作成:東京都立小児総合医療センター 総合診療科・ER 外来 腹痛があるとき 腹痛がある □ものすごく痛がる □数時間前よりだんだん痛がるようになった □10 分おきに痛がったり、治ったりを繰り返す □同じ場所をずっと押さえている □不機嫌に泣いている、泣きやまない □血便が出た □睾丸を痛がる □思春期(中学生くらい)の下腹部痛 1つでも当てはまる 診療時間外でも すぐに受診を 1つも当てはまらない 通常の診療時間にかか りつけ医受診を 参考資料:こんなときは、どうするの?(小児救急看護認定看護師会) 作成:東京都立小児総合医療センター 総合診療科・ER 外来 腹痛のホームケア 1. お腹をさする・排便を促す 子どもの腹痛の原因で最も多いのが便秘です。普段の排便週間を把握し、数日間便 が出ていなかったり、排便があっても少量だったりした場合は、排便を促してみま しょう。 赤ちゃんだったら、まずはお腹のマッサージや綿棒で肛門を刺激してみて下さい。 幼児以降であれば、浣腸をしてみても良いでしょう。 便秘解消のために、普段から水分を促す、食物繊維を多く含む食材を摂取する事も 大切です。 2. 子どもが好む姿勢で休ませる 一般的には前屈させてお腹の緊張を解くような姿勢が楽になりますが、子ども自身 が好む姿勢で休ませてあげましょう。 3. あまり痛みが強い場合、数時間痛みが続く場合は受診 子どもが急に腹痛を訴え、泣きだしたりする事もあります。しかし、しばらくする とケロッと良くなってしまうような場合は上記のケアで対応してみて下さい。 強い腹痛が数時間続く、または乳幼児で間欠的(10 分おきなど)に不機嫌を繰り 返すような時には、医療機関を受診して下さい。 *腹痛の際は、症状が悪化傾向でないか、脱水の進行はないかを注意しながら 観察する事が大切です。 参考資料:こんなときは、どうするの?(小児救急看護認定看護師会)
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