Microsoft Cloud PBX / Skype for Business Online 対応 ポリコム音声

Microsoft® Cloud PBX /
Skype for Business Online 対応
ポリコム音声製品ガイド
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2016 年 2 月 4 日
本ガイドは、Skype for Business Online を中心とした マイクロソフト Cloud PBX サービスの使用に適した、ポリコムの音声製品を
選択する際の参考情報を提供します。
Microsoft® Cloud PBX / Skype for Business Online 対応ポリコム音声製品会議
PBX 環境からクラウド上のユニファイドコミュニケーション環境への移⾏
Microsoft® Office 365™ ユーザー向けの新しい Skype for Business サービス、Skype 会議
の配信 (ワールドワイド)、アナログ電話会議 (現在は米国のみで提供)、およびアナログ通話サー
ビスと Cloud PBX (現在は米国のみで提供) などの登場により、Skype for Business Online
を使用したクラウド コミュニケーション サービスの認知が広がり、導入されるようになってきています。
お客様は、高価な外部会議サービスの使用を廃止することによって、コストを大幅に削減すること
ができます。また、PBX または IP PBX などへの設備投資とそれらの劣化する構内機器の維持
管理やアップグレードにかかる時間などを軽減することもできます。
我々は、ユニファイドコミュニケーション (UC) の世界に住んでいます。企業の従業員は、多様なデバイスを使用してコミュニケ
ーションを⾏っています。電話機はまだ必要ですが、「スタンドアロン」 のデバイスとしての使用は変化しています。UC の普及に
より、インスタントメッセージングやチャット、ビデオ通話、電話での通話、PC ソフトウェアやモバイルデバイス (BYOD) からの通
話など、幅広いコミュニケーションオプションを使用できるようになりました。PBX システムでは、通常、電話機のダイヤルパッド
や短縮ダイヤルキーから番号をダイヤルすることによってコミュニケーションが始まりますが、UC コミュニケーションでは 一般的に
インスタントメッセージ (IM) から始まります。「今席にいますか?」「お話しできますか?」 などのインスタントメッセージが新たな発
信音になりつつあります。チャットが会話に発展した場合は、高品質な音声を提供するデバイスから通話を発信できることが
求められます。個人のデスクでは、そのデバイスは電話機となります。会議室やハドルルーム (小規模な会議室) では、そのデ
バイスは音声会議システムとなります。
Polycom® RealPresence Trio™ 8800 (以下、RealPresence Trio) は、Skype for Business でサポートされている最
新かつ最先端のグループコラボレーション用のスマートハブです。会議室を予約すると、RealPresence Trio が Skype for
Business 会議に招待されるようになっています。ユーザーは、会議室に入り、RealPresence Trio に表示されている会議
のリマインダーから通話に接続することができます。RealPresence Trio は、ハドルルームから役員会議室に至るまで、高品
質な音声会議を実現します。すべての会話と参加者の発言をクリアに聞き取ることができます。RealPresence Trio は驚く
ほど高品質な音声を提供するだけではなく、オプションの Polycom® RealPresence Trio™ Visual+ アクセサリと USB カメ
ラを追加することによって、グループコラボレーション用の ”スマートハブ” として使用することが可能です。また、以前はコストがか
かるために会議システムを設置していなかった会議スペースでも、ビジュアルコラボレーションを簡単に実現することができま
す。
ポリコムの ”スマートハブ“ とは?
日ごろ、目にするハブ (Hub) には、「中心・中核」という意味があります。また、スマートフォンやタブレットなどの総称として知
