汚染土壌と地下水の修復技術材料フォーラム 2015 年の年頭に、中国環境保護部は農業用地と建設用地を重点地区として、用地使用に際する汚染物質の基準評価や土壌環境の調査、測定、評価、修複等技術規制を策定していく方針を表明しています。「土壌汚染防止法」など関連法令の策定を急ピッチで進め、汚染場の処理時に発生する環境汚染等の副作用へのリスク管理にも配慮しつつ、土壌汚染の処理に係るモデル事業を含めた修復事業を着実に実施するとしています。また、2015 年において、中国全土における地方都市 30 カ所に対して重金属の汚染処理を支援するために、中央政府財政から約 28 億元の補助金を給付することを公表しました。一方で、多数の処理事業を実施している中で、環境へのリスク管理や修復工事の技術など様々な状況に対応する知識・経験が欠如しているという問題が顕在化しています。特に、中国国内で多く活用されている重金属固定化技術、有機化合物の加熱脱着技術、ガス吸引技術、修復時に使用する薬剤及び機器などは多くの問題があります。そこで日本貿易振興機構（JETRO）は、このような問題について日中間の汚染土壌及び地下水の修復に係る技術交流を促進し、引いてはビジネス上の貿易・投資の拡大のために、上海東浩蘭生国際服務貿易（集団）有限公司、上海市環境工程設計科学研究院有限公司、上海汚染場地修復工程技術研究センターと共同で、本フォーラムを開催することとなりました。皆様のご参加をお待ち申し上げております。記時間： 2015 年 11 月 3 日（火）13：30～16：30 場所：国家会展中心（上海）１ホール・ジャパンパビリオン B118 （青浦区崧澤大道 333 号）主催：日本貿易振興機構（JETRO）上海東浩蘭生国際服務貿易（集団）有限公司上海市環境工程設計科学研究院有限公司上海汚染場地修復工程技術研究センター協力：上海市環境科学学会、上海市工商連合会環境保護産業商会後援：上海市環境科学研究院言語：日本語、中国語（日⇒中逐語通訳）参加規模： 100 人式次第時間＜第一部＞ 13：30～13：40 内容講演ごあいさつ日本貿易振興機構上海代表処小栗道明・所長 13：40～14：00 「中国の重金属汚染土壌における固定化技術の応用と問題」上海市環境工程設計科学研究院有限公司（上海汚染場地修復工程技術研究センター）羅启仕副総経理/常務副主任 14：00～14：30 「日本の土壌・地下水汚染の修復剤と利用上の注意点」北九州市立大学環境技術研究所伊藤洋副所長 14：30～14：50 「中国の土壌・地下水の修復剤の現状とニーズ」上海市環境科学研究院（国家環境保護都市土壌汚染コントロール及び修復工程技術センター）付融氷主任 14：50～15：30 日本企業による自社製品・技術・設備・サービスの紹介（時間：10 分/1 社）「地下水修復設備の紹介および当社の土壌環境事業の取り組みについて」住化分析技術（上海）有限公司土壌環境部仇启涵「植物原料による六価クロム土壌汚染環境復元資材」株式会社 TOWA 建設企画開発事業部室山雅彰・取締役「土壌・地下水の重金属汚染対策技術」浙江天菱機械貿易有限公司倪励「日本開発の先進的な薬剤の紹介」＜第二部＞ 15：30～16：30 上海速宜環境科技有限公司吉田憲幸・董事長パネルディスカッションセッション１：「修複技術」（30 分）モデレータ：上海環境工程設計科学研究院有限公司（上海汚染場地修復工程技術研究センター）羅启仕副総経理/常務副主任セッション２：「修複剤」（30 分）モデレータ：上海市環境科学研究院（国家環境保護都市土壌汚染コントロール及び修復工程技術センター）付融氷主任参加来賓：北九州市立大学環境技術研究所上海市環境科学研究院上海汚染場地修復工程技術研究センター住化分析技術（上海）有限公司株式会社 TOWA 建設浙江天菱機械貿易有限公司上海速宜環境科技有限公司日本参加企業の紹介：住化分析技術（上海）有限公司住化分析技術(上海)有限公司(SAES)は、2007 年 5 月上海市内に設立しました。当社は「お客様の秘密厳守」を基本に「迅速(Speedy)」「正確・高精度(Accurate)」「高度な技術 (Excellent)」で「お客様に満足いただけるサービス(Service)」に努めています。