環境リスク調査 レビュー評価・モニタリング等支援

金融機関対象 - 環境省 環境リスク調査融資促進利子補給事業
環境リスク調査 レビュー評価・モニタリング等支援
環境金融の推進について
地球温暖化の進行による気候変動問題や、廃棄物問題、化学物質対策など、さまざまな環境問
題への対応が重要視されています。官民学、業種業態を問わず、あらゆる分野において環境対策
が推進される中、金融機関においては、環境問題の解決につながる分野に資金を融通する「環境
金融」が重要視されています。
また、金融機関にとっては、土壌汚染やアスベスト問題等が「担保リスク」「レピュテーションリスク」
「信用リスク」といった金融機関の経営に影響を及ぼす可能性があることから、融資先の環境リスク
を適切に把握・評価することが重要です。
出典:環境省総合環境政策局環境経済課.
環境リスク調査融資に関する指針.平成27年3月,10p,p2.
環境リスク調査融資利子補給事業の概要
環境リスク調査融資利子補給事業とは、以下の設備投資事業への融資を対象とした補助事業です。
融資先事業者が、事業に関わる自然環境や周辺の生活環境等の環境への影響を調査し、環境配慮の
計画を策定して、この計画を金融機関が評価・モニタリングを行った上で融資を行う場合に利子軽減のた
めの給付金(利子補給金)が交付されるものです。
2015年9月現在では、8行が指定金融機関となっています。
対象となる設備投資事業
太陽光発電設備
風力発電設備
バイオマス利用装置
地熱発電設備
水力発電設備
コジェネレーション設備
など
項目
概要
利子補給金総額
(平成27年度)
約13億6千万円
融資額上限
利子補給率
30億円/件
上限1.5%の利子補給を最大5年間
融資の際の
環境評価
環境省の「環境リスク調査融資に関する指
針」に則り、事業者が実施した環境影響調
査と環境配慮計画の適切性を評価、モニタ
リングする。
補助交付団体
一般社団法人 環境パートナーシップ会議
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環境リスク調査融資の金融機関におけるレビュー評価・モニタリング
環境リスク調査融資の実施プロセスは、以下のような流れになります。
融資先事業者が、事業に関わる環境影響を調査し、その対策を「環境配慮計画書」として取りまとめま
す。この環境配慮計画書を金融機関がレビュー評価し、融資判断を行います。融資後は、環境配慮計画
書に則って事業が実施されていることをモニタリングし、環境リスクに対する取り組みが行われていること
を確認します。
融資先事業者が実施する環境影響の調査・環境配慮計画の策定は、環境省の「環境リスク調査融資に
関する指針」等に則り実施することが、前述の利子補給事業の要件となっています。金融機関による調査
結果や計画のレビュー評価やモニタリングは、外部専門家と連携して実施することが可能ですので、弊社
がレビュー評価・モニタリングを実施し、その結果をご報告いたします。
金融機関
融資先事業者
融資申込、事務手続
環境配慮計画書
融資の実行
レビュー・評価結果、
モニタリング結果の報告
SOMPO
リスケアマネジメント
・環境配慮計画書のレ
ビュー・評価(現地確
認、事業者ヒアリン
グ、文献調査等)
・融資後の環境配慮
計画のモニタリング
< 環境影響の調査項目例 >
① 事業特性による評価項目
景観、光害、電波障害、低周波音、大気汚染、騒音・
振動、水質汚濁、悪臭、騒温室効果ガスなど
② 地域特性による評価項目
大気汚染、悪臭、騒音・振動、水質汚濁、土壌汚染、
日影、電波障害、風環境、工事中の騒音、振動、生
物・生態系、景観、自然との触れ合い活動の場、河川
の水質、水生生物、海域の流れ、水質、海生生物など
<ステークホルダーとのコミュニケーション>
地域住民や地方自治体などとのコミュニケーションを図
り、意見等を反映して環境配慮計画を策定する。
環境省の利子補給事業について
環境省では、「環境リスク調査融資促進利子補給事業」のほか、金融機関が融資先事業者の環境経営
の状況を評価した上で融資利率を決定する環境融資を対象とした、「環境配慮型融資促進利子補給事
業」を実施しています。
この事業に関連した、融資先事業者の環境経営評価基準の策定、評価の実施、モニタリング等のコン
サルティングも実施しておりますので併せてご参照ください。
CSR・環境事業部
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