第４回長岡京音楽祭 ∼京都府における舞台芸術振興・次世代体験推進事業∼ 京都オペラ協会定期公演シンデレラ LA CENERENTOLA ∼ロッシーニ作曲イタリア語上演（日本語字幕付）∼ 6 26日（日）15：00開演（14：30開場） 2011年月会場京都府長岡京記念文化会館【全席自由席】料金一般前売4,000円（当日4,500円）学生前売（小学生∼高校生）2,000円（当日2,500円）この公演は、京都府からの助成を受けて実施するもので入場料金が低額に設定されております。総監督・演出／ミッシェル・ワッセルマン指揮／小崎雅弘オーケストラ／京都オペラ管弦楽団 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。ドン・ラミロ（サレルノの王子）・・・・・・・・竹内直紀ダンディーニ（王子の従者）・・・・・・・・・・迎肇聡ドン・マニフィコ（落ちぶれた男爵）・・・・・東平聞チェネレントラ（男爵の亡き妻の連れ子）・・小林久美子（シンデレラ）クロリンダ（男爵の実の娘）・・・・・・・・・・三村浩美ティーズベ（その妹）・・・・・・・・・・・・・・・白石優子アリドーロ（哲学者、王子の師）・・・・・・・木村孝夫合唱／京都オペラ合唱団京都府長岡京記念文化会館 075-955-5711（9：00∼17：00 定休日／月） http://www.nagaokakyo-hall.jp/ チケットのお申し込みはチケットぴあ/0570-02-9999［Ｐコード：133-614］（セブン・イレブン、サークルＫサンクスで取り扱っています）助成：公益財団法人主催長岡京音楽祭実行委員会共催公益財団法人京都府長岡京記念文化事業団、京都オペラ協会後援京都府・長岡京市・京都府教育委員会・京都市教育委員会・長岡京市教育委員会・向日市教育委員会・大山崎町教育委員会こころを整える∼文化発心第26回国民文化祭・京都2011 【みどころ】総監督・演出ミッシェル・ワッセルマン「シンデレラ」はあの有名な童話のオペラなので、皆さんが馬車、カボチャ、妖精などが出てくるのを待つのは当然ですが、実は、ロッシーニの「シンデレラ」にはそれは現れません。その代わりに、副題名である「真心の勝利」という教訓が強調されています。筋書きは単純で、シンデレラは王子に妻として選ばれますが、その理由は美貌よりも心が美しいということです。しかも、彼女は欲張りの義父と自惚れの二人の妹たちにひどく扱われているので、それがまた王子に取って可愛そうなシンデレラはいっそうに可愛くなるのです。このように、筋は簡単ですが、花火のように飾り付けられた音楽はちっともそうではありません！Bel canto（美しい歌）唱法の極致に達する「シンデレラ」は最高の声楽的技巧を要求し、声はまるで楽器のように扱われます。"Questo è un nodo avviluppato"（「これはもつれた結び目」）という名高いコミカルな六重唱などを歌いこなすことは、声楽家にとって大きな挑戦でありこの上ない醍醐味になるでしょう。「シンデレラ」は真心の勝利であるかもしれませんが、何よりも人間の声の勝利です。第1幕第1場：貧乏貴族ドン・マニフィコ男爵の古い屋敷この家の二人娘が、おめかしをしてはしゃいでいる。もう一人の娘シンデレラ（チェネレントラ）は実の父の死後、この家に再婚してきた母の連れ子で、二人の血のつながらない義姉妹とは打って変わって汚い身なりである。姉妹たちはシンデレラを女中のようにこき使っていた。そこへみすぼらしい乞食が物乞いに来る。姉妹は追い払おうとするが、シンデレラはそっとパンとコーヒーを与える。実はこの乞食はサレルノの王子の師であった。王子の花嫁にふさわしい心のやさしい娘を変装して探していたのである。王子は花嫁を選ぶために領内のめぼしい娘を宮殿に招いていた。落ちぶれた貴族のドン・マニフィコの家にも、迎えの使者が訪れてくる。姉妹はシンデレラを叱りながら宮殿へ向かう準備を始める。