平成16年度中間決算報告書 株式会社エフエム東京 平成16年11月25日 報道各位 平成16年度中間期業績の概況 株式会社エフエム東京 謹啓 深冷の候、皆様方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は当社に深いご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。 当社では、本日の取締役会にて第40期(平成16年度)中間決算が承認されましたの で、お知らせ申し上げます。 当上半期におけるわが国経済は、輸出の拡大や生産の増加に伴う企業収益の改善による 設備投資の増加、雇用環境の持ち直しにより回復基調にはあるものの、個人消費回復の勢 いは鈍いなど、景気の先行きについては依然として不安材料を抱える状況にあります。 わが国の総広告費ならびにマスコミ4媒体の広告費は3年連続で前年を下回っており、 2001年と2003年の広告費を媒体別に対比してみると、その減少幅は新聞1,527億円、 テレビ1,201億円、ラジオ191億円、雑誌145億円に上っております。景況感の 改善から当上半期におけるテレビ・スポットは対前年比110%と好調に推移している一 方、今期の地上波ラジオ全体の営業収益は、前年をやや下回るものと予測されております。 このような経営環境下にあって、当社は経営体制の強化を図るとともにメディア間の競 争激化に対応するため、番組内容の強化とデジタルコンテンツ事業への積極的な取り組み に注力してまいりましたが、営業収益は127億1千2百万円(前年同期比95.1%) にとどまりました。一方、費用に関しては削減努力が功を奏し、営業費用は122億2千 5百万円(前年同期比93.2%)となり、これにより営業利益は4億8千6百万円(前 年同期比188.5%)となりました。さらに営業外損益を加減した経常利益は5億円(前 年同期比162.2%)となり、中間純利益は2億4千9百万円(前年同期比188.6%) となりました。 <放送事業活動> 番組改編 4月の番組改編では、若者から注目を集める山崎まさよし、m-flo(エムフロー)など全 8アーティストが日替わりで登場する番組「マザー・ミュージック・レコーズ」を平日夜 10時に編成いたしました。また、金曜日の午後に7時間の大型エンタテイメント番組「よ んぱち 48hours」を編成、スポーツ、映画、旅行などさまざまなジャンルにわたる専門家 を毎回ゲストとして招き、ホームページと連動した番組展開を始めました。 アースデー世界中継コンサート 4月22日には今年15回目を迎えたアースデー・コンサートを開催いたしました。今 回は松任谷由実、佐野元春ら日本を代表する13組のアーティストが日本武道館に集結、 地球環境への想いをJFN38局を始め全世界に向けて日、英、中、韓国語の4つの言語 で発信いたしました。また、全国各地で行っているリスナー参加型の「クリーン・キャン ペーン」は4年目を迎え、これまでに152ヵ所で実施、6万3千人余りの参加の下、継 続的な活動を展開しております。 アテネ・オリンピック報道 8月13日より開催されたアテネ・オリンピックでは、民放連ラジオ101社統一企画と して朝夕の情報コーナーと女子マラソンを生中継したほか、当社独自の企画として選手た ちの愛聴曲とそれにまつわるエピソードを取材し、その楽曲とともに彼らのメッセージを 紹介する番組「オリジナル・ミックス」を放送しました。 イベント連動企画 6月には環境省と連携し、6月21日、夏至の日の夜に電気を消して地球環境を考えよ うという「100万人のキャンドルナイト」キャンペーンに参画、ワイド番組「FROM TOKYO」で東京タワーを消灯する企画を実施いたしました。 また、8月には番組「モーニングフリーウェイ」で、在京ラジオ各局のパーソナリティ および各界の著名人を招き、映画「華氏911」の日本最速上映会を実施いたしました。 FM ケータイ関連 昨年 KDDI より1号機が発売されたFMケータイの普及は順調に進み、9月に100万 台を突破、11月には160万台に達する勢いです。今春には Vodafone から FM ラジオチ ューナー搭載携帯電話が発売され、年末にはNTTドコモからも発売される予定です。 地上デジタルラジオ関連 株式会社ニッポン放送、株式会社ジャパンエフエムネットワークと共に運営する Digital Radio 98 The Voice においては、将来の地上デジタルラジオにおけるサービスのあり方を 実証中です。