Untitled

1 無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第 2 番より「シャコンヌ」
「讃歌」作品 57
作 曲
バッハ
作 曲
クレンゲル
ソプラノ
秋津 智承、宮城 健、竹本 聖子
宮本 隆一、河田 夏実、森保 信吾
秋津 智子
作曲/編曲
指方 浩
作 曲
町田 育弥
ワルツ Op.39 № 15
作 曲
ブラームス
そらのうた
Prelude
作 曲
町田 育弥
「3つの音の物語」より№1、3
3 「明日へ」
子どものための弦楽器講座 受講生
指 揮
西川 浩
ピ ア ノ
西川小夜子
作詞/作曲
富岡 博志
「海を越えて」
作 詞
作 曲
つだ けいこ
指方 浩
「聞こえる」
作 詞
作 曲
岩間 芳樹
新実 徳英
「青葉の歌」
作 詞
作 曲
小森 香子
熊谷 賢一
合 唱
指 揮
ピ ア ノ
「平和の風」合唱団
指方 浩
藤樫 牧子
5 チャップリンメドレー
6 交響曲第7番イ長調 Op.92
7 鳥の歌
8 長与町町歌「明日をひらく」
1
本日は第 11 回“平和コンサート in ながよ”にお出でいただきありがとうございます。
人間はどうして戦争をするのだろう・・・とよく考えます。歴史をひも解くと、どの時代
にも戦争のない時はないのです。人間のDNAの中に争うことがすでに入っている
のではないかと疑いさえします。
65 年前には人類最悪の原爆による一般人をまきこむ惨禍が、ここ長崎と広島を襲いました。
長与町でも沢山の方が運び込まれ、そして亡くなったと聞きます。
戦争で亡くなられた方々のことを、我々は決して忘れることはありません。
残された人々の心深く残った痛みもなかなか消えません。
我々は今何をしたらいいのでしょうか
何を次の世代に伝えればいいのでしょうか
平和コンサートの願いは“平和への想い”ことば、を次の世代に伝えることです。
人間はいいこともいっぱいする、“平和への想い”を持っていると伝えることです!
実際、人は、思いやりをもって人を助けます! 病んでいる人がいれば癒そうとします!
私たちはこの人間のいい方の特性を信じて、いっぱい意識して、日々それぞれの生活の
朗 読
長崎県立長崎北陽台高等学校
長崎市立長崎商業高等学校
長崎県立長崎西高等学校
作 曲
ヴァイオリン
フルート
ピ ア ノ
チャップリン
七澤 清貴
濵砂由美子
藤樫 牧子
作 曲
ベートーヴェン
「平和コンサート in ながよ」フィルハーモニー管弦楽団
指 揮
松浦 修
カタルーニャ地方民謡
編 曲
P.カザルス
チ ェ ロ
秋津 智承
「平和コンサート in ながよ」フィルハーモニー管弦楽団
作 詞
“平和への想い そして 音楽は伝える言葉”
人知れず寄付を行っている人も大勢います!
休 憩 4 「平和の詩」
ヴァイオリニスト 七澤 清貴 セロ弾き智承とその仲間たち
チ ェ ロ
2 長与町町歌
ごあいさつ
山田 喜孝
作曲/編曲
指方 浩
「平和コンサート in ながよ」フィルハーモニー管弦楽団
合 唱
「平和の風」合唱団
指 揮
松浦 修
なかで努力したいと思います。
今日、平和コンサートでは人類の平和を信じる、人を信じる“ことば”が沢山奏でられます。
え!? “ことば”? そう! 音楽は人の心の“ことば”でもあるんです。
勿論 高校生の平和の詩は次の世代の、若者の“ことば”そのものです。
みなさん、どうぞ我々の平和への想いを聴いてください。
そして若者たちには特にご声援をお願いいたします。
この“平和コンサート in ながよ”は前長与町文化協会会長の牧田先生、現会長の古巣さん、副会
長の高橋さん、子どもたちの合奏の指導と指揮をされる西川先生、合唱指揮の指方先生、チェロ
の秋津先生と駆けつけてくださった広島平和コンサートのチェリストのみなさん、ベートーヴェ
ンの指揮をしていただく松浦先生、子どもたちをご指導してくださった菅家先生、斉藤先生、池
田先生、そして何よりもボランティアで沢山協力してくださった方々、高校生の詩をご指導して
いただいた先生方、まだまだ沢山の方々の影に日向のお力、そして主催をしています長与町の大
きな支援と想いによって開かれています。
この場をおかりして深く感謝し、“平和への想い”を新たにしたいと思います。
2
曲 目 解 説
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」 作曲:バッハ
この曲は、そのあまりの素晴らしさに、個別にコンサートの一曲として取り上げられることが多々あり、ヴァイオリンの
みならず、19世紀以降多くの作曲者や演奏家によって、オーケストラに編曲されたり今回のようにチェロアンサンブル
用に編曲されることもある。中でもピアニストのブゾーニによるピアノ版は、華やかな編曲として有名である。ちなみに、
恩師斎藤秀雄先生も、このブゾーニ版を元にオーケストラ用に編曲している(私も学生の時演奏した記憶がある)。
本日演奏するチェロ四重奏版の編曲者は(ラシュロ・ヴァルガ)によるもので、きわめて演奏効果の高い編曲となって
いる。 (秋津 智承)
讃歌 作品57 作曲:クレンゲル