この時、師アリドーロからシンデレラの情報を得て、王子が従者に変装してこの家にやって来る。そこへシンデレラが現れ、見知らぬ男の姿に驚く。しかし、王子とシンデレラの二人は一目見て好意を抱き合う。そしてこの男性に問われるまま身の上をシンデレラは語る。そこへ継父ドン・マニフィコが現れると、従者（実は王子）が王子がここを訪れると告げる。仰々しい偽の王子（実は従者）の出現！そして二人の姉妹をわざと褒めそやす。その気にさせて宮殿へ馬車で二人の姉妹を送り出す。急いで追おうとしている父親にシンデレラは“１時間でもいいから宮殿に行かせて下さい”と願うが、父は聞き入れない。そこへ王子の師アリドーロがやって来てこの家には三人の娘がいるはずだと告げると、継父ドン・マニフィコは末娘は死んだと答える。悲しみにくれるシンデレラをアリドーロは呼び寄せ、馬車に乗せて宮殿へと送り出してやる。第2場：王子の宮殿偽の王子がおもしろおかしくドン・マニフィコの父娘のお相手をしている。姉妹は早くも王子の妻の座を巡ってのいさかいを始める。偽の王子は父に酒倉管理官に任命しようという。そしてすっかりその気になってしまった落ちぶれ貴族ドン・マニフィコ！偽の王子が本物の王子に二人姉妹の傲慢ぶりを報告する。もう少し様子を見るためこの芝居を続けることになる。姉妹は競って偽の王子に妻に選ぶことを強要する。彼が片方を従者（実は王子）に与えるというと、姉妹は平民はいやだと怒る。そこへヴェールを被った美しい娘が到着したことが告げられる。本物の王子と偽の王子までも彼女にすっかり魅せられてしまう。ヴェールを取った姿を見て姉妹と父は驚く。でもこの娘の真相は誰にも分からない。（最後の6重唱の結尾は「序曲」の第３動機によっている。）第2幕第1場：宮殿内父と二人娘には現れた娘が似ているもののまだシンデレラとはわからない。負けてはならぬとばかり対策を練る。ドン・マニフィコ親娘の三人は俗物ぶりを発揮！偽の王子がシンデレラに求婚すると、 “私はあなたの従者を愛しています！”と拒絶する。これを聞いて飛び出てきた本物の王子が“私は単なる従者”と言うと“かまわないわ、でも私のほんとの姿を見てからにして。この腕輪と同じものを付けている者を探して下さい。”と言って片方の腕輪を差し出して宮殿を去って行く。真実の愛を確信した王子は、直ちに娘を探し出すために馬車の手配をする。何も知らない父ドン・マニフィコは偽の王子に娘との結婚を迫るが、ついに真相が告げられる。第2場：ドン・マニフィコ邸内下女姿のシンデレラがいる。そこへご機嫌斜めの継父と義姉妹が帰ってくる。空は嵐模様。−嵐Temporaleの間奏曲− 嵐の後、王子と従者が本来の姿で登場。そこへ現れたシンデレラを見て彼女こそ腕輪の主とわかり、二人はことの全真相がわかり驚き、喜ぶ。（６重唱“Questo è un nodo avviluppato”）だが、虫の収まらぬ父、姉妹の三人！王子は彼らを一喝する。でもシンデレラは、王子に私への愛に免じて三人の無礼を許すよう取りなす。そして王子と花嫁シンデレラは宮殿に向かう。そこへ王子の師が現れ、弟子の王子の幸せを喜ぶ。そして姉妹に対してシンデレラに許しを請えと進言する。継父と義姉妹にシンデレラはやさしく許しを与える。義姉妹を抱擁して喜びを歌い上げるのだった。（このオペラ屈指の難曲アリア！）公開リハーサル（ゲネプロ）見学会 6月25日（土）子供たちを対象にオペラ公演「シンデレラ」の公開リハーサル（ゲネプロ＝通し稽古）に招待します。プロの音楽家たちがどのように舞台を作り上げていくか、その過程を少し覗いてみましょう。 ♪日時 ♪特別共催 6月25日（土） ♪対象 16：00∼18：00予定 ♪場所京都乙訓ロータリークラブ ♪参加小学生・中学生京都府長岡京記念文化会館無料（要申込）お問い合せ・申し込み先京都府長岡京記念文化会館 TEL 075-955-5711（9：00∼17：00 月/休）