また、来春には3セグメント地上デジタルラジオ受信機が市販される予定で す。 アースギャラリー・スタジオ イリス 放送設備関連では、8月にレコーディングスタジオを全面改装し、5.1chサラウン ド収録、ブロードバンド向けの映像生放送、さらには来るべきデジタルラジオ時代のコン テンツ制作などに対応可能なスタジオ「アースギャラリー・スタジオ イリス」が誕生い たしました。 <企画事業活動> イベント活動では、「グレーター・トウキョウ・フェスティバル(GTF)2004」を実施、 FCバルセロナと鹿島アントラーズのドリ−ムマッチを開催したのを始め、ブロードウェ イ・ミュージカル「キャバレー」を招聘するなど、期間中に昨年の 314 万人を上回る 405 万人を動員いたしました。また、今回からアジア各国の中学生と東京の中学生がGTFの 各種イベントや日本の伝統文化に接するなどの体験を通じて交流を深めていく「GTF K idsプロジェクト」を開始しました。 映画事業では「キャシャーン」、「深呼吸の必要」、「下妻物語」、「69」等、今期の日本映 画を代表する話題作の製作に参画いたしました。 <その他の事業活動> 出版事業では、ベストセラーとなった片山恭一の「世界の中心で愛をさけぶ」をラジオド ラマとして放送し、さらにCDブックとして刊行いたしました。また、TOKYO FM 少年合唱団は、「読売日本交響楽団/カルミナ・ブラーナ」のステージ出演など引き続き充 実した活動を続けております。 なお、本年10月、当社はモバイルコンテンツサービスを提供するジグノシステムジャ パン株式会社を傘下に入れることとし、同社からの第三者割当増資の引受けおよび公開買 付けにより11月11日までに同社の発行済株式総数の 54.07%を取得いたしました。当社 はかねてより放送メディアとモバイルの融合による事業の拡大を念頭に企業提携を模索し てまいりましたが、今後、ジグノシステムジャパン株式会社との連携により、FM番組の コンテンツ配信の充実化、モバイルコマース事業のさらなる拡充を目指してまいります。 今後とも引き続きご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 敬具 平成16年11月25日 平成17年3月期 個別中間財務諸表の概要 会社名 株式会社 エフエム東京 本社所在都道府県 東京都(URL http://www.tfm.co.jp/) 代表者 役職名 代表取締役社長 氏名 後藤 亘 問合せ 役職名 総務局経理部長 氏名 東 和志 TEL(03)3221-0080(内線)2440 中間決算取締役会開催日 平成16年11月25日 中間配当制度の有無 有 中間配当支払開始日 平成16年12月15日 単元株制度採用の有無 無 1.16年9月中間期の業績(平成16年4月1日∼平成16年9月30日) (1)経営成績 (注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 百万円 % 12,712 ( △ 4.9 ) 13,372 ( 5.2 ) 28,330 16年9月中間期 15年9月中間期 1 6 年 3 月 期 百万円 486 258 849 中間(当期)純利益 ( ( % 88.5 ) △ 46.1 ) 百万円 % 500 ( 62.2 ) 308 ( △ 42.0 ) 910 一株当たり中間(当期)純利益 百万円 % 円 銭 276 249 ( 88.6 ) 91 146 132 ( △ 36.1 ) 82 201 211 81 900,000 16年9月中間期 株 900,000 株 15年9月中間期 900,000 株 16年3月期 2.会計処理の方法の変更 無 3.売上高、営業利益、経常利益、中間(当期)純利益における( )内の数値は、対前年中間期増減率 16年9月中間期 15年9月中間期 1 6 年 3 月 期 (注)1.