ユリウス・クレンゲル
(1859-1933)
は、
ドイツの音楽一家の家庭で育ち、
早くから才能を現わし始めた。15歳でライプツィ
ヒのゲヴァントハウス管弦楽団のチェロ奏者になり、その後はこの名門オーケストラの首席チェロ奏者を23歳から65歳ま
で務めた。その傍らライプツィヒ音楽院で後進の指導にあたり、フォイヤマン、ピアティゴルスキーなどの大チェリストを
育てている。私の師匠でもある斎藤秀雄先生も彼の弟子の一人であった。名教師として世界的に有名であったのみ
ならず、後進のチェロ弾きのために沢山のコンチェルトやチェロアンサンブルを残してくれているが、この「讃歌」はもっ
とも演奏される機会の多い曲のひとつではなかろうか。
尚、本日の演奏はオリジナルではチェロ12本用のものを、私が6本用に編曲したものである。 (秋津 智承)
弦楽合奏 長与町町歌「明日をひらく」 作曲/編曲:指方 浩
弦楽合奏の子どもたちのために、みんなが聴きあって楽しく表現できるように、そしてオーケストラ版「町歌」への
入門にもなるようにアレンジしました。
曲の3番では、原曲にはない3拍子の変奏もあり、子どもたちならではの新たな町歌の表現が楽しめると思います。
(指方 浩)
「3つの音の物語」より№1、3 作曲:町田 育弥
五線上の音符のあり方には二種類あります。
ひとつは、串団子のように音符が線に貫かれているもの、もうひとつは音符の上端、または下端、あるいは両方が
線に触れた状態のもの。前者を「線の音符」後者を「間(かん)の音符」といいます。
少なくとも、
音名上の音の高さに関しては、
この「線」か「間」か、
の原理だけで、
すべてを書き表すことができます。
コンピューターがどんな複雑な情報処理も「0」か「1」かだけで行ってしまうようなものです。
「3つの音の物語」は、楽譜を読むための基本練習として、子どもたちが、この「線」「間」の原理を理解し、楽譜
の仕組みに興味を持ってくれることを念頭に作ったものです。
№1は、一本線上に、№3は二本線上に記譜され、それぞれ開始音を自由に選べるようになっています。
つまり、原理さえ分かっていれば、何の音からでも読んだり歌ったりできるよね・・・ということです。
どちらもとても単純なメロディですが、背景のハーモニーがさりげなく彩りを添えています。どうぞお楽しみ下さい。
ワルツ op. 39 №15 作曲:ブラームス
1833年生まれのブラームスがウィーンに出てきたのは、29歳の時でした。当時は、陽気で華やかなシュトラウスの
ワルツが最盛期で、それに誘発されたように3年後にこれを作曲しています。当時の音楽評論家ハンスリックは「真面
目で無口なブラームス、北ドイツ風で、プロテスタントでシューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた」と言ってい
ます。保守的で形式を尊重した豊かで重厚な響きを持つはずのブラームスが、ワルツを書くのはウィーン特有の明るく
て楽天的な空気の賜だと思われます。
全16曲中の15番目、もともとは4手用のピアノ曲イ長調。8小節の旋律がだんだん高くなったり元に帰ったりと単調な
メロディだが、どこか魅せられるものがあります。
楽器を手にして一年、純真な子どもたちに、慎ましく、控え目なワルツを、愛らしく、美しく演奏してほしいと思います。
(西川 浩)
3
そらのうた 作曲:町田 育弥
「ソ」と「ラ」の2音でできているメロディーなので「そらのうた」です。
これはPreludeよりもずっと前に、まだ習い始めたばかりなのに発表会に出たがった私のピアノの生徒のために書いたも
の。オリジナルはピアノ連弾曲です。
たった2つの音でも、
ハーモニーの力によって豊かな音像が広がるのだということを、小さいなりにも、
その子に感じ取っ
て欲しいと思いました。
Prelude 作曲:町田 育弥
現在中学3年生の私の娘が4歳の時、彼女の為に書いた曲。
当時彼女はヴァイオリンを習い始めたばかりでしたが、どうしても発表会に出たいというので、ほとんど左手を使わな
くても弾くことができ、なおかつ「カッコよく聴こえる」ようにと考えながら楽しんで作りました。
Preludeは「前奏曲」です。書いた時は娘の人生の前奏曲、
という意味をこめてこのタイトルを付けましたが、
今回は、
長与町の若いビギナーのみなさんの、これからの楽しいアンサンブル活動のための、よき「前奏曲」となってくれること
を願っています。
明日へ 作詞/作曲:富岡博志
海を越えて 作詞:つだけいこ 作曲:指方浩 伴奏作曲:藤樫牧子
聞こえる 作詞:岩間芳樹 作曲:新実徳英
青葉の歌 作詞:小森香子 作曲:熊谷賢一
昨年に引き続き中学・高校の校内合唱コンクールなどでよく取り上げられる合唱曲を歌います。
「明日へ」は中学校の教員をしている富岡博志の代表作で、未来への不安を抱えながらも、まだ見ぬ明日へ希望
を持って歩んでいこうとする若者の力強い意志が表現されています。
「海を越えて」は長崎旅博覧会で「劇団TABIHAKU」によって上演された愛と平和をテーマにしたミュージカル
のナンバーでその後合唱曲に編曲され歌われてきました。
