みなみリウマチニュース 第4号

みなみリウマチニュース
お知らせ:
第4号
リウマチプール教室が始まります!!
毎週水曜日の午後、南福岡病院のプールで、水中歩行
を中心にした、プール教室を始めることになりました。
参加御希望の方は、当院リウマチ科
( 092−565−5534(代表)
)
まで御連絡下さい。
プールに関するご質問など、メールでもお答えします。
[email protected]
話題
: 関節リウマチの薬物療法(2)
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抗リウマチ薬(その 1) - - -
前回は副腎皮質ステロイドについて解説しましたが、今回からシリーズで、薬物療法のうち、
抗リウマチ薬についてのお話をします。
関節リウマチの薬物療法の目的は、まずは関節の炎症に伴う腫脹や疼痛を改善し、患者さ
んの苦痛を緩和することにあります。
しかし関節リウマチにおいては、症状が緩和されてい
ても、これだけでは十分とは言えません。長期間の経過において、患者さんの軟骨・骨の破壊
や、その結果としての関節の機能障害が進行し、最終的に患者さんの生活の質(QOL)が低下
してしまうことが大きな問題の一つでもあります。関節リウマチの薬物療法は、このように短
期的な関節症状の緩和のみならず、長期的にみた関節病変の進行を予防することにも、着目さ
れるようになってきています。
抗リウマチ薬は、炎症症状の緩和のみならず、軟骨・骨病変
の進行も抑制することが判ってきており、関節リウマチの治療には、欠かせないものとなって
います。
抗リウマチ薬の種類
抗リウマチ薬として、現在当院で採用されているものは、7
種類あります。大きく分類すると、免疫調節薬、免疫抑制薬
にわけられます。 免疫調節薬として、リマチル、アザルフ
ィジン EN、リドーラ、シオゾール、メタルカプターゼ、オ
ークルなどがあります。
また免疫抑制薬としてブレディニン、リウマトレックスがあります(写真参照)。 このほか、イ
ムランやエンドキサンなどの、免疫抑制剤が使用されることもあります。現在、このほかに何種
類もの新しい抗リウマチ薬が開発中であり、順次日本でも使用が可能になっていくと思われます。
中でも抗サイトカイン薬(生物学的製剤)と呼ばれるものは、従来の抗リウマチ薬に比較して効
果が高いと言われており、非常に期待されています。
抗リウマチ薬の効果の特徴
当院でのプール療法では、何より楽しく水の中で、運動していただくことにしています。 基本は、
水中歩行です。 ただ歩くといっても、いろいろな歩き方があり、患者さんの病状にあわせ工夫して
います。
歩行距離も、患者さんの状態にあわせて、各自の目標を定めています。
はじめは 25m
でも 50m でも問題ありません。 水中歩行慣れてくると 400∼500m歩くことも可能ですが、距離が
問題ではなく、どのように歩くかが大切です。 ただ漠然と歩くよりも、いろいろな歩行方法をとる
事で普段はあまし使用しないいろいろな筋肉の運動を使うことが大切です。
先ずは水に慣れるこ
と、そして楽しく体を動かすことを心がけます。 プールと聞くと、泳ぐことを思い描きますが、泳
ぐことは関節に無理な負担をかけるため行ないません。 ですから泳げなくてもなんの問題もありま
せん。
抗リウマチ薬の副作用
抗リウマチ薬は、副作用がしばしば見られます。 皮疹や消化器症状などは比較的頻度が多くみられ
るものですが、その他、間質性肺炎、貧血などの血液障害、肝障害、などがみられることもあります。
現在服用している薬剤の副作用についての説明を主治医の先生から良く聞いて、どのような症状が出る
のかをよく理解することが大切です。 副作用が疑われた時には、服用を中止して、主治医の先生に相
談するようにしましょう。
あとがき
第4号では、抗リウマチ薬についての解説を試みました。今後、代表的な抗リウ
マチ薬や、間もなく使用が可能となる新しい抗リウマチ薬、非ステロイド性消炎鎮痛
薬などについても解説していく予定です。