られるスマートデバイスのスマート (Smart) には、そのデバイスが多機能を有していることを表しています。ポリコムの ”スマート
ハブ“ である Polycom RealPresence Trio は、製品自体がスマートなデバイスであるだけでなく、さまざまなデバイスやア
プリケーションのハブとなり、コミュニケーションやコラボレーションのハブとなることで、コミュニケーション環境全体をより柔軟で自
然なものにします。
デスクトップ電話機では、Skype for Business と統合された Polycom® VVX® ビジネス メディア フォンは、Skype for
Business クライアント上で IM チャットから音声通話に簡単に切り替えることができます。Skype for Business 環境ではビ
デオ会議機能も提供されますが、これに対し VVX 電話機は重要な音声オプションを提供します。ほとんどの PC には十分
な品質のスピーカーやマイクが備わっていません。また、従業員は一日中ヘッドセットを着用することを望みません。Polycom
VVX 電話機の Better Together over Ethernet (BToE) 機能は、メディアパス機能をサポートしているので、PC クライアン
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トから Skype for Business のビデオ通話を開始した場合、PC 内蔵の音声機能の代わりに VVX 電話機の高品質なマイ
クとスピーカーを使用できます。PC に BToE ソフトウェアプラグインをインストールした場合、PC のタスクバーでスピーカーのア
イコンを右クリックすると、VVX 電話機が使用可能な音声デバイスとして表示されます。
日々の通話において、Polycom VVX 電話機は 「常にオン (always on)」 の状態なので、電話機上のリマインダーから会議
通話にすぐに参加できます。会議に参加するために、PC を起動したり、Skype for Business クライアントを開いたりする必
要がないので、会議開始時刻に遅れてしまった場合などに便利です。着席してすぐ会議に参加できます。
Skype for Business の 「お気に入り」 を電話機で表示することも可能です。プレゼンス状態がカラーで表示されるので、ユ
ーザーの状態を瞬時に把握することができます。これは、従来の PBX 電話システムで複数の回線表示の中からデスクトップ
電話機の 「オンフック/オフフック」 状態を確認するのとは大幅に異なります。PBX 電話機の単一番号の「短縮ダイヤルキー」
とは異なって、VVX 電話機の「連絡先カード」は、相手に連絡を取るための複数の方法を提供し、また、ボイスメールを残す
こともできます。
Skype for Business の普及に影響する動向
• 高い PBX サポートコストと完全に減価償却済みの耐用年数を経た (EOL) 機器交換のニーズ
• Microsoft Enterprise Voice が毎四半期に 2 桁の成⻑率を達成する一方で、IP PBX ベンダーの出荷台数は
変わらない、あるいはベンダーによっては減少
• テレワークやオフィススペースの共有による企業の不動産コストの減少
• Microsoft Office アプリケーションとの緊密な統合 - ますます多くのお客様が Office 365 に移⾏
• ほとんどの企業の IT プロジェクトにおいて 「クラウドで展開すべきか?」 を検討
• Skype for Business を試したお客様からの高い評価 - 高い投資効果を実現
主なビジネスアプリケーションとユースケース
アプリケーション/ユースケース
ポリコムソリューション
詳細情報
PBX からマイクロソフトのユニファ
ポリコムとマイクロソフトの共同ソリューショ
イドコミュニケーション環境に移⾏
ンは、組織が UC に移⾏する中で、最
「Total Economic Impact Of Polycom
Voice Solutions For Microsoft –
Forrester Study (英語)」 (マイクロソフト
大 98% の高い投資効果を実現
対応ポリコム音声ソリューションの経済的な