「聞こえる」は世界中から聞こえてくる悲劇的な情景を前にして、自分が何も出来ないことに対していらだちを覚え、
葛藤する若者の姿が描かれています。
「青葉の歌」はきらめく青葉の描写を通して、世界平和と人類愛を訴えかける「青い空は」の作詞でも知られてい
ます平和活動家小森香子の強いメッセージが込められています。 (指方 浩)
チャップリンメドレー
チャップリン(1889 〜 1977)イギリス出身
ハリウッド映画初期の俳優で、脚本家・映画監督でもあった。愛称は「チャーリー」で、多くの素晴らしいサイレン
ト映画を生み出した、映画界のスーパースター。
しかし子供の頃は非常に貧しく、俳優である母との思い出が後のチャップリンの芸に大きな影響を与えたと言われて
いる。彼は又非常な親日家で、彼が映画の中で使用した有名なステッキは、滋賀県産の竹で作られたものである。
本日演奏します良く知られた曲は、全てチャップリン本人が作曲したものです。
《ライムライト》より エターナリー
彼は、映画の中で名言を数々残しており、《ライムライト》では、
「人生に必要なものは、勇気と想像力、それとほんの少しのお金である。
バラは美しく咲くのではない。一生懸命咲いているから美しいのだ。」と、残している。
4
《モダン・タイムス》より スマイル ティティーナ
その中の〈スマイル〉は、ラストシーンに用いられるもので、
『どんなにつらくても、苦しくても、きっと明日は見えてくる。
君が笑顔でさえいれば』といった内容の歌詞で、あのマイケル・ジャクソンも愛した名曲。
《ニューヨークの王さま》より ユーマイラブ
1957年、チャップリンがイギリスで作った最後の主演作。
チャップリンはフランス政府からレジオンドヌール勲章、アメリカ ハリウッドからアカデミー賞など最高の賞を受けている
が、1952年アメリカから事実上の国外追放を受けた後の1954年世界平和評議会が平和国際賞を贈っている。
(七澤 清貴)
交響曲第7番 イ長調作品92 作曲:ベートーヴェン
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770 - 1827, 独)
、クラシック音楽に日頃馴染みなくても、この名前は一度は聞
いたことがあると思う。学校の音楽室に、しかめっ面をし鋭い眼光で前を見る肖像画がよく飾られているが、あの作曲
家である。
18世紀の作曲家は、貴族をスポンサーとし、貴族を楽しませることが生活を維持する為には必要であり、当時流行
した貴族趣味にあわせて作曲を行う必要があった。均整がとれ、気品があり、形式を重んじる、いわゆる古典派と呼
ばれる作品が多く書かれ、ハイドン、モーツァルトはその時代に生き、ベートーヴェンも前期は、交響曲第1番がそうで
あるように、古典派の作風を書いた。
しかし、ベートーヴェンの生きた1770年 - 1827年という時代は、1789年のフランス革命に象徴されるように、貴族社
会が崩壊し、民衆の時代へと移り変わっていった時代であった。貴族中心の社会から、民衆個人が重んじられる時
代の流れの中で、ベートーヴェンは、貴族を喜ばせる為に作曲することをやめ、自己の内面にある感情、信念、思想
を五線譜に表現しようとし始めた。その結果、当時としてはありえないほどの、斬新な手法が用いられるようになり、そ
の作風は当時の民衆に衝撃を与えた。異質さに野蛮で粗野だと批判されることも少なくなかったが、自己理想を貫い
たベートーヴェンは、誰になんと言われようと、その信念をぶらすことはなく、自己独自の世界を貫いた。結果とし、交
響曲第9番までが生まれ、これらは不滅の交響曲として、次世代の作曲家ブラームス、ワーグナー、リスト、ブルックナー
に多大な影響を与え、また今日、世界中で敬意をもって演奏されている。
本日演奏する交響曲第7番は、1812年、ベートーヴェンの40代円熟期に作曲された。20代から患った難聴は進行し、
この時期ほぼ耳は聞こえなかったというのだから驚きだ。後にワーグナーはこの曲を「舞踏の神化」と呼び、
リストは「リ
ズムの神化」と呼んだという。その理由は、第1と第4楽章に特に耳を傾けて頂きたい。ひとつの基本となる一片のリ
ズムがあり、そのリズムは楽章全体を通じ一貫して貫かれる。それだけであれば単純で飽きやすいが、ベートーヴェン
は違う。様々な魔法(壮大な序奏、重厚なオーケストレーション、多様な強弱と転調、拡大された展開部)を織り込
むことにより、一片のリズム素材を、壮大な音絵巻へと発展させた。
第1楽章 Poco sostenuto - Vivace
62小節という当時としては長大な序奏の後、ヴィヴァーチェの主部となる。フルートとオーボエにより、全曲を一貫し
て貫くリズムが提示され、
フルートによる第1主題が導かれる。オーケストラ全体による全奏の後、
二小節の総休止があり、
展開部にはいる。展開部は第1ヴァイオリンのみによるppにより開始されるが、徐々に激しさを増してゆく。曲は再現部
を迎えるが、
主部が木管楽器のp で奏されたのに対し、
再現部はオーケストラ全体のffにより再現される。コーダではチェ
ロとコントラバスによる長大なオスティナートも見られる。
5