さらに「地域に密着した技術開発と技術提供」をコンセプトに掲げ、産業分野、地域を問わず、有機、無機化合物の組成分析、化学品原材料分析、微小異物分析、工場トラブル原因究明・対策のための分析、環境分析など広範囲な分析業務を承っています。当社は 2009 年に中国合格評定国家認可委員会実験室認可証書「 CNAS 」（ISO/IEC17025:2005 に基づく試験所認定)、および資質認定計量認証証書「CMA」にて電子部品、環境等に関連する認定を受け、2010 年に輸出入商品検査鑑定機関資格証書を所得しました。これら認定によって当社の信頼性の高さが実証され、輸出入検査鑑定に関しても、幅広いサービスによるトータルソリューッションを提供しています。株式会社 TOWA 建設北海道旭川市にある弊社は、新築注文住宅・新築マンション・リフォームなどを手掛け、北国の暮らしに適した高密度・高断熱の快適な居住空間を約束する「こだわりの家づくり」を実現し、確かな技術とコスト対策も安心して任せられるパートナーとして、たくさんの皆様に支えられ、おかげさまで２５周年を迎える建設会社です。「快適な暮らし」を実現するためには「良い環境」がなければ決して「快適な暮らし」とは言えない事を２０１１年３月１１日の東日本大震災から学び、「良い環境の上に成り立つ快適な暮らし」を実現させるため環境事業に着目し、土壌汚染の浄化に関する研究開発を進めた結果、「植物由来の土壌汚染環境復元資材」の開発に成功いたしました。現在、札幌市に企画開発事業部札幌分室を設置し環境資材の研究開発を行っております。北海道の植物由来原料を使用した人や自然環境にとても優しい「土壌汚染環境復元資材」です。植物由来原料を使った従来の「六価クロム還元資材」は、「還元速度が遅い」ことが欠点でした。弊社はこの課題解決に取り組み研究を重ねた結果、従来製品よりも迅速に還元可能な新しい植物由来の資材開発に成功しました。「六価クロム還元剤」のうち、最も代表的なものとして化学薬品である「二価鉄」があります。この還元剤は、空気中や水中に含まれている「酸素」によって酸化されやすく、還元能が低下するといった欠点があります。弊社が開発した製品は空気酸化されにくく、二価鉄に比べてきわめて安定しています。このため、土壌中に長期間安定して存在し、六価クロムの再生成を抑制することが期待できます。散布するのみで誰でもが土壌汚染を無害化することができる安全、安心な「土壌汚染環境復元資材」です。浙江天菱機械貿易有限公司三菱マテリアルグループは、銅の製錬・銅関連商品を中心とした非鉄事業、セメント製造・セメント関連商品事業、切削工具などの超硬工具に代表される加工部品事業、シリコンウエハーなどの電子材料や電子デバイス等の電子材料事業を行っています。環境関連では、各事業の特徴を生かした、最終処分場を必要としない資源リサイクル事業や環境に優しい製品作りに取り組んでいます。また、過去の鉱山経営で培った排水・汚泥処理技術や各工場の排水処理技術、土壌浄化技術は、自社だけでなく、多くのお客様にご提供させていただいています。これらの技術、サービス、ノウハウを提供し、中国の環境改善のお手伝いができればと思っております。土壌浄化技術・重金属排水処理技術：特殊な材料を必要とせず、完全かつ安価にそして確実に処理することが可能。上海速宜環境科技有限公司本社は日本北九州市。技術提携先は、北九州市立大学環境国際工学部、新日鉄住金グループの日鉄住金環境（世界５００強）。重金属処理（土壌、地下水、工業排水、鉱山排水、鉱山スラグ、飛灰、工業汚泥、底泥）に関する薬剤の製造・販売。土壌・地下水の浄化・対策事業。日中共に実績多数。以下の組織と MOU を締結済み。・上海市环境科学研究院・华东理工大学（国家环境保护化工过程环境风险评价与控制重点实验室）・上海市环境工程设计科学研究院有限公司（上海污染场地修复工程技术研究中心）重金属吸着材（亥德赛©、施矿秀©、固林秀©）、液体不溶化材、脱水材、凝集剤、固化材。・二次汚染がない：天然鉱物などが原料であるため。・コストパフォーマンスが高い：処理能力が高いため、添加量も少なくて済む。・安定性が高い：①施工時の安定性、②長期的な安定性（根拠となる論文多数）・活用範囲が広い：水処理、吸着層工法などで活用できる。・複雑な条件に対応可能：複合汚染など。オーターメイドに設計できる。・信頼度が高い：日本での公共事業において長年の採用実績多数。