影響 - Forrester による調査)
ビデオ通話で 360 度の映像を提
Only Polycom 会議室全体を映し出
供
す 360 度パノラマ映像と音声を配信す
Polycom CX5100 (USB 専用)
るソリューション
在宅勤務環境、社内、またはオ
Only Polycom 「ヘッドセットのみの使
フィスの共有スペースで業務を⾏
用」 よりも高品質なエクスペリエンスを実
うための低コストの USB 電話機
現する USB 電話機
Headset (英語)」 (USB 電話機はヘッド
マイクロソフト対応音声会議シス
Only Polycom マイクロソフト認定の
テム
「常にオン (always on)」 の音声会議シ
現)
Polycom RealPresence Trio
Polycom CX3000
Polycom CX300 R2
「USB Phones Offer More than a
セットよりも高品質なエクスペリエンスを実
ステム
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Skype for Business ソフトウェ
Only Polycom Polycom VVX シリー
「Polycom Better Together over
アとの「Better Together」機能
ズ 電話機、CX600、CX3000。ポリコム
Ethernet Feature Profile 87907 (英
のみがメディアパス機能に対応した
語)」 (Polycom Better Together over
BToE 機能を 提供
Ethernet 機能プロファイル 87907)
VVX 電話機の Boss/Admin 機能 (代
「Polycom and Microsoft Lync are
changing the way we make phone
calls (英語)」 (ポリコムソリューションと
生産性を高める先進の機能
理人機能) により、本人 (Boss) だけで
なく代理人 (Admin) も通話の発着信
タッチスクリーン ユーザー エクスペ
リエンス
などをすることが可能
Only Polycom Skype for Business
Online をサポートするカラータッチスクリー
Microsoft Lync が電話のあり方を変える)
Polycom VVX 600
Polycom VVX 500
ン搭載の電話機
Polycom HD Voice 技術が
Polycom HD Voice 技術は、優れた全
「Polycom HD Voice: Innovators
提供する卓越した音声品質
二重音声、エコーキャンセレーション機
Spotlight (英語)」
®
™
能、ノイズ低減機能、および高度な音声
処理を提供し、卓越した音声エクスペリ
エンスを提供
受賞歴のある Polycom®
Only Polycom ユーザーの周囲に (仮
Acoustic Fence™ 技術
想) フェンスを作り、会議中の背景の雑
音を大幅に低減
「Two Polycom Innovations Awarded
TMCNet 2015 Communications
Solutions Product of the Year (英語)」
(ポリコムの 2 つの革新技術が TMCNet
2015 年度コミュニケーション ソリューション
プロダクト オブ ザ イヤーを受賞)
クラウド対応ソリューション
Polycom VVX ビジネス メディア フォン
は、Office 365 でアナログ通話をサポー
トする業界初の OpenSIP 電話機
「Polycom Phones Ready for New
Skype for Business Online Cloud
PBX Services (英語)」 (ポリコム電話機
は新しい Skype for Business Online
Cloud PBX サービスに対応)
適切な電話機の選択
選択時の決定ポイント
• 音声品質の重要性
• 機能キーを搭載した 「常にオン (always on)」 の電話機
• ユーザープロファイルと機能に対するニーズ
• Microsoft Cloud PBX 用電話機の選択
• 会議室での使用
• 電話機、クライアントソフトウェア/ヘッドセット、または個人デバイスの活用 (BYOD)