第2楽章 Allegretto
その素晴らしさに、
初演時にアンコールされたという。
トリオを間に挟みながらの、
5部によるヴァリエーション形式。冒頭、
テーマの主題が、ヴィオラとチェロとコントラバスにより提示され、この主題が発展されながらも、主題が持つリズムが
全体を貫く手法がとられる。死を予感させるような重苦しいヴァリエーションと対照的に、クラリネットとファゴットにより慈
愛に満ちたトリオが奏でられる。
第3楽章 Presto
快活で、弾みがあり、何より明るいスケルツォ。クラリネットによりトリオが2度歌われる。3度目があらわれると、楽章
はいつまで続くのかと不安になるが、5小節の終始和音により、突如、曲は終わりを迎える。
第4楽章 Allegro con brio
基本となるリズムが、総休止を伴いながら、2度顔をみせる。そしてそのリズムに基づいた熱狂の主部へと入る。第
1ヴァイオリンによる第1主題はアイルランドの民謡"Nora Creina"だと、後の研究で判明している。弱拍にsfが置かれて
おり、激しさを増幅させ、舞曲を彷彿とさせる。狂気乱舞のまま、最後までその勢いは衰えず、走り去る。
本日の演奏に先立ち、東京のあるプロオケで演奏する友人とのある日の会話を思い出す。この曲をきちんと演奏す
るのは、本当に大変だ、と彼は言った。執拗に繰り返されるリズムのエッセンスを維持しようとすると、弓を操る腕に負
荷が徐々にのしかかってくる。手を抜きたくなるところだが、手を抜くと、曲がつまらなくなる。その葛藤だと。今日はそ
の大曲に子供達を含めた、オーケストラの全員が挑む。最後まで懸命に演奏しきった時、皆さんに何かをお伝えする
ことができてるだろうか。平和の為のコンサートである今日、もしそれがかなったならば、それほどの幸せはない。
(松浦 修)
鳥の歌 カタルーニャ地方民謡/編曲:p.カザルス
生まれ育った家の窓から、そして遊んだ野原から仰いだ空。目に付いた小鳥たち、聞こえてきた鳥たちのさえずりと
いう普通にある自然、そして暖かい父、母の声、家族の笑顔。そんな平和の中に聞こえてくる歌が「鳥の歌」と感
じます。
「鳥の歌」は、本来はクリスマスキャロルです。そして、スペイン・カタロニアの民謡であり、パブロ・カザルスという偉
大な音楽家により編曲され、世界の平和の歌となって歌い継がれています。
今日は、広島の僧侶で日本を代表するチェリスト秋津智承氏が想いを込めて奏でます。
長与町町歌「明日をひらく」 作詞:山田喜孝/作曲・編曲:指方 浩
1989年、長与町町制20周年を記念して依頼され、長与町合唱協会所属の全会員により記念式典で発表されました。
歌詞は1番から3番に長与の山、川、海を織りなして歌われており、歌詞の後半は覚えやすいリフレインとなっております。
ハ長調で歌いやすく作曲されたこの曲は町内の様々な催しで歌われています。今年もオーケストラ伴奏でお贈りします。
皆様もどうぞご一緒にお歌い下さい。 (指方 浩)
6
平和の詩
(朗読)
地
平和の象徴
ちっぽけな
長崎県立長崎北陽台高等学校
中村こころ
私は今、あの日
多くの人が血に塗れ
もだえ苦しみ命を失った地に
立っている
長崎市立長崎商業高等学校
福田 理奈
虫を見つけた ちっぽけだった
虫にとって私はきっと加害者なのだろう
飛行機に乗った
空から見下ろした人々はちっぽけだった
虫と同じくらいに
私は今、あの日から
多くの人が希望を持ち
祈りを込めた地に
立っている
あのとき降ってきた火の玉は
ちっぽけな人々を粉々にした
ちょうど私たちが虫を踏み潰すように
何の躊躇もなく 無秩序に
そして私はこれから
過去という名の地を踏みしめ
平和な世界へ向かって
駆けだして行く
虫も人も一緒 ちっぽけな存在
ちっぽけだからこそ
平和を願わずにはいられない
ちっぽけだから
何かを守ろうとするんだ
僕と彼
長崎県立長崎西高等学校
松下 祥大
僕と彼が争った後残っていたのは
優しさと許す心でした
国と国とが争った後残っていたのは
悲しみと残酷な景色でした
僕と彼が助け合った後残っていたのは
喜びと頼る心でした
国と国とが助け合った後残っていたのは
つながりと本当の笑顔でした
僕と彼は違う場所で
違う色を持って生まれました
国と国とは同じ場所で
違う思いをもって生まれました
僕と彼は違う人格で
同じ思いを持っていました
国と国とは違う思想で
違う想いだけ持っていました
僕と彼の同じ思いを
国と国は認めませんでした
僕と彼は違う世界へ
離ればなれになりました
7
長崎県立長崎北陽台高等学校
島田 旭
ハトは平和の象徴です
だけどもそれは人間の勝手な定義
なんでカバじゃだめなの
なんでコウモリじゃだめなの
答えは簡単「人間が決めたことだから」
どんないきものも一生懸命に生きている
どんないきものも平和の象徴
ただし人間だけはべつ
人間はいばりちらして生きている
一生懸命生きてない一生懸命ラクしてる
他人を憎む心や嫉妬する心なんて捨ててさあ、
利益の計算やめてさあ、
はやくみんなの世界に戻ろうよ
いつか「人間が平和の象徴だ」と言えるようになるために
被爆くすのきの声
長崎県立長崎西高等学校
甲斐田 拓
何が残る…?
