地 域 密 着 型 金融推進計画 の 進捗状況 「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」に基づき作成しました、第3次「地域密着型金融推進計画」の進 捗状況(平成 25 年 4 月∼ 26 年 3 月)がまとまりましたのでお知らせいたします。 第3次「地域密着型金融推進計画」の進捗状況(平成 26 年 3 月末現在) 1.顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮 地域密着型金融推進計画の進捗状況 項 目 具体的取組策 ⑴創業・新事業支援 機能等の強化 ①営業店における創業・新事業案件相談受付 の PR 強化 ●店頭にパンフレットを備付け、相談受付を PR ②お客様支援課による創業・新事業案件の分 析及び助言 ●新事業案件相談件数6件 ●創業新事業実行件数5件、実行金額 254 百万円 ③外部団体(商工会・商工会議所) 、政府関係 機関との連携強化による創業支援 ●会津若松・会津喜多方商工会議所及び各商工会を訪問し、創業 ・ 新 事業案件の相談等の PR と中小企業支援ネットワーク強化事業の取 次ぎ等を依頼 ④内部研修の実施 ●「経営革新等支援機関」の概要と各種補助金制度についての研修会 (H25.9、H25.11) ⑵経営改善支援 ⑶事業再生支援 ⑷事業承継支援 ⑸最適なソリュー ションの提案 進捗状況 ①経営改善支援先の支援方法の決定 ● 25 年度の経営支援先 10 先を選定 (要注意先8先、要管理先1先、破綻懸念先1先) ②経営改善支援先の進捗状況把握と助言の実 施 ●経営支援先 10 先を実訪し、実態把握と経営改善に向けたアドバイ ス等を実施 ③貸付条件変更先の経営改善計画進捗管理と 経営改善助言の実施 ●貸付条件変更 216 先の経営改善策に関して、営業店へのアドバイ スを実施 ④経営改善支援等(コンサルティング・目利 き力)にかかる内部研修会の実施 ●企業分析研修会(H25.7) ●目利き力養成研修会(H26.3) ⑤業界団体主催の「目利き力養成講座」等へ の派遣 ●信金中央金庫主催「医療 ・ 介護業界向け融資研修」1名派遣 (H25.9) ●東北地区信用金庫協会主催「融資推進研修」2名派遣 (H25.6)、 「目 利き力養成研修」2名派遣(H25.9) ●福島県信用金庫協会主催「融資判断能力養成講座」2名派遣(H25.7) ⑥経営改善支援取組実績公表 ●ホームページにて経営改善実績公表 ①再生支援協議会との連携による再生支援 ●支援候補7先について福島県中小企業再生支援協議会と協議 ②再生支援対象先の選定と同協議会への斡旋 ●福島県中小企業再生支援協議会6先 ●福島産業復興機構3先 ③東日本大震災にかかる復興支援機構、復興 支援ファンドに関する相談受付の周知と対 応 ●㈱東日本大震災事業者再生支援機構1先 ④再生支援先の進捗状況管理 ●再生計画決定先6先、再生計画実施先2先、クロージング先2先 ①経営相談の拡充及び PR 強化 ●会津若松・会津喜多方商工会議所及び各商工会を訪問し、事業承継 相談等の PR と斡旋を依頼 ②事業承継相談の実施 ●今年度相談なし ①「流動資産担保融資保証制度」融資の推進 ●今年度取扱なし ②各種信用保証協会付融資の推進 ● 25 年度実行額 5,181 百万円 ( 前期比+ 2,334 百万円 ) ● 26 年 3 月末残高 14,364 百万円 ( 前期比+ 381 百万円 ) ③信用金庫関係団体等斡旋による販路支援の 推進 ④業界関係団体主催による「ビジネスマッチ ング」への参加斡旋 ●経済産業省:ハンズオン支援事業Ⅱへの参加斡旋(2企業推薦、1 社採択) ●城南信金主催のビジネスフェアへの参加斡旋 (H25.8 東京都内開催、3企業出展、成約4件) ●「ビジネスマッチ東北 2013」 (H25.11 仙台市開催、9企業1大学出展、成約 15 件) 2.地域の面的再生への積極的な参加 項 目 ⑴地域の面的再生 20 AIZU SHINKIN BANK REPORT 2014 具体的取組策 進捗状況 ①地元大学短期大学部地域活性化センター運 営推進会議への参加 ●会津短大地域活性化センター運営推進会議参加(H25.7、H25.12) ②会津若松市「八重の桜」プロジェクト協議 会への参加と会津観光 PR 支援 ●自治体(会津若松市・柳津町 ・ 大熊町 ・ 北塩原村)と連携し、歓迎 セレモニーを 10 回実施(来訪者数約 9,500 名) ③商店街活性化運動の推進 ●西会津町商工会と共同で商店街応援キャンペーンを実施 ④ホームページ企業紹介の推進 ●1社掲載 ⑤地域貢献活動助成金制度の運営 ●第7回地域貢献活動助成金交付式を開催 (H25.9) (交付先 29 団体、交付金額 3,000 千円) 3.