とされている異物(金属、
ガラス、
ゴム等)
装置・ウエイトチェッカー)のIT化による品質管理体制の
の割合も近年また増加傾向にあります。
構築をサポート致します。製造ラインに流れてきた製品
今回、
出荷前工程における危険異物の除去により商品
の検 査 結 果をリアルタイムに自動 収 集する事で、オペ
回収を減らす弊社のX線異物検出装置及び検査履歴
レーションの効率化とペーパーレス化を図り、食品工場
管理システムにつきまして、
以下にご紹介をさせて頂きます。
に於ける検査記録の信頼性向上を実現します。検査実績
【X線異物検査装置(IXシリーズ)】
をデータ化することで、
ミスのない検査記録を実現・検査
X線とは電磁波の一種です。
X線は波長が短いほど
データの改ざん防止・迅速なデータ開示・
トレーサビリティ
エネルギーは大きく、物質透過力も高まります。
コンベア
構築に繋がります。
上を流れる製品にX線を上から照射して、
その透過X線を
本システムの主な特徴は以下となります。
ラインセンサで受 光し、画 像 解 析によって異 物 混 入を
① 各ラインに設 置された検 査 機 器のマスタや設 定
自動判別します。
X線異物検出装置における様々な異物
情報を一元管理。
検出可否の凡その判断基準として、水に沈むものは検出
②対話形式による検査ガイダンス(テストピース検査
し易いです(検出可能な異物の例:鉄、非鉄、金属、
等の人為的ミスを防止)。
ガラス・石、高密度樹脂、硬質ゴム、骨・貝殻、その他、
③検査記録の集中管理と検査履歴の長期保存(PC
密度の高いもの)。※検査物の種類や形状/検査条件
による記録管理でペーパーレス化/HACCP支援
などにより検出できない場合もあります。
/トレーサビリティ構築)
また、金検との主な違いとしましては、以下となります。
検査内容としましては異物検査及び重量検査となり
①金属以外の異物も検出可能。
ます。
また、付加機能として全数検査=包装ラインでの
②アルミ包材や金属缶内の異物も検出可能。
製造進捗把握も可能です。食品の品質に対する消費者
③温度・塩分・水分の影響を受けません。
の要 求は高まるばかりです。株 式 会 社イシダは、今 後
④異物の混入位置が特定できます。
益々厳しくなる「食の安全・安心」に対して、貢献できる
弊社のX線異物検出装置(IXシリーズ)
につきましては、
ように努力していく所存で御座います。
18
知 恵
の
人 生
変 革 期 を 生 き 抜 く 人 間 学 守屋 洋
ひ
はか
という 。 その際 、 と か く 利 口ぶる 召 使
畏 塁 という 村 にやって き て 居 を 構 え た
む か し 、 庚 桑 楚 という 人 物 がいた 。
を 引いている 。
い う こ と な の か 。﹃ 荘 子 ﹄ は こ ん な 話
歳 計 余 り あ り ﹂ と 言って も よい。 ど う
もう少しわかりやすく、﹁日計足らず、
たことなのか ど う かわからない。 だが 、
だんに使っているので 、これ も 本 当にあっ
﹃ 荘 子 ﹄ という 古 展 は 寓 話 の 類 を ふん
というので あ る 。
になった 。 ま るで 聖 人のよ う な お 方 だ 、
算 す る と 、 ずいぶん 利 益 が 上 がるよ う
の勘 定 は 足 り な く て も 、一年 単 位 で 計
今 で は あ の 方 のお 陰 で 、 その日 その日
反 発 を 引 き 起 こ し て き た 。 た ぶ ん、
だ が 、 強いがゆ え に そ ち ことで 摩 擦 や
世 界の中 で もっと も 強い立 場 に あった 。
かつて 日 本 の 企 業 は 競 争 力 抜 群 で 、
そのことが 思 われてな ら ない。
国 や 企 業 の あ り 方 を 見 てい る と 、
ということになる 。
勝 利 を 目 指 したほ う がはるかに賢 明 だ
戦 術 的 には 負 けてやって も 、 戦 略 的 な
た
や 仁 者 ぶる 女 中 には み な 暇 を 出 して 、
ずいぶん示 唆に富 む 話ではないか 。
さ ま ざ ま な 形で 譲 歩や 後 退 を 余 儀 な
とし
愚 か な 人 間や 気のき か ない人 間 ばか り
い う ま で も な く 、この 話 のいわ ん と
く されていくで あろう 。
日計之而不足、歳計之而有余●荘子
を 手 も とに 置いた 。 ところが 不 思 議 な