憎しみが争いを生み
争いが命を奪う
何故 殺す
何故 奪う
何故 憎悪する
長崎市立長崎商業高等学校
藤井 凌
平和ではいけないのか
平和を奪い 命を奪い
私たちに何が残る?
平和が愛を生み
愛が人を育む
家族を愛し
友を愛し
人を愛する
全世界の人々が
明日を夢見て
希望を胸に抱え
そんな平和な日々を求める先には
私たちには何が残る?
あの日は 快晴だった
いつものように 私の木陰で 大勢の子どもたちが 遊んでいた
あの日は快晴だった
突然 大きな音が聞こえ 身体じゅうが熱くなった
見上げると どす黒い生き物が空を飲み込んでいた
あの日は快晴だった
長崎は焼け野原となり 子どもたちが遊びに来ることは二度となかった
あの日は快晴だった
あの日は快晴だった
本日は快晴だった
あれから六十五年 再生不可能と言われた街は復興し
あのときと同じように 子どもたちが楽しそうに遊んでいる
本日は快晴だった
私もだいぶ歳をとった
しかし 私は この地で起こった真実を後世に伝えるために
これからもこの地で 長崎を見守る
本日は快晴だった
8
(掲載)
空
本当の平和
長崎市立長崎商業高等学校
宮崎 康介
長崎市立長崎商業高等学校
濱田 里穂
地上から見上げると空が広がる
青い綺麗な空
空は人の心を癒してくれる
苦しいとき
泣きたいとき
空を見上げれば
洗い流してくれる
平和って何だろう
戦争がなければ平和なのか
内戦がなければ平和なのか
テロや暴動が起きなければ平和なのか
もしこれらにあてはまるのが平和なら
日本は平和だということになる
だが今の日本が平和だと思うかというと
そうは思わない
なぜだろう
それは心が平和ではないから
なくならない犯罪
なくならないいじめ
なくならない自殺
きっと本当の平和というのは
戦争のような惨劇がないだけではない
一人一人の心が穏やかであることを
平和というのだ
戦争という言葉により
空は汚染され
心の苦痛は蓄積していく
この言葉を許さない
許してはいけない
世界中の一人ひとりが見上げる空が
全て綺麗な空になるとき
「平和」という太陽が昇ってくるだろう
当たり前の景色
長崎市立長崎商業高等学校
坂本 瞳
青い空、青い海、真白い雲
こんな当たり前のような景色が
六十六年前にはあり得なかった
人と人、国と国の争いによって
当たり前にあったものが
一瞬にして当たり前でなくなる
今の子供達は
この当たり前にある
景色しか知らない
私たちに出来ること
戦争を伝え
今あるこの景色を
未来の子供達の
当たり前の景色にすること
それが
平和なのではないだろうか
9
その気持ちが届くまで
平和への第一歩
長崎県立長崎北陽台高等学校
坂田ちひろ
私にできること
長崎県立長崎北陽台高等学校
中江 詩織
平和への第一歩
それは笑顔ですごすこと
私にできること
毎日を大切に生きること
平和への第一歩
それは命あることに感謝すること
笑顔を大切にすること
人の痛みを感じること
平和への第一歩
それはみんなで協力しあうこと
美しいものを美しいと思うこと
どんなに小さな一歩でも
その一歩で未来が
大きく変わる
さあ、みんなでふみだそう
私たちの未来のために
その一歩で大きなあしあと
残していこう
大切な人の幸せを願うこと
命の尊さを理解すること
平和とは何なのか考えること
平和な今に感謝すること
そして 未来の平和をいつまでも
希求し続けること
長崎県立長崎北陽台高等学校
寺田 実希子
テレビで見た。
この世界には
戦争を生き甲斐にしてる子供達が
たくさんいるということ。
先生から聞いた。
この世界には
一年に一度でいいから
平和な日が来てほしいと
願っている人がいるということ。
本で読んだ。
この世界には
まだ核を保有している国が
あるということ。
どんなに平和を思っても、
どんなに平和を願っても
その気持ちが届かないのならば
届くまで私は、平和を訴え続ける。
己の如く人を愛せよ
長崎県立長崎西高等学校
落 友恵
人の如く己を愛せよ
自国の如く他国を受け入れよ
他国の如く自国を認めよ
生の如く死を受けとめよ
死の如く生を重んじよ
あの子たちの未来
長崎県立長崎西高等学校
安永 美穂
生きたい
生きたい
と思って死んでいった
あの子たちの未来を
今、私たちが
生きている
何ができるか?何をすべきか?