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音声品質の重要性
音声技術におけるポリコムの優位性は多くの企業に認められています。その基礎となる Polycom HD Voice 技術と
Polycom® Acoustic Clarity™ 技術は、ポリコムが誇る卓越した音声エクスペリエンスを実現します。ポリコムの Hi-Fi 音声
技術は、ハンドセット、スピーカーフォン、ヘッドセットのいずれにおいても、相手とまるで同じ部屋で会議をしているかのように感
じられるクリアな音声を実現します。デスクトップ電話
機として、Polycom VVX ビジネスメディア フォンの革
新は早いペースで進んでいます。VVX 電話機に、
Polycom Acoustic Fence 技術が新たに搭載され
ました。Polycom Acoustic Fence 技術は、ユーザ
ーの周囲に (仮想) フェンスを作り、同僚の声やオープ
ンスペースでの会話など、背景の雑音を大幅に低減
します。さらに、Boss/Admin 機能 (代理人機能)、
Better Together over Ethernet、グループページン
グ、インターコム、保留音のカスタマイズ、拡張モジュー
ルなどの機能もサポートしています。VVX 電話機は、
マイクロソフト環境で快適なユーザーエクスペリエンスを
実現します。
機能キーを搭載した 「常にオン (always on)」 の電話機
一部のユーザーは、Skype for Business ソフトウェアをヘッドセットや USB 電話機
と使用することで満足するかもしれませんが、多くのユーザーは、Polycom® VVX®
300 や Polycom® VVX® 310 などの 「常にオン (always on)」 のベーシックレベル
の電話機を選ぶでしょう。それは、Skype for Business クライアントを Polycom®
CX300 R2 USB 電話機またはヘッドセットと使用する場合には、PC を起動してさ
らに Skype for Business クライアントが起動するのを待つ必要があるからです。会
議開始時刻に遅れてしまった場合など、PC が起動するまで待たずに、迅速に会議
VVX 310
通話に参加できるのは便利です。VVX 300 または VVX 310 などのベーシックレベ
ルの電話機は常に接続されているので、いつでも通話を発着信することが可能で
す。また、会議のリマインダーや Microsoft Exchange との連携もサポートしているので、予約済みの会議にも簡単に接続す
ることができます。さらに、VVX シリーズのような電話機を使用する利点は、電話機に搭載された便利な機能キーを簡単に
使用できることです。たとえば、電話機の機能キーで転送機能を使用することは、Skype for Business クライアントの電話/
マイク アイコンにカーソルを合わせて保留と転送するための操作を覚えて利用するよりも分かりやすくて便利です。 Skype for
Business クライアント画面にもソフトキーは表示されますが、電話機の操作に慣れている多くのユーザーにとって電話機の機
能キーを使用するほうが簡単です。
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ユーザープロファイルと機能に対するニーズ
VVX 300 または VVX 310 は一部の従業員に適しています
が、個々のユーザーのニーズに適した電話機を選択するには、
ユーザープロファイルやユーザーが必要とする機能を調査する必
要があります。より多くの機能を使用する場合には、大きなカラ
ー画面の方が簡単に機能を使用することができます。そのた
め、電話機のモデルを検討する際は、実際に触れて体験する
ことを推奨します。ポリコムまたはポリコムの認定代理店でさまざ
まなモデルをご覧いただけます。エンタープライズ企業のお客様
の多くは、Skype for Business Voice のトライアルを検討し、
連絡先のプレゼンス状態を表示した VVX 600 上の
さまざまな電話機モデルを試して比較をしています。
大きなタッチスクリーン