しているのは 、目 先の損 得 勘 定 より も 、
それはよいのである。 譲るのはいっこう
かげ
ことに、 彼の徳 に 感 化 さ れて 畏 塁の村
長い目 で 帳 尻 が 合 え ば そ れでよい、 と
にかまわないのだ。 困るのは、策 もなく 、
わい るい
さい けい
は 目に見 えて 豊 かになった 。
いう 発 想で あ る 。この場 合 ﹁ 日 計 ﹂ は
ズルズルと後 退 することである。同 じ 譲
こう そう そ
喜 んだ 村 人 た ち は 、口々にこう 語 り
戦 術 、﹁ 歳 計 ﹂ は 戦 略 と 言ってもよい。
歩 するなら、しっかりした戦 略 眼の上に
たぐい
合った という 。
戦 術 的 な 勝 利 をい く ら 積 み 重 ね て
立ってやってほしい。つまり﹁日 計 ﹂で譲っ
あや
ぐう わ
﹁ 庚 桑 子 の 初 めて 来 た る や 、 吾 、 洒 然
いって も 、 戦 略 的 な 勝 利 に 結 びつく と
ても 、﹁ 歳 計 ﹂で帳 尻が合 えば、 それで
ちょう じ り
としてこれを 異 しみぬ。今 吾、日にこれ
は 限 ら ない。いや 、 戦 術 的 に 勝 て ば 勝
よいのである。それを 考 えるのがリーダー
さい ぜん
を計りて足らず、歳にこれを計りて余り
つほ ど 、 な ま じ 風 当 た り ば か り 強 まっ
の仕 事で あ る。これ か らのリーダーは、
われ
あ り 。 庶 幾んどそれ聖 人か﹂
て 、 か えって 戦 略 的 な 勝 利 か ら 遠 ざ
そ ういう 戦 略 眼 を 身につけてほしい。
と
初 め て 村 に やって 来 ら れ た 頃 は 、
かっていく 恐 れ す ら あ る 。そ れよ り は 、
ほ
変 わった お 人 だ な あ と 思ってい た が 、
にっけい
日にこれを計りて足りず、
歳にこれを計りて余りあり
中国古典
19
女子栄養大学副学長 栄養科学研究所長 医学博士
香川靖雄
日周リズムが崩れるとき
「 新作のゲームソフトを買ったから、今晩は夜食を作っ
てね 」
松果腺が破壊されてメラトニンの分泌が低下する脳
現代人は、生活のリズムが、本来自然に持っている
の疾患では、性器の早熟が起こります。朝食のリズム
ものとずれてしまい、それが食事時間にも影響を与えて
が崩れ、メラトニンの分泌が低下した子どもたちでも、
います。
性早熟が起こるかもしれません。
先に述べたように、人間の概日リズムは25時間です
仮にそういうことが起これば、まだ、一般社会のいろ
から、ルーズな生活習慣で夜更かししやすいのはこのた
いろな習慣も身に着けておらず、子どもを育てるための
めと考えられています。自然界で生活していれば、光と
家庭や職業の準備もないままに、性行動の抑制ができ
食 事で24時 間 周 期日周リズムに修 正されていきま
なくなるのです。こうして援助交際や性的イジメなど性
すが……。
非行の原因となる可能性もあるのです。
もう一つ大事なのは、生活の乱れの大きな原因が、
家 族との 交 流 の 低 下によるという点です。やはり、
朝 食を作り一家の生活リズムを整える親たちの責任が
重いのです。
このような乱れがさらに進んで、不登校や保健室登
校などが起こってきます。
朝食と精神衛生を一般人について詳しく調べた精神
科のA・P・スミス博士は、欠食者の不規則な生活リズ
ムが 精 神に与える影 響を調 べました。 図 のように、
朝 食欠食者は気分が落ち込む状態(うつ状態)の点
数(図の上側)と、感情が不安定になる状態(情緒
不安定)の点数(図の下側)が朝食摂取者よりも高
いことを見いだしました。特に脳にグルコースを供給す
る穀物中心の朝食を摂っている人がこれらの点数が低
く、健全な精神活動を保つ上で大事なことがわかりまし
た。さらに、朝食欠食者の喫煙本数(1日平均7.7本)
や飲酒量(ウイスキー2単位)は、穀物中心の朝食
摂取者(それぞれ3.9本と1単位)よりも約2倍も多い
ことがわかったのです。これはうつ状態を治すセロトニン
20
という脳内物質が朝食でできるからです。
N B K I N F O R M AT I O N
会員各 位には、自社の話題 提 供を含め、当コーナー へのご支 援をお願い致します。
会 員 さん の 動 向
○ 新規会員のご紹介
「賛助会員」
(平成27年5月1日入会)
法人名:株式会社BMLフード・サイエンス
代表者:代表取締役社長 中村 貞博