一歩一歩 ふみしめて
一瞬
長崎県立長崎西高等学校
築地亜希乃
1945年8月9日・・・10 時 50 分
私は自分の部屋で机の上にある十円玉をじっとにらんでいた。十円玉は今日のお小遣いだ。
・・・アイスキャンディーが食べたい・・・が、駄菓子屋さんの水あめも魅力的・・・。
突然、下から私を呼ぶ声がきこえる。「みよちゃーん、お昼何が食べたーい?」何でもいいーと
適当に返事をすれば、ぶつぶつと文句を言う母の声。こちらは今、それどころじゃない。
窓から庭をのぞけば兄がバッドで素振りをしている。父は隣でスイカを食べながら楽しそうに
見ている。外は暑いのだろう、兄の顔が真っ赤っかだ。おじいちゃんとおばあちゃんはいつもの
散歩かな。タマはまた、木の上でお昼寝だ。
・・・おっと、いけない。私は机に向き直り、腕組みをして考える。・・・チク・タク・チク・タク
・・・右ほほを汗がツツーッと流れた。・・・よしっ!十円玉を握りしめ、私はぱっと立ち上がる。
時計はちょうど11時。ドタバタと音をたてながら階段を降りていけば、台所からは、母が何事かと顔
を出す。「駄菓子屋行ってくる!」「ごはんの時間までには帰ってくるのよー!」「分かってるって!」
お気に入りの赤いサンダルはいて、勢いよく、引き戸を開ける。せみの声が一斉に家の中に入ってき
て玄関が急に賑やかになる。太陽の光がまぶしい。うわぁ・・・、ほんとうに今日は暑い
・・・私はふっと空を見上げる。遠くの空のかなたでなにかがぴかっと光った気がして、一瞬にして、
目もくらむような真っ白の光が、どっと空をおおったー
・・・カチッ・・・―・・・時計の針は11時2分・・・―
10
藤樫 牧子(ピアノ)
七澤 清貴(ヴァイオリン)
東京藝術大学付属音楽高校、東京藝術大学を経て、パリ・エコールノルマルとすべ
て首席で卒業。スイス ローザンヌでロスタルコンクール第1位。以後、スイスビ
エール市交響楽団にコンサートマスターとして在籍。帰国後、神奈川フィルハーモ
ニー管弦楽団でコンサートマスターを 20 年間務める。現在は主要なオーケストラ
の客員コンサートマスターやソロ・室内楽で全国的に活躍。アンサンブル・ソノー
ル Tokyo 代表。長与町では、2000 年・第1回目の「平和コンサート in ながよ」か
ら毎回音楽総監督を務めている。
秋津 智承(チェロ)
僧侶でまたチェリストとして、広島を本拠にコンサートやセミナーの主宰を多く手
がける。桐朋学園大学、ボストン・ニューイングランド音楽院を卒業。これまでに、
故齋藤秀雄、故井上頼豊、安田謙一郎、ローレンス・レッサー氏らに師事。第 46
回日本音楽コンクール第 2 位、第 8 回チャイコフスキー国際コンクール第 7 位入賞。
仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団の
客演首席奏者を歴任。平成 8 年広島県「エネルギア音楽賞」を受賞。現在、大阪相
愛大学、広島音楽高校、桐朋学園「子供のための音楽教室」広島教室講師。公式ホー
ムページ (www.cello-akitsu.com)
松浦 修(指揮)
広島で育つ。東京藝術大学大学院指揮科、アメリカ・ボールステイト大学大学院指
揮科、イギリス・英国王立音楽院指揮科を修了。 ’05 年から国外、国内各地のプロ
オーケストラと演奏活動を開始。これまでにボーンマス交響楽団、小澤征爾音楽塾
オーケストラ、マンシー交響楽団、広島交響楽団、東京ニューシティ管弦楽団、名
古屋芸術大学管弦楽団、芸大フィルハーモニアを指揮。文化庁による本物の舞台芸
術鑑賞で九州公演を行った他、ショパン国際ピアノコンクール in Asia 受賞者ガラ
コンサートの協奏曲伴奏を行った。’09 年 4 月より東京藝術大学附属音楽高校の講師、
また、すみだトリフォニーホール・ジュニアオーケストラの指導にも携わっている。
ピアニストとしては広島交響楽団とグリーグのピアノ協奏曲を協演。指揮をコリン・デイビス、ジョージ・
ハルスト、コリン・マタース、レオナルド・アーサートン、小林研一郎、尾高忠明、松尾葉子、小田野宏
之、田中良和の各氏に師事。東京都在住。
活水女子短期大学音楽科卒業。田中強子、松尾洋子の各氏に師事。
第 12 回長崎県新人発表講演会に出演。’92 年「非核非戦のつどい」にてカンタータ
「戦争にいのち奪われたあなたがたよ」長崎初演で合唱・オーケストラ・琴と
共演。’96 年、’97 年、合唱曲の CD 録音に伴奏ピアニストとして参加。
現在、コーロあやめのピアニストとして、各地で演奏。指方 浩氏の合唱曲初演に
携わり、新曲の伴奏譜作曲も手がけている。
濵砂 由美子(フルート)
上野学園大学音楽学部器楽学科フルート専門卒業。フルートを藤原みか、三上明子
の両氏に師事。東京都ムラマツフルートデビューリサイタル、長崎県新人演奏会、
ながさき若い芽のコンサート、長崎洋館コンサート、九州電力ふるさと音楽便、な
がさき音楽祭など多数の演奏会に出演。九州各地でジャンルにとらわれない演奏活
動を展開する。また中学、高校吹奏楽部などで後進の指導にも力を入れている。現在、
活水高校非常勤講師、OMURA 室内合奏団団員、長崎県音楽連盟運営委員、長崎県
ボランティア協会会員。長崎市在住。
菅家 恭子(「子どものための弦楽器講座」ヴァイオリン指導)
武蔵野音大卒、オーストリアのリンツ・ブルックナーオーケストラ団員として演奏
する傍ら、ザルツブルグモーツァルテウムにて学ぶ。帰国後は長崎交響楽団、長崎