マネージャーや役員は通話に直接応答しますか、あるいは彼らのアドミが代理で応対しますか? ナレッジワーカーは、各自のボ
イスメールのリストを表示したり、「お気に入り」の連絡先のプレゼンス状態を確認したり、予約済みの会議通話リストから会
議に参加する必要はありますか? これらへの回答が 「はい」 の場合には、電話機により大きな画面が搭載されていると、より
簡単に操作し、これらの機能にアクセスできるので、生産性を高めることができます。特定のユーザーが受付係を務めている
場合、彼らには拡張モジュールに対応した電話機が必要かもしれません。VVX シリーズ (VVX 101/201 を除く) では、最大
3 つの拡張モジュールを接続することが可能です。
図 1: ユーザープロファイル / ユースケース
Microsoft Cloud PBX 対応電話機
Microsoft® Communicator 2007 がリリースされて間もない時期から Lync
2010 へとプラットフォームが進化していく中で、Polycom® CX600 は
Microsoft UC 環境とあわせて最もよく販売された電話機です。一方で、
Polycom VVX 電話機は、5 つのメジャー ソフトウェア リリース (UCS 4.1、
UCS 5.0、UCS 5.1、 UCS 5.3、UCS 5.4.0A、UCS 5.4.1) を経て、より
多くの Skype for Business/Lync 機能が追加されていきました。その結果、
Lync クライアントが組み込まれている
VVX は CX600 と同等の機能を備え、さらには CX600 機能を超えるほどの
CX600 電話機
進化を遂げました。CX600 は、2 つのイーサネットポートを備え、連絡先、写
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真、新着メッセージインジケーター、耐久性 (耐干渉性)、E911 (米国のみ)、コールパーク、個人のボイスメールリスト、カレン
ダー、会議への参加、Skype for Business クライアントとの 「Better Together」 機能、および統合通話ログなどの機能を
提供します。これらの機能は、⻑年にわたり、数多くのお客様にとって最適な機能セットとなっています。CX600 のソフトウェア
は、マイクロソフトによって設計された 「Microsoft Lync Phone Edition」 と呼ばれる組み込みの Lync クライアント上で稼働
します。マイクロソフトの製品サポートライフサイクル情報によると、Microsoft Lync Phone Edition ソフトウェアのメインストリ
ーム サポートは、2018 年 4 月 10 日まで提供され、さらに 2023 年 4 月 11 日まで延⻑サポートが提供される予定です。
これは、Lync Server 2013 に対するマイクロソフトのサポート ライフサイクル プランと一致しています。Microsoft Cloud PBX
環境の導入にあたり、CX600 をすでにご使用のお客様はそのまま使用することができます。それ以外のお客様には、VVX シ
リーズ電話機を推奨します。以下にその理由を示します。
Polycom CX600 と比較して、Polycom VVX 電話機は、Microsoft 3rd Party
Interoperability Program (3PIP) の下でマイクロソフトによって認定された VoIP
(OpenSIP) 電話機です。2015 年 3 月にポリコムの UCS 5.3 ソフトウェアのリリース
により、VVX シリーズ電話機には CX600 が提供するお客様にもっとも求められてい
る機能だけではなく、追加の機能が搭載されています。一部のお客様にとっては
CX600 の方が適してる場合もありますが、VVX シリーズ電話機は、より豊富な機
能セットを提供します。現在、ポリコムによる Skype for Business 対応機能の開
発は、VVX 電話機のプラットフォームを中心に⾏われています。
カラータッチスクリーン搭載、Bluetooth
ヘッドセットをサポートしている VVX 600
VVX 電話機にのみ搭載されている重要な機能は、以下のとおりです。 (CX600、
他の Lync Phone Edition モデルに含まれていない機能)

