「ダイワSRIファンド」助成プログラム2008 応 募 状 況 2008年の公募は、2007年10月9日から約1ヶ月間にわたり、主にインターネットを通じて行った。その結果全国より44件(新規41 件、継続3件)の応募があった。 ●応募の状況(新規助成) (支援対象分野) 応募の多い支援対象分野は、障害者、外国籍住民、ひきこもり・不登校・ニートなどで、昨年と同様の傾向であったが、今年は多 重債務・自殺防止分野からの応募が目立った。またDV被害者支援の活動は減少した。 (団体の状況) ①常勤スタッフ数 事務局の常勤スタッフ数(有給で週3日以上勤務)は小規模な団体が多く、0~1人で約2割、2~3人で4割 であった。昨年と比べて10人を超える団体からの応募が減った。 ②事業規模 前年度の支出総額からみた事業規模は、500万円未満が37%、1,000~3,000万円が17%、3,000~5,000 万円が12%であった。 ③活動年数 活動年数は、団体設立後6~10年が最も多く約4割で、3~5年が約3割であった。(3年未満は本プログラム 対象外) ④所在地域 団体の所在地は、全国公募ではあるが偏りが見られ、大都市圏に集中している。関東地域で約半数(うち 東京都24%)、近畿地域で約1/4(大阪府10%、兵庫県10%)であった。 ①常勤スタッフ数 ②事業規模 その他 10% 10人以上 2% 8~9人 12% 1億円以上 2% 5,000万円以 上~1億円 5% 3,000万円以 上~5,000万 円未満 12% 1,000万円以 上~3,000万 円未満 17% 0~1人 22% 6~7人 7% 2~3人 37% 4~5人 10% 無記入 5% 100万円未満 12% 100万円以上 ~500万円未 満 25% 500万円以上 ~1,000万円 未満 22% ③活動年数 16~20年 7% 20年以降 10% 1~2年 7% 11~15年 5% 3~5年 32% 6~10年 39% ④所在地域 19 20 18 16 14 12 件 数 10 8 6 4 2 0 10 1 縄 沖 州 九 国 0 四 国 中 畿 近 東 海 0 信 越 ・北 陸 東 0 関 北 4 3 2 東 北 海 道 2 特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド 1/2 「ダイワSRIファンド」助成プログラム2008 応募状況 「ダイワSRIファンド」助成プログラム2008 (スタッフと組織の育成方法) スタッフの育成方法は、組織内部におけるOJTや外部講師を招いた研修と、外部を活用した講習会・研修会、他団体の見学・研 修、資格取得などが多かった。 また、組織としてのフォロー方法は、本プログラムで実施条件としているスーパーバイザーの設置と定期レポート以外に、研修担 当者の配置と研修時のバックアップ調整、定期会議による情報共有などが採用されている。 さらに雇用環境の整備面では、ボランティアやアルバイトスタッフの正職員化、社会保険の加入や充実などがあり、育成の取り組 み全体としては、これらを組み合わせた方法が採られている。 スタッフの専門性の向上 1.組織内部の取り組み ・OJT -通常業務 -講座開発 -教育プログラムの開発 -支援プログラムの開発 -インタビュー -広報物の作成 ・研修 -外部専門家による研修 ・業務の見直し -マニュアル作成 ・調査 -事例研究 -海外現地調査 ・報告会 など 2.外部の活用 ・講習会・研修会 ・シンポジウム ・学会 ・他団体の見学・研修 ・海外視察・研修 ・資格取得 ・論文作成 組織によるフォロー 1)人の配置 ・スーパーバイザー★ ・研修担当者 ・理事による指導 ・非常勤スタッフによるサポート ・研修時の人員調整 ・業務の専任化 2)進行状況確認とフォロー ・定期打合せ 3)研修の場の設定 ・講師の確保 ・外部研修先の設定 4)ネットワークの紹介 5)内部の情報共有 ・定期会議 ・学習会 ・スタッフ間の相互指導 など 6)報告・発表の場の設定 ・定期レポート★ 7)コスト負担 ・研修時間の確保 ・研修経費の負担 8)その他 -カウンセリング など 雇用環境の整備 ・雇用 ・社会保険の加入◎ ・報酬 など *本プログラムでは★印を実施条件として、◎印を実施要件としてあらかじめ採用している。 特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド 2/2 「ダイワSRIファンド」助成プログラム2008 応募状況
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