室内楽協会のコンサートマスターとして数多くのコンサートに出演。現在、長崎室
内楽協会会員、ジュニアオーケストラながさき講師、OMURA 室内合奏団団員。
齊藤 享(「子どものための弦楽器講座」ヴァイオリン指導)
4歳よりヴァイオリン、12 歳でヴィオラを始める。
国際スズキ・メソード音楽学院卒業。
1992 年フィラデルフィアに留学。
グレン・ドーマン博士の人間能力開発研究所にてヴァイオリン指導も行う。
これまでに安田広務、鈴木鎮一、ジュリアン・マイヤー、松村英夫の各氏に師事。
1996 年スズキ・メソード長崎支部を開設、子ども達の指導にあたる。
OMURA室内合奏団に所属。長崎市在住
池田 晴子(「子どものための弦楽器講座」チェロ指導)
武蔵野音楽大学弦楽器専攻卒業。
チェロの指導及び、弦楽器アンサンブル等の指導をしている。
諫早市在住。
西川 浩(「子どものための弦楽器講座」指揮)
1934 年長崎市に生れる。5歳の時、父からヴァイオリンの手解きを受ける。長崎西
高等学校を経て、國學院大学文学部史学科を卒業。公立中学校教諭、音楽科担当。
弦楽合奏・合唱・吹奏楽・マンドリン合奏等指導。その間長崎県吹奏楽連盟理事長・
九州吹奏楽連盟副理事長を歴任。嬉里郷在住。
町田 育弥(作曲)
指方 浩(作曲家)
雨田 光弘(チェリスト・画家)
長崎県生まれ。大阪音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院修了。作曲を近藤圭・平
井康三郎氏、音楽指導法をコロンビア大学教授 R・ペース氏に学ぶ。長崎大学附属
中学校、活水高校で教鞭を経て、現在、指方音楽工房を主催。ピアノ・音楽指導に
あたる傍ら、東京・大阪を始め全国各地の講習会・研修会で講師を務める。日本音
楽教育学会会員。九州作曲家協会会員。長崎県音楽連盟会員。
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1963 年生まれ。桐朋学園大学作曲科卒業。在学中より室内楽のピアノ奏者、作・編
曲の活動を始め、ミュージカルなどの舞台音楽のほか、来日演奏家の公演やCD、
その他放送やコンサートのための委嘱作品を数多く手がけている。
その作品は海外でも好評を博している。
下谷作曲賞最優秀賞受賞。現在、桐朋音楽大学非常勤講師。
1935 年、東京都生まれ。
桐朋学園大学卒業。日本フィルハーモニー交響楽団に入団、のちフリーのチェリス
トとして活躍。同時に画業ではその才能を発揮、酒脱な猫の絵で人気を博す。
『音楽をやるにも、絵を描くにも、他の人の体験を理解するにも、自分自身の本当の体
験が大切』
という雨田氏の絵には、
それぞれの想いが現れ見る人の心を和ませてくれる。
「平和コンサート in ながよ」では、平和を希求するコンサートの意義に賛同してい
ただき、毎回楽しい猫の絵を提供していただいている。
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セロ弾き智承とその仲間たち
本日のメンバーは、私、秋津智承の元門下生、及びセミナーへの参加者の中から、被爆 60 年の年を皮切り
に毎年開催している、広島での平和コンサートのメンバーです。
このコンサートに向けては、4 日ほど寝食を共に合宿をして、
「づけ」という儀式?のような練習を毎朝行なっ
て、合奏の基本であるハーモニーがきれいに響くようになることを目指しています。
やはり合宿をして音楽以外の面でのそれぞれの個性をお互いが認め合い、また協調性を生む時間が必要だ
と思います。ですので、「常連さん」が増えると話が早い! あうんの呼吸というところまでいければ、音
楽に自由さや融通さが出てきて、本番が楽しいものになっていくわけです。いちいち「今のはちょっと早い、
とか、もう少し待って!」等と、ことばで説明しないと判らないのでは、本番のステージの上では、どう
にもならないことになりますから。
実は、今回の公演は私が長与の役員の方に、我々の団体をいつかこちらに呼んで下さい!とラブコールを
送っていたのがようやく実現して漕ぎつけたものなんです。
さあ、今日はどういう演奏になるのか、楽しみにしていて下さい。
(秋津 智承)
チ ェ ロ 秋津 智承 宮城 健 竹本 聖子 宮本 隆一 河田 夏実 森保 信吾
ソプラノ 秋津 智子
宮城 健(チェロ)
桐朋学園大学卒、同大学研究科修了。
第 3 回全日本ビバコンクール 5 位入賞。
2000 年ワールドチェロコングレスに
参加。これまでに、故徳永兼一郎、
山崎伸子の両氏に師事。ザルツブル
グのマスタークラスにてワルター・
ノータス氏に、またウィーンにてミ
クローシュ・ペレーニ氏に師事。国内の主要オーケストラ
の客演首席などを歴任後、2006 年より 3 年間山形交響楽
団首席奏者を務める。
宮本 隆一(チェロ)
東京音楽大学卒。第 8 回日本アンサ
ンブルコンクール室内楽部門 優秀
演奏者賞。全音楽譜出版社賞を受賞。
レインボー 21 コンサートに出演、プ
ロジェクトQ第5章に参加。
これまでに、秋津智承、苅田雅治、
ドミトリー・フェイギンの各氏に師
事。ゲオルク・ファウスト、ルドヴィート・カンタ、ルイス・
クラレット、パノハ弦楽四重奏団のマスタークラスを受
ける。現在、東京音楽大学大学院、科目等履修生。
竹本 聖子(チェロ)
福岡県出身。東京音楽大学卒業、同