Boss/Admin 機能

タッチスクリーンインターフェース (VVX 500/600)

グループページング

USB ヘッドセットのサポート (VVX 500/600)

インターコム

Bluetooth ヘッドセットのサポート (VVX 600)

一部の機能を制限 (例: ロビーで使用する場合など)

カスタムアプリケーションと背景のカスタマイズ

保留音のカスタマイズ

電子フックスイッチ (EHS) のサポート

Polycom Acoustic Fence 技術


拡張モジュールのサポート

802.1X 認証
Better Together over Ethernet (BToE)

保留転送

自動応答
次のページの図 2 は、モノクロディスプレイを搭載した Polycom VVX 201、VVX 300、VVX 310 から始まる VVX シリーズ
モデルのラインアップを示しています。Polycom VVX 400 と VVX 410 は、大きなカラーディスプレイを搭載し、より多くの回線
をサポートしていますが、「ボタンでの操作」 が必要です。Polycom VVX 500 および VVX 600 はタッチスクリーンディスプレイ
を搭載しています。さらに大きいカラー画面を搭載することによって、電話機での快適な UC エクスペリエンスを実現します。ま
た、プレゼンスに対応した機能と連絡先の在席状態のカラー表示により、コミュニケーションエクスペリエンスを向上します。
「お気に入り」 に登録したユーザーのプレゼンス状態を表示することで、相手とどのようにコミュニケーションを取ればよいのかが
分かります。VVX 300 と VVX 310 は、ユーザー自身の回線と、5 つのお気に入りを表示します (モノクロ)。VVX 400 と
VVX 410 は、ユーザー自身の回線と、11 のお気に入りを色で表示します。色により相手の在席状態がより簡単に把握でき
ます。たとえば、「在席中」 は緑、「退席中」 は⻩色、およびその他のプレゼンス状態を示すインジケーターにより、相手の状
態が一目で分かります。相手のプレゼンス状態が「応答拒否」 (赤) の場合は、ボイスメールを録音することができます。相手
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が「退席中」で、緊急の場合は、相手の携帯電話に発信することができます。「お気に入り」の横にあるボタンを⻑押しする
と、そのお気に入りの連絡先番号とボイスメールオプションを示した連絡先カードが表示されます。カラーの拡張モジュールを
VVX 電話機に追加することで、より多くのお気に入りを表示することができます。これらは、カラー表示をサポートするモデル
(VVX 400/410、VVX 500、または VVX 600) に追加することを推奨します。VVX 600 は、Bluetooth ヘッドセットをサポー
トしています。VVX 201、VVX 300、および VVX 400 には 2 つの 10/100 Base-TX イーサネットポートが搭載されており、
VVX 310、VVX 410、VVX 500、および VVX 600 には、2 つの Gigabit Ethernet ポートが搭載されています。Better
Together over Ethernet 機能を使用するには、VVX のイーサネットポートの 1 つを LAN に接続し、もう 1 つのポートを
PC のイーサネットポートと接続します。
Skype for Business Edition の VVX 電話機は、Office 365 Cloud PBX 環境をサポートするためのソフトウェアを搭載
し、かつ電話機を簡単にインストールできるように事前構成されています。
図 2: Office 365/Skype for Business Online 対応 Polycom VVX シリーズデスクトップ電話機
図 3 では、Skype for Business Online で使用できる CX シリーズのラインアップを示しています。自宅から Skype for
Business クライアントを使用して早朝や夜に電話をかける必要のある従業員には、Polycom® CX100 スピーカフォンまたは
CX300 R2 USB 電話機を 2 台目の電話機として使用することを推奨します (その場合でも、社内のデスクでは VVX 電話
機を使用できます)。Polycom® CX3000 IP 会議電話機および CX600 デスクトップ電話機は、USB 接続することにより、
Skype for Business クライアントとの 「Better Together」 機能をサポートしていますが、デバイスを新たに購入する場合に
は、CX3000 や CX600 よりも最新の技術と、より多くの機能を搭載した VVX シリーズ電話機および RealPresence Trio
を推奨します。
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図 3: Office 365/Skype for Business Online 対応 Polycom CX シリーズ電話機
会議室および役員会議室
オフィスの空間計画に関する Web サイトでは、全般的にオープンなオフィス環境では 10
人の従業員につき 1 会議室、個室が多いオフィス環境では 20 人の従業員につき 1 会議
室の割合で、会議室を設置することを推奨しています。役員室には、会議テーブルを設置
した会議スペースがある場合があります。したがって、500 人の従業員を有する企業では、
25〜50 台またはそれ以上の音声会議システムを導入することになります。2016 年 1 月
現在、Microsoft Cloud PBX で使用可能な音声会議システムは以下のとおりです。
RealPresence Trio 8800
• RealPresence Trio 8800 - ポリコムの象徴的な三角形の音声会議システムをモジュール式の音声会議、ビデ