期中平均株式数 (2)配当状況 一株当たり 中間配当金 16年9月中間期 15年9月中間期 一株当たり 年間配当金 円 銭 30 00 30 00 円 60 1 6 年 3 月 期 銭 00 (3)財政状態 総 16年9月中間期 15年9月中間期 1 6 年 3 月 期 (注) 期末発行済株式数 資 産 百万円 39,313 33,837 39,143 16年9月中間期 15年9月中間期 16年3月期 株 主 資 本 株主資本比率 百万円 29,486 29,147 29,113 一株当たりの株主資本 % 75.0 86.1 74.4 円 32,762 32,386 32,314 900,000 株 900,000 株 900,000 株 2.17年3月期の業績予想(平成16年4月1日∼平成17年3月31日) 売 上 高 経常利益 百万円 百万円 1,251 17年3月期 28,806 当期純利益 百万円 668 上記の予想は、現時点で得られた情報に基づいて算出しております。したがって実際の業績は 今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。 銭 56 08 98 前期(上半期)比較損益計算書 自 至 科 目 平成16年4月 1日 平成16年9月30日 第40期上半期 第39期上半期 (16.4.1∼16.9.30) (15.4.1∼15.9.30) 千円 前期比 千円 % 営業収益 12,712,405 13,372,835 95.1 営業費用 12,225,443 13,114,439 93.2 営業利益 486,962 258,396 188.5 営業外収益 41,162 50,343 81.8 営業外費用 27,835 369 7537.9 経常利益 500,289 308,370 162.2 特別利益 14,277 特別損失 72,113 32,776 220.0 442,454 275,594 160.5 207,178 82,878 250.0 △ 13,945 60,582 249,220 132,134 188.6 前期繰越利益 1,259,016 1,435,390 87.7 中間未処分利益 1,508,237 1,567,524 96.2 税引前中間純利益 法人税・住民税及 び事業税 法人税調整額 中間純利益 金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 − − − 前期(上半期)比較営業収益内訳書 自 至 平成16年4月 1日 平成16年9月30日 第40期上半期 第39期上半期 (16.4.1∼16.9.30) (15.4.1∼15.9.30) 前期比 千円 千円 % 12,712,405 13,372,835 95.1 8,192,635 8,323,547 98.4 6,259,547 6,454,146 97.0 タイム放送料 4,540,261 4,693,586 96.7 スポット放送料 1,719,286 1,760,560 97.7 1,092,498 986,682 110.7 840,588 882,718 95.2 3,940,093 4,366,073 90.2 579,676 683,215 84.8 営業収益 放送事業収入 放送収入 制作収入 その他 企画事業収入 その他事業収入 (注)金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 40 期( 上期) 広告会社取り扱い順位 <総合順位> 40 期 39 期 1 1 2 2 3 3 4 6 5 5 6 4 7 8 8 7 9 13 10 10 広告会社 博報堂 DY メディアパートナーズ 電通 ビデオプロモーション アサツーディ・ケイ 放送文化事業 マッキャンエリクソン ガイアコミュニケーションズ 協同広告 デルフィス 京橋エイジェンシー <タイム> <スポット> 広告会社 40 期 39 期 1 2 3 1 2 3 博報堂DYメディアパートナーズ 4 5 4 5 放送文化事業 6 7 8 12 9 15 アサツーディ・ケイ 9 10 8 フジサンケイアドワーク 11 オリコム 電通 ビデオプロモーション 協同広告 デルフィス マッキャンエリクソン 広告会社 40 期 39 期 1 2 3 2 1 5 電通 4 5 3 4 マッキャンエリクソン 6 7 8 6 18 38 京橋エージェンシー 9 10 8 アイアンドエス・ビービーディオー 11 毎日廣告社 博報堂DYメディアパートナーズ ガイアコミュニケーションズ アサツーディ・ケイ 東急エージェンシー デルフィス
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