大学院修了。現在、オーケストラや
室内楽等の演奏活動を行う他、渋谷
教育学園、magico 音楽教室にて指導。
チェロを秋津智承、堀了介、D. フェ
イギンの各氏に師事。
河田 夏実(チェロ)
東京芸術大学付属音楽高校を経て、
同大学卒業
1991 年 東 京 文 化 会 館 新 人 オ ー デ ィ
ション合格。1992 年バリオホールに
て初リサイタル開催、好評を博す。
国内・海外のマスタークラスやセミ
ナーに積極的に参加し研鑽を積む傍
ら、1994 年から6年間にわたり、大倉山記念館にてデュ
オコンサートを企画・開催。毎回多彩なプログラムに意
欲的に取り組みレパートリーを拡大。
また劇団四季をはじめ数々のミュージカルにて演奏したこと
からクラシック以外の音楽にも興味を持ち、多くのアーティ
ストのレコーディングやコンサートに参加。1999 年にピア
ノの太宰百合とユニット「ROSE SOURCE」をたちあげ 2
枚のCDをリリース。現在フリーでソロ、オーケストラなど
で活動するほか、大学のオーケストラ指導も行っている。
松下修也、(故)堀江泰、堀了介、林峰男、嶺田健の各氏
に師事。
秋津 智子(ソプラノ)
森保 信吾(チェロ)
大学の音楽サークルでチェロを始め
る。1999 年、秋津智承氏主宰のチェ
ロアンサンブルセミナー参加をきっ
かけに同氏に師事。広島市安佐北区
の願船坊で開催されたゆく年くる年
に出演。
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広島大学教育学部音楽教育学(声楽
専攻)卒業。同大学専攻科修了。
在学中に同大学定期演奏会にソリス
トとして出演。岡山県新人演奏会に
出演。
声楽を奥田誠、枝川一也、佐竹由美
の各氏に師事。
現在、広島・岡山を中心に演奏活動を行っている。現代
音楽グループ「アンサンブル・アッカ」メンバー。
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平和コンサートinながよフィルハーモニー管弦楽団
「平和コンサートinながよ」のために結成されるオーケストラで、今年も5月から猛練習を重ねてきまし
た。指揮者やコンサートマスターの的確な指導のもと、気持ちを一つに、同じ想いを持って音楽という和
を作りあげていきます。お互いの音を聴きながら調和をはかることがとても大切です。
オーケストラに参加して頂いているメンバーには、
「子どものための弦楽器講座」の講座生も7名参加し
ており、大人たちの真剣な姿を見ながら日々成長しているその姿は、頼もしいかぎりです。
平和コンサートのために結成されるこのオーケストラも、今年で第11回目を数え、絆は回を追うごとに深
まっています。指揮者に松浦 修さんをお迎えしての今年の演奏曲目は、TVドラマでも話題となった
ベートーヴェンの交響曲第7番。どうぞお聴き下さい。
指 揮
松浦 修
コンサートマスター
七澤 清貴
ヴァイオリン1st
奥村 美紀 小鍛冶美恵子 梶 礼華 小山 晶 小川 実里
藤野 光希 品川 達宏 冨田 夏帆 武田 佳明 武田 直久
林 萌英 渕上康一郎
ヴァイオリン2nd
久原有希子 末竹 宏和 隆杉 正和 隆杉真理子 中村貴美子
野田 若菜 星野 光美 松崎 千草
ヴィオラ
岡本 昭 岡本 信恵 梶 耕輔 西本 律子 山口 真由
チェロ
秋津 智承 宮城 健 河田 夏美 竹本 聖子 倉田須和子
福田 有里 村田 静菜 吉田 紀子
コントラバス
中村 哲 中村 陽子 福田 一毅 藤本 愛子
フルート
濵砂由美子 三澤絵里子
オーボエ
小柳 絢子 鈴木 圭介
クラリネット
梶 愛 後藤 朋美
ファゴット
吉村 香 池田 祐希
ホルン
森 幹也 西川佳奈子 笹口 英士
トランペット
濱田 一志 酒見 良介
ティンパニ
喜々津裕美
「平和コンサートinながよ」裏方衆
奥村 一弘 池田 昇平 和泉 嘉彦 梶 耕輔 北野 靖之 毛屋 惠子 島 典明
髙橋 邦子 中野スエ子 中野 都 中村 哲 中村貴美子 永間 崇義 西川 浩
西川小夜子 平野 義久 古巣 義一 細田 浩子 堀 将大 牧田 常雄 松尾 美紀
松本 英俊 松本 廣 村山 和聰 本村 理 森 幹也 山口フジエ 芳田 眞一
渡辺到紫子
(照明・音響・舞台)
田縁 孝晴 松崎 健市 池田 京子
(表紙イラスト)
ひとみ
木村 瞳子
長与町生まれ、在住。
2002年 長崎県日本画展大賞、2004年 同展優秀賞受賞。
2003年 名古屋芸術大学美術学部日本画専攻卒。
卒業制作にてAWARD from University of Brighton 受賞。
2007年県展 NBC賞受賞。
日本画を描く傍ら、絵本をつくる。装画の仕事に、「小説彦山の月」「牧師の涙」がある。
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平和の風
合唱団
七澤清貴
ヴァイオリン
ミニコンサート
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子どものた めの弦楽器講座
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「平和コンサー ト in ながよ」
フィルハーモ ニー管弦楽団
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