住 所:〒1 6 1 - 0 0 3 1 東京都新宿区西落合2−12−14
TEL:03−5988−0211
FAX:03−5996−0089
事 業:食品コンサルティング業
①食品コンサルティング
②食品検査業務
③腸内細菌検査業務
○ お詫びと訂正のお願い
NBK NEWS春季号(Vol.74)にて株式会社三協様の本社移転のお知らせの
電話番号の記載に誤りがございました。ご迷惑をお掛け致しました関係各位には
慎んでお詫び申し上げます。
・株式会社三協
(正)TEL 048−487−3456(代表)
事務所移転のお知らせ
平成27年6月20日より下記へ移転いたしました。
住 所:〒10 3 - 0 0 0 1 東京都中央区日本橋小伝馬町15−15 食糧会館5F
TEL:03−5643−5611
FAX:03−5643−5612
協会の行事
○ 平成27年度食品微生物検査技士養成講座募集開始
☆募集期間
平成27年7月10日(金)∼平成27年8月10(月)
(消印有効)
※ 詳細は本紙11頁 ∼13頁をご参照下さい。
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事務局だより 平成27年度 夏季号
〇5月21日に明治記念館で第4回目の通常
○7月3日に平成27年度第1回目のフードサ
総会と懇談会を開催致しました。懇談会に
イエンス研修会を開催致しました。新事務
は林芳正農林水産大臣をはじめ、石破茂
所への移転後の記念すべき研修会に相応し
地方創生担当大臣、木村義雄自由民主党
い方ということで農林水産省生産局農産部
外国人労働者等特別委員会委員長、西川
長の柄澤彰様に講師をお願い致しました。
公也自由民主党農林水産戦略調査会長、
テーマも「米をめぐる状況」と当協会の会
金田勝年自由民主党総務会副会長、前原
員に関心の高いものを取り上げて頂きまし
誠司民主党衆議院議員に出 席して頂き、
た。柄澤農産部長におかれましてはご多忙
ご挨拶を頂戴致しました。また、農林水産
の中、講演会を快く引き受けてくださり大変
省の方々にもご出席頂き盛会裏に終了致し
感謝致しております。また、研修会終了後、
ました。お忙しいところご出席頂きました皆
新事務所のお披露目のパーティーを開催し、
様方に御礼申し上げます。
研修会とも多くの方々にご参加いただき盛
況のうちに終了することが出来ました。
〇今年は役員改選がありました。反田喜久雄
副会長と北村章三理事が退任され、新たに
○当協会は日本べんとう工業協会時代よ
トオカツフー ズ 株 式 会 社 の 常 務 取 締 役
り、22年にわたり新宿四谷を活動拠点にし
営業本部長の佐藤正夫様とカネ美食品株式
て参りましたが、建物も築36年が経過し老
会社の取締役外販事業本部長の吉増健様
朽化が進み、新耐震基準にも適合しておりま
が理事に就任されました。反田副会長にお
せんでしたので、6月20日に日本橋小伝馬
かれましては、創立以来の永きにわたり、
町の食糧会館に移転致しました。移転の際、
副会長としてご活躍頂き、当協会の発展に
全国米穀販売事業共済協同組合様や三の
ご尽力賜りました。北村理事におかれまして
丸商事様には大変お世話になり、条件、環
は平成23年より理事を努めて頂きご支援、
境とも非常に素晴らしい物件を提供して頂
ご指導を賜りました。本当に長い間ありがと
きました。食糧会館は全国米穀販売事業共
うございました。お二人以外の理事及び監
済協同組合様以外にもお米の関連団体の
事におかれましては再任されております。ま
方々が拠点とされていますので、今後は米
た、会長は東京海上日動火災保険株式会社
の価格や需給状況を調査し、会員の方々へ
顧問の石原葵様、副会長をわらべや日洋株
の情報提供をリアルタイムに行って参りた
式会社の代表取締役会長の妹川英俊様に続
いと思います。協会としてこれを機に皆様
投して頂き、反田副会長に代わって株式会社
方のご期待に応えるべく、一層努力して参
サンデリカの代表取締役社長である加藤新悟
る所存でございますので、今後ともご指導
様に副会長をお願いすることとなりました。
ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
専務理事については誠に僭越ではございま
すが、引き続き高橋正夫が務めさせて頂き
ますので宜しくお願い申し上げます。
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