オ会議 1、およびコンテンツ共有システムに進化させた業界初のグループコラボレーション用スマートハブ
• CX3000 IP 音声会議システム - Lync ソフトウェアを搭載した「常にオン (always on)」の音声会議システム
• CX5100 ユニファイド カンファレンス ステーション - Skype for Business を実⾏中の PC に USB で接続。360
度のパノラマ映像と発言者の表示をサポート
ポリコムは、ほとんどの会議室で RealPresence Trio を使用することを推奨します。RealPresence Trio は、ポリコムの最新か
つ最先端のグループコラボレーション用のスマートハブであり、VVX シリーズ電話機に搭載されている多くの機能のほかに、追加機
能も多く搭載されています。RealPresence Trio は、会議室の Exchange カレンダーと関連付けることができるので、会議予約
時に会議室として追加することで、RealPresence Trio も Skype for Business 会議に招待されます。ユーザーは会議室に入
り、タッチスクリーンに表示されたリマインダーから、予約会議に簡単に参加できます。約 6 m のマイク集音範囲をもつ
RealPresence Trio は、私物デバイスとの Bluetooth または USB によるペアリングをサポートしています。これは、特に企業ネッ
トワークに接続できないゲストユーザーがいる場合に便利です。オプションの RealPresence Trio Visual+ アクセサリと USB カメ
ラを追加することで、コンテンツの共有ができるようになります。コンパクトな設計で、RealPresence Trio Visual+ をモニターの近
くに配置することで配線がシンプルになり、会議室がすっきりします。
Polycom® CX3000 IP 音声会議システムは、Polycom CX600 デスクトップ電話機に類似したユーザーインターフェースとエクス
ペリエンスを提供します。Lync 2013 と Lync 2010 環境を導入している多くのお客様は CX3000 を導入しています。CX3000
は、Microsoft Cloud PBX 環境に簡単に移⾏できます。
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ビデオ機能については、2016 年前半マイクロソフト認定取得予定
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Microsoft® Cloud PBX / Skype for Business Online 対応ポリコム音声製品会議
USB 接続をサポートする Polycom® CX5100 ユニファイド カンファレンス ステーションは、本体から約 6 m のマイク集音範囲、
会議室全体を映し出す 360 度のパノラマ映像と発言者の HD 1080p 映像を提供します。CX5100 は、Polycom® CX8000
for Skype for Business ソリューションのカメラオプションとして使用することもできます。Microsoft Skype for Business Room
System ソフトウェアをベースとする CX8000 for Skype for Business はマイクロソフトの UC 環境用に最適化された会議室
専用のコラボレーションソリューションです。
電話機、クライアントソフトウェアとヘッドセット、私物デバイス (BYOD) の比較
企業によっては (特に、一部の中小規模の企業では)、オフィス用の電話機を持た
ず、すべての通話に私物デバイスとヘッドセットの使用を奨めているかもしれません。
しかし、クライアントソフトウェアとヘッドセットのみを使用する戦略は、一部のユースケ
ースには適していません。多くのユーザーは、一日中コード付きのヘッドセットを PC
につけた状態で業務を⾏うことを好みません。PC やユーザーのモバイルデバイスで
Bluetooth ヘッドセットを使用することもできますが、Bluetooth ヘッドセットやスマー
トフォン、タブレットなどは電池が無くなることがあり、その場合ユーザーは通話できなく
なってしまいます。Polycom CX300 R2 のような USB 電話機を使用することによ
CX300 R2 USB 電話機
り、「ヘッドセットのみ」 のソリューションよりも多くの選択肢をユーザーに提供できます。CX300 R2 USB 電話機を PC に接続し
た場合、ハンドセット、スピーカーフォン、またはヘッドセット (電話機の背面のヘッドセットジャックに接続) から選択して通話できま
す。また、電話機のダイヤルパッドやミュートや音量調整などの機能キーを使用できるので便利です。クライアントソフトウェアとヘッ
ドセットのみのソリューションのユーザーは、これらの機能にアクセスするために、作業を中断して Skype for Business クライアント
を操作する必要があります。USB 電話機は USB ケーブル経由で PC から電源供給されているので、電池が切れて使えなくな
ることはありません。私物デバイス上で Skype for Business クライアントと Bluetooth ヘッドセットを使用しているユーザーは、
Bluetooth ヘッドセットの電池が切れた際のバックアップとして使用できます。
次のステップ
ポリコムのカスタマー エクスペリエンス センターでポリコムのソリューションを
ご体験ください。UC への移⾏時にビデオ会議の導入を検討しているお
客様に特にお奨めします。
本ガイドに掲載のソリューションに関する詳細は、www.polycom.co.jp
をご覧ください。
ソリューションに関するお問い合せや製品⾒積もり、製品デモについては
www.polycom.co.jp 上のフォームよりお問い合せください。
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