４安心して暮らせる生活環境を守ります宮田村第 4 次総合計画の基本施策の一つである「安全・快適・調和のある美しさ」を実現するためには、水質汚濁や大気汚染、土壌汚染、騒音・振動、悪臭などの公害を未然に防ぐ取組みが必要です。水質保全対策は人の健康を保護することを基本に、安全でおいしい水と清らかな流れ、多様な生物が生息でき人に親しまれる河川づくりが求められることから、河川水質検査、山岳水検査を実施し、河川汚濁等の監視・指導強化を図ってまいりましたが、今後も安心で清らかな河川を維持するために監視・指導強化に取組みます。大気・土壌は生物の生存基盤として、また、物質循環の源として重要な役割を担っており、村の約７割の広大な面積を占める山林を管理保全することにより、森林の持つ水源かん養機能、山崩れ等の防止機能、二酸化炭素（CO2）の削減機能、教育の場や野性鳥獣の生息の場としての機能などを維持していくことが必要です。また、土壌は一旦汚染されると長期にわたって影響が持続する特性を有していることから、今後も県などと連携して汚染防止対策を講じていかなければなりません。騒音・振動・悪臭・産業廃棄物などに対する対策も重要課題の一つであり、日照阻害・電波障害・自動車による公害など対策を推進していかねばならない問題が多岐にわたって考えられます。安全で快適な、公害のない生活環境をめざして、村民と事業者、行政が連携していっそうの環境保全対策の充実に努めます。【取組みの内容】 ◎ 法律を遵守して、公害のない安全な村づくりを目指します。 ◎ 現状の把握と、情報収集・発信により正しい知識の普及に努めます。 ○ 汚染発生の未然防止のため、化学物質などに対する正しい知識の普及に努め、環境測定データの収集・分析などに取組みます。 ○ 環境ホルモンやアスベスト対策などの新たな公害に対し、調査・情報収集及び情報提供を図ります。 ○ 公害問題が発生した場合には、関係機関と連携して速やかに解決できるように取組みます。２１ ◎ 水・大気・土壌などの良好な環境を保全します。 ○ 水質保全対策を推進します。・洗剤・食用油（廃油）等の河川への流入を抑制し、河川浄化に取組みます。・河川の水質検査、監視の強化し、排水基準を遵守します。・排水の多い事業場等への指導と自主管理の徹底を図ります。・下水道処理区内では下水道接続促進、区域外では合併処理浄化槽の設置促進と適正な維持管理の徹底を図ります。・飲料水の水源保護と水質検査を実施します。 ○ 大気汚染防止対策を推進します。・ダイオキシン対策の強化を図ります。・事業場等における、ビニール・廃油などの不適正な焼却処理に対する対策強化を推進します。・オゾン層の破壊につながらない冷媒・溶剤などの使用推進を図ります。・塩化ビニール類・廃プラスチック類の焼却防止と分別排出の徹底により、生活型公害を防止します。・環境汚染を防止するため野焼きの防止に取組みます。 ○ 土壌汚染防止対策を推進します。・有害物質などによる土壌汚染を防止します。・工場・事業場周辺及び跡地などにおける地下水検査に取組みます。 ○ 騒音・振動防止対策を推進します。・特定施設における規制遵守の徹底を図ります。・小規模事業所や飲食店等での防止対策推進を図ります。・中央自動車道沿線について、中央道環境対策協議会などとの連携して防止対策を推進します。・近隣騒音（生活型公害）に対するモラルの向上を図ります。 ○ 悪臭防止対策を推進します。・事業施設における規制遵守の徹底を図ります。・糞尿のコンポスト化など関係機関との連携による対策の推進を図ります。・悪臭の原因となるビニール、廃プラスチック類の焼却防止と分別排出の徹底を図ります。・畜産糞尿の適正な処理と、堆肥施設等の臭気対策の推進を図ります。２２ ○ 自動車公害対策を推進します。・低公害車・低燃費車などの普及や、公共交通機関利用の推進を図ります。・高速道路の騒音防止対策の推進を図ります。・その他幹線道路における緑化を推進します。・アイドリングストップ運動やエコドライブを推進します。 ◎ その他、良好な生活環境を確保します。 ○ 美しい景観づくりと環境美化活動を促進します。 ○ 電波障害や日影の苦情に対する対策を推進します。 ○ 空地や遊休農地などの管理に対する対策を推進します。 ○ 農地・農業用水等の適切な保全管理に取組みます。。 ○ 農薬や化学肥料への依存を減らし、環境保全型農業の促進に取組みます ○ ペットの正しい飼い方に対する対策を推進します。 ○ 防災・防犯対策の徹底を図ります。 ○ モラルの向上や地域のコミュニティ形成等により、お互いの理解と協力による解決を図ります。 ○ 環境に配慮しながら、安全で快適な生活基盤の整備促進を図ります。 ○ 中央自動車道周辺住民の快適な生活環境の確保対策に取組みます。２３