地域利用者に対する積極的な情報発信 項 目 ⑴地域活性化につな がる多様なサ−ビ スの提供 具体的取組策 進捗状況 ①資産運用セミナーの開催 ● 1 回開催 ②経営塾セミナーの開催 ● 5 回開催 ③景況レポ−トの発行 ● 4 回発行(№ 27 ∼№ 30) ④マネースクール(金融教育出前講座)の実 施 ●喜多方第一小 90 名(H26.2) ●喜多方第二小 82 名(H26.2) 4.利便性の向上 項 目 ⑵ IT の活用 具体的取組策 進捗状況 ①モニターアンケートの実施 ● 3 回実施(7 月・10 月・2 月) ②お客様満足度アンケートの実施と結果の開 示 ●アンケート実施(H25.11) ●アンケート結果をホームページにて開示(H26.2) ③苦情処理事例及び防止策の還元 ●苦情処理事例および防止策を営業店に還元(下期3件) ④障がい者等に配慮した金融サービスの提供 ●事務管理責任者研修会の実施(H25.7、H25.11) 窓口担当者研修会の実施(H26.1) ① ATM 増設及び稼働時間延長の検討・実施 ●ATMの時間外手数料無料化を実施 ●ATMの機能追加(通帳繰越機能)を行い、全店で取扱い可能 ②インターネットバンキングにおける電子証 明書方式の推進 ●今年度 10 先発行(累計発行先 77 先) 地域密着型金融推進計画の進捗状況 ⑴地域の利用者の満 足度を重視した金 融機関経営の確立 5.経営力の強化 項 目 ⑴収益管理態勢の強 化 ⑵リスク管理態勢の 充実 ⑶コンプライアンス 態勢の強化 ⑷人財育成 具体的取組策 進捗状況 ①適正金利設定の検証 ●基準金利適用率 46.3%(H26.3 末) (基準金利適用目標:70%) ②顧客別収益管理の徹底 ●採算性に問題がある企業に対し指導を実施 ①大口与信管理先、業況悪化先の状況把握(隔 月実施) ●大口与信上位 20 先の業況管理を四半期ごとに管理 ●与信 50 百万円以上先及び業況悪化先について、隔月毎に業況管理 (172 先) ②野村証券システム(アイ・ポート)による リスク量計測とストレス・テストの実施、 及びその検証 ●リスク量の計測とストレステストを四半期毎に実施 ・リスク量 Var568 百万円、ストレステスト 657 百万円(H26.3 末) ③フロント・ミドル・バック部門の相互管理 態勢の検証 ●フロント・バック部門(資金証券課)、ミドル部門(経営企画課) で相互検証を実施 ●監査部門で有価証券限度枠検証 ④統合的リスク限度額の設定と運用実績の検 証 ● 25 年度リスク限度額 4,500 百万円(信用リスク 1,000 百万円、 金利リスク 2,000 百万円、価格変動リスク 500 百万円、為替リス ク 500 百万円、オペレーショナル・リスク 500 百万円) ●四半期毎にリスク管理委員会で協議・検証 ⑤リスク管理委員会開催 ●4回開催(5月・8月・11 月・2月) ①コンプライアンスに関する臨店指導の実施 ●臨店指導の実施(全店及び本部) ②臨店研修、階層別研修の実施 ●臨店研修全店舗実施 ●階層別研修9回実施 ③信頼される信用金庫人の育成・強化 ●臨店研修、階層別研修を通して実施 ④コンプライアンスチェックリストによる法 令等遵守の徹底 ●全部店で2回実施 ⑤顧客情報保管管理態勢の検証・強化 ●臨店研修、階層別研修を通して実施 ⑥金融商品販売法、金融商品取引法等の研修 強化 ●臨店研修、階層別研修を通して実施 ⑦コンプライアンス・マニュアルの見直し ●改正犯罪収益移転防止法の施行、信用金庫行動綱領の改正に伴う見 直しを実施 ①経営改善支援等にかかる外部派遣研修への 参加や金庫内研修会の開催 ●外部研修への派遣 ・東北財務局主催 「地域密着型金融シンポジウム」 2名派遣(H26.3) ・全国信用金庫協会主催 「企業再生支援実践講座」 1名派遣(H25.6) ・信金中央金庫主催 「創業支援セミナー」 1名派遣(H26.2) 、「商店 街活性化セミナー」1名派遣(H26.2) ・東北地区信用金庫協会主催「地域密着実践研修」1 名派遣(H25.5) ●金庫内研修会の開催 ・「企業分析研修会」17 名受講(H25.7) ●通信講座の受講 ・「課題発見・解決力講座」10 名修了 AIZU SHINKIN BANK REPORT 2014 21
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